重賞レースの騎手データ傾向。狙い目は?重賞に強い騎手。買えるジョッキー

重賞レース・メインレースで儲かる騎手は?

▼私(ブエナ)の経験則で書けば、

「ブエナ調べでは、重賞レースで儲かる騎手は、Mデムーロ・ルメール・戸崎圭太・福永祐一。この4人かなという印象(戸崎は近年イマイチ)」

「田辺騎手は、重賞レースで穴をあけてくるので要注意」

「福永騎手は、芝の重賞レースでは安定感抜群だけど、ダートの重賞レースではあまり儲からない印象」

「尚、騎手データは対象が人間であるため、年月の変動リスクを非常に受けやすいのが弱点」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼私ブエナの印象ですが、重賞レースでは、普通のレースより騎手が重要になる気がする。

レースの格が上がるほど、騎手の腕や度胸が問われる。

なので、「平場では上手いけど、重賞レースだとあまり活躍できない騎手」というのも、たくさんいるわけです。



▼一口に重賞レースと言っても、様々な条件があります。

ここでは、ざっくりと「芝とダート」で分類して、まずは分析してみたいと思います。


【芝の重賞レースで期待値が高いと、私ブエナが思う騎手】 2010~2017.1
778レース分析(ブエナ調べ)


Mデムーロ(連対率31%、単勝回収率154%、複勝回収率98%)

ルメール (連対率29%、単勝回収率104%、複勝回収率102%)

戸崎圭太(連対率25%、単勝回収率109%、複勝回収率89%)

福永祐一(連対率25%、単勝回収率73%、複勝回収率104%)



はい。
芝の重賞レースで、私が上手い(儲けやすい)と思うのは、この4名かなと。

やはり、Mデムーロとルメールは抜けている印象。

日本人では、戸崎圭太と福永祐一。
この2人はタイプが逆で、戸崎騎手は勝ちに行くタイプ。
福永騎手は、安定的に3着以内をキープするタイプという印象です。

これは、単勝回収率と複勝回収率の差を見てもわかります。



▼なので、私の考え方としては、

「重賞レースで頭から狙っていく、1着固定で狙っていくなら、Mデムーロと戸崎圭太」

「逆に、三連複の軸として、安定的な3着内率を求めるなら、ルメールと福永祐一」

私ブエナの場合は、こんな感じで認識しています。



▼あと、「重賞レースで、人気薄で一発狙ってくる騎手」も考えてみます。


【芝の重賞レース、中穴~大穴で狙えると、私ブエナが思う騎手】
田辺裕信(連対率13%、単勝回収率139%)

蛯名正義(連対率20%、単勝回収率92%)

藤岡康太(連対率12%、単勝回収率93%)

松岡正海(連対率11%、単勝回収率93%)

丸田恭介(連対率11%、単勝回収率169%)



はい。
重賞レースで穴を空ける騎手として、私ブエナが考えているのは、このあたり。

田辺騎手の大穴は、しょっちゅう見かけるので有名ですね。

蛯名騎手は、人気馬でも中穴でも、重賞レースで活躍する印象。

丸田騎手は、10番人気以下の馬でも勝たせるので、中穴狙いの私には、少々厄介な騎手です。



▼ここまでは、JRA所属の騎手のデータを見てきました。

これ以外にも、「代打騎乗の外国人騎手」は、回収率が高いです。

例えば、


【重賞レース、代打騎乗の外国人騎手】
ムーア(連対率31%、単勝回収率152%)

ベリー(連対率31%、単勝回収率95%)

Cデムーロ(連対率18%、単勝回収率115%)

スミヨン(連対率41%、単勝回収率115%)



この4人は、たまにしか登場しませんが、出てきたら私は警戒しています。



▼では次に、「ダートの重賞レース」

ダートは、レース数が少ないので、必然的にサンプル数も少なく、あまりデータとしての信憑性がない気も。

参考程度に見てください。


【ダート重賞で期待値が高いと、私ブエナが思う騎手】
ルメール(連対率42%、単勝回収率112%)

戸崎圭太(連対率32%、単勝回収率102%)

幸英明(連対率25%、単勝回収率217%)

岩田康誠(連対率25%、単勝回収率106%)

Mデムーロ(連対率22%、単勝回収率325%)

大野拓弥(連対率22%、単勝回収率107%)

田辺裕信(連対率19%、単勝回収率848%)



はい。
ダート重賞レースで、私ブエナが回収率を上げやすいと思う騎手は、このあたり。

ルメールとMデムーロと戸崎圭太は、芝でもダートでも回収率が高いです。さすが。

それに対して、福永祐一は芝はいいけど、ダートは回収率があまり高くない印象です。



▼田辺裕信の848%は、フェブラリーステークスのコパノリッキーで、単勝27210円をぶちかましたからです。

田辺騎手は、芝でもダートでも、重賞レースで大穴をあけてきますね。



▼ということで本日は、重賞レースで強い騎手について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。

重賞レースでは、巨額な賞金や名誉が絡んでくる分、「度胸」が必要だと思う。

大舞台に強い精神力がないと、プレッシャーに負けてしまうのかなと思います。

なので私ブエナは、重賞レースでは、普通のレースより予想における騎手の割合を高めにしています。

ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




距離別の重賞レース 騎手データ傾向など

▼重賞レースでよく来る騎手についての考察を続けます。

ここまでは、「芝とダート」という、大まかな分け方で見てきました。

ここからは、さらに詳細に分析してみたいと思います。


【芝1600m以上の重賞レース】 2010~2017.1
624レース分析(ブエナ調べ)


Mデムーロ(連対率28%、単勝回収率135%、複勝回収率88%)

ルメール(連対率32%、単勝回収率110%、複勝回収率99%)

戸崎圭太(連対率26%、単勝回収率95%、複勝回収率88%)

福永祐一(連対率25%、単勝回収率71%、複勝回収率103%)



はい。
やはりこの4人。
芝の中長距離に限定しても、私ブエナはこの4人を狙うことが多いです。



▼ちなみに、「芝の短距離戦」例えば、芝1500m以下のレースでも、この4人の期待値の高さは健在だと思う。

短距離重賞は、サンプル数が少ないのでデータとしての信憑性がイマイチなんですが。


尚、短距離重賞で新しく狙える騎手を入れるとしたら、


川田将雅(連対率22%、単勝回収率104%、複勝回収率92%)


はい。
川田騎手ですかね。
川田将雅は、芝の中長距離でももちろん活躍していますが、回収率という点で考えると、先程の4人より劣ってしまう印象です。



▼ただ、芝の短距離重賞なら、川田将雅も負けていない。

2016年でいえば、阪神カップ(1400m)のシュウジは、7番人気で単勝1600円。
フィリーズレビュー(1400m)のソルヴェイグは、8番人気で単勝2720円。

人気薄でもしっかり勝たせるので、私ブエナの考えとしては、芝の短距離重賞なら川田騎手は要注意だと思っています。



▼芝の短距離重賞は、浜中俊騎手もいいですね。

ただ、これも私の考えですが、短距離重賞で浜中騎手を狙うなら、1~5番人気で狙うと効率が良いと感じます。

浜中クンの場合、1~5番人気だとかなり信頼度が増しますが、6番人気以下だとあまり来ない気がする。

芝の短距離重賞での浜中騎手は、あえて人気薄を狙っていくタイプではなく、ある程度、強い馬の時に狙っていく方が回収率は上げやすい印象です。



▼ちなみにこの傾向は、競馬界のレジェンド武豊騎手にも当てはまるように思います。

武豊も、浜中俊とタイプが似ていて、芝の短距離重賞では、1~6番人気くらいで活躍してくる印象。

ただそれでも、武豊は過剰人気になりやすいので、なかなか回収率が上げにくいです。

利益を出すという点で考えるなら、武豊はやはりちょっと難しい騎手という感じがしますね。



騎手データの弱点
さて、冒頭でも少し書きましたが、騎手データには弱点があります。

それは、「変化しやすいこと」

基本的にデータというのは、5年~10年と過去にさかのぼって分析し、そこから法則を導き出すものです。

サンプル数を増やして信憑性を高めるためには、できるだけ長い年月のデータを見る必要がある。



▼しかし、ここで問題があります。それは、

「騎手の好不調は、短期間のサイクルで頻繁に訪れてしまう」

「あるいは、ある時期を境に、急にダメになっていく騎手もたくさんいる」

この部分です。



▼例えば、岩田康誠。

岩田騎手の場合、2014年くらいまでのデータは素晴らしい成績なんですが、そこから先が大きく変化しています。

様々なバッシングなどの外部要因もあり、回収率が下がってしまったわけです。



▼なので、過去10年を振り返って、岩田騎手が回収率の高い騎手であると結論づけても、それが現在にも適用できるとは限らないわけです。

というかむしろ、過去データが裏目に出て、逆に回収率を下げてしまうことにもなりかねない。



▼あるいは、戸崎圭太。

戸崎騎手も、もともとは重賞レースで回収率が高い騎手でしたが、2017年からは苦戦しています。

過去データを信頼するなら、このような年単位での凹みは考えにくいところですが、騎手データについては、それが起こりうる。

この変動性こそが、騎手データの最大の弱点なのかなと思うわけです。



▼戸崎騎手は、重賞レースでは、コンスタントに単勝回収率100%を超えていたわけですが、2017年の単勝回収率は、

「24%」

なのですね。この落差。



▼具体的な数字で見てみるとわかりやすいんですが、

戸崎騎手
重賞レースデータ


2014年
単勝回収率105%

2015年
単勝回収率117%

2016年
単勝回収率97%

2017年
単勝回収率24%

2018年9月まで
単勝回収率62%



はい。
見事なまでに2017年から回収率が急落しています。



▼ただ、このデータを「2010年から2018年までの、戸崎騎手の重賞レースデータ」として見た場合、

単勝回収率89%
複勝回収率81%

こんな感じで、まずまず狙える感じに「見えてしまう」わけですね。



▼これがデータ分析の難しいところ。

特に、騎手データは年単位での変動が激しいため、このような錯誤が頻繁に起こります。



▼現状では、戸崎騎手を重賞レースで狙うのはちょっと厳しい感じ。

騎手データは、このように毎年データをチェックして、臨機応変にデータ更新していく必要があります。

私が騎手データをあまり使わないのは、普遍性がないからなんですね。



▼以上のようなことを踏まえて、また騎手データを更新してみましょう。


重賞レース。騎手データ】2015~2020年

ルメール騎手⇒単勝回収率117%・複勝回収率89%

Mデムーロ騎手⇒単勝回収率115%・複勝回収率86%

レーン騎手⇒単勝回収率199%・複勝回収率104%



はい。
先程は、2010~2017年で見てみましたが、その時に回収率が高かった、福永騎手と戸崎騎手は、今回はランクインしていません。

ちなみに、

福永騎手⇒単勝回収率64%・複勝回収率79%

戸崎騎手⇒単勝回収率65%・複勝回収率83%


という感じで、大きく回収率を下げています。



▼福永騎手は、2020年にコントレイルで大活躍したように、回収率が高くなったようなイメージがあるわけですが、集計してみると回収率は高くはないです。

これは、中穴馬での好走が減少したことに原因があると思われる。

福永騎手も、重賞レースの1~3番人気に限定すると、単勝回収率103%・複勝回収率93%と、優秀な成績になります。

近年では、「重賞で人気馬に福永騎手なら信頼できる」という感じですね。



▼ちなみに、上記2015~2020年の福永騎手。4~8番人気の中穴では、単勝回収率39%・複勝回収率65%と、全然活躍できていません。

私は中穴狙いなので、昔はよく福永騎手で美味しい馬券を手にしてきたわけですが、最近はめっきり少なくなった印象です。



▼その代わり、9~13番人気の福永騎手は、単勝回収率72%・複勝回収率112%と、一気に回収率が高くなります。

なので、近年の福永騎手は、「1~3番人気」と「9~13番人気」での回収率が高いということになる。

重賞レースで、福永騎手が1~3番人気なら軸候補。

重賞レースで、福永騎手が9~13番人気なら、ヒモで穴を狙うという馬券構成にすれば、回収率が上がりやすくなると思います。



▼ちなみに、競馬界のレジェンド・武豊騎手の成績も見てみましょう。

武豊騎手⇒単勝回収率64%・複勝回収率79%

はい。
ごく平凡な成績になっています。

武豊騎手は、重賞レースの勝ち星は、2015~2020年で第4位なんですが、回収率は平凡。

武豊騎手の場合、あまりにも知名度がありすぎて、いつも過剰人気になるので、なかなか回収率を上げにくい部分がありますね。



▼あとは、川田騎手も見ておきましょう。

川田騎手⇒単勝回収率81%・複勝回収率76%

はい。
こちらも平凡な成績です。

川田騎手は、重賞レースの勝ち星は、2015~2020年で第3位。

1位がルメール騎手。2位がMデムーロ騎手。

上位2名と比べると、川田騎手の回収率は大きく劣ります。

ただ、日本人騎手の中では、回収率はこれでも高い方なので、重賞レースでの川田騎手は、やはりマークが必要です。


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