天皇賞秋 データ予想と傾向分析~過去データと消去法

【天皇賞秋のデータ予想】
▼本日は、伝統のG1、天皇賞秋の狙い目を、私(ブエナ)の切り口で考察してみたいと思います



【天皇賞秋データ】 過去20年分のデータ集計(2000~2019)
(ブエナ調べ。マツリダ予想からの引用も一部アリ)


▼まず歴代の勝ち馬と騎手 一覧
2019年 アーモンドアイ(牡5)ルメール
2018年 レイデオロ(牡5)ルメール
2017年 キタサンブラック(牡5)武豊
2016年 モーリス(牡5)ムーア
2015年 ラブリーデイ(牡5)浜中俊
2014年 スピルバーグ(牡5)北村宏司
2013年 ジャスタウェイ(牡4)福永祐一
2012年 エイシンフラッシュ(牡5)Mデムーロ
2011年 トーセンジョーダン(牡5)ピンナ
2010年 ブエナビスタ(牝4)スミヨン
2009年 カンパニー(牡8)横山典弘
2008年 ウオッカ(牝4)武豊
2007年 メイショウサムソン(牡4)武豊
2006年 ダイワメジャー(牡5)アンカツ
2005年 ヘヴンリーロマンス(牝5)松永幹夫
2004年 ゼンノロブロイ(牡4)ペリエ
2003年 シンボリクリスエス(牡4)ペリエ
2002年 シンボリクリスエス(牡3)岡部幸雄
2001年 アグネスデジタル(牡4)四位洋文
2000年 テイエムオペラオー(牡4)和田竜二



▼所属
美浦(関東馬)
8-7-5-97
単勝回収率 33%
複勝回収率 51%
連対率 13%


栗東(関西馬)
12-13-15-215
単勝回収率 88%
複勝回収率 59%
連対率 12%


はい。
関東馬も関西馬も、連対率では互角です。
ほとんどのG1では関西馬が優勢になるんですが、天皇賞秋は関東馬も頑張っています。

天皇賞春でも関東馬が頑張っており、なぜか天皇賞では、春も秋も、関東馬の連対率が高いという印象です。

関東馬の回収率が低いのは、「関東馬は人気薄があまり来ない」ということです。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼関東馬1~5番人気
8-5-1-14
単勝回収率 138%
複勝回収率 87%
連対率 46%


はい。
G1では珍しく、「人気の関東馬狙い」で、利益を出しやすいレース。それが天皇賞秋。

ほとんどのG1では、「人気の関西馬狙い」が、私ブエナのセオリーですが、天皇賞秋では関東馬でも十分に勝負になる印象です。

尚、天皇賞秋の関西馬は、なぜか人気馬があまり信用できず、中穴馬の回収率が高くなっています。

なので、「人気の関東馬を軸に、ヒモは関西馬の中穴」という馬券構成も、なかなか効果的だと感じます。



▼年齢データ
4歳馬
10-9-7-66
単勝回収率 61%
複勝回収率 85%
連対率 21%


3歳馬
1-3-3-20
単勝回収率 24%
複勝回収率 78%
連対率 15%


5歳馬
8-7-8-79
単勝回収率 150%
複勝回収率 73%
連対率 15%


6~8歳馬
1-1-2-108
単勝回収率 10%
複勝回収率 11%
連対率 2%


はい。
過去データでは、「4歳⇒3歳⇒5歳」の順番に信頼できる印象です。

ほとんどのレースでは、4歳馬が最も期待値が高くなりやすいので、これは問題ないとして、
天皇賞秋は、「3歳馬」が、意外とあなどれない。
3歳馬が、2~3着に食いこむことが多い印象です。

尚、6歳になると急激に連対率が下がり、厳しくなります。
カンパニーが8歳で優勝していますが、これは例外中の例外。
カンパニー以外の7~8歳馬は、壊滅しています。



▼人気別データ
1番人気
10-4-2-4
単勝回収率 140%
複勝回収率 106%
連対率 70%


2~3番人気
2-7-6-25
単勝回収率 24%
複勝回収率 67%
連対率 23%


10~18番人気
1-2-3-149
単勝回収率 48%
複勝回収率 32%
連対率 2%


はい。
天皇賞秋は、1番人気が強いです。
昔は、天皇賞秋と言えば、1番人気が勝てないレースでしたが、2000年からのデータでは、かなり1番人気の成績が優秀です。

その一方で、2~3番人気の成績がイマイチ。
中穴馬の成績が良い。

そして、10番人気以下の大穴も、たまには来るんですが、あえて狙っていくほどの狙い目はないような気もします。

オーソドックスに、「1番人気から中穴馬へながし」という戦略でも、好配当が取りやすいレース。それが天皇賞秋。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼前走クラスデータ
前走 G1~G2
19-19-18-237
単勝回収率 71%
複勝回収率 56%
連対率 13%


前走 G3以下
0-0-2-28
単勝回収率 0%
複勝回収率 55%
連対率 0%


前走 海外
0-1-0-4
単勝回収率 0%
複勝回収率 26%
連対率 20%


はい。
天皇賞秋は私ブエナの場合、前走G1かG2を使った馬で、馬券を構成していく感じにしています。

前走G3以下は、過去データでは連対率0%。
これはちょっと狙いにくい。

あと、「前走が海外」
これはなかなか判断に迷うところですが、「人気になって惨敗」というケースが多々あり、あまり信用できない。
前走海外組は、今後もデータ分析する必要がありそうです。

尚、前走が地方のアグネスデジタルが1勝していますが、これはあまりにもレアケースなのでデータから除外します。



▼前走レースデータ
前走 宝塚記念
4-5-3-28
単勝回収率 27%
複勝回収率 72%
連対率 23%


前走 札幌記念
3-1-2-20
単勝回収率 433%
複勝回収率 117%
連対率 15%


前走 京都大賞典
3-2-1-30
単勝回収率 25%
複勝回収率 36%
連対率 14%


前走 毎日王冠
6-4-9-91
単勝回収率 58%
複勝回収率 52%
連対率 9%


はい。
天皇賞秋の臨戦過程としては、ぶっつけ本番の馬が、連対率が高い傾向にあります。

「宝塚記念からの直行」「札幌記念からの直行」
この2パターンは、警戒ですね。

前哨戦としては、京都大賞典と毎日王冠は、ほぼ互角。
数は少ないですが、神戸新聞杯からの3歳の参戦も侮れません。

厳しいのは、「前走オールカマー組」
連対率は5%しかない。
期待値的には、オールカマー組は、やや狙いにくい印象です。



▼レース間隔・休み明けデータ
半年以上の休み明け
0-1-1-15
単勝回収率 0%
複勝回収率 28%
連対率 6%


はい。
先ほども書きましたが、天皇賞秋は「ぶっつけ本番」の馬が活躍します。
なので、レース間隔についてはあまり神経質にならなくても良いかと思います。

ただ、「半年以上の休み明け」になると、連対率が下降してしまう印象です。



▼ということで本日は、天皇賞秋のデータについて、私ブエナの独断と偏見で分析してみました。

基本的に、近年の天皇賞秋は1番人気が強いので、無理に逆らう必要はない感じになっています。

私の場合は、 1番人気がある程度信頼できそうなら、「1番人気から、中穴馬へ」という馬券構成で、中穴馬券を狙っていくことが多いです。

ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




私(ブエナ)の天皇賞秋の買い方

▼では実際に、私ブエナが天皇賞秋で馬券を取ったレースについても、考察してみたいと思います。

まず、 2016年の天皇賞秋。

1着 モーリス(1番人気)
2着 リアルスティール(7番人気)
3着 ステファノス(6番人気)



はい。
このレースは、マツリダ予想を使っている人は、◎○▲の決着だったので、比較的簡単に三連複7430円を的中したと思います。

ここはデータ的にも取りやすいレースだったので、まずはこのレースから考察してみます。



▼オッズは混戦模様でした。

モーリスはここまで、マイル前後で活躍してきた馬で、いきなりG1で2000メートルはどうなのか?

競馬ファンも、距離を心配していたので、実績の割にはあまりモーリスの馬券は売れませんでした。



▼代わりに売れたのが、海外帰りのエイシンヒカリ。

香港で2000メートルのG1を勝っており、距離的には心配ない。

G1の武豊ということで、やや過剰人気でもあった印象です。

データ的にも海外帰りは惨敗が多く、ちょっと手が出しにくい状況だった。



▼私ブエナは、「人気の関東馬から、中穴の関西馬へ」

先ほども書いた通りです。

マツリダ予想の◎でもあったので、軸馬は関東馬のモーリスで問題ない。

あとは、ヒモを中穴の関西馬に流して、三連複7430円的中でした。


モーリスは、もしかしたら距離が持たずにバテた可能性もありましたが、データ的な期待値の裏付けはあったので、ここは迷わず勝負。

世界トップレベルの技術を持つ、ムーア騎手騎乗というのも心強かったです。



▼モーリスは、関東馬という以外にも、「前走 札幌記念からの直行」

先ほどデータを見たとおり、このパターンも期待値が高いです。

5歳も問題ない。8番枠もちょうどいい。

モーリスのネックは距離だけであり、バテたらあきらめるというスタンスで軸にしました。



▼馬券で回収率を上げるには、このような思い切った決め打ちが、意外と重要だったりする。

逆に、「できるだけリスクを減らして、確実性の高い馬券を探したい!」
 ↓
これをやってしまうと、どんどん期待値の低い馬券を購入することになってしまうと思うわけです。
(ブエナ経験談)



▼例えば、日本競馬の馬券で、最も確実性の高いものは「複勝」です。

「強い馬の複勝馬券」

確実性を求めると、最終的にはここに行き着いてしまう。

しかし、「強い馬の複勝馬券」で、長期的な回収率をプラスにすることは、ほぼ不可能です。私には。



▼馬券収支をプラスにするためには、20~25%の控除率を超えるほどの「オッズの歪み」を狙っていかなければならない。

そのためには、「大きめの誤差」を探す必要があるわけです。

その点で考えると、「強い馬の複勝馬券」では、オッズの振れ幅が小さすぎる。

オッズ1.1~1.3倍、みたいな小幅でオッズの歪みを探そうとしても、それは不可能に近いと思うわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼では次に、2014年の天皇賞秋。

1着 スピルバーグ(5番人気)
2着 ジェンティルドンナ(2番人気)
3着 イスラボニータ(1番人気)



はい。
ここは軸が3頭で迷うレースでした。

イスラボニータ・ジェンティルドンナ・フェノーメノですね。



▼オッズ的には、イスラボニータがギリギリ過剰人気を免れる感じの売れ行き。

マツリダ予想の◎がイスラボニータということもあり、「人気の関東馬」がデータ的にも良かったので、本命としました。

勝ったスピルバーグも関東馬で、やはり天皇賞秋での関東馬は要注意ですね。



▼フェノーメノも関東馬で迷うところだったんですが、臨戦過程が天皇賞春からのぶっつけ。

26週間もレース間隔が空いており、さすがに少し空きすぎだったかなと。

せめて宝塚記念を使っていたら、また違う結果だったかもしれません。



▼それに対して、ジェンティルドンナは宝塚記念からのぶっつけ。

18週間の休み明けという形で、データ的にも悪くない。

ジェンティルドンナ軸でもよかった印象ですが、私は三連複勝負がメインなので、軸はイスラでもドンナでも的中でした。

ただ、イスラボニータがもう少し売れていたら、過剰人気のシグナルとなっていたので、紙一重の的中だったと思います。



▼では次に、2018年の天皇賞秋。

1着 レイデオロ(2番人気)
2着 サングレーザー(4番人気)
3着 キセキ(6番人気)



はい。
このレースも、マツリダ予想で「◎△△」という決着だったので、簡単に的中できたレースでした。



▼まず、軸は2番人気のレイデオロしかない。

1番人気のスワーヴリチャードは、過剰人気シグナルが出ていたので、期待値的にスワーヴリチャードは軸にできない。

結果的に、出遅れて10着に惨敗してしまいます。

スムーズなレースができていれば、どうなっていたかわかりませんが、とりあえず過剰人気の1番人気馬は、あまり軸にしない方が、長期回収率は上げやすくなると思います。



▼レイデオロは、前走オールカマーというのが、データ的にはあまり良くなかったわけですが、「人気の関東馬」「4歳馬」ということで、迷わず軸にしました。

また、競馬で最も有利な枠順である、4番枠。

ここはレイデオロが、軸馬として最適だったと考えられます。



▼2着のサングレーザーは、「札幌記念からの直行」で、データ的には特注。

この馬も4歳馬で、確実にヒモに入れておきたい1頭でした。

鞍上のモレイラも、心強かったですね。



▼3着のキセキは、前走が毎日王冠3着という微妙な臨戦過程で、やや狙いにくい部分はあったかと思います。

ただ、キセキに関しては、全体のパワーバランスの中で、中穴狙いができれば簡単に拾える馬でした。

6番人気は、ちょうどいい中穴ですね。

ちなみにこの馬も4歳馬で、やはり天皇賞秋は、4歳馬の成績が良いことがわかります。



▼私の馬券は、「三連複2番人気ー1.3.4.5.6.8番人気」という、15点買いで、6420円がクリーンヒットでした。

このレースのポイントは、やはり断然人気のスワーヴリチャードを軸にしないことですね。

オッズを見た感じでは、多くの競馬ファンがスワーヴリチャードを軸に馬券購入しており、その分、レイデオロからの三連複のオッズが高くなったと考えられます。



▼当ブログではいつも書いていますが、「その1番人気は過剰人気か?それとも適正か?」

まず最初にこれを判断していくことが重要です。

多くの場合、単勝オッズが2倍台前半になってくると、過剰人気のシグナルが出てきます。

ただ、単勝で勝負するわけではないので、私が見るのは、三連複と馬連のオッズですね。

上位人気のオッズを見るだけでも、慣れてくれば過剰人気が判断できるので、必ずオッズを見て、1番人気の期待値を判断していくことが重要です。


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