三連単は儲かる?儲からない?三連単で儲かる方法。利益を出す買い方と馬券の組み方

三連単は儲かる?儲からない?

▼本日は、三連単は儲かるか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「三連単は、すべての馬券種の中で、最も儲かる馬券種だと思う」

「その理由は、最大で4,896通りもの、買い目点数の多さ。買い目点数が多いので、オッズに歪みができやすい」

「三連単の儲からない部分は、還元率72.5%という低さ」

「それから、三連単は資金力がない人は勝てないので、そこもデメリットかと」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



私の経験で言えば、三連単はすべての馬券種の中で、最も儲かる馬券種の一つです。

三連単には、最大で4,896通りもの買い目があるので、期待値の分散が起こりやすく、上手い人にとっては非常に利益を出しやすい馬券種と言えます。



▼単勝も馬連も三連複も、すべての馬券種は、細かくバラバラにすれば三連単になる。

という事は、三連単が最もカスタマイズ性が高く、自由自在に馬券を構成することができるわけです。



▼三連単が儲からない理由があるとすれば、まず控除率

三連単は、他の馬券種よりも控除率が高いです。

最も人気がある馬券種なので、平均還元率(払戻率)は、72.5%と低めになっています。

ここは三連単の不利な部分ですね。



▼それと、もう一つ儲からない理由として、資金力が必要なこと。

上述したように、三連単はすべての馬券の中で最も買い目点数が多いです。

そのため、1レースに突っ込む金額が大きくなってしまうので、資金力がない人は続きません。

続かなければ勝つこともできない。

なので、資金力がない人も、三連単では儲からないと言えます。

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三連単で大儲けできるか?

▼三連単は儲かるか?についての考察を続けます。

三連単は、的中時の平均配当が非常に高く、一度の的中で大きな払戻金を手にすることができます。

これをもって、3連単は儲かると短絡的に考える人がいますが、この部分は、3連単が儲かることとはあまり関係がありません。



▼なぜかというと、3連単で大きな配当を手にしたとしても、そこで勝ち逃げしない限り、また同じ買い方で買い続けるからです。

まぐれ当たりで一攫千金の大きな配当を手にする。

でも、その買い方が「期待値の高い買い方」でない限り、同じ買い方を続けると、必ず利益は飲まれます。



▼三連単でも他の馬券種でも、利益を出すためには、オッズ以上の的中率が絶対に必要なわけです。

追い上げ・増額などの投資法でカバーすることはできるんですが、それにも限界がある。

基本的に馬券で勝つためには、期待値が高い馬券だけを狙っていかなければならないわけです。



▼そこで三連単の一攫千金の話に戻ります。

3連単で100万円などの大きな払戻金を手にするためには、大穴狙いしなければならない。

でも、大穴狙いというのは基本的に、期待値が高くなりにくいわけです。

大穴馬は馬券圏内に入ってくる確率が低く、その割に夢を求めて購入する人が多いからです。



▼ほとんど当たらない大穴馬券なのに、オッズはそれほどめちゃくちゃ高いというわけでもない。

もうこの時点で、長期的な平均回収率は低くなってしまうことがわかります。

3連単の一攫千金狙いが、長期的にはあまり効率的では無いことが分かるわけです。



▼まあそれでも、3連単の場合は、他の馬券種よりは大穴ゾーンが過剰人気になりにくい気はします。

なぜかというと、3連単は買い目点数が膨大に多く、多くの人は本命サイドの馬券を購入するからです。

その結果、本命サイドの期待値が下がって、大穴サイドは少しマークが甘くなる。



▼さて、具体的な三連単で儲かる馬券の買い方についても考えてみたいと思います。

まず最初に、シンプルな1着固定。


・三連単1着固定。相手8頭(56点)

はい。
当ブログでもよく引き合いに出す買い方ですね。



▼この買い方の場合、最大のポイントは、軸馬の単勝期待値が高いかどうかです。

ほとんどこれが全てと言ってもいい。

まず軸馬は、人気馬から選ぶ。

軸馬を人気薄にしてしまうと、的中率が大きく下がってしまい、月間収支がバラバラになってしまうからです。



▼まあ軸馬は人気薄の方が、単勝回収率が高い馬を探しやすいのは事実なんですが、私の場合は、1着固定の軸馬は必ず人気馬にしています。

人気薄で、単勝回収率が高い馬を見つけた場合は、シンプルに単勝で勝負することが多いですね。

これだと、少ない買い目点数で、単勝回収率の高さを引き出せるからです。

これを三連単でやってしまうと、かなりの資金が必要になり、しかも軸馬の的中率が低いので、資金ショートしやすくなるわけです。



▼1着固定で、軸馬に単勝回収率の高い馬を選ぶことができたら、相手ヒモ馬は、基本的には10番人気以内で選びます。

まあでも、大穴を1~2頭くらい入れると、高配当の楽しみが生まれるので、そこは自由にカスタマイズします。

相手馬は、中穴馬6頭・大穴馬2頭くらいがバランスが良いかと思います。



▼この買い方なら、大きく失敗することは少ないはず。

大切な事は、やはり資金力ですね。

3連単で56点は、かなり絞り込んでいる方なので、どうしても的中率が下がります。

なので、途中で資金が足りなくなってしまわないように、最初に用意しておくことが重要です。



▼▼さて、三連単の魅力は、100円が100万円以上にもなる高配当ですが、高配当だからといって、3連単が儲かるわけではありません。

なぜ3連単が高配当かというと、それは買い目点数が多いからです。

例えば、複勝馬券は、最も配当の低い馬券種になりますが、それは買い目点数が少ないからです。

少ない買い目点数で、的中率が高いので、複勝馬券は配当が低いんですね。



▼ただそれだけの話なので、「3連単は高配当だから儲かる!」という考え方はやめた方が良いと思います。

高配当だから儲かるという発想は、合成オッズを上げて、ギャンブル性を高めているだけなんですね。

合成オッズをある程度高めることは大事なんですが、合成オッズが高くなり過ぎると、宝くじに近いノリになってしまい、狙って勝つことができなくなってしまいます。



▼なので考え方としては、「3連単は、高配当だから儲かるのではなく、買い目点数が多くてオッズが歪むから儲かる」という感じになります。

この発想であれば、一攫千金を求めることなく、オッズの歪みを探していくことができます。

競馬の勝ち組は、みんなオッズの歪みを探して、期待値が高い部分だけを購入しています。



▼3連単は、このような「期待値の高い部分」が頻繁に出現するという点で、儲けやすいと言えます。

3連単と対照的な位置にある、複勝馬券は、最もオッズに歪みができにくい馬券種の1つです。

複勝馬券は、買い目点数が最大で18点しかなく、1~3着まで的中なので、配当が低く、期待値の分散が起こりにくい。

その結果、複勝馬券で期待値の高い馬を購入しても、なかなか回収率が100%を超えないわけです。



▼それに対して3連単は、買い目点数が最大で4,896通りもあるので、期待値の分散が起こりやすい。

膨大な買い目点数があるので、競馬ファンも間違った投票をしてしまうケースが多いわけです。

他の競馬ファンが間違って投票した部分を、狙っていく。

これが競馬で勝つ方法であり、3連単では、このようなオッズの歪みを狙う戦略が機能しやすいわけです。



▼▼「競馬ファンが間違って投票した部分」というのは、言い換えると、「過剰人気」「過小評価」ということになります。

ここが馬券で勝つための最大のポイントになります。

初心者さんには意味が分からないかもしれませんが、慣れれば簡単なので、とりあえずついて来てください。



▼中央競馬のオッズは、競馬ファンの投票によって動きます。

オッズは、最初から機械が決めているのではなく、競馬ファンの投票がオッズになるわけです。

なのでそこには、「競馬ファンが間違った部分」というのもあるわけです。



▼例えば、強いのにあまり売れていない馬と、弱いのにやたら売れている馬、というものが発生するわけです。

前者を過小評価、後者を過剰人気と言います。

これは、中央競馬が変動オッズ制だからこそ生じる歪みです。

過小評価を買えば儲かる。過剰人気を買えば儲からない。というわけ。



▼では、その馬が過剰人気かどうかはどうやって判定すればいいのか?

これは当ブログでいつも書いているように、「データ・血統・パドック」のどれか1つを極めることで、わかるようになります。

馬の能力は、自分なりの「ものさし」がないと判定できない。

だからこそ、データ・血統・パドックなどの、自分だけの武器が必要なわけです。



▼ただ、このような武器は、一朝一夕に身に付くものではありません。

私ブエナは、データ派ですが、ある程度の成果を出せるようになるまでは、10年くらいかかったかもしれません。



▼なので、そこまでの時間も情熱もない人は、他の誰かが勉強した上で発信している情報を、購入することになります。

競馬新聞も情報の1つですが、競馬新聞には期待値分析できる情報がないので、競馬新聞だけで勝負してもまず負けます。私の体験談です。

ちなみに、情報を購入する場合は、いつも書いている通り、「月額5,000円まで」を厳守して下さい。

世の中には、詐欺的に高額な競馬情報が山ほど存在しているからです。



▼ちょっと脱線しましたが、とにかく競馬というのは、オッズがすべてであり、オッズが過小評価されている部分を購入すれば、長期的には自動的に利益が出るわけです。

そして、そのようなオッズの歪みは、最も買い目点数が多い三連単に発生しやすいわけ。

つまり、競走馬の能力を見極めるスキルがある人は、三連単が最も儲かる馬券種ということになるわけです。

逆に、なんとなく馬券購入している人で、期待値判断ができていない人が三連単を購入すると、短期的にはまぐれで勝てたとしても、長期的にはカモにされ、全然儲からなくてお金を失うということになるわけですね。



▼▼では次に、三連単が儲かるか、儲からないかについて、具体的なケーススタディーで見てみましょう。


菊花賞2021年

1着 タイトルホルダー(4番人気)
2着 オーソクレース(3番人気)
3着 ディヴァインラヴ(6番人気)

三連単79560円



はい。
このレースは、中心馬が不在で混戦レース。

かなり期待値が分散しており、上手い人にとっては、利益を出しやすいレースでした。



▼まず、1番人気はレッドジェネシス。

なぜこの馬が1番人気だったのか謎ですが、「長距離適性が高そう」という、なんとなくのイメージで馬券が売れていた印象です。

これなどは、先ほど書いた「過剰人気」という状態ですね。

過剰人気の馬を購入すると、長期的には必ずお金が減っていきます。

もちろん、短期的には過剰人気の馬が馬券圏内に入って来ることもありますが、長い目で見るとマイナス収支になる。

このレースでは、レッドジェネシスが過剰人気と判断できるので、1番人気とは言え、このようなタイプの馬から馬券を購入していると、なかなか回収率はプラスになりません。



▼従って、三連単の軸馬は、2番人気か3番人気から選ぶことになります。

4番人気以下になると、複勝率(3着内率)が低くなってしまうので、軸馬は基本的には1~3番人気から選ぶようにすると、的中率と回収率が安定しやすくなります。



▼このレースの最大のポイントは、2番人気のステラヴェローチェと、3番人気のオーソクレースのどちらを軸馬にするかです。

ステラヴェローチェは、トライアルレースの神戸新聞杯を勝ったことで人気になっている。

ただ、神戸新聞杯は、ステラヴェローチェの得意な不良馬場だった。

たまたま得意な馬場で勝っただけで、今回は良馬場。

騎手を比較しても、吉田隼人騎手とルメール騎手で、その差は歴然。

大きなレースでは、基本的にルメール騎手を中心に考えていくと回収率が上がりやすいので、このレースの軸馬は、ルメール騎手のオーソクレースということになります。



▼相手ヒモ馬は、いつも書いている通り、4~9番人気馬を中心に考えます。

ここは混戦レースなので、4~9番人気の6頭すべてをヒモにします。

馬券構成は下記の通りです↓


軸馬
3番人気オーソクレース

相手ヒモ馬
4~9番人気(6頭)

三連単軸1頭ながしマルチ(90点買い)


という感じですね。



▼結果は、4番人気⇒3番人気⇒6番人気と入り、三連単の7万馬券が簡単に的中することとなりました。

このレースは、混戦レースで中穴決着になりやすいパワーバランスだったので、軸馬さえ決まれば、あとは簡単でした。

このように、三連単は期待値が分散しやすいので、客観的に能力比較できる人にとっては、かなり儲かる馬券種であると言えるわけですね。


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