複勝の追い上げで勝てるか?複勝馬券の増額投資法。外れたら金額を増やして賭ける戦略
複勝の追い上げで勝てるか?
▼本日は、複勝の追い上げについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「複勝の追い上げで勝つためには、まず損切りラインを明確にする必要がある」
「そして、勝負するレースは、徹底的に厳選することが重要」
「無計画に、負けたから追い上げだ!というスタンスでは、大金を失って終わる」
「目安は、倍賭け・複勝2倍狙い・3回外れたら損切り、というのがオーソドックスな形」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼複勝馬券の追い上げ投資は、根強い人気がある買い方です。
追い上げ、つまり馬券が外れたら、次のレースは賭け金を増額して購入する手法ですね。
▼では、この複勝の追い上げ。勝てるのか?
私ブエナの印象では、「複勝追い上げは、損切りラインを明確にしてリスクを下げれば、十分に勝てる戦略である」と考えます。
▼馬券が外れたら増額して次のレースに挑むわけですから、的中した時点で、外れた分まで回収できることになります。
これだけ見れば、必勝の戦略にも見えますが、追い上げにも弱点があります。
▼それは、「無限に追い上げできるわけでは無い」という部分です。
例えば、シンプルに資金を倍増させていくとすれば、1000円から始めても、5回目には16000円になってしまいます。
その次は、32000円。さらには64000円と、後半になるにつれて賭け金は加速度的に増加します。
▼なので、最初にロスカットポイント(損切りライン)を決めておくことが、複勝の追い上げを成功させるポイントになる。
「3回追い上げて外れたら、一旦ロスカット」というように、やめ時を決めておくわけです。
このルールさえしっかり守れたなら、複勝馬券の追い上げ投資は、利益を出せる戦略になると思います。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼複勝の追い上げで勝てるか?についての考察を続けます。
ここでは、具体的な複勝の追い上げ方法について考えてみます。
▼「複勝オッズ2倍狙い。倍額設定。3回でロスカット」
例えば、このような戦略。
1000円から始めて、4000円まで増額して外れたら、一旦そこで損切りです。
▼損失は、7,000円。
という事は、8回に1回までは損切りしても、トータル収支では損失が出ないと言うことになる。
▼これは簡単そうに見えますが、なかなか難しいです。
追い上げに8回挑戦して、7回成功させなければならない。
この成功確率を可能にするのは、「厳密なレース選び」になります。
▼複勝オッズで2倍と言う事は、単勝人気では、大体3~5番人気くらい。
これくらいの人気の馬が好走しやすいレース条件を選んでいくことになります。
▼少頭数のレースだと、的中率が高そうに感じますが、あまりにも少頭数だと、1~2番人気の好走確率が上がってしまい、狙っている3~5番人気の馬の好走確率が下がってしまいます。
なので、複勝オッズ2倍を狙うなら、頭数は13~15頭くらいを狙う感じですね。私の場合。
▼これが、出走頭数8~11頭くらいの少頭数だと、上位に来る馬は大体わかるんですが、人気馬が多くなってしまいます。
その場合の配当は、複勝で1.2~1.6倍くらい。
今回の戦略で狙う複勝2倍には届かないわけです。
▼それ以外のポイントとしては、「距離」
複勝オッズ2倍で狙うなら、1200m~1400mの短距離戦は有効です。
長距離のレースだと、基本的には強い馬が強い。
特に、下級クラスのレースでは、長距離のレースはガチガチの決着になることが多く、複勝の中穴を狙うのには向いていません。
▼その点で、スプリント戦などの短距離戦は、ちょっとした拍子に1~2番人気が惨敗するので、複勝2倍が出現しやすいわけです。
複勝オッズでは、「同時に入ってくる馬のオッズ」も重要になります。
同じ馬を狙った場合でも、残り2頭の馬が人気馬か人気薄かによって、複勝オッズは変わってくるわけです。
▼ここが単勝馬券と複勝馬券の大きな違い。
複勝は、オッズに「幅」があるんですね。
と言う事は、できるだけ荒れそうなレースを選んだ方が、高い配当を見込めることになる。
▼1~2番人気の信頼度が低いレースでは、複勝オッズが高くなりやすいので、複勝の追い上げに向いているわけです。
この場合、複勝2倍で設定していても、1.6~2.3倍くらいの幅であれば勝負できることになります。
▼逆に、1~2番人気の信頼度が高いレースでは、複勝オッズ1.6~2.3倍で、1.6倍を引くケースが多くなるので、馬の選択を変える必要が出てきます。
ただ、1レースの中でそんなに期待値が高い馬は多くないので、レースごと見送るという事にもなってしまうわけです。
▼「芝1200m。複勝2倍狙い。倍額追い上げ。3連敗で損切り」
このような感じで、追い上げのルールを練り上げていきます。
ポイントとしては、自分が狙うレースがない時は、何週間でも見送るという点です。
▼追い上げに失敗してしまう人の特徴は、「すぐに稼ごうとしてしまう人」です。
例えば、1日の中で、焦って何度も追い上げ投資をしてしまう人。
このタイプは多いです。
「外れた!くそー!次のレースで追い上げだ!」
この手の感情任せの追い上げは、まず失敗するので要注意ですね。
▼▼とにかく、複勝馬券の追い上げで最も重要なポイントは、「損切り」です。
競馬には、確率の偏りというものがあり、ありえない回数、連敗することがあります。
「ここまで外れたら、さすがにそろそろ当たるだろう!まだまだ勝負だ!」⇒この手のタイプは、大金を失って泣くことになります。
▼では、どれくらい連敗するものなのか?
具体的なデータを見てみましょう。
【4番人気の複勝馬券データ】2018~2020年。重賞レース416レース分析
的中率30%
回収率79%
平均配当263円
最大連敗16回
はい。
複勝オッズ2倍くらいになりやすい、4番人気馬のデータです。
3年間の重賞レースで、4番人気の複勝馬券を買い続けると、上記のような成績になります。
▼まず、的中率は30%あるので、追い上げをするには合格ライン。
ですが、「的中率30%なら、3回に1回は当たるはず!5回くらい追い上げれば、必勝だな!」と考えてはいけません。
的中率30%というのは、あくまでも平均の的中率であり、コンスタントに3回に1回的中する訳では無いのです。
▼馬券の確率の偏りというのは非常に怖く、連勝したり連敗したりするのが当たり前です。
コンスタントな出現というのは、ほとんどない。
その証拠に、先程のデータを見てみると、最大連敗数は、なんと16回です。
1,000円から倍賭けで狙っていくと、どうなるか?
↓
1,000円
2,000円
4,000円
8,000円
1万6,000円
3万2,000円
6万4,000
12万8,000円
25万6,000円
51万2,000円
102万4,000円
204万8,000円
はい。
1,000円から始めても、12連敗でこのようなクレイジーな賭け金に膨れ上がってしまいます。
16連敗と言う事は、これだけ追い上げても当たらないわけです。
競馬における確率の偏りが、いかに怖いことか、わかると思います。
▼だからこそ、追い上げ戦略を成功させるためには、損切りラインを最初に設定しておく必要があるわけです。
複勝オッズ2倍でも、普通に10連敗くらいはしてしまいます。
なので、確率の偏りに巻き込まれるリスクを最小限にするために、複勝馬券での追い上げをするときは、必ず最初に損切りラインを設定してください。
▼▼では次に、複勝の追い上げに向くレースとして、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【共同通信杯2021年】
1着 エフフォーリア(4番人気)
2着 ヴィクティファルス(7番人気)
3着 シャフリヤール(2番人気)
複勝220円
はい。
このレースは、4番人気のエフフォーリアの期待値が高く、複勝の追い上げに適したレースでした。
▼まず、断然の1番人気は、ステラヴェローチェ。
朝日杯フューチュリティステークスで2着の実績は、このメンバーでは断然上。
東京コースも、2歳時のサウジアラビアロイヤルカップを圧勝しており、普通に考えると、この馬が中心になります。
ただ、当ブログでいつも書いている通り、基本的に断然人気の馬というのは、過剰人気になっているケースが多く、期待値が低くなりやすいです。
いつも断然人気の馬から馬券を購入している人は、ほとんどプラス収支になっていないと思います。
▼しかも今回は、複勝の追い上げという戦略なので、複勝1.1~1.3倍のステラヴェローチェでは、どうにもならないわけです。
ということで、ステラヴェローチェは見送り。
次の馬を探します。
▼次は、2番人気のシャフリヤール。
デビュー前からその素質が高く評価された馬で、鞍上の福永騎手も、かなり期待している馬。
新馬戦を勝ったばかりですが、2番人気に支持されました。
ただ、新馬戦はタイム差なし。
これも当ブログでいつも書いていますが、ギリギリで勝ち上がってきた馬というのは、あまり期待値が高くないです。
その実績で2番人気ですから、シャフリヤールもちょっと手を出しにくい馬となります。
▼次に、3番人気のレフトゥバーズ。
こちらは、新馬戦を0.6秒差と楽勝。
勝ちっぷりは良かった。ただ、牝馬限定戦の新馬戦なんですね。
牝馬だけの新馬戦は、レベルが低くなるケースが多く、タイム差をつけても、単に相手が弱かっただけとなるケースが多いわけです。
また、馬体重も418キロと体が小さく、牡馬相手のここは、いかにも不安が多いところです。
従って、レフトゥバーズも見送り。
▼次に、4番人気のエフフォーリア。
この馬も、デビュー前から期待されていた馬で、鞍上の横山武史騎手が惚れ込む逸材。
デビュー戦が0.1秒差、1勝クラスが0.2秒差と、着差をつけているのもいい。
これで4番人気なら、複勝の追い上げにはちょうどいい馬と言えます。
従ってここは、エフフォーリアの複勝で、複勝オッズ2倍程度を狙います。
▼結果は、エフフォーリアが完勝で、複勝は220円。
狙った通りの複勝配当になりました。
複勝の追い上げで購入する場合は、このように上位人気馬に死角があるレースを狙っていくのが、絶対条件になりますね。
▼▼では、次のケーススタディを見てみましょう。
【ホープフルステークス2021年】
1着 キラーアビリティ(2番人気)
2着 ジャスティンパレス(4番人気)
3着 ラーグルフ(8番人気)
複勝ジャスティンパレス240円
はい。
このレースも、4番人気のジャスティンパレスの期待値が高く、複勝の追い上げ投資に適したレースでした。
▼出走頭数は15頭立てで、複勝2倍を狙うには、ちょうどいい頭数です。
1番人気は、ルメール騎手のコマンドライン。
2連勝で重賞のサウジアラビアロイヤルカップを制した完成度の高さは、2歳G1では武器になります。
ただ、2連勝はどちらもマイル戦でのもの。
今回は、2ハロン距離が延長して、2000m戦。
1番人気というのは、信頼感が最も重要なので、「初めての条件」とか「不確定要素」があると、期待値が下がります。
このコマンドラインも、初めての距離、そして初めての右回りということで、不確定要素が多く、期待値が低くなっていると考えられます。
1番人気の期待値が低ければ、それ以外の馬の期待値が上がるので、その点から、ここは中穴馬の複勝馬券で、追い上げ戦略が適用できることになります。
▼複勝の追い上げは、複勝オッズ2倍の倍賭けが基本。
このレースで、複勝オッズ2倍ゾーンは、3番人気のサトノヘリオスか、4番人気のジャスティンパレス、ということになります。
▼3番人気のサトノヘリオスは、2戦連続レコードタイムでの勝利という、派手な戦績。
その結果、3番人気に支持されましたが、レコードで勝ってきたとは言え、着差がついていなかった。
0.1秒差と0.0秒差だったので、レコードと言っても、他の馬も同じくらいのタイムで走っているわけです。
その点で、サトノヘリオスには不安が残る。
また、鞍上の岩田望来騎手も、まだ重賞レースすら勝っておらず、G1では荷が重い。
従って、サトノヘリオスは見送ります。
▼次に、4番人気のジャスティンパレス。
こちらも、2000mを連勝してきた馬。
先程のサトノヘリオスと違うところは、着差をつけて勝ってきた所。
0.3秒差と0.1秒差で、着差がついている。
また、鞍上のCデムーロ騎手も、大舞台に強い騎手であり、複勝の追い上げを狙うなら、この4番人気のジャスティンパレスが適しているということになります。
▼結果は、ジャスティンパレスが2着に粘り込み、複勝は240円と、想定通りの配当。
このレースのポイントは、1番人気のコマンドラインに死角があり、それ以外の馬の期待値が高かったこと。
そして、複勝オッズ2倍狙いから、対象馬を2頭まで絞り込めたことですね。
このようなアプローチができれば、簡単に複勝2.4倍を的中できたことになります。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
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▼本日は、複勝の追い上げについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「複勝の追い上げで勝つためには、まず損切りラインを明確にする必要がある」
「そして、勝負するレースは、徹底的に厳選することが重要」
「無計画に、負けたから追い上げだ!というスタンスでは、大金を失って終わる」
「目安は、倍賭け・複勝2倍狙い・3回外れたら損切り、というのがオーソドックスな形」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼複勝馬券の追い上げ投資は、根強い人気がある買い方です。
追い上げ、つまり馬券が外れたら、次のレースは賭け金を増額して購入する手法ですね。
▼では、この複勝の追い上げ。勝てるのか?
私ブエナの印象では、「複勝追い上げは、損切りラインを明確にしてリスクを下げれば、十分に勝てる戦略である」と考えます。
▼馬券が外れたら増額して次のレースに挑むわけですから、的中した時点で、外れた分まで回収できることになります。
これだけ見れば、必勝の戦略にも見えますが、追い上げにも弱点があります。
▼それは、「無限に追い上げできるわけでは無い」という部分です。
例えば、シンプルに資金を倍増させていくとすれば、1000円から始めても、5回目には16000円になってしまいます。
その次は、32000円。さらには64000円と、後半になるにつれて賭け金は加速度的に増加します。
▼なので、最初にロスカットポイント(損切りライン)を決めておくことが、複勝の追い上げを成功させるポイントになる。
「3回追い上げて外れたら、一旦ロスカット」というように、やめ時を決めておくわけです。
このルールさえしっかり守れたなら、複勝馬券の追い上げ投資は、利益を出せる戦略になると思います。
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複勝の追い上げをする場合の、レース選び
▼複勝の追い上げで勝てるか?についての考察を続けます。
ここでは、具体的な複勝の追い上げ方法について考えてみます。
▼「複勝オッズ2倍狙い。倍額設定。3回でロスカット」
例えば、このような戦略。
1000円から始めて、4000円まで増額して外れたら、一旦そこで損切りです。
▼損失は、7,000円。
という事は、8回に1回までは損切りしても、トータル収支では損失が出ないと言うことになる。
▼これは簡単そうに見えますが、なかなか難しいです。
追い上げに8回挑戦して、7回成功させなければならない。
この成功確率を可能にするのは、「厳密なレース選び」になります。
▼複勝オッズで2倍と言う事は、単勝人気では、大体3~5番人気くらい。
これくらいの人気の馬が好走しやすいレース条件を選んでいくことになります。
▼少頭数のレースだと、的中率が高そうに感じますが、あまりにも少頭数だと、1~2番人気の好走確率が上がってしまい、狙っている3~5番人気の馬の好走確率が下がってしまいます。
なので、複勝オッズ2倍を狙うなら、頭数は13~15頭くらいを狙う感じですね。私の場合。
▼これが、出走頭数8~11頭くらいの少頭数だと、上位に来る馬は大体わかるんですが、人気馬が多くなってしまいます。
その場合の配当は、複勝で1.2~1.6倍くらい。
今回の戦略で狙う複勝2倍には届かないわけです。
▼それ以外のポイントとしては、「距離」
複勝オッズ2倍で狙うなら、1200m~1400mの短距離戦は有効です。
長距離のレースだと、基本的には強い馬が強い。
特に、下級クラスのレースでは、長距離のレースはガチガチの決着になることが多く、複勝の中穴を狙うのには向いていません。
▼その点で、スプリント戦などの短距離戦は、ちょっとした拍子に1~2番人気が惨敗するので、複勝2倍が出現しやすいわけです。
複勝オッズでは、「同時に入ってくる馬のオッズ」も重要になります。
同じ馬を狙った場合でも、残り2頭の馬が人気馬か人気薄かによって、複勝オッズは変わってくるわけです。
▼ここが単勝馬券と複勝馬券の大きな違い。
複勝は、オッズに「幅」があるんですね。
と言う事は、できるだけ荒れそうなレースを選んだ方が、高い配当を見込めることになる。
▼1~2番人気の信頼度が低いレースでは、複勝オッズが高くなりやすいので、複勝の追い上げに向いているわけです。
この場合、複勝2倍で設定していても、1.6~2.3倍くらいの幅であれば勝負できることになります。
▼逆に、1~2番人気の信頼度が高いレースでは、複勝オッズ1.6~2.3倍で、1.6倍を引くケースが多くなるので、馬の選択を変える必要が出てきます。
ただ、1レースの中でそんなに期待値が高い馬は多くないので、レースごと見送るという事にもなってしまうわけです。
▼「芝1200m。複勝2倍狙い。倍額追い上げ。3連敗で損切り」
このような感じで、追い上げのルールを練り上げていきます。
ポイントとしては、自分が狙うレースがない時は、何週間でも見送るという点です。
▼追い上げに失敗してしまう人の特徴は、「すぐに稼ごうとしてしまう人」です。
例えば、1日の中で、焦って何度も追い上げ投資をしてしまう人。
このタイプは多いです。
「外れた!くそー!次のレースで追い上げだ!」
この手の感情任せの追い上げは、まず失敗するので要注意ですね。
▼▼とにかく、複勝馬券の追い上げで最も重要なポイントは、「損切り」です。
競馬には、確率の偏りというものがあり、ありえない回数、連敗することがあります。
「ここまで外れたら、さすがにそろそろ当たるだろう!まだまだ勝負だ!」⇒この手のタイプは、大金を失って泣くことになります。
▼では、どれくらい連敗するものなのか?
具体的なデータを見てみましょう。
【4番人気の複勝馬券データ】2018~2020年。重賞レース416レース分析
的中率30%
回収率79%
平均配当263円
最大連敗16回
はい。
複勝オッズ2倍くらいになりやすい、4番人気馬のデータです。
3年間の重賞レースで、4番人気の複勝馬券を買い続けると、上記のような成績になります。
▼まず、的中率は30%あるので、追い上げをするには合格ライン。
ですが、「的中率30%なら、3回に1回は当たるはず!5回くらい追い上げれば、必勝だな!」と考えてはいけません。
的中率30%というのは、あくまでも平均の的中率であり、コンスタントに3回に1回的中する訳では無いのです。
▼馬券の確率の偏りというのは非常に怖く、連勝したり連敗したりするのが当たり前です。
コンスタントな出現というのは、ほとんどない。
その証拠に、先程のデータを見てみると、最大連敗数は、なんと16回です。
1,000円から倍賭けで狙っていくと、どうなるか?
↓
1,000円
2,000円
4,000円
8,000円
1万6,000円
3万2,000円
6万4,000
12万8,000円
25万6,000円
51万2,000円
102万4,000円
204万8,000円
はい。
1,000円から始めても、12連敗でこのようなクレイジーな賭け金に膨れ上がってしまいます。
16連敗と言う事は、これだけ追い上げても当たらないわけです。
競馬における確率の偏りが、いかに怖いことか、わかると思います。
▼だからこそ、追い上げ戦略を成功させるためには、損切りラインを最初に設定しておく必要があるわけです。
複勝オッズ2倍でも、普通に10連敗くらいはしてしまいます。
なので、確率の偏りに巻き込まれるリスクを最小限にするために、複勝馬券での追い上げをするときは、必ず最初に損切りラインを設定してください。
▼▼では次に、複勝の追い上げに向くレースとして、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【共同通信杯2021年】
1着 エフフォーリア(4番人気)
2着 ヴィクティファルス(7番人気)
3着 シャフリヤール(2番人気)
複勝220円
はい。
このレースは、4番人気のエフフォーリアの期待値が高く、複勝の追い上げに適したレースでした。
▼まず、断然の1番人気は、ステラヴェローチェ。
朝日杯フューチュリティステークスで2着の実績は、このメンバーでは断然上。
東京コースも、2歳時のサウジアラビアロイヤルカップを圧勝しており、普通に考えると、この馬が中心になります。
ただ、当ブログでいつも書いている通り、基本的に断然人気の馬というのは、過剰人気になっているケースが多く、期待値が低くなりやすいです。
いつも断然人気の馬から馬券を購入している人は、ほとんどプラス収支になっていないと思います。
▼しかも今回は、複勝の追い上げという戦略なので、複勝1.1~1.3倍のステラヴェローチェでは、どうにもならないわけです。
ということで、ステラヴェローチェは見送り。
次の馬を探します。
▼次は、2番人気のシャフリヤール。
デビュー前からその素質が高く評価された馬で、鞍上の福永騎手も、かなり期待している馬。
新馬戦を勝ったばかりですが、2番人気に支持されました。
ただ、新馬戦はタイム差なし。
これも当ブログでいつも書いていますが、ギリギリで勝ち上がってきた馬というのは、あまり期待値が高くないです。
その実績で2番人気ですから、シャフリヤールもちょっと手を出しにくい馬となります。
▼次に、3番人気のレフトゥバーズ。
こちらは、新馬戦を0.6秒差と楽勝。
勝ちっぷりは良かった。ただ、牝馬限定戦の新馬戦なんですね。
牝馬だけの新馬戦は、レベルが低くなるケースが多く、タイム差をつけても、単に相手が弱かっただけとなるケースが多いわけです。
また、馬体重も418キロと体が小さく、牡馬相手のここは、いかにも不安が多いところです。
従って、レフトゥバーズも見送り。
▼次に、4番人気のエフフォーリア。
この馬も、デビュー前から期待されていた馬で、鞍上の横山武史騎手が惚れ込む逸材。
デビュー戦が0.1秒差、1勝クラスが0.2秒差と、着差をつけているのもいい。
これで4番人気なら、複勝の追い上げにはちょうどいい馬と言えます。
従ってここは、エフフォーリアの複勝で、複勝オッズ2倍程度を狙います。
▼結果は、エフフォーリアが完勝で、複勝は220円。
狙った通りの複勝配当になりました。
複勝の追い上げで購入する場合は、このように上位人気馬に死角があるレースを狙っていくのが、絶対条件になりますね。
▼▼では、次のケーススタディを見てみましょう。
【ホープフルステークス2021年】
1着 キラーアビリティ(2番人気)
2着 ジャスティンパレス(4番人気)
3着 ラーグルフ(8番人気)
複勝ジャスティンパレス240円
はい。
このレースも、4番人気のジャスティンパレスの期待値が高く、複勝の追い上げ投資に適したレースでした。
▼出走頭数は15頭立てで、複勝2倍を狙うには、ちょうどいい頭数です。
1番人気は、ルメール騎手のコマンドライン。
2連勝で重賞のサウジアラビアロイヤルカップを制した完成度の高さは、2歳G1では武器になります。
ただ、2連勝はどちらもマイル戦でのもの。
今回は、2ハロン距離が延長して、2000m戦。
1番人気というのは、信頼感が最も重要なので、「初めての条件」とか「不確定要素」があると、期待値が下がります。
このコマンドラインも、初めての距離、そして初めての右回りということで、不確定要素が多く、期待値が低くなっていると考えられます。
1番人気の期待値が低ければ、それ以外の馬の期待値が上がるので、その点から、ここは中穴馬の複勝馬券で、追い上げ戦略が適用できることになります。
▼複勝の追い上げは、複勝オッズ2倍の倍賭けが基本。
このレースで、複勝オッズ2倍ゾーンは、3番人気のサトノヘリオスか、4番人気のジャスティンパレス、ということになります。
▼3番人気のサトノヘリオスは、2戦連続レコードタイムでの勝利という、派手な戦績。
その結果、3番人気に支持されましたが、レコードで勝ってきたとは言え、着差がついていなかった。
0.1秒差と0.0秒差だったので、レコードと言っても、他の馬も同じくらいのタイムで走っているわけです。
その点で、サトノヘリオスには不安が残る。
また、鞍上の岩田望来騎手も、まだ重賞レースすら勝っておらず、G1では荷が重い。
従って、サトノヘリオスは見送ります。
▼次に、4番人気のジャスティンパレス。
こちらも、2000mを連勝してきた馬。
先程のサトノヘリオスと違うところは、着差をつけて勝ってきた所。
0.3秒差と0.1秒差で、着差がついている。
また、鞍上のCデムーロ騎手も、大舞台に強い騎手であり、複勝の追い上げを狙うなら、この4番人気のジャスティンパレスが適しているということになります。
▼結果は、ジャスティンパレスが2着に粘り込み、複勝は240円と、想定通りの配当。
このレースのポイントは、1番人気のコマンドラインに死角があり、それ以外の馬の期待値が高かったこと。
そして、複勝オッズ2倍狙いから、対象馬を2頭まで絞り込めたことですね。
このようなアプローチができれば、簡単に複勝2.4倍を的中できたことになります。
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ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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