フルゲート18頭の多頭数は儲からない?不利を受ける。買い方

フルゲートの多頭数は儲からない?

▼フルゲート18頭のレースは、利益を出しにくいか?

私(ブエナ)の経験則で書けば、


「18頭立ては不確定要素が多いので難しい。個人的には、13~16頭くらいが回収率を上げやすい気がする」

「私が、フルゲート18頭のレースで勝負する時は、超人気薄は無視。馬格重視。牝馬の内枠は割引。という戦略をとることが多い」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼前回は、「少頭数のレースは利益を出しにくいか?」について書きました。

本日は、その反対の多頭数、18頭フルゲートのレースについてです。

ゲート2

▼私ブエナの感覚で言えば、18頭フルゲートのレースは少頭数と真逆の条件ですが、「利益を出しにくい」という点では同じだと思っています。

頭数が多すぎると的中率が下がり、また狙うべきオッズゾーンも、ぼやけてしまう印象です。



▼あるいは自分が狙っていた馬が、人気がなく絶好の狙い目だと思っても、頭数が多すぎると不利を受けたり、思わぬトラブルが発生する場合もあります。

要するに、18頭立てのレースは、レースそのものが荒れてしまうことが多い気がする。



▼配当が荒れるのではなく、レースが荒れる。

どう違うのかというと、配当が荒れるというのは人気薄の馬が激走することですが、レースが荒れるというのは不利を受ける馬が多くなるということ。
(あくまで私ブエナの考え方です)



▼つまり、配当が荒れるのはある程度、予測できますが、レースが荒れると、その結果は全く予測できないものとなります。

予測できなければ利益を出すことは困難であり、その結果、回収率が上がりにくくなるということになる。



▼ですから私の場合は、18頭のレースは、あまり参加しないようにしています。

ただ、重賞レースや、G1の場合は18頭立てでも、比較的狙った通りの結果になることが多いため、重賞ではフルゲートでも参加することが多いです。



尚、18頭立てでも、「買い目点数を増やせば」ある程度、安定して利益を出すことは可能です。

ですがその分、資金が多く必要になりますので、資金が少ない人は、頭数の多すぎるレースは見送りにした方が良いかもしれません。



頭数が多いレースでは、的中率を安定させるために、いつもより多めに点数を購入する必要があるため、資金力が重要になるからです。

言い換えると、合成オッズを一定にするために、少頭数の時より多点買いにせざるを得ない。

なので、参加するレースは、自分の資金力と相談しながら、何頭立てのレースを選ぶか?を考えていくのがプラス収支への第一歩だと思うわけです。



▼さて、それでも18頭フルゲートのレースを購入する機会は度々あるので、狙い方についても見ていきましょう。

私ブエナの個人的な狙い方です。


まず私の場合、18頭だと、

「15番人気以下は無条件で切り捨てる」

というスタイルです。

実際のデータで見てみます。


【18頭立て 15番人気以下の馬】
2010~2015.9
1877レース対象データ

勝率0.2%
複勝率1.6%

単勝回収率31%
複勝回収率48%



はい。
この条件では、利益を出すことは困難なので、私の場合は、15番人気以下は無条件でカットしています。



▼複勝率が1.6%ですからね。

【18頭立て 15番人気以下の馬】は、100頭走って、1頭しか馬券圏内に入ってこないわけです。


「その1回」を夢見て、ひたすら大穴馬券を買い続ける競馬ファンもたくさんいます。

しかし、ロマンはありますが、お金は減ってしまう。

だから私は、18頭立てでは、15番人気以下の馬は切ってしまいますね。
(あくまで私ブエナの見解です)


▼次に、枠順に注目してみましょう。

これも私の考えですが、「多頭数のレースでは、あまりにも内枠に入ると期待値が下がる」ような気がします。

頭数が多すぎると、内枠の馬は包まれてしまい、前が詰まるリスクが高まる。


特に「牝馬」の場合、繊細な牝馬が内枠で揉まれてしまうと、やる気をなくして失速するケースが多いです。

実際にデータを見てみます。


【18頭立て 1~3番枠の牝馬】
2010~2015.9

勝率4.7%
複勝率15.1%

単勝回収率54%
複勝回収率69%



はい。
単勝回収率が54%しかないわけですから、なかなか厳しい条件となっています。

多頭数で、1~3番枠の馬は期待値がやや下がる。特に牝馬はその傾向が強い

という感じで、私は頭に入れています。



▼18頭もいると、ある程度、ざっくりと切り捨てていかないと、買い目が増えてしまいます。

私が、18頭フルゲートで考えていることは、


1~10番人気くらいまでの馬を候補に、軸は内目の枠の牡馬。当たり負けしないように、馬体重の大きい馬を優先する

あくまでも私ブエナの考え方ですが、多頭数の場合は、このように馬券構成することが多いですね。



▼ということで本日は、フルゲート18頭のレースについて書いてみました。

私なりにまとめると、


「フルゲート18頭のレースは、少頭数よりは利益を出しやすいが、通常より買い目点数が増えるため、資金力が必要」

「また、多頭数だと、体の小さな馬や牝馬は当たり負けしてしまうケースが多く、小柄な馬は回収率が上げにくいと思う」



私はこのように考えています。



▼競馬のレースは、「頭数」によって傾向が大きく変わります。

なので、10頭立てのレースと、18頭立てのレースを、同じ戦略で馬券購入するべきではないと、私は考えています。

ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




多頭数での合成オッズのバランスについて

▼さて、フルゲート18頭の多頭数について、考察を続けます。

競馬は、頭数によって馬券構成の仕方が大きく変わってくる。


私ブエナの場合は、「少頭数は買い目を少なく」「多頭数は買い目を多く」

という感じになります。当たり前ですが。



▼これは、合成オッズを意識した戦略です。

多頭数の場合は、平均配当が上がるので、買い目点数を多くしても、合成オッズは下がらない。

つまり、多頭数の場合は的中時の配当が高いので、多点買いしても回収率を維持できると考えます。



▼例えば、少頭数のレースで「馬連3点」の場合、多頭数のレースでは、「馬連10点」くらいまで増やすこともあります。

合成オッズが同じになるように設定するためには、少頭数と多頭数で、同じ買い目点数にはできない。

フルゲート18頭で、馬連3点だと、的中率が下がり過ぎてしまい、収支の波が荒くなってしまいます。



▼これはあくまでも私の考え方ですが、合成オッズ・的中率・回収率は、どのレースでも同じようなバランスにしたい。

そうすることで、長い連敗を避けて、期間収支を安定させるためです。



▼逆に、「一発大穴狙い」は魅力ですが、あまりにも連敗期間が長くなりすぎる。

的中率を下げて大穴を狙うと、合成オッズは上がりますが、資金のドローダウンが激しくなりすぎるわけです。
(マツリダ予想より引用)



▼私ブエナは、昔はかなり負けまくりましたが、今は、PATに入金することはほとんどないです。

PATに入金せず、少しずつ増やすことを目標としながら、競馬を楽しみたい。

ドローダウンが激しくなるような大穴戦略は、PAT残高が底をついてしまうリスクがあるので、できるだけ合成オッズを均等にして、収支の波が発生しないようにしているわけです。



▼フルゲート18頭の多頭数は、少頭数の時と同じように、普通に購入するとかなり回収率が下がる印象。

なので、多頭数のレースで勝負する場合は、1点あたりの金額を下げて、少し手広く購入するようにしています。

多頭数なら平均配当が高くなるので、手広く買っても、長期回収率は維持できると判断するからです。



▼さて、フルゲート18頭の最大のデメリットとして、「抜けリスクが高い」というものがあります。

抜けというのは、「その馬を買っていなかった」という状態です。よくありますね。

このリスクが、フルゲート18頭立てでは、非常に高くなるわけです。



▼当然ですが、単純確率で考えても頭数が増えれば増えるほど、「抜け」が発生するリスクも高まる。

という事は、頭数が増えれば増えるほど、ハズレの確率も高まるわけです。

その分、的中した時の払い戻しは大きくなるわけですが、この部分のバランス調整を間違えると、フルゲート18頭は馬券収支を大きく引き下げてしまいます。



▼私の場合、先ほども少し書きましたが、馬券対象馬を10頭くらいに絞ることが多い。

なので極端な話、10頭立てなら抜けはないわけです。

でも、18頭立てになると、単純な頭数が倍近くなる。

馬の力が同じなら、抜けリスクは急上昇してしまうわけです。



▼ただ、現実的な話、弱い馬はそれほど馬券圏内まで入っては来ないので、それほど一気に抜けリスクが上がるわけではないです。

上述の通り、15~18番人気の馬の好走確率は非常に低い。

なので、過度に抜けを恐れる必要は無いんですが、頭数が増えると「不利」を受けやすくなるので、その点でもやはり、フルゲート18頭は難しいと言えます。



▼さて、ここまでフルゲート18頭の多頭数は難しいと書いてきました。

ただ、この難しさにも色々な捉え方がある。

多頭数だからといって、必ずしも荒れる確率が高いわけではない。



▼例えば、フルゲート18頭の「1番人気馬」

単勝回収率76%・複勝回収率80%です。

平均的ですね。

フルゲート18頭の「1番人気馬」は、期待値が低いわけでは無いことがわかります。



▼頭数が多いと、1番人気が消えやすいように感じますが、特にそういうわけではないです。

フルゲート18頭の「1番人気馬」は、勝率も28%と平均的。

連対率は45%、複勝率は57%とこちらも許容範囲内。

このことから、多頭数だからといって1番人気に不安が増えるというわけでは無いようです。



▼でもこれは、「上のクラスの1番人気馬が、回収率を引き上げている」という面がある。

つまり、オープンクラスの馬。

このようなハイレベルなレースでは、フルゲート18頭の「1番人気」は信頼できるわけです。



▼それとは逆に、未勝利~条件戦の低レベルなレースでの、フルゲート18頭の1番人気馬。

この場合は、単勝回収率は70%位まで下がります。

ハイレベルな馬の場合、多頭数にも適応するが、低レベルな馬の場合は、ちょっとした不利で走る気をなくしてしまうのかもしれないですね。



▼さて、ここまでは「すべてのクラスの18頭立て」について考えてきました。

ここからは、少しデータを絞り込んでみたいと思います。


18頭立て。中央開催の特別戦。枠順別の単勝回収率】2010~2020年

153(%)
88
73
89
60
57
52
102
60
150
58
65
82
51
48
53
57
85


(※上から1~18番枠)


はい。
中央開催の特別戦における、枠順別の単勝回収率は上記のようになります。



▼まず、中央開催というのは、「東京・中山・京都・阪神」の4場での開催という意味です。

また、特別戦というのは、レース名が付いているレースです。重賞レースも含みます。



▼この条件の時に、フルゲート18頭なら、上記のような単勝回収率になるというわけです。

このデータを見た瞬間、「1枠1番の単勝回収率が高いな」と思ったあなたは、なかなか鋭いですね。

そうなんです。フルゲート18頭のレースでは、1枠1番が儲かるんですね。



▼先程のデータでは、平場の低レベルのレースまでデータ集計に入れていたので、ここまで極端な結果にはなりませんでした。

しかし今回は、「中央開催の特別戦」という条件なので、比較的狙い目がはっきりしているわけです。



▼フルゲート18頭のレースで、ハイレベルなレースの場合。

これは、最内枠が有利になりやすいです。

なぜかというと、頭数が多くなればなるほど、外を回すロスも大きくなるからです。



▼18頭が横並びで4コーナーを回った場合、大外と最内では、走る距離が全く違ってくるんですね。

その結果、最内をロスなく回れる1枠1番の馬は、単勝回収率が153%にもなるわけです。



▼では次に、勝率のデータを見てみましょう。


18頭立て。中央開催の特別戦。枠順別の勝率】2010~2020年

8.1%
6.9%
4.3%
6.3%
6.6%
6.3%
5.8%
6.3%
3.5%
4.5%
5.8%
5.1%
7.6%
4.3%
4.3%
3.5%
5.1%
6.3%


(※上から1~18番枠)


はい。
勝率を枠順別に見ていくと、基本的には内枠の方が勝率が高く、その中でも、1枠1番が突出して勝率が高いのが分かります。



▼このことから、特別戦や重賞レースの18頭立てレースを予想する場合は、「1枠1番の馬」を予想に織り込んでいくことで、回収率を高めることが可能になります。

特に、1枠1番の馬が、「4番人気~14番人気」くらいの人気薄の場合は、非常に期待値が高くなりやすいので、要注意ですね。


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