中山競馬場の芝1600メートルは内枠有利?重賞レース攻略法
中山芝1600mの特徴と傾向データ
▼中山1600mは、内枠有利か?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「中山1600mは内枠有利だと思う。特に、レベルの高いレースになればなるほど、その傾向が強く出やすい気がする」
「ただ、的中率は内枠が高いが、回収率で言えば、あまり人気にならない外枠の方が高かったりする印象」
「尚、中山1600mの重賞レースでは、3~9番枠くらいが利益を出しやすい気がする」
それではこの件について、具体的に考察してみましょう。
▼前回の、新潟1,000メートルに引き続き、トリッキーなコースである、中山芝1,600メートルについてです。
中山1,600メートルは、圧倒的に内枠が有利のコースになっています。
このコースは、丸く円形のコースであり、円に沿って走っているような感じのコースです。
つまり内側を走るのと外側を走るのとでは、明らかに走る距離が違うわけですね。
▼ですから、この中山1,600メートルで勝つためには、先行して内々のポジションを取るか、内枠を引くか、どちらかの要素が基本的には必要になります。
中山1,600メートルで、殿一気とか大外一気というのは、よほど強い馬か、展開が向かない限りは、なかなか困難。
芝の状態が悪くなって、内が伸びない馬場(外差し馬場)にでもならない限りは、インコースを回ってきた馬が、最後の直線で伸びるケースが多い印象。
▼G1レースで言えば、中山競馬場の芝1,600メートルと言えば、2歳G1、朝日杯フューチュリティステークス。
このレースも、内枠の馬が勝つことが多く、大穴をあける場合でもインをついた馬が多かったです。
(※現在は、そのコースの不公平さが議論され、2014年から阪神開催に変更になってしまいました)
▼ただ、差し馬や追込み馬の場合は、内枠を引いても、直線で前が詰まったり不利を受けるリスクが高いので、何でもかんでも内枠のほうが良いというわけではない。
ですが、逃げ・先行馬であれば、圧倒的に内枠が有利なのが、中山競馬場の芝1,600メートルというコースです。
▼新潟の直線1000メートルの時にも解説した通り、競馬新聞の印というのは、枠順が発表される前につけられるケースが多く、枠による有利不利が、人気に反映されていない場合がある。
(※ただし、最近はインターネット投票の比率が上がってきて、枠順がかなりオッズに反映されてきています)
▼基本的には、新潟の直線1,000メートルは外枠が有利。
そして中山の芝1600メートルは、内枠が有利ということになりやすい印象。
(※オッズについては後述します)
特に、中山の芝1600mの内枠は、開幕週では圧倒的に有利ですので積極的に狙って行きたい所です。
▼では、中山の芝1,600メートルの具体的なデータも見てみましょう。
【中山芝1600m データ】
・2005~2015.9月
・262レース
・特別戦
◆1~2番枠の勝率 9~10%前後
◆9番枠より外の勝率 4~5%前後
はい。
勝率はダブルスコアとなっています。
当然ですが、1~2番の内枠は、勝率だけでなく、連対率・複勝率ともに外枠の馬を大きく上回っています。
▼ただ、新潟1,000メートルと違って、注意点があります。
新潟の直線は、外枠の馬を買っていれば簡単に儲かるデータとなりましたが、中山1,600メートルの場合は、少し違ってきます。
何が違うのか?
「中山1,600mは、内枠有利がオッズにかなり反映されてしまっている」
という部分です。
▼つまり、競馬ファンにとって、「中山1,600メートルの内枠有利」は、すでに当たり前の定説なので、1~2番枠の馬の馬券は、過剰に売れてしまうわけです。
その結果、オッズが下がってしまう。期待値も下がってしまう。
という事は、
「中山1,600メートルは、1~2番枠の馬の勝率は非常に高いが、過剰人気になるので、簡単に儲かるわけではない」
と言えるのではないか?
(あくまで私ブエナの見解です)
▼例えば、単勝の平均配当を見てみると、
【中山1,600m 単勝平均配当】
1番 694円
2番 856円
:
15番 2332円
16番 1729円
はい。
こんなに平均配当が違います。
(ブエナ調べ)
「中山1,600メートルの外枠に入った馬は、単勝が全然売れないので、逆に期待値は高い」
とも言えるような。
15番枠の馬は、単勝回収率116%(複勝回収率117%)と、高期待値です。
(ただし勝率は低い)
▼初心者さんは、この辺でよく分からなくなる人も多いです。
要は、「勝つ確率」と「儲かる馬」かどうかは、全くの別問題ということ。
競馬の初心者さんの場合、
×「強い馬= 勝つ確率が一番高い馬= 一番儲かる馬」
と、考えてしまいがちですが、これは全然違います。
▼日本の競馬は、変動オッズなので、多くの人が馬券を購入すれば、その馬券は「儲からない馬券となる」
逆に、今回の中山1600外枠馬など、明らかに不利と思われる馬で、多くの人が馬券を購入しなければ、その馬券は「儲かる馬券となる」わけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
中山1600は内枠有利ですが、あまりにもみんなが内枠の馬券に殺到すれば、今度は逆に、外枠の馬が儲かるようになるケースも出てくる、ということになるわけです。
▼ということで本日は、中山競馬場の芝1,600メートルは内枠有利か?について書いてみました。
私なりにまとめると、
「中山1600は内枠有利。ただし、すでにオッズに反映されているので、内枠から買えば簡単に儲かるというわけではない」
「それでも、レベルの高いレースになれば、やはり内枠の馬の方が儲けやすいと思う。ハイレベルなレースなら、平均回収率も内枠の方が高い」
私はこのように考えています。
これが変動オッズの難しさであり、面白さでもありますね。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼さて、第一部では、中山1600の傾向データとして、「内枠有利」と書きました。
ここでは、さらに突っ込んで考察してみたいと思います。
▼私ブエナが、中山1600のレースで馬券を購入する場合、積極的に狙っていくのは、
「5番枠までの内枠」
「15.16番枠」
「あるいは大外枠」
現時点では、この辺です。
▼「5番枠までの内枠」は、特に解説の必要はないと思います。
上述の通り、中山1600はカーブがきつい円形のコースなので、内枠の馬の好走率がかなり高くなっています。
なので、特に「軸馬」を選ぶときは、5番枠くらいまでの内枠の馬から選ぶことが多いです。
▼次に私ブエナが、中山1600で狙っていくのが、「15.16番枠」
これはもう完全に期待値の判断です。
「15.16番枠」の馬は、内枠の馬の半分くらいしか好走率はない。
しかし、内枠の馬よりむしろ回収率は高い。
▼これも上述の通り、「15.16番枠」の馬は、馬券が売れないからです。
あまりにも、「中山1600は外枠が不利!」というのが有名になりすぎて、だれも外枠を買わない。
だからこそ、儲かる馬となる。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ブエナ調べでは、中山1600で儲かる枠は、「15.16番枠」だったりします。
ただし先ほども書いたとおり、馬券になる確率は、内枠の馬の半分くらいしかない。
それでも、儲かる方を選ぶ。
これが、馬券で負けないための1つのコツだと、私ブエナは考えています。
▼最後に、「大外枠」
これは、15頭未満の場合も含みます。
中山1600の大外枠は、新潟1000と同じく、実は狙い目だったりする。私の見解ですが。
▼特に、中山1600の大外枠は、単勝回収率が122%もある。
私の場合、
「新潟1000の大外は、複勝狙い」
「中山1600の大外は、単勝狙い」
こんな感じの戦略にすることが多いです。
この辺をしっかりと認識できれば、いろいろなことに応用できます。
その結果、馬券の回収率を上げていくことも可能になっていくと思うわけ。
▼では次に、「中山1600mの重賞レース」
例えば、
ニュージーランドトロフィー
ダービー卿チャレンジトロフィー
フェアリーステークス
ターコイズステークス
京成杯オータムハンデキャップ
はい。
この辺の、中山1600mの重賞レースの枠は、どの枠が儲かるのか?
(2000年~2017.5)
▼私ブエナの印象では、「3~9番枠が利益を出しやすい気がする」
先ほどまでは特別戦でのデータだったのですが、重賞レースに限定すると、また傾向が変わります。
▼基本的には、特別戦と同じ傾向なんですが、重賞レースだとさらにハイレベルになる。
その結果、
「中山1600m重賞だと、1~2番枠は前が詰まりやすく、過剰人気にもなるので、期待値が低くなりやすい印象」
「また、重賞レースはハイレベルなレースになるので、10番枠より外は、やはり不利」
このような感じの傾向になると思うわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼特別戦の時は、15~16番枠が逆に儲かるケースもあったんですが、重賞レースだとさすがに15~16番枠は厳しく、50%くらいしか回収率がありません。
大外枠も、同じように50%くらいしか回収率がない。
そして不思議なことに、重賞レースだと、中山1600mでも外枠が売れたりする。
重賞レースは初心者さんなども参戦してくるので、意外と枠順が軽視されるのかもしれません。
なので、私ブエナの場合は、中山1600m重賞では、3~9番枠を狙うことが多いです。
▼さて、中山1600m重賞の1~2番枠の成績を少し見てみましょう。
(2010~2018.3)
(ブエナ調べ)
1番枠
単勝回収率0%・複勝回収率28%
2番枠
単勝回収率19%・複勝回収率15%
はい。
これはひどい。とても狙えない状況です。
▼これだけ惨敗しているデータが出ているのに、1~2番枠の馬は、他の枠の馬よりも明らかに馬券が売れているんです。
平均人気を見てみても、外枠の馬よりもかなり馬券が売れていることがわかります。
▼重賞レースに関しては、サンプル数が少ないので何とも言えませんが、ここまではっきりと違いが出てしまうと、やっぱり狙いにくい印象です。
「特別戦と重賞レースは違う」
コースは同じ中山1600mでも、特別戦と重賞レースでは、狙い目が全然違ってくる。
(もちろん平場も。)
▼どちらもハイレベルなレースには違いないですが、重賞レースは賞金も高額だし、騎手もマジです。
そうなってくると、「1~2番枠で人気になってる馬」というのは、格好のターゲットにされてしまう。
インコースが有利なコースだけに、外からガンガン押し込まれて、1~2番枠の馬は身動きが取れなくなります。
▼特に重賞レースでは、末脚が武器の馬が多いので、内枠で進路がなくなってしまうと、お手上げの状態になりやすいんですね。
その点からも、「中山1600mは、内枠有利だけれども、重賞レースでは中枠くらいの方が回収率が高い」という感じになるのかなと思うわけです。
▼ではここで、データ範囲を更新して、具体的なデータを見てみましょう。
【中山芝1600m。重賞レース。複勝回収率】2010~2019年
39(%)
46
125
98
86
65
50
156
108
45
41
41
66
84
73
46
(※上から1~16番枠)
はい。
中山芝1600mの重賞レースで、枠順別の複勝回収率を並べてみると、このようになります。
▼このデータを見ると、先ほど私が解説した理由がわかると思います。
まず、1~2番枠。
非常に複勝回収率が低くなっています。
中山芝1600mの重賞レースでは、極端な内枠に入ると、外からガンガンプレッシャーをかけられてしまい、進路を確保するのが困難になります。
そのため、このコースは内枠が有利なんですが、重賞レースに限って言えば、極端な内枠は不利になるわけです。
▼それから、極端な外枠も不利になります。
上述した通り、このコースは円形のコースなので、外々を回らされてしまうと、距離ロスが激しくなる。
そのため、極端な内枠と同じように、極端な外枠も複勝回収率が低くなっているわけです。
▼そして残ったのは、私がオススメした、「3~9番枠」ということになります。
中山芝1600mの重賞レースでは、3~9番枠の7頭を中心に馬券を構成すると、回収率が上がりやすくなります。
▼ちなみに、「大外枠」のデータはどうでしょうか?
【大外枠】
単勝回収率55%・複勝回収率56%
はい。
大外枠も回収率は低くなります。
このコースでは、3~9番枠以外の馬は、ほとんど回収率が低くなってしまうという結果になっています。
今後、多少の揺り戻しはあるかもしれませんが、基本的な傾向は変わらないと思われます。
▼ただ、ここで少し別の角度からもデータを見てみましょう。
【中山芝1600m。重賞レース。平均オッズ】2010~2019年
43.1(倍)
60.8
46.2
39.9
44.3
34.8
37.0
49.3
49.7
53.8
54.5
58.5
71.0
57.4
47.0
71.3
(※上から1~16番枠)
はい。
このデータは、中山芝1600mにおける、枠番ごとの平均オッズを示したものです。
▼この数字を眺めていくと、私がオススメの「3~9番枠」は、平均オッズが低くなっていることがわかります。
その一方で、10番枠から外は、平均オッズが高くなっています。
つまり、外枠はあまり馬券が売れていないわけです。
▼このことから、「中山芝1600mの3~9番枠狙い」は、そろそろオッズに反映されてきたのかなという印象。
このまま傾向が進んでいくと、3~9番枠の馬は、期待値が下がり、回収率も平均化される可能性があります。
その時には、また違う狙い目を探していくことになりますね。
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▼中山1600mは、内枠有利か?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「中山1600mは内枠有利だと思う。特に、レベルの高いレースになればなるほど、その傾向が強く出やすい気がする」
「ただ、的中率は内枠が高いが、回収率で言えば、あまり人気にならない外枠の方が高かったりする印象」
「尚、中山1600mの重賞レースでは、3~9番枠くらいが利益を出しやすい気がする」
それではこの件について、具体的に考察してみましょう。
▼前回の、新潟1,000メートルに引き続き、トリッキーなコースである、中山芝1,600メートルについてです。
中山1,600メートルは、圧倒的に内枠が有利のコースになっています。
このコースは、丸く円形のコースであり、円に沿って走っているような感じのコースです。
つまり内側を走るのと外側を走るのとでは、明らかに走る距離が違うわけですね。
▼ですから、この中山1,600メートルで勝つためには、先行して内々のポジションを取るか、内枠を引くか、どちらかの要素が基本的には必要になります。
中山1,600メートルで、殿一気とか大外一気というのは、よほど強い馬か、展開が向かない限りは、なかなか困難。
芝の状態が悪くなって、内が伸びない馬場(外差し馬場)にでもならない限りは、インコースを回ってきた馬が、最後の直線で伸びるケースが多い印象。
▼G1レースで言えば、中山競馬場の芝1,600メートルと言えば、2歳G1、朝日杯フューチュリティステークス。
このレースも、内枠の馬が勝つことが多く、大穴をあける場合でもインをついた馬が多かったです。
(※現在は、そのコースの不公平さが議論され、2014年から阪神開催に変更になってしまいました)
▼ただ、差し馬や追込み馬の場合は、内枠を引いても、直線で前が詰まったり不利を受けるリスクが高いので、何でもかんでも内枠のほうが良いというわけではない。
ですが、逃げ・先行馬であれば、圧倒的に内枠が有利なのが、中山競馬場の芝1,600メートルというコースです。
▼新潟の直線1000メートルの時にも解説した通り、競馬新聞の印というのは、枠順が発表される前につけられるケースが多く、枠による有利不利が、人気に反映されていない場合がある。
(※ただし、最近はインターネット投票の比率が上がってきて、枠順がかなりオッズに反映されてきています)
▼基本的には、新潟の直線1,000メートルは外枠が有利。
そして中山の芝1600メートルは、内枠が有利ということになりやすい印象。
(※オッズについては後述します)
特に、中山の芝1600mの内枠は、開幕週では圧倒的に有利ですので積極的に狙って行きたい所です。
▼では、中山の芝1,600メートルの具体的なデータも見てみましょう。
【中山芝1600m データ】
・2005~2015.9月
・262レース
・特別戦
◆1~2番枠の勝率 9~10%前後
◆9番枠より外の勝率 4~5%前後
はい。
勝率はダブルスコアとなっています。
当然ですが、1~2番の内枠は、勝率だけでなく、連対率・複勝率ともに外枠の馬を大きく上回っています。
▼ただ、新潟1,000メートルと違って、注意点があります。
新潟の直線は、外枠の馬を買っていれば簡単に儲かるデータとなりましたが、中山1,600メートルの場合は、少し違ってきます。
何が違うのか?
「中山1,600mは、内枠有利がオッズにかなり反映されてしまっている」
という部分です。
▼つまり、競馬ファンにとって、「中山1,600メートルの内枠有利」は、すでに当たり前の定説なので、1~2番枠の馬の馬券は、過剰に売れてしまうわけです。
その結果、オッズが下がってしまう。期待値も下がってしまう。
という事は、
「中山1,600メートルは、1~2番枠の馬の勝率は非常に高いが、過剰人気になるので、簡単に儲かるわけではない」
と言えるのではないか?
(あくまで私ブエナの見解です)
▼例えば、単勝の平均配当を見てみると、
【中山1,600m 単勝平均配当】
1番 694円
2番 856円
:
15番 2332円
16番 1729円
はい。
こんなに平均配当が違います。
(ブエナ調べ)
「中山1,600メートルの外枠に入った馬は、単勝が全然売れないので、逆に期待値は高い」
とも言えるような。
15番枠の馬は、単勝回収率116%(複勝回収率117%)と、高期待値です。
(ただし勝率は低い)
▼初心者さんは、この辺でよく分からなくなる人も多いです。
要は、「勝つ確率」と「儲かる馬」かどうかは、全くの別問題ということ。
競馬の初心者さんの場合、
×「強い馬= 勝つ確率が一番高い馬= 一番儲かる馬」
と、考えてしまいがちですが、これは全然違います。
▼日本の競馬は、変動オッズなので、多くの人が馬券を購入すれば、その馬券は「儲からない馬券となる」
逆に、今回の中山1600外枠馬など、明らかに不利と思われる馬で、多くの人が馬券を購入しなければ、その馬券は「儲かる馬券となる」わけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
中山1600は内枠有利ですが、あまりにもみんなが内枠の馬券に殺到すれば、今度は逆に、外枠の馬が儲かるようになるケースも出てくる、ということになるわけです。
▼ということで本日は、中山競馬場の芝1,600メートルは内枠有利か?について書いてみました。
私なりにまとめると、
「中山1600は内枠有利。ただし、すでにオッズに反映されているので、内枠から買えば簡単に儲かるというわけではない」
「それでも、レベルの高いレースになれば、やはり内枠の馬の方が儲けやすいと思う。ハイレベルなレースなら、平均回収率も内枠の方が高い」
私はこのように考えています。
これが変動オッズの難しさであり、面白さでもありますね。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
中山1600で、私ブエナが狙う枠は?
▼さて、第一部では、中山1600の傾向データとして、「内枠有利」と書きました。
ここでは、さらに突っ込んで考察してみたいと思います。
▼私ブエナが、中山1600のレースで馬券を購入する場合、積極的に狙っていくのは、
「5番枠までの内枠」
「15.16番枠」
「あるいは大外枠」
現時点では、この辺です。
▼「5番枠までの内枠」は、特に解説の必要はないと思います。
上述の通り、中山1600はカーブがきつい円形のコースなので、内枠の馬の好走率がかなり高くなっています。
なので、特に「軸馬」を選ぶときは、5番枠くらいまでの内枠の馬から選ぶことが多いです。
▼次に私ブエナが、中山1600で狙っていくのが、「15.16番枠」
これはもう完全に期待値の判断です。
「15.16番枠」の馬は、内枠の馬の半分くらいしか好走率はない。
しかし、内枠の馬よりむしろ回収率は高い。
▼これも上述の通り、「15.16番枠」の馬は、馬券が売れないからです。
あまりにも、「中山1600は外枠が不利!」というのが有名になりすぎて、だれも外枠を買わない。
だからこそ、儲かる馬となる。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ブエナ調べでは、中山1600で儲かる枠は、「15.16番枠」だったりします。
ただし先ほども書いたとおり、馬券になる確率は、内枠の馬の半分くらいしかない。
それでも、儲かる方を選ぶ。
これが、馬券で負けないための1つのコツだと、私ブエナは考えています。
▼最後に、「大外枠」
これは、15頭未満の場合も含みます。
中山1600の大外枠は、新潟1000と同じく、実は狙い目だったりする。私の見解ですが。
▼特に、中山1600の大外枠は、単勝回収率が122%もある。
私の場合、
「新潟1000の大外は、複勝狙い」
「中山1600の大外は、単勝狙い」
こんな感じの戦略にすることが多いです。
この辺をしっかりと認識できれば、いろいろなことに応用できます。
その結果、馬券の回収率を上げていくことも可能になっていくと思うわけ。
▼では次に、「中山1600mの重賞レース」
例えば、
ニュージーランドトロフィー
ダービー卿チャレンジトロフィー
フェアリーステークス
ターコイズステークス
京成杯オータムハンデキャップ
はい。
この辺の、中山1600mの重賞レースの枠は、どの枠が儲かるのか?
(2000年~2017.5)
▼私ブエナの印象では、「3~9番枠が利益を出しやすい気がする」
先ほどまでは特別戦でのデータだったのですが、重賞レースに限定すると、また傾向が変わります。
▼基本的には、特別戦と同じ傾向なんですが、重賞レースだとさらにハイレベルになる。
その結果、
「中山1600m重賞だと、1~2番枠は前が詰まりやすく、過剰人気にもなるので、期待値が低くなりやすい印象」
「また、重賞レースはハイレベルなレースになるので、10番枠より外は、やはり不利」
このような感じの傾向になると思うわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼特別戦の時は、15~16番枠が逆に儲かるケースもあったんですが、重賞レースだとさすがに15~16番枠は厳しく、50%くらいしか回収率がありません。
大外枠も、同じように50%くらいしか回収率がない。
そして不思議なことに、重賞レースだと、中山1600mでも外枠が売れたりする。
重賞レースは初心者さんなども参戦してくるので、意外と枠順が軽視されるのかもしれません。
なので、私ブエナの場合は、中山1600m重賞では、3~9番枠を狙うことが多いです。
▼さて、中山1600m重賞の1~2番枠の成績を少し見てみましょう。
(2010~2018.3)
(ブエナ調べ)
1番枠
単勝回収率0%・複勝回収率28%
2番枠
単勝回収率19%・複勝回収率15%
はい。
これはひどい。とても狙えない状況です。
▼これだけ惨敗しているデータが出ているのに、1~2番枠の馬は、他の枠の馬よりも明らかに馬券が売れているんです。
平均人気を見てみても、外枠の馬よりもかなり馬券が売れていることがわかります。
▼重賞レースに関しては、サンプル数が少ないので何とも言えませんが、ここまではっきりと違いが出てしまうと、やっぱり狙いにくい印象です。
「特別戦と重賞レースは違う」
コースは同じ中山1600mでも、特別戦と重賞レースでは、狙い目が全然違ってくる。
(もちろん平場も。)
▼どちらもハイレベルなレースには違いないですが、重賞レースは賞金も高額だし、騎手もマジです。
そうなってくると、「1~2番枠で人気になってる馬」というのは、格好のターゲットにされてしまう。
インコースが有利なコースだけに、外からガンガン押し込まれて、1~2番枠の馬は身動きが取れなくなります。
▼特に重賞レースでは、末脚が武器の馬が多いので、内枠で進路がなくなってしまうと、お手上げの状態になりやすいんですね。
その点からも、「中山1600mは、内枠有利だけれども、重賞レースでは中枠くらいの方が回収率が高い」という感じになるのかなと思うわけです。
▼ではここで、データ範囲を更新して、具体的なデータを見てみましょう。
【中山芝1600m。重賞レース。複勝回収率】2010~2019年
39(%)
46
125
98
86
65
50
156
108
45
41
41
66
84
73
46
(※上から1~16番枠)
はい。
中山芝1600mの重賞レースで、枠順別の複勝回収率を並べてみると、このようになります。
▼このデータを見ると、先ほど私が解説した理由がわかると思います。
まず、1~2番枠。
非常に複勝回収率が低くなっています。
中山芝1600mの重賞レースでは、極端な内枠に入ると、外からガンガンプレッシャーをかけられてしまい、進路を確保するのが困難になります。
そのため、このコースは内枠が有利なんですが、重賞レースに限って言えば、極端な内枠は不利になるわけです。
▼それから、極端な外枠も不利になります。
上述した通り、このコースは円形のコースなので、外々を回らされてしまうと、距離ロスが激しくなる。
そのため、極端な内枠と同じように、極端な外枠も複勝回収率が低くなっているわけです。
▼そして残ったのは、私がオススメした、「3~9番枠」ということになります。
中山芝1600mの重賞レースでは、3~9番枠の7頭を中心に馬券を構成すると、回収率が上がりやすくなります。
▼ちなみに、「大外枠」のデータはどうでしょうか?
【大外枠】
単勝回収率55%・複勝回収率56%
はい。
大外枠も回収率は低くなります。
このコースでは、3~9番枠以外の馬は、ほとんど回収率が低くなってしまうという結果になっています。
今後、多少の揺り戻しはあるかもしれませんが、基本的な傾向は変わらないと思われます。
▼ただ、ここで少し別の角度からもデータを見てみましょう。
【中山芝1600m。重賞レース。平均オッズ】2010~2019年
43.1(倍)
60.8
46.2
39.9
44.3
34.8
37.0
49.3
49.7
53.8
54.5
58.5
71.0
57.4
47.0
71.3
(※上から1~16番枠)
はい。
このデータは、中山芝1600mにおける、枠番ごとの平均オッズを示したものです。
▼この数字を眺めていくと、私がオススメの「3~9番枠」は、平均オッズが低くなっていることがわかります。
その一方で、10番枠から外は、平均オッズが高くなっています。
つまり、外枠はあまり馬券が売れていないわけです。
▼このことから、「中山芝1600mの3~9番枠狙い」は、そろそろオッズに反映されてきたのかなという印象。
このまま傾向が進んでいくと、3~9番枠の馬は、期待値が下がり、回収率も平均化される可能性があります。
その時には、また違う狙い目を探していくことになりますね。
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