1番人気の勝率・連対率・複勝率・回収率。買い続けると儲からない?買う時・買わない時
1番人気のデータ傾向について
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「ブエナ調べでは、1番人気の勝率32%、連対率51%、複勝率64%、単勝回収率77%、複勝回収率83% という感じ」
「上記の通り、1番人気の的中率はかなり高いが、いつも1番人気を買っていても利益は出ない」
「なので、『儲かる1番人気』を狙って購入することが、1番人気で利益を出すための重要ポイントになると思う」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼競馬予想をする上で、「1番人気馬」は、最も重要なファクターだと、私ブエナは考えます。
どんなレースでも、競馬予想は1番人気の分析から始まる。
当ブログでいつも書いている通りです。
▼1番人気は、長期的に見ると、どんな馬よりも的中率は高くなる。
どんなに競馬予想がうまい達人がいたとしても、1番人気には勝てない。
とにかく1番人気馬というのは、長期的にはそのレースでは最強の馬なのです。
(マツリダ予想より引用)
▼では、具体的に1番人気のデータを見てみます。
【1番人気データ】 過去5年分
2012~2017.1
17483頭分析(ブエナ調べ)
勝率32%
連対率51%
複勝率(3着内率)64%
単勝回収率 77%
複勝回収率 83%
はい。
過去5年分の、17483頭の1番人気馬を、一切のフィルタリングなしでデータ分析すると、上記のようになります。
私ブエナの集計した数字なので、完璧に正しいかどうかわかりませんが、大きな間違いはないと思います。
▼1番人気の連対率は50%以上なので、馬連で1番人気を外せば、その時点で的中率は、49%未満になる。
また、1番人気の複勝率は64%なので、三連系で1番人気を外せば、その時点で的中率は、最大でも36%未満になるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼三連系の最大的中率が36%未満というのは、実際のところ、かなり厳しい数字だと私ブエナは感じます。
私の場合、的中率は30%くらいに設定して馬券を構成するので、最大的中率が36%未満というのは、厳しい。
だから私ブエナは、無理に1番人気を切ったりせず、まずは期待値分析をして、「その1番人気は儲かる1番人気なのか?」をまず検討するわけです。
▼1番人気と一括りにしていますが、この1番人気の中には、「儲かる1番人気」と「儲からない1番人気」がいるわけです。
(これもマツリダ予想より引用)
つまり、レース条件によって、1番人気は信頼できたり、信頼できなくなったりする。
これをあらかじめ分析しておけば、馬券で利益を出すことが可能になります。
▼例えば、1番人気でも「芝の1番人気は、連対率50%」だが、「ダートの1番人気は、連対率52%」である。
芝のレースは、トラックバイアス(馬場の偏り)があるため、単純な能力だけでは決まらないことがある。
一方、ダートは砂のレースなので、トラックバイアスが少ない。
その結果、ダートの方が1番人気の信頼度が少し増すのかなと。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼また、「頭数が10頭以下のレース」では、1番人気の連対率は、60%もある。
その一方で、「フルゲート18頭のレース」では、1番人気の連対率は、45%しかない。
同じ1番人気なのに、レース条件によって連対率が15%も違う。
という事は、1番人気を切るなら、多頭数の方がいいのではないか?と、私ブエナは思うわけです。
▼ここからさらに分析を進めます。
「18頭立てのハンデ戦」
この場合、1番人気の連対率は、39%まで下がります。
穴党タイプには、美味しい感じになってきましたね。
▼さらに進めます。
「18頭立てのハンデ戦で、1400m」
この場合、1番人気の連対率は、29%まで下がります。
この条件だと、1番人気は儲からないと言えるのではないか?
1番人気を切るなら、このように「1番人気が弱い条件」を探していくのが有効だと、私ブエナは思うわけ。
▼では逆に、1番人気が強い条件は?
例えば、先程もデータを見ましたが、「10頭以下」
この条件をさらに分析してみます。
▼「10頭以下の重賞レース」
少頭数の重賞レースでは、1番人気の連対率は、67%もある。
このような条件で1番人気を切ってしまうと、ほとんど馬券は当たらないです。
同じ条件で、1番人気の複勝率は、78%です。
つまり、「10頭以下の重賞レース」で、1番人気を切ってしまうと、ほぼ馬券は当たらないということになります。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ということで本日は、1番人気が強い条件・弱い条件について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
1番人気の分析は、本当に重要です。
ここまで見てきた通り、1番人気の分析を誤ると、ほとんど馬券が的中しなくなってしまう。
穴党の人も、本命党の人も、まずそのレースの1番人気馬を分析すること。
そして、1番人気が強いと判断したら、穴党の人はそのレースを見送るのも大切だと、私ブエナは思うわけです。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼1番人気のデータ傾向についての考察を続けます。
クラス別にみると、「新馬戦」と「未勝利戦」は、1番人気が強い印象です。
1番人気を見ると、「新馬戦の連対率53%」「未勝利戦の連対率54%」と、平均的な1番人気より強いです。
▼これが500万条件以上になると、1番人気の連対率は48%まで下がる。
これはおそらく、新馬戦と未勝利戦では、出走各馬の力差が明白であるため、オッズが正確に能力を表しているからだと思われます。
クラスが上がるほど、各馬のパワーバランスは接近するので、オッズが示す1番人気の信頼度が下がっていくのかなと。
ただ、私ブエナは、午後のレースで勝負するので、新馬戦と未勝利戦はあまり関係ないんですが。
▼競馬場によって1番人気の信頼度が違う
あと、1番人気の信頼度が下がる条件として、「ローカル競馬場」というのがあります。
中央競馬には、「中央4場」と「それ以外のローカル6場」がある。
中央場所というのはおなじみの、東京・中山・京都・阪神ですね。
ローカル競馬場はそれ以外の、函館・札幌・福島・新潟・中京・小倉です。
▼ではこの中で、1番人気の信頼度が下がるのは?
私ブエナの見解ですが、「福島・新潟・中京・小倉のローカル4場は、1番人気の信頼度が下がると思う」
▼ローカル開催というのは、中央開催に比べて、レベルが少し下がる印象です。
また、騎手のレベルで見ても、腕のいいリーディング上位の騎手は、中央開催に参戦することが多い。
その一方で、中央開催では乗り馬がいない騎手が、ローカル開催・裏開催に回ることが多い印象です。
▼そのため、ローカル開催は、中央開催と比べるとレベルが低くなりがち。
どんぐりの背比べのようなレースが多くなり、各馬の能力差が少なくなる。
そうなると必然的に、1番人気の信頼度も下がると思うわけです。
▼ただ、「函館と札幌」この2つは、ローカル開催の中でも、1番人気の信頼度が下がらない印象です。
というか、むしろ北海道では1番人気の信頼度が高い気がする。
これは、北海道のレースは「洋芝」で、あまり芝が痛まない。
なので、極端に馬場が悪くなったりすることがなく、強い馬が能力を発揮しやすいのかもしれません。
あと、北海道の競馬は気候などの環境がいいので、将来有望な馬が集まりやすい。
その結果、強い1番人気がしっかり結果を出してくることも一因かもしれません。
▼同じ1番人気でも、的中率と回収率が全然違う
さて、ここまで1番人気についてのデータをいろいろと見てきました。
ここで1つ、基本的な注意点について確認してみたい。
それは、
「同じ1番人気でも、オッズによってその信頼性は大きく変わる」
という部分です。
▼当たり前ですが、「単勝4倍の1番人気」と「単勝1.3倍の1番人気」では、好走確率が全く違います。
前者の連対率は40%台なのに対し、後者の連対率は60%を軽く超えます。
▼要は、「混戦の1番人気」と「断然の1番人気」の違いですね。
ここをしっかり分類せず、単純に1番人気としてまとめてしまうと、データとして成立しません。
▼断然人気の馬は、利益を出しにくい
注意点として、
「断然の1番人気の方が、好走確率が圧倒的に高いわけだから、このような馬を狙っていけばいいのでは?」
と、考えてしまうことです。
これは大きな勘違い。
▼確かに、断然の1番人気は好走確率が非常に高い。
だからそのような馬を狙えば、的中率は高くなる。
しかしながら、私たちが馬券を買う目的は、「回収率を高めて利益を出す事」です。
その点で、断然の1番人気馬というのは、とにかく「オッズの歪み」が小さい。
だから的中率はすごく高くなるんですが、なかなか利益を出しにくいと思うわけです。
▼ただ、断然の1番人気馬でも、期待値が高い馬は、いるわけです。
好走確率と期待値は全く別物。
初心者さんは、この部分で理解が難しいかもしれません。
▼初心者さんがやってしまいがちなミスは、
「的中率が高いから、断然人気の馬から馬券を買おう!」これです。
これは確かに的中率は高くなるのですが、回収率がついてこないので、長期的には確実にお金が減っていきます。
▼かといって、「じゃあギリギリの混戦レースで1番人気を狙おう!」
これもちょっと違うわけです。
なぜなら、混戦の1番人気馬でも、期待値が高い馬と、期待値が低い馬がいるからです。
▼1番人気馬の期待値を見極める方法
このような「1番人気馬の期待値」をどうやって判断するのか?
これこそが私ブエナが常に書いているような、「データ・パドック・血統」なんですね。
なぜこの3つの武器が必要になるかというと、1番人気馬の期待値分析をするためと言っても過言では無いわけです。
▼競馬新聞とにらめっこしても、期待値が高い1番人気馬は見つからない。
競馬新聞というのは、むしろ1番人気馬を煽って、過剰人気を演出してしまう。
なので、競馬新聞だけで馬券購入すると、いつの間にか断然人気の馬から馬券を購入しており、マイナスが増えたりするんですね。
▼データ・パドック・血統は、すべてを勉強する必要はありません。
どれか1つだけ、しっかりと極めることができれば、馬券で利益を出す事は可能です。
ただ、競馬の勉強は時間がかかるので、独学でやる余裕がない人は、信頼できる師匠やサイトを見つけるのが良いでしょう。
▼では次に、「重賞レースの1番人気」について考えてみましょう。
【重賞レースの1番人気データ】2010~2020年
勝率30%
連対率48%
複勝率60%
単勝回収率76%
複勝回収率81%
はい。
過去10年間のすべての重賞レースの1番人気馬を集計すると、上記のような成績になります。
▼重賞レースの1番人気は、全クラスの合計と比べると、やや成績が落ちる感じですね。
ではここから、馬券に使えそうなデータを拾ってみましょう。
▼まず、競馬場ごとのデータを見てみます。
【競馬場別・1番人気データ。芝重賞レース】2010~2020年
東京競馬場⇒単勝回収率89%
新潟競馬場⇒単勝回収率87%
中京競馬場⇒単勝回収率85%
はい。
芝の重賞レースで、1番人気の期待値が高いコースは上記の通りです。
▼この3つの競馬場は、平均的な1番人気の成績を大きく上回っています。
これらの競馬場の特徴は、「左回りで広い競馬場」ということになります。
広い競馬場の方が、前が詰まったりする不利が少なく、強い馬が能力を発揮できるからですね。
▼では逆に、直線が短く、小回りの競馬場のデータも見てみましょう。
【競馬場別・1番人気データ。芝重賞レース】2010~2020年
函館競馬場⇒単勝回収率57%
小倉競馬場⇒単勝回収率48%
京都競馬場⇒単勝回収率67%
はい。
上記の3つの競馬場では、1番人気の単勝回収率が低くなっています。
つまり、 1番人気の勝率が低いということです。
▼小回りで小さな競馬場では、馬群が密集し、前が詰まったり不利があったりするわけです。
その結果、強い馬が能力を発揮できなくなり、1番人気の的中率と回収率が下がるわけですね。
▼以上のようなことから、1番人気を狙う場合、広い競馬場の方が回収率が上がりやすくなることがわかります。
この傾向は、芝の重賞レースだけでなく、ダートの重賞レースでも同じになります。
とにかく1番人気というのは、広いコースの方が回収率が高くなりやすい。
それを覚えておくだけでも、あなたの馬券収支は改善されていくと思います。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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「ブエナ調べでは、1番人気の勝率32%、連対率51%、複勝率64%、単勝回収率77%、複勝回収率83% という感じ」
「上記の通り、1番人気の的中率はかなり高いが、いつも1番人気を買っていても利益は出ない」
「なので、『儲かる1番人気』を狙って購入することが、1番人気で利益を出すための重要ポイントになると思う」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼競馬予想をする上で、「1番人気馬」は、最も重要なファクターだと、私ブエナは考えます。
どんなレースでも、競馬予想は1番人気の分析から始まる。
当ブログでいつも書いている通りです。
▼1番人気は、長期的に見ると、どんな馬よりも的中率は高くなる。
どんなに競馬予想がうまい達人がいたとしても、1番人気には勝てない。
とにかく1番人気馬というのは、長期的にはそのレースでは最強の馬なのです。
(マツリダ予想より引用)
▼では、具体的に1番人気のデータを見てみます。
【1番人気データ】 過去5年分
2012~2017.1
17483頭分析(ブエナ調べ)
勝率32%
連対率51%
複勝率(3着内率)64%
単勝回収率 77%
複勝回収率 83%
はい。
過去5年分の、17483頭の1番人気馬を、一切のフィルタリングなしでデータ分析すると、上記のようになります。
私ブエナの集計した数字なので、完璧に正しいかどうかわかりませんが、大きな間違いはないと思います。
▼1番人気の連対率は50%以上なので、馬連で1番人気を外せば、その時点で的中率は、49%未満になる。
また、1番人気の複勝率は64%なので、三連系で1番人気を外せば、その時点で的中率は、最大でも36%未満になるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼三連系の最大的中率が36%未満というのは、実際のところ、かなり厳しい数字だと私ブエナは感じます。
私の場合、的中率は30%くらいに設定して馬券を構成するので、最大的中率が36%未満というのは、厳しい。
だから私ブエナは、無理に1番人気を切ったりせず、まずは期待値分析をして、「その1番人気は儲かる1番人気なのか?」をまず検討するわけです。
▼1番人気と一括りにしていますが、この1番人気の中には、「儲かる1番人気」と「儲からない1番人気」がいるわけです。
(これもマツリダ予想より引用)
つまり、レース条件によって、1番人気は信頼できたり、信頼できなくなったりする。
これをあらかじめ分析しておけば、馬券で利益を出すことが可能になります。
▼例えば、1番人気でも「芝の1番人気は、連対率50%」だが、「ダートの1番人気は、連対率52%」である。
芝のレースは、トラックバイアス(馬場の偏り)があるため、単純な能力だけでは決まらないことがある。
一方、ダートは砂のレースなので、トラックバイアスが少ない。
その結果、ダートの方が1番人気の信頼度が少し増すのかなと。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼また、「頭数が10頭以下のレース」では、1番人気の連対率は、60%もある。
その一方で、「フルゲート18頭のレース」では、1番人気の連対率は、45%しかない。
同じ1番人気なのに、レース条件によって連対率が15%も違う。
という事は、1番人気を切るなら、多頭数の方がいいのではないか?と、私ブエナは思うわけです。
▼ここからさらに分析を進めます。
「18頭立てのハンデ戦」
この場合、1番人気の連対率は、39%まで下がります。
穴党タイプには、美味しい感じになってきましたね。
▼さらに進めます。
「18頭立てのハンデ戦で、1400m」
この場合、1番人気の連対率は、29%まで下がります。
この条件だと、1番人気は儲からないと言えるのではないか?
1番人気を切るなら、このように「1番人気が弱い条件」を探していくのが有効だと、私ブエナは思うわけ。
▼では逆に、1番人気が強い条件は?
例えば、先程もデータを見ましたが、「10頭以下」
この条件をさらに分析してみます。
▼「10頭以下の重賞レース」
少頭数の重賞レースでは、1番人気の連対率は、67%もある。
このような条件で1番人気を切ってしまうと、ほとんど馬券は当たらないです。
同じ条件で、1番人気の複勝率は、78%です。
つまり、「10頭以下の重賞レース」で、1番人気を切ってしまうと、ほぼ馬券は当たらないということになります。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ということで本日は、1番人気が強い条件・弱い条件について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
1番人気の分析は、本当に重要です。
ここまで見てきた通り、1番人気の分析を誤ると、ほとんど馬券が的中しなくなってしまう。
穴党の人も、本命党の人も、まずそのレースの1番人気馬を分析すること。
そして、1番人気が強いと判断したら、穴党の人はそのレースを見送るのも大切だと、私ブエナは思うわけです。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
1番人気が強い時・弱い時
▼1番人気のデータ傾向についての考察を続けます。
クラス別にみると、「新馬戦」と「未勝利戦」は、1番人気が強い印象です。
1番人気を見ると、「新馬戦の連対率53%」「未勝利戦の連対率54%」と、平均的な1番人気より強いです。
▼これが500万条件以上になると、1番人気の連対率は48%まで下がる。
これはおそらく、新馬戦と未勝利戦では、出走各馬の力差が明白であるため、オッズが正確に能力を表しているからだと思われます。
クラスが上がるほど、各馬のパワーバランスは接近するので、オッズが示す1番人気の信頼度が下がっていくのかなと。
ただ、私ブエナは、午後のレースで勝負するので、新馬戦と未勝利戦はあまり関係ないんですが。
▼競馬場によって1番人気の信頼度が違う
あと、1番人気の信頼度が下がる条件として、「ローカル競馬場」というのがあります。
中央競馬には、「中央4場」と「それ以外のローカル6場」がある。
中央場所というのはおなじみの、東京・中山・京都・阪神ですね。
ローカル競馬場はそれ以外の、函館・札幌・福島・新潟・中京・小倉です。
▼ではこの中で、1番人気の信頼度が下がるのは?
私ブエナの見解ですが、「福島・新潟・中京・小倉のローカル4場は、1番人気の信頼度が下がると思う」
▼ローカル開催というのは、中央開催に比べて、レベルが少し下がる印象です。
また、騎手のレベルで見ても、腕のいいリーディング上位の騎手は、中央開催に参戦することが多い。
その一方で、中央開催では乗り馬がいない騎手が、ローカル開催・裏開催に回ることが多い印象です。
▼そのため、ローカル開催は、中央開催と比べるとレベルが低くなりがち。
どんぐりの背比べのようなレースが多くなり、各馬の能力差が少なくなる。
そうなると必然的に、1番人気の信頼度も下がると思うわけです。
▼ただ、「函館と札幌」この2つは、ローカル開催の中でも、1番人気の信頼度が下がらない印象です。
というか、むしろ北海道では1番人気の信頼度が高い気がする。
これは、北海道のレースは「洋芝」で、あまり芝が痛まない。
なので、極端に馬場が悪くなったりすることがなく、強い馬が能力を発揮しやすいのかもしれません。
あと、北海道の競馬は気候などの環境がいいので、将来有望な馬が集まりやすい。
その結果、強い1番人気がしっかり結果を出してくることも一因かもしれません。
▼同じ1番人気でも、的中率と回収率が全然違う
さて、ここまで1番人気についてのデータをいろいろと見てきました。
ここで1つ、基本的な注意点について確認してみたい。
それは、
「同じ1番人気でも、オッズによってその信頼性は大きく変わる」
という部分です。
▼当たり前ですが、「単勝4倍の1番人気」と「単勝1.3倍の1番人気」では、好走確率が全く違います。
前者の連対率は40%台なのに対し、後者の連対率は60%を軽く超えます。
▼要は、「混戦の1番人気」と「断然の1番人気」の違いですね。
ここをしっかり分類せず、単純に1番人気としてまとめてしまうと、データとして成立しません。
▼断然人気の馬は、利益を出しにくい
注意点として、
「断然の1番人気の方が、好走確率が圧倒的に高いわけだから、このような馬を狙っていけばいいのでは?」
と、考えてしまうことです。
これは大きな勘違い。
▼確かに、断然の1番人気は好走確率が非常に高い。
だからそのような馬を狙えば、的中率は高くなる。
しかしながら、私たちが馬券を買う目的は、「回収率を高めて利益を出す事」です。
その点で、断然の1番人気馬というのは、とにかく「オッズの歪み」が小さい。
だから的中率はすごく高くなるんですが、なかなか利益を出しにくいと思うわけです。
▼ただ、断然の1番人気馬でも、期待値が高い馬は、いるわけです。
好走確率と期待値は全く別物。
初心者さんは、この部分で理解が難しいかもしれません。
▼初心者さんがやってしまいがちなミスは、
「的中率が高いから、断然人気の馬から馬券を買おう!」これです。
これは確かに的中率は高くなるのですが、回収率がついてこないので、長期的には確実にお金が減っていきます。
▼かといって、「じゃあギリギリの混戦レースで1番人気を狙おう!」
これもちょっと違うわけです。
なぜなら、混戦の1番人気馬でも、期待値が高い馬と、期待値が低い馬がいるからです。
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このような「1番人気馬の期待値」をどうやって判断するのか?
これこそが私ブエナが常に書いているような、「データ・パドック・血統」なんですね。
なぜこの3つの武器が必要になるかというと、1番人気馬の期待値分析をするためと言っても過言では無いわけです。
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▼では次に、「重賞レースの1番人気」について考えてみましょう。
【重賞レースの1番人気データ】2010~2020年
勝率30%
連対率48%
複勝率60%
単勝回収率76%
複勝回収率81%
はい。
過去10年間のすべての重賞レースの1番人気馬を集計すると、上記のような成績になります。
▼重賞レースの1番人気は、全クラスの合計と比べると、やや成績が落ちる感じですね。
ではここから、馬券に使えそうなデータを拾ってみましょう。
▼まず、競馬場ごとのデータを見てみます。
【競馬場別・1番人気データ。芝重賞レース】2010~2020年
東京競馬場⇒単勝回収率89%
新潟競馬場⇒単勝回収率87%
中京競馬場⇒単勝回収率85%
はい。
芝の重賞レースで、1番人気の期待値が高いコースは上記の通りです。
▼この3つの競馬場は、平均的な1番人気の成績を大きく上回っています。
これらの競馬場の特徴は、「左回りで広い競馬場」ということになります。
広い競馬場の方が、前が詰まったりする不利が少なく、強い馬が能力を発揮できるからですね。
▼では逆に、直線が短く、小回りの競馬場のデータも見てみましょう。
【競馬場別・1番人気データ。芝重賞レース】2010~2020年
函館競馬場⇒単勝回収率57%
小倉競馬場⇒単勝回収率48%
京都競馬場⇒単勝回収率67%
はい。
上記の3つの競馬場では、1番人気の単勝回収率が低くなっています。
つまり、 1番人気の勝率が低いということです。
▼小回りで小さな競馬場では、馬群が密集し、前が詰まったり不利があったりするわけです。
その結果、強い馬が能力を発揮できなくなり、1番人気の的中率と回収率が下がるわけですね。
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