ハンデ戦の買い方と攻略法~重賞で狙う斤量。予想の仕方と別定戦との違い
ハンデ戦の買い方と攻略法
▼『ハンデ戦は、どういう狙い方がいいんでしょうか?』
というご質問をいただいたので、本日は、ハンデ戦の買い方について、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「ハンデ戦では、軽量馬を狙いたくなるが、儲かるのは軽量馬より、重いハンデの馬かなと思う」
「人気別に見ると、中穴~大穴馬の期待値が別定戦より高いので、やはりハンデ戦は穴狙いが良いかと思う」
「ハンデ戦は、別定戦より大穴の激走が多いので、買い目点数を多めにする戦略も悪くない印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず、ハンデ戦というのは、「斤量」に差をつけて、弱い馬にも勝つチャンスを与えているレースです。
斤量差があると、どれが強い馬か分からなくなりますが、あくまでもギャンブルの楽しみとして、好配当を生み出すための娯楽要素かと思われます。
では、このハンデ戦。どこを狙ったらいいのか?
▼ハンデ戦は、各馬の能力差を「斤量」で埋めているわけなので、全馬にチャンスが生まれます。
通常、大穴サイドの馬は、過剰人気になりやすいので期待値が低くなりがちなんですが、ハンデ戦の場合は、大穴馬でも単勝回収率70~80%を維持します。
これは非常に難解です。
▼とりあえず、ハンデ戦の時に迷うのが、
「斤量57.5キロ以上の馬」です。
実績はある馬でも、57.5キロ以上はどうなのか?重すぎないか?
【ハンデ戦で57.5キロ以上の馬(重賞レース)】
2010~2016.3
誤差を抑えるため単勝オッズ40倍以上はカット
190頭該当
単勝回収率 70%
複勝回収率 92%
はい。私ブエナの印象では、
「重賞で57.5キロ以上の馬は、勝ち切れない。けど3着内の期待値は高い」
という感じ。
あくまでも、過去6年程度の傾向ですが、57.5キロ以上の馬は能力が高いからこそ、それだけの重い斤量を背負わされるわけで、重い斤量でも3着内に来る力は残している。
▼57.5キロ以上の馬の「複勝回収率」が高いのは、「過小評価」の部分もあると思います。
競馬ファンが、「57.5キロ以上じゃあ無理だろう」と判断して、馬券をあまり買わない。
その結果、オッズが上がって、回収率も上がるという流れだと思われます。
▼57.5キロ以上だと、さすがに瞬発力という部分で悪影響が出るので、単勝回収率はあまり上がってこない印象です。
特に、重賞レースは、超ハイレベルな瞬発力とスピードが要求されるため、重賞で57.5キロ以上の馬が勝ち切るのは、なかなか大変だということでしょう。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ちなみに、
「1000万条件のハンデ戦で、57.5キロ以上の馬」
単勝回収率 113%
複勝回収率 103%
「1600万条件のハンデ戦で、57.5キロ以上の馬」
単勝回収率 89%
複勝回収率 87%
はい。
「重賞レースじゃなければ、57.5キロ以上の馬は、単系でも買い」
とも言える。
理由は前述の通り、「斤量が重い馬は、過小評価されるから」です。
上記の回収率を見れば明白です。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼このように見ていくと、
「57.5キロ以上の馬は、クラスが上がるほど、単勝回収率が下がる」
というような傾向が、直近のデータでは見て取れます。
(今後はどうなるかわかりませんが)
▼クラスが下がるほど、能力差が広がる。だから多少、斤量が重くても走れる。
一方、重賞レースは、極限の戦いなので、各馬の能力差がほんの少ししかない。
そこが、斤量の影響を強く受けやすい理由のひとつなのではないかと。
▼さらに突っ込んでみると、
「57.5キロ以上の馬は、7歳以上になると、回収率が急落する」
という傾向にあります。
◆57.5キロ以上の馬
7歳以上
単勝回収率 14%
複勝回収率 60%
はい。
これはちょっと狙いにくいですね。
7歳以上になると、瞬発力やパワーが衰えるので、重い斤量を克服できなくなってくるのかもしれません。
▼逆に言えば、
「57.5キロ以上の馬は、4~6歳なら、逆に期待値は高いと言える」のかなと。
▼この傾向は、重賞レースで特に顕著です。
先ほども書いたとおり、重賞レースでは、極限の瞬発力が要求される。
そのため、「重賞で、高齢馬かつ斤量が重い馬」は、能力を発揮できないケースが多くなってくると思うわけです。
▼ここまでをまとめると、
・57.5キロ以上の馬は、1000万条件のハンデ戦なら期待値が高い
・57.5キロ以上の馬は、4~6歳なら期待値が高い
・逆に言えば、重賞で57.5キロ以上の馬が7歳以上なら、長期的には回収率がかなり低くなる可能性がある
私ブエナの認識では、こんな感じでしょうか。
▼ちなみに、「ハンデ戦で、57.5キロ以上の馬の単勝を全部買ったら」
↓
単勝回収率 81%
です。
この81%から、上述のように条件を絞っていくと、回収率100%を超える条件が見えてくる。
馬券で勝つというのは、このような地道な作業の繰り返しだったりします。
▼さて、それでは逆に、
「ハンデ戦で、斤量51キロ以下の軽量馬」
は、どうなのか?
◆ハンデ戦。斤量51キロ以下 同条件
342頭該当
単勝回収率 109%
複勝回収率 79%
はい。
「斤量51キロ以下は、安定感はないが、1発の魅力がある」
そんな感じです。
▼ただし、軽量馬に関しても、
「重賞レースの51キロ以下は、期待値が低くなりやすい」
です。
◆重賞レース。斤量51キロ以下 単勝回収率 53%
複勝回収率 58%
こんな感じ。
重賞レースは「格」がモノをいうことが多いので、格下の軽量馬は、はね返されてしまうケースが多くなる印象です。
▼ということで本日は、ハンデ戦の買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
ハンデ戦であっても、考え方はいつもと同じ。
「期待値が高い馬を狙う」
「過小評価されている馬を探す」
それだけです。
それぞれのレース条件によって、期待値が高い馬は変わってくるので、自分の中でデータをたくさん持っている人が、競馬の勝ち組になっているわけですね。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼ハンデ戦の買い方についての考察を続けます。
私ブエナの考えですが、ハンデ戦だと斤量が軽い馬の方が、心理的にお買い得と感じやすい。
別定戦では勝負にならないような馬でも、「斤量50キロ」だと、なんとかなるのではないか?と思ってしまう。
▼しかしながら、私ブエナがデータ分析した限りでは、ハンデ戦の斤量は重くなるほど儲けやすいという印象を受ける。
せっかくハンデ戦なので「斤量が軽い馬の一発を狙う!」という人はとても多いんですが、このような軽量馬の期待値はあまり高くないのではないか?と感じます。
▼特に、ハンデ戦で「軸馬」を決める場合。
軸馬は、人気サイドから選ぶ人が多いと思います。私ブエナもそうです。
で、ハンデ戦の場合、軸馬はなるべく重い斤量の馬を選ぶ方が、回収率は上がる気がする。
▼ハンデ戦で斤量が軽い馬が人気になるということは、主に「上がり馬」です。
下のクラスで強い競馬を見せた馬が、昇級戦のハンデ戦で人気になる。斤量も軽い。
このような馬は狙いたくなりますが、回収率を考えると、あまり美味しくない印象です。
▼私は逆に、ハンデ戦だからこそ、重い斤量の馬を軸にする。
ハンデ戦で58キロなどの重い斤量の馬を軸にするのは勇気がいりますが、あまりそれをやる人がいないので期待値は高く、回収率も上げやすくなると、私ブエナは思うわけです。
▼ハンデ重賞レースで、軸馬を決める場合。
例えば、
①57.5キロで、1番人気
②53キロで、2番人気
この2頭で迷ったとする。
迷ったら、私ブエナの場合は、①の57.5キロを軸馬にすることが多いわけです。
▼重い斤量は嫌われる
多くの人が、高配当を的中させたいと思っている。
だからこそ、高配当が出やすいハンデ戦が数多く組まれているのかなと。
そして、高配当を的中させるためには、1番人気を切る「心理的根拠」が必要なんですね。
1番人気が凡走してくれれば、一気に高配当になるからです。
▼そんな高配当への願いを持っている人が、「1番人気、57.5キロ」という斤量を見ると、「よし!1番人気を切る根拠が見つかった!」となる。
これもひとつの欲望。
高配当の魔力に引き寄せられるということ。
▼その結果、「1番人気、57.5キロ」の馬は、単勝こそ1番人気ですが、それ以外の馬券はあまり売れないことになる。
先ほど、重賞レースの57.5キロ以上は、複勝回収率が高いと書きましたが、これなどはまさにそんな感じ。
単勝が売れているから1番人気になるけど、単勝以外の馬券はあまり売れないから、複勝回収率が高くなる。
そして、複勝回収率が高いという事は、三連複やワイドの回収率も高くなるということになると思うわけです。
▼ではここで、具体的なデータも見てみましょう。
ハンデ重賞レース
2010~2018.9
1~3番人気データ
49.5~51キロ
複勝回収率18%
51.5~53キロ
複勝回収率65%
53.5~55キロ
複勝回収率67%
55.5~57キロ
複勝回収率73%
57.5~59キロ
複勝回収率84%
はい。
上記データが意味するところは、
「ハンデ重賞レースで、斤量が重い馬と、軽い馬ではどちらが軸として利益を出しやすいか?」です。
▼私ブエナは、三連複を多用するので、あえて複勝回収率で比較しています。
複勝回収率は、三連複やワイドの軸馬を分析するときに使いやすい。
▼このようにデータを並べてみると、
「ハンデ重賞レースでは、斤量が重い人気馬を、複系馬券の軸馬にすると、回収率を上げやすい」
というように考えることもできると思います。
あくまでも私の考え方ですが、やはり軸馬は、重い斤量の方が利益を出しやすい印象です。
▼尚、単勝回収率を見ていくと、こちらは斤量によって、それほど顕著な違いは無い感じです。
49.5~51キロゾーンでは、さすがに単勝回収率も低くなりますが、それ以外のオッズゾーンでは、単勝回収率に関しては同じくらいですね。
だいたい、75~85%というところです。
勝ち切る、という点で考えるなら、「軽量の人気馬」でも狙い目はあるかと思います。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【ハンデ戦。斤量別データ】2015~2020年。1123レース分析
牡馬
49.5~51キロ⇒単勝回収率33%・複勝回収率88%
51.5~53キロ⇒単勝回収率119%・複勝回収率83%
53.5~55キロ⇒単勝回収率77%・複勝回収率80%
55.5~57キロ⇒単勝回収率68%・複勝回収率75%
57.5~59キロ⇒単勝回収率66%・複勝回収率77%
牝馬
49キロ以下⇒単勝回収率0%・複勝回収率0%
49.5~51キロ⇒単勝回収率101%・複勝回収率78%
51.5~53キロ⇒単勝回収率95%・複勝回収率83%
53.5~55キロ⇒単勝回収率72%・複勝回収率76%
55.5~57キロ⇒単勝回収率129%・複勝回収率88%
はい。
今回は、牡馬と牝馬を別々にデータ収集してみました。
▼まず、牡馬ですが、目立つところは、「51.5~53キロの牡馬。単勝回収率119%」ですね。
軽量牡馬の一発、という狙い方です。
この範囲の軽量牡馬は、軽ハンデを活かして勝ち切るケースが多いです。
ただ、複勝回収率は83%と普通なので、安定感があるわけではありません。
▼51.5~53キロの牡馬は、人気薄で回収率を上げているケースが多いです。
なので、人気薄のヒモを狙う場合は、51.5~53キロの牡馬を狙っていくと、高配当が引っかかりやすいわけです。
▼その一方で、51.5~53キロの牡馬は、人気馬でも回収率が高くなっています。
1~3番人気では、単勝回収率89%・複勝回収率87%なので、平均回収率を上回っています。
ハンデ戦では、軸馬は重いハンデ馬が基本ですが、51.5~53キロの牡馬が人気になっている場合は、それを軸にしても、高い回収率が期待できます。
▼では次に、牝馬のハンデを見てみましょう。
牝馬で目立つところは、「49.5~51キロの牝馬。単勝回収率101%」ですね。
このハンデは、牡馬換算で、ちょうど51.5~53キロのゾーンということになります。
(※牝馬は2キロのセックスアローワンスがあるので)
▼つまり、牡馬でも牝馬でも、この範囲のハンデは期待値が高くなりやすいということになります。
ハンデ戦では、基本的には重いハンデの方が好走確率は高くなりますが、期待値という点で考えると、51.5~53キロ(牝馬は49.5~51キロ)というハンデは、高い回収率が期待できるゾーンになるわけです。
このハンデ範囲では、牡馬でも牝馬でも、単勝回収率がプラスになっているので、ハンデ戦で狙い目の斤量ということになります。
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▼『ハンデ戦は、どういう狙い方がいいんでしょうか?』
というご質問をいただいたので、本日は、ハンデ戦の買い方について、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「ハンデ戦では、軽量馬を狙いたくなるが、儲かるのは軽量馬より、重いハンデの馬かなと思う」
「人気別に見ると、中穴~大穴馬の期待値が別定戦より高いので、やはりハンデ戦は穴狙いが良いかと思う」
「ハンデ戦は、別定戦より大穴の激走が多いので、買い目点数を多めにする戦略も悪くない印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず、ハンデ戦というのは、「斤量」に差をつけて、弱い馬にも勝つチャンスを与えているレースです。
斤量差があると、どれが強い馬か分からなくなりますが、あくまでもギャンブルの楽しみとして、好配当を生み出すための娯楽要素かと思われます。
では、このハンデ戦。どこを狙ったらいいのか?
▼ハンデ戦は、各馬の能力差を「斤量」で埋めているわけなので、全馬にチャンスが生まれます。
通常、大穴サイドの馬は、過剰人気になりやすいので期待値が低くなりがちなんですが、ハンデ戦の場合は、大穴馬でも単勝回収率70~80%を維持します。
これは非常に難解です。
▼とりあえず、ハンデ戦の時に迷うのが、
「斤量57.5キロ以上の馬」です。
実績はある馬でも、57.5キロ以上はどうなのか?重すぎないか?
【ハンデ戦で57.5キロ以上の馬(重賞レース)】
2010~2016.3
誤差を抑えるため単勝オッズ40倍以上はカット
190頭該当
単勝回収率 70%
複勝回収率 92%
はい。私ブエナの印象では、
「重賞で57.5キロ以上の馬は、勝ち切れない。けど3着内の期待値は高い」
という感じ。
あくまでも、過去6年程度の傾向ですが、57.5キロ以上の馬は能力が高いからこそ、それだけの重い斤量を背負わされるわけで、重い斤量でも3着内に来る力は残している。
▼57.5キロ以上の馬の「複勝回収率」が高いのは、「過小評価」の部分もあると思います。
競馬ファンが、「57.5キロ以上じゃあ無理だろう」と判断して、馬券をあまり買わない。
その結果、オッズが上がって、回収率も上がるという流れだと思われます。
▼57.5キロ以上だと、さすがに瞬発力という部分で悪影響が出るので、単勝回収率はあまり上がってこない印象です。
特に、重賞レースは、超ハイレベルな瞬発力とスピードが要求されるため、重賞で57.5キロ以上の馬が勝ち切るのは、なかなか大変だということでしょう。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ちなみに、
「1000万条件のハンデ戦で、57.5キロ以上の馬」
単勝回収率 113%
複勝回収率 103%
「1600万条件のハンデ戦で、57.5キロ以上の馬」
単勝回収率 89%
複勝回収率 87%
はい。
「重賞レースじゃなければ、57.5キロ以上の馬は、単系でも買い」
とも言える。
理由は前述の通り、「斤量が重い馬は、過小評価されるから」です。
上記の回収率を見れば明白です。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼このように見ていくと、
「57.5キロ以上の馬は、クラスが上がるほど、単勝回収率が下がる」
というような傾向が、直近のデータでは見て取れます。
(今後はどうなるかわかりませんが)
▼クラスが下がるほど、能力差が広がる。だから多少、斤量が重くても走れる。
一方、重賞レースは、極限の戦いなので、各馬の能力差がほんの少ししかない。
そこが、斤量の影響を強く受けやすい理由のひとつなのではないかと。
▼さらに突っ込んでみると、
「57.5キロ以上の馬は、7歳以上になると、回収率が急落する」
という傾向にあります。
◆57.5キロ以上の馬
7歳以上
単勝回収率 14%
複勝回収率 60%
はい。
これはちょっと狙いにくいですね。
7歳以上になると、瞬発力やパワーが衰えるので、重い斤量を克服できなくなってくるのかもしれません。
▼逆に言えば、
「57.5キロ以上の馬は、4~6歳なら、逆に期待値は高いと言える」のかなと。
▼この傾向は、重賞レースで特に顕著です。
先ほども書いたとおり、重賞レースでは、極限の瞬発力が要求される。
そのため、「重賞で、高齢馬かつ斤量が重い馬」は、能力を発揮できないケースが多くなってくると思うわけです。
▼ここまでをまとめると、
・57.5キロ以上の馬は、1000万条件のハンデ戦なら期待値が高い
・57.5キロ以上の馬は、4~6歳なら期待値が高い
・逆に言えば、重賞で57.5キロ以上の馬が7歳以上なら、長期的には回収率がかなり低くなる可能性がある
私ブエナの認識では、こんな感じでしょうか。
▼ちなみに、「ハンデ戦で、57.5キロ以上の馬の単勝を全部買ったら」
↓
単勝回収率 81%
です。
この81%から、上述のように条件を絞っていくと、回収率100%を超える条件が見えてくる。
馬券で勝つというのは、このような地道な作業の繰り返しだったりします。
▼さて、それでは逆に、
「ハンデ戦で、斤量51キロ以下の軽量馬」
は、どうなのか?
◆ハンデ戦。斤量51キロ以下 同条件
342頭該当
単勝回収率 109%
複勝回収率 79%
はい。
「斤量51キロ以下は、安定感はないが、1発の魅力がある」
そんな感じです。
▼ただし、軽量馬に関しても、
「重賞レースの51キロ以下は、期待値が低くなりやすい」
です。
◆重賞レース。斤量51キロ以下 単勝回収率 53%
複勝回収率 58%
こんな感じ。
重賞レースは「格」がモノをいうことが多いので、格下の軽量馬は、はね返されてしまうケースが多くなる印象です。
▼ということで本日は、ハンデ戦の買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
ハンデ戦であっても、考え方はいつもと同じ。
「期待値が高い馬を狙う」
「過小評価されている馬を探す」
それだけです。
それぞれのレース条件によって、期待値が高い馬は変わってくるので、自分の中でデータをたくさん持っている人が、競馬の勝ち組になっているわけですね。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
ハンデ戦の軸馬も、軽量馬より重い斤量の馬がよい?
▼ハンデ戦の買い方についての考察を続けます。
私ブエナの考えですが、ハンデ戦だと斤量が軽い馬の方が、心理的にお買い得と感じやすい。
別定戦では勝負にならないような馬でも、「斤量50キロ」だと、なんとかなるのではないか?と思ってしまう。
▼しかしながら、私ブエナがデータ分析した限りでは、ハンデ戦の斤量は重くなるほど儲けやすいという印象を受ける。
せっかくハンデ戦なので「斤量が軽い馬の一発を狙う!」という人はとても多いんですが、このような軽量馬の期待値はあまり高くないのではないか?と感じます。
▼特に、ハンデ戦で「軸馬」を決める場合。
軸馬は、人気サイドから選ぶ人が多いと思います。私ブエナもそうです。
で、ハンデ戦の場合、軸馬はなるべく重い斤量の馬を選ぶ方が、回収率は上がる気がする。
▼ハンデ戦で斤量が軽い馬が人気になるということは、主に「上がり馬」です。
下のクラスで強い競馬を見せた馬が、昇級戦のハンデ戦で人気になる。斤量も軽い。
このような馬は狙いたくなりますが、回収率を考えると、あまり美味しくない印象です。
▼私は逆に、ハンデ戦だからこそ、重い斤量の馬を軸にする。
ハンデ戦で58キロなどの重い斤量の馬を軸にするのは勇気がいりますが、あまりそれをやる人がいないので期待値は高く、回収率も上げやすくなると、私ブエナは思うわけです。
▼ハンデ重賞レースで、軸馬を決める場合。
例えば、
①57.5キロで、1番人気
②53キロで、2番人気
この2頭で迷ったとする。
迷ったら、私ブエナの場合は、①の57.5キロを軸馬にすることが多いわけです。
▼重い斤量は嫌われる
多くの人が、高配当を的中させたいと思っている。
だからこそ、高配当が出やすいハンデ戦が数多く組まれているのかなと。
そして、高配当を的中させるためには、1番人気を切る「心理的根拠」が必要なんですね。
1番人気が凡走してくれれば、一気に高配当になるからです。
▼そんな高配当への願いを持っている人が、「1番人気、57.5キロ」という斤量を見ると、「よし!1番人気を切る根拠が見つかった!」となる。
これもひとつの欲望。
高配当の魔力に引き寄せられるということ。
▼その結果、「1番人気、57.5キロ」の馬は、単勝こそ1番人気ですが、それ以外の馬券はあまり売れないことになる。
先ほど、重賞レースの57.5キロ以上は、複勝回収率が高いと書きましたが、これなどはまさにそんな感じ。
単勝が売れているから1番人気になるけど、単勝以外の馬券はあまり売れないから、複勝回収率が高くなる。
そして、複勝回収率が高いという事は、三連複やワイドの回収率も高くなるということになると思うわけです。
▼ではここで、具体的なデータも見てみましょう。
ハンデ重賞レース
2010~2018.9
1~3番人気データ
49.5~51キロ
複勝回収率18%
51.5~53キロ
複勝回収率65%
53.5~55キロ
複勝回収率67%
55.5~57キロ
複勝回収率73%
57.5~59キロ
複勝回収率84%
はい。
上記データが意味するところは、
「ハンデ重賞レースで、斤量が重い馬と、軽い馬ではどちらが軸として利益を出しやすいか?」です。
▼私ブエナは、三連複を多用するので、あえて複勝回収率で比較しています。
複勝回収率は、三連複やワイドの軸馬を分析するときに使いやすい。
▼このようにデータを並べてみると、
「ハンデ重賞レースでは、斤量が重い人気馬を、複系馬券の軸馬にすると、回収率を上げやすい」
というように考えることもできると思います。
あくまでも私の考え方ですが、やはり軸馬は、重い斤量の方が利益を出しやすい印象です。
▼尚、単勝回収率を見ていくと、こちらは斤量によって、それほど顕著な違いは無い感じです。
49.5~51キロゾーンでは、さすがに単勝回収率も低くなりますが、それ以外のオッズゾーンでは、単勝回収率に関しては同じくらいですね。
だいたい、75~85%というところです。
勝ち切る、という点で考えるなら、「軽量の人気馬」でも狙い目はあるかと思います。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【ハンデ戦。斤量別データ】2015~2020年。1123レース分析
牡馬
49.5~51キロ⇒単勝回収率33%・複勝回収率88%
51.5~53キロ⇒単勝回収率119%・複勝回収率83%
53.5~55キロ⇒単勝回収率77%・複勝回収率80%
55.5~57キロ⇒単勝回収率68%・複勝回収率75%
57.5~59キロ⇒単勝回収率66%・複勝回収率77%
牝馬
49キロ以下⇒単勝回収率0%・複勝回収率0%
49.5~51キロ⇒単勝回収率101%・複勝回収率78%
51.5~53キロ⇒単勝回収率95%・複勝回収率83%
53.5~55キロ⇒単勝回収率72%・複勝回収率76%
55.5~57キロ⇒単勝回収率129%・複勝回収率88%
はい。
今回は、牡馬と牝馬を別々にデータ収集してみました。
▼まず、牡馬ですが、目立つところは、「51.5~53キロの牡馬。単勝回収率119%」ですね。
軽量牡馬の一発、という狙い方です。
この範囲の軽量牡馬は、軽ハンデを活かして勝ち切るケースが多いです。
ただ、複勝回収率は83%と普通なので、安定感があるわけではありません。
▼51.5~53キロの牡馬は、人気薄で回収率を上げているケースが多いです。
なので、人気薄のヒモを狙う場合は、51.5~53キロの牡馬を狙っていくと、高配当が引っかかりやすいわけです。
▼その一方で、51.5~53キロの牡馬は、人気馬でも回収率が高くなっています。
1~3番人気では、単勝回収率89%・複勝回収率87%なので、平均回収率を上回っています。
ハンデ戦では、軸馬は重いハンデ馬が基本ですが、51.5~53キロの牡馬が人気になっている場合は、それを軸にしても、高い回収率が期待できます。
▼では次に、牝馬のハンデを見てみましょう。
牝馬で目立つところは、「49.5~51キロの牝馬。単勝回収率101%」ですね。
このハンデは、牡馬換算で、ちょうど51.5~53キロのゾーンということになります。
(※牝馬は2キロのセックスアローワンスがあるので)
▼つまり、牡馬でも牝馬でも、この範囲のハンデは期待値が高くなりやすいということになります。
ハンデ戦では、基本的には重いハンデの方が好走確率は高くなりますが、期待値という点で考えると、51.5~53キロ(牝馬は49.5~51キロ)というハンデは、高い回収率が期待できるゾーンになるわけです。
このハンデ範囲では、牡馬でも牝馬でも、単勝回収率がプラスになっているので、ハンデ戦で狙い目の斤量ということになります。
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