福永祐一は馬券で儲からない騎手?儲かる?狙い方と特徴・データ。下手か
福永騎手の狙い目とデータ検証
▼『福永騎手は儲からないから、買わないほうがいいんでしょうか?』
というご質問をいただいたので、本日は、福永祐一騎手について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「福永祐一は、芝の重賞レースでは、むしろ儲けやすい騎手だと思う」
「特に、2~3着に持ってくる技術は非常に高いと感じる」
「その反面、重賞レースだと勝ち切れない面もあるので、1着固定は狙いにくい感じか」
「ゆえに私ブエナが福永騎手を狙う時は、単系ではなく、複系馬券で狙うことが多い」
「それ以外では、牝馬の回収率が高め。ダートの回収率は低め、という印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼さて最近、福永祐一騎手はいろいろと話題になることが多いですね。
ジャパンカップでもそうでしたが、
「福永騎手から乗り替わりになった馬がG1を勝ち、福永騎手は2着」
という珍事が、立て続けに起こった事も原因ですね。
▼一般的な福永騎手のイメージは・・・
・消極的
・思い切った騎乗をしない
・下手
このように書かれていることが多いようです。
さて、では本当に福永騎手は下手で、馬券を買わないほうがいいのか?
▼ちょっと調べてみましょう。
重賞レースを買う人が多いと思うので、2012年~2014年11月までの、約3年のデータで検証してみます。
▼福永祐一、重賞レース回収率
単勝回収率 61%
複勝回収率 92%
ざっくりと見ると、こんな感じ。
この数字を見て、「馬券を買わないほうがいい」と思いますか?
▼ここからは私ブエナの個人的な見解です。
福永祐一は下手ではない。
「無難に乗る」
だけです。
もっとわかりやすく言うと、福永騎手は、
「2~5着狙いが多い」
という印象ですね。
(特に、重賞レースの場合)
▼このような特徴を理解した上で、福永騎手の馬券を買えば、
「むしろ福永祐一は、儲けやすい騎手である」
と言っても過言ではないかもしれません。
▼上述したデータでもわかりますが、
「福永騎手を買うときは、単系ではなく複系を買う」
特に、重賞レースやG1など、ビッグレースでは、このようなアプローチがなかなか効果的だったりします。
この先どう変わっていくかはわかりませんが、現状ではその傾向が強いですね。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼複勝回収率が92%というのは、かなり凄い数字かと。
重賞レースで、福永騎手の複勝馬券を買い続けるだけで、回収率が92%になるわけです。
ここから少し絞り込んでいけば、プラス回収にすることは難しくありません。
▼例えば、上述した回収率は、「芝とダート混合」ですが、福永騎手はダートはあまり良くなく、
福永祐一、ダート重賞 回収率
単勝回収率 29%
複勝回収率 48%
こんな感じ。
かなり低い数字です。
福永騎手は剛腕ではないので、パワー勝負になるダートよりも、リズムとタイミングで勝負する芝の重賞レースの方がはるかに成績が良い傾向にあります。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼試しに、少し絞り込んでみると、
福永祐一・重賞レースデータ
芝重賞、複勝回収率 99%
牝馬限定、複勝回収率 123%
関西馬、複勝回収率 103%
馬体重、460~499キロ 複勝回収率 140~160%
こんな感じ。
福永騎手の重賞レース、複勝回収率で100%を越える条件は、ゴロゴロあるわけです。
剛腕ではないので、馬体重が500キロを越える大型馬の成績は悪いですね。
▼ちなみに上述したデータは、複勝の回収率であり、これを「三連複」や「ワイド」にすると、さらに回収率を上げる事が可能です。
どうでしょうか。
福永騎手は下手ですか?
福永騎手を買うときは、単系を買わなければ良い。
3着内率はかなり優秀なのです。
▼それでは、福永祐一のデータについて、さらに突っ込んでみましょう。
【福永祐一データ】 2010~2015
4707レース分析
平均
勝率15.4%
単勝回収率75%
複勝回収率85%
重賞レース
勝率11.7%
単勝回収率66%
複勝回収率96%
はい。
先ほどより、集計期間を長くしてみたので、若干数字は変わっていますが、やはり福永祐一の成績は、優秀だと言えます。
全レースの複勝回収率が85%もあるので、ワイドや三連複で勝負する人は、「軸馬としての福永祐一」は、意識しておいた方が良いかと思います。
▼特に、先ほども書きましたが、「重賞レースでの、福永祐一の複勝回収率は、非常に優秀」だと、私は感じています。
上記の数字は、「ダート重賞」も入っているのですが、「芝重賞レース」に絞れば、
「複勝回収率102%」です。
この安定感は、只者ではない。
私自身も、重賞レースで三連複を購入することが多いので、福永祐一を軸に、3着内狙いをすることが多いですね。
▼ということで本日は、福永祐一騎手はヘタか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
好き嫌いが分かれる騎手ですが、「安定感」という意味では、日本でもトップレベルだと思います。
「勝ちに行かない」ことが多いので、重賞レースでの「単系」は、オススメしません。
単勝・馬単・三連単でアタマにするのは、ちょっと危険ですね。
▼福永騎手に限らず、馬券というのはこのように、部分部分に分けて狙う。
言い換えると、「それぞれの騎手の得意条件を狙う」
そうすることによって、長期的な回収率を飛躍的に上げることができるわけです。
(あくまで私ブエナの意見です)
▼競馬は、勝っている人は、勝つべくして勝っている。
福永騎手の買い方ひとつ見ても、明確に回収率が分かれるわけですね。
このような積み重ねが、トータルの馬券収支の「差」になっていくわけです。
なんとなくのイメージで「福永祐一は下手だから切る!」なんて買い方をしていると、なかなか長期回収率は上がってこないかもしれません。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼福永祐一騎手についての考察を続けます。
2016年末時点では、騎手の勝ち星は特定の数名に偏っています。
ただ、騎手の単純な勝ち星は、ほとんどが午前中のレースでいかに人気馬に騎乗するか?で、決まっている部分もあります。
▼多くの人は、重賞レースを中心に馬券を購入すると思う。
私ブエナも、午前中のレースの成績はほとんど無視しています。
私自身、午後のレースしか馬券購入しません。
マツリダ予想を使っているというのもありますが、午前中のレースは回収率を上げにくい印象だからです。
▼さて、重賞レースに限定して、各騎手の回収率を見てみましょう。
【重賞レースの回収率】 2010~2016
芝重賞
946レース分析(ブエナ調べ)
福永騎手
単勝回収率 74%
複勝回収率 104%
Mデムーロ騎手
単勝回収率 157%
複勝回収率 99%
戸崎騎手
単勝回収率 110%
複勝回収率 90%
ルメール騎手
単勝回収率 105%
複勝回収率 104%
はい。
過去7年で、重賞レースで回収率が高かった騎手です。
田辺裕信の単勝回収率もかなり高い(139%)のですが、人気薄での一発が多いので、ここでは除外します。
▼Mデムーロやルメールがうまいのは当たり前として、戸崎圭太も当然うまい。
そしてこの中に、福永祐一も入ってくると、私ブエナは思うわけです。
世間では、「福永祐一ヘタ!」みたいに言われることが多いわけですが、過去7年の芝重賞レースでは、福永祐一は素晴らしい成績です。
▼特に、複勝回収率は本当に素晴らしいと思う。
三連複で勝負する私ブエナにとっては、福永祐一がいるだけで、かなりプラス収支に貢献してくれる。
極端な話、近年の芝重賞レースでは、福永祐一を軸に三連複を適当に買うだけで勝ててしまうほどです。
彼は過剰人気にもならないので、今後も儲かる騎手でいてほしいと思います。
▼福永騎手の狙い目
さて、福永騎手は1着固定にしない方がいいと先ほど書きましたが、単勝回収率が高い条件もある。
例えば、「福永騎手の1番人気は、単勝回収率 93%」
(2010~2017.9の重賞レース)
素晴らしい数字です。
福永騎手が重賞レースで1番人気なら、1着固定でも回収率を上昇させることが可能になる。
▼それから逆に、「福永騎手の人気薄」
実は、これもなかなか狙い目だったりします。
2010~2017.9の重賞レースで、福永騎手が8~14番人気だったら↓
複勝回収率 133%
これもまた素晴らしい成績です。
▼上記の数字は何を表しているのか?
「福永騎手は、重賞レースで人気薄だと、2~3着に突っ込んでくることが多い」
と思うわけ(ブエナ調べ)
▼田辺騎手のように、「人気薄の単勝で、一発大儲け!」というタイプではない。
福永騎手は、それとは逆に、
「1番人気で堅実に走り、人気薄の時は3着狙い」
という、非常にオーソドックスでわかりやすい騎乗をしてくることが多い印象です。
▼傾向がわかりやすいという事は、馬券も構成しやすいわけ。
例えば、福永騎手。先ほど「8~14番人気」の複勝回収率は素晴らしいと書きましたが、
「8~14番人気の単勝回収率は、36%しかない」
のですね(重賞レース)
という事は、重賞レースで福永騎手の人気薄を、1着固定にした馬券は回収率を引き下げやすい、と思うわけです。現状では。
▼まぁこれに関しては、ほとんどの騎手に言えることです。
大穴サイドの単勝は、回収率を上げにくいからね。
大穴は、複勝でも回収率を上げにくいんですが、大穴でも高い回収率を誇る福永騎手は、やはり2~3着狙いならかなりの腕前だと思うわけです。
▼騎手のデータを見ていると、
・回収率が高い騎手
・回収率が低い騎手
まずこの2パターンがあります。
これに関してはわかりやすいですね。
▼回収率が高い騎手は、Mデムーロ・ルメール。
この2人に関しては、単勝回収率・複勝回収率どちらも高い傾向にあります。
特に、特別戦や重賞レースにめっぽう強く、クラスが上がれば上がるほど、回収率も上がるタイプです。
▼その反対に、回収率が低い騎手。
これに関しては、知っておいても得することはないので、特に個別の名前は出しません。
単勝回収率・複勝回収率どちらも低い傾向にある騎手。
実は、多くの騎手は、ここに分類されたりするわけです。
▼そして本日のテーマ。福永騎手。
彼は、ある意味特殊な存在でもある。
普通、騎手の回収率は、高いか低いかで分類されるんですが、福永騎手の場合は、「単勝回収率が低くて、複勝回収率は高い」という、かなり変わった傾向にあるわけですね。
なので、そこを頭に置いておけば、利益を出しやすい騎手と言えるわけです。
▼では次に、データ範囲を更新して、福永騎手の成績を見てみましょう。
【福永騎手。重賞レース】2015~2020年
単勝回収率65%
複勝回収率78%
はい。
以前は、複勝回収率が100%近くあった福永騎手ですが、歳をとると回収率が低めになってきました。
▼このままでは、馬券購入の糸口がつかめないので、また詳細に分析してみたいと思います。
【福永騎手。重賞レース。人気別データ】2015~2020年
1番人気⇒単勝回収率111%
3番人気⇒単勝回収率143%
9~13番人気⇒単勝回収率72%・複勝回収率112%
はい。
福永騎手のデータを分析していくと、期待値が高い部分が見えてきます。
▼まず、先ほども書いた通り、「重賞レースで1番人気の福永騎手」
これは、過去5年で単勝回収率が111%と非常に優秀。
福永騎手は、昔は人気馬でも勝ちきれず、2~4着が多い騎手でしたが、近年は人気馬をしっかり勝たせる騎乗ができています。
▼この回収率の高さは、技術的な部分の向上という点もあると思いますが、福永騎手が過剰人気になりにくいという特徴も影響している印象です。
つまり、1番人気でも、福永騎手が騎乗だとあまり競馬ファンが信頼せず、単勝が過剰人気になりにくいのではないかと。
▼ちなみに、コントレイルは福永騎手のお手馬ですが、あれだけ強い馬にもかかわらず、ダービーまでで単勝1倍台は、デビュー戦とダービーの2回しかありません。
皐月賞などは、明らかに能力上位だったのに、単勝2.7倍ですからね。
ルメールが乗れば、単勝1倍台だったかもしれない。
福永騎手は過剰人気になりにくいので、1番人気の回収率が高くなりやすいのかなと。
▼それから、1番人気だけでなく、3番人気の回収率も非常に高くなっています。
これは誤差だと思いますが、要するに、福永騎手は上位人気の時に、単勝回収率が高くなりやすいという傾向があるわけです。
4番人気でも、単勝回収率98%と優秀です。
▼なので、重賞レースで福永騎手が、1~4番人気の時は、軸馬候補となる。
特に、単勝や馬単1着固定などの単系馬券で、回収率が高くなりやすいです。
▼その一方、9~13番人気の大穴では、複勝回収率が高くなりやすい。
これも先ほど少し書きましたが、福永騎手は人気薄の時は、2~3着狙いをしてくるケースが多いので、福永騎手が大穴馬に騎乗しているときは、三連複やワイドのヒモとして狙っていくと、これも回収率が上げやすい条件になります。
福永騎手は、「人気馬では勝ちに行く。人気薄では2~3着狙い」
という感じの騎乗スタイルになることが多いですね。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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▼『福永騎手は儲からないから、買わないほうがいいんでしょうか?』
というご質問をいただいたので、本日は、福永祐一騎手について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「福永祐一は、芝の重賞レースでは、むしろ儲けやすい騎手だと思う」
「特に、2~3着に持ってくる技術は非常に高いと感じる」
「その反面、重賞レースだと勝ち切れない面もあるので、1着固定は狙いにくい感じか」
「ゆえに私ブエナが福永騎手を狙う時は、単系ではなく、複系馬券で狙うことが多い」
「それ以外では、牝馬の回収率が高め。ダートの回収率は低め、という印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼さて最近、福永祐一騎手はいろいろと話題になることが多いですね。
ジャパンカップでもそうでしたが、
「福永騎手から乗り替わりになった馬がG1を勝ち、福永騎手は2着」
という珍事が、立て続けに起こった事も原因ですね。
▼一般的な福永騎手のイメージは・・・
・消極的
・思い切った騎乗をしない
・下手
このように書かれていることが多いようです。
さて、では本当に福永騎手は下手で、馬券を買わないほうがいいのか?
▼ちょっと調べてみましょう。
重賞レースを買う人が多いと思うので、2012年~2014年11月までの、約3年のデータで検証してみます。
▼福永祐一、重賞レース回収率
単勝回収率 61%
複勝回収率 92%
ざっくりと見ると、こんな感じ。
この数字を見て、「馬券を買わないほうがいい」と思いますか?
▼ここからは私ブエナの個人的な見解です。
福永祐一は下手ではない。
「無難に乗る」
だけです。
もっとわかりやすく言うと、福永騎手は、
「2~5着狙いが多い」
という印象ですね。
(特に、重賞レースの場合)
▼このような特徴を理解した上で、福永騎手の馬券を買えば、
「むしろ福永祐一は、儲けやすい騎手である」
と言っても過言ではないかもしれません。
▼上述したデータでもわかりますが、
「福永騎手を買うときは、単系ではなく複系を買う」
特に、重賞レースやG1など、ビッグレースでは、このようなアプローチがなかなか効果的だったりします。
この先どう変わっていくかはわかりませんが、現状ではその傾向が強いですね。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼複勝回収率が92%というのは、かなり凄い数字かと。
重賞レースで、福永騎手の複勝馬券を買い続けるだけで、回収率が92%になるわけです。
ここから少し絞り込んでいけば、プラス回収にすることは難しくありません。
▼例えば、上述した回収率は、「芝とダート混合」ですが、福永騎手はダートはあまり良くなく、
福永祐一、ダート重賞 回収率
単勝回収率 29%
複勝回収率 48%
こんな感じ。
かなり低い数字です。
福永騎手は剛腕ではないので、パワー勝負になるダートよりも、リズムとタイミングで勝負する芝の重賞レースの方がはるかに成績が良い傾向にあります。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼試しに、少し絞り込んでみると、
福永祐一・重賞レースデータ
芝重賞、複勝回収率 99%
牝馬限定、複勝回収率 123%
関西馬、複勝回収率 103%
馬体重、460~499キロ 複勝回収率 140~160%
こんな感じ。
福永騎手の重賞レース、複勝回収率で100%を越える条件は、ゴロゴロあるわけです。
剛腕ではないので、馬体重が500キロを越える大型馬の成績は悪いですね。
▼ちなみに上述したデータは、複勝の回収率であり、これを「三連複」や「ワイド」にすると、さらに回収率を上げる事が可能です。
どうでしょうか。
福永騎手は下手ですか?
福永騎手を買うときは、単系を買わなければ良い。
3着内率はかなり優秀なのです。
▼それでは、福永祐一のデータについて、さらに突っ込んでみましょう。
【福永祐一データ】 2010~2015
4707レース分析
平均
勝率15.4%
単勝回収率75%
複勝回収率85%
重賞レース
勝率11.7%
単勝回収率66%
複勝回収率96%
はい。
先ほどより、集計期間を長くしてみたので、若干数字は変わっていますが、やはり福永祐一の成績は、優秀だと言えます。
全レースの複勝回収率が85%もあるので、ワイドや三連複で勝負する人は、「軸馬としての福永祐一」は、意識しておいた方が良いかと思います。
▼特に、先ほども書きましたが、「重賞レースでの、福永祐一の複勝回収率は、非常に優秀」だと、私は感じています。
上記の数字は、「ダート重賞」も入っているのですが、「芝重賞レース」に絞れば、
「複勝回収率102%」です。
この安定感は、只者ではない。
私自身も、重賞レースで三連複を購入することが多いので、福永祐一を軸に、3着内狙いをすることが多いですね。
▼ということで本日は、福永祐一騎手はヘタか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
好き嫌いが分かれる騎手ですが、「安定感」という意味では、日本でもトップレベルだと思います。
「勝ちに行かない」ことが多いので、重賞レースでの「単系」は、オススメしません。
単勝・馬単・三連単でアタマにするのは、ちょっと危険ですね。
▼福永騎手に限らず、馬券というのはこのように、部分部分に分けて狙う。
言い換えると、「それぞれの騎手の得意条件を狙う」
そうすることによって、長期的な回収率を飛躍的に上げることができるわけです。
(あくまで私ブエナの意見です)
▼競馬は、勝っている人は、勝つべくして勝っている。
福永騎手の買い方ひとつ見ても、明確に回収率が分かれるわけですね。
このような積み重ねが、トータルの馬券収支の「差」になっていくわけです。
なんとなくのイメージで「福永祐一は下手だから切る!」なんて買い方をしていると、なかなか長期回収率は上がってこないかもしれません。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
福永祐一のすごさは複勝回収率にアリ
▼福永祐一騎手についての考察を続けます。
2016年末時点では、騎手の勝ち星は特定の数名に偏っています。
ただ、騎手の単純な勝ち星は、ほとんどが午前中のレースでいかに人気馬に騎乗するか?で、決まっている部分もあります。
▼多くの人は、重賞レースを中心に馬券を購入すると思う。
私ブエナも、午前中のレースの成績はほとんど無視しています。
私自身、午後のレースしか馬券購入しません。
マツリダ予想を使っているというのもありますが、午前中のレースは回収率を上げにくい印象だからです。
▼さて、重賞レースに限定して、各騎手の回収率を見てみましょう。
【重賞レースの回収率】 2010~2016
芝重賞
946レース分析(ブエナ調べ)
福永騎手
単勝回収率 74%
複勝回収率 104%
Mデムーロ騎手
単勝回収率 157%
複勝回収率 99%
戸崎騎手
単勝回収率 110%
複勝回収率 90%
ルメール騎手
単勝回収率 105%
複勝回収率 104%
はい。
過去7年で、重賞レースで回収率が高かった騎手です。
田辺裕信の単勝回収率もかなり高い(139%)のですが、人気薄での一発が多いので、ここでは除外します。
▼Mデムーロやルメールがうまいのは当たり前として、戸崎圭太も当然うまい。
そしてこの中に、福永祐一も入ってくると、私ブエナは思うわけです。
世間では、「福永祐一ヘタ!」みたいに言われることが多いわけですが、過去7年の芝重賞レースでは、福永祐一は素晴らしい成績です。
▼特に、複勝回収率は本当に素晴らしいと思う。
三連複で勝負する私ブエナにとっては、福永祐一がいるだけで、かなりプラス収支に貢献してくれる。
極端な話、近年の芝重賞レースでは、福永祐一を軸に三連複を適当に買うだけで勝ててしまうほどです。
彼は過剰人気にもならないので、今後も儲かる騎手でいてほしいと思います。
▼福永騎手の狙い目
さて、福永騎手は1着固定にしない方がいいと先ほど書きましたが、単勝回収率が高い条件もある。
例えば、「福永騎手の1番人気は、単勝回収率 93%」
(2010~2017.9の重賞レース)
素晴らしい数字です。
福永騎手が重賞レースで1番人気なら、1着固定でも回収率を上昇させることが可能になる。
▼それから逆に、「福永騎手の人気薄」
実は、これもなかなか狙い目だったりします。
2010~2017.9の重賞レースで、福永騎手が8~14番人気だったら↓
複勝回収率 133%
これもまた素晴らしい成績です。
▼上記の数字は何を表しているのか?
「福永騎手は、重賞レースで人気薄だと、2~3着に突っ込んでくることが多い」
と思うわけ(ブエナ調べ)
▼田辺騎手のように、「人気薄の単勝で、一発大儲け!」というタイプではない。
福永騎手は、それとは逆に、
「1番人気で堅実に走り、人気薄の時は3着狙い」
という、非常にオーソドックスでわかりやすい騎乗をしてくることが多い印象です。
▼傾向がわかりやすいという事は、馬券も構成しやすいわけ。
例えば、福永騎手。先ほど「8~14番人気」の複勝回収率は素晴らしいと書きましたが、
「8~14番人気の単勝回収率は、36%しかない」
のですね(重賞レース)
という事は、重賞レースで福永騎手の人気薄を、1着固定にした馬券は回収率を引き下げやすい、と思うわけです。現状では。
▼まぁこれに関しては、ほとんどの騎手に言えることです。
大穴サイドの単勝は、回収率を上げにくいからね。
大穴は、複勝でも回収率を上げにくいんですが、大穴でも高い回収率を誇る福永騎手は、やはり2~3着狙いならかなりの腕前だと思うわけです。
▼騎手のデータを見ていると、
・回収率が高い騎手
・回収率が低い騎手
まずこの2パターンがあります。
これに関してはわかりやすいですね。
▼回収率が高い騎手は、Mデムーロ・ルメール。
この2人に関しては、単勝回収率・複勝回収率どちらも高い傾向にあります。
特に、特別戦や重賞レースにめっぽう強く、クラスが上がれば上がるほど、回収率も上がるタイプです。
▼その反対に、回収率が低い騎手。
これに関しては、知っておいても得することはないので、特に個別の名前は出しません。
単勝回収率・複勝回収率どちらも低い傾向にある騎手。
実は、多くの騎手は、ここに分類されたりするわけです。
▼そして本日のテーマ。福永騎手。
彼は、ある意味特殊な存在でもある。
普通、騎手の回収率は、高いか低いかで分類されるんですが、福永騎手の場合は、「単勝回収率が低くて、複勝回収率は高い」という、かなり変わった傾向にあるわけですね。
なので、そこを頭に置いておけば、利益を出しやすい騎手と言えるわけです。
▼では次に、データ範囲を更新して、福永騎手の成績を見てみましょう。
【福永騎手。重賞レース】2015~2020年
単勝回収率65%
複勝回収率78%
はい。
以前は、複勝回収率が100%近くあった福永騎手ですが、歳をとると回収率が低めになってきました。
▼このままでは、馬券購入の糸口がつかめないので、また詳細に分析してみたいと思います。
【福永騎手。重賞レース。人気別データ】2015~2020年
1番人気⇒単勝回収率111%
3番人気⇒単勝回収率143%
9~13番人気⇒単勝回収率72%・複勝回収率112%
はい。
福永騎手のデータを分析していくと、期待値が高い部分が見えてきます。
▼まず、先ほども書いた通り、「重賞レースで1番人気の福永騎手」
これは、過去5年で単勝回収率が111%と非常に優秀。
福永騎手は、昔は人気馬でも勝ちきれず、2~4着が多い騎手でしたが、近年は人気馬をしっかり勝たせる騎乗ができています。
▼この回収率の高さは、技術的な部分の向上という点もあると思いますが、福永騎手が過剰人気になりにくいという特徴も影響している印象です。
つまり、1番人気でも、福永騎手が騎乗だとあまり競馬ファンが信頼せず、単勝が過剰人気になりにくいのではないかと。
▼ちなみに、コントレイルは福永騎手のお手馬ですが、あれだけ強い馬にもかかわらず、ダービーまでで単勝1倍台は、デビュー戦とダービーの2回しかありません。
皐月賞などは、明らかに能力上位だったのに、単勝2.7倍ですからね。
ルメールが乗れば、単勝1倍台だったかもしれない。
福永騎手は過剰人気になりにくいので、1番人気の回収率が高くなりやすいのかなと。
▼それから、1番人気だけでなく、3番人気の回収率も非常に高くなっています。
これは誤差だと思いますが、要するに、福永騎手は上位人気の時に、単勝回収率が高くなりやすいという傾向があるわけです。
4番人気でも、単勝回収率98%と優秀です。
▼なので、重賞レースで福永騎手が、1~4番人気の時は、軸馬候補となる。
特に、単勝や馬単1着固定などの単系馬券で、回収率が高くなりやすいです。
▼その一方、9~13番人気の大穴では、複勝回収率が高くなりやすい。
これも先ほど少し書きましたが、福永騎手は人気薄の時は、2~3着狙いをしてくるケースが多いので、福永騎手が大穴馬に騎乗しているときは、三連複やワイドのヒモとして狙っていくと、これも回収率が上げやすい条件になります。
福永騎手は、「人気馬では勝ちに行く。人気薄では2~3着狙い」
という感じの騎乗スタイルになることが多いですね。
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