複勝は儲かる?儲からない?複勝馬券で儲ける方法。複勝で稼ぐことはできるか?

複勝は儲かる?儲からない?

▼本日は、複勝は儲かるかについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「複勝は、すべての馬券種の中で、最も儲からない馬券種のひとつ」

「複勝は、大負けはしないが、プラス収支にするのも難しいというイメージ」

「回収率80~85%くらいで頭打ちになりやすいのが、複勝馬券」

「複勝で儲かるゾーンは、5~11番人気あたりの中穴ゾーンかと」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼複勝馬券は、すべての馬券種の中で最も的中率が高く、その反面、最も配当が低い馬券種でもあります。

「複勝はよく当たるけど、利益が出にくい」と感じている人も多いかと思います。



▼果たして複勝は儲かるのか?

私ブエナの考えを書くと、

複勝は、すべての馬券種の中で、最も儲けにくい馬券と感じる。ただ、買い方を工夫すれば、年間でプラス収支にすることも可能

という感じです。



▼なぜ複勝馬券が儲からないと感じるのか?

それはまず、「複勝馬券で儲かるなら、ワイドや三連複にすれば、もっと儲かるから」です。

複勝とワイドと三連複は、系統が同じです。同じ3複系馬券。

なので例えば、複勝回収率が90%くらいある人なら、その複勝馬を、三連複の軸馬にシフトすれば、回収率120%くらいまで伸びる可能性もあるわけ。



▼複勝馬券というのは、三連複の総流しと同じような意味合いなので、無駄な馬券が入り込んでいるんですね。

三連複で流し馬券を構成する場合なら、「まず来ないであろう馬」はカットすることができる。

でも複勝馬券では、ヒモ馬をカットできない。

この部分で、どうしても複勝馬券は、回収率が上がりにくい傾向にあると思うわけです。

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複勝で儲かる買い方

▼複勝は儲かるか?についての考察を続けます。

上述した通り、複勝馬券は、三連複で総流ししているようなものなので、その点で、なかなか儲けにくい部分があります。

その上、複勝オッズは、すべての馬券種の中で最も低い数値になっている。

オッズの数値が小さいと、オッズの歪みを狙うこともできず、なかなか控除率の20%を超えていかないと思うわけ。



▼このような理由により、複勝馬券は他の馬券種と比べて、あまり儲からないケースが多いと感じる。

私ブエナ自身も、複勝馬券はあまり購入することがなく、基本的にはワイドか三連複が多いです。



▼でも、複勝で利益を出すこともできる。

以前に別の記事でも書きましたが、「複勝で中穴馬~大穴馬を狙う

オッズで言えば、複勝2倍以上。

これくらいのオッズなら、ギリギリでオッズに歪みが発生するので、プラス収支にすることも不可能ではない。



▼その場合は、複勝1点買いにこだわる必要はありません。

合成オッズが2倍以上になるなら、複勝を2~3点購入しても問題ないわけです。



▼結局のところ、馬券で儲けるためには、合成オッズの値を高めに維持する必要がある。

なので、複勝1.3倍などの低配当ゾーンでは、長期的に儲ける事は、なかなか難しいと言わざるを得ないわけです。



このような理由により、複勝馬券で儲けるためには、できるだけ穴サイドを狙った方が良いということになる。

注意点として、あまりにも人気薄の馬の複勝は、過剰人気になりやすいという問題点があります。



▼「人気薄なのに、過剰人気?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、「人気薄の割には過剰人気」というようなニュアンスです。

複勝馬券というのは、すべての馬券種の中で、最も的中率が高いがゆえに、複勝で大穴を狙う人が多いわけです。



▼競馬新聞を見ていて、なんとなく大穴の馬が気になるとする。

そうすると、まず最初に考えるのが、その馬の複勝馬券を購入することです。



▼17番人気などの大穴馬の場合、単勝を購入しても、ほとんど的中しません。

それでも、大穴の夢を求めて単勝を購入する人は多いんですが、それ以上に、複勝を購入する人が多い印象です。



▼17番人気でも、複勝馬券なら3着で的中なので、なんとなく行けそうな気になってくるんですね。

だからこそ、このような大穴サイド、15番人気~18番人気あたりの複勝馬券はよく売れる印象です。



よく売れるという事は、的中確率に対して、オッズが低くなってしまうということ。

これを過剰人気と定義します。

この状態の場合、その馬に妙味があったとしても、オッズがついてきていないので、長期的にはマイナス収支になります。



▼なので、複勝馬券で利益を狙う場合は、あまりにも人気薄の馬は避けた方が良いかもしれません。

私が複勝馬券で穴を狙う場合は、5~11番人気くらいの幅で狙うことが多いです。

私はあまり複勝馬券を購入しませんが、年間の複勝馬券の成績は、一応プラス収支になっています。



▼これがもし、15~18番人気あたりの大穴馬券を狙っていたら、おそらくマイナス収支になっていると思われます。

回収期待値を考えると、複勝馬券の大穴馬より、複勝馬券の中穴馬の方が、儲かるような気がする。



▼ちなみに、複勝馬券で中穴馬を狙うにせよ、大穴馬を狙うにせよ、勝負するレースは「荒れるレース」に限定した方が良い。

当たり前ですが、人気馬が強いレースで穴馬を狙うと、的中率も回収率も下がってしまうからですね。



▼▼では逆に、「本命サイドの複勝」について考えてみましょう。

本命サイドの複勝馬券は、すべての馬券種の中で、最も的中率が高い馬券になります。

的中率が高いので、本命サイドの複勝に大金を賭けてしまう人も、跡を絶たない。

「ボーナス全額、この本命馬の複勝に突っ込むぜ!」という男気馬券。

まさにギャンブルと言う感じで、ドキドキ興奮すると思いますが、私ブエナはお勧めしません。



▼なぜかと言うと、本命サイドの複勝は、オッズの値が小さすぎて、合成オッズが低くなり、プラス収支になりにくいからです。

例えば、複勝1.1倍の本命馬。

ここに、10万円突っ込めば、高い確率で1万円の利益を出すことができます。

そう考えると、お買い得に見えてきますが、実はこれは罠です。



複勝1.1倍の本命馬の的中率はどれくらいか?
これは概算で、70~80%くらいだと思います。

的中率80%としても、オッズ1.1倍では、利益は出ないのです。

例えば、複勝オッズ1.1倍で10万円勝負するということを、10回やったとする。

的中率は80%なので、成績は下記の通りになります↓


賭け金合計100万円
払戻金合計88万円
回収率88%
収支マイナス12万円



はい。
回収率88%は優秀ですが、やはりマイナス収支になってしまいます。12万円もマイナスです。

これは的中率80%での計算なので、的中率70%だと下記の通りになります↓


賭け金合計100万円
払戻金合計77万円
回収率77%
収支マイナス23万円



はい。
こちらの方が現実的な数字になるかと思います。

10レース勝負して、マイナス23万円ですから、完敗ということになります。



▼このように、本命サイドの複勝馬券だと、オッズ1.1倍などの低配当になってしまうので、なかなか回収率が100%を超えません。

たとえ、驚異の的中率90%だとしても、成績は下記の通りになります↓


賭け金合計100万円
払戻金合計99万円
回収率99%
収支マイナス1万円



はい。
的中率90%という、あり得ない好成績を出したとしても、それでも収支はマイナスになってしまうんですね。

それくらい、オッズ1.1倍で利益を出すのは難しいということです。

だから私ブエナは当ブログで、いつも中穴狙いを推奨しているわけです。



▼▼では次に、具体的なケーススタディーを見てみましょう。


NHKマイルカップ2021年

1着 シュネルマイスター(2番人気)
2着 ソングライン(7番人気)
3着 グレナディアガーズ(1番人気)

複勝ソングライン320円



はい。
このレースは、5~11番人気狙いの複勝で、比較的簡単に利益を出すことができたレースでした。



▼頭数は18頭フルゲート。1番人気のグレナディアガーズは、単勝3.4倍と混戦模様。

中穴馬が突っ込んでくる可能性は十分にあった。

複勝馬券で儲かる買い方の鉄則としては、「荒れそうなレースで中穴馬を狙うこと」です。



▼ということで、いつも通り本命サイドの馬は無視して、5~11番人気の馬をチェックしましょう。

まず、5番人気のルークズネストは、前走のファルコンステークスでグレナディアガーズを破っていますが、逃げの戦略がたまたまハマっただけで、今回は逃げたい馬が多数いたので、この馬は見送り。



▼6番人気のピクシーナイトも、逃げて結果を出してきた馬で、同型馬が多いここは厳しいと見て、見送り。

そして、7番人気のソングラインですが、前走の桜花賞では、15着惨敗なんですが、メイケイエールにぶつけられて競馬にならなかった。

敗因は明確であり、あの時の15着は度外視できる。

左回りは2勝で、どちらも0.5秒差の楽勝。

買える要素がバッチリ揃っており、ソングラインが複勝馬券の候補になります。



▼次に、8番人気のタイムトゥヘヴンは、中山の京成杯と、ニュージーランドトロフィーで2着。

実績は上位ですが、左回りの実績がなく、末脚が鋭いタイプでもないので、東京向きではないと判断し、見送り。



▼9番人気のランドオブリバティは、逸走で有名になった馬で、話題先行なので消し。

10番人気のアナザーリリックは、重賞レースに出走したことがない格下なので、消し。

11番人気のリッケンバッカーは、前走がマイルのアーリントンカップで2着。

ただ、左回りに実績がなく、あまり積極的には手を出しづらい馬。

でも迷うところですね。



▼ということで、5~11番人気馬をチェックしてきました。

残ったのは、7番人気のソングラインと、11番人気のリッケンバッカー。

この2頭だと、左回りの実績から、ソングラインが上位になります。



▼という感じで、2021年のNHKマイルカップは、ソングラインの複勝で勝負できるレースでした。

ソングラインは2着に頑張り、複勝オッズは320円。

1.3着に人気馬が入ってしまい、やや配当は低くなりましたが、レース回収率は320%と十分な配当。

荒れるレースを選ぶことができれば、複勝馬券でも儲かるということがわかると思います。



▼▼では、次のケーススタディを見てみましょう。


日経新春杯2022年

1着 ヨーホーレイク(3番人気)
2着 ステラヴェローチェ(1番人気)
3着 ヤシャマル(9番人気)

複勝ヤシャマル510円



はい。
このレースも、複勝馬券の中穴狙いで、簡単に利益を出すことができたレースでした。



▼まず、出走頭数は16頭立て。そしてハンデ戦。

この時点で、ある程度の波乱を見込めるレースと言える。

1番人気のステラヴェローチェの単勝オッズが1.8倍と、断然人気だったので、この馬が来てしまうリスクは高かったわけですが、ヒモは荒れると見て、複勝勝負が可能です。



▼狙う人気ゾーンは、ここまで書いてきた通り、5~11番人気あたりの中穴になります。

1~4番人気は、複勝オッズが低すぎて長期回収率が100%をなかなか超えないし、12番人気以下の大穴馬は、基本の回収率が低いため、こちらもなかなか長期回収率がプラスになりません。

したがって、複勝馬券の対象は、5~11番人気とします。



▼では、個別に馬を見ていきます。

まず、5番人気のマイネルウィルトスは、東京2500mのアルゼンチン共和国杯で2着の実績がありますが、今回は中京2200m。

良馬場の2000mでは伸び切れないレースをすることが多く、距離がやや短いここは、静観とします。

6番人気のダノンマジェスティは、重賞レースに実績がないので、切り。

7番人気のショウナンバルディは、2000mでは実績がありますが、2200mはちょっと長い印象があるので、切り。

8番人気のモズナガレボシは、展開と馬場がハマった小倉記念以外は惨敗しているので、切り。

9番人気のヤシャマルは、重賞レースで馬券になったことがありませんが、新潟記念では0.1秒差まで迫っており、ワンチャンあると見て、保留にします。

10番人気のプレシャスブルーは、前走12着の2ケタ着順で期待値が下がるので、切り。

11番人気のトラストケンシンは、重賞レースに実績がないので、切ります。



▼ということで、消去法で簡単に見ていきましたが、残ったのは、9番人気のヤシャマル。

この馬の複勝馬券で勝負ということになります。



▼結果は、1~2着に人気馬が来てしまったものの、3着に複勝を購入した、ヤシャマルが入り、複勝馬券が的中。

配当は510円で、レース回収率は510%の完勝となりました。

このレースのポイントは、多頭数の16頭立て、そしてハンデ戦。

このレース条件から、ヒモ荒れの可能性が高いと判断できれば、中穴馬の複勝馬券で、比較的簡単に高回収率を出すことができたレースだったわけですね。


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