2歳戦・3歳戦の買い方・攻略法~若駒。2歳馬や3歳馬のレースは固い?馬齢戦の攻略法
2歳戦・3歳戦はどう買うか?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「私の場合、2歳戦は、1番人気の単勝期待値が低くなりやすいので、馬単で1番人気馬の2着づけを狙うことが多い」
「3歳戦は、1~3番人気の期待値が高くなりやすいので、無理に穴は狙わず、本命サイド~中穴狙いが多い」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼競馬には「2歳戦」「3歳戦」といった、同じ年齢の馬同士で走るレースがあります。
馬でも若いうちは、まだ体が発育していないので、4歳以上の「古馬」と一緒に走るのは不利だからですね。
ですから、2歳でデビューしたサラブレッドは、2歳のうちは同じ2歳馬同士でレースをすることになります。
▼具体的なデータから入ってみます。
【2歳戦データ】 2010~2016.10
中央特別戦
217レース分析(ブエナ調べ)
1番人気
単勝回収率 63%
7~9番人気
単勝回収率 101%
はい。
2歳戦は固いイメージもありますが、期待値で考えると、2歳戦の1番人気はあまり買いたくない感じ。
逆に、7~9番人気の回収率が高くなっている。
このことからも、私ブエナの場合は、2歳戦の1番人気は過信せず、馬単で2着づけにすることが多いです。
単勝期待値が低いといっても、2歳戦の1番人気の連対率は50%ほどあるので、完全に切ってしまうと的中率が大きく下がるからです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼では次に、3歳戦について。
【3歳戦データ】 2010~2016.10
中央特別戦
511レース分析(ブエナ調べ)
1番人気
単勝回収率 81%
8番人気以下
単勝回収率 42%
はい。
3歳戦では、1番人気の信頼度が回復しています。
また、1~7番人気の回収率が平均的に高くなっており、このあたりが狙い目となるかなと。
逆に、3歳戦での、8番人気以下は期待値が低く、3歳戦で無理に穴狙いをすると痛い目に遭います。
(経験談)
なので私ブエナの場合は、3歳戦では、基本的には、7番人気くらいまでで馬券を考える。
無理に穴狙いはしません。
▼このように、かなりざっくりとデータ分析するだけでも、若駒のレースは、古馬のレースと少し違うのが分かります。
大まかに傾向をとらえておくだけでも、予想段階で迷わずに済むと思います。
もちろんデータなので、毎回その通りになるわけではないです。
が、よくわからないままに馬券購入するよりは、若駒と古馬の違いを頭に入れておくだけでも、長期的な回収率はずいぶん違ってくると思います。
▼ということで本日は、2歳限定戦・3歳限定戦の買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
まとめると、「2歳限定戦は意外と荒れる。3歳限定戦は人気馬が強い」という感じで、私は認識しています。
ダービーなどは、1番人気から流しておけば、たいがい当たりますね。
とは言え、3歳限定戦でも、1番人気から流せば「儲かるというわけではない」です。
いつも書いている通り、的中率と回収率は、まったく別物。
なので、3歳戦で、1番人気から流すとしても、「期待値の高い1番人気」が存在するレースでのみ勝負する。
そのような工夫が、長期的なプラス回収につながっていくと思います。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼「2歳戦」の特徴を、もう少し考えてみましょう。
まず、2歳馬は、まだ馬が発育途上なので、正確な能力比較がしにくいという点が挙げられます。
例えば、古馬であれば、ある程度の最大能力が分かっているので、「スピード指数」や「走破タイム」などから、能力比較を行うことが可能です。
しかし2歳馬などの「若駒」は、どんどん成長していきますので、前走のタイムがアテになりません。
どんどんタイムを縮めてくるからですね。
▼早熟の馬であれば、スピード指数はかなりアテになるのですが、成長が遅い馬などは、途中から急に強くなるので、スピード指数がアテにならないケースも多いです。
ここが、2歳戦のいちばん厄介なところです。
では2歳戦は、常に大荒れになるのでしょうか?
▼実はこれについては逆に、2歳戦の方が意外と配当が安くなったりします。
特に、午後のレースでの2歳戦・3歳戦については、古馬のレースよりも配当が低くなりがちです。
スピード指数や能力比較ができないのに、なぜ配当が低くなるのか?
▼ここからは私ブエナの主観が入りまくっていますが、若駒のレースが意外と堅く収まりがちなのは
「玉石混交だから」
つまり、若駒のレースというのは「ものすごい才能を持った馬」と「全然だめな馬」が、一緒に走るケースが多いわけです。
▼古馬のレースであれば、何度もレースを走っているため、賞金によってクラス分けが細かくされており、「似たような能力の馬」同士で走ることになります。
しかし、若駒のレースというのは、まだ賞金にそれほどの差がなく、「すごい馬」と「全然だめな馬」が、一緒に走ることになりやすいわけです。
(将来のG1馬と、一度も勝てずに引退していく馬が一緒に走ったりする)
▼ですから若駒は、スピード指数などでの比較は難しくとも、「血統や調教タイム」だけで、だいたいその馬のポテンシャルが分かるわけですね。
全然だめな馬は、基本的にはやはり坂路調教のタイムも遅くなりがちです。
また、マイナーな血統の馬よりも、取引価格が高く良血な馬の方が、相対的には能力が高いわけです。
▼要するに若駒のレースは「能力に差がある」
だから、わかりやすいんですね。
その結果として、古馬のレースよりも配当が低くなりがちなのかなと、考えます。
▼ですから、古馬のレースと若駒のレースを同じ買い方で買ってしまうと、なかなかうまくいかないことがあります。
特に、「中穴狙い」「大穴狙い」のスタイルの人は、古馬のレースではうまくいっても、3歳戦ではあまり勝てない、みたいなことが起こるわけです。
▼なので、私の場合は、2歳戦や3歳戦を買うときは、フォーメーションよりも、2頭軸を使ったりします。
具体的に、三連複の買い方で言えば、
「人気馬+人気馬+人気薄」
という形にすることが、2歳戦では多いですね。
通常私は、古馬のレースでは
「人気馬+人気薄+人気薄」
という形で馬券を買います。
微妙に変化させていますね。
▼2歳戦や3歳戦を買う時の方が、「狙う配当」が少し安いゾーンになります。
レースタイプによって、狙うオッズゾーンを変化させることで、微調整を行うわけですね。
(マツリダ予想より引用)
古馬のレースも若駒のレースも、いつも同じように買っていては回収率が下がるからです。
▼さて、ここまで2歳限定戦と3歳限定戦について、ざっくりと解説してみましたが、2歳限定戦と3歳限定戦では、その傾向に意外と大きな違いがあったりします。
簡単に言えば、
「2歳より、3歳限定戦の方が固い傾向にある」
と、私ブエナは感じます。
▼実際に過去のデータを見てみましょう。
【3歳限定戦】 2005~2015
1157レース分析
特別戦
1~7番人気
単勝回収率81%
10番人気以下
単勝回収率46%
はい。
3歳限定戦では、10番人気以下は、最初から無視しても良いぐらいの、低回収率です。
ついでに言うと、「3歳限定戦のダート。10番人気以下」では、この傾向はさらにひどくなり、
単勝回収率18%・・・
まで、下がってしまいます。
なので私ブエナは、3歳限定戦のダートで、10番人気以下を狙う事はほとんどないです。来たら諦める。
▼では次に、「2歳限定戦」のデータも少し見てみましょう。
【2歳限定戦】 2005~2015
555レース分析
特別戦
1~7番人気
単勝回収率88%
10番人気以下
単勝回収率74%
はい。
3歳限定戦より、どちらの回収率も高くなっています。
これはどういう事かというと、「1~3番人気の期待値が下がっている」のではないかと、私は考えます。
※参考
1~3番人気
単勝回収率74%
▼上述したように、2歳限定戦は、馬の素質に差があるケースが多いので、馬券の売れ方も両極端になりやすいです。
つまり、2歳限定戦では、「前評判の高い馬が過剰人気になりやすい」
その結果、1~3番人気馬は高確率で馬券になるものの、過剰人気なので回収率が上げにくいわけですね。
その分、4番人気以下の馬の回収率が、軒並み上昇するわけです。
▼ですから、
「2歳限定戦では、1~3番人気が馬券圏内に来る確率が高いが、儲けやすいのは4番人気以下の馬」
という感じで、私はざっくりと認識しています。
▼それでは少し具体的なデータも見てみます。
第3回ラジオNIKKEI杯京都2歳S。2016年です。
1着 カデナ(3番人気)
2着 ヴァナヘイム(1番人気)
3着 ベストアプローチ(6番人気)
はい。
ここは10頭立てと少頭数で、利益を出しにくいレースでしたが、私の場合は「2歳戦の1番人気2着固定」
先ほども少し書きましたが、この狙い方が好きなので、たまたま決まりました。
▼馬単13.6倍。
10頭立てなら上々です。
ついでに少頭数だったので、100円で三連単を軽く購入し、74.5倍。
普段は三連単より三連複で攻めることが多いんですが、「2着固定」にしたかったので、三連単で軽く購入しました。これは幸運。
▼勝ったカデナは、この後、弥生賞も制覇し、皐月賞・ダービーでもそこそこの結果を残しました。
しかし私は、この時カデナの能力を見極めていたわけではないです。そんな目はありません。
あくまでもデータ傾向から、2歳戦の1着固定はあまり狙いたくなかっただけです。
▼このように、2歳戦では1番人気の単勝回収率が低くなりやすい分、それ以外の馬の単勝回収率が上がりやすくなっています。
1番人気の単勝回収率が低いなら、1番人気を2着固定にすればいい。
2歳戦において、1番人気馬は連対率は優秀なのに、単勝回収率は低い。
という事は、2着が多いということです。
だから私ブエナは、2歳戦の1番人気を2着固定にすることが多いわけですね。
▼馬券では、このような現象が数多く発生します。
オッズは常にシーソーのように、片方が上がれば片方が下がる、という動きをします。
特に、1番人気のオッズは非常に重要になる。
▼なぜかというと、1番人気には、最も多くの投票が入るからです。
1番人気の平均単勝回収率は77%くらいだと思いますが、この平均を大きく下回るレース傾向の場合、2番人気以下の馬の単勝回収率が上昇しやすくなるわけです。
▼それに対して、例えば「10番人気馬」の単勝回収率が低いレースがあったとする。
この場合、10番人気以外の回収率は急上昇するのか?
しません。
私ブエナの考えですが、人気薄のオッズが多少動いても、他の馬のオッズにはほとんど影響しないケースが多いです。
▼なぜなら、人気薄の馬に入る投票数は、全体から見ると微々たるものであり、他の馬に影響を及ぼす効果は少ないからです。
だからこそ、1番人気のオッズが重要になる。
2歳戦に限らずですが、最も多くの投票が入る1番人気のオッズは、常にチェックしておかなければなりません。
▼では次に、3歳戦のケーススタディーを見てみましょう。
【桜花賞2020年】
1着 デアリングタクト(2番人気)
2着 レシステンシア(1番人気)
3着 スマイルカナ(9番人気)
はい。
このレースは、1番人気のレシステンシアが17番枠に入り、大混戦となりました。
レシステンシアは逃げ馬なので、外枠は圧倒的に不利。
しかも雨が降って重馬場になっており、スピードに勝るレシステンシアには、これも不利な材料と見られました。
▼難解なレースでしたが、私が競馬に向き合うスタンスは常に同じで、
「オッズを見る・オッズを分析する」
ことを最重要と考えています。
▼オッズから考えると、3歳戦は、1~3番人気の人気サイドの期待値が高くなりやすい。
なので、基本的には1~3番人気を絡めた馬券構成にするのが、3歳戦の基本。
そのような本筋を忘れなければ、このレースも特に難解と言う事はなく、シンプルなレースだったと言えます。
▼私の馬券は、 1番人気と2番人気の2頭軸。三連複ですね。
3番人気のサンクテュエールは、ルメール人気でしたが、さすがに馬の力が1枚落ちると思ったので、軸としては無視。
2番人気のデアリングタクトは、前走のエルフィンステークスの0.7秒差がすばらしく、迷わず軸と考えました。
▼当ブログではいつも書いていますが、「タイム差をつけて勝った馬」は、高い評価を与えて良いと思います。
逆に、「タイム差なしでギリギリ勝ってきた馬」は、評価を下げておく方が、長期的な回収率は高くなりやすいと思います。
▼上述した、3番人気のサンクテュエールは、シンザン記念の勝ち馬でしたが、このときのタイム差は、「0.0秒」
クビ差で、ギリギリ勝ってきた馬だったわけです。
ここでサンクテュエールより、デアリングタクトの方を上に評価し、2頭軸を決定したわけです。
▼相手は、9番人気くらいまでの期待値が高いので、何も考えずに7頭へ流し。
これが運良く、ド高めのスマイルカナが逃げ粘ってくれて、三連複は12590円の万馬券。
他にも馬券は購入していましたが、7点で125倍は、会心の一撃だったと思います。
▼ちなみに、3着に粘ったスマイルカナは、逃げ宣言をしていた馬で、これも期待値が高かった。
人気薄を狙う場合、先行できる馬を狙った方が、明らかに有利です。
力の劣る馬が、強い馬よりも後ろから追走しても、追い込んでくる確率は低い。
もちろん、人気のない馬が追い込んで来ることもありますが、確率を考えると、人気薄は「差し」よりも「逃げ」の方が期待値が高いわけです。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「私の場合、2歳戦は、1番人気の単勝期待値が低くなりやすいので、馬単で1番人気馬の2着づけを狙うことが多い」
「3歳戦は、1~3番人気の期待値が高くなりやすいので、無理に穴は狙わず、本命サイド~中穴狙いが多い」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼競馬には「2歳戦」「3歳戦」といった、同じ年齢の馬同士で走るレースがあります。
馬でも若いうちは、まだ体が発育していないので、4歳以上の「古馬」と一緒に走るのは不利だからですね。
ですから、2歳でデビューしたサラブレッドは、2歳のうちは同じ2歳馬同士でレースをすることになります。
▼具体的なデータから入ってみます。
【2歳戦データ】 2010~2016.10
中央特別戦
217レース分析(ブエナ調べ)
1番人気
単勝回収率 63%
7~9番人気
単勝回収率 101%
はい。
2歳戦は固いイメージもありますが、期待値で考えると、2歳戦の1番人気はあまり買いたくない感じ。
逆に、7~9番人気の回収率が高くなっている。
このことからも、私ブエナの場合は、2歳戦の1番人気は過信せず、馬単で2着づけにすることが多いです。
単勝期待値が低いといっても、2歳戦の1番人気の連対率は50%ほどあるので、完全に切ってしまうと的中率が大きく下がるからです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼では次に、3歳戦について。
【3歳戦データ】 2010~2016.10
中央特別戦
511レース分析(ブエナ調べ)
1番人気
単勝回収率 81%
8番人気以下
単勝回収率 42%
はい。
3歳戦では、1番人気の信頼度が回復しています。
また、1~7番人気の回収率が平均的に高くなっており、このあたりが狙い目となるかなと。
逆に、3歳戦での、8番人気以下は期待値が低く、3歳戦で無理に穴狙いをすると痛い目に遭います。
(経験談)
なので私ブエナの場合は、3歳戦では、基本的には、7番人気くらいまでで馬券を考える。
無理に穴狙いはしません。
▼このように、かなりざっくりとデータ分析するだけでも、若駒のレースは、古馬のレースと少し違うのが分かります。
大まかに傾向をとらえておくだけでも、予想段階で迷わずに済むと思います。
もちろんデータなので、毎回その通りになるわけではないです。
が、よくわからないままに馬券購入するよりは、若駒と古馬の違いを頭に入れておくだけでも、長期的な回収率はずいぶん違ってくると思います。
▼ということで本日は、2歳限定戦・3歳限定戦の買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
まとめると、「2歳限定戦は意外と荒れる。3歳限定戦は人気馬が強い」という感じで、私は認識しています。
ダービーなどは、1番人気から流しておけば、たいがい当たりますね。
とは言え、3歳限定戦でも、1番人気から流せば「儲かるというわけではない」です。
いつも書いている通り、的中率と回収率は、まったく別物。
なので、3歳戦で、1番人気から流すとしても、「期待値の高い1番人気」が存在するレースでのみ勝負する。
そのような工夫が、長期的なプラス回収につながっていくと思います。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
2歳戦・3歳戦についての具体的な考察
▼「2歳戦」の特徴を、もう少し考えてみましょう。
まず、2歳馬は、まだ馬が発育途上なので、正確な能力比較がしにくいという点が挙げられます。
例えば、古馬であれば、ある程度の最大能力が分かっているので、「スピード指数」や「走破タイム」などから、能力比較を行うことが可能です。
しかし2歳馬などの「若駒」は、どんどん成長していきますので、前走のタイムがアテになりません。
どんどんタイムを縮めてくるからですね。
▼早熟の馬であれば、スピード指数はかなりアテになるのですが、成長が遅い馬などは、途中から急に強くなるので、スピード指数がアテにならないケースも多いです。
ここが、2歳戦のいちばん厄介なところです。
では2歳戦は、常に大荒れになるのでしょうか?
▼実はこれについては逆に、2歳戦の方が意外と配当が安くなったりします。
特に、午後のレースでの2歳戦・3歳戦については、古馬のレースよりも配当が低くなりがちです。
スピード指数や能力比較ができないのに、なぜ配当が低くなるのか?
▼ここからは私ブエナの主観が入りまくっていますが、若駒のレースが意外と堅く収まりがちなのは
「玉石混交だから」
つまり、若駒のレースというのは「ものすごい才能を持った馬」と「全然だめな馬」が、一緒に走るケースが多いわけです。
▼古馬のレースであれば、何度もレースを走っているため、賞金によってクラス分けが細かくされており、「似たような能力の馬」同士で走ることになります。
しかし、若駒のレースというのは、まだ賞金にそれほどの差がなく、「すごい馬」と「全然だめな馬」が、一緒に走ることになりやすいわけです。
(将来のG1馬と、一度も勝てずに引退していく馬が一緒に走ったりする)
▼ですから若駒は、スピード指数などでの比較は難しくとも、「血統や調教タイム」だけで、だいたいその馬のポテンシャルが分かるわけですね。
全然だめな馬は、基本的にはやはり坂路調教のタイムも遅くなりがちです。
また、マイナーな血統の馬よりも、取引価格が高く良血な馬の方が、相対的には能力が高いわけです。
▼要するに若駒のレースは「能力に差がある」
だから、わかりやすいんですね。
その結果として、古馬のレースよりも配当が低くなりがちなのかなと、考えます。
▼ですから、古馬のレースと若駒のレースを同じ買い方で買ってしまうと、なかなかうまくいかないことがあります。
特に、「中穴狙い」「大穴狙い」のスタイルの人は、古馬のレースではうまくいっても、3歳戦ではあまり勝てない、みたいなことが起こるわけです。
▼なので、私の場合は、2歳戦や3歳戦を買うときは、フォーメーションよりも、2頭軸を使ったりします。
具体的に、三連複の買い方で言えば、
「人気馬+人気馬+人気薄」
という形にすることが、2歳戦では多いですね。
通常私は、古馬のレースでは
「人気馬+人気薄+人気薄」
という形で馬券を買います。
微妙に変化させていますね。
▼2歳戦や3歳戦を買う時の方が、「狙う配当」が少し安いゾーンになります。
レースタイプによって、狙うオッズゾーンを変化させることで、微調整を行うわけですね。
(マツリダ予想より引用)
古馬のレースも若駒のレースも、いつも同じように買っていては回収率が下がるからです。
▼さて、ここまで2歳限定戦と3歳限定戦について、ざっくりと解説してみましたが、2歳限定戦と3歳限定戦では、その傾向に意外と大きな違いがあったりします。
簡単に言えば、
「2歳より、3歳限定戦の方が固い傾向にある」
と、私ブエナは感じます。
▼実際に過去のデータを見てみましょう。
【3歳限定戦】 2005~2015
1157レース分析
特別戦
1~7番人気
単勝回収率81%
10番人気以下
単勝回収率46%
はい。
3歳限定戦では、10番人気以下は、最初から無視しても良いぐらいの、低回収率です。
ついでに言うと、「3歳限定戦のダート。10番人気以下」では、この傾向はさらにひどくなり、
単勝回収率18%・・・
まで、下がってしまいます。
なので私ブエナは、3歳限定戦のダートで、10番人気以下を狙う事はほとんどないです。来たら諦める。
▼では次に、「2歳限定戦」のデータも少し見てみましょう。
【2歳限定戦】 2005~2015
555レース分析
特別戦
1~7番人気
単勝回収率88%
10番人気以下
単勝回収率74%
はい。
3歳限定戦より、どちらの回収率も高くなっています。
これはどういう事かというと、「1~3番人気の期待値が下がっている」のではないかと、私は考えます。
※参考
1~3番人気
単勝回収率74%
▼上述したように、2歳限定戦は、馬の素質に差があるケースが多いので、馬券の売れ方も両極端になりやすいです。
つまり、2歳限定戦では、「前評判の高い馬が過剰人気になりやすい」
その結果、1~3番人気馬は高確率で馬券になるものの、過剰人気なので回収率が上げにくいわけですね。
その分、4番人気以下の馬の回収率が、軒並み上昇するわけです。
▼ですから、
「2歳限定戦では、1~3番人気が馬券圏内に来る確率が高いが、儲けやすいのは4番人気以下の馬」
という感じで、私はざっくりと認識しています。
▼それでは少し具体的なデータも見てみます。
第3回ラジオNIKKEI杯京都2歳S。2016年です。
1着 カデナ(3番人気)
2着 ヴァナヘイム(1番人気)
3着 ベストアプローチ(6番人気)
はい。
ここは10頭立てと少頭数で、利益を出しにくいレースでしたが、私の場合は「2歳戦の1番人気2着固定」
先ほども少し書きましたが、この狙い方が好きなので、たまたま決まりました。
▼馬単13.6倍。
10頭立てなら上々です。
ついでに少頭数だったので、100円で三連単を軽く購入し、74.5倍。
普段は三連単より三連複で攻めることが多いんですが、「2着固定」にしたかったので、三連単で軽く購入しました。これは幸運。
▼勝ったカデナは、この後、弥生賞も制覇し、皐月賞・ダービーでもそこそこの結果を残しました。
しかし私は、この時カデナの能力を見極めていたわけではないです。そんな目はありません。
あくまでもデータ傾向から、2歳戦の1着固定はあまり狙いたくなかっただけです。
▼このように、2歳戦では1番人気の単勝回収率が低くなりやすい分、それ以外の馬の単勝回収率が上がりやすくなっています。
1番人気の単勝回収率が低いなら、1番人気を2着固定にすればいい。
2歳戦において、1番人気馬は連対率は優秀なのに、単勝回収率は低い。
という事は、2着が多いということです。
だから私ブエナは、2歳戦の1番人気を2着固定にすることが多いわけですね。
▼馬券では、このような現象が数多く発生します。
オッズは常にシーソーのように、片方が上がれば片方が下がる、という動きをします。
特に、1番人気のオッズは非常に重要になる。
▼なぜかというと、1番人気には、最も多くの投票が入るからです。
1番人気の平均単勝回収率は77%くらいだと思いますが、この平均を大きく下回るレース傾向の場合、2番人気以下の馬の単勝回収率が上昇しやすくなるわけです。
▼それに対して、例えば「10番人気馬」の単勝回収率が低いレースがあったとする。
この場合、10番人気以外の回収率は急上昇するのか?
しません。
私ブエナの考えですが、人気薄のオッズが多少動いても、他の馬のオッズにはほとんど影響しないケースが多いです。
▼なぜなら、人気薄の馬に入る投票数は、全体から見ると微々たるものであり、他の馬に影響を及ぼす効果は少ないからです。
だからこそ、1番人気のオッズが重要になる。
2歳戦に限らずですが、最も多くの投票が入る1番人気のオッズは、常にチェックしておかなければなりません。
▼では次に、3歳戦のケーススタディーを見てみましょう。
【桜花賞2020年】
1着 デアリングタクト(2番人気)
2着 レシステンシア(1番人気)
3着 スマイルカナ(9番人気)
はい。
このレースは、1番人気のレシステンシアが17番枠に入り、大混戦となりました。
レシステンシアは逃げ馬なので、外枠は圧倒的に不利。
しかも雨が降って重馬場になっており、スピードに勝るレシステンシアには、これも不利な材料と見られました。
▼難解なレースでしたが、私が競馬に向き合うスタンスは常に同じで、
「オッズを見る・オッズを分析する」
ことを最重要と考えています。
▼オッズから考えると、3歳戦は、1~3番人気の人気サイドの期待値が高くなりやすい。
なので、基本的には1~3番人気を絡めた馬券構成にするのが、3歳戦の基本。
そのような本筋を忘れなければ、このレースも特に難解と言う事はなく、シンプルなレースだったと言えます。
▼私の馬券は、 1番人気と2番人気の2頭軸。三連複ですね。
3番人気のサンクテュエールは、ルメール人気でしたが、さすがに馬の力が1枚落ちると思ったので、軸としては無視。
2番人気のデアリングタクトは、前走のエルフィンステークスの0.7秒差がすばらしく、迷わず軸と考えました。
▼当ブログではいつも書いていますが、「タイム差をつけて勝った馬」は、高い評価を与えて良いと思います。
逆に、「タイム差なしでギリギリ勝ってきた馬」は、評価を下げておく方が、長期的な回収率は高くなりやすいと思います。
▼上述した、3番人気のサンクテュエールは、シンザン記念の勝ち馬でしたが、このときのタイム差は、「0.0秒」
クビ差で、ギリギリ勝ってきた馬だったわけです。
ここでサンクテュエールより、デアリングタクトの方を上に評価し、2頭軸を決定したわけです。
▼相手は、9番人気くらいまでの期待値が高いので、何も考えずに7頭へ流し。
これが運良く、ド高めのスマイルカナが逃げ粘ってくれて、三連複は12590円の万馬券。
他にも馬券は購入していましたが、7点で125倍は、会心の一撃だったと思います。
▼ちなみに、3着に粘ったスマイルカナは、逃げ宣言をしていた馬で、これも期待値が高かった。
人気薄を狙う場合、先行できる馬を狙った方が、明らかに有利です。
力の劣る馬が、強い馬よりも後ろから追走しても、追い込んでくる確率は低い。
もちろん、人気のない馬が追い込んで来ることもありますが、確率を考えると、人気薄は「差し」よりも「逃げ」の方が期待値が高いわけです。
馬券収支が向上するサイトランキング
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング