仮柵の読み方と馬券の買い方~グリーンベルトとは。C~Dコースは差し馬有利?
仮柵の読み方と馬券の買い方
▼『仮柵とかグリーンベルトとはなんですか?』
というご質問をいただいたので、本日は、仮柵の読み方と買い方について、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「仮柵とは、インコースの芝が痛んできた時に、それを回復させるために一時的に設置する柵、という認識」
「グリーンベルトとは、仮柵を外した時に、インコースの芝だけがキレイな状態。内枠・先行有利となりやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず、「仮柵(移動柵)」というのは、
「内ラチから5メートル、10メートルなど一定の距離に柵を設けることによって、内側の芝の過度の消耗を防ぐ(JRAサイトより引用)」
と、されています。
▼私ブエナの認識では、
「芝の内側が、使い込まれてボロボロになると、内枠の馬に不利になってしまうので、開催が進んで内側の芝が荒れてきたら仮柵をズラして、とりあえず内側のコースは使わないで、芝を回復させる」
という感じで考えています。
(あくまで私ブエナの認識です)
▼さて、仮柵の意味はこんな感じとして、果たしてこの仮柵。
馬券にはどのように活用すればいいのか?
▼まず、「開幕週の仮柵なしコース」は、「Aコース」
ここに「第一弾の仮柵」を設けると、「Bコース」
さらに「第二弾の仮柵」を設けると、「Cコース」
こんな感じで、内側を守る面積が広くなるほど、A⇒B⇒Cと、コースが替わっていきます。
▼A⇒B⇒Cという流れ、つまり、「内側を保護していく」場合は、それほど神経質に考える必要はないと思われます。
しかし逆に、B⇒Aとか、C⇒A、つまり「守っていたインコースを使うとか、仮柵を外す」場合は、
「グリーンベルトが生まれる」
ことがあります。
▼仮柵によって、インコースを使わずに、芝を守っていた状態が、BコースやCコース。
そして、インコースの芝が復活してきた頃に、Aコースに戻す。
これをやると、「インコースだけが走りやすい馬場状態になってしまう」
すなわち「グリーンベルトが生まれてしまう」
わけですね。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼仮柵を「内側に戻す」ことで、グリーンベルトが生まれると、
「インコースを通った馬しか伸びない」
という状態になり、逃げ・先行馬が圧倒的に有利になります。
なので、コース替わりの際は、自分が勝負するレースの前に、午前中の芝のレースなどを見て、「インコースにグリーンベルトが発生していないか?」を、チェックしてから馬券購入するようにしています。私の場合。
▼まあ、コース替わりじゃなくても、私は常に、
「自分が勝負するレースの前に、芝のレースをチェックして、内外どちらが伸びるか確認しておく」
という事をやってます。
地味な作業ですが、意外と回収率に貢献します。
なので私ブエナの場合、午前中は馬券購入せず馬場チェック。午後のレースで勝負することがほとんどです。
▼このようなコース替わりは、JRAのサイトで発表されているので、
「JRAのサイトで、コース替わりやローラーがけを確認」
↓
「土曜日の午前中のレースなどで、芝の内外どちらが伸びるか確認」
↓
「それから実際に馬券購入」
こんな感じで、念には念を入れて、しっかり確認してから馬券を購入することで、回収率を上げることが可能になると思います。
▼さて、それでは次に、
「A~Dコースは、脚質的に有利不利があるのか?」
をデータ分析してみましょう。
【重賞レース】
東京と京都 Dコース
単勝回収率
2007~2016.3
逃げ 430%
先行 106%
差し 39%
追込 14%
はい。
Dコースがある、東京と京都でのデータです。
一般的に、「Aコースは先行馬有利。Dコースは差し有利」と言われますが、「重賞レースでのDコース」のデータでは、前残りとなっています。
▼まあ脚質で言えば、先行馬は常に回収率が高くなりやすいので、コースによる影響だけではないと思いますが、Aコースなら、「差し馬でも単勝回収率80%」ですね。
A~Cコースなら、それほど気にしなくても良いかと思います。
Dコースは、念のため先行馬に警戒してもいいかも。
▼と言うより、やはり「コース単体よりも、コース替わりがポイント」だと思います。
上述したように、「C⇒Aで、グリーンベルト」みたいなことが起こると、インコースしか伸びないというレースになるからですね。
なので、Aコースだから、Dコースだから、という考え方ではなく、「コース替わりしているか?」を考えた方が、馬券的には役に立つと思われます。
▼なんとなくレースを見るよりも、「今日はAコースか」とか「コース替わりしてるな」というのを頭に置いてレースを見ると、見えてくるものもまた違ってくると思います。
私ブエナは、土曜日の芝の状態をチェックして、日曜日に勝負することも多いです。
その場合でも、コースやコース替わりを頭において、土曜日のレースをチェックすると、予想がより、やりやすくなる感じがしますね。
▼ということで本日は、仮柵の読み方と馬券の買い方について、私の独断と偏見で書いてみました。
回収率を上げるためには、仮柵より先に、「期待値が高い馬を探す」ことが優先です。
その上で、仮柵などのコース替わりを加味していくことで、さらに長期的な回収率をアップさせることができると、私は考えています。
仮柵やコース替わりは、予想の優先順位としては後回しでも良いかと思いますが、基本的な考え方だけでも頭に入れておくと、馬券力も上がっていくと思います。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼仮柵とグリーンベルトについての考察を続けます。
ここでは、さらに詳細なコース別のデータを見てみます。
例えば、
【重賞レース。コース別の1番人気データ】 2010~2016
東京Cコース
単勝回収率 116%
はい。
東京の重賞レースで、Cコースだった場合、1番人気の回収率が高くなっています。
▼サンプル数が少ないので、単なる確率の偏りという可能性もありますが、それにしても勝率が高いです。
16-8-5-13
という感じ。
東京の重賞レースでCコースの1番人気は、期待値が高いような気がなんとなくします。
▼具体的には、「2016年ジャパンカップのキタサンブラック」
この時もCコース。
キタサンブラックは1番人気で、2馬身差以上をつけての楽勝でした。
▼東京コースは幅員が広いので、これがCコースでさらにコーナーが緩くなると、強い馬が能力を発揮しやすい部分もあるのではないか?
あくまでも私ブエナの仮説なので、明確な根拠はありませんが、東京の重賞レースでCコースなら、1番人気は警戒するようにしています。
▼2015年のG1で言えば、「安田記念のモーリス」
これも、東京競馬場のCコースで、1番人気が勝った例。
先程のキタサンブラックがそうでしたが、Cコースの場合、最後は外に持ち出すレースになりやすい。
しかしこの年のモーリスは、内から抜け出して押し切り。強さが際立っていた印象です。
▼ちなみにこのレースは、私ブエナも馬連でしっかり利益が出たレースで、印象に残っています。
東京競馬場は基本的に、1番人気が能力を発揮しやすいコースですが、Cコースだとさらに信頼度が増すのかなという印象もあります。
この傾向が今後変わるかどうか、チェックしていきたいと思います。
▼仮柵やグリーンベルトがギャンブルを盛り上げる
さて、冒頭で、
「仮柵とは、インコースの芝が痛んできた時に、それを回復させるために一時的に設置する柵」
と書きました。
これはこれで間違いではないと思いますが、競馬をギャンブルとしてみた場合、もうひとつ意味があるような気がする。
▼それは、ギャンブルとしての多様性です。
競馬はスポーツですが、ギャンブルでもある。
ギャンブルの場合、様々なレース条件があった方が、競馬ファンも予想を楽しめると思うわけ。
▼そう考えると、いつもいつも同じコースで走っているより、いろんなバリエーションがあった方が、競馬ファンも飽きずにテンションをキープできる。
例えば、地方競馬場などは、中央競馬と比べてコースが単調です。
ほぼダートしかないし、いつも同じようなコースを走っている。
これはこれでマニアができるんですが、ギャンブルとして考えた場合は、単調さは客離れにつながると思う。
▼そこで、「仮柵」とか「グリーンベルト」みたいな、新しい要素を加味してみる。
これだけで、ギャンブル性が一気に高まると思うわけ。
なので仮柵の意味は、芝を守るためのものであると同時に、競馬のギャンブルとしての魅力を高める効果もあるのかなと、私ブエナは思ったりするわけです。
▼まぁこれもやりすぎると、競馬がつまらなくなったりするので、調整が難しいところです。
あまりにも露骨なグリーンベルトが発生すると、馬の能力関係なしに、インコースを通った馬しか上位に来ないということになるからです。
▼仮柵を気にしすぎる必要はない
一昔前は、このようなグリーンベルトの恩恵を受けた馬が、数多くいたような印象です。
最近は、やりすぎるとレースそのものがつまらなくなるとJRAも気づいたのか、明らかなグリーンベルトというのは減ってきているような気もします。
▼馬券を購入する側としては、グリーンベルトの存在までは認識できるものの、そのグリーンベルトをどの馬が走れるか?というところまでは予測できません。
もちろん、内枠の馬と先行馬がグリーンベルトを通過しやすいところまではわかる。
でも実際には、騎手の技量で外枠の馬がグリーンベルトを走って勝つこともあるし、差し馬がグリーンベルトを走って差し切ることもあるわけです。
なので、グリーンベルトに関しては、それほど深く気にする必要もないのかなと思います。
▼では次に、またデータ範囲を更新して具体的に分析してみましょう。
【重賞レース。1番人気データ】2010~2020年
東京Aコース⇒単勝回収率97%
東京Cコース⇒単勝回収率93%
新潟Aコース⇒単勝回収率110%
阪神Aコース⇒単勝回収率86%
はい。
1番人気が、どのコースを走れば回収率が高いのかを分析してみました。
▼まず、先ほども書きましたが、東京競馬場のCコース。
データ範囲を広げたので、先ほどよりは回収率が下がっていますが、いまだ単勝回収率93%と優秀な成績です。
やはり東京Cコースでは、1番人気は要注意と言えます。
▼それ以上に回収率が高くなったのが、東京Aコース。
勝率も最も高くなっており、勝率35.7%もあります。
単勝回収率は97%と、わずかに100%に届かなかったものの、非常に優秀な数字になっています。
東京Aコースでは、馬場が綺麗な状態なので、トラックバイアスが発生しにくく、強い馬が能力を発揮しやすいと考えられます。
▼ではここで、東京Aコースで実際に、私ブエナが馬券を的中したレースを分析してみます。
【NHKマイルカップ2020年】
1着 ラウダシオン(9番人気)
2着 レシステンシア(1番人気)
3着 ギルデッドミラー(6番人気)
はい。
このレースは、東京Aコースで馬場状態が良く、内を走った馬が伸びたレースでした。
▼東京Aコースなので、1番人気の信頼度が高い。
ここは、前走の桜花賞で不良馬場でも頑張った、レシステンシアがAコースで信頼度が増すところ。
2番人気タイセイビジョン、3番人気サトノインプレッサというパワーバランスを考えると、レシステンシアの好走確率はかなり高かったわけですが、それほど断然人気ではなかったので、狙い目でした。
▼したがって、私の馬券は、東京Aコースの1番人気を信頼で、レシステンシアからの流し。
相手は、当ブログでいつも書いているように、9番人気までの馬。
サトノインプレッサは、3番人気と過剰人気だった上に、17番枠と外枠を引いていたので切り。
ウイングレイテストは、8番人気でしたが、これも18番枠と大外。Aコースの大外は厳しいと見て、切り。
▼残った馬をヒモにして、「1番人気ー2.4.5.6.7.9番人気(三連複15点)」
というシンプルな馬券構成で、配当は三連複19620円。
東京Aコースの特徴を活かして、簡単に万馬券を的中したレースとなりました。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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▼『仮柵とかグリーンベルトとはなんですか?』
というご質問をいただいたので、本日は、仮柵の読み方と買い方について、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「仮柵とは、インコースの芝が痛んできた時に、それを回復させるために一時的に設置する柵、という認識」
「グリーンベルトとは、仮柵を外した時に、インコースの芝だけがキレイな状態。内枠・先行有利となりやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず、「仮柵(移動柵)」というのは、
「内ラチから5メートル、10メートルなど一定の距離に柵を設けることによって、内側の芝の過度の消耗を防ぐ(JRAサイトより引用)」
と、されています。
▼私ブエナの認識では、
「芝の内側が、使い込まれてボロボロになると、内枠の馬に不利になってしまうので、開催が進んで内側の芝が荒れてきたら仮柵をズラして、とりあえず内側のコースは使わないで、芝を回復させる」
という感じで考えています。
(あくまで私ブエナの認識です)
▼さて、仮柵の意味はこんな感じとして、果たしてこの仮柵。
馬券にはどのように活用すればいいのか?
▼まず、「開幕週の仮柵なしコース」は、「Aコース」
ここに「第一弾の仮柵」を設けると、「Bコース」
さらに「第二弾の仮柵」を設けると、「Cコース」
こんな感じで、内側を守る面積が広くなるほど、A⇒B⇒Cと、コースが替わっていきます。
▼A⇒B⇒Cという流れ、つまり、「内側を保護していく」場合は、それほど神経質に考える必要はないと思われます。
しかし逆に、B⇒Aとか、C⇒A、つまり「守っていたインコースを使うとか、仮柵を外す」場合は、
「グリーンベルトが生まれる」
ことがあります。
▼仮柵によって、インコースを使わずに、芝を守っていた状態が、BコースやCコース。
そして、インコースの芝が復活してきた頃に、Aコースに戻す。
これをやると、「インコースだけが走りやすい馬場状態になってしまう」
すなわち「グリーンベルトが生まれてしまう」
わけですね。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼仮柵を「内側に戻す」ことで、グリーンベルトが生まれると、
「インコースを通った馬しか伸びない」
という状態になり、逃げ・先行馬が圧倒的に有利になります。
なので、コース替わりの際は、自分が勝負するレースの前に、午前中の芝のレースなどを見て、「インコースにグリーンベルトが発生していないか?」を、チェックしてから馬券購入するようにしています。私の場合。
▼まあ、コース替わりじゃなくても、私は常に、
「自分が勝負するレースの前に、芝のレースをチェックして、内外どちらが伸びるか確認しておく」
という事をやってます。
地味な作業ですが、意外と回収率に貢献します。
なので私ブエナの場合、午前中は馬券購入せず馬場チェック。午後のレースで勝負することがほとんどです。
▼このようなコース替わりは、JRAのサイトで発表されているので、
「JRAのサイトで、コース替わりやローラーがけを確認」
↓
「土曜日の午前中のレースなどで、芝の内外どちらが伸びるか確認」
↓
「それから実際に馬券購入」
こんな感じで、念には念を入れて、しっかり確認してから馬券を購入することで、回収率を上げることが可能になると思います。
▼さて、それでは次に、
「A~Dコースは、脚質的に有利不利があるのか?」
をデータ分析してみましょう。
【重賞レース】
東京と京都 Dコース
単勝回収率
2007~2016.3
逃げ 430%
先行 106%
差し 39%
追込 14%
はい。
Dコースがある、東京と京都でのデータです。
一般的に、「Aコースは先行馬有利。Dコースは差し有利」と言われますが、「重賞レースでのDコース」のデータでは、前残りとなっています。
▼まあ脚質で言えば、先行馬は常に回収率が高くなりやすいので、コースによる影響だけではないと思いますが、Aコースなら、「差し馬でも単勝回収率80%」ですね。
A~Cコースなら、それほど気にしなくても良いかと思います。
Dコースは、念のため先行馬に警戒してもいいかも。
▼と言うより、やはり「コース単体よりも、コース替わりがポイント」だと思います。
上述したように、「C⇒Aで、グリーンベルト」みたいなことが起こると、インコースしか伸びないというレースになるからですね。
なので、Aコースだから、Dコースだから、という考え方ではなく、「コース替わりしているか?」を考えた方が、馬券的には役に立つと思われます。
▼なんとなくレースを見るよりも、「今日はAコースか」とか「コース替わりしてるな」というのを頭に置いてレースを見ると、見えてくるものもまた違ってくると思います。
私ブエナは、土曜日の芝の状態をチェックして、日曜日に勝負することも多いです。
その場合でも、コースやコース替わりを頭において、土曜日のレースをチェックすると、予想がより、やりやすくなる感じがしますね。
▼ということで本日は、仮柵の読み方と馬券の買い方について、私の独断と偏見で書いてみました。
回収率を上げるためには、仮柵より先に、「期待値が高い馬を探す」ことが優先です。
その上で、仮柵などのコース替わりを加味していくことで、さらに長期的な回収率をアップさせることができると、私は考えています。
仮柵やコース替わりは、予想の優先順位としては後回しでも良いかと思いますが、基本的な考え方だけでも頭に入れておくと、馬券力も上がっていくと思います。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
仮柵やグリーンベルトと1番人気の信頼度
▼仮柵とグリーンベルトについての考察を続けます。
ここでは、さらに詳細なコース別のデータを見てみます。
例えば、
【重賞レース。コース別の1番人気データ】 2010~2016
東京Cコース
単勝回収率 116%
はい。
東京の重賞レースで、Cコースだった場合、1番人気の回収率が高くなっています。
▼サンプル数が少ないので、単なる確率の偏りという可能性もありますが、それにしても勝率が高いです。
16-8-5-13
という感じ。
東京の重賞レースでCコースの1番人気は、期待値が高いような気がなんとなくします。
▼具体的には、「2016年ジャパンカップのキタサンブラック」
この時もCコース。
キタサンブラックは1番人気で、2馬身差以上をつけての楽勝でした。
▼東京コースは幅員が広いので、これがCコースでさらにコーナーが緩くなると、強い馬が能力を発揮しやすい部分もあるのではないか?
あくまでも私ブエナの仮説なので、明確な根拠はありませんが、東京の重賞レースでCコースなら、1番人気は警戒するようにしています。
▼2015年のG1で言えば、「安田記念のモーリス」
これも、東京競馬場のCコースで、1番人気が勝った例。
先程のキタサンブラックがそうでしたが、Cコースの場合、最後は外に持ち出すレースになりやすい。
しかしこの年のモーリスは、内から抜け出して押し切り。強さが際立っていた印象です。
▼ちなみにこのレースは、私ブエナも馬連でしっかり利益が出たレースで、印象に残っています。
東京競馬場は基本的に、1番人気が能力を発揮しやすいコースですが、Cコースだとさらに信頼度が増すのかなという印象もあります。
この傾向が今後変わるかどうか、チェックしていきたいと思います。
▼仮柵やグリーンベルトがギャンブルを盛り上げる
さて、冒頭で、
「仮柵とは、インコースの芝が痛んできた時に、それを回復させるために一時的に設置する柵」
と書きました。
これはこれで間違いではないと思いますが、競馬をギャンブルとしてみた場合、もうひとつ意味があるような気がする。
▼それは、ギャンブルとしての多様性です。
競馬はスポーツですが、ギャンブルでもある。
ギャンブルの場合、様々なレース条件があった方が、競馬ファンも予想を楽しめると思うわけ。
▼そう考えると、いつもいつも同じコースで走っているより、いろんなバリエーションがあった方が、競馬ファンも飽きずにテンションをキープできる。
例えば、地方競馬場などは、中央競馬と比べてコースが単調です。
ほぼダートしかないし、いつも同じようなコースを走っている。
これはこれでマニアができるんですが、ギャンブルとして考えた場合は、単調さは客離れにつながると思う。
▼そこで、「仮柵」とか「グリーンベルト」みたいな、新しい要素を加味してみる。
これだけで、ギャンブル性が一気に高まると思うわけ。
なので仮柵の意味は、芝を守るためのものであると同時に、競馬のギャンブルとしての魅力を高める効果もあるのかなと、私ブエナは思ったりするわけです。
▼まぁこれもやりすぎると、競馬がつまらなくなったりするので、調整が難しいところです。
あまりにも露骨なグリーンベルトが発生すると、馬の能力関係なしに、インコースを通った馬しか上位に来ないということになるからです。
▼仮柵を気にしすぎる必要はない
一昔前は、このようなグリーンベルトの恩恵を受けた馬が、数多くいたような印象です。
最近は、やりすぎるとレースそのものがつまらなくなるとJRAも気づいたのか、明らかなグリーンベルトというのは減ってきているような気もします。
▼馬券を購入する側としては、グリーンベルトの存在までは認識できるものの、そのグリーンベルトをどの馬が走れるか?というところまでは予測できません。
もちろん、内枠の馬と先行馬がグリーンベルトを通過しやすいところまではわかる。
でも実際には、騎手の技量で外枠の馬がグリーンベルトを走って勝つこともあるし、差し馬がグリーンベルトを走って差し切ることもあるわけです。
なので、グリーンベルトに関しては、それほど深く気にする必要もないのかなと思います。
▼では次に、またデータ範囲を更新して具体的に分析してみましょう。
【重賞レース。1番人気データ】2010~2020年
東京Aコース⇒単勝回収率97%
東京Cコース⇒単勝回収率93%
新潟Aコース⇒単勝回収率110%
阪神Aコース⇒単勝回収率86%
はい。
1番人気が、どのコースを走れば回収率が高いのかを分析してみました。
▼まず、先ほども書きましたが、東京競馬場のCコース。
データ範囲を広げたので、先ほどよりは回収率が下がっていますが、いまだ単勝回収率93%と優秀な成績です。
やはり東京Cコースでは、1番人気は要注意と言えます。
▼それ以上に回収率が高くなったのが、東京Aコース。
勝率も最も高くなっており、勝率35.7%もあります。
単勝回収率は97%と、わずかに100%に届かなかったものの、非常に優秀な数字になっています。
東京Aコースでは、馬場が綺麗な状態なので、トラックバイアスが発生しにくく、強い馬が能力を発揮しやすいと考えられます。
▼ではここで、東京Aコースで実際に、私ブエナが馬券を的中したレースを分析してみます。
【NHKマイルカップ2020年】
1着 ラウダシオン(9番人気)
2着 レシステンシア(1番人気)
3着 ギルデッドミラー(6番人気)
はい。
このレースは、東京Aコースで馬場状態が良く、内を走った馬が伸びたレースでした。
▼東京Aコースなので、1番人気の信頼度が高い。
ここは、前走の桜花賞で不良馬場でも頑張った、レシステンシアがAコースで信頼度が増すところ。
2番人気タイセイビジョン、3番人気サトノインプレッサというパワーバランスを考えると、レシステンシアの好走確率はかなり高かったわけですが、それほど断然人気ではなかったので、狙い目でした。
▼したがって、私の馬券は、東京Aコースの1番人気を信頼で、レシステンシアからの流し。
相手は、当ブログでいつも書いているように、9番人気までの馬。
サトノインプレッサは、3番人気と過剰人気だった上に、17番枠と外枠を引いていたので切り。
ウイングレイテストは、8番人気でしたが、これも18番枠と大外。Aコースの大外は厳しいと見て、切り。
▼残った馬をヒモにして、「1番人気ー2.4.5.6.7.9番人気(三連複15点)」
というシンプルな馬券構成で、配当は三連複19620円。
東京Aコースの特徴を活かして、簡単に万馬券を的中したレースとなりました。
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