内枠が儲かる。外枠は儲からない。開幕週は顕著。有利な枠順

内枠有利?外枠有利?

▼私(ブエナ)の経験則で書けば、

「枠順の有利不利は、各レース条件によって、大きく違ってくると思う」

「ざっくり言えば、芝は内枠の方がやや有利で、ダートは外枠の方がやや有利な印象」

「ただ、芝でも短めの距離なら、外枠の方がやや有利な気がする」



では具体的に考察してみます。



▼競馬には、「枠番・馬番」という番号が決められています。

1番枠の馬は最内からスタート。逆に、18番枠の馬は大外からスタートになります。


競馬は陸上でいう、セパレートコースのようにはなっていませんので、距離ロスを考えると、基本的には内枠がやや有利かと思う。
(あくまで私ブエナの見解です)

ゲート

▼外枠の馬は、円形のコースである限り、どうしても長い距離を走ることになり、ゴール前でバテやすくなります。

逆に、内枠の馬はラチ沿いをぴったりと走るため、最後まで力を温存しておくことができるわけです。


ただ、競馬の場合はトラック競技ではないので、「芝の状態」というファクターが加味されます。

競馬場の芝のコースは、みんながインコースを走るため、開催が進むにつれて、インコースが傷んで走りにくくなることが多いわけです。



開幕週であればインコース有利ですが、使われて芝が痛んでくると外枠が有利になります。

この辺は、私ブエナの場合は、

土曜日のレースを見て芝を判断し、日曜日に勝負する」という形にすることが多いです。


ただ、どのような芝の状態であっても、芝のレースでは基本的には内枠が儲かる。外枠は儲からない。というイメージで、私の場合は認識しています。
(長期的な回収率の話)



▼特に、人気のない穴馬を狙う場合は、インコースを走れる馬を狙います。

人気がない馬というのは、ぶっちゃけ「弱い馬」ですから、弱い馬が強い馬に勝つためには、距離ロスを少なくして、インを突くということが必要になってきます。


大外を回して勝てるのは強い馬だけ。すなわち人気馬のみということになります。

(※もちろん展開によっては、人気薄が大外から飛んでくることもありますが、長期的な期待値の話です)


ですから私ブエナの場合は、迷ったら内枠を狙う、という感じにすることも多いです。

特に開幕週など、馬場が綺麗なときは、外枠はかなり不利になりますので、内枠を狙うケースが多いですね。



▼さて、私ブエナの仮説では、芝のレースは内枠有利としていますが、それでは、

何番の馬が有利なのか?


これについては競馬場によっても違ってきますし、距離によっても違ってくるわけですが、私ブエナがよく狙う馬番を書いてみたいと思います。


2.4.6.8番」です。

上述したように、コースによっても変わってくるので、ある程度は臨機応変に狙う馬番を切り替えますが、「2.4.6.8番」は、平均的に期待値が高い馬番と、私ブエナは感じています。
(※芝のレースの話です)



▼なぜ「2.4.6.8番」なのか?

それは「内枠で、なおかつ偶数枠だから」です。


競馬のゲートインは、奇数番号の馬から入ります。

つまり、1.3.5.7・・・番の馬が「先入れゲート」となる。


そしてサラブレッドというのは非常に繊細なので、狭いゲートの中で、長い時間待たされると、

「キレます」

そう。つまり、奇数番号の馬は、ゲートの中で長い時間待たされるので、「出遅れリスクが高まる」わけです。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼1.3.5番は、内枠なので有利なのは有利なのですが、上述したように、「出遅れリスク」が高まってしまうため、絶対的に有利とは言い切れない状況かと。

それに対して、2.4.6.8番は、内枠でなおかつ「後入れ

なので、内枠の偶数番は、必然的に期待値が高くなりやすいと思うわけ。私の考えですが。



▼ちなみに、私が今、内枠有利と言っているのは、「芝のレース」の話です。

競馬には、芝とダートがありますが、ダートのレースでは内枠有利とはなりません。


なぜなら、ダートとは砂のことであり、砂の上を走るため、内枠の馬は「顔」に砂がめちゃめちゃかかるわけです。

そうなると、やっぱりサラブレッドは繊細な生き物なので、「走る気をなくしてしまうことがある」わけですね。

ですから、私の場合は、ダートでは特に内枠を狙うという事はないです。



▼芝の話に戻ります。

奇数馬番は出遅れリスクがあるとは言え、

外枠よりは、奇数馬番の内枠の方が良い

と私ブエナは思います。

特に、レベルの高いレースになればなるほど、内枠の馬の期待値は高くなる印象です。



▼それでは、具体的なデータも少し見てみましょう。


【芝重賞レース 馬番別の単複回収率】 (2010~2016.6)
(714レース。ブエナ調べ)


1~8番 80%ー84%

9~18番 59%-66%


(単勝回収率%ー複勝回収率%)


はい。
直近の、芝の重賞レース(714レース)では、「真ん中より内枠」と「真ん中より外枠」では、やはり回収率に差がある印象です。


尚、ここでは、的中率は度外視しています。

私は、回収率メインで考えるタイプなので、的中率はあまり気にしません。

あくまでも、「儲かる馬」という視点で考えています。



▼ということで本日は、競馬における内枠と外枠の優位性の違いについて書いてみました。

私なりにまとめると、


「芝の状態が、あまりにもボコボコでない限りは、内枠の馬の期待値が高くなりやすい印象」

「逆にダートは、砂をかぶらない外枠の方が走りやすい」



と、私は考えています。

芝のレースの場合は、長い目で見ると、なるべく内枠の馬を中心に馬券を構成した方が、長期的な回収率は高くなりやすいと、私は考えています。

ご参考まで。

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やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




内枠が不利になるパターン

▼さて、ここまでは、「芝のレースは内枠有利説」を展開してきました。

ただ、物事には常に例外がある。

芝のレースで、内枠が不利になるパターンもあると思うわけです。

そのあたり、少し考察してみます。


【芝のレース。1~3番枠データ】 2524レース分析
(ブエナ調べ)

単勝回収率 66%
複勝回収率 79%



はい。
1~3番枠なのに、回収率がそんなに高くない。というか低い。

これはなぜか?



▼私の仮説ですが、芝のレースにおいて内枠が儲からない条件として、

「レベルの低いレースになると、内枠が不利になるのではないか?」

と思うわけです。



▼競馬のレースは、未勝利戦からG1まで、クラス分けされています。

上のクラスに行くほど、賞金は高くなり、ハイレベルなレースになります。


ハイレベルなレースと言うのは、全体のラップが厳しく、速いペースで流れる。

逆に、レベルが低いレースは、全体のラップがゆるく、遅いペースで流れる。



▼未勝利戦とG1レースでは、ペースが全然違います。

要するに、未勝利戦や500万条件などの、下のクラスのレースは、遅いペースで流れることが多いわけです。



▼ここで問題なのが、

「遅いペースで、団子状態で走ると、馬群が凝縮してスペースがなくなり、内枠の馬は進路がなくなることがある」

というところです。



▼チンタラと団子状態で走っていると、内枠の馬は、とにかく進路がなくなりやすい。

車で運転するときをイメージしてみると、渋滞でノロノロ運転の時は、どんなに速いスポーツカーに乗っていても、アクセルが踏めない。

そんな印象でしょうか。私ブエナのイメージですが。



▼なので、レベルの低いレースだと、芝のレースでも内枠有利にならず、むしろ内枠不利になることがある。

そんな印象です。


【芝のレース。1~3番枠データ】 未勝利戦
(ブエナ調べ)

単勝回収率 41%
複勝回収率 72%



はい。
先程のデータから、未勝利戦だけを抜き出すと、さらに回収率が下がりました。



▼あくまでもこれは、「内枠が不利になる条件の1つ」です。

単純に、「芝のレースだから内枠が絶対有利だ!」と判断するのではなく、常に多面的にアプローチしていくと、無駄な馬を買うことなく、回収率をさらに上げることが可能です。



▼そんなわけで、レベルが低いレースになるほど、枠順は関係なくなるような気がする。

レベルが低いレースでは、馬の強さが勝負の分かれ目となる。

逆に、ハイレベルなレースでは、強い馬でも枠や展開が向かないと負けることになる。



▼枠順もそのファクターの1つであり、重賞レースなどのハイレベルなレースになればなるほど、内枠が有利になると思うわけ。

極限の勝負になると、ほんのわずかな差が、最後の着順の差となる。

特に、「G1レースでスローペースだった時」

この場合は、極めて内枠有利になる印象。



▼G1は、すべてのレースの最高峰。

出走してくる馬も、サラブレッドの中でほんの一握りのスターホースばかりです。

そのようなメンバーのレースはレベルが高く、一瞬のミスが命取りとなる。



▼上述した、「スローペース」

ハイレベルなメンバーでスローペースになった場合、「瞬発力勝負」になります。

このような瞬発力勝負では、最短距離を走れる内枠の馬が、圧倒的に有利になる印象です。



▼私ブエナは、もう何十年も競馬を見ていますが、G1レースで内枠の馬が好走することは、当たり前の現象です。

逆に、G1レースで外枠の馬が活躍する場面は少なめ。

もちろん馬場状態によっては、内枠が壊滅して、外枠ばかりが上位にくることもありますが、平均的にはやはりG1は内枠有利。

だからG1や重賞レースを中心に馬券を買う人は、内枠の馬に注意して馬券を構成すると、回収率も上がりやすくなるかと思います。



▼具体的な例を出せば、「キタサンブラック」

キタサンブラックの戦績を見てもらえばわかりますが、彼が本格化した4歳からは、ほとんど内枠ばかりです。

これが一部から、「ずるい」と言われることもあった。

競馬の枠順は公正な抽選と言われていますが、キタサンブラックの枠順が内枠に偏っていたのは、たしかに偶然のレベルを超えている気もする。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼でも、私たち競馬ファンは、それが仮に仕組まれたものであっても、あるいは偶然でも、どちらでもいいわけです。

私たちの目的は、「馬券で利益を出す事」

多くの人は、それが目的だと思います。



▼もちろん、キタサンブラックの熱狂的なファンの方々は、そのような枠順操作説を否定するでしょう。

私も、キタサンブラックは大好きな馬でした。

あんなに根性があって、どんな条件でも能力を発揮する馬は滅多にいないと思う。



▼ただ、あの内枠の偏りは、単純確率ではほとんどあり得ないようにも思う。

JRAとしては、キタサンブラックが活躍してくれた方が馬券が売れるので、そのような配慮をしたのかもしれません。完全に憶測ですが。



▼いずれにせよ、私ブエナは、芝のレースでは内枠有利だと考えているので、キタサンブラックが内枠を引いたレースは、彼を軸馬にして、何度も馬券を当てさせてもらいました。

強い馬が内枠に入れば、軸馬に迷わないので、その点で内枠が多かったキタサンブラックは、儲けやすい馬だったと感じます。



▼ではここで、芝のG1レースは本当に内枠有利なのかをデータ分析してみましょう。

芝G1レース。複勝率】2015~2019年

22.6%
24.0%
16.5%
23.8%
15.1%
18.9%
23.6%
21.9%
16.0%
19.0%
17.9%
13.3%
18.4%
16.2%
11.5%
12.1%
10.0%
15.3%


(※上から1番枠~18番枠)


はい。
上記のデータは複勝率、つまり馬券になる確率ですね。



▼この数字を見ればわかるように、芝のG1レースでは、基本的には内枠になればなるほど、馬券になる確率が高くなっています。

ところどころ誤差はありますが、全体を眺めると、明らかに内枠有利の傾向が分かると思います。



▼この数字を見ていくと、特に1~8番枠の複勝率が高いことが分かります。

このことから、芝のG1レースでは、1~8番枠の馬を軸馬にする事で、全体的な的中率を引き上げることができるわけです。



▼ちなみに、18番枠の複勝率が高くなっていますが、競馬では「大外枠」は、回収率が高くなりやすいわけです。

大外枠は、距離ロスがありますが、ゲートに入るのは一番最後でストレスがありません。

しかも、両側から挟まれるリスクもないので、回収率が高くなりやすいわけです。

上述した、芝G1レースでの複勝回収率は、「18番枠⇒複勝回収率200%」と、かなり高い数字になっています。



▼芝のG1レース、18番枠で好走した馬をチェックしてみましょう↓


2019年 NHKマイルカップ ケイデンスコール(14番人気 2着)
2017年 マイルチャンピオンシップ ペルシアンナイト(4番人気 1着)
2017年 ダービー アドミラブル(1番人気 3着)
2016年 阪神ジュベナイルフィリーズ リスグラシュー(2番人気 2着)



▼では次に、先程の芝G1での、偶数枠と奇数枠のデータを見てみましょう↓


偶数枠⇒複勝率19%
奇数枠⇒複勝率17%



はい。
2%程度の差ですが、長い目で見ると、2%は回収率に響いてきます。

芝G1での偶数枠は、勝率・連対率・複勝率、すべてにおいて奇数枠を上回っています。

やはり、ハイレベルなG1では、出遅れは致命傷になるので、後入れの偶数枠の方が有利であると言えます。


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