牝馬は弱い?牡馬と牝馬はどっちが強い?メス馬とオス馬の能力差。競馬の性別と馬券の狙い方
牝馬は弱い?
▼「牡馬と牝馬はどっちが強いですか?」
というご質問をいただいたので、本日は、競走馬の性別と能力について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「牝馬は牡馬より弱い。だからこそ、2キロの斤量差が設定されている」
「ただ、2キロ差あっても牝馬は不利な印象。よって牝馬は基本的にはあまり儲からないと思う」
「特に、距離が長くなればなるほど、牝馬の期待値は下がるように思う」
「ただ、1200mなど短距離戦なら、牝馬でも引けを取らない」
「あと夏の重賞レースでも、牝馬は期待値が上がる印象」
「私ブエナは、上記条件以外は、牝馬は期待値が低いと感じるので、あえて狙っていくという事はない」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼少し前までは、「牡馬・牝馬混合の重賞レースで、距離1800m以上なら牝馬は切り」
これだけのルールで、私ブエナは結構、馬券利益を出せていた気がします。
しかしご存知の通り、近年は牝馬がとにかく強い。
ブエナビスタが出てきた頃から、明らかに馬券の傾向が変わりました。
(当ブログのタイトルに使っているのも、少し意味があります)
▼ジェンティルドンナなどもそうですが、今や、2400mのクラシックディスタンスでも、牝馬は牡馬に見劣りしなくなりました。
この理由が、調教技術の進歩なのか、血統の進化なのかはわかりませんが、とりあえず現代競馬は、牝馬でも十分勝負になる時代になりました。
▼ただ、本質的には、やはり「牡馬の方が強い」と、私は思います。
言い切ってしまうと語弊があるのですが、人間と同じで、サラブレッドもやはり身体能力だけで言えば、男の方が上だと思う。
そして、この傾向は、距離が長くなればなるほど顕著になる印象。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼逆に、短距離では牝馬の方が、馬券の回収期待値が高くなるケースも多い。
一般的に、「牡馬の方が強い」と考える人が多いので、短距離での期待値は牝馬の方が上になることもある。
牝馬は「一瞬のキレ」と言われるように、瞬発力において牡馬よりも優れているからです。
(夏競馬でも、同様の傾向が見られます)
それでも平均的には、短距離戦であったとしても互角か、あるいは牡馬がやや優勢、といったところでしょうか。
▼特に、距離が長くなって、「スピードとスタミナのバランス」「精神的なタフさ」が求められる勝負になると、牝馬よりも牡馬が強いケースが多い印象。
ただ、長い距離になっても、「スローペースでの切れ味勝負」になれば、上述したように、末脚が切れる牝馬が上位に顔を出すことになります。
▼牝馬は弱いのか?
の問いに関しては、「条件によって変わってくる」という答えにならざるを得ません。
私ブエナの独断と偏見ですが、牝馬を見る時は、
「牝馬は短距離なら普通に狙う。中長距離なら少し評価を下げる」
という感じで、私の場合は馬券を構成しています。
▼もちろん上記の方法が裏目に出ることもあります。
が、馬券というのは長期的な期待値によって収支が決まるため、長い目で見ると、上述した判断方法が馬券利益に貢献することが多い印象です。
▼それと牝馬には「タイプ」があります。つまり、
「牝馬限定戦でのみ強い馬」
「牡馬・牝馬混合でも強い馬」
ざっくり分けると、同じ牝馬でも、上記の2つのタイプに分けることができるように思う。なんとなく。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼要するに、「女の子同士なら強いけど、男の子の中に混ざると、実力を発揮できない」
こういうタイプの牝馬が意外と多い気がする。
ですので、牝馬を狙う場合、特に、2000m以上で牝馬を狙う場合は、過去の成績を見て、
「この牝馬は、牡馬に混じっても力を発揮できるタイプか?」
これをチェックすることが、私の場合は多いですね。
人間でも馬でも、それぞれに個性があり、意外とその個性が馬券に結びつくことも多いわけです。
▼例えば、「牝馬限定戦でのみ強い牝馬」を考えてみると、
メジロドーベル
メイショウマンボ
アパパネ
スティルインラブ
などなど。
牝馬クラシックでは、最上級の強さを誇った彼女たちも、牡馬に交じると、花も恥らう乙女。
急激に期待値が低下してしまいます。
ある意味では、可愛らしい女の子と言えます。
▼逆に、「牡馬・牝馬混合でも強い牝馬」を考えてみると、
ブエナビスタ
ジェンティルドンナ
ヌーヴォレコルト
ショウナンパンドラ
などなど。
やはり、新しい世代の牝馬は、牡馬にも負けない精神力がありますね。
▼それでは、実際のデータも見てみましょう。
【牝馬データ】 2010~2015
特別戦
(ブエナ調べ)
◆1200~1600m
牡馬
勝率6.9%
単勝回収率78%
牝馬
勝率6.3%
単勝回収率70%
はい。
「短距離戦」では、牝馬でもそれほど差はないのが分かります。
それでも牡馬優勢ですけどね。
では次に、「長距離戦」を見てみましょう。
◆2500m以上
牡馬
勝率7.8%
単勝回収率104%
牝馬
勝率4.3%
単勝回収率32%
はい。
「2500m以上の長距離戦」では、牝馬は買わなくてもいいくらいの期待値の低さです。
というか、特別戦の長距離戦で「牡馬」の単勝だけ、ひたすら購入していると、利益が出てしまう。
まぁこれは、「長距離戦が荒れやすい」ということでもあるんですが、それにしても牝馬の人気薄はなかなか活躍できていません。
▼それでは最後に、皆さんがよく馬券購入されるであろう、「重賞レース」について見てみましょう。
◆2500m以上の重賞レース
牡馬
勝率6.6%
単勝回収率111%
牝馬
勝率2.9%
単勝回収率25%
はい。
長距離の重賞レースでは、牝馬はお手上げ状態です。
近年の過去5年間では、「ジェンティルドンナの有馬記念」以外は、牝馬は勝っていないと思われます。
(もうちょっとさかのぼれば、ダイワスカーレットの有馬記念もあるけど)
▼ということで本日は、牝馬は弱いか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
私の考えで言えば、
「牝馬より、牡馬の方が儲かる」
と思います。私の考えですが。
▼例外として、「夏競馬の重賞レース」
以前にも、当ブログで書いたと思いますが、夏競馬の重賞レースだけは、牝馬が鬼強なので、私は牝馬を狙うことが多いです。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼牝馬は弱いか?についての考察を続けます。
私ブエナの印象では、基本的に牝馬の回収率が、牡馬より高くなることはほとんどない印象。
大体どんな場合であっても、牝馬は回収率が低いし、的中率も低いことが多い感じです。
▼あと、通常競馬の場合、内枠が有利になることが多いんですが、牝馬は内枠のメリットを活かせないことが多い印象です。
これは、か弱い牝馬が内枠で屈強な牡馬に囲まれると、怯んでしまい、精神的なプレッシャーから能力を発揮できなくなるからだと思われます。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼競馬の場合、基本的には内枠に入った馬が全体の回収率を底上げするわけですが、牝馬の場合、内枠に入ってもなかなか活躍できない。
特に、体の小さな牝馬は、むしろ、内枠がマイナスになることも多いです。
これも牝馬の回収率が低くなりやすい原因かなと。
牝馬の場合、平均的に牡馬よりも体が小さい。
内枠のメリットは、体が小さい馬にはなかなか享受できない面があると思うので、そういう点でも牝馬は不利なのかなと。
▼牝馬は、牡馬よりもフィジカル面で劣っているので、「2キロ」の斤量差がある。
それでも牝馬は、なかなか牡馬には勝てないわけです。
「女傑」というのは例外的な存在で、平均的には、女の子より男の方が強いと思う。
▼なので、私ブエナが牝馬を狙っていく場合としては、
「1200mの特別戦で、内枠の牝馬」
というケースが多いです。
先ほど、牝馬の内枠は不利と書きましたが、スプリント戦に関しては、肉弾戦にならずワンペースで行けるので、牝馬が内枠のメリットを生かせることが多いように思うわけです。
▼さて、牝馬のデータをさらに深堀りしてみます。
【重賞レースでの牝馬データ】 2007~2017.9
牝馬限定戦は除く
(ブエナ調べ)
2500m以上
単勝回収率 17%
はい。
先ほども、牝馬が長距離レースに出ると期待値が低いと書きましたが、分析期間を10年間にしても、やはり似たような結果になります。
▼過去10年間で、2500m以上の重賞レースを勝った牝馬は、
ジェンティルドンナ
ダイワスカーレット
この2頭だけ。
ブエナビスタは、ジャパンカップなど2400メートルは勝っていますが、2500メートル以上は2着までですね。
▼近年は牝馬が強くなってきているので、この傾向も少しずつ変わっていくかもしれません。
ただ、現状ではこのような状況なので、2500メートル以上の重賞レースで「三連単の1着」を牝馬にしてしまうと、回収率は悲惨なことになるわけです。
▼また、長距離の牝馬は、複勝回収率も26%しかないので、「三連複の軸」でも厳しいかと。
なので私の場合、よほどの女傑でもない限りは、長距離重賞レースは牡馬を軸にすることが多いわけです。
▼牝馬は大穴になりやすいため、回収率が上がりにくい
ちなみに、2500m以上の重賞レースで牝馬が弱いのは、長距離重賞で牝馬があまり人気にならないから、というのもあります。
競馬の場合、基本的には「大穴の馬」は、期待値が上がりにくいです。
宝くじ感覚で大穴馬券を購入する人が多いので、平均還元率の75%を下回ってしまうケースが多いわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼で、長距離重賞で牝馬はあまり馬券が売れないので、大穴になりやすい。
このことも、相乗的に牝馬の回収率を引き下げている原因になるのかなと。
▼逆に言えば、長距離重賞でも、牝馬が1~5番人気なら、単勝回収率87%・複勝回収率86%と、まずまず狙える感じになるわけです。
なので、闇雲に牝馬を切るのではなく、「長距離重賞レースの牝馬は、大穴馬なら軽視」というような感覚が無難かと思われます。
まあそれでも、上位人気馬の取捨で迷った時に、あえて牝馬を狙っていく必要もないような気はしますけどね。
▼ではここで、データ期間を更新して、また牝馬のデータを見てみましょう。
【重賞レース。牝馬データ】2010~2020年
単勝回収率69%・複勝回収率74%
はい。
すべての距離を対象にすると、回収率は平均的なものになります。
ではここから、詳細なデータ分析をしてみましょう。
【重賞レース。牝馬データ】2010~2020年
1200m⇒単勝回収率72%
1400m⇒単勝回収率103%
1600m⇒単勝回収率63%
1800m⇒単勝回収率70%
2000m⇒単勝回収率61%
2200m⇒単勝回収率56%
2400m⇒単勝回収率57%
2500m⇒単勝回収率36%
3000m以上⇒単勝回収率0%
はい。
先程のデータを、距離別に分類してみました。
▼距離別のデータを見れば一目瞭然ですが、
「牝馬は、距離が長くなればなるほど回収率が下がっていく」というのがわかると思います。
1200~1800mまでは、牡馬と互角の戦いをしていますが、2000mを超えると、平均回収率を下回ってしまいます。
▼このことから、
「2000m以上の重賞レースでは、牡馬を中心に考える」のが、的中率と回収率を上げやすい戦略になる。
特に、2500m以上の重賞レースで牝馬が勝つことは、かなりレアケースなので、長距離戦では牡馬を中心に馬券を構成したいところです。
▼ちなみに、2010~2020年の2500m以上の重賞レースで勝った牝馬は、
2014年の有馬記念。ジェンティルドンナ
2019年の有馬記念。リスグラシュー
この2頭しかいません。
長距離重賞レースでは、いかに牝馬が苦戦しているかが分かると思います。
▼さらに、3000m以上の重賞レースで見ていくと、牝馬は1頭も勝っていない。
2着が1回だけあって、2015年の阪神大賞典、デニムアンドルビーだけです。
ステイヤーを決める長距離重賞レースでは、牝馬は用無しとなっています。
▼それに対して、1400mの重賞レースでは、牝馬の単勝回収率が100%を超えています。
これは、1400mなら牝馬の切れ味が活かせることと、1400mの重賞レースは荒れやすいことが関係しています。
つまり、「1400mの重賞レースでは、人気薄の牝馬が激走しやすい」と言える。
▼例えば、
2015年の阪神カップ。ダイアナヘイロー(11番人気で1着)
2012年のプロキオンステークス。トシキャンディ(12番人気で1着)
などなど、1400mの重賞レースでは、牝馬が大穴を開けることが多いので、短距離戦での牝馬は要注意ですね。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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▼「牡馬と牝馬はどっちが強いですか?」
というご質問をいただいたので、本日は、競走馬の性別と能力について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「牝馬は牡馬より弱い。だからこそ、2キロの斤量差が設定されている」
「ただ、2キロ差あっても牝馬は不利な印象。よって牝馬は基本的にはあまり儲からないと思う」
「特に、距離が長くなればなるほど、牝馬の期待値は下がるように思う」
「ただ、1200mなど短距離戦なら、牝馬でも引けを取らない」
「あと夏の重賞レースでも、牝馬は期待値が上がる印象」
「私ブエナは、上記条件以外は、牝馬は期待値が低いと感じるので、あえて狙っていくという事はない」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼少し前までは、「牡馬・牝馬混合の重賞レースで、距離1800m以上なら牝馬は切り」
これだけのルールで、私ブエナは結構、馬券利益を出せていた気がします。
しかしご存知の通り、近年は牝馬がとにかく強い。
ブエナビスタが出てきた頃から、明らかに馬券の傾向が変わりました。
(当ブログのタイトルに使っているのも、少し意味があります)
▼ジェンティルドンナなどもそうですが、今や、2400mのクラシックディスタンスでも、牝馬は牡馬に見劣りしなくなりました。
この理由が、調教技術の進歩なのか、血統の進化なのかはわかりませんが、とりあえず現代競馬は、牝馬でも十分勝負になる時代になりました。
▼ただ、本質的には、やはり「牡馬の方が強い」と、私は思います。
言い切ってしまうと語弊があるのですが、人間と同じで、サラブレッドもやはり身体能力だけで言えば、男の方が上だと思う。
そして、この傾向は、距離が長くなればなるほど顕著になる印象。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼逆に、短距離では牝馬の方が、馬券の回収期待値が高くなるケースも多い。
一般的に、「牡馬の方が強い」と考える人が多いので、短距離での期待値は牝馬の方が上になることもある。
牝馬は「一瞬のキレ」と言われるように、瞬発力において牡馬よりも優れているからです。
(夏競馬でも、同様の傾向が見られます)
それでも平均的には、短距離戦であったとしても互角か、あるいは牡馬がやや優勢、といったところでしょうか。
▼特に、距離が長くなって、「スピードとスタミナのバランス」「精神的なタフさ」が求められる勝負になると、牝馬よりも牡馬が強いケースが多い印象。
ただ、長い距離になっても、「スローペースでの切れ味勝負」になれば、上述したように、末脚が切れる牝馬が上位に顔を出すことになります。
▼牝馬は弱いのか?
の問いに関しては、「条件によって変わってくる」という答えにならざるを得ません。
私ブエナの独断と偏見ですが、牝馬を見る時は、
「牝馬は短距離なら普通に狙う。中長距離なら少し評価を下げる」
という感じで、私の場合は馬券を構成しています。
▼もちろん上記の方法が裏目に出ることもあります。
が、馬券というのは長期的な期待値によって収支が決まるため、長い目で見ると、上述した判断方法が馬券利益に貢献することが多い印象です。
▼それと牝馬には「タイプ」があります。つまり、
「牝馬限定戦でのみ強い馬」
「牡馬・牝馬混合でも強い馬」
ざっくり分けると、同じ牝馬でも、上記の2つのタイプに分けることができるように思う。なんとなく。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼要するに、「女の子同士なら強いけど、男の子の中に混ざると、実力を発揮できない」
こういうタイプの牝馬が意外と多い気がする。
ですので、牝馬を狙う場合、特に、2000m以上で牝馬を狙う場合は、過去の成績を見て、
「この牝馬は、牡馬に混じっても力を発揮できるタイプか?」
これをチェックすることが、私の場合は多いですね。
人間でも馬でも、それぞれに個性があり、意外とその個性が馬券に結びつくことも多いわけです。
▼例えば、「牝馬限定戦でのみ強い牝馬」を考えてみると、
メジロドーベル
メイショウマンボ
アパパネ
スティルインラブ
などなど。
牝馬クラシックでは、最上級の強さを誇った彼女たちも、牡馬に交じると、花も恥らう乙女。
急激に期待値が低下してしまいます。
ある意味では、可愛らしい女の子と言えます。
▼逆に、「牡馬・牝馬混合でも強い牝馬」を考えてみると、
ブエナビスタ
ジェンティルドンナ
ヌーヴォレコルト
ショウナンパンドラ
などなど。
やはり、新しい世代の牝馬は、牡馬にも負けない精神力がありますね。
▼それでは、実際のデータも見てみましょう。
【牝馬データ】 2010~2015
特別戦
(ブエナ調べ)
◆1200~1600m
牡馬
勝率6.9%
単勝回収率78%
牝馬
勝率6.3%
単勝回収率70%
はい。
「短距離戦」では、牝馬でもそれほど差はないのが分かります。
それでも牡馬優勢ですけどね。
では次に、「長距離戦」を見てみましょう。
◆2500m以上
牡馬
勝率7.8%
単勝回収率104%
牝馬
勝率4.3%
単勝回収率32%
はい。
「2500m以上の長距離戦」では、牝馬は買わなくてもいいくらいの期待値の低さです。
というか、特別戦の長距離戦で「牡馬」の単勝だけ、ひたすら購入していると、利益が出てしまう。
まぁこれは、「長距離戦が荒れやすい」ということでもあるんですが、それにしても牝馬の人気薄はなかなか活躍できていません。
▼それでは最後に、皆さんがよく馬券購入されるであろう、「重賞レース」について見てみましょう。
◆2500m以上の重賞レース
牡馬
勝率6.6%
単勝回収率111%
牝馬
勝率2.9%
単勝回収率25%
はい。
長距離の重賞レースでは、牝馬はお手上げ状態です。
近年の過去5年間では、「ジェンティルドンナの有馬記念」以外は、牝馬は勝っていないと思われます。
(もうちょっとさかのぼれば、ダイワスカーレットの有馬記念もあるけど)
▼ということで本日は、牝馬は弱いか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
私の考えで言えば、
「牝馬より、牡馬の方が儲かる」
と思います。私の考えですが。
▼例外として、「夏競馬の重賞レース」
以前にも、当ブログで書いたと思いますが、夏競馬の重賞レースだけは、牝馬が鬼強なので、私は牝馬を狙うことが多いです。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
牝馬はほとんどの場合、不利な気がする
▼牝馬は弱いか?についての考察を続けます。
私ブエナの印象では、基本的に牝馬の回収率が、牡馬より高くなることはほとんどない印象。
大体どんな場合であっても、牝馬は回収率が低いし、的中率も低いことが多い感じです。
▼あと、通常競馬の場合、内枠が有利になることが多いんですが、牝馬は内枠のメリットを活かせないことが多い印象です。
これは、か弱い牝馬が内枠で屈強な牡馬に囲まれると、怯んでしまい、精神的なプレッシャーから能力を発揮できなくなるからだと思われます。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼競馬の場合、基本的には内枠に入った馬が全体の回収率を底上げするわけですが、牝馬の場合、内枠に入ってもなかなか活躍できない。
特に、体の小さな牝馬は、むしろ、内枠がマイナスになることも多いです。
これも牝馬の回収率が低くなりやすい原因かなと。
牝馬の場合、平均的に牡馬よりも体が小さい。
内枠のメリットは、体が小さい馬にはなかなか享受できない面があると思うので、そういう点でも牝馬は不利なのかなと。
▼牝馬は、牡馬よりもフィジカル面で劣っているので、「2キロ」の斤量差がある。
それでも牝馬は、なかなか牡馬には勝てないわけです。
「女傑」というのは例外的な存在で、平均的には、女の子より男の方が強いと思う。
▼なので、私ブエナが牝馬を狙っていく場合としては、
「1200mの特別戦で、内枠の牝馬」
というケースが多いです。
先ほど、牝馬の内枠は不利と書きましたが、スプリント戦に関しては、肉弾戦にならずワンペースで行けるので、牝馬が内枠のメリットを生かせることが多いように思うわけです。
▼さて、牝馬のデータをさらに深堀りしてみます。
【重賞レースでの牝馬データ】 2007~2017.9
牝馬限定戦は除く
(ブエナ調べ)
2500m以上
単勝回収率 17%
はい。
先ほども、牝馬が長距離レースに出ると期待値が低いと書きましたが、分析期間を10年間にしても、やはり似たような結果になります。
▼過去10年間で、2500m以上の重賞レースを勝った牝馬は、
ジェンティルドンナ
ダイワスカーレット
この2頭だけ。
ブエナビスタは、ジャパンカップなど2400メートルは勝っていますが、2500メートル以上は2着までですね。
▼近年は牝馬が強くなってきているので、この傾向も少しずつ変わっていくかもしれません。
ただ、現状ではこのような状況なので、2500メートル以上の重賞レースで「三連単の1着」を牝馬にしてしまうと、回収率は悲惨なことになるわけです。
▼また、長距離の牝馬は、複勝回収率も26%しかないので、「三連複の軸」でも厳しいかと。
なので私の場合、よほどの女傑でもない限りは、長距離重賞レースは牡馬を軸にすることが多いわけです。
▼牝馬は大穴になりやすいため、回収率が上がりにくい
ちなみに、2500m以上の重賞レースで牝馬が弱いのは、長距離重賞で牝馬があまり人気にならないから、というのもあります。
競馬の場合、基本的には「大穴の馬」は、期待値が上がりにくいです。
宝くじ感覚で大穴馬券を購入する人が多いので、平均還元率の75%を下回ってしまうケースが多いわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼で、長距離重賞で牝馬はあまり馬券が売れないので、大穴になりやすい。
このことも、相乗的に牝馬の回収率を引き下げている原因になるのかなと。
▼逆に言えば、長距離重賞でも、牝馬が1~5番人気なら、単勝回収率87%・複勝回収率86%と、まずまず狙える感じになるわけです。
なので、闇雲に牝馬を切るのではなく、「長距離重賞レースの牝馬は、大穴馬なら軽視」というような感覚が無難かと思われます。
まあそれでも、上位人気馬の取捨で迷った時に、あえて牝馬を狙っていく必要もないような気はしますけどね。
▼ではここで、データ期間を更新して、また牝馬のデータを見てみましょう。
【重賞レース。牝馬データ】2010~2020年
単勝回収率69%・複勝回収率74%
はい。
すべての距離を対象にすると、回収率は平均的なものになります。
ではここから、詳細なデータ分析をしてみましょう。
【重賞レース。牝馬データ】2010~2020年
1200m⇒単勝回収率72%
1400m⇒単勝回収率103%
1600m⇒単勝回収率63%
1800m⇒単勝回収率70%
2000m⇒単勝回収率61%
2200m⇒単勝回収率56%
2400m⇒単勝回収率57%
2500m⇒単勝回収率36%
3000m以上⇒単勝回収率0%
はい。
先程のデータを、距離別に分類してみました。
▼距離別のデータを見れば一目瞭然ですが、
「牝馬は、距離が長くなればなるほど回収率が下がっていく」というのがわかると思います。
1200~1800mまでは、牡馬と互角の戦いをしていますが、2000mを超えると、平均回収率を下回ってしまいます。
▼このことから、
「2000m以上の重賞レースでは、牡馬を中心に考える」のが、的中率と回収率を上げやすい戦略になる。
特に、2500m以上の重賞レースで牝馬が勝つことは、かなりレアケースなので、長距離戦では牡馬を中心に馬券を構成したいところです。
▼ちなみに、2010~2020年の2500m以上の重賞レースで勝った牝馬は、
2014年の有馬記念。ジェンティルドンナ
2019年の有馬記念。リスグラシュー
この2頭しかいません。
長距離重賞レースでは、いかに牝馬が苦戦しているかが分かると思います。
▼さらに、3000m以上の重賞レースで見ていくと、牝馬は1頭も勝っていない。
2着が1回だけあって、2015年の阪神大賞典、デニムアンドルビーだけです。
ステイヤーを決める長距離重賞レースでは、牝馬は用無しとなっています。
▼それに対して、1400mの重賞レースでは、牝馬の単勝回収率が100%を超えています。
これは、1400mなら牝馬の切れ味が活かせることと、1400mの重賞レースは荒れやすいことが関係しています。
つまり、「1400mの重賞レースでは、人気薄の牝馬が激走しやすい」と言える。
▼例えば、
2015年の阪神カップ。ダイアナヘイロー(11番人気で1着)
2012年のプロキオンステークス。トシキャンディ(12番人気で1着)
などなど、1400mの重賞レースでは、牝馬が大穴を開けることが多いので、短距離戦での牝馬は要注意ですね。
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