日本ダービー2020年回顧。サリオス・ワーケアの敗因とコントレイルの勝因

日本ダービー2020年・敗因分析
▼本日は、ダービーの回顧と結果分析を、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。






▼まず、今年のダービーを展開面から分析します。

【1000m通過】61.7秒
【ペース】スローペース
【ベストポジション】先行・インコース



はい。
1,000メートルの通過が61.7秒と、ややスローペースのダービーとなりました。

ダービーの場合、ほとんどの馬が未知の距離となるので、スローペースになることが多いですね。

そう考えると、今年のダービーも、特に遅いという事はなく、普通のペースだった印象です。



1着コントレイル(1番人気)
無敗で皐月賞を制し、状態も良かったコントレイルが、単勝1.4倍の断然人気に支持される。

これはある意味当然で、皐月賞で勝負にならなかったサトノフラッグが4番人気ですから、コントレイルが断然人気になるのは当たり前なんですね。



▼皐月賞では、稍重の馬場で、1枠1番。

そのまま普通に走ってしまうと、馬場の悪いインコースを走らされるので、福永祐一騎手は、一旦下げて、外を回す競馬を選択しました。

私ブエナは、今回のダービーは、あの皐月賞のイメージで、後方からの競馬になると危ないかもしれないと思っていたわけですが、福永騎手はスタートから流れに乗せての先行策。

あの時点で、勝負あったと言う感じ。

福永騎手の好騎乗ですね。



▼コントレイルが差す競馬をしたのは、あの皐月賞の時だけで、基本的にはスムーズに先行して抜け出してくる優等生タイプ。

今回のダービーも、しっかり先行し、高速馬場にも対応できるようなポジショニングでした。



▼展開的にも、ややスローペースだったので、道中で3番手キープという位置取りは、完璧だったと思います。

一番強い馬が、ベストポジションを取ると、高確率で勝ってしまいますね。

コントレイルは、スピードや瞬発力はもちろんですが、あの自在性が強みになっていますね。

競馬では、先行できる馬が最強です。



▼福永騎手も、ワグネリアンで2018年にダービーを勝っていたので、今回は非常に落ち着いた、冷静な騎乗でした。

かつて、キングヘイローでテンパっていた頃は、遠い昔ですね。

奇しくも今回は、ワグネリアンと同じような位置取りからの競馬になり、良いイメージで騎乗できたのだと思います。

素晴らしい騎乗でした。



2着サリオス(2番人気)
マツリダ予想の◎で、私の本命馬でもあります。

コントレイルが断然人気だったので、期待値を考えると、軸をズラす必要がありました。



▼私は、サリオスがコントレイルに勝つためには、コントレイルより前で競馬する必要があると思っていました。

皐月賞でも、エンジンのかかりが遅いところを見せており、後方からの競馬だと、脚を使い切れずに負ける可能性があるからです。



▼しかし、レースが始まってみると、レーン騎手は、後方の外目にポジショニング。

道中は10番手という、差す競馬を選択しました。

大崩れさせずに、安定した走りを求めるなら、そのポジションで正解だったと思います。

ただ、「コントレイルを負かす」という点から考えるのであれば、コントレイルより前で競馬して欲しかった気もしますね。



▼サリオスが先行して先に抜け出していたら、もうちょっと面白いレースになっていたように思います。

その場合は、もちろん惨敗リスクもありますが、勝ちに行くなら、それしかなかったかなという印象。

今回は、レーン騎手が安全に乗ってしまった、という感じがしました。それが敗因でしょうか。



▼サリオスは、マイラーだとか、距離が長いとか、いろいろ言われていましたが、コントレイルがいなければ、サリオスが無敗の2冠馬ですからね。

かなり能力の高い馬で、ベスト距離がイマイチよく分かりませんが、今後も期待できる馬だと思います。



3着ヴェルトライゼンデ(10番人気)
なぜこの馬が10番人気だったんでしょうか。

皐月賞では離されましたが、8着なら悪くは無い。

2歳のホープフルステークスでは、コントレイルには完敗でしたが、G1で2着。

ダービー3番人気のワーケアには完勝していました。



▼この辺の力関係を見ていくと、ヴェルトライゼンデが過小評価だったことがわかります。

当ブログではいつも書いていますが、過小評価の馬を狙えば、利益が出ます。

これだけの実績の馬が10番人気ですから、ここは完全に狙い目だったと言えます。

ただ、能力的には、コントレイルとサリオスには、現時点では全然及ばないですね。



8着ワーケア(3番人気)
皐月賞をパスして、ダービー1本に照準を定めてきたワーケアが、3番人気。

東京コースでは強い競馬を見せており、ルメール騎手が選んだ馬ということで、こちらは過剰人気になってしまいました。



▼上述した通り、ホープフルステークスでは、ヴェルトライゼンデにも完敗しており、危険な人気馬だったと言えます。

これまでのキャリアは、少頭数のレースが多く、ハイレベルなレースを経験していなかった。

ダービーは、頂点を決めるレースなので、やはりある程度のハイレベルなレースを経験していることが重要ですね。

今後も、変則的なローテーションで人気になっている馬は、少し警戒した方がよさそうです。



11着サトノフラッグ(4番人気)
こちらは、ダービーでの武豊騎手ということで、過剰人気になってしまった印象。

皐月賞で5着と、まずまずの成績を残してしまったことで、今回も4番人気に支持されました。



▼弥生賞では、強い競馬を見せていたんですが、デビュー戦であっさり6着に負けているように、気分屋の面があります。

レースが終わった後も、馬に疲れた感じがなかったということなので、真面目に走っていませんね。

精神面が成長してくれば、そのうちG1でも勝負できるようになると思うんですが、現状では、危険な人気馬になりやすいタイプだと思います。


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