単騎逃げは有利?~でも馬券は儲からない?逃げ馬1頭の時に買うか買わないか。展開利と人気薄
単騎逃げは有利?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「単騎逃げは、明らかに有利だと思う。人気馬でも人気薄でも、単騎逃げが見え見えなら、好走率は高くなる印象」
「ただ、単騎逃げ濃厚なことでオッズが過剰人気になるなら、好走確率は高くても、儲からない馬となる」
「基本的に、逃げ馬は人気薄の方が、利益を出しやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず例題として、シルクロードステークスは、断然人気の逃げ馬、レディオブオペラが2着に負けました。
このレース、レディオブオペラは「単騎逃げ」
つまり、他に逃げ馬がいない状況でした。
▼一般的に「単騎逃げ」は、圧倒的に有利だと言われています。
実際に、逃げ馬というのは、スタートから先頭を走らなければならないので、他に逃げ馬がいると、その逃げ馬よりも先に行かなければなりません。
そこでオーバーペースとなり、潰し合ってしまうわけです。
▼なので逃げ馬は「単騎逃げ」の形が理想。
では、単騎逃げの逃げ馬は、馬券的にも常に買うべきなのか?
▼その前にちょっと脱線します。
競馬で負けてしまう人というのは、全体観が足りていないケースが多いです。
先程の例で言えば、「単騎逃げだから、断然人気のレディオブオペラで鉄板!」
という考え方ですね。
この考え方だと、長期的には馬券収支がマイナスになる可能性が高いです。
▼どういうことかというと、
「馬券を買うかどうかの判断は、単騎逃げであるかどうかだけではない」
ということです。
つまり、「オッズを見てから判断する」
当ブログで、いつも書いている通りです。
▼例えば、上述のレディオブオペラは、確かに単騎逃げだった。
しかし「過剰人気だった」とも言える。
▼「人気の逃げ馬」というのは、どうしても注目の的になります。
だから人気の逃げ馬が単騎逃げの場合、競馬新聞やメディアなどでも、その優位性が報道されてしまうわけです。
「この馬は単騎逃げ濃厚!持ちタイムからも、ここは鉄板!」
みたいな感じで、競馬新聞の見出しに大きく掲載されたりします。
▼こうなってくると、オッズはレディオブオペラの1本かぶりとなりやすい。
(オッズはほとんど競馬新聞が作っているような状態のため)
その時点で、いくら単騎逃げでも、レディオブオペラから馬券を買っていては、「長期的には」マイナスになるわけです。
▼逆に「人気薄の逃げ馬」というのは、ほとんど注目されないので、単騎逃げでも過剰人気にならない。
そして、人気薄の逃げ馬は、まんまと大穴を開けるわけです。
逃げ馬は、人気がなければないほど走りやすい印象。
▼そもそも、逃げ馬というのは断然人気になると非常に脆いものです。
1番目立つ先頭を、断然人気の馬が気分良く走っていれば、みんなその馬を追いかけるから。
▼「単騎逃げ」は有利。
逃げ馬は、同型がいないに越した事はない。
しかし、だからといって、「単騎逃げだから1着固定」と言う考え方は、馬券収支という面から考えると、あまりよろしくないわけです。
馬券は常に「オッズ」に見合っているか?
これを考えることが重要になる。
▼そう考えると、単騎逃げと逆のパターンも考えられる。
例えば、「逃げ馬が複数いるレース」で、能力の高い逃げ馬があまり人気にならないことがあります。
「同型が多いから、さすがにここは厳しいだろう」と、多くの人が考えるからですね。
私ブエナの場合は、むしろこのような場合に、あえて逃げ馬を狙っていくことがあります。
単騎逃げかどうかよりも、「その逃げ馬が、お買い得かどうか?」だけを、私は見ていきます。
▼もちろん、「好走確率」で言えば、単騎逃げの方が確率は高くなります。
逃げ馬が多いと、やっぱりつぶし合う形になりやすいので、好走確率は低くなります。
しかしそれでも、「単騎逃げが絶対に儲かるわけではない」
なぜなら、「的中率と回収率は、まったく別物だから」です。
(マツリダ予想より引用)
▼ちょっと話がややこしくなってきたので、シンプルに書きましょう。
「単騎逃げの馬は好走確率は高いが、過剰人気になっていたなら、長期的には儲からない馬である」
と、私ブエナは思うわけです。
▼馬券というのは、常に「確率とオッズのバランス」で、利益が出るか出ないかが決まってくる。
オッズ10倍の馬なら、的中率10%以上が見込めれば、儲かる馬である。
とてもシンプル。
でも、この部分をあまり考えていない人が多かったりします。
▼単騎逃げを狙うか狙わないかも同じで、確率とオッズを見比べて、「お買い得」と判断したら、狙う。
過剰人気と判断したら、別の馬を探すか、そのレースは見送る。
私ブエナの場合は、このように判断しています。
▼ということで本日は、単騎逃げは有利か?について、私の独断と偏見で書いてみました。
単騎逃げは有利です。
ただ、単騎逃げが儲かるかどうかは、あくまでオッズとの兼ね合いである。
と、私は考えています。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼単騎逃げは有利か?についての考察を続けます。
競馬において、最も的中率と回収率が高くなる脚質は何か?
それは、
「逃げ」です。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼芝でもダートでも、短距離でも長距離でも、「そのレースで逃げた馬」は、長期的には1番儲かる馬となる印象。
(ブエナ調べ)
イメージ的には、追い込み馬が活躍しているイメージがありますが、長期回収率を分析してみると、儲かる脚質は、逃げだと思う。
▼だから、「単騎逃げ見え見え」という事は、「そのレースで逃げる馬」が、分かっていることになる。
つまり、儲かる馬が分かっている状態。
これが単騎逃げです。
▼ただ、この考え方には1つ注意点があります。
それは、「前走で逃げた馬は、期待値が下がる」という部分です。
▼これが競馬の難しいところ。変動オッズの罠です。
要するに、「そのレースで逃げる馬が、一番儲かる馬である」
でも、「前走で逃げた馬は、あまり儲からない馬である」
ということになると思うわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼なぜかと言うと、前走で逃げた馬は、過剰人気になるからだと思われる。
逃げ馬の期待値が高いというのは、すでに多くの競馬ファンが分かっている。
だからこそ、単騎逃げ濃厚な馬は、多くの人が馬券購入するわけです。
だから期待値が下がってしまう。
▼「そのレースで逃げた馬」を分析していくと、「前走で逃げた馬」の好走率が最も高い。
しかし、「前走で逃げていない馬で、今回、いきなり逃げた馬」の方が、回収率は高い。
これが、私ブエナが思う、単騎逃げの難しいところです。
▼例えば、「前走で逃げていない馬で、今回、いきなり逃げた馬」
具体的な例を挙げると、
【重賞レースで、いきなり逃げて勝った馬】 2016~2012
スマートレイアー(5番人気)
ノットフォーマル(11番人気)
セカンドテーブル(11番人気)
ヴィルシーナ(11番人気)
ケイアイドウソジン(15番人気)
はい。
遡っていけば、まだまだたくさんいます。
▼単騎逃げは、確かに好走率が高くなる。
しかし、儲かるかどうかを考えるなら、
「逃げ馬不在。このメンバーなら、どの馬が逃げるか?」
これを予想してみる。
もしその予想が当たれば、一気に回収率を引き上げることが可能になると思うわけです。
▼単騎逃げが儲からない理由
このように考えていくと、「単騎逃げ」という概念は、「あらかじめ逃げ馬が1頭である」という前提条件で使われることが多いので、儲からない、と極論してしまうこともできる。
つまり、単騎逃げというのは、「前走で逃げた馬が1頭しかいない」というケースが多いと思うわけです。
そして、前走逃げた馬というのは過剰人気になる。
という事は、単騎逃げは回収率を考えると、あまり美味しいとは言えないのかもしれない。
▼ただし上述の通り、単騎逃げは「好走確率は高い」
なので、単騎逃げの単勝回収率はあまり高くならないとしても、「軸」として使う分には、意外と使えるのではないか?
▼基本的に、逃げ馬は軸には向かない。
逃げ馬というのは、勝つか?惨敗か?という、一か八かの脚質だからです。
私ブエナが馬券を買う場合も、逃げ馬を軸にするなら、1着固定にすることが多いです。
▼単騎逃げは、馬連や三連複の軸にする
ただ、本日のテーマ、「単騎逃げ」
この場合は、逃げ馬の好走確率が上がる。
という事は、「連複系馬券」の軸にしても、意外と使えるということになるのかなと。
▼もちろん単騎逃げでも、逃げ馬である以上、脆さが同居する。
しかし単騎逃げなら、それを上回る好走確率があるので、軸にできると思うわけです。
明らかに単騎逃げ濃厚な馬は、その馬単体では回収率がなかなか上がらない印象ですが、ヒモを絡めることで高回収率にすることが可能になると感じます。
▼そもそも、逃げ馬は単勝がやたらと売れる傾向にある。
逃げ馬の場合、単複の売上比率のバランスが崩れやすいわけです。
逃げ馬は、単勝だけ売れて、複勝や馬連などその他の馬券はあまり売れないというケースが多い。
これは、競馬ファンが「逃げ馬は、勝つときは強いが負ける時はもろい」と認識しているからかと。
▼だから、逃げ馬で馬券を構成する場合は、通常とは少し違った形になることが多いわけです。
ちなみに私ブエナの場合は、単勝オッズをあまり考慮しないので、逃げ馬を軸にする事は少ない。
軸は人気馬と決めているので、連系の馬券があまり売れない逃げ馬は、人気馬にならず、その結果、軸馬にもならないことが多い、ということ。
▼私が軸を決める際に、「単騎逃げ」という概念は、あまり考慮しません。
単騎逃げだから軸にする、という考え方ではなく、能力とオッズから考えて、軸馬に適しているから軸にする、という考え方です。
▼私の場合は、とにかくオッズが最優先。
単騎逃げは、二の次・三の次です。
もちろん前述の通り、単騎逃げだと好走確率は上がる。
でもそれは、すでにオッズに反映されてしまっているんですね。
単騎逃げで好走確率が上がった分、オッズが下がってしまっているなら、それはもう全然おいしくない馬なわけです。
▼なので、単騎逃げを狙うなら、「人気薄の単騎逃げ」を、ヒモで狙うのが良いですね。
人気薄を軸にしてしまうと、いくら単騎逃げで期待値が上がっても、的中率が低すぎて安定しないからです。
▼ではここで、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
桜花賞2020年。スマイルカナ(逃げ)9番人気⇒3着
はい。
このレースは、逃げ馬が2頭いるレースでした。
レシステンシアとスマイルカナ。
レシステンシアは1番人気で、スマイルカナは9番人気と、対照的な人気だったわけです。
▼ここは、強い逃げ馬であるレシステンシアがいるので、競馬ファンは、スマイルカナを軽視した。
先ほども少し書きましたが、逃げ馬が複数いて、馬券があまり売れていないなら、そこは狙い目となります。
▼スマイルカナは、陣営が逃げ宣言。
枠順も、スマイルカナが3番枠で、レシステンシアが17番枠と、圧倒的にスマイルカナ有利。
そして、スマイルカナは、「前走で逃げていない」
条件が揃っています。期待値が高いわけですね。
▼ついでに言うと、レシステンシアの鞍上は、武豊であり、彼は強引に逃げる事は少ない。
以上のようなことを勘案すると、ここはスマイルカナの単騎逃げが濃厚であり、狙い目だったと言えるわけです。
▼私の個人的な馬券としては、レシステンシア軸の三連複が、12590円で万馬券。
シンプルな1番人気からの流し馬券ですが、これで万馬券になってしまうというのは、いかにスマイルカナが過小評価だったかが分かりますね。
▼このレースのポイントは、「逃げ馬が2頭いるから、つぶし合うんじゃないか?」と考えがちなところ、上述したような複数の条件を勘案して、「スマイルカナの単騎逃げじゃないか?」と考えるところが重要です。
これも百発百中で当たる訳では無いですが、自分なりの仮説を立てて展開を予想してみる事は、馬券力の向上と競馬の楽しさをアップさせると思います。
▼ちなみに、レシステンシアに関しては、2歳の阪神ジュベナイルフィリーズで、「いきなり逃げた」実績があります。
2019年の阪神ジュベナイルフィリーズは、どの馬が逃げるか、難しいレースでしたが、「前走2番手」「前走から距離延長」「内枠」と言う事を考えると、レシステンシアの逃げが予想できる。
この時のレシステンシアも、「前走で逃げていない馬」だったので、期待値が高く、儲かる馬だったというわけです。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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私(ブエナ)の経験則で書けば、
「単騎逃げは、明らかに有利だと思う。人気馬でも人気薄でも、単騎逃げが見え見えなら、好走率は高くなる印象」
「ただ、単騎逃げ濃厚なことでオッズが過剰人気になるなら、好走確率は高くても、儲からない馬となる」
「基本的に、逃げ馬は人気薄の方が、利益を出しやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず例題として、シルクロードステークスは、断然人気の逃げ馬、レディオブオペラが2着に負けました。
このレース、レディオブオペラは「単騎逃げ」
つまり、他に逃げ馬がいない状況でした。
▼一般的に「単騎逃げ」は、圧倒的に有利だと言われています。
実際に、逃げ馬というのは、スタートから先頭を走らなければならないので、他に逃げ馬がいると、その逃げ馬よりも先に行かなければなりません。
そこでオーバーペースとなり、潰し合ってしまうわけです。
▼なので逃げ馬は「単騎逃げ」の形が理想。
では、単騎逃げの逃げ馬は、馬券的にも常に買うべきなのか?
▼その前にちょっと脱線します。
競馬で負けてしまう人というのは、全体観が足りていないケースが多いです。
先程の例で言えば、「単騎逃げだから、断然人気のレディオブオペラで鉄板!」
という考え方ですね。
この考え方だと、長期的には馬券収支がマイナスになる可能性が高いです。
▼どういうことかというと、
「馬券を買うかどうかの判断は、単騎逃げであるかどうかだけではない」
ということです。
つまり、「オッズを見てから判断する」
当ブログで、いつも書いている通りです。
▼例えば、上述のレディオブオペラは、確かに単騎逃げだった。
しかし「過剰人気だった」とも言える。
▼「人気の逃げ馬」というのは、どうしても注目の的になります。
だから人気の逃げ馬が単騎逃げの場合、競馬新聞やメディアなどでも、その優位性が報道されてしまうわけです。
「この馬は単騎逃げ濃厚!持ちタイムからも、ここは鉄板!」
みたいな感じで、競馬新聞の見出しに大きく掲載されたりします。
▼こうなってくると、オッズはレディオブオペラの1本かぶりとなりやすい。
(オッズはほとんど競馬新聞が作っているような状態のため)
その時点で、いくら単騎逃げでも、レディオブオペラから馬券を買っていては、「長期的には」マイナスになるわけです。
▼逆に「人気薄の逃げ馬」というのは、ほとんど注目されないので、単騎逃げでも過剰人気にならない。
そして、人気薄の逃げ馬は、まんまと大穴を開けるわけです。
逃げ馬は、人気がなければないほど走りやすい印象。
▼そもそも、逃げ馬というのは断然人気になると非常に脆いものです。
1番目立つ先頭を、断然人気の馬が気分良く走っていれば、みんなその馬を追いかけるから。
▼「単騎逃げ」は有利。
逃げ馬は、同型がいないに越した事はない。
しかし、だからといって、「単騎逃げだから1着固定」と言う考え方は、馬券収支という面から考えると、あまりよろしくないわけです。
馬券は常に「オッズ」に見合っているか?
これを考えることが重要になる。
▼そう考えると、単騎逃げと逆のパターンも考えられる。
例えば、「逃げ馬が複数いるレース」で、能力の高い逃げ馬があまり人気にならないことがあります。
「同型が多いから、さすがにここは厳しいだろう」と、多くの人が考えるからですね。
私ブエナの場合は、むしろこのような場合に、あえて逃げ馬を狙っていくことがあります。
単騎逃げかどうかよりも、「その逃げ馬が、お買い得かどうか?」だけを、私は見ていきます。
▼もちろん、「好走確率」で言えば、単騎逃げの方が確率は高くなります。
逃げ馬が多いと、やっぱりつぶし合う形になりやすいので、好走確率は低くなります。
しかしそれでも、「単騎逃げが絶対に儲かるわけではない」
なぜなら、「的中率と回収率は、まったく別物だから」です。
(マツリダ予想より引用)
▼ちょっと話がややこしくなってきたので、シンプルに書きましょう。
「単騎逃げの馬は好走確率は高いが、過剰人気になっていたなら、長期的には儲からない馬である」
と、私ブエナは思うわけです。
▼馬券というのは、常に「確率とオッズのバランス」で、利益が出るか出ないかが決まってくる。
オッズ10倍の馬なら、的中率10%以上が見込めれば、儲かる馬である。
とてもシンプル。
でも、この部分をあまり考えていない人が多かったりします。
▼単騎逃げを狙うか狙わないかも同じで、確率とオッズを見比べて、「お買い得」と判断したら、狙う。
過剰人気と判断したら、別の馬を探すか、そのレースは見送る。
私ブエナの場合は、このように判断しています。
▼ということで本日は、単騎逃げは有利か?について、私の独断と偏見で書いてみました。
単騎逃げは有利です。
ただ、単騎逃げが儲かるかどうかは、あくまでオッズとの兼ね合いである。
と、私は考えています。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
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逃げ馬じゃない馬の単騎逃げが儲かる
▼単騎逃げは有利か?についての考察を続けます。
競馬において、最も的中率と回収率が高くなる脚質は何か?
それは、
「逃げ」です。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼芝でもダートでも、短距離でも長距離でも、「そのレースで逃げた馬」は、長期的には1番儲かる馬となる印象。
(ブエナ調べ)
イメージ的には、追い込み馬が活躍しているイメージがありますが、長期回収率を分析してみると、儲かる脚質は、逃げだと思う。
▼だから、「単騎逃げ見え見え」という事は、「そのレースで逃げる馬」が、分かっていることになる。
つまり、儲かる馬が分かっている状態。
これが単騎逃げです。
▼ただ、この考え方には1つ注意点があります。
それは、「前走で逃げた馬は、期待値が下がる」という部分です。
▼これが競馬の難しいところ。変動オッズの罠です。
要するに、「そのレースで逃げる馬が、一番儲かる馬である」
でも、「前走で逃げた馬は、あまり儲からない馬である」
ということになると思うわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼なぜかと言うと、前走で逃げた馬は、過剰人気になるからだと思われる。
逃げ馬の期待値が高いというのは、すでに多くの競馬ファンが分かっている。
だからこそ、単騎逃げ濃厚な馬は、多くの人が馬券購入するわけです。
だから期待値が下がってしまう。
▼「そのレースで逃げた馬」を分析していくと、「前走で逃げた馬」の好走率が最も高い。
しかし、「前走で逃げていない馬で、今回、いきなり逃げた馬」の方が、回収率は高い。
これが、私ブエナが思う、単騎逃げの難しいところです。
▼例えば、「前走で逃げていない馬で、今回、いきなり逃げた馬」
具体的な例を挙げると、
【重賞レースで、いきなり逃げて勝った馬】 2016~2012
スマートレイアー(5番人気)
ノットフォーマル(11番人気)
セカンドテーブル(11番人気)
ヴィルシーナ(11番人気)
ケイアイドウソジン(15番人気)
はい。
遡っていけば、まだまだたくさんいます。
▼単騎逃げは、確かに好走率が高くなる。
しかし、儲かるかどうかを考えるなら、
「逃げ馬不在。このメンバーなら、どの馬が逃げるか?」
これを予想してみる。
もしその予想が当たれば、一気に回収率を引き上げることが可能になると思うわけです。
▼単騎逃げが儲からない理由
このように考えていくと、「単騎逃げ」という概念は、「あらかじめ逃げ馬が1頭である」という前提条件で使われることが多いので、儲からない、と極論してしまうこともできる。
つまり、単騎逃げというのは、「前走で逃げた馬が1頭しかいない」というケースが多いと思うわけです。
そして、前走逃げた馬というのは過剰人気になる。
という事は、単騎逃げは回収率を考えると、あまり美味しいとは言えないのかもしれない。
▼ただし上述の通り、単騎逃げは「好走確率は高い」
なので、単騎逃げの単勝回収率はあまり高くならないとしても、「軸」として使う分には、意外と使えるのではないか?
▼基本的に、逃げ馬は軸には向かない。
逃げ馬というのは、勝つか?惨敗か?という、一か八かの脚質だからです。
私ブエナが馬券を買う場合も、逃げ馬を軸にするなら、1着固定にすることが多いです。
▼単騎逃げは、馬連や三連複の軸にする
ただ、本日のテーマ、「単騎逃げ」
この場合は、逃げ馬の好走確率が上がる。
という事は、「連複系馬券」の軸にしても、意外と使えるということになるのかなと。
▼もちろん単騎逃げでも、逃げ馬である以上、脆さが同居する。
しかし単騎逃げなら、それを上回る好走確率があるので、軸にできると思うわけです。
明らかに単騎逃げ濃厚な馬は、その馬単体では回収率がなかなか上がらない印象ですが、ヒモを絡めることで高回収率にすることが可能になると感じます。
▼そもそも、逃げ馬は単勝がやたらと売れる傾向にある。
逃げ馬の場合、単複の売上比率のバランスが崩れやすいわけです。
逃げ馬は、単勝だけ売れて、複勝や馬連などその他の馬券はあまり売れないというケースが多い。
これは、競馬ファンが「逃げ馬は、勝つときは強いが負ける時はもろい」と認識しているからかと。
▼だから、逃げ馬で馬券を構成する場合は、通常とは少し違った形になることが多いわけです。
ちなみに私ブエナの場合は、単勝オッズをあまり考慮しないので、逃げ馬を軸にする事は少ない。
軸は人気馬と決めているので、連系の馬券があまり売れない逃げ馬は、人気馬にならず、その結果、軸馬にもならないことが多い、ということ。
▼私が軸を決める際に、「単騎逃げ」という概念は、あまり考慮しません。
単騎逃げだから軸にする、という考え方ではなく、能力とオッズから考えて、軸馬に適しているから軸にする、という考え方です。
▼私の場合は、とにかくオッズが最優先。
単騎逃げは、二の次・三の次です。
もちろん前述の通り、単騎逃げだと好走確率は上がる。
でもそれは、すでにオッズに反映されてしまっているんですね。
単騎逃げで好走確率が上がった分、オッズが下がってしまっているなら、それはもう全然おいしくない馬なわけです。
▼なので、単騎逃げを狙うなら、「人気薄の単騎逃げ」を、ヒモで狙うのが良いですね。
人気薄を軸にしてしまうと、いくら単騎逃げで期待値が上がっても、的中率が低すぎて安定しないからです。
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桜花賞2020年。スマイルカナ(逃げ)9番人気⇒3着
はい。
このレースは、逃げ馬が2頭いるレースでした。
レシステンシアとスマイルカナ。
レシステンシアは1番人気で、スマイルカナは9番人気と、対照的な人気だったわけです。
▼ここは、強い逃げ馬であるレシステンシアがいるので、競馬ファンは、スマイルカナを軽視した。
先ほども少し書きましたが、逃げ馬が複数いて、馬券があまり売れていないなら、そこは狙い目となります。
▼スマイルカナは、陣営が逃げ宣言。
枠順も、スマイルカナが3番枠で、レシステンシアが17番枠と、圧倒的にスマイルカナ有利。
そして、スマイルカナは、「前走で逃げていない」
条件が揃っています。期待値が高いわけですね。
▼ついでに言うと、レシステンシアの鞍上は、武豊であり、彼は強引に逃げる事は少ない。
以上のようなことを勘案すると、ここはスマイルカナの単騎逃げが濃厚であり、狙い目だったと言えるわけです。
▼私の個人的な馬券としては、レシステンシア軸の三連複が、12590円で万馬券。
シンプルな1番人気からの流し馬券ですが、これで万馬券になってしまうというのは、いかにスマイルカナが過小評価だったかが分かりますね。
▼このレースのポイントは、「逃げ馬が2頭いるから、つぶし合うんじゃないか?」と考えがちなところ、上述したような複数の条件を勘案して、「スマイルカナの単騎逃げじゃないか?」と考えるところが重要です。
これも百発百中で当たる訳では無いですが、自分なりの仮説を立てて展開を予想してみる事は、馬券力の向上と競馬の楽しさをアップさせると思います。
▼ちなみに、レシステンシアに関しては、2歳の阪神ジュベナイルフィリーズで、「いきなり逃げた」実績があります。
2019年の阪神ジュベナイルフィリーズは、どの馬が逃げるか、難しいレースでしたが、「前走2番手」「前走から距離延長」「内枠」と言う事を考えると、レシステンシアの逃げが予想できる。
この時のレシステンシアも、「前走で逃げていない馬」だったので、期待値が高く、儲かる馬だったというわけです。
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