消去法で勝つ方法は?消去法のやり方。勝てるか勝てないか。コツと消し方
消去法で馬券は当たるか?
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「消去法の最大のメリットは、ヒモ馬を絞り込み、買い目点数を減らせる事だと思う」
「ただ、消去法だけでは長期での利益は出ない気がする」
「結局のところ、期待値の高い軸馬を見つけられなければ、消去法も機能しない印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼馬券を購入する人の多くは、「消去法」を試してみたことがあると思います。
最大で18頭もいるレースで、買い目を絞り込んでいくには、馬券対象となる頭数を減らすのが得策だと感じるからでしょう。
▼例えば、私ブエナが思う、消去法を活用できる条件項目としては、
・期待値の低い騎手を消去する
・関東馬を消去する
・芝の外枠、ダートの内枠を消去する
・勝ち星の少ない調教師を消去する
・高齢馬を消去する
・牝馬を消去する
・差し馬・追い込み馬を消去する
・13番人気以下を消去する
・馬体重が軽い馬を消去する
・前走10着以下を消去する
・ギリギリで勝ち上がってきた馬を消去する
はい。
これらは私ブエナが、消去法で使えると思う条件の一例です。
各項目についての具体的な内容については、当ブログの別の記事で詳細を書いていることもあるので、そちらも参照してください。
▼上記のような条件でフィルタリングすることで、期待値の低い馬を消去することができる印象。
ただ、私ブエナの考えでは、馬券で利益を出す上で、消去法はそれほど絶大な効果を発揮しないような気もする。
もちろん、消去法はうまく活用すれば、回収率を上げることができます。
ただ、「消去法だけでは利益は出ない」と思うわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼その理由について、私なりに書き進めてみます。
まず、消去法を使う上での注意点として、
「どんなに消し馬としての条件が揃っていても、それが人気サイドの馬だったら、馬券になる確率は高い」
という部分です。
(マツリダ予想より引用)
▼初心者さんは、ここを勘違いしてしまい、消去法で損失を出す人が多い気がする。
「消せる馬!」とか「期待値が低い馬!」
これは探せば、確かにいます。
そして、このような消し馬を馬券から排除していけば、回収率の向上に役立つのも間違いない。
でも、それだけでは馬券で利益は出ないと思うわけです。
▼その最大のポイントが、
「結局、競馬の的中率は、人気やオッズに依存する」という部分になります。
(マツリダ予想より引用②)
例えば、
「こんな1番人気は弱い!」という条件があるとする。
実際、弱い1番人気の条件はたくさんあります。
そして、 1番人気が弱い時に、その手の1番人気を切れば、回収率が上がって利益につながるわけです。
▼ただ、ここで問題点がある。
それは、「それでもやっぱり1番人気は強い」ということです。
腐っても鯛。
どんなにデータ的に不利な1番人気であっても、1番人気である以上、馬券になる確率はかなり高いです。
三連複で1番人気を切れば、それが「弱い1番人気」だったとしても、的中率は10~20%まで下がってしまうと思われます。
▼それでも利益が出れば問題ないわけですが、それを我慢できるかどうか。
「人気馬を消去すれば、的中率は大幅に下がる」
これが頭にないと、的中率が低いことで、途中で心が折れる可能性が高いわけです。
▼それから、消去法を使う上で、もう一つ注意点がある。
それは、
「消去法で数頭を消せたとしても、結局、『軸馬』は期待値が高い馬を選択しなければ、馬券利益は出ない」
という部分です。
▼例えば、18頭立てのG1で、馬券購入するとします。
ここからデータ分析して、消去法で8頭切ったとする。
残り10頭。
どうやって馬券購入しますか?
▼多くの人は、「軸馬を決めて、残りのヒモ馬へ流し」だと思います。
消去法で、残り10頭まで減らしたから、軸馬1頭・ヒモ馬9頭になる。
では、その軸馬はどうやって決めるのか?
▼これが、「消去法だけでは利益は出ない」と、私ブエナが思う理由です。
結局のところ、「期待値の高い軸馬」を発見できない限り、8頭を消去したとしても、長期的には馬券収支はマイナスになるわけです。
▼逆に言えば、消去法で消去しなくても、「期待値の高い軸馬」さえ見つけることができれば、ヒモ馬は適当に5~6頭選んでも、長期的には利益は出る。
あるいは、「期待値の高い軸馬」の単勝で勝負すれば、ヒモ馬を考慮しなくても利益は出るわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼あと、消去法の場合、消去できる項目が無限にあるので、「ほとんどの馬が消えてしまった!」というケースも多いです。
あるいは逆に、「消去該当馬が少なく、ほとんどの馬が残ってしまった!」というケースもある。
なのでやはり、消去法だけでは長期的な利益を出すのは困難だと思われます。
しかし、期待値分析をしながら、「最後の仕上げ」に消去法を使っていくのは有効です。
▼ということで本日は、消去法について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
私の感覚では、消去法はヒモ馬を絞り込むのに役に立つ。
ただ、肝心の軸馬の期待値が低いと、いくらヒモを絞り込んでも馬券で利益を出すことはできません。
消去法は効果的だけど、消去法だけに頼らず、期待値分析と並行して行っていくのが大切だと、私ブエナは思うわけです。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼消去法についての考察を続けます。
ここまで書いてきた通り、消去法というのは、突き詰めていくと、
「平均的な確率より、やや好走確率が低い馬を切る作業」
という感じで、私ブエナは認識しています。
▼なので、消去法で的中率が大幅に上がるという事はあり得ないと思う。
これは消去法に限らず、いかなる馬券戦略を選択する場合であっても、「連戦連勝!」とか「的中率60%で大儲け!」などと言う、夢のような戦略はないということ。
▼馬券というのは、確率のゲームです。
なので、競馬で利益を出すためには、「少しでも確率的に有利な部分だけを狙って購入する」という戦略が必要になると思うわけ。
ここの部分を理解していないと、高額な悪徳サイトに騙されます。
(経験談)
▼私ブエナは、今でこそ年間プラス収支を維持できていますが、昔は負けっぱなしでした。
競馬で利益を出すなんて不可能だと思った。
でも、馬券というのは、私のように特別な才能がなくても、基本的なことをコツコツと積み重ねていくことで、少しずつ回収率が上がり、年間収支をプラスにすることも可能になるわけです。
▼ちょっと脱線しました。
消去法というのも、基本的な戦略の1つだと思う。
この記事の前半でも書きましたが、私も消去法を使う項目を設定しています。
私自身の中で、「この条件は期待値が低い」というルールをあらかじめ分析してあるので、当日、その条件に引っかかった馬は、切り捨てるか、賭け金を下げて押さえ馬券に回します。
▼消去法のメリット
私ブエナは、消去法の最大のメリットは、ヒモを絞り込んで、買い目点数を減らせることだと思っています。
注意点として、「消去法で消していって、残った馬でボックス買い」これはどうなのか?
私の経験で言えば、このやり方だと、なかなか利益が出なかった印象です。
▼なぜ「消去法で消していって、残った馬でボックス買い」だと、利益が出ないのか?
これは私の推察ですが、「残った馬の期待値が高いとは限らないから」
確かに、そのレースに「期待値の低い馬」がたくさんいれば、残った馬の期待値が高い可能性はある。
ただ、残った馬のすべてが高期待値ではないと思うわけです。
だから私の場合は、「消去法で残った馬の中に、期待値が高い軸馬がいるなら勝負」というスタイルにすることが多いです。
これなら、回収率が上がる感じですね。
▼消去法の弱点
そもそも、私たちが馬券購入する目的は、年間の回収率をプラスにして、少しでも利益を出すことです。
利益を出すためには、「期待値が高い馬」を継続して狙い続けなければならない。
日本競馬の平均控除率は25%なので、この25%を上回っていくような、「オッズが歪んでいる馬」を探して、ひたすら狙い続ける必要があるわけです。
▼そう考えた場合に、「消去法」というのは、あまり利益を出すには向かない戦略なのかもしれない。
なぜなら、消去法というのは「期待値が低い馬を探す手法」であり、期待値が高い馬を見つけることはできないからです。
▼馬券で利益を出す基本は、期待値が高い馬をピンポイントで狙うこと。
私たちのような、資金力のない個人が回収率をプラスにするには、このようなピンポイント戦略が有効だと思われます。
▼消去法と多点買いを組み合わせる
それに対して、消去法。
もし、消去法で利益を出すとしたら、「多点買い」かなと。
仮に、すべての馬券を購入すれば平均回収率は70%くらいになってしまう。
なので、すべての馬券から、「期待値が低い馬券」を除外して、多点買いする。
そして利益を出す。薄利多売方式です。
これは、大きな組織などが馬券運用する方法らしいですが、私たちのような資金力の乏しい個人には、ちょっと無理かなと思うわけです。
▼この戦略の弱点としては、上述したように、「薄利多売」になってしまうという部分です。
具体的に言えば、まず消去法で推定回収率60%以下の馬をカットしたとする。
そして残った馬で馬券を構成するとする。
たとえば先ほども書いたような、ボックス買い。
消去法で期待値が低い馬を切って、残った馬のボックス買い。
これは一見、合理的に見えます。
▼しかしながら、この戦略にも弱点があるわけです。
それは、「残った馬をボックス買いしても、回収率はせいぜい100%行くか行かないか程度に収束してしまう」
という部分です。
▼中央競馬においては、想定回収率が100%を超える馬というのは、それほど多くは存在しないわけです。
全体の買い目点数が100だとしたら、回収率100%以上を見込める買い目は、10~20くらいかと。
▼なので、馬券で利益を出すためには、この10~20をピンポイントで狙っていくことがどうしても必要になる。
消去法というのは、この10~20を狙っていく戦略ではないんですね。
どちらかと言うと、「期待値の低い部分の10~20」を探し出すのが消去法なのかなと。
結局、期待値が低い部分を探し出しても、残っている馬の平均回収率が100%を下回れば、利益は出ないわけです。
▼ということで、ここまで消去法の概要について書いてきました。
ここからは、具体的な消去法の活用方法について考えてみましょう。
▼まず、「期待値の低い騎手を消去する」という消去法について。
多くの人は、重賞レースを中心に馬券を購入すると思うので、重賞レースの騎手データから見ていきましょう。
【重賞レースで期待値の低い騎手】2017~2020年
内田騎手⇒連対率7%・単勝回収率83%・複勝回収率39%
松若騎手⇒連対率7%・単勝回収率86%・複勝回収率38%
北村宏司騎手⇒連対率8%・単勝回収率44%・複勝回収率39%
三浦皇成騎手⇒連対率5%・単勝回収率22%・複勝回収率52%
柴田大知騎手⇒連対率4%・単勝回収率11%・複勝回収率32%
藤田菜七子騎手⇒連対率4%・単勝回収率13%・複勝回収率6%
はい。
まずは目立つところから抽出してみました。
上記の騎手は、よく重賞レースでも見かける騎手ですが、馬券になる確率は低い、ということになります。
▼内田騎手と松若騎手に関しては、単勝回収率はなかなか優秀なんですが、複勝回収率が非常に低く、30%台になっています。
勝ちに行く騎乗をしている、ということですが、馬券を買う側からしてみると、連対率や複勝回収率が低い騎手は、消去法の対象になります。
▼消去法を使うということは、「馬券圏内に来る確率が低い馬を消去したい」ということだと思います。
という事は、50レースに1回勝つ騎手より、安定的に連対してくる騎手を残したいわけです。
そのような観点から、上記の騎手を期待値の低い騎手と分類しました。
▼藤田菜七子騎手は、武豊騎手の次くらいに有名な騎手ですが、的中率と回収率を考えると、重賞レースでは狙えない騎手です。
現時点での話なので、これから騎乗技術が上達してくると、また変わってくるかもしれませんが、現状では回収率は最も低いレベルになっています。
単勝回収率13%・複勝回収率6%では、馬券を買えば買うほどお金が減ってしまう。
女性というハンデがある上に、藤田菜七子騎手はめちゃくちゃ人気があるので、馬券が売れてしまうんですね。
その結果、過剰人気となり、回収率が下がってしまうわけです。
▼なので、重賞レースでは、藤田菜七子騎手は消去法の対象になってしまいますね。私の場合ですが。
2017年からの重賞レースでは、コパノキッキングで勝った以外は、すべて惨敗しています。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
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▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「消去法の最大のメリットは、ヒモ馬を絞り込み、買い目点数を減らせる事だと思う」
「ただ、消去法だけでは長期での利益は出ない気がする」
「結局のところ、期待値の高い軸馬を見つけられなければ、消去法も機能しない印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼馬券を購入する人の多くは、「消去法」を試してみたことがあると思います。
最大で18頭もいるレースで、買い目を絞り込んでいくには、馬券対象となる頭数を減らすのが得策だと感じるからでしょう。
▼例えば、私ブエナが思う、消去法を活用できる条件項目としては、
・期待値の低い騎手を消去する
・関東馬を消去する
・芝の外枠、ダートの内枠を消去する
・勝ち星の少ない調教師を消去する
・高齢馬を消去する
・牝馬を消去する
・差し馬・追い込み馬を消去する
・13番人気以下を消去する
・馬体重が軽い馬を消去する
・前走10着以下を消去する
・ギリギリで勝ち上がってきた馬を消去する
はい。
これらは私ブエナが、消去法で使えると思う条件の一例です。
各項目についての具体的な内容については、当ブログの別の記事で詳細を書いていることもあるので、そちらも参照してください。
▼上記のような条件でフィルタリングすることで、期待値の低い馬を消去することができる印象。
ただ、私ブエナの考えでは、馬券で利益を出す上で、消去法はそれほど絶大な効果を発揮しないような気もする。
もちろん、消去法はうまく活用すれば、回収率を上げることができます。
ただ、「消去法だけでは利益は出ない」と思うわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼その理由について、私なりに書き進めてみます。
まず、消去法を使う上での注意点として、
「どんなに消し馬としての条件が揃っていても、それが人気サイドの馬だったら、馬券になる確率は高い」
という部分です。
(マツリダ予想より引用)
▼初心者さんは、ここを勘違いしてしまい、消去法で損失を出す人が多い気がする。
「消せる馬!」とか「期待値が低い馬!」
これは探せば、確かにいます。
そして、このような消し馬を馬券から排除していけば、回収率の向上に役立つのも間違いない。
でも、それだけでは馬券で利益は出ないと思うわけです。
▼その最大のポイントが、
「結局、競馬の的中率は、人気やオッズに依存する」という部分になります。
(マツリダ予想より引用②)
例えば、
「こんな1番人気は弱い!」という条件があるとする。
実際、弱い1番人気の条件はたくさんあります。
そして、 1番人気が弱い時に、その手の1番人気を切れば、回収率が上がって利益につながるわけです。
▼ただ、ここで問題点がある。
それは、「それでもやっぱり1番人気は強い」ということです。
腐っても鯛。
どんなにデータ的に不利な1番人気であっても、1番人気である以上、馬券になる確率はかなり高いです。
三連複で1番人気を切れば、それが「弱い1番人気」だったとしても、的中率は10~20%まで下がってしまうと思われます。
▼それでも利益が出れば問題ないわけですが、それを我慢できるかどうか。
「人気馬を消去すれば、的中率は大幅に下がる」
これが頭にないと、的中率が低いことで、途中で心が折れる可能性が高いわけです。
▼それから、消去法を使う上で、もう一つ注意点がある。
それは、
「消去法で数頭を消せたとしても、結局、『軸馬』は期待値が高い馬を選択しなければ、馬券利益は出ない」
という部分です。
▼例えば、18頭立てのG1で、馬券購入するとします。
ここからデータ分析して、消去法で8頭切ったとする。
残り10頭。
どうやって馬券購入しますか?
▼多くの人は、「軸馬を決めて、残りのヒモ馬へ流し」だと思います。
消去法で、残り10頭まで減らしたから、軸馬1頭・ヒモ馬9頭になる。
では、その軸馬はどうやって決めるのか?
▼これが、「消去法だけでは利益は出ない」と、私ブエナが思う理由です。
結局のところ、「期待値の高い軸馬」を発見できない限り、8頭を消去したとしても、長期的には馬券収支はマイナスになるわけです。
▼逆に言えば、消去法で消去しなくても、「期待値の高い軸馬」さえ見つけることができれば、ヒモ馬は適当に5~6頭選んでも、長期的には利益は出る。
あるいは、「期待値の高い軸馬」の単勝で勝負すれば、ヒモ馬を考慮しなくても利益は出るわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼あと、消去法の場合、消去できる項目が無限にあるので、「ほとんどの馬が消えてしまった!」というケースも多いです。
あるいは逆に、「消去該当馬が少なく、ほとんどの馬が残ってしまった!」というケースもある。
なのでやはり、消去法だけでは長期的な利益を出すのは困難だと思われます。
しかし、期待値分析をしながら、「最後の仕上げ」に消去法を使っていくのは有効です。
▼ということで本日は、消去法について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
私の感覚では、消去法はヒモ馬を絞り込むのに役に立つ。
ただ、肝心の軸馬の期待値が低いと、いくらヒモを絞り込んでも馬券で利益を出すことはできません。
消去法は効果的だけど、消去法だけに頼らず、期待値分析と並行して行っていくのが大切だと、私ブエナは思うわけです。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
消去法の注意点
▼消去法についての考察を続けます。
ここまで書いてきた通り、消去法というのは、突き詰めていくと、
「平均的な確率より、やや好走確率が低い馬を切る作業」
という感じで、私ブエナは認識しています。
▼なので、消去法で的中率が大幅に上がるという事はあり得ないと思う。
これは消去法に限らず、いかなる馬券戦略を選択する場合であっても、「連戦連勝!」とか「的中率60%で大儲け!」などと言う、夢のような戦略はないということ。
▼馬券というのは、確率のゲームです。
なので、競馬で利益を出すためには、「少しでも確率的に有利な部分だけを狙って購入する」という戦略が必要になると思うわけ。
ここの部分を理解していないと、高額な悪徳サイトに騙されます。
(経験談)
▼私ブエナは、今でこそ年間プラス収支を維持できていますが、昔は負けっぱなしでした。
競馬で利益を出すなんて不可能だと思った。
でも、馬券というのは、私のように特別な才能がなくても、基本的なことをコツコツと積み重ねていくことで、少しずつ回収率が上がり、年間収支をプラスにすることも可能になるわけです。
▼ちょっと脱線しました。
消去法というのも、基本的な戦略の1つだと思う。
この記事の前半でも書きましたが、私も消去法を使う項目を設定しています。
私自身の中で、「この条件は期待値が低い」というルールをあらかじめ分析してあるので、当日、その条件に引っかかった馬は、切り捨てるか、賭け金を下げて押さえ馬券に回します。
▼消去法のメリット
私ブエナは、消去法の最大のメリットは、ヒモを絞り込んで、買い目点数を減らせることだと思っています。
注意点として、「消去法で消していって、残った馬でボックス買い」これはどうなのか?
私の経験で言えば、このやり方だと、なかなか利益が出なかった印象です。
▼なぜ「消去法で消していって、残った馬でボックス買い」だと、利益が出ないのか?
これは私の推察ですが、「残った馬の期待値が高いとは限らないから」
確かに、そのレースに「期待値の低い馬」がたくさんいれば、残った馬の期待値が高い可能性はある。
ただ、残った馬のすべてが高期待値ではないと思うわけです。
だから私の場合は、「消去法で残った馬の中に、期待値が高い軸馬がいるなら勝負」というスタイルにすることが多いです。
これなら、回収率が上がる感じですね。
▼消去法の弱点
そもそも、私たちが馬券購入する目的は、年間の回収率をプラスにして、少しでも利益を出すことです。
利益を出すためには、「期待値が高い馬」を継続して狙い続けなければならない。
日本競馬の平均控除率は25%なので、この25%を上回っていくような、「オッズが歪んでいる馬」を探して、ひたすら狙い続ける必要があるわけです。
▼そう考えた場合に、「消去法」というのは、あまり利益を出すには向かない戦略なのかもしれない。
なぜなら、消去法というのは「期待値が低い馬を探す手法」であり、期待値が高い馬を見つけることはできないからです。
▼馬券で利益を出す基本は、期待値が高い馬をピンポイントで狙うこと。
私たちのような、資金力のない個人が回収率をプラスにするには、このようなピンポイント戦略が有効だと思われます。
▼消去法と多点買いを組み合わせる
それに対して、消去法。
もし、消去法で利益を出すとしたら、「多点買い」かなと。
仮に、すべての馬券を購入すれば平均回収率は70%くらいになってしまう。
なので、すべての馬券から、「期待値が低い馬券」を除外して、多点買いする。
そして利益を出す。薄利多売方式です。
これは、大きな組織などが馬券運用する方法らしいですが、私たちのような資金力の乏しい個人には、ちょっと無理かなと思うわけです。
▼この戦略の弱点としては、上述したように、「薄利多売」になってしまうという部分です。
具体的に言えば、まず消去法で推定回収率60%以下の馬をカットしたとする。
そして残った馬で馬券を構成するとする。
たとえば先ほども書いたような、ボックス買い。
消去法で期待値が低い馬を切って、残った馬のボックス買い。
これは一見、合理的に見えます。
▼しかしながら、この戦略にも弱点があるわけです。
それは、「残った馬をボックス買いしても、回収率はせいぜい100%行くか行かないか程度に収束してしまう」
という部分です。
▼中央競馬においては、想定回収率が100%を超える馬というのは、それほど多くは存在しないわけです。
全体の買い目点数が100だとしたら、回収率100%以上を見込める買い目は、10~20くらいかと。
▼なので、馬券で利益を出すためには、この10~20をピンポイントで狙っていくことがどうしても必要になる。
消去法というのは、この10~20を狙っていく戦略ではないんですね。
どちらかと言うと、「期待値の低い部分の10~20」を探し出すのが消去法なのかなと。
結局、期待値が低い部分を探し出しても、残っている馬の平均回収率が100%を下回れば、利益は出ないわけです。
▼ということで、ここまで消去法の概要について書いてきました。
ここからは、具体的な消去法の活用方法について考えてみましょう。
▼まず、「期待値の低い騎手を消去する」という消去法について。
多くの人は、重賞レースを中心に馬券を購入すると思うので、重賞レースの騎手データから見ていきましょう。
【重賞レースで期待値の低い騎手】2017~2020年
内田騎手⇒連対率7%・単勝回収率83%・複勝回収率39%
松若騎手⇒連対率7%・単勝回収率86%・複勝回収率38%
北村宏司騎手⇒連対率8%・単勝回収率44%・複勝回収率39%
三浦皇成騎手⇒連対率5%・単勝回収率22%・複勝回収率52%
柴田大知騎手⇒連対率4%・単勝回収率11%・複勝回収率32%
藤田菜七子騎手⇒連対率4%・単勝回収率13%・複勝回収率6%
はい。
まずは目立つところから抽出してみました。
上記の騎手は、よく重賞レースでも見かける騎手ですが、馬券になる確率は低い、ということになります。
▼内田騎手と松若騎手に関しては、単勝回収率はなかなか優秀なんですが、複勝回収率が非常に低く、30%台になっています。
勝ちに行く騎乗をしている、ということですが、馬券を買う側からしてみると、連対率や複勝回収率が低い騎手は、消去法の対象になります。
▼消去法を使うということは、「馬券圏内に来る確率が低い馬を消去したい」ということだと思います。
という事は、50レースに1回勝つ騎手より、安定的に連対してくる騎手を残したいわけです。
そのような観点から、上記の騎手を期待値の低い騎手と分類しました。
▼藤田菜七子騎手は、武豊騎手の次くらいに有名な騎手ですが、的中率と回収率を考えると、重賞レースでは狙えない騎手です。
現時点での話なので、これから騎乗技術が上達してくると、また変わってくるかもしれませんが、現状では回収率は最も低いレベルになっています。
単勝回収率13%・複勝回収率6%では、馬券を買えば買うほどお金が減ってしまう。
女性というハンデがある上に、藤田菜七子騎手はめちゃくちゃ人気があるので、馬券が売れてしまうんですね。
その結果、過剰人気となり、回収率が下がってしまうわけです。
▼なので、重賞レースでは、藤田菜七子騎手は消去法の対象になってしまいますね。私の場合ですが。
2017年からの重賞レースでは、コパノキッキングで勝った以外は、すべて惨敗しています。
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