人気薄の牝馬は儲からない?若い牝馬と人気の牝馬は買う。オッズ次第

牝馬は儲からない?牝馬の狙い目は?

▼私(ブエナ)の経験則で書けば、

「人気薄の牝馬は、回収率を上げにくいように思う」

「ただ、7~8月の夏競馬に関しては、人気薄の牝馬でも利益を出す事は可能な印象」

「あと、重賞レースに限定すれば、人気薄の牝馬でもまずまずの回収率になる感じ」

「それと、人気薄とは逆に、重賞レースで1~3番人気の牝馬は、単勝回収率が高い」



では具体的に考察してみます。



▼競馬では基本的には、牝馬が有利になるケースは少なく、回収率は上げにくい印象です。

「牝馬が得意な条件」に絞り込んでいけば、狙い目もあるんですが、「平均的には」やはり、牝馬よりも牡馬の方が回収率を上げやすいと、私ブエナは感じます。


では、「牝馬が得意な条件」などについても、具体的に考察してみましょう。



▼競走馬にも、オスとメスがいます。

牡馬と牝馬。

牝馬は牡馬に比べて運動能力が相対的に低くなりやすく、そのため斤量が牡馬よりも、2キロ軽く設定されています。

牝馬

▼しかし、2キロもらっても、やはり牝馬が牡馬に勝つのは難しいケースが多い。

特に、上のクラスに行けば行くほど、雄と雌の生物としての運動能力の差が出てしまいます。

ブエナビスタやウオッカのような怪物牝馬は例外として、全体的に見るとやはり牡馬の方が優勢かと。
(あくまで私ブエナの見解です)



ですから馬券を買うときも、牝馬よりも牡馬を中心に考えた方が、回収率はアップしやすいと、私ブエナは感じます。

特に、穴を狙う場合。

人気薄の馬を狙う場合は、牝馬よりも牡馬の方が回収率が高くなりやすい印象です。

人気のない牝馬というのは、なかなか激走することは少ないように思う。
(当然、牝馬限定戦は別として。)



▼一方で、「人気のある牝馬」というのは一応、押さえておいた方がいい。

牝馬だからといって、何でもかんでも切り捨てていると痛い目を見る。


人気のある牝馬というのはある程度、信頼しても良い場合が多いわけです。

オルフェーヴルにも勝った、ジェンティルドンナのケースが代表的ですね。



▼ジェンティルドンナの場合は、あの時、3歳で若く、牝馬ながら人気になっていました。

若い牝馬ということで、狙い目は十分にあったわけですが、もしこれが「人気薄」だったら、切り捨てても良い場面でした。



▼競馬は常にオッズとの戦いであり、自分の予想とオッズを、常に見比べて行かなければなりません。

独りよがりな予想は、ただの自己中心的な予想となり、利益につながらない。それはお金のかかる趣味でしかない。


競馬はオッズから予想が始まる。

自分の予想とオッズを見比べて、誤差のあるところを狙い打つのが、馬券で勝つための唯一の方法だと、私ブエナは考えます。



▼閑話休題。

具体的に、牝馬のデータを見てみましょう。
(過去5年データ。9368頭。中央。午後のレース対象。スプリント戦&少頭数は除く)
(ブエナ調べ)


・牝馬芝 単勝回収率 66%

・牝馬ダート 単勝回収率 45%



はい。
やはり牝馬は回収率が低めとなっています。



▼一方で、同じ条件における、牡馬のデータは・・・


・牡馬芝 単勝回収率 78%

・牡馬ダート 単勝回収率 76%



このような感じ。
やはり牡馬は安定感があります。



▼このように、ちょっとデータを見てみただけでも、牝馬の回収率は低めであることがわかります。

特に、「ダートの牝馬」は、単勝回収率・複勝回収率ともに低くなっています。


ダートはパワーが要求されるため、か弱い女の子は走りにくいのかな。

また、牝馬と言えば「一瞬の切れ味」が武器であるため、パワー系のダートコースでは、その長所が発揮しにくいのかもしれません。



▼「一瞬の切れ味の牝馬」で、1つ面白いデータを見てみましょう。


・牝馬芝(重馬場) 単勝回収率108%(複勝回収率89%)

・牝馬芝(不良馬場) 単勝回収率65%(複勝回収率116%)



はい。
牝馬は、芝の良馬場ではあまり回収率が高くないのに対して、雨が降って、馬場が重くなると回収率が一気に上がります。

パワーがない牝馬ですが、重馬場になると、「2キロのアドバンテージ(セックスアローワンス)」が効いてくるのか?

その結果、雨が降ると牝馬は激走しやすいのかもしれません。



▼さて、「人気薄の牝馬」の話に戻りましょう。

これもデータを見てみます。


・牝馬 10番人気以下

単勝回収率 33%(複勝回収率58%)



はい。こんな回収率では、もうどうしようもありません。

ちなみに、上記のデータを、「ダート」に絞ってみます。


・牝馬ダート 10番人気以下

単勝回収率 11%(複勝回収率48%)



これは厳しいです。

単勝回収率 11%です。

しかも、「1231頭も走って、4頭しか勝っていない」

わけです。

牝馬ダートの10番人気以下は、馬券の検討から、最初に外してもいいかもしれません。私ブエナの見解ですが。



▼ちなみに、「人気薄の牝馬は期待値が低い」と思いますが、1つ例外。

牝馬限定戦なら、人気薄の牝馬でも狙う

私の場合は、そう考えています。


牡馬と混じって走る場合は、人気薄の牝馬は、あまり儲からないケースが多いんですが、「女の子同士のレース」なら、荒れることが多い。

そのため、牝馬限定戦の場合は、人気薄の牝馬でも、回収率を上げることが可能だと思います。


牝馬限定戦データ(968レース)2000年~2016.6

10~15番人気の牝馬

単勝回収率 76%
複勝回収率 82%



はい。
このように、牝馬限定戦なら、人気薄の牝馬でも悪くない成績となっています。

(16番人気以下になると、大穴の過剰人気の関係で、さすがに厳しいですが。)



▼ということで本日は、牝馬は儲からないか?について書いてみました。

私なりにまとめると、


「基本的には、人気薄の牝馬は回収率を上げにくいと思う」

「ただし、牝馬が得意な条件があるので、その場合はピンポイントで狙っていく」



私はこのように考えています。



▼もちろん牝馬にも有利な部分はあります。

別の記事でも書いていますが、

夏競馬の重賞レースで、牝馬の単勝は儲かる

などですね。


基本的に、牝馬はあまり期待値が高くないんですが、条件によっては狙える場面もあるわけです。

ご参考まで。

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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




内枠の牝馬は回収率が下がりやすい?

▼さて、第一部では、人気薄の牝馬は回収率を上げにくいと書きました。

ここではさらに別の角度から検証してみたいと思います。



私ブエナの印象ですが、牝馬の場合、「内枠が不利になるケースが多い」印象です。

通常は、芝レースにおいては、内枠の回収率が高くなりやすい。

しかし、牝馬の場合は、内枠に入ることで、逆に回収率が下がることも多いと思うわけ。



▼これは、「牝馬は馬格がないこと」「牝馬は馬群に包まれると怯んでしまうこと」が、影響しているのかなと。

やっぱり女の子ですから、屈強な男どもに囲まれてしまうと、萎縮して能力を発揮できないこともあるのではないか?



▼例えば、具体的なデータとして、

【1番枠のデータ】 2010~2016.9
中央特別
2569レース分析(ブエナ調べ)


牡馬
単勝回収率 97%

牝馬
単勝回収率 57%



はい。
芝の特別戦においては、内枠有利になりやすく、牡馬が1番枠に入ったときには、単勝回収率がかなり優秀。

この数字なら、三連単や馬単の1着固定で、回収率を高められそうです。



▼しかし一方で、牝馬の単勝回収率は、半分くらいしかありません。

基本回収率において、牝馬の方がやや低いという部分もありますが、そこを織り込んでも、大幅に回収率が下落しています。



▼1番枠の牝馬は、外から屈強な男どもに押し込まれ、士気が下がるリスクがあることが予想されます。

特に、馬体重の軽い小柄な牝馬が1番枠の時は、勝率が下がりやすい傾向にあります。

このような性差の特性を頭に入れておくと、性別での回収率向上も見込めると思います。



▼さらにデータを分析してみます。

2010~2017.5
重賞レースの牝馬。10番人気以下。1~3番枠

単勝回収率 0%


はい。
ただでさえ、牝馬が内枠に入ると期待値が下がりやすいのに、「人気薄の牝馬」だと、1頭も勝てていません。

2着も1頭だけ。



▼まぁこのデータに関しては、まだ確率収束していない懸念もあるので、これから勝ち馬が出てくるとは思いますが、不利な条件には違いないと思う。

なので「重賞レースで9番人気以下の牝馬が1~3番枠だったら、切る」、という感じの判断でも、長期的には問題ないような気もする。私の考えですが。


ただ、大穴の場合、1発で回収率が一気に上がってしまうので、1頭大穴が勝てば回収率は変わってきますが、基本的に内枠の牝馬は、積極的には狙いにくい印象。



▼この条件は、期待値が低い条件を集めているわけです。

つまり、「内枠の牝馬」「大穴の過剰人気」「そもそも牝馬の期待値が低い」

このような条件が重なったデータなので、必然的に回収率は低くなる。



▼先ほども書きましたが、牝馬は繊細なので、あまり内枠に押し込められるより、外枠の方が好走しやすい印象。

2017年のNHKマイルカップで、13番人気のリエノテソーロが2着に激走しましたが、これも14番枠と外枠でした。

ちなみにこの時、勝ったのも、牝馬アエロリット。

アエロリットも16番枠と外枠でした。

牝馬を狙うなら、特に人気薄の牝馬を狙うなら、外枠の方が狙いやすいような気はします。



▼さて、ここまで牝馬は、回収率が上げにくいと書いてきました。

ここで1つ、違うデータを。


【重賞レースの牝馬】 2010~2018.3

単勝回収率78%
複勝回収率68%


はい。
重賞レースに限定すれば、牝馬でも十分に戦える感じ。

ちなみに牡馬は、単勝回収率70%・複勝回収率73%です。



▼こうなってくると、また話が違ってくる。

データというのは、切り口によって全く結果が違ってくるのが面白くもあり、難しいところでもあります。

「重賞レースしか買わない人」と「すべてのレースを狙う人」とでは、データの切り方が違ってくるわけです。



▼重賞レースしか買わない人は、上述の通り、牝馬を無視する必要はないと思う。

というかむしろ、重賞レースでは牝馬の狙い目が多いように思う。


先ほども少し書きましたが、「人気の牝馬」は狙い目だったりする。

重賞レースで、1~3番人気の牝馬」は、単勝回収率が94%もあるわけです。

という事は、重賞レースでは、人気の牝馬を1着固定にすれば、逆に、回収率は上がる可能性があるわけですね。



▼ただし、重賞レースの牝馬であっても、なんでもかんでも回収率が高いわけではありません。

例えば、このようなデータ↓


重賞レース。牝馬。13番人気以下】2010~2019年。牝馬限定戦を除く

単勝回収率28%・複勝回収率28%


はい。
これもまた、「人気薄の牝馬」ですね。

重賞レースでは、「人気の牝馬」は回収率が高いわけですが、人気薄の牝馬は回収率がめちゃくちゃ低いです。



▼過去10年を振り返ってみても、13番人気以下の牝馬は1頭しか勝っていません。

3着内で見ても、たった9頭しか馬券になっていないわけです。10年間でね。

したがって、重賞レースで13番人気以下の牝馬は、盲目的に切ってしまっても問題は無いレベルになっています。



▼ちなみに、同じデータを牡馬で見てみましょう↓


重賞レース。牡馬。13番人気以下】2010~2019年

単勝回収率35%・複勝回収率51%


はい。
牝馬よりは、大分マシになりましたね。

それでもやはり大穴馬は期待値が低いことがわかります。



▼では次に、過去10年の重賞レースで、牝馬の人気別の回収率をチェックしてみましょう。


重賞レース。牝馬。人気別の回収率】2010~2019年。1132レース分析

1~3番人気⇒単勝回収率85%・複勝回収率81%
4~7番人気⇒単勝回収率42%・複勝回収率72%
8~12番人気⇒単勝回収率115%・複勝回収率83%
13番人気以下⇒単勝回収率28%・複勝回収率28%



はい。
なかなか興味深い数字になっています。



▼まず、1~3番人気の人気サイド。

これは上述した通り、回収率が高いです。

重賞レースでは、牝馬が1~3番人気だったら、普通に軸馬として狙っていけるレベルにあります。



▼次に、4~7番人気ですが、なぜかこの中穴ゾーンは、回収率が低くなっています。

単勝回収率が42%しかなく、重賞レースで中穴の牝馬は、勝ち切れないというデータになっています。



▼そして次に、8~12番人気ですが、このゾーンは狙い目になります。

比較的大穴サイドになりますが、単勝回収率115%と非常に高い数字になっています。

複勝回収率も83%あるので、三連複などのヒモに入れておくと、高配当が引っかかる可能性が高まります。



▼そして次に、13番人気以下ですが、これは先程も解説した通り、非常に回収率が低くなっているゾーンです。

このことから、重賞レースで牝馬を狙う場合は、「1~3番人気」と「8~12番人気」のゾーンがお買い得ということになります。


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