皐月賞 データ予想と傾向分析~過去データと消去法

【皐月賞のデータ予想】
▼本日は、牡馬クラシックの一冠目。皐月賞の狙い目を、私(ブエナ)の切り口で考察してみたいと思います



【皐月賞データ】 過去21年分のデータ集計(2000~2020)
(ブエナ調べ。マツリダ予想からの引用も一部アリ)


▼まず勝ち馬 一覧
2020年 コントレイル(牡3)福永祐一
2019年 サートゥルナーリア(牡3)ルメール
2018年 エポカドーロ(牡3)戸崎圭太
2017年 アルアイン(牡3)松山弘平
2016年 ディーマジェスティ(牡3)蛯名正義
2015年 ドゥラメンテ(牡3)Mデムーロ
2014年 イスラボニータ(牡3)蛯名正義
2013年 ロゴタイプ(牡3)Mデムーロ
2012年 ゴールドシップ(牡3)内田博幸
2011年 オルフェーヴル(牡3)池添謙一
2010年 ヴィクトワールピサ(牡3)岩田康誠
2009年 アンライバルド(牡3)岩田康誠
2008年 キャプテントゥーレ(牡3)川田将雅
2007年 ヴィクトリー(牡3)田中勝春
2006年 メイショウサムソン(牡3)石橋守
2005年 ディープインパクト(牡3)武豊
2004年 ダイワメジャー(牡3)Mデムーロ
2003年 ネオユニヴァース(牡3)Mデムーロ
2002年 ノーリーズン(牡3)ドイル
2001年 アグネスタキオン(牡3)河内洋
2000年 エアシャカール(牡3)武豊



▼所属
美浦(関東馬)
5-5-5-110
単勝回収率 61%
複勝回収率 53%
連対率 8%


栗東(関西馬)
16-15-16-200
単勝回収率 97%
複勝回収率 78%
連対率 13%


はい。
オーソドックスな西高東低です。

皐月賞も、迷ったら関西馬を選んでいくと、回収率を上げやすい印象です。



▼関西馬1~5番人気
10-10-10-45
単勝回収率 53%
複勝回収率 80%
連対率 27%


はい。
先程のデータから西高東低なのは確かですが、皐月賞では上位人気馬が「勝ち切れない」というケースが多い印象。

中山芝2000メートルはトリッキーなコースで、強い馬でも乗り方を間違えると勝てない。


そのため、人気馬の勝率が下がり、中穴馬の勝率が上がっている感じです。

ただ、人気馬の「3着内率」は悪くないので、人気馬は1着固定にしなければ使える感じ。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼人気別データ
1番人気
7-4-3-7
単勝回収率 79%
複勝回収率 89%
連対率 52%


1~3番人気
11-11-11-30
単勝回収率 56%
複勝回収率 83%
連対率 35%


4~8番人気
7-6-7-85
単勝回収率 106%
複勝回収率 93%
連対率 12%


10~15番人気
2-3-3-118
単勝回収率 117%
複勝回収率 78%
連対率 4%


はい。
関東馬を含めても人気馬は勝ち切れず、しかし3着内率は悪くない。
その一方で、中穴と大穴の馬の単勝回収率は高い。

東京コースと違って、能力を出し切りにくい中山コースは、人気薄の馬でも勝てるレースと言える。

軸は人気馬でいいとして、ヒモは少し広めに、15番人気くらいまで警戒しなければならない難解なレース。それが皐月賞。



▼前走レースデータ
前走 共同通信杯
4-0-4-15
単勝回収率 207%
複勝回収率 93%
連対率 17%


前走 若葉ステークス(OP)
2-4-2-39
単勝回収率 283%
複勝回収率 132%
連対率 13%


はい。
皐月賞と言えば、弥生賞かスプリングステークスからの参戦が王道ですが、近年では、共同通信杯からの参戦組の回収率が異常に高い。

2016ディーマジェスティ
2015ドゥラメンテ
2014イスラボニータ
2012ゴールドシップ


彼らはすべて、前走 共同通信杯から皐月賞を制しています。

また、大穴狙いなら、「前走 若葉ステークス」

若葉ステークスは、オープン特別で重賞レースではないんですが、やたら穴馬が突っ込んでくることが多い。

2002年に、15番人気で皐月賞を制したノーリーズンが代表的です。



▼レース間隔・休み明けデータ
レース間隔3週以内
1-0-0-42
単勝回収率 70%
複勝回収率 20%
連対率 3%


はい。
「レース間隔3週以内」ということは、ほとんど「前走 毎日杯」か「前走 500万条件」です。

このローテは、2000年から1頭も馬券になっていません。

テイエムオペラオーが、毎日杯⇒皐月賞を制覇していますが、1999年でした。


(追記)・・と言っていたら、2017年にアルアインが、前走毎日杯で勝利。

18年ぶりの快挙。

ただこのレースは、牝馬のファンディーナが1番人気になるような傑出馬不在のレースで、スローの前残りということもあり、特殊な結果だったと考えます。



▼ということで本日は、皐月賞のデータについて、私ブエナの独断と偏見で分析してみました。

皐月賞は、人気サイドから大穴まで、まんべんなく来るレースという印象です。


なので私ブエナは、大穴が来たら諦めるというスタイルで、いつも通り中穴狙いにしています。

中穴馬の回収率も高いので、そのスタイルでもまずまずの回収率になっています。

ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




私(ブエナ)の皐月賞の買い方

▼では実際に、私ブエナが皐月賞で馬券を取ったレースについても、考察してみたいと思います。

まず、 2016年の皐月賞。

1着 ディーマジェスティ 8番人気
2着 マカヒキ 3番人気
3着 サトノダイヤモンド 1番人気



このレースは、史上空前のハイレベル世代と言われ、特に3頭が抜けているレースというのが、戦前の下馬評でした。

無敗の超良血馬サトノダイヤモンド(2億4000万円!)

キャリア1戦で朝日杯FSを制した天才で、兄にあのエピファネイアを持つ、リオンディーズ。

そしてこちらも無敗で弥生賞を制した、金子オーナーのマカヒキ。



▼オッズは完全に3強。

しかし、私はこのブログでいつも書いているように、「強い馬同士の組み合わせ」で利益を出すことは困難と考えている。

しかも、皐月賞は上述したデータの通り、人気馬が勝ち切れないレースでもある。

なので、ここもいつも通り中穴狙いで勝負、というのが私ブエナの戦略でした。



▼軸馬は、3強のうちどれかを選べばいい。

危なっかしいのはリオンディーズ。

Mデムーロとの息が合っていない印象で、弥生賞でもかかって2着。

能力が素晴らしいのは明らかですが、軸馬としては安定感を求めたいので、ここは押さえまで。



▼残りのサトノダイヤモンドかマカヒキ。この2頭は甲乙つけがたい。

どちらでも良かったんですが、マツリダ予想の◎だったことと、中山コースでは追い込みより、ある程度前に行ける馬の方が安定するので、素直にサトノダイヤモンドを軸馬に、三連複で中穴狙い。



▼結果は、三連複6000円。まずまず。

大方の予想を覆し、勝ったのは8番人気の穴馬ディーマジェスティ。

ここでもデータ通り、人気馬は勝ち切れず、穴馬の1着となりました。



▼実は、上記の傾向を考え、馬単17680円も的中したんですが、遊び程度だったので、小銭しか買っておらず。

それでも少ない点数で万馬券だったので、この「皐月賞は人気馬が勝ち切れない傾向」は、なかなか使えるなと再認識したレースでもありました。



▼結果的には、マカヒキが2着だったので、軸馬はマカヒキの方がよかった、と見ることもできます。

が、このレースに関しては、懸念した通りリオンディーズが暴走し、先行馬にはかなり厳しい展開となりました。


1着ディーマジェスティと、2着マカヒキは、たまたまその展開に乗っかった形。

普通のオーソドックスな展開なら、サトノダイヤモンドが先着していたように思います。

だから私ブエナは、この皐月賞の軸馬は、サトノダイヤモンドでよかったと思っています。



▼尚、勝ったディーマジェスティは、8番人気と評価されていませんでしたが、「前走 共同通信杯組」という高期待値馬。

ここでも見事に結果を出し、「前走 共同通信杯組」の回収率は、またさらに上がることとなりました。



▼では次に、2015年の皐月賞。

1着 ドゥラメンテ(3番人気)
2着 リアルスティール(2番人気)
3着 キタサンブラック(4番人気)



本格化前のキタサンブラックがいますね。

この時は、まだまだ注目されていない馬でした。



▼私の軸馬は、リアルスティール。

1番人気はサトノクラウンでしたが、3戦全勝で過剰人気だった。

逆にリアルスティールは、前走のスプリングステークスでは、位置取りが後ろになってしまい、脚を余して2着。



▼このような場合、「前哨戦がうまくいかなかった馬」を軸にした方が、期待値が高い印象です。

逆に、「前走でうまくいって1着」という馬は、どうしても能力以上に馬券が売れてしまうので、回収率を上げにくい感じ。



▼そんな理由からも、軸はリアルスティール。

ついでに言うと、5番枠も内枠でいいところでした。

結果的にこのレース、2番5番7番1番 の順に入線。

内枠決着となりました。



▼私ブエナが軸馬を選ぶとき、迷ったら枠順か、前走のポジショニング。

この辺を考慮することが多いです。

もちろん基本データも見ますが、データ的に明白な部分がない場合は、シンプルに内枠を狙ったり、前走でうまくいかなかった馬を狙うことが多い。

自分の好みではなく、「期待値」で軸馬を選ぶ方が、長期回収率は明らかに高くなると思うからです。



▼では次に、2014年の皐月賞。

1着 イスラボニータ(2番人気)
2着 トゥザワールド(1番人気)
3着 ウインフルブルーム(8番人気)



はい。
私の本命は、関西馬で人気のトゥザワールド。

1番人気でしたが、過剰人気では無い1番人気だったので、ここは特に迷うことなく軸にできたと思います。

マツリダ予想の◎でもありました。



▼人気馬が勝ち切れない皐月賞ですが、この年は普通に2番人気のイスラボニータが勝利。

データでは最強の「前走 共同通信杯」ですね。

そう考えると、イスラが軸でも良かったんですが、関東馬ということで若干評価を下げてヒモにしました。



▼3着が中穴のウインフルブルーム。

穴馬を出しやすいデータのある「前走 若葉ステークス」ですね。

オッズ的にも、これは迷わずヒモに入れます。



▼このようなシンプルな馬券構成で、三連複76倍は好配当でした。

難しく考えなければ、簡単に取れた馬券だと思います。

トゥザワールドの17番枠だけ、迷うところでしたね。

あとはデータ通り。特に問題のない決着でした。



▼では次に、2020年の皐月賞。

1着 コントレイル(1番人気)
2着 サリオス(3番人気)
3着 ガロアクリーク(8番人気)



はい。
ここも難しく考えなければ、三連複9150円が余裕で的中できるレースでした。



▼軸は、1番人気のコントレイルで良い。

無敗でホープフルステークスを勝った馬で、中山2000mにも不安は無い。

その割に、あまり断然人気になっていなかったので、ここは狙い目でした。



▼コントレイルは、鞍上が福永騎手であること、稍重の馬場で1枠1番だったこと、などがオッズを上げた印象です。

その代わりに、重馬場実績のあるサトノフラッグが人気を集めたわけですが、サトノフラッグはここまで、上がり34~36秒という脚しか使えていなかったので、この皐月賞でいきなり軸にするのは怖い。



▼あとは、これも無敗で朝日杯フューチュリティステークスを勝った、サリオス。

1600mまでしか経験がなく、距離が持つか不安視されていました。

確かに、体型的にはマイラー体型であり、距離が持つかどうかはやってみないとわからない。

なので、軸馬としては、やや不安がある馬でした。



▼以上のようなことから、軸はコントレイルとなる。

ここまで決まってしまえば、後はいつも通りの中穴狙いで、三連複9150円が引っかかります。

私の馬券は、「1番人気ー2.3.4.5.6.8番人気」という、三連複15点。

7番人気のマイラプソディは、入れても良かったんですが、前走の負けっぷりと、調子が落ちているという情報から、切り捨てました。



▼結果としては、1着コントレイル・2着サリオスで、休み明けのワンツー。

現代競馬は、調教技術が発達しており、レース間隔が空いてもG1を勝つ馬が大量に出てきています。

クラシックロードは、ローテーションも含めて、別路線組との対決が楽しみな部分もあるわけですが、最近はぶっつけでのG1挑戦が多く、この点では楽しみが少ないですね。



▼3着ガロアクリークは、前走のスプリングステークスを剛脚で制覇。

かなり強い競馬でしたが、距離不安がささやかれ8番人気。

これは先程のデータと一致します。

皐月賞の4~8番人気は、高期待値になりやすいわけですね。



▼このような予想の順番により、2020年の皐月賞は、三連複9150円がクリーンヒット。

ただ、一瞬だけサトノフラッグを軸にしようか迷ったので、紙一重の的中だったとも言えます。

競馬予想では、やはり軸馬選びが命と言えますね。


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