天皇賞春2020年回顧。ユーキャンスマイル・キセキの敗因とフィエールマンの勝因
天皇賞春2020年・敗因分析
▼本日は、2020年の天皇賞春の回顧と結果分析を、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼まず、今年の天皇賞春を展開面から分析します。
【1000m通過】63秒
【ペース】ミドルペース
【ベストポジション】中団
はい。
1000m通過は63秒とゆっくりでしたが、途中からキセキがかかり気味に逃げたことで、全体のペースは引き締まりました。
▼1着フィエールマン(1番人気)
長期休み明けで、しかも大外14番枠という不利な条件が重なっていたフィエールマン。
それでも単勝2.0倍の1番人気に推されたのは、昨年優勝の時のパフォーマンスが優れていたからでしょう。
▼道中は8番手の外目。
長距離レースなので、外々を回らされて距離をロスするのは避けたいところでしたが、ルメール騎手はギリギリまで内側に馬を寄せて、距離ロスを最小限にする騎乗。
今年は頭数が14頭と手ごろだったのも、救われましたね。
これが例えば、18頭立ての18番枠だったら、勝てていなかったと思います。
▼マツリダ予想では、フィエールマンの1強レースとしていたように、メンバーのレベルを考えると、能力的には抜けていたと言えます。
昨年の天皇賞春では、3着以下を6馬身もちぎっており、高い長距離適性を見せていました。
ちなみに、このとき2着だったグローリーヴェイズは、その後、香港のG1を制しています。
このことからも、フィエールマンの長距離での能力は信頼できるものでした。
▼前走の有馬記念は4着に負けましたが、有馬記念は厳しいペースで先行馬が壊滅したことを考えると、早めの仕掛けで、4コーナー4番手だったフィエールマンは、強い競馬を見せていたことがわかります。
凱旋門賞以外では、大きく崩れていないのがフィエールマンの気性の良さを示していますね。
▼着差はハナ差でしたが、展開がズバリ嵌った2着スティッフェリオに対して、やや仕掛けが遅れ気味で差し切ったフィエールマンは、ここでも完勝だったと言えます。
長距離のレースでは、現役屈指の能力を持っていると言える。
▼2着スティッフェリオ(11番人気)
11番人気と、まったく人気はありませんでしたが、前走の日経賞では、2着モズベッロとクビ差。
モズベッロが5番人気だったことを考えると、スティッフェリオが11番人気というのは、明らかに過小評価だったと言えます。
▼道中は三番手追走。
ですが、前の2頭が後続を引き離して逃げていたので、スティッフェリオは実質、単騎逃げのような形になった。
これもひとつの好走要因だったかと思います。
▼2019年のオールカマーでは、逃げてかなり強い競馬を見せており、気分良く走れれば、G1でもそこそこいい勝負になる馬でした。
特に、今年の天皇賞春は、天皇賞秋や有馬記念ほどの強力なメンバーが不在だったので、スティッフェリオは絶好の穴馬だったと思います。
マツリダ予想の大穴コーナーで指名されていた馬なので、私も馬券は的中しています。
▼3着ミッキースワロー(4番人気)
日経賞では、スティッフェリオを完封した馬。
セントライト記念や日経賞など、中山競馬場で強い競馬を見せてきた馬ですが、菊花賞でも6着と、密かに頑張っていました。
▼京都競馬場より中山競馬場の方がいいタイプで、今回の天皇賞春も、ベストな舞台ではなかったと思いますが、メンバーレベルが低かったので、3着に好走。
よく頑張っていますが、能力的にはこれくらいが精一杯かなという印象も。
先行力がないタイプなので、ジャパンカップや有馬記念で穴を開けるというのは、よほど展開に恵まれないと厳しいかなと。
G2までで積極的に狙っていくと、回収率が上がるタイプですね。
▼4着ユーキャンスマイル(2番人気)
前走で、前哨戦の阪神大賞典を快勝。
天皇賞秋やジャパンカップでも4~5着に好走していたことから、ここでも2番人気に推されました。
▼ただ、ユーキャンスマイルにはデータ面で弱点があり、キングカメハメハ産駒が天皇賞春では、惨敗続きだったんですね。
血統的に距離の壁があったユーキャンスマイル。
道中は6番手の内々という、絶好のポジションをキープ。
直線では最内に飛び込みましたが、最後の伸びがなかった。
あの辺りは、血統的な距離不安が出たのかもしれません。
阪神大賞典を完勝しているので、距離不安なのか微妙なところですが、今回は鞍上の岩田騎手が落馬負傷で乗れなかったことも、影響してしまったかもしれません。
まだ5歳なので、3着のミッキースワローよりは、4着ユーキャンスマイルの方が、今後のG1では、活躍できそうな感じもします。
▼6着キセキ(3番人気)
盾男・武豊に乗り替わって、3番人気の支持を受けたのが、キセキ。
2018年のジャパンカップでは、あのアーモンドアイと、スーパーレコードでの死闘を繰り広げた馬。
ここでは、逃げ馬に乗って上手い、武豊の手腕に期待され、3番人気となりました。
▼ただ、有馬記念では大きく出遅れ。
さらに、前走の阪神大賞典でも、大きく出遅れており、ここでもスタートに不安がありました。
▼結果、スタートは出たものの、道中でかかってしまい、途中から逃げる形。
力みながら走ってしまったことで、道中でスタミナをロスして、結局6着まで。
キセキは、能力は高いんですが、気性面に不安があり、今後も人気で惨敗することがありそうなので、軸馬には向かないですね。
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▼まず、今年の天皇賞春を展開面から分析します。
【1000m通過】63秒
【ペース】ミドルペース
【ベストポジション】中団
はい。
1000m通過は63秒とゆっくりでしたが、途中からキセキがかかり気味に逃げたことで、全体のペースは引き締まりました。
▼1着フィエールマン(1番人気)
長期休み明けで、しかも大外14番枠という不利な条件が重なっていたフィエールマン。
それでも単勝2.0倍の1番人気に推されたのは、昨年優勝の時のパフォーマンスが優れていたからでしょう。
▼道中は8番手の外目。
長距離レースなので、外々を回らされて距離をロスするのは避けたいところでしたが、ルメール騎手はギリギリまで内側に馬を寄せて、距離ロスを最小限にする騎乗。
今年は頭数が14頭と手ごろだったのも、救われましたね。
これが例えば、18頭立ての18番枠だったら、勝てていなかったと思います。
▼マツリダ予想では、フィエールマンの1強レースとしていたように、メンバーのレベルを考えると、能力的には抜けていたと言えます。
昨年の天皇賞春では、3着以下を6馬身もちぎっており、高い長距離適性を見せていました。
ちなみに、このとき2着だったグローリーヴェイズは、その後、香港のG1を制しています。
このことからも、フィエールマンの長距離での能力は信頼できるものでした。
▼前走の有馬記念は4着に負けましたが、有馬記念は厳しいペースで先行馬が壊滅したことを考えると、早めの仕掛けで、4コーナー4番手だったフィエールマンは、強い競馬を見せていたことがわかります。
凱旋門賞以外では、大きく崩れていないのがフィエールマンの気性の良さを示していますね。
▼着差はハナ差でしたが、展開がズバリ嵌った2着スティッフェリオに対して、やや仕掛けが遅れ気味で差し切ったフィエールマンは、ここでも完勝だったと言えます。
長距離のレースでは、現役屈指の能力を持っていると言える。
▼2着スティッフェリオ(11番人気)
11番人気と、まったく人気はありませんでしたが、前走の日経賞では、2着モズベッロとクビ差。
モズベッロが5番人気だったことを考えると、スティッフェリオが11番人気というのは、明らかに過小評価だったと言えます。
▼道中は三番手追走。
ですが、前の2頭が後続を引き離して逃げていたので、スティッフェリオは実質、単騎逃げのような形になった。
これもひとつの好走要因だったかと思います。
▼2019年のオールカマーでは、逃げてかなり強い競馬を見せており、気分良く走れれば、G1でもそこそこいい勝負になる馬でした。
特に、今年の天皇賞春は、天皇賞秋や有馬記念ほどの強力なメンバーが不在だったので、スティッフェリオは絶好の穴馬だったと思います。
マツリダ予想の大穴コーナーで指名されていた馬なので、私も馬券は的中しています。
▼3着ミッキースワロー(4番人気)
日経賞では、スティッフェリオを完封した馬。
セントライト記念や日経賞など、中山競馬場で強い競馬を見せてきた馬ですが、菊花賞でも6着と、密かに頑張っていました。
▼京都競馬場より中山競馬場の方がいいタイプで、今回の天皇賞春も、ベストな舞台ではなかったと思いますが、メンバーレベルが低かったので、3着に好走。
よく頑張っていますが、能力的にはこれくらいが精一杯かなという印象も。
先行力がないタイプなので、ジャパンカップや有馬記念で穴を開けるというのは、よほど展開に恵まれないと厳しいかなと。
G2までで積極的に狙っていくと、回収率が上がるタイプですね。
▼4着ユーキャンスマイル(2番人気)
前走で、前哨戦の阪神大賞典を快勝。
天皇賞秋やジャパンカップでも4~5着に好走していたことから、ここでも2番人気に推されました。
▼ただ、ユーキャンスマイルにはデータ面で弱点があり、キングカメハメハ産駒が天皇賞春では、惨敗続きだったんですね。
血統的に距離の壁があったユーキャンスマイル。
道中は6番手の内々という、絶好のポジションをキープ。
直線では最内に飛び込みましたが、最後の伸びがなかった。
あの辺りは、血統的な距離不安が出たのかもしれません。
阪神大賞典を完勝しているので、距離不安なのか微妙なところですが、今回は鞍上の岩田騎手が落馬負傷で乗れなかったことも、影響してしまったかもしれません。
まだ5歳なので、3着のミッキースワローよりは、4着ユーキャンスマイルの方が、今後のG1では、活躍できそうな感じもします。
▼6着キセキ(3番人気)
盾男・武豊に乗り替わって、3番人気の支持を受けたのが、キセキ。
2018年のジャパンカップでは、あのアーモンドアイと、スーパーレコードでの死闘を繰り広げた馬。
ここでは、逃げ馬に乗って上手い、武豊の手腕に期待され、3番人気となりました。
▼ただ、有馬記念では大きく出遅れ。
さらに、前走の阪神大賞典でも、大きく出遅れており、ここでもスタートに不安がありました。
▼結果、スタートは出たものの、道中でかかってしまい、途中から逃げる形。
力みながら走ってしまったことで、道中でスタミナをロスして、結局6着まで。
キセキは、能力は高いんですが、気性面に不安があり、今後も人気で惨敗することがありそうなので、軸馬には向かないですね。
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