阪神競馬場の馬券の買い方~データと回収率。狙い方・攻略法
阪神競馬場の馬券の買い方
▼『阪神コースの必勝法や攻略法を教えてください』
というご質問をいただいたので、本日は、阪神競馬場の狙い目について、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「阪神コースが他の競馬場と違うところは、人気馬の期待値がやや低めなところと、外枠が有利なところかなと」
「なので、阪神のレースでは、中穴馬を1着づけにして、人気馬を2着づけにするような馬券戦略は、なかなか有効だと思う」
「他の競馬場と違って、内枠有利になりにくいので、内枠狙いはあまり回収率が上がらない印象」
「あと、阪神コースは他のコースより先行馬に厳しく、差しが決まりやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず、阪神競馬場は、2006年に「コース改修」されています。
そこから傾向が変わっているので、データ分析するときは、2007年以降から考えてみたいと思います。
【阪神競馬場データ】(ブエナ調べ)
2007~2016.3
4514レース分析
単勝回収率75%
複勝回収率77%
はい。
それではここから、さらに分析してみましょう。
◆阪神競馬場の重賞レース 1~3番人気
単勝回収率71%
阪神競馬場の重賞レースでは、1~3番人気の単勝回収率は、現在のところ「71%」しかありません。
これはかなり低めですね。
阪神の場合、他の競馬場よりも、人気馬の信頼度が下がる傾向にあるように思います。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼東京競馬場と比べると、阪神競馬場の人気馬の回収率は「10%くらい低い」
という事は、東京競馬場で人気馬の単勝を購入し、回収率が105%で利益を出せていた人でも、阪神競馬場で同じように人気馬の単勝を購入すると、回収率は95%でマイナスになってしまうということになります。
(概算です)
▼これはあくまでも、2007~2016.3までの重賞レースに限定した話です。
が、馬券というのは、「ケースバイケースで買い方を変える」ことが重要だと、私は考えています。
上述のように、阪神競馬場の人気馬の信頼度が低いのであれば、
「人気馬の1着づけ」より、「人気薄→ 人気馬」という馬券構成にした方が、回収率は上がりやすくなると思うわけです。
(的中率は犠牲にしても)
▼私ブエナが、阪神競馬場の重賞レースで、よくやる戦略は、
「4~9番人気の馬から、期待値の高い馬を探して1着固定。1~3番人気馬は2着固定」
みたいな買い方。
先ほども書きましたが、阪神競馬場の場合、他の競馬場よりも、人気馬の単勝回収率が低めになる傾向にあるので、
「人気薄を1着固定」にする事で、回収率が上がりやすくなる印象。
その代わり、かなり的中率が下がるので、長い目で見て回収することを考えています。
▼阪神競馬場の枠順について。
基本的に競馬(芝のレース)は、「内枠が有利」になることが多いです。
距離ロスが少なく、最短距離で走れるので、これはある意味当然。
(※ダートだと外枠が有利なこともある)
▼ただ、
「阪神競馬場の場合は、あまり外枠が不利にならない」という傾向にあるように思います。
(あくまで私ブエナの認識です)
阪神競馬場のコース改修の際に、意識してそのように作ったのかわかりませんが、2007年からのデータを見ていると、他の競馬場よりも阪神競馬場は、「外枠の回収率が高い」と思うわけ。
▼以前に別の記事でも書きましたが、「ダービーが行われる、東京競馬場の2400メートル」などは、完全なる内枠有利コースです。
それに対し、阪神競馬場のコースは、内枠と外枠の回収率の差が、ほとんどないように思える。
例えば、「桜花賞が行われる、阪神競馬場1600メートル」
1~9番枠
単勝回収率66%
10~18番枠
単勝回収率73%
です。
むしろ外枠有利となっています。
▼ここが阪神競馬場の難しいところ。
先ほども書いた通り、基本的に競馬というのは内枠有利なので、それを念頭に置いて予想すれば、長期的には勝ちやすいわけですが、阪神競馬場の場合は、勝手が違う。
それに加えて、上述した、「1~3番人気の単勝回収率が低い」ことも、予想を難しくさせています。
▼逆に言えば、「阪神競馬場では、あまり枠順は見なくても良い」のかなと。
阪神競馬場の場合、中穴馬の期待値が高くなりやすいので、枠順は無視して、積極的に中穴を狙っていくスタイルでも、ある程度の回収率を出していくことができるように思います。
▼ちなみに例外として、「阪神ダート2000m」は、1番人気がかなり強いです。
単勝回収率94%です。
さらに、「馬体重480キロ以上」に限定すれば、単勝回収率102%でプラス。
つまり、現状では、
「阪神ダート2000mは、1番人気が480キロ以上なら、軸として信頼できる」と、私ブエナは考えています。
▼ちなみにこれが、「阪神ダート1800m」になると、1番人気の単勝回収率は、「77%」まで下がってしまいます。
たった200メートルしか違わないのに、競馬というのは奥が深いですね。
私はあまりダートのレースは買いませんが、阪神のダート2000mは、上述の条件なら狙っていくこともあります。
▼それから、「宝塚記念が行われる、阪神芝2200メートル」
このコースも、阪神コース特有で、「なぜか外枠の方が儲けやすい」という傾向にあるように思います。
2007年からのデータでは、1番枠だけはプラス回収になっていますが、2~8番枠はマイナス。
むしろ、9番~18番に、プラス回収がゴロゴロしている感じ。
新しい例で言えば、2015年の宝塚記念も、16番枠のラブリーデイが、外枠から先行して優勝していますね。
しかも6番人気でした。ここでも人気馬は飛んでいます。
▼ということで本日は、阪神競馬場の馬券の買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
私の感覚では、阪神競馬場だけは、他の競馬場とちょっと違う感じがします。
それは上述の通り、人気馬の回収率が低いことや、内枠有利となりにくい点が、予想を難しくさせているように感じるからです。
▼とは言え、基本的な馬券戦略は同じなので、「期待値」を意識していけば、阪神競馬場でも利益を出していくことができると思います。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼阪神コースの特徴と傾向についての考察を続けます。
冒頭でも少し書きましたが、阪神コースは、差し・追い込みが決まりやすい印象です。
直線が長く、坂があるタフなコースというのもありますが、同じく直線が長い東京競馬場と比べても、阪神コースは差しが決まりやすい気がする。
▼通常、競馬のデータ分析をすると、「逃げ・先行馬」の期待値が高くなります。
競馬というのは、前に行った馬の方が有利なので、これはある意味当然。
しかし阪神競馬場では、この傾向が少しフラットになる。
つまり、逃げ・先行馬の回収率が下がり、差し・追い込み馬の回収率が上がる傾向にあると思うわけです。
▼例えば、 2016年の桜花賞。
ここは、内枠の5番、先行馬のメジャーエンブレムが断然人気でした。
しかし結果は、差し・追い込み馬が1~3着。
馬番も、13.12.10番の外枠決着です。
内枠は壊滅。
逃げ・先行馬も壊滅という、阪神コースらしい決着となりました。
▼ちなみに私ブエナは、差し馬ジュエラーから三連複で5650円的中。
ここまで書いてきたような阪神コースの特徴や、1番人気のメジャーエンブレムが過剰人気だったことを考えれば、比較的取りやすい中穴馬券だったと思います。
▼阪神1400mと1600mは、1番人気が弱い
さて、桜花賞の「阪神1600」は、阪神の重賞レースの中でも、最も1番人気が弱い条件だと思う。
厳密に言うと、阪神1400と1600、この2つは1番人気の期待値が低めな印象。
(2010年からの重賞レース)
▼その一方で、阪神2400と3000、この2つは1番人気が強い。
2010年から2017年10月までの重賞レースデータでは、なんと、どちらも1番人気の複勝率は100%となっています。
つまり、この条件では近年、1番人気が4着以下に凡走したことがない。
▼阪神2,400メートルは、神戸新聞杯。
阪神3,000メートルは阪神大賞典。
この2つのレースは、上述した期間で1番人気が圧倒的に強く、ほとんどすべて連対しています。
連対を唯一外したのが、2010年の阪神大賞典、メイショウベルーガ。
ただ、牝馬なんですね。ちょっと例外的です。
▼このように、阪神競馬場の中でも、距離によって1番人気の信頼度が大きく変わってくる。
基本的に重賞レースの場合、「阪神1400と1600」は、1番人気の信頼度がやや低めなので、別の馬の期待値が上がる。
逆に、「阪神2400と3000」は、1番人気の信頼度が高いので、堅いとみて見送るか、本命サイドを少ない点数で的中させるか、という判断になるかと思います。
▼ここで、データを最新バージョンに更新して、阪神2,400メートルのデータを見てみましょう。
阪神 芝2400m
2010~2018.9
重賞レース
1番人気データ
単勝回収率124%
複勝回収率101%
7-2-0-1
はい。
やはり阪神2,400mでは、 1番人気が驚異的に強いことがわかります。
▼唯一、1番人気で連対を外しているのが、2018年の神戸新聞杯、エポカドーロだったわけですが、エポカドーロはスタートしてすぐにつまずいてしまいました。
あれはアクシデント。普通にスタートしていれば、おそらく連対していたと思われます。
▼ちなみに、阪神2,400メートルの重賞レースは、神戸新聞杯。
神戸新聞杯には、春のクラシックで大活躍したスターホースが出走してきます。
だからこそ、1番人気が好成績になるとも言える。
▼神戸新聞杯に出走した1番人気馬を見てみると、
レイデオロ
サトノダイヤモンド
エピファネイア
ゴールドシップ
オルフェーヴル
まあこのように、スターホースのオンパレードなんですね。
なので、神戸新聞杯の1番人気馬は、単純に能力が高いだけとも言える。
ただ、「能力が高い馬が、実力を発揮しやすい条件」なのが、阪神2,400メートルとも言えるわけですね。
▼では次に、データ期間をまた更新して分析してみましょう。
【阪神芝コースデータ(重賞レース)】2010~2020年
1番人気⇒単勝回収率80%
2番人気⇒単勝回収率80%
3番人気⇒単勝回収率62%
4番人気⇒単勝回収率99%
5~6番人気⇒単勝回収率65%
7~9番人気⇒単勝回収率97%
10~18番人気⇒単勝回収率49%
はい。
阪神の芝の重賞レースで、人気別の単勝回収率は上記の通りです。
▼まず、1番人気の単勝回収率は80%とまずまず。
2番人気も単勝回収率80%なので、人気馬の信頼性は増しています。
そのかわり、3番人気の単勝回収率は62%と落ち込んでいます。
▼あとは、4番人気の単勝回収率が99%と非常に優秀。
ただこれは、3番人気が落ち込んでいる部分の反動と言う感じなので、長期的には3番人気と4番人気は相殺されて、平均化されていくと思われます。
▼狙いどころとしては、7~9番人気の単勝回収率が97%と高くなっています。
阪神の芝の重賞レースでは、7~9番人気あたりの中穴をヒモに入れておけば、高配当が引っかかりやすいと言えます。
▼その半面、10~18番人気の単勝回収率は49%と、全く狙えない数字です。
しかもこれは、中京記念を18番人気で勝った、メイケイダイハードを入れた数字。
メイケイダイハードを外すと、10~18番人気の単勝回収率は、36%まで下がってしまい、狙い目がなくなります。
▼ただ、10~18番人気でも、「複勝回収率」は、67%あるので、2~3着に大穴が来ることはよくあります。
2~3着の大穴という点で考えると、阪神の芝重賞レースでは、7~15番人気が穴候補となります。
▼では次に、1番人気の信頼度を見てみましょう。
【阪神の芝重賞レース。1番人気データ】2010~2020年
1200m⇒単勝回収率105%
1400m⇒単勝回収率55%
1600m⇒単勝回収率72%
1800m⇒単勝回収率102%
2000m⇒単勝回収率78%
2200m⇒単勝回収率53%
2400m⇒単勝回収率125%
3000m⇒単勝回収率97%
はい。
1番人気の成績を、距離別に並べてみました。
▼目立つのは、やはり芝2,400メートルの、単勝回収率125%ですね。
阪神の芝2,400メートル重賞では、1番人気は特注です。
後は、芝1,200メートルと、芝1,800メートルの単勝回収率もプラスになっています。
芝3,000メートルも単勝回収率97%で優秀ですね。
この4つの距離では、1番人気馬を中心に馬券構成すると、的中率と回収率が上がりやすくなると思います。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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▼『阪神コースの必勝法や攻略法を教えてください』
というご質問をいただいたので、本日は、阪神競馬場の狙い目について、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「阪神コースが他の競馬場と違うところは、人気馬の期待値がやや低めなところと、外枠が有利なところかなと」
「なので、阪神のレースでは、中穴馬を1着づけにして、人気馬を2着づけにするような馬券戦略は、なかなか有効だと思う」
「他の競馬場と違って、内枠有利になりにくいので、内枠狙いはあまり回収率が上がらない印象」
「あと、阪神コースは他のコースより先行馬に厳しく、差しが決まりやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず、阪神競馬場は、2006年に「コース改修」されています。
そこから傾向が変わっているので、データ分析するときは、2007年以降から考えてみたいと思います。
【阪神競馬場データ】(ブエナ調べ)
2007~2016.3
4514レース分析
単勝回収率75%
複勝回収率77%
はい。
それではここから、さらに分析してみましょう。
◆阪神競馬場の重賞レース 1~3番人気
単勝回収率71%
阪神競馬場の重賞レースでは、1~3番人気の単勝回収率は、現在のところ「71%」しかありません。
これはかなり低めですね。
阪神の場合、他の競馬場よりも、人気馬の信頼度が下がる傾向にあるように思います。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼東京競馬場と比べると、阪神競馬場の人気馬の回収率は「10%くらい低い」
という事は、東京競馬場で人気馬の単勝を購入し、回収率が105%で利益を出せていた人でも、阪神競馬場で同じように人気馬の単勝を購入すると、回収率は95%でマイナスになってしまうということになります。
(概算です)
▼これはあくまでも、2007~2016.3までの重賞レースに限定した話です。
が、馬券というのは、「ケースバイケースで買い方を変える」ことが重要だと、私は考えています。
上述のように、阪神競馬場の人気馬の信頼度が低いのであれば、
「人気馬の1着づけ」より、「人気薄→ 人気馬」という馬券構成にした方が、回収率は上がりやすくなると思うわけです。
(的中率は犠牲にしても)
▼私ブエナが、阪神競馬場の重賞レースで、よくやる戦略は、
「4~9番人気の馬から、期待値の高い馬を探して1着固定。1~3番人気馬は2着固定」
みたいな買い方。
先ほども書きましたが、阪神競馬場の場合、他の競馬場よりも、人気馬の単勝回収率が低めになる傾向にあるので、
「人気薄を1着固定」にする事で、回収率が上がりやすくなる印象。
その代わり、かなり的中率が下がるので、長い目で見て回収することを考えています。
▼阪神競馬場の枠順について。
基本的に競馬(芝のレース)は、「内枠が有利」になることが多いです。
距離ロスが少なく、最短距離で走れるので、これはある意味当然。
(※ダートだと外枠が有利なこともある)
▼ただ、
「阪神競馬場の場合は、あまり外枠が不利にならない」という傾向にあるように思います。
(あくまで私ブエナの認識です)
阪神競馬場のコース改修の際に、意識してそのように作ったのかわかりませんが、2007年からのデータを見ていると、他の競馬場よりも阪神競馬場は、「外枠の回収率が高い」と思うわけ。
▼以前に別の記事でも書きましたが、「ダービーが行われる、東京競馬場の2400メートル」などは、完全なる内枠有利コースです。
それに対し、阪神競馬場のコースは、内枠と外枠の回収率の差が、ほとんどないように思える。
例えば、「桜花賞が行われる、阪神競馬場1600メートル」
1~9番枠
単勝回収率66%
10~18番枠
単勝回収率73%
です。
むしろ外枠有利となっています。
▼ここが阪神競馬場の難しいところ。
先ほども書いた通り、基本的に競馬というのは内枠有利なので、それを念頭に置いて予想すれば、長期的には勝ちやすいわけですが、阪神競馬場の場合は、勝手が違う。
それに加えて、上述した、「1~3番人気の単勝回収率が低い」ことも、予想を難しくさせています。
▼逆に言えば、「阪神競馬場では、あまり枠順は見なくても良い」のかなと。
阪神競馬場の場合、中穴馬の期待値が高くなりやすいので、枠順は無視して、積極的に中穴を狙っていくスタイルでも、ある程度の回収率を出していくことができるように思います。
▼ちなみに例外として、「阪神ダート2000m」は、1番人気がかなり強いです。
単勝回収率94%です。
さらに、「馬体重480キロ以上」に限定すれば、単勝回収率102%でプラス。
つまり、現状では、
「阪神ダート2000mは、1番人気が480キロ以上なら、軸として信頼できる」と、私ブエナは考えています。
▼ちなみにこれが、「阪神ダート1800m」になると、1番人気の単勝回収率は、「77%」まで下がってしまいます。
たった200メートルしか違わないのに、競馬というのは奥が深いですね。
私はあまりダートのレースは買いませんが、阪神のダート2000mは、上述の条件なら狙っていくこともあります。
▼それから、「宝塚記念が行われる、阪神芝2200メートル」
このコースも、阪神コース特有で、「なぜか外枠の方が儲けやすい」という傾向にあるように思います。
2007年からのデータでは、1番枠だけはプラス回収になっていますが、2~8番枠はマイナス。
むしろ、9番~18番に、プラス回収がゴロゴロしている感じ。
新しい例で言えば、2015年の宝塚記念も、16番枠のラブリーデイが、外枠から先行して優勝していますね。
しかも6番人気でした。ここでも人気馬は飛んでいます。
▼ということで本日は、阪神競馬場の馬券の買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
私の感覚では、阪神競馬場だけは、他の競馬場とちょっと違う感じがします。
それは上述の通り、人気馬の回収率が低いことや、内枠有利となりにくい点が、予想を難しくさせているように感じるからです。
▼とは言え、基本的な馬券戦略は同じなので、「期待値」を意識していけば、阪神競馬場でも利益を出していくことができると思います。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
阪神コースは、差し・追い込みが決まりやすい?
▼阪神コースの特徴と傾向についての考察を続けます。
冒頭でも少し書きましたが、阪神コースは、差し・追い込みが決まりやすい印象です。
直線が長く、坂があるタフなコースというのもありますが、同じく直線が長い東京競馬場と比べても、阪神コースは差しが決まりやすい気がする。
▼通常、競馬のデータ分析をすると、「逃げ・先行馬」の期待値が高くなります。
競馬というのは、前に行った馬の方が有利なので、これはある意味当然。
しかし阪神競馬場では、この傾向が少しフラットになる。
つまり、逃げ・先行馬の回収率が下がり、差し・追い込み馬の回収率が上がる傾向にあると思うわけです。
▼例えば、 2016年の桜花賞。
ここは、内枠の5番、先行馬のメジャーエンブレムが断然人気でした。
しかし結果は、差し・追い込み馬が1~3着。
馬番も、13.12.10番の外枠決着です。
内枠は壊滅。
逃げ・先行馬も壊滅という、阪神コースらしい決着となりました。
▼ちなみに私ブエナは、差し馬ジュエラーから三連複で5650円的中。
ここまで書いてきたような阪神コースの特徴や、1番人気のメジャーエンブレムが過剰人気だったことを考えれば、比較的取りやすい中穴馬券だったと思います。
▼阪神1400mと1600mは、1番人気が弱い
さて、桜花賞の「阪神1600」は、阪神の重賞レースの中でも、最も1番人気が弱い条件だと思う。
厳密に言うと、阪神1400と1600、この2つは1番人気の期待値が低めな印象。
(2010年からの重賞レース)
▼その一方で、阪神2400と3000、この2つは1番人気が強い。
2010年から2017年10月までの重賞レースデータでは、なんと、どちらも1番人気の複勝率は100%となっています。
つまり、この条件では近年、1番人気が4着以下に凡走したことがない。
▼阪神2,400メートルは、神戸新聞杯。
阪神3,000メートルは阪神大賞典。
この2つのレースは、上述した期間で1番人気が圧倒的に強く、ほとんどすべて連対しています。
連対を唯一外したのが、2010年の阪神大賞典、メイショウベルーガ。
ただ、牝馬なんですね。ちょっと例外的です。
▼このように、阪神競馬場の中でも、距離によって1番人気の信頼度が大きく変わってくる。
基本的に重賞レースの場合、「阪神1400と1600」は、1番人気の信頼度がやや低めなので、別の馬の期待値が上がる。
逆に、「阪神2400と3000」は、1番人気の信頼度が高いので、堅いとみて見送るか、本命サイドを少ない点数で的中させるか、という判断になるかと思います。
▼ここで、データを最新バージョンに更新して、阪神2,400メートルのデータを見てみましょう。
阪神 芝2400m
2010~2018.9
重賞レース
1番人気データ
単勝回収率124%
複勝回収率101%
7-2-0-1
はい。
やはり阪神2,400mでは、 1番人気が驚異的に強いことがわかります。
▼唯一、1番人気で連対を外しているのが、2018年の神戸新聞杯、エポカドーロだったわけですが、エポカドーロはスタートしてすぐにつまずいてしまいました。
あれはアクシデント。普通にスタートしていれば、おそらく連対していたと思われます。
▼ちなみに、阪神2,400メートルの重賞レースは、神戸新聞杯。
神戸新聞杯には、春のクラシックで大活躍したスターホースが出走してきます。
だからこそ、1番人気が好成績になるとも言える。
▼神戸新聞杯に出走した1番人気馬を見てみると、
レイデオロ
サトノダイヤモンド
エピファネイア
ゴールドシップ
オルフェーヴル
まあこのように、スターホースのオンパレードなんですね。
なので、神戸新聞杯の1番人気馬は、単純に能力が高いだけとも言える。
ただ、「能力が高い馬が、実力を発揮しやすい条件」なのが、阪神2,400メートルとも言えるわけですね。
▼では次に、データ期間をまた更新して分析してみましょう。
【阪神芝コースデータ(重賞レース)】2010~2020年
1番人気⇒単勝回収率80%
2番人気⇒単勝回収率80%
3番人気⇒単勝回収率62%
4番人気⇒単勝回収率99%
5~6番人気⇒単勝回収率65%
7~9番人気⇒単勝回収率97%
10~18番人気⇒単勝回収率49%
はい。
阪神の芝の重賞レースで、人気別の単勝回収率は上記の通りです。
▼まず、1番人気の単勝回収率は80%とまずまず。
2番人気も単勝回収率80%なので、人気馬の信頼性は増しています。
そのかわり、3番人気の単勝回収率は62%と落ち込んでいます。
▼あとは、4番人気の単勝回収率が99%と非常に優秀。
ただこれは、3番人気が落ち込んでいる部分の反動と言う感じなので、長期的には3番人気と4番人気は相殺されて、平均化されていくと思われます。
▼狙いどころとしては、7~9番人気の単勝回収率が97%と高くなっています。
阪神の芝の重賞レースでは、7~9番人気あたりの中穴をヒモに入れておけば、高配当が引っかかりやすいと言えます。
▼その半面、10~18番人気の単勝回収率は49%と、全く狙えない数字です。
しかもこれは、中京記念を18番人気で勝った、メイケイダイハードを入れた数字。
メイケイダイハードを外すと、10~18番人気の単勝回収率は、36%まで下がってしまい、狙い目がなくなります。
▼ただ、10~18番人気でも、「複勝回収率」は、67%あるので、2~3着に大穴が来ることはよくあります。
2~3着の大穴という点で考えると、阪神の芝重賞レースでは、7~15番人気が穴候補となります。
▼では次に、1番人気の信頼度を見てみましょう。
【阪神の芝重賞レース。1番人気データ】2010~2020年
1200m⇒単勝回収率105%
1400m⇒単勝回収率55%
1600m⇒単勝回収率72%
1800m⇒単勝回収率102%
2000m⇒単勝回収率78%
2200m⇒単勝回収率53%
2400m⇒単勝回収率125%
3000m⇒単勝回収率97%
はい。
1番人気の成績を、距離別に並べてみました。
▼目立つのは、やはり芝2,400メートルの、単勝回収率125%ですね。
阪神の芝2,400メートル重賞では、1番人気は特注です。
後は、芝1,200メートルと、芝1,800メートルの単勝回収率もプラスになっています。
芝3,000メートルも単勝回収率97%で優秀ですね。
この4つの距離では、1番人気馬を中心に馬券構成すると、的中率と回収率が上がりやすくなると思います。
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