競馬新聞の予想は当たらない?スポーツ新聞で馬券に勝つ方法?競馬記者は勝っているか

競馬新聞の予想は当たらない?
私(ブエナ)の経験則で書けば、


「競馬記者さんの知識は素晴らしいが、彼らの印通りに買っても、長期馬券収支をプラスにすることは難しいと思う」

「なぜなら、日本競馬のオッズは、現状でもまだ競馬新聞の印によって作られている面があると思うから」

「馬券収支をプラスにするには、オッズを見てから購入する必要がある。すなわち、競馬新聞の印に乗っかるのではなく、競馬新聞によって作られたオッズを見てから、自分の購入馬券を決める必要があると思うわけ」

「また、競馬記者さんは仕事だから全レースに印を付けているが、馬券を買いたくないレースもたくさんあるハズ」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼「いつも競馬新聞の記者の◎を参考にして馬券を買うのですが、プラスになりません」

というご質問をいただいたので、本日は、競馬新聞で馬券を買うことについて書いてみたいと思います。

競馬新聞



▼競馬新聞では、それぞれの記者が、独自の厩舎情報などを使って、◎を打つ馬を決めます。

実際に、現場で関係者と接している方々だけに、我々、一般人では知り得ない情報も知っているわけです。

では、競馬新聞の◎から馬券を買えば、儲かるのか?



▼これは話が別になってきます。

競馬新聞の記者の方は、自分の足で集めた情報を駆使して、◎を打つわけですが、それは、

競馬新聞の記者さんは、儲かる馬に◎を打っているわけではない」と思うわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼当ブログでも、いつも書いていますが、競馬というのは、

「オッズの裏をかく買い方」をしなければ利益は出ません。

つまり、馬券を買うときには「必ずオッズを見てから買う」ということが基本になるわけです。

これが大前提。



▼さて、競馬記者の◎の話に戻りましょう。

競馬記者は、平日に取材をして情報を集めます。

そして◎などの印を打つ。

という事は、「競馬記者さんは、印をつけるときに、オッズを見ていない」わけです。



▼というか、ぶっちゃければ、「競馬新聞の印によってオッズが決まる」と思うわけ。

という事は?


競馬新聞の印の通りに買っていても、利益を出す事は困難であると、私ブエナは考えます。

なぜなら、競馬新聞の印は、「オッズに反映されている」からです。



▼極端な話、競馬新聞の記者が全員、「大穴の馬に◎」を打ったとしましょう。

するとその馬は、大穴ではなくなり、断然の1番人気馬になってしまうわけです。



▼競馬新聞の印というのは、現在でも非常に影響力が強い。

競馬新聞の印によって、ほとんどオッズが決まってしまう印象。

だからこそ、競馬新聞「だけ」では、馬券で利益を出すことは難しいと思うわけです。



▼競馬で利益を出す基本的な買い方として、私ブエナが思う事は、


・まずオッズを見る

・「過剰人気馬」「過小評価馬」をチェックする

・そのあとで、細かいデータをチェックする



これは私のやり方ですが、このような順番になります。

競馬で負けてしまう人は、この順番が逆だったりするわけ。



▼つまり、競馬でマイナスになってしまう人は、いきなり競馬新聞を読んで、細かいデータを見てしまう。

そして自分の予想だけで馬券を買ってしまう。

オッズを見ていないわけです。


このような買い方だと、多くの場合、馬券収支はマイナスになってしまいます。
(ブエナ経験談)



▼競馬は常に、「強いのに評価されていない馬

このような馬を狙っていく必要があります。

そうしないと馬券で利益を出すことはできないからです。
(マツリダ予想より引用)



▼どんなに強い馬でも、みんながその馬の馬券を購入してしまえば、長期的には馬券収支はマイナスになります。

中央競馬の控除率は約25%

ですから、普通に馬券を買っていては、どうしても収支は少しずつマイナスになってしまうわけです。



▼この「控除率の壁」を超えるために、「オッズの裏を取る」という買い方が必要になるわけです。

競馬新聞の記者さんの情報は素晴らしいものですが、それだけを鵜呑みにして馬券を買っても、プラス収支にすることは難しい気がする。
(ブエナ経験談②)



▼競馬新聞の記者さんも、自分が印を打ったレースを、すべて均等買いしているわけではない。

「勝負するべきレース」

「見送るべきレース」

この判断は、私達競馬ファンが、自分自身でしていく必要がある。

そして、そんな「レース選び」こそが、競馬で最も重要な要素だと、私ブエナは思うわけです。



▼わかりやすく私なりに、競馬新聞の予想をまとめると、


・まず、競馬新聞記者さんの予想は、プロの取材の成果なので、素晴らしいものである

・そして、競馬新聞記者さんの予想がオッズを作る

・一方、馬券収支をプラスにするには、オッズを見てから、期待値の高い馬を買う必要がある

・ゆえに、競馬新聞記者さんの予想をそのまま買うと、オッズを見ていないことになる

・だから、競馬新聞の印だけで馬券を買うと、長期的にはマイナスになりやすい



はい。
もう完全に独断と偏見ですが、私ブエナは、こう思うわけです。



▼繰り返しますが、

「長期的な馬券収支をプラスにするためには、みんながあまり評価していない馬を狙う必要がある」

わけです。

もっと言えば、

「馬券収支をプラスにするためには、競馬新聞の記者さんが、あまり評価していない馬を狙う必要がある」

と、言うこともできます。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼ということで本日は、競馬新聞の予想は当たらないか?について、私の独断と偏見で書いてみました。

競馬新聞の記者さんの予想は、本当に素晴らしいと思います。

さすがプロ、という取材力です。



▼しかし、「競馬記者さんの仕事」と「私たち馬券を買う側の目的」は、違うわけです。

競馬記者さんの仕事は、的中させることです。

また、競馬新聞の記者さんは、競馬サークルでの人間関係を重んじて◎をつけたり、社内で◎がカブらないようにすることもある。



▼一方、私たち馬券を買う側の目的は、ただ利益を出すことです。

この2つは似ているようで、全然違います。


ですから、競馬新聞の予想は素晴らしいけれど、それに丸乗りしているだけでは、なかなか長期回収率をプラスにできない、儲けることはできない、ということになると思うのです。

ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




競馬新聞の予想の弱点

▼競馬新聞の予想は当たらないか?についての考察を続けます。

競馬雑誌などで、競馬新聞の記者さんごとの回収率が集計されていることがあります。

10人いたら、2人くらいがプラス収支で、8人くらいがマイナス収支になっていることが多い印象です。



▼これらは、短期的な馬券収支なので、一発大穴を当てれば、プラス収支になります。

なので、「おお!この記者はプラス収支か。じゃあ今週から乗っかるぞ!」

・・という感じで、乗っかってみても、高確率でマイナスになると思います。
(ブエナ経験談)



▼競馬新聞の予想がダメなのではなく、私ブエナが思う、競馬新聞の弱点は、

競馬新聞は、その日の勝負レースと、どうでもいいレースの分類ができない

これが競馬新聞の最大の弱点なのかなと。



▼馬券を購入する場合、「このレースは勝負したい」「このレースは遊び程度」という感じで、メリハリをつけることが重要です。

長期馬券収支をプラスにしている人は、馬券の購入金額にメリハリがあることが多い印象です。



▼しかし競馬新聞の場合、「このレースは捨てましょう」とは書けないわけです。

競馬新聞には、いろいろなユーザーがいるし、競馬関係者も読んでいる。

だから、メリハリをつけることができないわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼この部分が、もし改善されて、競馬新聞の記者さんも予想にメリハリをつけることができたら、彼らの馬券回収率も、もっと上がると思います。

でも上述の通り、競馬サークルには人間関係のしがらみが多いので、それはできない。

だから競馬新聞の印の通りに馬券購入しても、長期回収率をプラスにするのは難しいと、私ブエナは思うわけです。



もし、競馬新聞で長期間収率をプラスにできるとしたら、どんなやり方?
私ブエナの考えですが、

「競馬記者ごとにデータを取って、各記者の得意条件を抽出し、その条件でだけ狙う」

というやり方なら、行けるかもしれません。



▼競馬記者には、それぞれ得意な条件がある。

芝が得意。ダートが得意。短距離が得意。長距離が得意。

騎手の取材が得意。調教師の勝負度合いを判断するのが得意。

などなど。



▼このように、「その競馬記者が得意な条件」を割り出して、そこだけを狙っていく。

これは有効だと思います。

しかしながら、私も少しやったことがありますが、これはかなり厳しい。



▼なぜかというと、競馬新聞からデータ分析するというのは、アナログ作業だからです。

競馬新聞の記者の印を、新聞から拾い、それをExcelに入力する。

データは最低でも、1~2年分はほしい。

だからまず、同じ競馬新聞を1~2年、買い続けなければならない。



▼もうこの時点で、うんざりしてしまいます。

これをやるなら、有料の競馬ソフトで、自分でデータ分析した方が安いし早い。

そう考えると、よほど「自分が大好きな競馬記者」でもいない限りは、「競馬記者データ」を分析するのは、非効率的なのかなと感じるわけです。



有名な予想家ほど、オッズが下がって勝ちにくい
それから、予想力が高かったり、知名度がある記者さんほど、長期的な回収率が上がりにくくなるというパラドックスもあります。

その理由はやはり「オッズが動くから」

よく当たる記者さんや、テレビなどで有名な記者さんは、その予想を参考にして馬券購入する人も多くなる。

その結果、オッズが下がってしまい、回収率が上がらなくなるわけです。



▼これは、その予想屋さんのスキルが低いわけではなく、単純に過剰人気の問題です。

競馬新聞には名物記者さんというのが必ず存在しており、その名物記者さんの予想を目当てに、その競馬新聞を購入する人も多いです。

そうなってくると、どうしても過剰人気になってしまい、儲かるはずの予想は儲からない予想へと変貌します。



▼日本の競馬が変動オッズである以上、どんなに神のような予想力を持った競馬新聞の記者であっても、過剰人気になってしまっては、長期回収率をプラスにすることは難しいです。

よく当たると評判になればなるほど、その記者さんの予想を参考にして馬券購入する人が増えるからですね。



▼これは、競馬新聞の記者さんの話に限らず、馬券では常にこの問題が発生するわけです。

例えば、TV番組の特集で、ある特定の馬や騎手が紹介されたとする。

そうすると、そのレースにおいて、かならず過剰人気になるわけです。

過剰人気になれば、回収率は下がる。

私たち馬券を買う側は、ここをしっかりと判断していくことが重要です。



なぜ競馬新聞の記者は、複数いるのか?
ところで、競馬新聞には、複数の記者が予想を掲載しています。

スポーツ新聞でも、このようなスタイルをとっている会社がほとんどですね。

これは何故か?



▼これはシンプルに、「複数いれば、誰かは当たるから」だと思われます。

競馬予想というのは、外れることの方が多く、予想を出す記者が1人だと、ほとんど的中しないことになってしまうわけです。



▼よく、レースが終わった後に、競馬新聞を見返して、

「おお!この記者は的中している!すげー!次はこいつを参考にしよう!」

とか思った事はありませんか?

これは、競馬新聞側の戦略に、見事にハマっている証拠です。



▼競馬新聞では、それぞれの記者ごとに、特徴を出してくるケースが多いです。

例えば、「本命党の記者」「穴記者」など、対照的な特徴を持つ記者を、同時に揃えるわけです。

そうすることによって、本命サイドで決まったレースは本命記者が当て、荒れたレースは穴記者が当てる。

的中した記者が出れば、それをアピールして、次回の競馬新聞の売り上げにつなげていくことができるわけです。



netkeiba.comと、競馬新聞の類似点
これは、昔からあるビジネスモデルなので、そういうものだと理解しておく必要があります。

このシステムに近いのが、「netkeiba.com」の有料コースです。

ネット競馬では、様々な予想家が、独自の予想を配信しています。

ここにも、本命サイドに強い予想家や、穴狙いの予想家が存在しているわけです。

netkeibaでは、競馬新聞よりずっと多くの予想家がスタンバイしている状況です。



▼「それだけ数多くの予想家が予想を出せば、誰かは当たるだろ」とツッコみたくなる。

そして、気をつけなければならないのは、

「短期的な回収率をアピールして、予想を売ろうとしているサイト」です。



▼netkeibaでも、この傾向は見られます。

「絶好調予想家 TOP3」とかね。あれはちょっとズルいです。

競馬というのは、短期的な回収率はほとんど意味がない。

どんな素人でも、5レースくらいの短期で見れば、回収率150%くらいは簡単に出せるわけです。

なので、競馬予想の優劣は、1年以上の長期回収率で見る必要があるんですね。



▼ここの部分を分かっていないと、有料予想を販売するサイトに、カモにされます。

彼らのシステムとしては、

複数の予想家をスタンバイして、短期回収率が高い予想家を、その都度アピールしていく

という、シンプルな販売戦略になるわけです。

これに乗っからないように、競馬新聞を使う場合でも、有料サイトを使う場合でも、注意が必要です。


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