岩田康誠の乗り方・追い方はアリか?うまい騎手だがラフプレー。タックル。バカ?回収率

【岩田康誠の乗り方・追い方はアリか?】


※前置きとして最初に書いておきますが、私は、岩田康誠騎手のファンではないし、アンチでもありません。好きでも嫌いでもない。

単純に「馬券」を考えた時に、岩田が嫌いだからという理由だけで馬券から外してしまうと、当たるものも当たらなくなる可能性が高いと思うだけです。

馬券に、好き嫌いなどの感情は入れない方がいい、と考えているだけです。

共感してくださった方のみ、続きをお読みください。



▼2013年現在、私が思うに中央競馬の日本人ジョッキーで、「レースに勝つための技術」が、最も高いのは岩田康誠だと思います。

(注:その後、2016年は不振。2017年から少しずつ復活してきている印象。波がある騎手)


岩田騎手は、賛否両論ありますが競馬のジョッキーとしての腕は、間違いなく日本人騎手の中ではトップレベル。

特に、オルフェーヴルをジェンティルドンナで破ったジャパンカップなどは、岩田の騎乗なしではありえない勝利だったと思います。
(ラフプレーでもありましたが)

岩田康誠



▼さて岩田は、腕は素晴らしいのですが、その本能的な騎乗スタイルから、時々、ラフプレーが多くなってしまうというのも特徴です。

某ジョッキーが落馬して大きな怪我をしてしまったのも、岩田の斜行によるものです。


馬券を買っている側としては、どんな狭いところからでも抜けてきてくれるという安心感はある。

ですがその反面、狭いところを抜けるときに隣の馬にタックルしてしまったり、ぶつけていくということもやってしまうジョッキーなので、批判されることも多いです。



▼私ブエナの個人的な意見としては、「前が詰まって追えませんでした」と負けた言い訳をしてしまうジョッキーよりは、岩田騎手の闘争心の方が頼りになる気はします。
(自分の馬券の事だけを考えた場合)


ただ、レースがどうしても荒れてしまったり、ケガ人が出るような危ない騎乗というのは、やはり褒められたものではない。

スポーツとしては、もっとフェアプレーであってほしいと思いますが、私たちの目的は馬券で儲けることですから、より馬券になりやすいジョッキーを狙うということは大切です。



▼特に、G1レースなどのビッグレースでは、岩田ジョッキーは非常に頼りになります。

彼のすごいところは、人気のある馬も、人気のない馬も、関係なく持ってきてしまうという技術の高さにあります。

技術の高さはもちろんのこと、大きなレースにビビらないハートの強さもありますね。



▼ですから、好き嫌いは別として私がビッグレースで馬券を買うときには、岩田ジョッキーの馬は、なるべく無視しないようにしています。

武豊騎手などは、知名度から過剰人気になりやすいのですが、岩田ジョッキーの場合は、それほどの過剰人気にもならないので、回収率を上げやすいというメリットがある印象。
(※最近は、武豊より岩田康誠の方が過剰人気になることも多くなりましたが)



▼それから、岩田康誠騎手と言えば、あの独特な追い方。

「猿ダンス」などとも形容される独特な騎乗フォームは、遠くから見ていても、すぐに岩田ジョッキーだとわかります。


最近ではあのような尻餅をつきながら追うスタイルを、他の騎手も真似していますね。

蛯名正義ジョッキーや、幸英明ジョッキーなども最近は、尻餅スタイルを取り入れており、何気なくレースを見ていると、岩田ジョッキーが何人もいるのか?と思ってしまいます。



▼他のジョッキーが騎乗フォームを真似するぐらい、岩田ジョッキーは影響力のある騎手だということでしょう。

藤田伸二ジョッキーの本によれば、岩田ジョッキーは、漢字が読めないだけでなく、ひらがなも怪しい、と書かれていました。ユーモアだと思いますが。

天才というのは能力が突出しているので、他の能力が欠落しているということも多いのかも。
(ラフプレーも、その一環?)



▼まぁなんにせよ、岩田ジョッキーは、重賞レースやG1レースでは、非常に回収率が高くなりやすいので、なるべく馬券には入れて行ったほうが良いかと。

では、実際のデータも見てみましょう。


【岩田騎手データ】

2010~2015
5033レース分析


◆G1単勝回収率 154%

はい。
岩田康誠の最大の狙い目は、「G1での勝負強さ」

岩田騎手の場合は、その性格なのか、「クラスが上がるほど回収率も上がる」という傾向にあります。


例えば、新馬戦や未勝利戦の単勝回収率は、60%くらいしかありません。

逆に、賞金が高いG1レースでは、最大級の集中力とパフォーマンスを発揮してくる。

この辺も「ヒール」として、賛否両論出てくる原因なのかもしれません。



▼ちなみに、G2・G3だと、単勝回収率は少し落ちますが、「複勝回収率」は、G1~G3まですべて高回収率なので、

重賞レースでは、岩田を軸にすると回収率を上げやすい

と言えます。



▼また、岩田騎手の場合、「レース番号」で言えば、「10Rと11R」の単勝回収率が良くなっています。

これも上述した内容と同じで、「岩田康誠は、大きなレースになるほど勝ちに来る」という傾向にあるのかなと。



▼調教師との関係で見ると、

「矢作厩舎」と「石坂厩舎」の馬に、岩田康誠が騎乗したときは、単勝回収率が180%前後という驚異的な回収率になっています。

このあたりの理由はわかりませんが、データとして頭に入れておくと、回収率の向上につながっていくと思います。



▼ということで本日は、岩田康誠の乗り方・追い方はアリか?について、独断と偏見で書いてみました。

岩田の場合、「ハートの強さ」と「ラフプレー」が表裏一体なので、うまいのにもったいないなぁと感じることが多々あります。



▼もう少し常識的な騎乗をすれば、もっと評価される騎手だと思いますが、それをすると彼の長所もスポイルしてしまうので、難しいところですね。

とりあえずは、私たちの目的は馬券で勝つことなので、「重賞レースでの岩田騎手の勝負強さ」は、頭に入れておく必要があると思いますね。

ご参考まで。

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岩田康誠データその後の続き


▼岩田康誠騎手についての考察を続けます。

上述したように、岩田康誠ジョッキーは、日本人離れした騎乗技術で、狙いどころを間違えなければ儲かる騎手「でした」

ただ、 2016年になって、少し怪しくなってきました。



▼岩田康誠が、重賞レースを勝てなくなった。

あれだけ大舞台に強いハートを持っていた岩田康誠が、2016年の10月まで、重賞レース未勝利です。



岩田康誠2016年の重賞レースデータ

「0-5-6-44」
単勝回収率 0%
複勝回収率 67%


はい。
これではちょっと狙えない。買えない。

岩田と言えば、「何が何でも勝ちに行く気迫」が最大の武器だったのに、2016年はすっかりおとなしくなってしまいました。

2~3着ばかりなのは、勝てるレースを落としているからです。
(あくまで私ブエナの認識です)



▼重賞レースだけでなく、2016年の岩田康誠は、全般的にやはり成績を落としている。

2016年の岩田康誠データ(全レース)


「61-78-79-508」
単勝回収率 47%
複勝回収率 68%


はい。
厳しいです。全く儲からない騎手になってしまいました。



▼このような岩田康誠の近況は、それぞれの調教師の先生も認識していると思われます。

なので、岩田にはかつてのような馬質が望めなくなっているのもある。

でもそれ以上に、「勝てる馬を勝たせることができない」という状況です。



▼個人的には、岩田康誠は良くも悪くも競馬界を盛り上げてくれるので、また活躍して欲しいと思っています。

周囲から色々といわれたり、メンタル面でキツい部分もあるのかもしれません。

とりあえず2016年の岩田康誠は、馬券的にはあまり買いたくない騎手になっている状況です。



▼(つづき)

さて、年が変わったので、さらに岩田康誠のデータを見てみましょう。


岩田康誠2017年7月までの重賞レースデータ

「3-4-3-26」
単勝回収率 25%
複勝回収率 142%


はい。
単勝回収率は2016年に引き続きヤバイ状況ですが、複勝回収率はかなり優秀になっています。

複勝回収率が高いという事は、三連複やワイドの軸として岩田を活用すれば、利益を出しやすいということになる。



▼2017年、重賞レースでの岩田康誠は、

ファンディーナ
レッツゴードンキ
マキシマムドパリ

と、重賞レースをポンポンと3勝。

2016年の不振が嘘のようです。

すべて牝馬ですね。



▼また、クラレントとマイネルバイカで、2ケタ人気馬を重賞レースで馬券圏内に持ってきている。

人気薄を激走させるためには、騎手の工夫が必要になるので、この辺を見ていても岩田康誠は復活しつつあるのかなと感じます。



▼重賞レースに限らず、2017年前半の岩田康誠は、

単勝回収率 68%
複勝回収率 87%

と、明らかに2016年よりも回収率が上がっている。



▼特に、「ダート」と「特別戦」の複勝回収率は優秀で、このレース条件は狙い目だと思います。

岩田康誠。ダートの特別戦(2017年7月まで)

単勝回収率 154%
複勝回収率 121%

文句なしの成績ですね。



▼ここでさらに成績データを追加。

2017年から1018年の5月までの、岩田騎手。重賞レースデータ

単勝回収率57%
複勝回収率105%

はい。
いい感じに復活してきています。



▼ただ、やはり勝ち切れない印象。

複勝回収率は非常に優秀なんですが、勝ちに行く騎乗ができていない。

全盛期はもっと貪欲に勝利を追求していた岩田騎手。

今はやっぱりなんだかおとなしいというか、復活してきている現状ですが、2~3着が多すぎる気がする。



▼とは言え、 2018年の天皇賞春。

レインボーラインでの優勝は、岩田騎手らしい見事な騎乗でした。

直線では、馬群の中で進路がなく、厳しいところでしたが、見事にさばいて1着。

このときの迫力は、少し往年の岩田騎手に近づいていたかなという印象。

それでもまだまだ、ピーク時の迫力には及ばない感じに見えましたが。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼1番人気のボウマン騎手、シュヴァルグランが先に抜け出した所。

岩田騎手のレインボーラインは進路がなかった。

ここで全盛期なら、もっと速攻で進路を確保して追い出していたはず。

恐らく、隣の馬にぶつけてでも、進路を確保していたことでしょう。

まあそれをやって非難されたわけですから、同じ事はしないと思いますが、それくらいの気迫ならもっと楽にこのレースを勝っていたのかなと言う気もします。


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