出遅れ癖のある馬の狙い方~ゲートが下手。スタートが悪い時。馬券では不利。出遅れると勝てない?
出遅れ癖のある馬は、儲かるか?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「出遅れ癖のある馬は、やっぱり回収率が低くなりやすいと思う」
「出遅れ癖のある馬が、断然人気の時は、それ以外の馬で好配当を狙うチャンス」
「逆に、出遅れ癖のある馬が人気薄なら、普通に購入してもいいと思う」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼「競馬で出遅れると勝てませんか?」
というご質問をいただいたので、本日は、出遅れ癖と馬券について書いてみたいと思います。
▼サラブレッドは生き物なので、1頭1頭に個性があります。
スピードのある馬、パワーのある馬、根性がある馬、などなど。
そのような個性の中に「出遅れ癖」というものもあります。
▼出遅れ癖、つまり、スタートで出遅れる馬ですね。
サラブレッドは競走馬になるために、ゲートの試験があります。
なので、すべてのサラブレッドはゲート試験に合格しているわけですが、やっぱりどうしても出遅れ癖が抜けない馬もいるわけです。
▼メジャーどころで言えば、
ペルーサ・ゴールドシップ・ルーラーシップ・イジゲン、などなど。
これらの馬は、ゲートを出るのが苦手か、あるいはゲートを出た後の加速が悪いわけです。
その結果、スタートした後、すぐに他の馬に置いていかれてしまうわけですね。
▼さてでは、このような出遅れ癖のある馬は、馬券的には買いなのか?
ケースバイケースではありますが、基本的に、
「出遅れ癖のある馬は、やや期待値は低め」
と私ブエナは考えます。
▼理由は、出遅れる事で単純に、その分の走破時計が遅くなること。
そして何より、「位置取りが悪くなること」
出遅れて後方から進むことになれば、位置取りの選択肢がなくなります。
つまり出遅れてしまうと、「最後方から一か八か」というスタイルになりがちであるということです。
追い込み馬について書いたときにも解説しましたが、競馬というのは基本的に「先行有利」です。
出遅れて最後方から進めば、それだけで不利ということ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼また、先ほど挙げた馬たちの名前を見ても、
ペルーサ・ゴールドシップ・ルーラーシップ・イジゲン
これらの馬はスタートが悪く、それゆえに、時としてなかなか結果が出せなかったりするわけですが、
「出遅れて負けても、人気が下がらない」
という特徴があります。
▼出遅れ癖があって、それが着順に不利な影響を与えることがわかっているのに、人気が下がらないわけです。
これが期待値の低さにつながってしまいます。
▼なぜ出遅れるのに、人気が落ちないのか?
それは「派手だから」「面白く魅力的だから」
「大きく出遅れて最後方から。しかし!直線で目の覚めるような怒涛の追い込みで、まさかの優勝!!」
このようなタイプの馬は、非常に人気が出やすく、出遅れ癖が不利であっても人気が落ちない印象。
▼逆に、優等生タイプで、スムーズに先行し、地味に直線で抜け出してくるタイプ。
このようなタイプは馬券的には非常に美味しいタイプかと。
地味すぎて、あまり過剰人気にならないからですね。
▼確かに、競馬の魅力の1つに「怒涛の追い込み」というものがあります。
私も、追い込み馬は大好きです。
しかし馬券は別。
好きな馬と馬券は、別物として考える。
応援馬券と勝負馬券は別物だと、私ブエナは考えています。
▼それでは具体的なデータも見てみましょう。
先ほど、名前を挙げた、出遅れ癖のある馬。
彼らの単勝回収率を並べてみます。
(2015.12.11時点)
(ブエナ調べ)
◆ゴールドシップ155%
◆イジゲン86%
◆ペルーサ64%
◆ルーラーシップ89%
はい。
ゴールドシップは、さすが歴史に名を残すスターホースだけあってプラス回収ですが、その他の馬は、これだけ名前が売れているスターホースであるにも関わらず、マイナス回収です。
ゴールドシップにしても、歴史に名を残す記録的な馬にしては、回収率はやや低いと思いますね。
▼それでは、「出遅れ癖がない馬」も、ちょっと見てみましょう。
◆ジェンティルドンナ213%
◆オルフェーヴル192%
◆テイエムオペラオー166%
◆ウオッカ190%
はい。
出遅れ癖がある馬の回収率と比べると、歴然とした差がある印象。
同じ「スターホース」であっても、出遅れ癖がある馬と、ない馬とでは、これほどまでに回収率が違うということです。
▼ということで本日は、出遅れ癖のある馬について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
「出遅れ癖のある馬は、回収率が低めである」
と、私は考えています。
▼出遅れて、絶望的な位置から追い込んでくる馬は、非常に魅力的です。カッコいいです。
ただ、馬券で儲けようとした場合、そのような馬の期待値は低めなので、注意が必要。
「応援する馬と、馬券を買う馬は、別にしても良い」と、私は思います。
その辺は、それぞれの価値観ですが、回収率を上げて、負けない競馬をして行きたいなら、期待値の高い馬だけを狙っていくのが良いかと思います。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼出遅れる馬についての考察を続けます。
先ほど、出遅れる馬と、出遅れない馬のデータを見ました。
あれを見ていると、どちらも馬の潜在能力は同じくらいなのではないかと感じてしまいます。
つまり、出遅れ癖のある馬は、もし出遅れなければ、もっと名馬になれていたのかなと。
▼あくまでも、私ブエナの考えですが、スタートセンスだけで回収率も、そしてその馬の生涯獲得賞金も、大きく違ってくるのではないかと思います。
前述の通り、競馬というのは先行馬有利。
スタートを決めて、4~5番手の位置で折り合える馬と、出遅れて最後方からマクるしかない馬。
同じ能力でも、この2頭の生涯成績は大きく違ってくると思うわけです。
▼出遅れる馬が儲からない理由
私たちの目的は、馬券で利益を出す事なので、出遅れる馬はあまり狙いたくない。
むしろ私の場合、出遅れる馬が断然の1番人気だったら、飛んでくれる事を期待して、別の馬から勝負することも多いです。
ゴールドシップなどは、断然人気で頻繁にコケていたので、何度か美味しい馬券を取らせてもらっています。
▼ゴールドシップもそうですが、出遅れる馬は、追い込み馬が多い。
そして追い込み馬は、好走率が低い割に、過剰人気になりやすいと思うわけです。
出遅れて好走率が低くなる上に、過剰人気にもなる。
だから私ブエナの場合、出遅れ癖がある馬を積極的に軸馬にする事は少ないです。
▼ただし、出遅れ癖のある馬が人気薄なら?
これは過剰人気になっていないということなので、狙っていきます。
無欲の追い込み、という言葉がありますが、逃げ馬や追い込み馬などの極端な脚質の馬は、人気がない時に狙う方が良い。
人気がない方が、思い切って乗ることが出来る分、極端な作戦が成功しやすいからです。
▼出遅れる馬は、特に単勝系の回収率が低くなりやすい
出遅れ癖のある馬は、単勝回収率は低くなりやすく、複勝回収率はそれほど下がらない印象です。
(あくまで私ブエナの見解です)
という事は、馬券的には、出遅れる馬でも三連複やワイドの軸ならアリと言える。
逆に、出遅れる馬を1着固定にしたり、単勝勝負というのは、長期回収率を考えると、あまり美味しくないと思うわけ。
▼私の考えですが、馬券種というのは、軸馬の脚質から臨機応変に変化させても良いと考えています。
上述の通り、軸馬が出遅れる馬なら、複系馬券が効果的になるからです。
このような地道な戦略が、プラス収支への道だと思います。
▼競馬は、先行有利
さて、「出遅れ癖のある馬」についての考察を続けます。
このブログでもよく書いていますが、「競馬は前に行った馬の方が儲かる」
これはデータ分析してみれば、明らかです。
▼競馬においては、下級クラスであろうが、午後のレースであろうが、G1レースであろうが、
「前に行けば行くほど儲かる」わけです。
イメージ的には、「大外からの追い込み」の方がよく決まっている印象ですが、追い込み馬の回収率は最も低い。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼このような観点からも、「出遅れ癖のある馬」は必然的に回収率が低くなるのかなと。
「出遅れ =追い込み」だからです。
出遅れてしまえば、騎手も覚悟を決めて直線勝負。
そのようなレースになることが多い。
騎手のタイプにもよりますが、大きく出遅れた時、それを取り戻そうと道中からスピードを上げていくケースは少ない印象です。
それをやってしまうと、道中で脚を使ってしまい、最後の直線で伸びないからです。
▼そう考えるとやはり、
「出遅れ⇒ 追い込み⇒ 回収率が低い」
という感じになるのかなと。
▼出遅れる馬でも狙うケース
と、ここまで追い込み馬のネガティブな部分にばかり言及してきました。
ただ、私ブエナの個人的な馬券戦略で言えば、私自身は、脚質でそれほど大きく馬券構成を変える事はありません。
私の場合は、基本的には「自分が狙う形」があって、そこに合致するかどうか。
最重要なのはオッズ、と考えています。
▼なので、自分の狙い目とオッズがマッチしていれば、大体そのまま勝負します。
もし軸馬に出遅れ癖があったとしても、あまり気にせずに馬券購入することが多いです。
▼それはなぜかというと、私の馬券戦略は、レースごとに単品で存在しているものではなく、長期戦略で決めているからです。
点ではなく線で、その日の馬券購入レースを決めているわけです。
なので、軸馬が追い込み馬だったり、軸馬の騎手が下手だったりしても、基本的にはそのまま購入するわけです。
▼1レース1レースを見るのではなく、10レース・30レース・50レースという流れの中で、購入馬券を決めている。
ここには例えば、マツリダ予想で言う、反動狙いなども取り入れています。
このような長期戦略の場合は、出遅れ癖があるからといって軸馬を変えてしまうと、全体の流れが崩れてしまい、逆に回収率が下がってしまうと思うわけです。
▼とは言え、「出遅れ癖のある馬」が明らかに存在していて、それが人気馬だった場合、その出遅れ癖のある馬を切って勝負することも、もちろんあります。
では少し、具体的なケーススタディについても考えてみましょう。
【阪神大賞典2020年】
1着 ユーキャンスマイル(2番人気)
2着 トーセンカンビーナ(5番人気)
3着 メイショウテンゲン(4番人気)
:
7着 キセキ(1番人気)
はい。
このレースは、1番人気がキセキ。
しかも、単勝1.6倍という断然人気でした。
▼ただキセキは、この前のレース、有馬記念で大きく出遅れています。
ムーア騎手の腕と、ハイペースに恵まれて5着まで来たものの、ゲートの不安は払拭できていなかった。
▼しかも断然人気。
当ブログではいつも書いていますが、断然人気の馬から馬券購入していると、高確率でマイナス収支になります。
そのような点を勘案しても、この阪神大賞典でキセキを軸馬にするのは、得策では無い。
▼私の馬券としては、軸は、マツリダ予想の◎でもあったユーキャンスマイル。
G2までなら安定して走る馬で、あまり過剰人気にならないのも狙いやすい理由でした。
▼何と言っても、断然の1番人気キセキには、出遅れという爆弾がセットされている。
「不安要素のある断然人気馬」がいるときには、それ以外の馬の期待値が急上昇します。
これは、当ブログでいつも書いている通りです。
▼馬券は、ユーキャンスマイルを軸に、中穴への流し。
いつも通りの馬券スタイルですね。
誰でも簡単に高配当が引っかかる中穴狙い、ということになります。
▼レースは、懸念した通り、キセキが大きく出遅れてしまいます。
そのまま後方待機していれば、3着くらいには来れたかもしれませんが、川田騎手は、道中からリカバリーする作戦に。
その結果、引っかかってしまい暴走。
これでスタミナを失ったキセキは、7着に惨敗するわけです。
▼断然人気馬が自分のペースで走れなければ、次に強いのは2番人気馬。
2番人気のユーキャンスマイルは、キセキが暴走して作ったハイペースを、後方で虎視眈々。
結局、ユーキャンスマイルが勝ち、2着に5番人気、3着に4番人気、という決着になりました。
▼ごく普通の決着なんですが、三連複は7550円。好配当ですね。
これが、断然人気馬が飛んだときの破壊力になります。
特に難しいことをしなくても、断然人気馬に死角があれば、高配当をゲットするチャンスが広がるわけですね。
今回のように、断然人気馬に「出遅れ癖」がある場合は、さらにチャンスになります。
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「出遅れ癖のある馬は、やっぱり回収率が低くなりやすいと思う」
「出遅れ癖のある馬が、断然人気の時は、それ以外の馬で好配当を狙うチャンス」
「逆に、出遅れ癖のある馬が人気薄なら、普通に購入してもいいと思う」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼「競馬で出遅れると勝てませんか?」
というご質問をいただいたので、本日は、出遅れ癖と馬券について書いてみたいと思います。
▼サラブレッドは生き物なので、1頭1頭に個性があります。
スピードのある馬、パワーのある馬、根性がある馬、などなど。
そのような個性の中に「出遅れ癖」というものもあります。
▼出遅れ癖、つまり、スタートで出遅れる馬ですね。
サラブレッドは競走馬になるために、ゲートの試験があります。
なので、すべてのサラブレッドはゲート試験に合格しているわけですが、やっぱりどうしても出遅れ癖が抜けない馬もいるわけです。
▼メジャーどころで言えば、
ペルーサ・ゴールドシップ・ルーラーシップ・イジゲン、などなど。
これらの馬は、ゲートを出るのが苦手か、あるいはゲートを出た後の加速が悪いわけです。
その結果、スタートした後、すぐに他の馬に置いていかれてしまうわけですね。
▼さてでは、このような出遅れ癖のある馬は、馬券的には買いなのか?
ケースバイケースではありますが、基本的に、
「出遅れ癖のある馬は、やや期待値は低め」
と私ブエナは考えます。
▼理由は、出遅れる事で単純に、その分の走破時計が遅くなること。
そして何より、「位置取りが悪くなること」
出遅れて後方から進むことになれば、位置取りの選択肢がなくなります。
つまり出遅れてしまうと、「最後方から一か八か」というスタイルになりがちであるということです。
追い込み馬について書いたときにも解説しましたが、競馬というのは基本的に「先行有利」です。
出遅れて最後方から進めば、それだけで不利ということ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼また、先ほど挙げた馬たちの名前を見ても、
ペルーサ・ゴールドシップ・ルーラーシップ・イジゲン
これらの馬はスタートが悪く、それゆえに、時としてなかなか結果が出せなかったりするわけですが、
「出遅れて負けても、人気が下がらない」
という特徴があります。
▼出遅れ癖があって、それが着順に不利な影響を与えることがわかっているのに、人気が下がらないわけです。
これが期待値の低さにつながってしまいます。
▼なぜ出遅れるのに、人気が落ちないのか?
それは「派手だから」「面白く魅力的だから」
「大きく出遅れて最後方から。しかし!直線で目の覚めるような怒涛の追い込みで、まさかの優勝!!」
このようなタイプの馬は、非常に人気が出やすく、出遅れ癖が不利であっても人気が落ちない印象。
▼逆に、優等生タイプで、スムーズに先行し、地味に直線で抜け出してくるタイプ。
このようなタイプは馬券的には非常に美味しいタイプかと。
地味すぎて、あまり過剰人気にならないからですね。
▼確かに、競馬の魅力の1つに「怒涛の追い込み」というものがあります。
私も、追い込み馬は大好きです。
しかし馬券は別。
好きな馬と馬券は、別物として考える。
応援馬券と勝負馬券は別物だと、私ブエナは考えています。
▼それでは具体的なデータも見てみましょう。
先ほど、名前を挙げた、出遅れ癖のある馬。
彼らの単勝回収率を並べてみます。
(2015.12.11時点)
(ブエナ調べ)
◆ゴールドシップ155%
◆イジゲン86%
◆ペルーサ64%
◆ルーラーシップ89%
はい。
ゴールドシップは、さすが歴史に名を残すスターホースだけあってプラス回収ですが、その他の馬は、これだけ名前が売れているスターホースであるにも関わらず、マイナス回収です。
ゴールドシップにしても、歴史に名を残す記録的な馬にしては、回収率はやや低いと思いますね。
▼それでは、「出遅れ癖がない馬」も、ちょっと見てみましょう。
◆ジェンティルドンナ213%
◆オルフェーヴル192%
◆テイエムオペラオー166%
◆ウオッカ190%
はい。
出遅れ癖がある馬の回収率と比べると、歴然とした差がある印象。
同じ「スターホース」であっても、出遅れ癖がある馬と、ない馬とでは、これほどまでに回収率が違うということです。
▼ということで本日は、出遅れ癖のある馬について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
「出遅れ癖のある馬は、回収率が低めである」
と、私は考えています。
▼出遅れて、絶望的な位置から追い込んでくる馬は、非常に魅力的です。カッコいいです。
ただ、馬券で儲けようとした場合、そのような馬の期待値は低めなので、注意が必要。
「応援する馬と、馬券を買う馬は、別にしても良い」と、私は思います。
その辺は、それぞれの価値観ですが、回収率を上げて、負けない競馬をして行きたいなら、期待値の高い馬だけを狙っていくのが良いかと思います。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
出遅れる馬の狙い方
▼出遅れる馬についての考察を続けます。
先ほど、出遅れる馬と、出遅れない馬のデータを見ました。
あれを見ていると、どちらも馬の潜在能力は同じくらいなのではないかと感じてしまいます。
つまり、出遅れ癖のある馬は、もし出遅れなければ、もっと名馬になれていたのかなと。
▼あくまでも、私ブエナの考えですが、スタートセンスだけで回収率も、そしてその馬の生涯獲得賞金も、大きく違ってくるのではないかと思います。
前述の通り、競馬というのは先行馬有利。
スタートを決めて、4~5番手の位置で折り合える馬と、出遅れて最後方からマクるしかない馬。
同じ能力でも、この2頭の生涯成績は大きく違ってくると思うわけです。
▼出遅れる馬が儲からない理由
私たちの目的は、馬券で利益を出す事なので、出遅れる馬はあまり狙いたくない。
むしろ私の場合、出遅れる馬が断然の1番人気だったら、飛んでくれる事を期待して、別の馬から勝負することも多いです。
ゴールドシップなどは、断然人気で頻繁にコケていたので、何度か美味しい馬券を取らせてもらっています。
▼ゴールドシップもそうですが、出遅れる馬は、追い込み馬が多い。
そして追い込み馬は、好走率が低い割に、過剰人気になりやすいと思うわけです。
出遅れて好走率が低くなる上に、過剰人気にもなる。
だから私ブエナの場合、出遅れ癖がある馬を積極的に軸馬にする事は少ないです。
▼ただし、出遅れ癖のある馬が人気薄なら?
これは過剰人気になっていないということなので、狙っていきます。
無欲の追い込み、という言葉がありますが、逃げ馬や追い込み馬などの極端な脚質の馬は、人気がない時に狙う方が良い。
人気がない方が、思い切って乗ることが出来る分、極端な作戦が成功しやすいからです。
▼出遅れる馬は、特に単勝系の回収率が低くなりやすい
出遅れ癖のある馬は、単勝回収率は低くなりやすく、複勝回収率はそれほど下がらない印象です。
(あくまで私ブエナの見解です)
という事は、馬券的には、出遅れる馬でも三連複やワイドの軸ならアリと言える。
逆に、出遅れる馬を1着固定にしたり、単勝勝負というのは、長期回収率を考えると、あまり美味しくないと思うわけ。
▼私の考えですが、馬券種というのは、軸馬の脚質から臨機応変に変化させても良いと考えています。
上述の通り、軸馬が出遅れる馬なら、複系馬券が効果的になるからです。
このような地道な戦略が、プラス収支への道だと思います。
▼競馬は、先行有利
さて、「出遅れ癖のある馬」についての考察を続けます。
このブログでもよく書いていますが、「競馬は前に行った馬の方が儲かる」
これはデータ分析してみれば、明らかです。
▼競馬においては、下級クラスであろうが、午後のレースであろうが、G1レースであろうが、
「前に行けば行くほど儲かる」わけです。
イメージ的には、「大外からの追い込み」の方がよく決まっている印象ですが、追い込み馬の回収率は最も低い。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼このような観点からも、「出遅れ癖のある馬」は必然的に回収率が低くなるのかなと。
「出遅れ =追い込み」だからです。
出遅れてしまえば、騎手も覚悟を決めて直線勝負。
そのようなレースになることが多い。
騎手のタイプにもよりますが、大きく出遅れた時、それを取り戻そうと道中からスピードを上げていくケースは少ない印象です。
それをやってしまうと、道中で脚を使ってしまい、最後の直線で伸びないからです。
▼そう考えるとやはり、
「出遅れ⇒ 追い込み⇒ 回収率が低い」
という感じになるのかなと。
▼出遅れる馬でも狙うケース
と、ここまで追い込み馬のネガティブな部分にばかり言及してきました。
ただ、私ブエナの個人的な馬券戦略で言えば、私自身は、脚質でそれほど大きく馬券構成を変える事はありません。
私の場合は、基本的には「自分が狙う形」があって、そこに合致するかどうか。
最重要なのはオッズ、と考えています。
▼なので、自分の狙い目とオッズがマッチしていれば、大体そのまま勝負します。
もし軸馬に出遅れ癖があったとしても、あまり気にせずに馬券購入することが多いです。
▼それはなぜかというと、私の馬券戦略は、レースごとに単品で存在しているものではなく、長期戦略で決めているからです。
点ではなく線で、その日の馬券購入レースを決めているわけです。
なので、軸馬が追い込み馬だったり、軸馬の騎手が下手だったりしても、基本的にはそのまま購入するわけです。
▼1レース1レースを見るのではなく、10レース・30レース・50レースという流れの中で、購入馬券を決めている。
ここには例えば、マツリダ予想で言う、反動狙いなども取り入れています。
このような長期戦略の場合は、出遅れ癖があるからといって軸馬を変えてしまうと、全体の流れが崩れてしまい、逆に回収率が下がってしまうと思うわけです。
▼とは言え、「出遅れ癖のある馬」が明らかに存在していて、それが人気馬だった場合、その出遅れ癖のある馬を切って勝負することも、もちろんあります。
では少し、具体的なケーススタディについても考えてみましょう。
【阪神大賞典2020年】
1着 ユーキャンスマイル(2番人気)
2着 トーセンカンビーナ(5番人気)
3着 メイショウテンゲン(4番人気)
:
7着 キセキ(1番人気)
はい。
このレースは、1番人気がキセキ。
しかも、単勝1.6倍という断然人気でした。
▼ただキセキは、この前のレース、有馬記念で大きく出遅れています。
ムーア騎手の腕と、ハイペースに恵まれて5着まで来たものの、ゲートの不安は払拭できていなかった。
▼しかも断然人気。
当ブログではいつも書いていますが、断然人気の馬から馬券購入していると、高確率でマイナス収支になります。
そのような点を勘案しても、この阪神大賞典でキセキを軸馬にするのは、得策では無い。
▼私の馬券としては、軸は、マツリダ予想の◎でもあったユーキャンスマイル。
G2までなら安定して走る馬で、あまり過剰人気にならないのも狙いやすい理由でした。
▼何と言っても、断然の1番人気キセキには、出遅れという爆弾がセットされている。
「不安要素のある断然人気馬」がいるときには、それ以外の馬の期待値が急上昇します。
これは、当ブログでいつも書いている通りです。
▼馬券は、ユーキャンスマイルを軸に、中穴への流し。
いつも通りの馬券スタイルですね。
誰でも簡単に高配当が引っかかる中穴狙い、ということになります。
▼レースは、懸念した通り、キセキが大きく出遅れてしまいます。
そのまま後方待機していれば、3着くらいには来れたかもしれませんが、川田騎手は、道中からリカバリーする作戦に。
その結果、引っかかってしまい暴走。
これでスタミナを失ったキセキは、7着に惨敗するわけです。
▼断然人気馬が自分のペースで走れなければ、次に強いのは2番人気馬。
2番人気のユーキャンスマイルは、キセキが暴走して作ったハイペースを、後方で虎視眈々。
結局、ユーキャンスマイルが勝ち、2着に5番人気、3着に4番人気、という決着になりました。
▼ごく普通の決着なんですが、三連複は7550円。好配当ですね。
これが、断然人気馬が飛んだときの破壊力になります。
特に難しいことをしなくても、断然人気馬に死角があれば、高配当をゲットするチャンスが広がるわけですね。
今回のように、断然人気馬に「出遅れ癖」がある場合は、さらにチャンスになります。
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