馬場状態の読み方~中央競馬の芝を読む方法。外差しとは?高速馬場。前残り馬場

【馬場状態はどうやって読むか?】
私(ブエナ)の経験則で書けば、


「私の馬場状態の読み方は、『①土曜日のレース結果から読む』『②自分が勝負する日の同条件のレースから読む』この2パターンが多い」

「馬場状態は、事前の情報で判断するより、実際にレースを見たり、実際のレース結果から判断する方が信憑性が増すと思う」

「私ブエナが馬場読みで見るポイントは、上位入線馬の『枠順と通過順位』を中心に見ることが多い」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼競馬において予想の重要なファクターとなるのが「馬場状態」です。

私が言う馬場状態というのは、単に良馬場とか重馬場とか不良馬場とかの話ではなく、

「馬場のどのあたりが伸びるのか? 」

という意味での馬場状態です。

競馬 芝



▼初心者さんには難しいかもしれませんが、この馬場状態を読むことは非常に重要です。

特に、究極の勝負になるジーワンレースや重賞レースでは、この馬場状態が結果に直結してくるからです。



▼条件戦などのレベルの低いレースでは、あまり馬場状態が結果に直結することはないのですが、ビッグレースになるほど馬場状態が重要になってきます。


俗に言う「前残りの馬場」とか「外差し馬場」などという言葉を聞いたことがあると思います。

競馬は、特に芝のレースではその試行時期によって、外枠が有利だったり内枠が有利だったりするわけです。

これが馬場状態。


内側の芝がボコボコで全く伸びない状態の時、内枠に入ってしまった馬は、かなり不利になります。

どんなに強い馬であっても、ボコボコの芝を走るとスピードが殺されてしまうのは当然のこと。



▼ダートの場合は、内と外の差がないので、ダートの馬場状態は単純に「水分含有量」で決まることが多い印象。

ダートは水分を含んで湿り気を帯びてくると、砂が硬くなって高速馬場になります。前が止まらなくなるケースも多い。

逆に、パサパサの乾燥したダートは、重くて走りにくいのでタイムが遅くなります。夏のビーチで走るような感覚ですね。


なので、芝とダートでは、重馬場の認識が逆になる感じ。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼ダートに関しては、基本的には水分含有量だけを見ておけば良い。

ですが、芝に関しては水分だけでなく、インコースが荒れているのか?全体的に走りやすい高速馬場なのか?あるいは芝の長さが長いのか短いのか?

このような複合的な要素が交錯してくる。

これを全て検討して馬券に結びつけるのは、ほとんど不可能に近いです。



▼ですが、芝の状態を読み切って馬券を当てることは可能です。

私ブエナが、芝の状態を読む方法はシンプルで、

事前に芝のレース中継や結果を見て、馬場のどこが伸びているかチェックする」ただそれだけ。



▼私が簡単だと思う馬場読みは、競馬は土曜日と日曜日の開催ですから、「土曜日に芝の状態をチェックして、日曜日に勝負する」というのが、わかりやすい馬場状態の読み方かと。


たとえば、日曜日の重賞レースで馬券を購入することが多い人は、まず土曜日の芝の状態をチェックする。

さらに日曜日のメインレースまでの芝のレース、つまり第1レース~第10レースまでの芝のレースをチェックします。

これだけでも、どこが伸びやすいのかが大体わかります。



▼「自分は重賞レースしか買わないから、重賞レース以外は見ても意味がない」と言っている人もいますが、馬場状態を見るために、自分が買わないレースを見ることは非常に重要です。

プロ馬券師はもちろんのこと、利益を出しているセミプロの馬券師の人は、みんなこのような作業は当たり前のようにやっています。



▼芝の状態を読む、というのは最初は難しいかもしれませんが、「芝のどのあたりが伸びるか?」という観点でレースをいくつも見ていると、そのうち少しずつ分かるようになってきます。

競馬は努力すればするほど勝てるようになるゲームです。

まずは自分にできることから一つ一つやっていきましょう。



▼さて、馬場状態を読むためには、「レースを見る」のが最も確実ですが、なかなか忙しくてレースを見る暇がない人は、

レース結果から、馬場状態を推測する

という方法もあります。

私も、あまりすべてのレースを見ている時間はないので、このやり方を使うことが多いです。



レース結果から、馬場状態を判断する場合、私ブエナが見るのは、


・3着内に入った馬の「馬番」

・3着内に入った馬の「通過順位」

・全馬の平均的な「上がり3ハロン」

・3着内に入った馬の「着差」



はい。
私ブエナは、上記のような項目を見て、おおまかな馬場状態をチェックしています。

「勝ち時計」も重要なんですが展開に左右されすぎるので、「上がり3F」を見た方が、馬場状態のチェックには役立つような気がしています。
(あくまで私ブエナの意見です)



▼さて、上述した項目について考察してみましょう。

まず1番目の、3着内に入った馬の「馬番」
これが最も分かりやすい。

上位入線馬が、内枠なのか?外枠なのか?

もし偏りがあれば、その枠が有利な馬場状態であると推察できます。



▼次に、3着内に入った馬の「通過順位」
これも意外と重要で、上位入線馬の通過順位を見ることで、「前残り馬場なのか?差しが決まる馬場なのか?」が、大体わかります。

通過順位というのは、各コーナーを通過した時の順位で、

「15-14-12」

みたいな感じで表示されるやつです。

これをチェックすれば、そのレースが前残りだったか、前崩れだったかが、何となく見えてきます。



▼次に、全馬の平均的な「上がり3F」
これを見ることで、「高速馬場」かどうかをチェックできます。

「上がり32.8」などが出ている場合は、かなりの高速馬場であり、速い上がりが使えない馬には、厳しい馬場状態であると言えます。



▼ということで本日は、馬場状態の読み方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。

「レースを見る」か「レース結果を見る」

回収率を上げたければ、忙しくても、どちらかはやった方が良いと思いますね。

なんとなくでも、馬場状態が頭に入っていると、予想する時も迷いがなくなります。

ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




重賞レース・G1レースでの馬場状態の読み方

▼馬場状態の読み方についての考察を続けます。

例えば、G1レースの日には、「そのG1と同条件のレース」が、第9~10レースに組まれることが多いです。

私ブエナの場合は、G1を購入する時には、このような同条件のレースを必ず見るようにしています。



▼それは上述したように、馬場状態をチェックするためです。

「内枠か外枠か?」「高速馬場か重い馬場か?」

この2つだけでも把握しておけば、かなり予想がやりやすくなります。



▼「同条件の第9~10レース」で、上がり3ハロン33秒台前半なら、馬場状態は良好。

速い上がりが使える馬には、有利な流れになることが多い。

この場合は、本番のG1レースでは、スタミナタイプよりスピードタイプを狙う方が、予想の精度は上がるかと思います。



▼ただ、「同条件の第9~10レース」が、少頭数のレースだった場合、超スローペースの瞬発力勝負になるケースが多い。

そして本番のG1が、フルゲート18頭だったりすると、馬場状態よりも展開が大きく作用してしまい、事前チェックでは瞬発力勝負を想定していたのに、本番ではハイペースのスタミナ勝負になってしまったりする。



▼このあたり、事前レースでの馬場状態チェックも万能ではないんですが、何もやらないよりは、馬場状態を把握してから馬券購入した方が、正確な予想ができるし、何より予想が楽しいと思います。

今まで、重賞レースやG1レースにしか興味がなかった人も、「そのレースと似た条件のレースを見る」という努力をしてみると、馬券力も上がるし、さらに競馬が楽しくなると思います。



▼さて、このような馬場読みは、グレードが高いレースになればなるほど威力を発揮する印象です。

これについては、先ほども少し書きましたが、レベルの低いレースになると、あまりこのような馬場読みが効果を発揮しないこともあるかなと。



▼それはなぜかというと、レベルの低いレースの場合、極限の勝負にならないので、距離ロスを最小限にしなくても馬の能力だけで決まってしまうことが多いと思うからです。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼このような点から考えると、「忙しくて馬場状態を読む暇がない!」と言う人の場合は、重賞レースよりもそれ以外のレースの方が勝ちやすいとも言える。

重賞レース「以外」なら、単純に馬の能力を分析するだけで回収率を上げることが可能だからです。



▼私ブエナの感覚では、中央競馬のレースは大きく3分類できる。


①午前中のレース

②第6~10レース

③メインレースと最終レース



はい。
まずこの3タイプのどこで勝負するか?

これを明確にすることから、競馬予想は始まるように思うわけです。



▼競馬初心者さんは、「②第6~10レース」が、予想しやすくていいかなと思います。

私も、②を主戦場にしています。

メインレースは楽しいですが、馬場読みをしっかりしないとなかなか的中できないので、初心者さんはメインレースにこだわらない方が、馬券収支は良くなる気がします。



▼さて、ここまで馬場状態から前残り馬場や、外差し馬場を予測することについて書いてきました。

ここでひとつ、私ブエナの個人的な見解を。

それは、

「どんな馬場であれ、基本的には、競馬は先行馬有利である」
という部分です。



▼本日のテーマは、馬場状態を読んで、先行馬を狙うか差し馬を狙うか判断するという内容です。

それはそれで効果を発揮するわけですが、大前提として、上述のようなことがあるわけ。



▼競馬は先行馬有利。

馬券を買う場合は、差し馬を買うより、先行馬を買った方が利益を出しやすい気がするわけ。

これは何故か?



▼私が思うに、まず1つ目の理由としては、

「競馬は、多くの馬が同時に走るので、先行した方が不利を受けずに済むから」

馬の体は大きく、馬群の中に閉じ込められてしまうと、そこから抜け出すのは非常に困難です。

そう考えると、シンプルに前の方に行っていた方が、前が詰まったりする不利を受けることなく、能力を発揮しやすいわけです。



▼差し馬の場合、末脚を温存して、最後の直線まで力を溜めておけるメリットはありますが、そのメリットよりも、前が詰まるなど不利を受けるデメリットの方が上回ってしまう印象です。

これは、位置取りが後ろになればなるほど、リスクも高くなる。

つまり、追い込み馬は最も不利を受けやすいわけです。



▼ちょっと脱線しました。話を戻しましょう。

馬場状態の読み方の基本は、「前のレースを見ること」です。

なんとなく、ぼーっと見ているだけでも、芝の状態が見えてきます。



▼そしてこの、レースを見る時に、基本的に頭に置いておくべき事は、

「競馬は先行有利。競馬は内枠有利」

という部分です。



▼基本的に競馬というのは、円形のコースを周回するので、inコースを走った方が有利なわけです。

どんな競技でもそうですが、インコースを走った方が、アウトコースを走るより、距離ロスがなく、最短距離を走ることができます。



▼なので競馬では、外枠の馬より、内枠の馬の方が基本的には有利なわけです。

このことは、パソコンソフトでデータ分析してみればすぐにわかります。

競馬は内枠有利。まずはこれを頭に入れておいてください。



▼ただし、ダートレースは例外で、外枠有利になります。

円形のコースなのに、なぜ外枠有利なのか?

それは、ダートというのは砂の上を走るので、インコースだと前の馬の蹴り上げた砂が顔にかかってしまい、馬が戦意喪失するからです。



▼また、ダートレースは極端に先行有利であり、後方に置かれるとかなり不利になります。

内枠の馬が、もし出遅れた場合、ダートではなかなか加速しないので、そこからリカバリーできなくなるわけです。

したがって、ダートのレースで内枠で出遅れると、そのまま後方追走になってしまい、惨敗してしまうケースも多々あるわけですね。



▼芝のレースの話に戻りましょう。

芝のレースの場合は、スピードレースになりやすいので、最短距離を走れる内枠が有利です。

これを念頭におきながら、レースを見る。

「基本的には内枠有利なのに、やたら外枠が来ているな」

という感じで、レースを見るわけですね。



▼ただ漫然とレースを見るよりも、内枠が有利であることを念頭に置きながら見る方が、トラックバイアスを正確に判断しやすいわけです。

トラックバイアスというのは、馬場状態の偏りです。

「開幕週で、圧倒的に内枠有利のはずなのに、結構、外差しも決まっているな」

と言うような見方ですね。



▼ちなみに開幕週と言うのは、その開催が始まる最初の週のことです。

馬場状態がきれいなので、極端に内枠有利、先行有利になりやすい開催になります。

なので開幕週で、内枠・先行有利を確認してから勝負していくと、非常に的中率が高くなりやすいです。


馬券収支が向上するサイトランキング

馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
  ↓
このユニークなサイトです。


その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
  ↓
無料だけど使える競馬情報ランキング