人気薄の牝馬は儲からない?若い牝馬と人気の牝馬は買う。オッズ次第
牝馬は儲からない?牝馬の狙い目は?
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「人気薄の牝馬は、回収率を上げにくいように思う」
「ただ、7~8月の夏競馬に関しては、人気薄の牝馬でも利益を出す事は可能な印象」
「あと、重賞レースに限定すれば、人気薄の牝馬でもまずまずの回収率になる感じ」
「それと、人気薄とは逆に、重賞レースで1~3番人気の牝馬は、単勝回収率が高い」
では具体的に考察してみます。
▼競馬では基本的には、牝馬が有利になるケースは少なく、回収率は上げにくい印象です。
「牝馬が得意な条件」に絞り込んでいけば、狙い目もあるんですが、「平均的には」やはり、牝馬よりも牡馬の方が回収率を上げやすいと、私ブエナは感じます。
では、「牝馬が得意な条件」などについても、具体的に考察してみましょう。
▼競走馬にも、オスとメスがいます。
牡馬と牝馬。
牝馬は牡馬に比べて運動能力が相対的に低くなりやすく、そのため斤量が牡馬よりも、2キロ軽く設定されています。
▼しかし、2キロもらっても、やはり牝馬が牡馬に勝つのは難しいケースが多い。
特に、上のクラスに行けば行くほど、雄と雌の生物としての運動能力の差が出てしまいます。
ブエナビスタやウオッカのような怪物牝馬は例外として、全体的に見るとやはり牡馬の方が優勢かと。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ですから馬券を買うときも、牝馬よりも牡馬を中心に考えた方が、回収率はアップしやすいと、私ブエナは感じます。
特に、穴を狙う場合。
人気薄の馬を狙う場合は、牝馬よりも牡馬の方が回収率が高くなりやすい印象です。
人気のない牝馬というのは、なかなか激走することは少ないように思う。
(当然、牝馬限定戦は別として。)
▼一方で、「人気のある牝馬」というのは一応、押さえておいた方がいい。
牝馬だからといって、何でもかんでも切り捨てていると痛い目を見る。
人気のある牝馬というのはある程度、信頼しても良い場合が多いわけです。
オルフェーヴルにも勝った、ジェンティルドンナのケースが代表的ですね。
▼ジェンティルドンナの場合は、あの時、3歳で若く、牝馬ながら人気になっていました。
若い牝馬ということで、狙い目は十分にあったわけですが、もしこれが「人気薄」だったら、切り捨てても良い場面でした。
▼競馬は常にオッズとの戦いであり、自分の予想とオッズを、常に見比べて行かなければなりません。
独りよがりな予想は、ただの自己中心的な予想となり、利益につながらない。それはお金のかかる趣味でしかない。
競馬はオッズから予想が始まる。
自分の予想とオッズを見比べて、誤差のあるところを狙い打つのが、馬券で勝つための唯一の方法だと、私ブエナは考えます。
▼閑話休題。
具体的に、牝馬のデータを見てみましょう。
(過去5年データ。9368頭。中央。午後のレース対象。スプリント戦&少頭数は除く)
(ブエナ調べ)
・牝馬芝 単勝回収率 66%
・牝馬ダート 単勝回収率 45%
はい。
やはり牝馬は回収率が低めとなっています。
▼一方で、同じ条件における、牡馬のデータは・・・
・牡馬芝 単勝回収率 78%
・牡馬ダート 単勝回収率 76%
このような感じ。
やはり牡馬は安定感があります。
▼このように、ちょっとデータを見てみただけでも、牝馬の回収率は低めであることがわかります。
特に、「ダートの牝馬」は、単勝回収率・複勝回収率ともに低くなっています。
ダートはパワーが要求されるため、か弱い女の子は走りにくいのかな。
また、牝馬と言えば「一瞬の切れ味」が武器であるため、パワー系のダートコースでは、その長所が発揮しにくいのかもしれません。
▼「一瞬の切れ味の牝馬」で、1つ面白いデータを見てみましょう。
・牝馬芝(重馬場) 単勝回収率108%(複勝回収率89%)
・牝馬芝(不良馬場) 単勝回収率65%(複勝回収率116%)
はい。
牝馬は、芝の良馬場ではあまり回収率が高くないのに対して、雨が降って、馬場が重くなると回収率が一気に上がります。
パワーがない牝馬ですが、重馬場になると、「2キロのアドバンテージ(セックスアローワンス)」が効いてくるのか?
その結果、雨が降ると牝馬は激走しやすいのかもしれません。
▼さて、「人気薄の牝馬」の話に戻りましょう。
これもデータを見てみます。
・牝馬 10番人気以下
単勝回収率 33%(複勝回収率58%)
はい。こんな回収率では、もうどうしようもありません。
ちなみに、上記のデータを、「ダート」に絞ってみます。
・牝馬ダート 10番人気以下
単勝回収率 11%(複勝回収率48%)
これは厳しいです。
単勝回収率 11%です。
しかも、「1231頭も走って、4頭しか勝っていない」
わけです。
牝馬ダートの10番人気以下は、馬券の検討から、最初に外してもいいかもしれません。私ブエナの見解ですが。
▼ちなみに、「人気薄の牝馬は期待値が低い」と思いますが、1つ例外。
「牝馬限定戦なら、人気薄の牝馬でも狙う」
私の場合は、そう考えています。
牡馬と混じって走る場合は、人気薄の牝馬は、あまり儲からないケースが多いんですが、「女の子同士のレース」なら、荒れることが多い。
そのため、牝馬限定戦の場合は、人気薄の牝馬でも、回収率を上げることが可能だと思います。
■牝馬限定戦データ(968レース)2000年~2016.6
10~15番人気の牝馬
単勝回収率 76%
複勝回収率 82%
はい。
このように、牝馬限定戦なら、人気薄の牝馬でも悪くない成績となっています。
(16番人気以下になると、大穴の過剰人気の関係で、さすがに厳しいですが。)
▼ということで本日は、牝馬は儲からないか?について書いてみました。
私なりにまとめると、
「基本的には、人気薄の牝馬は回収率を上げにくいと思う」
「ただし、牝馬が得意な条件があるので、その場合はピンポイントで狙っていく」
私はこのように考えています。
▼もちろん牝馬にも有利な部分はあります。
別の記事でも書いていますが、
「夏競馬の重賞レースで、牝馬の単勝は儲かる」
などですね。
基本的に、牝馬はあまり期待値が高くないんですが、条件によっては狙える場面もあるわけです。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼さて、第一部では、人気薄の牝馬は回収率を上げにくいと書きました。
ここではさらに別の角度から検証してみたいと思います。
▼私ブエナの印象ですが、牝馬の場合、「内枠が不利になるケースが多い」印象です。
通常は、芝レースにおいては、内枠の回収率が高くなりやすい。
しかし、牝馬の場合は、内枠に入ることで、逆に回収率が下がることも多いと思うわけ。
▼これは、「牝馬は馬格がないこと」「牝馬は馬群に包まれると怯んでしまうこと」が、影響しているのかなと。
やっぱり女の子ですから、屈強な男どもに囲まれてしまうと、萎縮して能力を発揮できないこともあるのではないか?
▼例えば、具体的なデータとして、
【1番枠のデータ】 2010~2016.9
中央特別
2569レース分析(ブエナ調べ)
牡馬
単勝回収率 97%
牝馬
単勝回収率 57%
はい。
芝の特別戦においては、内枠有利になりやすく、牡馬が1番枠に入ったときには、単勝回収率がかなり優秀。
この数字なら、三連単や馬単の1着固定で、回収率を高められそうです。
▼しかし一方で、牝馬の単勝回収率は、半分くらいしかありません。
基本回収率において、牝馬の方がやや低いという部分もありますが、そこを織り込んでも、大幅に回収率が下落しています。
▼1番枠の牝馬は、外から屈強な男どもに押し込まれ、士気が下がるリスクがあることが予想されます。
特に、馬体重の軽い小柄な牝馬が1番枠の時は、勝率が下がりやすい傾向にあります。
このような性差の特性を頭に入れておくと、性別での回収率向上も見込めると思います。
▼さらにデータを分析してみます。
2010~2017.5
「重賞レースの牝馬。10番人気以下。1~3番枠」
単勝回収率 0%
はい。
ただでさえ、牝馬が内枠に入ると期待値が下がりやすいのに、「人気薄の牝馬」だと、1頭も勝てていません。
2着も1頭だけ。
▼まぁこのデータに関しては、まだ確率収束していない懸念もあるので、これから勝ち馬が出てくるとは思いますが、不利な条件には違いないと思う。
なので「重賞レースで9番人気以下の牝馬が1~3番枠だったら、切る」、という感じの判断でも、長期的には問題ないような気もする。私の考えですが。
ただ、大穴の場合、1発で回収率が一気に上がってしまうので、1頭大穴が勝てば回収率は変わってきますが、基本的に内枠の牝馬は、積極的には狙いにくい印象。
▼この条件は、期待値が低い条件を集めているわけです。
つまり、「内枠の牝馬」「大穴の過剰人気」「そもそも牝馬の期待値が低い」
このような条件が重なったデータなので、必然的に回収率は低くなる。
▼先ほども書きましたが、牝馬は繊細なので、あまり内枠に押し込められるより、外枠の方が好走しやすい印象。
2017年のNHKマイルカップで、13番人気のリエノテソーロが2着に激走しましたが、これも14番枠と外枠でした。
ちなみにこの時、勝ったのも、牝馬アエロリット。
アエロリットも16番枠と外枠でした。
牝馬を狙うなら、特に人気薄の牝馬を狙うなら、外枠の方が狙いやすいような気はします。
▼さて、ここまで牝馬は、回収率が上げにくいと書いてきました。
ここで1つ、違うデータを。
【重賞レースの牝馬】 2010~2018.3
単勝回収率78%
複勝回収率68%
はい。
重賞レースに限定すれば、牝馬でも十分に戦える感じ。
ちなみに牡馬は、単勝回収率70%・複勝回収率73%です。
▼こうなってくると、また話が違ってくる。
データというのは、切り口によって全く結果が違ってくるのが面白くもあり、難しいところでもあります。
「重賞レースしか買わない人」と「すべてのレースを狙う人」とでは、データの切り方が違ってくるわけです。
▼重賞レースしか買わない人は、上述の通り、牝馬を無視する必要はないと思う。
というかむしろ、重賞レースでは牝馬の狙い目が多いように思う。
先ほども少し書きましたが、「人気の牝馬」は狙い目だったりする。
「重賞レースで、1~3番人気の牝馬」は、単勝回収率が94%もあるわけです。
という事は、重賞レースでは、人気の牝馬を1着固定にすれば、逆に、回収率は上がる可能性があるわけですね。
▼ただし、重賞レースの牝馬であっても、なんでもかんでも回収率が高いわけではありません。
例えば、このようなデータ↓
【重賞レース。牝馬。13番人気以下】2010~2019年。牝馬限定戦を除く
単勝回収率28%・複勝回収率28%
はい。
これもまた、「人気薄の牝馬」ですね。
重賞レースでは、「人気の牝馬」は回収率が高いわけですが、人気薄の牝馬は回収率がめちゃくちゃ低いです。
▼過去10年を振り返ってみても、13番人気以下の牝馬は1頭しか勝っていません。
3着内で見ても、たった9頭しか馬券になっていないわけです。10年間でね。
したがって、重賞レースで13番人気以下の牝馬は、盲目的に切ってしまっても問題は無いレベルになっています。
▼ちなみに、同じデータを牡馬で見てみましょう↓
【重賞レース。牡馬。13番人気以下】2010~2019年
単勝回収率35%・複勝回収率51%
はい。
牝馬よりは、大分マシになりましたね。
それでもやはり大穴馬は期待値が低いことがわかります。
▼では次に、過去10年の重賞レースで、牝馬の人気別の回収率をチェックしてみましょう。
【重賞レース。牝馬。人気別の回収率】2010~2019年。1132レース分析
1~3番人気⇒単勝回収率85%・複勝回収率81%
4~7番人気⇒単勝回収率42%・複勝回収率72%
8~12番人気⇒単勝回収率115%・複勝回収率83%
13番人気以下⇒単勝回収率28%・複勝回収率28%
はい。
なかなか興味深い数字になっています。
▼まず、1~3番人気の人気サイド。
これは上述した通り、回収率が高いです。
重賞レースでは、牝馬が1~3番人気だったら、普通に軸馬として狙っていけるレベルにあります。
▼次に、4~7番人気ですが、なぜかこの中穴ゾーンは、回収率が低くなっています。
単勝回収率が42%しかなく、重賞レースで中穴の牝馬は、勝ち切れないというデータになっています。
▼そして次に、8~12番人気ですが、このゾーンは狙い目になります。
比較的大穴サイドになりますが、単勝回収率115%と非常に高い数字になっています。
複勝回収率も83%あるので、三連複などのヒモに入れておくと、高配当が引っかかる可能性が高まります。
▼そして次に、13番人気以下ですが、これは先程も解説した通り、非常に回収率が低くなっているゾーンです。
このことから、重賞レースで牝馬を狙う場合は、「1~3番人気」と「8~12番人気」のゾーンがお買い得ということになります。
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「人気薄の牝馬は、回収率を上げにくいように思う」
「ただ、7~8月の夏競馬に関しては、人気薄の牝馬でも利益を出す事は可能な印象」
「あと、重賞レースに限定すれば、人気薄の牝馬でもまずまずの回収率になる感じ」
「それと、人気薄とは逆に、重賞レースで1~3番人気の牝馬は、単勝回収率が高い」
では具体的に考察してみます。
▼競馬では基本的には、牝馬が有利になるケースは少なく、回収率は上げにくい印象です。
「牝馬が得意な条件」に絞り込んでいけば、狙い目もあるんですが、「平均的には」やはり、牝馬よりも牡馬の方が回収率を上げやすいと、私ブエナは感じます。
では、「牝馬が得意な条件」などについても、具体的に考察してみましょう。
▼競走馬にも、オスとメスがいます。
牡馬と牝馬。
牝馬は牡馬に比べて運動能力が相対的に低くなりやすく、そのため斤量が牡馬よりも、2キロ軽く設定されています。
▼しかし、2キロもらっても、やはり牝馬が牡馬に勝つのは難しいケースが多い。
特に、上のクラスに行けば行くほど、雄と雌の生物としての運動能力の差が出てしまいます。
ブエナビスタやウオッカのような怪物牝馬は例外として、全体的に見るとやはり牡馬の方が優勢かと。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼ですから馬券を買うときも、牝馬よりも牡馬を中心に考えた方が、回収率はアップしやすいと、私ブエナは感じます。
特に、穴を狙う場合。
人気薄の馬を狙う場合は、牝馬よりも牡馬の方が回収率が高くなりやすい印象です。
人気のない牝馬というのは、なかなか激走することは少ないように思う。
(当然、牝馬限定戦は別として。)
▼一方で、「人気のある牝馬」というのは一応、押さえておいた方がいい。
牝馬だからといって、何でもかんでも切り捨てていると痛い目を見る。
人気のある牝馬というのはある程度、信頼しても良い場合が多いわけです。
オルフェーヴルにも勝った、ジェンティルドンナのケースが代表的ですね。
▼ジェンティルドンナの場合は、あの時、3歳で若く、牝馬ながら人気になっていました。
若い牝馬ということで、狙い目は十分にあったわけですが、もしこれが「人気薄」だったら、切り捨てても良い場面でした。
▼競馬は常にオッズとの戦いであり、自分の予想とオッズを、常に見比べて行かなければなりません。
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▼閑話休題。
具体的に、牝馬のデータを見てみましょう。
(過去5年データ。9368頭。中央。午後のレース対象。スプリント戦&少頭数は除く)
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・牝馬芝 単勝回収率 66%
・牝馬ダート 単勝回収率 45%
はい。
やはり牝馬は回収率が低めとなっています。
▼一方で、同じ条件における、牡馬のデータは・・・
・牡馬芝 単勝回収率 78%
・牡馬ダート 単勝回収率 76%
このような感じ。
やはり牡馬は安定感があります。
▼このように、ちょっとデータを見てみただけでも、牝馬の回収率は低めであることがわかります。
特に、「ダートの牝馬」は、単勝回収率・複勝回収率ともに低くなっています。
ダートはパワーが要求されるため、か弱い女の子は走りにくいのかな。
また、牝馬と言えば「一瞬の切れ味」が武器であるため、パワー系のダートコースでは、その長所が発揮しにくいのかもしれません。
▼「一瞬の切れ味の牝馬」で、1つ面白いデータを見てみましょう。
・牝馬芝(重馬場) 単勝回収率108%(複勝回収率89%)
・牝馬芝(不良馬場) 単勝回収率65%(複勝回収率116%)
はい。
牝馬は、芝の良馬場ではあまり回収率が高くないのに対して、雨が降って、馬場が重くなると回収率が一気に上がります。
パワーがない牝馬ですが、重馬場になると、「2キロのアドバンテージ(セックスアローワンス)」が効いてくるのか?
その結果、雨が降ると牝馬は激走しやすいのかもしれません。
▼さて、「人気薄の牝馬」の話に戻りましょう。
これもデータを見てみます。
・牝馬 10番人気以下
単勝回収率 33%(複勝回収率58%)
はい。こんな回収率では、もうどうしようもありません。
ちなみに、上記のデータを、「ダート」に絞ってみます。
・牝馬ダート 10番人気以下
単勝回収率 11%(複勝回収率48%)
これは厳しいです。
単勝回収率 11%です。
しかも、「1231頭も走って、4頭しか勝っていない」
わけです。
牝馬ダートの10番人気以下は、馬券の検討から、最初に外してもいいかもしれません。私ブエナの見解ですが。
▼ちなみに、「人気薄の牝馬は期待値が低い」と思いますが、1つ例外。
「牝馬限定戦なら、人気薄の牝馬でも狙う」
私の場合は、そう考えています。
牡馬と混じって走る場合は、人気薄の牝馬は、あまり儲からないケースが多いんですが、「女の子同士のレース」なら、荒れることが多い。
そのため、牝馬限定戦の場合は、人気薄の牝馬でも、回収率を上げることが可能だと思います。
■牝馬限定戦データ(968レース)2000年~2016.6
10~15番人気の牝馬
単勝回収率 76%
複勝回収率 82%
はい。
このように、牝馬限定戦なら、人気薄の牝馬でも悪くない成績となっています。
(16番人気以下になると、大穴の過剰人気の関係で、さすがに厳しいですが。)
▼ということで本日は、牝馬は儲からないか?について書いてみました。
私なりにまとめると、
「基本的には、人気薄の牝馬は回収率を上げにくいと思う」
「ただし、牝馬が得意な条件があるので、その場合はピンポイントで狙っていく」
私はこのように考えています。
▼もちろん牝馬にも有利な部分はあります。
別の記事でも書いていますが、
「夏競馬の重賞レースで、牝馬の単勝は儲かる」
などですね。
基本的に、牝馬はあまり期待値が高くないんですが、条件によっては狙える場面もあるわけです。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
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内枠の牝馬は回収率が下がりやすい?
▼さて、第一部では、人気薄の牝馬は回収率を上げにくいと書きました。
ここではさらに別の角度から検証してみたいと思います。
▼私ブエナの印象ですが、牝馬の場合、「内枠が不利になるケースが多い」印象です。
通常は、芝レースにおいては、内枠の回収率が高くなりやすい。
しかし、牝馬の場合は、内枠に入ることで、逆に回収率が下がることも多いと思うわけ。
▼これは、「牝馬は馬格がないこと」「牝馬は馬群に包まれると怯んでしまうこと」が、影響しているのかなと。
やっぱり女の子ですから、屈強な男どもに囲まれてしまうと、萎縮して能力を発揮できないこともあるのではないか?
▼例えば、具体的なデータとして、
【1番枠のデータ】 2010~2016.9
中央特別
2569レース分析(ブエナ調べ)
牡馬
単勝回収率 97%
牝馬
単勝回収率 57%
はい。
芝の特別戦においては、内枠有利になりやすく、牡馬が1番枠に入ったときには、単勝回収率がかなり優秀。
この数字なら、三連単や馬単の1着固定で、回収率を高められそうです。
▼しかし一方で、牝馬の単勝回収率は、半分くらいしかありません。
基本回収率において、牝馬の方がやや低いという部分もありますが、そこを織り込んでも、大幅に回収率が下落しています。
▼1番枠の牝馬は、外から屈強な男どもに押し込まれ、士気が下がるリスクがあることが予想されます。
特に、馬体重の軽い小柄な牝馬が1番枠の時は、勝率が下がりやすい傾向にあります。
このような性差の特性を頭に入れておくと、性別での回収率向上も見込めると思います。
▼さらにデータを分析してみます。
2010~2017.5
「重賞レースの牝馬。10番人気以下。1~3番枠」
単勝回収率 0%
はい。
ただでさえ、牝馬が内枠に入ると期待値が下がりやすいのに、「人気薄の牝馬」だと、1頭も勝てていません。
2着も1頭だけ。
▼まぁこのデータに関しては、まだ確率収束していない懸念もあるので、これから勝ち馬が出てくるとは思いますが、不利な条件には違いないと思う。
なので「重賞レースで9番人気以下の牝馬が1~3番枠だったら、切る」、という感じの判断でも、長期的には問題ないような気もする。私の考えですが。
ただ、大穴の場合、1発で回収率が一気に上がってしまうので、1頭大穴が勝てば回収率は変わってきますが、基本的に内枠の牝馬は、積極的には狙いにくい印象。
▼この条件は、期待値が低い条件を集めているわけです。
つまり、「内枠の牝馬」「大穴の過剰人気」「そもそも牝馬の期待値が低い」
このような条件が重なったデータなので、必然的に回収率は低くなる。
▼先ほども書きましたが、牝馬は繊細なので、あまり内枠に押し込められるより、外枠の方が好走しやすい印象。
2017年のNHKマイルカップで、13番人気のリエノテソーロが2着に激走しましたが、これも14番枠と外枠でした。
ちなみにこの時、勝ったのも、牝馬アエロリット。
アエロリットも16番枠と外枠でした。
牝馬を狙うなら、特に人気薄の牝馬を狙うなら、外枠の方が狙いやすいような気はします。
▼さて、ここまで牝馬は、回収率が上げにくいと書いてきました。
ここで1つ、違うデータを。
【重賞レースの牝馬】 2010~2018.3
単勝回収率78%
複勝回収率68%
はい。
重賞レースに限定すれば、牝馬でも十分に戦える感じ。
ちなみに牡馬は、単勝回収率70%・複勝回収率73%です。
▼こうなってくると、また話が違ってくる。
データというのは、切り口によって全く結果が違ってくるのが面白くもあり、難しいところでもあります。
「重賞レースしか買わない人」と「すべてのレースを狙う人」とでは、データの切り方が違ってくるわけです。
▼重賞レースしか買わない人は、上述の通り、牝馬を無視する必要はないと思う。
というかむしろ、重賞レースでは牝馬の狙い目が多いように思う。
先ほども少し書きましたが、「人気の牝馬」は狙い目だったりする。
「重賞レースで、1~3番人気の牝馬」は、単勝回収率が94%もあるわけです。
という事は、重賞レースでは、人気の牝馬を1着固定にすれば、逆に、回収率は上がる可能性があるわけですね。
▼ただし、重賞レースの牝馬であっても、なんでもかんでも回収率が高いわけではありません。
例えば、このようなデータ↓
【重賞レース。牝馬。13番人気以下】2010~2019年。牝馬限定戦を除く
単勝回収率28%・複勝回収率28%
はい。
これもまた、「人気薄の牝馬」ですね。
重賞レースでは、「人気の牝馬」は回収率が高いわけですが、人気薄の牝馬は回収率がめちゃくちゃ低いです。
▼過去10年を振り返ってみても、13番人気以下の牝馬は1頭しか勝っていません。
3着内で見ても、たった9頭しか馬券になっていないわけです。10年間でね。
したがって、重賞レースで13番人気以下の牝馬は、盲目的に切ってしまっても問題は無いレベルになっています。
▼ちなみに、同じデータを牡馬で見てみましょう↓
【重賞レース。牡馬。13番人気以下】2010~2019年
単勝回収率35%・複勝回収率51%
はい。
牝馬よりは、大分マシになりましたね。
それでもやはり大穴馬は期待値が低いことがわかります。
▼では次に、過去10年の重賞レースで、牝馬の人気別の回収率をチェックしてみましょう。
【重賞レース。牝馬。人気別の回収率】2010~2019年。1132レース分析
1~3番人気⇒単勝回収率85%・複勝回収率81%
4~7番人気⇒単勝回収率42%・複勝回収率72%
8~12番人気⇒単勝回収率115%・複勝回収率83%
13番人気以下⇒単勝回収率28%・複勝回収率28%
はい。
なかなか興味深い数字になっています。
▼まず、1~3番人気の人気サイド。
これは上述した通り、回収率が高いです。
重賞レースでは、牝馬が1~3番人気だったら、普通に軸馬として狙っていけるレベルにあります。
▼次に、4~7番人気ですが、なぜかこの中穴ゾーンは、回収率が低くなっています。
単勝回収率が42%しかなく、重賞レースで中穴の牝馬は、勝ち切れないというデータになっています。
▼そして次に、8~12番人気ですが、このゾーンは狙い目になります。
比較的大穴サイドになりますが、単勝回収率115%と非常に高い数字になっています。
複勝回収率も83%あるので、三連複などのヒモに入れておくと、高配当が引っかかる可能性が高まります。
▼そして次に、13番人気以下ですが、これは先程も解説した通り、非常に回収率が低くなっているゾーンです。
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