古川吉洋騎手のデータ傾向と回収率~成績からの狙い目と買い方

古川吉洋(ふるかわよしひろ。フルキチ)ジョッキーデータと特徴

▼本日は、古川吉洋騎手のデータと狙い方・買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。



▼まず、私が2010年までさかのぼって、古川吉洋騎手のデータ(2010年~2018年1月)を見ていて感じたこと↓


・平均単勝回収率は95%と、非常に優秀。

・人気別に見ると、1~2番人気の単勝回収率91%を始めとして、本命サイド・中穴サイド・大穴サイド、まんべんなく回収率が高い。どんな馬でも力を引き出してくるイメージ

・クラス別に見ると、「未勝利戦・500万下(1勝クラス)・1000万下(2勝クラス)・G3」の単勝回収率が100%前後と、とても優秀

・ただ、上記クラスの「複勝回収率」は平凡なので、古川騎手は軸よりヒモ穴の方が、狙いやすい印象

・競馬場別に見ると、「東京競馬場・新潟競馬場・中京競馬場」で、単勝回収率100%前後の優秀な成績。左回りで直線が長い競馬場が得意なのか?

・北海道シリーズが得意なイメージがあるが、回収率的には高くない(札幌競馬場・函館競馬場では、連対率は高めだが平凡な回収率)

・競走番号別に見ると、午後の第6レース~第7レースの回収率が高い。最終第12レースの単勝回収率も高い

・年度別に見ると、勝ち星は毎年20勝~30勝で中堅クラス。しかし毎年の単勝回収率は高く、うまく狙えば非常に利益を出しやすい騎手という印象。



はい。
私ブエナの観点でデータを眺めていると、このような印象を受けました。

では、具体的に見ていきたいと思います。



▼まずは2010年からの、すべての成績を見てみます。


古川吉洋騎手データ(2010年~2018年1月)
3943レース騎乗

勝率5.6%
連対率11.7%
複勝率17.7%

単勝回収率95%
複勝回収率74%


はい。

では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。



▼古川吉洋騎手。

大きなレースでは、あまり強力なお手馬に恵まれず、どちらかというとマニア向けの騎手。

でも2017年には、テイエムジンソクという強力なパートナーと出会い、ダート界で大活躍しました。


そんな古川騎手。

馬券では儲かるのか?



▼私ブエナの印象では、

「古川騎手は、競馬ファンのイメージより、かなり回収率が高い印象。地味だからあまり過剰人気にならない。平場で単勝や1着固定でうまく狙っていくと、利益を出しやすい騎手だと思う」

という感じ。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼まず、平均単勝回収率が95%というのは、かなり凄い数字だと思う。

トップジョッキーでも、なかなかこの回収率にはならない。

この回収率が出せるのは、Mデムーロ・ルメール・田辺裕信くらいか。

目立たないけど密かにうまい。

古川騎手はそんなタイプかもしれない。



▼平均単勝回収率が95%で、「平場」に絞ると、97%まで上昇する。

私ブエナの認識では、平場というのは、レース名がついていないレース。

第1レース~第8レースに組まれることが多い。

この第1~8レースで、古川騎手の単勝を買い続けるだけで、回収率は97%になるわけです。すごい。



▼ちなみに、この第1~8レースのうち、新馬戦の回収率はなぜか悪い。

なので、

「第1~8レース」かつ
「未勝利戦・500万下・1000万下」


に絞り込むと、それだけで単勝回収率は100%前後になるわけです。



▼基本的に、単勝回収率が高い騎手というのは、人気薄を勝たせるケースが多い。

人気薄で勝てば、一発で回収率が上がるからです。

藤岡佑介騎手などは、そのタイプかと。



▼しかし、古川騎手の場合は、「人気馬でも回収率が高い」というのが、なかなか凄いと思うわけ。

1~2番人気の単勝回収率91%

これもトップジョッキーレベルの数字です。


ちなみに3番人気でも、複勝回収率は92%と優秀な数字。

古川騎手は、人気薄だけでなく、人気馬でも結果を出していると言える。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼こんなに優秀な数字なのに、なぜ、あまり良いお手馬が集まらないのか疑問。

営業が苦手なのかな?



▼とりあえず、私ブエナが古川騎手を狙うパターンとしては、

「平場」
「未勝利戦・500万下・1000万下」

この条件なら、人気に関係なく安定した騎乗を見せてくれるのが、古川騎手ですね。

多分に、私の主観も入っていますが、ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




古川騎手は、G3の単系馬券で狙う

▼古川騎手のデータについての考察を続けます。

ここでは重賞レースに絞って分析してみます。


古川騎手データ
重賞レース
2010~2018.10


単勝回収率104%
複勝回収率58%



はい。
重賞レースで古川騎手の単勝を買い続けるだけで、プラスになってしまいます。

これは非常に優秀な数字。



▼しかも、G2~G1では、ほとんどまともな馬が回って来ないので勝負にならず、大きく回収率を下げている状況で、それでもこの回収率です。

つまり、古川騎手は、「G3」での成績が素晴らしく優秀ということになります。



▼と言っても、あまりサンプル数が多くないので、そこまでの過信は禁物かもしれない。

それでも、古川騎手のG3の回収率は、

単勝回収率119%・複勝回収率64%

という感じで、人気薄で勝ち切る騎乗をしてくる騎手です。



▼古川騎手の弱点を考えるとすれば、複勝回収率の低さか。

大体どのデータを切り抜いて見ても、単勝回収率が高く、複勝回収率が低いバランスになっています。

これは、着拾いの騎乗をせず、勝ちに行くことが多いということでしょう。



▼この傾向をうまく利用すれば、古川騎手のG3で、回収率を上げていくことが可能です。

単勝はもちろん、馬単や三連単の1着固定を活用すれば、彼の単勝回収率の高さを最大限に引き出せる。



▼ちなみに、「G3で、1~3番人気」の時の回収率は、

単勝回収率127%・複勝回収率66%

という感じになります。

人気馬に乗っても勝ちに行く。その代わり、惨敗も多い。

そんな感じのデータ傾向になっています。



▼ちなみに、古川騎手のG3でも、「ダート」に絞り込むと、

単勝回収率702%・複勝回収率124%

という数字になります。

これはサンプル数がかなり少ないので、データとして活用できるか微妙ですが、古川騎手はダートが得意なのかもしれません。



▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。


古川吉洋騎手データ】2015~2020年

全レース⇒単勝回収率88%・複勝回収率67%

重賞レース⇒単勝回収率124%・複勝回収率38%

平場⇒単勝回収率85%・複勝回収率68%

特別戦⇒単勝回収率92%・複勝回収率66%

ハンデ戦⇒単勝回収率86%・複勝回収率43%

牝馬限定戦⇒単勝回収率63%・複勝回収率47%

1~2番人気⇒単勝回収率102%・複勝回収率92%

1~3番人気⇒単勝回収率93%・複勝回収率88%




▼まず、全レースの回収率は、単勝回収率88%・複勝回収率67%と、前回の集計期間と比べて、少し下がっていますが、単勝回収率の高さは健在です。

うまく狙っていけば、古川騎手は利益を出しやすい騎手になります。



▼では次に、1~2番人気での成績ですが、単勝回収率102%・複勝回収率92%と、非常に優秀な回収率になっています。

古川騎手は、人気馬に騎乗した時、しっかり集中して結果を出していることがわかります。

これだけの回収率の高さがあるのに、なぜもっといい馬が集まらないのか?

エージェントや営業力に恵まれなかったのかな。



▼というわけなので、古川騎手が1~2番人気に騎乗しているときは、軸候補になります。

単勝回収率が102%もあるので、三連単の1着固定なら、簡単に利益を出すことができると思います。

あるいは、馬単の1着固定でも、利益を出せますね。



▼また、複勝回収率も92%あるので、彼が1~2番人気の時は、三連複の軸にしておけば、簡単に回収率を引き上げることができます。

ちなみに、1~2番人気の内訳は、勝率30%・連対率50%・複勝率61%という感じになります。

2番人気まで含めてこの数字というのは、非常に優秀です。

通常は、 1番人気だけでこれくらいの数字になりますね。



▼このように、古川騎手は、人気馬での信頼度が高い騎手なので、人気の時に狙っていくのが基本になります。

ではその反面として、穴サイドの成績も見ておきましょう。


・古川騎手。6~8番人気⇒単勝回収率109%・複勝回収率85%

・古川騎手。14~16番人気⇒単勝回収率210%・複勝回収率64%



はい。
中穴の6~8番人気では、単勝回収率が109%とプラスになっています。

また、14~16番人気の大穴ゾーンでは、単勝回収率が210%にもなります。

古川騎手は、穴馬でも狙える騎手ですね。



▼ただ、これは確率の偏りを拾っている可能性があり、もう少しデータ範囲を広げてみると傾向が変わります。

・古川騎手。3~9番人気⇒単勝回収率84%・複勝回収率77%

・古川騎手。10~18番人気⇒単勝回収率89%・複勝回収率51%



はい。
データの範囲を広げると、先ほどより回収率が下がるのが分かります。

これでも優秀な部類ですが、積極的に狙っていくかというと、微妙な数字になります。

やはり古川騎手で儲けやすいのは、1~2番人気を軸にする形かなと思うわけです。



▼では次に、重賞レースの成績を見てみましょう。

単勝回収率124%・複勝回収率38%という感じで、かなり極端に単勝回収率に寄っています。

これは、2017年のシリウスステークス。メイショウスミトモで、単勝7420円を出したからです。

この一発で単勝回収率は大きく引き上がったことになります。



▼重賞レースでの狙い目は、ここでもやはり、1~2番人気。

・古川騎手。重賞レース。1~2番人気⇒単勝回収率99%・複勝回収率98%

はい。
乗鞍は少ないんですが、非常に優秀な成績です。

彼が重賞レースで1~2番人気の時、【3-3-0-4】とかなり良い成績になっていることがわかります。



▼▼では次に、古川騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。


古川騎手。クラス別データ】2016~2020年。2430レース分析

新馬⇒単勝回収率29%・複勝回収率49%
未勝利⇒単勝回収率88%・複勝回収率72%
1勝クラス⇒単勝回収率88%・複勝回収率79%
2勝クラス⇒単勝回収率83%・複勝回収率62%
3勝クラス⇒単勝回収率40%・複勝回収率43%
オープン特別⇒単勝回収率132%・複勝回収率85%
リステッド競走⇒単勝回収率47%・複勝回収率136%
G3⇒単勝回収率160%・複勝回収率49%
G2⇒単勝回収率5%・複勝回収率64%
G1⇒単勝回収率0%・複勝回収率25%
重賞トータル⇒単勝回収率133%・複勝回収率56%

牝馬限定戦⇒単勝回収率65%・複勝回収率44%
ハンデ戦⇒単勝回収率93%・複勝回収率67%
2歳3歳限定戦の1勝クラス⇒単勝回収率81%・複勝回収率117%

平場⇒単勝回収率76%・複勝回収率69%
特別戦⇒単勝回収率93%・複勝回収率71%



はい。
過去5年間の、古川騎手のクラス別成績は上記のようになります。



▼このデータから古川騎手の狙い目を考えてみると、まず、オープン特別の単勝回収率が132%と非常に優秀。

このデータ範囲で、古川騎手がオープン特別で1番人気だったら、【2-0-1-0】と完璧な成績になります。

また、2番人気でも【1-1-3-0】とすべて馬券圏内。

上述した通り、古川騎手は、1~2番人気で回収率の高い騎手ですが、オープン特別では、さらに信頼度が増します。



▼また、古川騎手のオープン特別では、人気馬だけでなく、中穴馬でも回収率が高くなります。

オープン特別の4~10番人気では、単勝回収率219%・複勝回収率121%と、大儲けできる数字になっています。



▼クラス別の数字に戻りましょう。

オープン特別以外では、特別戦の単勝回収率が93%と優秀な数字になっています。

特別戦の1~2番人気は、単勝回収率84%・複勝回収率89%と、まずまず優秀。

これくらいの複勝回収率があれば、三連複やワイドの軸にする事で、利益を出すことができます。



▼特別戦で古川騎手を狙う場合は、4~11番人気の中穴が美味しいです。

【古川騎手。特別戦。4~11番人気】

単勝回収率117%・複勝回収率67%

という感じで、単勝回収率がかなり高くなっているので、古川騎手の特別戦では、4~11番人気を単勝か、馬単・三連単の1着固定で狙えば、簡単に利益を出すことができると思います。


馬券収支が向上するサイトランキング

馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
  ↓
このユニークなサイトです。


その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
  ↓
無料だけど使える競馬情報ランキング