競馬で枠順の有利不利はあるか?何枠が儲かる?何番を買うか。東京中山京都阪神コース
競馬で枠順の有利不利はあるか?
▼「競馬は枠順によって、有利不利はありますか?」
というご質問をいただいたので、本日は、枠順の有利不利について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「競馬は、使われるコースによって有利な枠順が違ってくると思う」
「芝の中長距離はやや内枠有利で、極端な外枠は不利かと」
「ダートは、外枠の方が走りやすい印象」
「芝の短距離は、ワンペースで行けるのであまり枠順は関係ないように思う」
(あくまで私ブエナの見解です)
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼枠順については、以前にも何度か書いていますが、本日はまた違う切り口から書いてみたいと思います。
ネットで色々検索してみると、枠順の有利不利について調べているサイトが、いくつか散見されます。
すごく詳細に調べているサイトもあるようですが、当ブログでは少し違った角度から行きます。
▼例えば、「芝のレースでの枠順別の連対率」
これを、データ分析ソフトで分析してみると、
「内枠も外枠も大差ない」
という結果になります。
しかし、実際には、「差がある」
データ分析をする際は、ココが落とし穴になります。
▼つまり、「芝のレースでの枠順別連対率」という調べ方では、雑すぎると思うわけ。
私ブエナの場合、ここはもっと突っ込んで調べます。
「芝 短距離」
「芝 中距離」
「芝 長距離」
「ダート 短距離」
「ダート 中長距離」
大体こんな感じに分類して、それぞれの内枠と外枠の有利不利をデータ分析していくスタイル。意外と几帳面な私。
▼上述したように分類すると、枠順による有利不利が見えてきます。
この辺も、以前に書いたと思いますが、
「芝の中長距離は、やや内枠有利」
だと思う。
これはどの競馬場、コースでも長期的にはそうなる印象。
例えば、ダービーやオークスやジャパンカップが行われる、「東京芝2400メートル」などは、かなり内枠が有利となっています。
(※長期的なデータの話で、もちろん外枠の馬が勝つレースもあります)
▼一方、「芝の短距離」では、あまり内枠有利とはならないような。
内枠も外枠もフラットになるケースが多い。
というか私の印象では、短距離はどちらかと言えば、外枠の方が走りやすいかなという印象です。
▼また、ダートに関しては、芝とは全く別物で、ダートは「砂」なので、あまり内枠に入ってしまうと、砂まみれになり、お馬さんが走る気をなくしてしまいます。
なので、芝の中距離は内枠が有利ですが、ダートの中距離は外枠の方がむしろ走りやすいと思うわけ。
▼私は、マツリダ予想のデータを利用して馬券購入しますが、◎が内枠の時は、少し厚めに勝負することもあります。
マツリダ予想は、芝の中長距離で中荒れを狙う予想なので、この内枠狙いという戦略がマッチしやすいからです。
▼芝の中長距離では、「13番より外の枠」になってくると、かなり期待値が下がってしまう印象。
特に、芝の中長距離で人気薄の馬を狙う場合は、外枠よりも内枠を狙ったほうが、穴馬をゲットできる確率が上がります。
なぜなら、弱い馬は、コースロスなくインコースを走らないと勝負にならないケースが多いからです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼「競馬は長い目で見て回収率が100%を超えるように買うゲーム」なので、このような細かい戦略を積み重ねていくことが重要。
その差が、年間では何十万円、何百万円という差になっていきます。
▼具体的に、「何番の馬を狙うか?」は、ケースバイケースではありますが、私がよく狙うのは、
「2.3.4.5.6.7.8番」
この辺ですね。
(芝の中長距離の話)
▼最内枠の「1枠1番」は、3着が多く、勝ち切れないケースが多いですね。出遅れも多いです。
でも1枠1番は、「3着固定」などで、高回収率になるケースも多い印象です。
(コースにもよりますが)
このような枠順による特徴を頭に入れながら競馬予想をすると、今までと違ったものが見えてくると思います。
▼さて、枠順についての記事は、過去にこちらでも書きました。
↓
競馬は外枠が不利なのか?
上記の記事でも書いていますが、
・芝の短距離は、内枠も外枠も大差ない
・新潟の1000mは、圧倒的に外枠有利
・ダートも、やや外枠有利(砂をかぶらないため)
・芝の中長距離は、やや内枠有利
競馬における枠順の有利不利を、私ブエナの印象で大まかに書いてみると、上記のような印象です。
とにかく大切な事は、「内枠有利か外枠有利かは、レース条件によって全然違ってくる」という点です。
芝とダートでは、有利な枠は全然違う。
短距離と長距離でも、有利な枠は全然違うと、私は思うわけです。
▼また、芝のレースの場合、「芝の痛み具合」によっても、有利な枠は全然違ってきます。
開催が進んで、インコースがボロボロの芝になってしまうと、
「コース的には内枠有利だが、その日だけは外枠有利になる」
という現象が起こるわけですね。
▼これが競馬の難しいところであり、面白いところでもあります。
もし競馬が室内競技だったら、予想はもっと簡単になると思いますが、面白みも半減するかもしれませんね。
ちなみに私の場合、芝の痛み具合は、「土曜日の午前中のレースを見て判断する」ことが多いです。
▼ということで本日は、競馬で枠順の有利不利はあるか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
G1レースなど大きなレースは、そのほとんどが「芝の中長距離」なので、私の場合、基本的には内枠狙いにすることが多いです。
的中率的には、外枠狙いでもそれほど差はないのですが、「長期回収率」を考えると、「迷った時は外枠より内枠」のマイルールに沿って馬券購入した方が、回収率は上げやすいように、私は感じています。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼何枠が儲かるか?についての考察を続けます。
先ほどまでは、レース条件によって有利な枠順が違うと書きました。
ここでは、さらに突っ込んでみます。
▼有利な枠順は、人気によっても変わってくるのではないか?
例えば、「人気馬にとって有利な枠順」と「人気薄にとって有利な枠順」は、全然違ってくると、私は思うわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼断然人気馬の最内枠は、危険でもある
わかりやすい例で言えば、「断然の1番人気が、スプリント戦で1枠1番」
このようなケースどう思いますか?
「短い距離の1200メートルで、能力断然の馬が1枠1番なら、これはもう鉄板だ!」
と思いますか?
▼多くの人は、そう思うわけです。
だからこそ、断然人気にさらに拍車がかかり、過剰人気となる。
過剰人気になれば、他馬のマークもきつくなり、能力を発揮できないことも増える。
なので、スプリント戦では、1枠1番の断然人気馬が、あっさりと4着以下に負けるケースも多い印象です。
▼「1枠1番」は、芝のレースでは、良い枠だと思う。
でも、1200mで1枠1番は、断然人気の馬にとっては、あまりよくない気が。
上述の通り、マークされるし、スプリント戦だとワンミスが命取りになるからです。
▼しかし、同じスプリント戦の1枠1番でも、「人気薄」なら話は違ってくる。
人気がない馬が、最短距離を走れる1枠1番なら、これは狙い目になると思うわけです。
断然人気の馬が最内にいれば、他馬は囲んでくる。
しかし、人気のない馬が最内にいても、誰も相手にしない。
だからこそ、最短距離を回って大穴をあける。
このように、有利な枠順は、人気によっても変わってくると、私ブエナは考えています。
▼人気を背負うと、不利になる
そもそも、競馬においては「人気はなければないほど有利」
(マツリダ予想より引用)
人気がない馬は、誰もマークしないので、自分の好きなように乗ることができ、能力を発揮しやすいわけです。
▼「人気薄の逃げ馬」とか「無欲の追い込み」といった格言(?)は、よく耳にすると思います。
これらはまさに、人気がない馬は、自分の好きなように走れるということを表しているのではないか?
▼逆に、断然人気を背負うとどうなるか?
他馬から執拗にマークされ、自分のやりたい競馬ができなくなる。
逃げ馬は人気を背負うと、他馬が早めに絡んでくるので、自分のペースで走ることができず、惨敗したりする。
差し馬は人気を背負うと、他馬も仕掛けを遅らせたり、周りを囲んで末脚を封じ込めたりしてくる。
そのため、前が詰まったりして能力を発揮できない。
▼このように、競馬においては「人気を背負う」というのは、邪魔なものです。
競馬のレースは、特に芝のレースは、内枠有利になりやすいと私ブエナは感じますが、上述したような「断然人気」の馬の場合は、内枠に入ることで、がっちり閉じこめられてしまうことも多いわけです。
特に、小柄な馬の場合は、極端な内枠だと回収率が下がる傾向にありますね。
▼少し具体的な例も見てみましょう。
例えば、2016年のスプリンターズステークス。芝1200m。
このレースは、単勝1.8倍で断然人気のビッグアーサーが、1枠1番でした。
▼単勝1倍台ですから、多くのファンはビッグアーサー鉄板!と信じたわけです。
でも結果的には、最内枠がアダとなり、12着に惨敗。
上位2頭は、13番と15番。外枠のワンツーとなりました。
▼結局、断然人気のビッグアーサーがコケて、2-3番人気で決まったわけですが、馬連はなんと4,490円。
2-3番人気の馬連が44倍ですよ?
どれだけ多くの競馬ファンが、最内枠のビッグアーサーに突っ込んだかが分かります。
▼ちなみに私も、大きく勝負はしていませんが、どう考えてもビッグアーサーは最内枠で過剰人気だと思ったので軽視。馬連ゲットでした。
断然人気を背負った馬が、1枠1番を引いてしまうと、思わぬ取りこぼしが発生してしまう典型例でした。
▼ちなみにこのレース、3着に突っ込んできたのは、9番人気のソルヴェイグ。
こちらは逆に、全く人気がなかったので、内枠が功を奏した印象。
やはり競馬では、単純な枠順比較ではなく、そこに人気を加味していかないと、データ分析の意味がないことが分かりますね。
▼では次に、具体的なデータを見てみましょう。
【芝の重賞レース。馬番別データ。連対率】2010~2020年
15.4%
13.5%
15.3%
14.4%
13.0%
16.8%
13.6%
14.2%
12.9%
12.6%
12.9%
11.8%
12.4%
11.0%
11.2%
11.0%
9.1%
8.3%
(※上から1~18番枠)
はい。
芝の重賞レースにおいて、馬番別の連対率は上記の通りになります。
▼分かりやすい傾向になっていますね。
明らかに内枠有利です。
芝のレースでは、スピード勝負になりやすいので、最短距離を走れる内枠が有利になりやすいわけです。
▼回収率で見ても、内枠の方が回収率が高いので、芝の重賞レースを購入するときは、内枠の馬を中心に馬券構成すると、的中率と回収率が高くなりやすいです。
ちなみに、連対率だけでなく、勝率と複勝率でも、明らかに内枠有利となっています。
▼では次に、ダート戦のデータを見てみましょう。
【ダートの重賞レース。馬番別データ。連対率】2010~2020年
11.3%
11.9%
11.9%
18.9%
13.9%
17.0%
7.6%
15.6%
12.6%
10.7%
12.6%
14.7%
12.6%
12.6%
14.6%
10.9%
(※上から1~16番枠)
はい。
先ほどは芝のレースで見てみましたが、今回はダートのレースになります。
▼芝のレースの場合は、明らかに内枠有利だったわけですが、ダートのレースでは、ほとんど差がなく、むしろ外枠の方が連対率が高めになっています。
先ほどから私も書いていますが、ダートのレースでは、内枠だと砂をかぶってしまうので、外枠の方が好走確率が高くなりやすいわけです。
▼芝のレースでは、内枠の馬を中心に馬券構成すれば、的中率と回収率を底上げできたんですが、ダートだとその戦略は使いにくいです。
逆に言えば、純粋に能力の高い馬が力を発揮しやすいのがダートと言えます。
▼ダートレースで、特徴的な傾向をもう一つ。
偶数枠⇒単勝回収率97%
奇数枠⇒単勝回収率61%
はい。
ダートでは、偶数枠の回収率が非常に高くなっています。
これはなぜかと言うと、偶数枠は「後入れ」であり、出遅れリスクが低いからですね。
▼ダートの場合、先行有利な流れになりやすいので、出遅れてしまうと致命傷になります。
そのため、ゲートの中で待たされる時間の短い、偶数枠の勝率が高くなり、単勝回収率も高くなると考えられます。
この傾向は、連対率でも複勝率でも同じで、ダートでは偶数枠を狙っていくと、回収率を高めやすくなります。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
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▼「競馬は枠順によって、有利不利はありますか?」
というご質問をいただいたので、本日は、枠順の有利不利について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「競馬は、使われるコースによって有利な枠順が違ってくると思う」
「芝の中長距離はやや内枠有利で、極端な外枠は不利かと」
「ダートは、外枠の方が走りやすい印象」
「芝の短距離は、ワンペースで行けるのであまり枠順は関係ないように思う」
(あくまで私ブエナの見解です)
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼枠順については、以前にも何度か書いていますが、本日はまた違う切り口から書いてみたいと思います。
ネットで色々検索してみると、枠順の有利不利について調べているサイトが、いくつか散見されます。
すごく詳細に調べているサイトもあるようですが、当ブログでは少し違った角度から行きます。
▼例えば、「芝のレースでの枠順別の連対率」
これを、データ分析ソフトで分析してみると、
「内枠も外枠も大差ない」
という結果になります。
しかし、実際には、「差がある」
データ分析をする際は、ココが落とし穴になります。
▼つまり、「芝のレースでの枠順別連対率」という調べ方では、雑すぎると思うわけ。
私ブエナの場合、ここはもっと突っ込んで調べます。
「芝 短距離」
「芝 中距離」
「芝 長距離」
「ダート 短距離」
「ダート 中長距離」
大体こんな感じに分類して、それぞれの内枠と外枠の有利不利をデータ分析していくスタイル。意外と几帳面な私。
▼上述したように分類すると、枠順による有利不利が見えてきます。
この辺も、以前に書いたと思いますが、
「芝の中長距離は、やや内枠有利」
だと思う。
これはどの競馬場、コースでも長期的にはそうなる印象。
例えば、ダービーやオークスやジャパンカップが行われる、「東京芝2400メートル」などは、かなり内枠が有利となっています。
(※長期的なデータの話で、もちろん外枠の馬が勝つレースもあります)
▼一方、「芝の短距離」では、あまり内枠有利とはならないような。
内枠も外枠もフラットになるケースが多い。
というか私の印象では、短距離はどちらかと言えば、外枠の方が走りやすいかなという印象です。
▼また、ダートに関しては、芝とは全く別物で、ダートは「砂」なので、あまり内枠に入ってしまうと、砂まみれになり、お馬さんが走る気をなくしてしまいます。
なので、芝の中距離は内枠が有利ですが、ダートの中距離は外枠の方がむしろ走りやすいと思うわけ。
▼私は、マツリダ予想のデータを利用して馬券購入しますが、◎が内枠の時は、少し厚めに勝負することもあります。
マツリダ予想は、芝の中長距離で中荒れを狙う予想なので、この内枠狙いという戦略がマッチしやすいからです。
▼芝の中長距離では、「13番より外の枠」になってくると、かなり期待値が下がってしまう印象。
特に、芝の中長距離で人気薄の馬を狙う場合は、外枠よりも内枠を狙ったほうが、穴馬をゲットできる確率が上がります。
なぜなら、弱い馬は、コースロスなくインコースを走らないと勝負にならないケースが多いからです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼「競馬は長い目で見て回収率が100%を超えるように買うゲーム」なので、このような細かい戦略を積み重ねていくことが重要。
その差が、年間では何十万円、何百万円という差になっていきます。
▼具体的に、「何番の馬を狙うか?」は、ケースバイケースではありますが、私がよく狙うのは、
「2.3.4.5.6.7.8番」
この辺ですね。
(芝の中長距離の話)
▼最内枠の「1枠1番」は、3着が多く、勝ち切れないケースが多いですね。出遅れも多いです。
でも1枠1番は、「3着固定」などで、高回収率になるケースも多い印象です。
(コースにもよりますが)
このような枠順による特徴を頭に入れながら競馬予想をすると、今までと違ったものが見えてくると思います。
▼さて、枠順についての記事は、過去にこちらでも書きました。
↓
競馬は外枠が不利なのか?
上記の記事でも書いていますが、
・芝の短距離は、内枠も外枠も大差ない
・新潟の1000mは、圧倒的に外枠有利
・ダートも、やや外枠有利(砂をかぶらないため)
・芝の中長距離は、やや内枠有利
競馬における枠順の有利不利を、私ブエナの印象で大まかに書いてみると、上記のような印象です。
とにかく大切な事は、「内枠有利か外枠有利かは、レース条件によって全然違ってくる」という点です。
芝とダートでは、有利な枠は全然違う。
短距離と長距離でも、有利な枠は全然違うと、私は思うわけです。
▼また、芝のレースの場合、「芝の痛み具合」によっても、有利な枠は全然違ってきます。
開催が進んで、インコースがボロボロの芝になってしまうと、
「コース的には内枠有利だが、その日だけは外枠有利になる」
という現象が起こるわけですね。
▼これが競馬の難しいところであり、面白いところでもあります。
もし競馬が室内競技だったら、予想はもっと簡単になると思いますが、面白みも半減するかもしれませんね。
ちなみに私の場合、芝の痛み具合は、「土曜日の午前中のレースを見て判断する」ことが多いです。
▼ということで本日は、競馬で枠順の有利不利はあるか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
G1レースなど大きなレースは、そのほとんどが「芝の中長距離」なので、私の場合、基本的には内枠狙いにすることが多いです。
的中率的には、外枠狙いでもそれほど差はないのですが、「長期回収率」を考えると、「迷った時は外枠より内枠」のマイルールに沿って馬券購入した方が、回収率は上げやすいように、私は感じています。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
人気と有利な枠順の関係
▼何枠が儲かるか?についての考察を続けます。
先ほどまでは、レース条件によって有利な枠順が違うと書きました。
ここでは、さらに突っ込んでみます。
▼有利な枠順は、人気によっても変わってくるのではないか?
例えば、「人気馬にとって有利な枠順」と「人気薄にとって有利な枠順」は、全然違ってくると、私は思うわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼断然人気馬の最内枠は、危険でもある
わかりやすい例で言えば、「断然の1番人気が、スプリント戦で1枠1番」
このようなケースどう思いますか?
「短い距離の1200メートルで、能力断然の馬が1枠1番なら、これはもう鉄板だ!」
と思いますか?
▼多くの人は、そう思うわけです。
だからこそ、断然人気にさらに拍車がかかり、過剰人気となる。
過剰人気になれば、他馬のマークもきつくなり、能力を発揮できないことも増える。
なので、スプリント戦では、1枠1番の断然人気馬が、あっさりと4着以下に負けるケースも多い印象です。
▼「1枠1番」は、芝のレースでは、良い枠だと思う。
でも、1200mで1枠1番は、断然人気の馬にとっては、あまりよくない気が。
上述の通り、マークされるし、スプリント戦だとワンミスが命取りになるからです。
▼しかし、同じスプリント戦の1枠1番でも、「人気薄」なら話は違ってくる。
人気がない馬が、最短距離を走れる1枠1番なら、これは狙い目になると思うわけです。
断然人気の馬が最内にいれば、他馬は囲んでくる。
しかし、人気のない馬が最内にいても、誰も相手にしない。
だからこそ、最短距離を回って大穴をあける。
このように、有利な枠順は、人気によっても変わってくると、私ブエナは考えています。
▼人気を背負うと、不利になる
そもそも、競馬においては「人気はなければないほど有利」
(マツリダ予想より引用)
人気がない馬は、誰もマークしないので、自分の好きなように乗ることができ、能力を発揮しやすいわけです。
▼「人気薄の逃げ馬」とか「無欲の追い込み」といった格言(?)は、よく耳にすると思います。
これらはまさに、人気がない馬は、自分の好きなように走れるということを表しているのではないか?
▼逆に、断然人気を背負うとどうなるか?
他馬から執拗にマークされ、自分のやりたい競馬ができなくなる。
逃げ馬は人気を背負うと、他馬が早めに絡んでくるので、自分のペースで走ることができず、惨敗したりする。
差し馬は人気を背負うと、他馬も仕掛けを遅らせたり、周りを囲んで末脚を封じ込めたりしてくる。
そのため、前が詰まったりして能力を発揮できない。
▼このように、競馬においては「人気を背負う」というのは、邪魔なものです。
競馬のレースは、特に芝のレースは、内枠有利になりやすいと私ブエナは感じますが、上述したような「断然人気」の馬の場合は、内枠に入ることで、がっちり閉じこめられてしまうことも多いわけです。
特に、小柄な馬の場合は、極端な内枠だと回収率が下がる傾向にありますね。
▼少し具体的な例も見てみましょう。
例えば、2016年のスプリンターズステークス。芝1200m。
このレースは、単勝1.8倍で断然人気のビッグアーサーが、1枠1番でした。
▼単勝1倍台ですから、多くのファンはビッグアーサー鉄板!と信じたわけです。
でも結果的には、最内枠がアダとなり、12着に惨敗。
上位2頭は、13番と15番。外枠のワンツーとなりました。
▼結局、断然人気のビッグアーサーがコケて、2-3番人気で決まったわけですが、馬連はなんと4,490円。
2-3番人気の馬連が44倍ですよ?
どれだけ多くの競馬ファンが、最内枠のビッグアーサーに突っ込んだかが分かります。
▼ちなみに私も、大きく勝負はしていませんが、どう考えてもビッグアーサーは最内枠で過剰人気だと思ったので軽視。馬連ゲットでした。
断然人気を背負った馬が、1枠1番を引いてしまうと、思わぬ取りこぼしが発生してしまう典型例でした。
▼ちなみにこのレース、3着に突っ込んできたのは、9番人気のソルヴェイグ。
こちらは逆に、全く人気がなかったので、内枠が功を奏した印象。
やはり競馬では、単純な枠順比較ではなく、そこに人気を加味していかないと、データ分析の意味がないことが分かりますね。
▼では次に、具体的なデータを見てみましょう。
【芝の重賞レース。馬番別データ。連対率】2010~2020年
15.4%
13.5%
15.3%
14.4%
13.0%
16.8%
13.6%
14.2%
12.9%
12.6%
12.9%
11.8%
12.4%
11.0%
11.2%
11.0%
9.1%
8.3%
(※上から1~18番枠)
はい。
芝の重賞レースにおいて、馬番別の連対率は上記の通りになります。
▼分かりやすい傾向になっていますね。
明らかに内枠有利です。
芝のレースでは、スピード勝負になりやすいので、最短距離を走れる内枠が有利になりやすいわけです。
▼回収率で見ても、内枠の方が回収率が高いので、芝の重賞レースを購入するときは、内枠の馬を中心に馬券構成すると、的中率と回収率が高くなりやすいです。
ちなみに、連対率だけでなく、勝率と複勝率でも、明らかに内枠有利となっています。
▼では次に、ダート戦のデータを見てみましょう。
【ダートの重賞レース。馬番別データ。連対率】2010~2020年
11.3%
11.9%
11.9%
18.9%
13.9%
17.0%
7.6%
15.6%
12.6%
10.7%
12.6%
14.7%
12.6%
12.6%
14.6%
10.9%
(※上から1~16番枠)
はい。
先ほどは芝のレースで見てみましたが、今回はダートのレースになります。
▼芝のレースの場合は、明らかに内枠有利だったわけですが、ダートのレースでは、ほとんど差がなく、むしろ外枠の方が連対率が高めになっています。
先ほどから私も書いていますが、ダートのレースでは、内枠だと砂をかぶってしまうので、外枠の方が好走確率が高くなりやすいわけです。
▼芝のレースでは、内枠の馬を中心に馬券構成すれば、的中率と回収率を底上げできたんですが、ダートだとその戦略は使いにくいです。
逆に言えば、純粋に能力の高い馬が力を発揮しやすいのがダートと言えます。
▼ダートレースで、特徴的な傾向をもう一つ。
偶数枠⇒単勝回収率97%
奇数枠⇒単勝回収率61%
はい。
ダートでは、偶数枠の回収率が非常に高くなっています。
これはなぜかと言うと、偶数枠は「後入れ」であり、出遅れリスクが低いからですね。
▼ダートの場合、先行有利な流れになりやすいので、出遅れてしまうと致命傷になります。
そのため、ゲートの中で待たされる時間の短い、偶数枠の勝率が高くなり、単勝回収率も高くなると考えられます。
この傾向は、連対率でも複勝率でも同じで、ダートでは偶数枠を狙っていくと、回収率を高めやすくなります。
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ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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