競馬で少頭数のレースは儲からない?回収率と的中率の低下
少頭数のレースは儲からない?
▼頭数が少ないレースは、利益を出しにくいのか?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「頭数が少なくなるほど、的中率は上がるが、回収率は上げにくくなる気がする」
「私の少頭数レースの買い方としては、1番人気を絡めて、ヒモはできるだけ絞る」
それではこの件について、具体的に考察してみましょう。
▼中央競馬のレースには、様々な頭数のレースがありますが、回収率という点から考えると、
「少頭数」
のレースは避けた方が良い場合が多い印象です。
(マツリダ予想より引用)
▼少頭数というのは私の感覚では、大体、10~11頭以下のレースです。
このような少頭数のレースでは、「馬券の期待値が分散しない」ため、おいしい馬券が出現しにくい傾向にあるような。
馬券で利益を出すためには、「人気の盲点」「みんなの目が向いていない部分」・・・このような部分を狙っていく必要があります。
しかし、少頭数だと、わかりやすいレースになってしまうので、「人気の盲点」が発生しにくいと思うわけ。
また頭数が少ないと、レースが乱れることが多く、まともに予想してもガチガチだったり大荒れだったりして、おいしい馬券が取りにくいことも多い印象。
▼少頭数だと、馬群が一団になっているため、逃げ馬も追い込み馬も、あまり関係ない感じになってしまいます。
団子状態で進んでいって、最後の600メートルでヨーイドンという形になることも多い。
そうなってくると、馬の能力や脚質ではなく、「少頭数の適性」というものも必要になってくると思うわけです。
このような「少頭数適性」は、なかなか調べることが難しく、頭数が少ない割には的中率が下がってしまうということがあります。
▼ですから回収率を上げて、馬券利益をプラスにしたい場合は、「頭数の少ないレース」は、避けた方が無難かと。
尚、マツリダ予想では、少頭数のレースはコーナーを別に分けて配信されています。
これは頭数によって狙い方が違ってくるからだと思われます。
▼私ブエナの現在の考え方としては、頭数が少ない時はあまり大きく勝負しない方がよいと思う。
また、少頭数レースを買う場合でも、頭数が少ないから堅く収まるだろうと考えず、本命サイドを厚く買うということはしない方が良いかと。
頭数が多くても少なくても、ガチガチ本命サイドの馬券は、なかなか利益を出すのが難しいと思うからです。
▼それでは、具体的に少頭数のレースのデータを見てみましょう。
【10頭以内の少頭数のレース】
2010~2015.9
1777レース対象
(ブエナ調べ)
馬連1~3番人気ボックス回収率 83%
馬連1~5番人気ボックス回収率 74%
はい。こんな感じ。
少頭数なので、強い馬が能力を発揮しやすく、本命サイドの方が回収率が高いですが、それでも安定的に利益を出せるほどではない。
▼ちなみに、少頭数のレースを条件別に分析してみると、
芝のレース⇒ 本命サイドの回収率が高め
ダートのレース⇒ 5~6番人気あたりの回収率が高め
という傾向があります。
それほど大きな差ではありませんが、「ダートの少頭数は固い」と考えている競馬ファンが多く、その分、ダートの少頭数では本命サイドの期待値が少し下がっている印象です。
▼次に、「重賞レースの少頭数(G1を含む)」
これについてはサンプル数が少なく、データ分析しにくいところではあるんですが・・
【10頭以下の重賞レース】
2010~2015.9
24レース対象
「1番人気」
勝率50%
連対率71%
複勝率83%
単勝回収率92%
複勝回収率96%
はい。10頭以下の重賞レースでは、1番人気の信頼度が高めとなっています。
3着内に来る確率は、83%以上なので、10頭以下の重賞レースで1番人気を外した三連系を買うと、的中率は最大でも、17%以下になってしまうということになります。
▼少頭数の重賞レースの場合、「1番人気」と「5~6番人気」あたりの期待値が高めになることが多い印象。
なので、「1番人気から流して、相手は5.6.7人気」というような買い方で、ある程度の回収率を出すことができるかと。
それでもやはり少頭数ですから、平均配当は低く、安定的に利益を出すというのは難しい印象です。
▼私ブエナの場合は、基本的には勝負する頭数は、「14頭以上」が多いです。
私は中穴を狙うので、これくらいの頭数がないと平均配当が低くなってしまい、回収率が下がるからね。
少頭数のレースも買いますが、その場合は中穴狙いにこだわらず、単勝1~4点などの戦略も使っていきます。
▼ということで本日は、少頭数のレースについて書いてみました。
私なりにまとめると、
「10~11頭以下の少頭数レースは、期待値分散・人気の盲点という現象が発生しにくく、回収率が上げにくい印象」
「なので私ブエナの場合は、回収率を上げるために、14頭以上のレースを選択することが多い」
私はこのように考えています。
▼やっぱり「頭数が少ないと、期待値の分散が起こりにくい」と思います。
馬券というのは、「馬の強さとオッズが乖離しているゾーンを狙う」ことで利益に結びついていきます。
なので、ある程度、頭数が揃っている方が、そのような乖離が発生しやすいわけですね。
すなわち利益を出しやすいということになるのかなと。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼さて、少頭数のレースの特性について、私ブエナが思うところを書いてみます。
・11頭以下のレースは、1番人気が不利を受けるリスクが下がるので、1番人気の信頼度が高い
・また、1番人気だけでなく、2番人気以下の人気馬についても、不利を受けるリスクが下がるので、信頼度が上がる印象
・すなわち、頭数が少なくなると、本命サイドの決着が多くなると思う
▼ここでは、「特別戦の少頭数レース」について言及してみます。
特別戦で11頭以下の場合、1番人気の3着内率は、「72%」です。
ダートなら、「76%」です。
例えば、「一番人気を外して、三連複ボックスを購入するタイプの人」の場合、「ダート11頭立て」のレースで、その戦略を使ってしまうと、ほぼ的中しないということになってしまうわけ。
▼また、「総流し」が好きな人が、「ダート11頭以下」のレースで総流しを仕掛けたとしても、この条件では、8~11番人気の馬が連対する確率は、ほぼ0%に近い。
総流しで回収率を上げるためには、ヒモ荒れすることが絶対条件になる。
そのため、総流しと少頭数は、極めて相性が悪いと言える。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼「芝の11頭以下」なら、ダートよりはヒモ荒れしやすくなりますが、それでも9番人気で、連対率2%くらいです。
上述の通り、少頭数のレースは強い馬が能力を発揮しやすいので、力のない馬が連対するのは難しかったりします。
▼先ほど、「少頭数は、団子状態で進むため、荒れることもある」と書きましたが、9~11レースの特別戦に絞ると、やはり強い馬が強い、という事になりやすい。
多くの人は、第9~11レースで競馬を楽しむことが多いと思う。
なので、特別戦が少頭数だった場合は、総流しでヒモ荒れを願うより、1番人気の信頼度をチェックして、買い目点数を絞り込んで狙っていく方が、長期回収率は上げやすくなると思います。
▼私ブエナの場合は、少頭数は「三連複2軸」か、「1番人気から2~3点くらいの馬連」で、構成することが多いです。
14頭以上のレースと、少頭数のレースでは、狙い方が全く違ってきます。
頭数を意識するだけでも、長期回収率を向上させることが可能になってくると思う。
▼私ブエナは通常、14~18頭のレースで、「三連複◎ながし15点(相手6頭)」くらいの馬券構成にすることが多いです。
しかしこの戦略は、あくまでも「14~18頭」という頭数が揃っていることが条件になります。
同じ買い方を、10頭立てのレースでやってしまうと、回収率が一気に下がります。
ただ、的中率は上がるんですね。
ここが初心者さんには罠になります。
▼初心者さんの場合、「的中したらそれが正解」と思ってしまいがちです。
だから、少頭数のレースで三連複の多点買いをして、運良く利益が出てしまうと、同じ買い方を繰り返してしまう。
しかし、ここまで書いてきた通り、少頭数のレースは期待値の分散が少なく、平均配当も低いため、多点買いしてしまうとなかなか回収率が上がらないわけです。
▼「馬券が当たらないのは苦しい!三連複や三連単を当てたい!」
という苦悩の結果、当たりやすい少頭数のレースに逃げてしまう。
実はこれは、私ブエナの若き日の、苦い経験談でもあります。
(私の場合、若き日に3連系の馬券はありませんでしたが。)
▼私が思うに、馬券構成は「出走頭数」と密接な関わりがあると思うわけ。
当たり前ですが、出走頭数が多いレースでは、買い目点数も多くなる。
出走頭数が少ないレースでは、買い目を絞る。
なぜかというと、「合成オッズを一定に保つため」なのです。
▼合成オッズ、つまり、的中時のレース回収率を示す数値。
この合成オッズを自分の狙う値に保つ事は、馬券における回収率を安定させるために必須です。
各レースによって、あまりにも的中時の利益が違ってしまうと、回収率のばらつきが大きくなり、戦略が複雑になってしまいます。
▼長期回収率を安定的に高くして、「年間プラス収支」を目指すためには、できるだけシンプルな戦略の方が良い。
戦略をシンプルにするためには、合成オッズをなるべく固定した方がいいと思うわけ。
▼そう考えると、「少頭数のレース」
これはなかなか厄介なわけです。
なぜなら、少頭数のレースは合成オッズが低くなりやすいから。
▼当たり前ですが、出走頭数が少なくなればなるほど、平均オッズは下がります。
例えば、同じ「1番人気から3点ながし」の馬券でも、頭数によって平均オッズは全然違ってくる。
少頭数ではオッズは低くなり、多頭数ではオッズは高くなる。
当然、合成オッズも同じような動きになるわけです。
▼少頭数で合成オッズを一定に保つためには、「買い目点数を減らす」しかない。
オッズが低くなる分、点数を減らして、的中時の利益を引き上げるわけです。
▼これはこれで理論的には正しいと思う。
でも実際にやってみればわかりますが、買い目点数を増やしたり減らしたりすると、根本的な馬券戦略が変わってきてしまうんですね。
それだとなかなか自分の形を作れない。
これもまた、少頭数の難しいところですね。
▼また、少頭数のレースでは、1~3番人気の本命サイドが強い。
しかしながら、本命サイドの馬券では、なかなかプラス回収にならないのもまた事実です。
少し具体的なデータを見てみましょう↓
【9頭立て以下。複勝率(芝特別戦・中央場所)】2000~2020年
74.4%
64.5%
50.8%
39.1%
29.4%
23.1%
11.9%
7.6%
3.9%
(※上から1~9番人気)
はい。
少頭数の特別戦における、人気別の複勝率は上記の通りです。
▼まず、 1番人気の3着内率は、約75%。
なので、少頭数のレースで1番人気を外してしまうと、最大的中率は25%以下になってしまうわけです(3連系の場合)
▼ですから、少頭数のレースの攻略法としては、「1番人気を絡める」というのがひとつのコツになります。
1番人気を絡めないと、極端に的中率が下がってしまい、馬券収支が安定しないからです。
▼ただ、単純に1番人気馬からの流し馬券を仕掛けても、上述の通り、回収率が上がらないので、長期的には儲かりません。
なので、ここで一工夫が必要になります。
▼例えば私の場合ですが、
「少頭数のレースでは、1~3番人気馬のうち、2頭を選んで、三連複の軸2頭ながし」
このような戦略をとることが多いです。
▼具体的に言うと、
「1番人気と3番人気の2頭軸。相手は、4~6番人気馬の三連複」
このような買い方ですね。
この買い方だと、3点買いで三連複の中穴を狙えます。
3点なら、少頭数で平均配当が低くなっても、合成オッズを維持して、回収率を高めることが可能です。
▼この買い方の場合、軸馬は3パターン考えられることになります。
①1番人気と2番人気の2頭軸
②1番人気と3番人気の2頭軸
③2番人気と3番人気の2頭軸
という感じですね。
▼このような話をすると、よくある質問として、
「1番人気と5番人気の2頭軸ではダメなの?」
というものがあります。
▼これは別にダメではないんですが、軸馬に求められるのは、基本的には好走確率なわけです。
軸馬がコケてしまうと、せっかくヒモが的中していても、すべての馬券が無駄になってしまいます。
なので、軸馬はとにかく的中率や精度を重視したい。
そう考えると、先ほど見たデータで分かるとおり、1~3番人気の複勝率は、
74.4%
64.5%
50.8%
こんなにあるわけですね。
これを活用しない手はありません。
この3頭のうちから、2頭を選んで、そこからヒモを中穴に流す三連複。もしくは三連単。
この形が、少頭数のレースではベターな戦略なのかなと、私は思うわけです。
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▼頭数が少ないレースは、利益を出しにくいのか?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「頭数が少なくなるほど、的中率は上がるが、回収率は上げにくくなる気がする」
「私の少頭数レースの買い方としては、1番人気を絡めて、ヒモはできるだけ絞る」
それではこの件について、具体的に考察してみましょう。
▼中央競馬のレースには、様々な頭数のレースがありますが、回収率という点から考えると、
「少頭数」
のレースは避けた方が良い場合が多い印象です。
(マツリダ予想より引用)
▼少頭数というのは私の感覚では、大体、10~11頭以下のレースです。
このような少頭数のレースでは、「馬券の期待値が分散しない」ため、おいしい馬券が出現しにくい傾向にあるような。
馬券で利益を出すためには、「人気の盲点」「みんなの目が向いていない部分」・・・このような部分を狙っていく必要があります。
しかし、少頭数だと、わかりやすいレースになってしまうので、「人気の盲点」が発生しにくいと思うわけ。
また頭数が少ないと、レースが乱れることが多く、まともに予想してもガチガチだったり大荒れだったりして、おいしい馬券が取りにくいことも多い印象。
▼少頭数だと、馬群が一団になっているため、逃げ馬も追い込み馬も、あまり関係ない感じになってしまいます。
団子状態で進んでいって、最後の600メートルでヨーイドンという形になることも多い。
そうなってくると、馬の能力や脚質ではなく、「少頭数の適性」というものも必要になってくると思うわけです。
このような「少頭数適性」は、なかなか調べることが難しく、頭数が少ない割には的中率が下がってしまうということがあります。
▼ですから回収率を上げて、馬券利益をプラスにしたい場合は、「頭数の少ないレース」は、避けた方が無難かと。
尚、マツリダ予想では、少頭数のレースはコーナーを別に分けて配信されています。
これは頭数によって狙い方が違ってくるからだと思われます。
▼私ブエナの現在の考え方としては、頭数が少ない時はあまり大きく勝負しない方がよいと思う。
また、少頭数レースを買う場合でも、頭数が少ないから堅く収まるだろうと考えず、本命サイドを厚く買うということはしない方が良いかと。
頭数が多くても少なくても、ガチガチ本命サイドの馬券は、なかなか利益を出すのが難しいと思うからです。
▼それでは、具体的に少頭数のレースのデータを見てみましょう。
【10頭以内の少頭数のレース】
2010~2015.9
1777レース対象
(ブエナ調べ)
馬連1~3番人気ボックス回収率 83%
馬連1~5番人気ボックス回収率 74%
はい。こんな感じ。
少頭数なので、強い馬が能力を発揮しやすく、本命サイドの方が回収率が高いですが、それでも安定的に利益を出せるほどではない。
▼ちなみに、少頭数のレースを条件別に分析してみると、
芝のレース⇒ 本命サイドの回収率が高め
ダートのレース⇒ 5~6番人気あたりの回収率が高め
という傾向があります。
それほど大きな差ではありませんが、「ダートの少頭数は固い」と考えている競馬ファンが多く、その分、ダートの少頭数では本命サイドの期待値が少し下がっている印象です。
▼次に、「重賞レースの少頭数(G1を含む)」
これについてはサンプル数が少なく、データ分析しにくいところではあるんですが・・
【10頭以下の重賞レース】
2010~2015.9
24レース対象
「1番人気」
勝率50%
連対率71%
複勝率83%
単勝回収率92%
複勝回収率96%
はい。10頭以下の重賞レースでは、1番人気の信頼度が高めとなっています。
3着内に来る確率は、83%以上なので、10頭以下の重賞レースで1番人気を外した三連系を買うと、的中率は最大でも、17%以下になってしまうということになります。
▼少頭数の重賞レースの場合、「1番人気」と「5~6番人気」あたりの期待値が高めになることが多い印象。
なので、「1番人気から流して、相手は5.6.7人気」というような買い方で、ある程度の回収率を出すことができるかと。
それでもやはり少頭数ですから、平均配当は低く、安定的に利益を出すというのは難しい印象です。
▼私ブエナの場合は、基本的には勝負する頭数は、「14頭以上」が多いです。
私は中穴を狙うので、これくらいの頭数がないと平均配当が低くなってしまい、回収率が下がるからね。
少頭数のレースも買いますが、その場合は中穴狙いにこだわらず、単勝1~4点などの戦略も使っていきます。
▼ということで本日は、少頭数のレースについて書いてみました。
私なりにまとめると、
「10~11頭以下の少頭数レースは、期待値分散・人気の盲点という現象が発生しにくく、回収率が上げにくい印象」
「なので私ブエナの場合は、回収率を上げるために、14頭以上のレースを選択することが多い」
私はこのように考えています。
▼やっぱり「頭数が少ないと、期待値の分散が起こりにくい」と思います。
馬券というのは、「馬の強さとオッズが乖離しているゾーンを狙う」ことで利益に結びついていきます。
なので、ある程度、頭数が揃っている方が、そのような乖離が発生しやすいわけですね。
すなわち利益を出しやすいということになるのかなと。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
少頭数のレースの特徴
▼さて、少頭数のレースの特性について、私ブエナが思うところを書いてみます。
・11頭以下のレースは、1番人気が不利を受けるリスクが下がるので、1番人気の信頼度が高い
・また、1番人気だけでなく、2番人気以下の人気馬についても、不利を受けるリスクが下がるので、信頼度が上がる印象
・すなわち、頭数が少なくなると、本命サイドの決着が多くなると思う
▼ここでは、「特別戦の少頭数レース」について言及してみます。
特別戦で11頭以下の場合、1番人気の3着内率は、「72%」です。
ダートなら、「76%」です。
例えば、「一番人気を外して、三連複ボックスを購入するタイプの人」の場合、「ダート11頭立て」のレースで、その戦略を使ってしまうと、ほぼ的中しないということになってしまうわけ。
▼また、「総流し」が好きな人が、「ダート11頭以下」のレースで総流しを仕掛けたとしても、この条件では、8~11番人気の馬が連対する確率は、ほぼ0%に近い。
総流しで回収率を上げるためには、ヒモ荒れすることが絶対条件になる。
そのため、総流しと少頭数は、極めて相性が悪いと言える。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼「芝の11頭以下」なら、ダートよりはヒモ荒れしやすくなりますが、それでも9番人気で、連対率2%くらいです。
上述の通り、少頭数のレースは強い馬が能力を発揮しやすいので、力のない馬が連対するのは難しかったりします。
▼先ほど、「少頭数は、団子状態で進むため、荒れることもある」と書きましたが、9~11レースの特別戦に絞ると、やはり強い馬が強い、という事になりやすい。
多くの人は、第9~11レースで競馬を楽しむことが多いと思う。
なので、特別戦が少頭数だった場合は、総流しでヒモ荒れを願うより、1番人気の信頼度をチェックして、買い目点数を絞り込んで狙っていく方が、長期回収率は上げやすくなると思います。
▼私ブエナの場合は、少頭数は「三連複2軸」か、「1番人気から2~3点くらいの馬連」で、構成することが多いです。
14頭以上のレースと、少頭数のレースでは、狙い方が全く違ってきます。
頭数を意識するだけでも、長期回収率を向上させることが可能になってくると思う。
▼私ブエナは通常、14~18頭のレースで、「三連複◎ながし15点(相手6頭)」くらいの馬券構成にすることが多いです。
しかしこの戦略は、あくまでも「14~18頭」という頭数が揃っていることが条件になります。
同じ買い方を、10頭立てのレースでやってしまうと、回収率が一気に下がります。
ただ、的中率は上がるんですね。
ここが初心者さんには罠になります。
▼初心者さんの場合、「的中したらそれが正解」と思ってしまいがちです。
だから、少頭数のレースで三連複の多点買いをして、運良く利益が出てしまうと、同じ買い方を繰り返してしまう。
しかし、ここまで書いてきた通り、少頭数のレースは期待値の分散が少なく、平均配当も低いため、多点買いしてしまうとなかなか回収率が上がらないわけです。
▼「馬券が当たらないのは苦しい!三連複や三連単を当てたい!」
という苦悩の結果、当たりやすい少頭数のレースに逃げてしまう。
実はこれは、私ブエナの若き日の、苦い経験談でもあります。
(私の場合、若き日に3連系の馬券はありませんでしたが。)
▼私が思うに、馬券構成は「出走頭数」と密接な関わりがあると思うわけ。
当たり前ですが、出走頭数が多いレースでは、買い目点数も多くなる。
出走頭数が少ないレースでは、買い目を絞る。
なぜかというと、「合成オッズを一定に保つため」なのです。
▼合成オッズ、つまり、的中時のレース回収率を示す数値。
この合成オッズを自分の狙う値に保つ事は、馬券における回収率を安定させるために必須です。
各レースによって、あまりにも的中時の利益が違ってしまうと、回収率のばらつきが大きくなり、戦略が複雑になってしまいます。
▼長期回収率を安定的に高くして、「年間プラス収支」を目指すためには、できるだけシンプルな戦略の方が良い。
戦略をシンプルにするためには、合成オッズをなるべく固定した方がいいと思うわけ。
▼そう考えると、「少頭数のレース」
これはなかなか厄介なわけです。
なぜなら、少頭数のレースは合成オッズが低くなりやすいから。
▼当たり前ですが、出走頭数が少なくなればなるほど、平均オッズは下がります。
例えば、同じ「1番人気から3点ながし」の馬券でも、頭数によって平均オッズは全然違ってくる。
少頭数ではオッズは低くなり、多頭数ではオッズは高くなる。
当然、合成オッズも同じような動きになるわけです。
▼少頭数で合成オッズを一定に保つためには、「買い目点数を減らす」しかない。
オッズが低くなる分、点数を減らして、的中時の利益を引き上げるわけです。
▼これはこれで理論的には正しいと思う。
でも実際にやってみればわかりますが、買い目点数を増やしたり減らしたりすると、根本的な馬券戦略が変わってきてしまうんですね。
それだとなかなか自分の形を作れない。
これもまた、少頭数の難しいところですね。
▼また、少頭数のレースでは、1~3番人気の本命サイドが強い。
しかしながら、本命サイドの馬券では、なかなかプラス回収にならないのもまた事実です。
少し具体的なデータを見てみましょう↓
【9頭立て以下。複勝率(芝特別戦・中央場所)】2000~2020年
74.4%
64.5%
50.8%
39.1%
29.4%
23.1%
11.9%
7.6%
3.9%
(※上から1~9番人気)
はい。
少頭数の特別戦における、人気別の複勝率は上記の通りです。
▼まず、 1番人気の3着内率は、約75%。
なので、少頭数のレースで1番人気を外してしまうと、最大的中率は25%以下になってしまうわけです(3連系の場合)
▼ですから、少頭数のレースの攻略法としては、「1番人気を絡める」というのがひとつのコツになります。
1番人気を絡めないと、極端に的中率が下がってしまい、馬券収支が安定しないからです。
▼ただ、単純に1番人気馬からの流し馬券を仕掛けても、上述の通り、回収率が上がらないので、長期的には儲かりません。
なので、ここで一工夫が必要になります。
▼例えば私の場合ですが、
「少頭数のレースでは、1~3番人気馬のうち、2頭を選んで、三連複の軸2頭ながし」
このような戦略をとることが多いです。
▼具体的に言うと、
「1番人気と3番人気の2頭軸。相手は、4~6番人気馬の三連複」
このような買い方ですね。
この買い方だと、3点買いで三連複の中穴を狙えます。
3点なら、少頭数で平均配当が低くなっても、合成オッズを維持して、回収率を高めることが可能です。
▼この買い方の場合、軸馬は3パターン考えられることになります。
①1番人気と2番人気の2頭軸
②1番人気と3番人気の2頭軸
③2番人気と3番人気の2頭軸
という感じですね。
▼このような話をすると、よくある質問として、
「1番人気と5番人気の2頭軸ではダメなの?」
というものがあります。
▼これは別にダメではないんですが、軸馬に求められるのは、基本的には好走確率なわけです。
軸馬がコケてしまうと、せっかくヒモが的中していても、すべての馬券が無駄になってしまいます。
なので、軸馬はとにかく的中率や精度を重視したい。
そう考えると、先ほど見たデータで分かるとおり、1~3番人気の複勝率は、
74.4%
64.5%
50.8%
こんなにあるわけですね。
これを活用しない手はありません。
この3頭のうちから、2頭を選んで、そこからヒモを中穴に流す三連複。もしくは三連単。
この形が、少頭数のレースではベターな戦略なのかなと、私は思うわけです。
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