不良馬場・重馬場での馬券の買い方~雨の日の競馬攻略法・必勝法
【不良馬場・重馬場での馬券の買い方は?】
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「まず、重馬場・不良馬場のときは、人気馬の期待値が下がって、穴馬の期待値が上がる印象。つまり荒れやすくなるかなと。」
「重馬場のレースは、血統と騎手からのアプローチが有効と感じる」
「ただ、重馬場のレースはサンプル数が少ないので、データの信憑性がやや薄く、あまり大きく勝負しない方が良いと思う」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼中央競馬では、馬場の水分含有量によって、馬場状態の発表があります。
良馬場。稍重。重馬場。不良馬場。
この4段階ですね。
▼そして、この馬場の状態によって、好走する馬が全然違ってくるのが競馬の難しいところであり、面白いところでもあります。
つまり、乾燥した高速馬場が得意な馬もいれば、水分を含んで重くなった馬場が得意な馬もいるわけです。
ダートの場合は、雨が降るとタイムが速くなり、逆に高速馬場になります。
ですから当然ですが、良馬場か不良馬場かによって狙う馬は違ってくるわけです。
しかしここに落とし穴があります。
▼ほとんどの競馬ファンは、競馬新聞かスポーツ新聞を参考にして馬券を買います。
ですが、競馬新聞の印というのは、木曜日には記事が出来上がっていることが多いため、当日の馬場状態が不良馬場になるかどうかは分からない状態で予想しているわけです。 (枠順も同じ)
(あくまで私ブエナの認識です)
▼なので、競馬新聞に◎がずらっと並んでいたとしても、その◎は「良馬場を前提としてつけられた◎かもしれない」ということ。
もし、良馬場を前提とした◎であるならば、重馬場になることでその馬の期待値は大きく下がり、他の馬の期待値が一気に上がることになります。
▼競走馬には大きく3つの適性があります。
芝適性
ダート適性
重馬場適性
この3つです。
(私ブエナの独断と偏見です。洋芝適性というのもありますが割愛)
▼例えば、芝でどんなに強い馬でも、ダートを走れば普通以下、ということはザラにあります。
ごくまれに、オールラウンドに何でもこなす馬もいますが、このような天才型の馬はほとんど存在しません。
(エルコンドルパサー・クロフネなど)
▼適性がいかに重要であるかは、例えばフェブラリーステークスに、芝で活躍していた馬が挑戦しても、ことごとく惨敗するのを見ればわかると思います。
これと同じように、良馬場で強い馬は、不良馬場になっても強いわけではない、ということ。
これも、どんな馬場でもこなすような天才型の馬もいますが、ごく少数です。
(ディープインパクトやオルフェーヴルなど)
▼ですから、不良馬場の日には、狙う馬を変える必要があるわけですが、それを判断するのは至難の業です。
不良馬場になってどの馬が強いかというのは、ほとんどデータがないため、神のみぞ知るという部分があります。
血統を見ることができる人なら、ある程度の判断もできますが、それでも読み切ることは不可能です。
▼ですから、不良馬場の時には、あまり大勝負はしない方が良いと思います。
ただ、私ブエナの場合は不良馬場でも予想のスタンスを変えずに勝負します。
そして成績も長期的には、馬場不問でプラス収支になっています。これはなぜか?
▼これは私にセンスがあるからではなく、単純に競走馬とオッズを見比べて、
「雨が降ったことによって期待値が上がった馬」を狙うからです。
▼例えば、「良馬場だったら、もっと人気になっていたであろう馬」
このような馬は、人気が急落するようであれば、雨の日にはむしろ狙い目となるわけです。
逆に、先ほども少し書いたように、「良馬場が前提で作られた人気馬」は、重馬場では軽視した方が回収率は上がるということになります。
▼さて、具体的なデータも見てみましょう。
以前に別の記事でも、不良馬場のデータを掲載しました。
↓
重馬場の時は馬券を買わない?
なので今回は、「特別戦」に絞ってみたいと思います。
【重馬場~不良馬場のデータ】 2010~2015
特別戦
芝のレース
224レース分析
キングカメハメハ産駒
単勝回収率126%
ディープインパクト産駒
単勝回収率69%
はい。
これは、芝のレースのデータです。
重馬場~不良馬場の時は、切れ味で勝負するディープインパクト産駒の回収率が低く、パワー兼備のキングカメハメハ産駒の回収率が高いです。
ちなみに、キングカメハメハ産駒は、ダートの重馬場でも回収率が高いので狙い目となります。
▼「特別戦の重馬場」の場合、荒れそうなイメージがありますが、意外と大穴の激走は少なかったりします。
「特別戦の重馬場」で、すべての馬の単勝を買った時の回収率は「69%」と低い。
という事は、大穴配当が少ないと言えます。
▼この条件では、「14番人気以下」の馬は、405頭走って、「0勝」
全敗となっています。
馬場が重くなると、まったく力のない馬では、大穴を開けるのは難しいのかもしれません。
(※これは特別戦全般のデータであり、平場や重賞レースだと、荒れることも多いです)
【重馬場~不良馬場の騎手データ】
武豊
単勝回収率118%
福永祐一
単勝回収率125%
はい。
重馬場の時は、「剛腕」の騎手が持ってくる印象がありますが、意外と当たりの柔らかい2人の回収率が高かったりします。
前回の記事でも紹介した、柴田善臣も単勝回収率147%と、重馬場得意な騎手です。
▼ということで本日は、不良馬場・重馬場での馬券の買い方について書いてみました。
私ブエナの場合は、基本的には雨が降っても、馬券の買い方を大きく変更することはありません。
上述したようなデータは考慮しますが、基本的にはいつも通りの「中穴狙い」です。
「不良馬場だから、大穴を狙うぞ!」という人も多いのですが、先ほども書いたように、不良馬場の時は意外と大穴馬がこなかったりもする。
なので、「特別戦の場合は」あまり大振りしない方が良いかもしれません。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼不良馬場・重馬場での馬券の買い方についての考察を続けます。
上述の通り、雨が降って馬場が重くなった時に、血統や騎手から、ある程度の狙い馬を決めることはできる。
しかし、重馬場の血統データや騎手データというのは、「サンプル数が少ない」
これが最大の欠点となります。
▼競馬のレースというのは、そのほとんどが「良馬場発表」で行われます。
重馬場~不良馬場のレースは、全体の10%以下になると思われます。
▼なので、いくら過去に遡ってデータ分析しても、絶対的に「n数不足」
n数とは、「number」
つまり、サンプル数が足りないわけ。
確率・統計における必要サンプル数を考えると、重馬場のデータは良馬場と比べると、やはり信頼性に欠ける。
▼それでも、ある程度のデータ結果は出るわけですが、不確定要素が多いレースで、わざわざ大きく勝負する必要はないと、私は考えています。
なので私ブエナは、極端な重馬場の日はすべてのレースを見送るか、いつもより賭け金のレートを下げます。
(マツリダ予想より引用)
▼上述した通り、競馬のほとんどのレースは良馬場です。
なので、雨が降って馬場がぐちゃぐちゃになったときは、無理に勝負しなくても、またすぐに良馬場の日がくる。
競馬が大好きな人は、必ず毎週、馬券を購入したくなりますが、そこが落とし穴。
▼重馬場に限らず、「不確定要素」が多い日は、馬券を購入しないとか賭け金を下げることで、長期回収率を引き上げることが可能です。
私ブエナの考えでは、競馬の目的は、「年間プラス」
年間の回収率をプラスにしたいと思って、私は馬券戦略を考えています。
▼なので、自分の馬券ロジックが、雨によって精度が下がるなら、雨の日は勝負しない。
「期待値が高い馬」も、重馬場の日は、その期待値が下がってしまうことも多いからです。
▼ちなみに、重馬場だと、インコースの芝がボロボロになって不利な印象がありますが、私のデータだと重馬場でも、特にインコースが不利になるという事はないと考えます。
ただ、「不良馬場」まで行ってしまうと、ほとんど内が伸びないというケースも多いので、不良馬場では内枠が不利になる事も多いですね。
この辺は、自分が勝負したいレースの「前のレース」を見て、内か外か?を判断しています。
▼さて、冒頭でも少し書きましたが、不良馬場・重馬場では、人気馬の期待値が下がる印象。
「人気がある馬というのは、過去に良馬場で実績を残してきた馬」
と、私ブエナは考えます。
という事は?
▼「良馬場なら有力」⇒ これが人気馬。
で、今回が不良馬場・重馬場なら、この人気は信頼できないものになる。
なぜなら、その人気は良馬場を前提としたものだから。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼競馬の場合、その馬のオッズは、その馬の過去の成績が大きく反映される。
例外として、超良血馬や超高額馬などは、実績がなくても人気になりますが、これはあくまでも例外。
基本的に競馬のオッズというのは、馬柱の成績によって決まる。
▼そして、馬柱の成績は、そのほとんどが良馬場のものである。
だから良馬場ならオッズは信頼度が上がる。
逆に、不良馬場・重馬場なら、オッズは信頼度が下がると思うわけです。
▼少しデータを見てみます。
【重賞レースデータ】
不良馬場・重馬場
2007~2017.6
ダートのレース
1番人気の単勝回収率 37%
8~13番人気の単勝回収率 166%
はい。
あえて極端な部分だけ抜き出しているので、ちょっと偏りがありますが、傾向はつかみやすいかと思います。
▼これはつまり、
「ダート重賞で不良馬場・重馬場だったら、1番人気が勝てず、8番人気以下の人気薄がいつもより多く勝つようになる」
という事を表している数字なのかなと。
▼1番人気の単勝回収率が低いという事は?
そう。「1番人気以外の馬の回収率が上がる」わけです。
競馬のオッズというのは、シーソーと同じ。
どこかの期待値が下がれば、どこかの期待値が上がるんです。
▼なので上述のように、ダート重賞で不良馬場・重馬場だったら1番人気の回収率が下がるわけですから、1番人気以外の単勝馬券で勝負すると、長期回収率が上がりやすくなる。
1番人気が嫌いな人には、チャンスレースになります。
▼馬券で長期回収率が低い人の場合は、
「単純に、1番人気が嫌いだから切る!」というやり方をしてしまうわけです。
1番人気が強い条件でも、嫌いだからという理由で1番人気を切ってしまう。
だから、回収率が上がらないんです。
▼1番人気が嫌いなら、「1番人気が弱い条件」でのみ、1番人気を切ればいい。
これを徹底できれば、長期回収率はかなり上がると思います。
1番人気が弱い条件を自力で探すのが面倒ですが、面倒な事をやった人が勝つのが、競馬です。
▼単純に、「雨や雪で馬場が悪化したら、1番人気以外の単勝で勝負する」というシンプルな戦略でも、意外といけるかもしれない。
大切な事は、なんでもかんでも1番人気を切ってしまわないことです。
「1番人気が強い条件」では、素直に1番人気から入るか、あるいは、レースそのものを見送ってしまうのが良いでしょう。
▼では次に、また違った角度からデータ分析してみましょう。
【芝の重賞レース。重馬場・不良馬場】2000~2020年
逃げ⇒単勝回収率255%
先行⇒単勝回収率116%
差し⇒単勝回収率94%
追い込み⇒単勝回収率33%
はい。
馬場が悪化した時の、脚質別の単勝回収率は上記の通りです。
▼これは重馬場に限らずですが、逃げた馬の単勝回収率は、ズバ抜けて高くなっています。
競馬では、逃げる馬を予想することができれば簡単に利益が出ますが、重馬場でもこの傾向は同じですね。
▼ポイントとしては、「人気薄の逃げ馬」
これを狙っていくのが、儲かる秘訣です。
上記のデータを細かく分類して、「3~12番人気」に限定した場合、単勝回収率は369%にもなります。
▼逆に、1~2番人気と13番人気以下の大穴馬は、回収率を上げにくくなっています。
なので、重馬場の場合は、人気薄の逃げ馬が粘りこむ事を狙って、逃げ馬を馬券に組み入れていくと、回収率が上がりやすくなるということになります。
▼では、上記のデータを、単勝の平均配当で見てみましょう。
逃げ⇒2715円
先行⇒1159円
差し⇒1465円
追い込み⇒1171円
はい。
平均配当で見ても、逃げ馬だけが突出して配当が高いことが分かります。
これは、「重馬場では、人気薄の逃げ馬が逃げ切るケースが多い」ということになるわけです。
▼逆に、追い込み馬の場合、平均オッズは71.8倍でダントツで高いにもかかわらず、単勝の平均配当は1171円と、かなり低めになっています。
この事が表すのは、「重馬場では、追い込み馬はよほど力のある馬以外は、勝負にならない」ということがわかるわけです。
▼「重馬場で、追い込み馬が1~2番人気」だった場合は、3番人気以下の期待値が急上昇します。
この場合、1~2番人気の追い込み馬を切って、3番人気以下の馬で馬券を構成すると、大穴馬券を引っ掛ける確率が高くなるわけですね。
この戦略は、私も個人的によく使います。
▼「重馬場の芝の重賞レースで、1番人気の単勝回収率は85%」
芝の重賞レースの場合、1番人気の単勝回収率は85%で悪くありません。
しかし、ダートの重賞レースの場合、重馬場だと1番人気の単勝回収率は45%しかないわけです。
芝とダートでは、重馬場の1番人気の取り扱いが、全く違ってくるわけですね。
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私(ブエナ)の経験則で書けば、
「まず、重馬場・不良馬場のときは、人気馬の期待値が下がって、穴馬の期待値が上がる印象。つまり荒れやすくなるかなと。」
「重馬場のレースは、血統と騎手からのアプローチが有効と感じる」
「ただ、重馬場のレースはサンプル数が少ないので、データの信憑性がやや薄く、あまり大きく勝負しない方が良いと思う」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼中央競馬では、馬場の水分含有量によって、馬場状態の発表があります。
良馬場。稍重。重馬場。不良馬場。
この4段階ですね。
▼そして、この馬場の状態によって、好走する馬が全然違ってくるのが競馬の難しいところであり、面白いところでもあります。
つまり、乾燥した高速馬場が得意な馬もいれば、水分を含んで重くなった馬場が得意な馬もいるわけです。
ダートの場合は、雨が降るとタイムが速くなり、逆に高速馬場になります。
ですから当然ですが、良馬場か不良馬場かによって狙う馬は違ってくるわけです。
しかしここに落とし穴があります。
▼ほとんどの競馬ファンは、競馬新聞かスポーツ新聞を参考にして馬券を買います。
ですが、競馬新聞の印というのは、木曜日には記事が出来上がっていることが多いため、当日の馬場状態が不良馬場になるかどうかは分からない状態で予想しているわけです。 (枠順も同じ)
(あくまで私ブエナの認識です)
▼なので、競馬新聞に◎がずらっと並んでいたとしても、その◎は「良馬場を前提としてつけられた◎かもしれない」ということ。
もし、良馬場を前提とした◎であるならば、重馬場になることでその馬の期待値は大きく下がり、他の馬の期待値が一気に上がることになります。
▼競走馬には大きく3つの適性があります。
芝適性
ダート適性
重馬場適性
この3つです。
(私ブエナの独断と偏見です。洋芝適性というのもありますが割愛)
▼例えば、芝でどんなに強い馬でも、ダートを走れば普通以下、ということはザラにあります。
ごくまれに、オールラウンドに何でもこなす馬もいますが、このような天才型の馬はほとんど存在しません。
(エルコンドルパサー・クロフネなど)
▼適性がいかに重要であるかは、例えばフェブラリーステークスに、芝で活躍していた馬が挑戦しても、ことごとく惨敗するのを見ればわかると思います。
これと同じように、良馬場で強い馬は、不良馬場になっても強いわけではない、ということ。
これも、どんな馬場でもこなすような天才型の馬もいますが、ごく少数です。
(ディープインパクトやオルフェーヴルなど)
▼ですから、不良馬場の日には、狙う馬を変える必要があるわけですが、それを判断するのは至難の業です。
不良馬場になってどの馬が強いかというのは、ほとんどデータがないため、神のみぞ知るという部分があります。
血統を見ることができる人なら、ある程度の判断もできますが、それでも読み切ることは不可能です。
▼ですから、不良馬場の時には、あまり大勝負はしない方が良いと思います。
ただ、私ブエナの場合は不良馬場でも予想のスタンスを変えずに勝負します。
そして成績も長期的には、馬場不問でプラス収支になっています。これはなぜか?
▼これは私にセンスがあるからではなく、単純に競走馬とオッズを見比べて、
「雨が降ったことによって期待値が上がった馬」を狙うからです。
▼例えば、「良馬場だったら、もっと人気になっていたであろう馬」
このような馬は、人気が急落するようであれば、雨の日にはむしろ狙い目となるわけです。
逆に、先ほども少し書いたように、「良馬場が前提で作られた人気馬」は、重馬場では軽視した方が回収率は上がるということになります。
▼さて、具体的なデータも見てみましょう。
以前に別の記事でも、不良馬場のデータを掲載しました。
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重馬場の時は馬券を買わない?
なので今回は、「特別戦」に絞ってみたいと思います。
【重馬場~不良馬場のデータ】 2010~2015
特別戦
芝のレース
224レース分析
キングカメハメハ産駒
単勝回収率126%
ディープインパクト産駒
単勝回収率69%
はい。
これは、芝のレースのデータです。
重馬場~不良馬場の時は、切れ味で勝負するディープインパクト産駒の回収率が低く、パワー兼備のキングカメハメハ産駒の回収率が高いです。
ちなみに、キングカメハメハ産駒は、ダートの重馬場でも回収率が高いので狙い目となります。
▼「特別戦の重馬場」の場合、荒れそうなイメージがありますが、意外と大穴の激走は少なかったりします。
「特別戦の重馬場」で、すべての馬の単勝を買った時の回収率は「69%」と低い。
という事は、大穴配当が少ないと言えます。
▼この条件では、「14番人気以下」の馬は、405頭走って、「0勝」
全敗となっています。
馬場が重くなると、まったく力のない馬では、大穴を開けるのは難しいのかもしれません。
(※これは特別戦全般のデータであり、平場や重賞レースだと、荒れることも多いです)
【重馬場~不良馬場の騎手データ】
武豊
単勝回収率118%
福永祐一
単勝回収率125%
はい。
重馬場の時は、「剛腕」の騎手が持ってくる印象がありますが、意外と当たりの柔らかい2人の回収率が高かったりします。
前回の記事でも紹介した、柴田善臣も単勝回収率147%と、重馬場得意な騎手です。
▼ということで本日は、不良馬場・重馬場での馬券の買い方について書いてみました。
私ブエナの場合は、基本的には雨が降っても、馬券の買い方を大きく変更することはありません。
上述したようなデータは考慮しますが、基本的にはいつも通りの「中穴狙い」です。
「不良馬場だから、大穴を狙うぞ!」という人も多いのですが、先ほども書いたように、不良馬場の時は意外と大穴馬がこなかったりもする。
なので、「特別戦の場合は」あまり大振りしない方が良いかもしれません。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
重馬場のデータは、サンプル数が不足しやすい
▼不良馬場・重馬場での馬券の買い方についての考察を続けます。
上述の通り、雨が降って馬場が重くなった時に、血統や騎手から、ある程度の狙い馬を決めることはできる。
しかし、重馬場の血統データや騎手データというのは、「サンプル数が少ない」
これが最大の欠点となります。
▼競馬のレースというのは、そのほとんどが「良馬場発表」で行われます。
重馬場~不良馬場のレースは、全体の10%以下になると思われます。
▼なので、いくら過去に遡ってデータ分析しても、絶対的に「n数不足」
n数とは、「number」
つまり、サンプル数が足りないわけ。
確率・統計における必要サンプル数を考えると、重馬場のデータは良馬場と比べると、やはり信頼性に欠ける。
▼それでも、ある程度のデータ結果は出るわけですが、不確定要素が多いレースで、わざわざ大きく勝負する必要はないと、私は考えています。
なので私ブエナは、極端な重馬場の日はすべてのレースを見送るか、いつもより賭け金のレートを下げます。
(マツリダ予想より引用)
▼上述した通り、競馬のほとんどのレースは良馬場です。
なので、雨が降って馬場がぐちゃぐちゃになったときは、無理に勝負しなくても、またすぐに良馬場の日がくる。
競馬が大好きな人は、必ず毎週、馬券を購入したくなりますが、そこが落とし穴。
▼重馬場に限らず、「不確定要素」が多い日は、馬券を購入しないとか賭け金を下げることで、長期回収率を引き上げることが可能です。
私ブエナの考えでは、競馬の目的は、「年間プラス」
年間の回収率をプラスにしたいと思って、私は馬券戦略を考えています。
▼なので、自分の馬券ロジックが、雨によって精度が下がるなら、雨の日は勝負しない。
「期待値が高い馬」も、重馬場の日は、その期待値が下がってしまうことも多いからです。
▼ちなみに、重馬場だと、インコースの芝がボロボロになって不利な印象がありますが、私のデータだと重馬場でも、特にインコースが不利になるという事はないと考えます。
ただ、「不良馬場」まで行ってしまうと、ほとんど内が伸びないというケースも多いので、不良馬場では内枠が不利になる事も多いですね。
この辺は、自分が勝負したいレースの「前のレース」を見て、内か外か?を判断しています。
▼さて、冒頭でも少し書きましたが、不良馬場・重馬場では、人気馬の期待値が下がる印象。
「人気がある馬というのは、過去に良馬場で実績を残してきた馬」
と、私ブエナは考えます。
という事は?
▼「良馬場なら有力」⇒ これが人気馬。
で、今回が不良馬場・重馬場なら、この人気は信頼できないものになる。
なぜなら、その人気は良馬場を前提としたものだから。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼競馬の場合、その馬のオッズは、その馬の過去の成績が大きく反映される。
例外として、超良血馬や超高額馬などは、実績がなくても人気になりますが、これはあくまでも例外。
基本的に競馬のオッズというのは、馬柱の成績によって決まる。
▼そして、馬柱の成績は、そのほとんどが良馬場のものである。
だから良馬場ならオッズは信頼度が上がる。
逆に、不良馬場・重馬場なら、オッズは信頼度が下がると思うわけです。
▼少しデータを見てみます。
【重賞レースデータ】
不良馬場・重馬場
2007~2017.6
ダートのレース
1番人気の単勝回収率 37%
8~13番人気の単勝回収率 166%
はい。
あえて極端な部分だけ抜き出しているので、ちょっと偏りがありますが、傾向はつかみやすいかと思います。
▼これはつまり、
「ダート重賞で不良馬場・重馬場だったら、1番人気が勝てず、8番人気以下の人気薄がいつもより多く勝つようになる」
という事を表している数字なのかなと。
▼1番人気の単勝回収率が低いという事は?
そう。「1番人気以外の馬の回収率が上がる」わけです。
競馬のオッズというのは、シーソーと同じ。
どこかの期待値が下がれば、どこかの期待値が上がるんです。
▼なので上述のように、ダート重賞で不良馬場・重馬場だったら1番人気の回収率が下がるわけですから、1番人気以外の単勝馬券で勝負すると、長期回収率が上がりやすくなる。
1番人気が嫌いな人には、チャンスレースになります。
▼馬券で長期回収率が低い人の場合は、
「単純に、1番人気が嫌いだから切る!」というやり方をしてしまうわけです。
1番人気が強い条件でも、嫌いだからという理由で1番人気を切ってしまう。
だから、回収率が上がらないんです。
▼1番人気が嫌いなら、「1番人気が弱い条件」でのみ、1番人気を切ればいい。
これを徹底できれば、長期回収率はかなり上がると思います。
1番人気が弱い条件を自力で探すのが面倒ですが、面倒な事をやった人が勝つのが、競馬です。
▼単純に、「雨や雪で馬場が悪化したら、1番人気以外の単勝で勝負する」というシンプルな戦略でも、意外といけるかもしれない。
大切な事は、なんでもかんでも1番人気を切ってしまわないことです。
「1番人気が強い条件」では、素直に1番人気から入るか、あるいは、レースそのものを見送ってしまうのが良いでしょう。
▼では次に、また違った角度からデータ分析してみましょう。
【芝の重賞レース。重馬場・不良馬場】2000~2020年
逃げ⇒単勝回収率255%
先行⇒単勝回収率116%
差し⇒単勝回収率94%
追い込み⇒単勝回収率33%
はい。
馬場が悪化した時の、脚質別の単勝回収率は上記の通りです。
▼これは重馬場に限らずですが、逃げた馬の単勝回収率は、ズバ抜けて高くなっています。
競馬では、逃げる馬を予想することができれば簡単に利益が出ますが、重馬場でもこの傾向は同じですね。
▼ポイントとしては、「人気薄の逃げ馬」
これを狙っていくのが、儲かる秘訣です。
上記のデータを細かく分類して、「3~12番人気」に限定した場合、単勝回収率は369%にもなります。
▼逆に、1~2番人気と13番人気以下の大穴馬は、回収率を上げにくくなっています。
なので、重馬場の場合は、人気薄の逃げ馬が粘りこむ事を狙って、逃げ馬を馬券に組み入れていくと、回収率が上がりやすくなるということになります。
▼では、上記のデータを、単勝の平均配当で見てみましょう。
逃げ⇒2715円
先行⇒1159円
差し⇒1465円
追い込み⇒1171円
はい。
平均配当で見ても、逃げ馬だけが突出して配当が高いことが分かります。
これは、「重馬場では、人気薄の逃げ馬が逃げ切るケースが多い」ということになるわけです。
▼逆に、追い込み馬の場合、平均オッズは71.8倍でダントツで高いにもかかわらず、単勝の平均配当は1171円と、かなり低めになっています。
この事が表すのは、「重馬場では、追い込み馬はよほど力のある馬以外は、勝負にならない」ということがわかるわけです。
▼「重馬場で、追い込み馬が1~2番人気」だった場合は、3番人気以下の期待値が急上昇します。
この場合、1~2番人気の追い込み馬を切って、3番人気以下の馬で馬券を構成すると、大穴馬券を引っ掛ける確率が高くなるわけですね。
この戦略は、私も個人的によく使います。
▼「重馬場の芝の重賞レースで、1番人気の単勝回収率は85%」
芝の重賞レースの場合、1番人気の単勝回収率は85%で悪くありません。
しかし、ダートの重賞レースの場合、重馬場だと1番人気の単勝回収率は45%しかないわけです。
芝とダートでは、重馬場の1番人気の取り扱いが、全く違ってくるわけですね。
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