京都競馬場の馬券の買い方~狙い方と攻略法。データ・回収率
京都競馬場の馬券の買い方
▼『京都コースの必勝法も教えてください』
というご質問をいただいたので、前回の阪神競馬場編に引き続き、本日は、京都競馬場の馬券の買い方について、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「京都コースは、阪神コースとは真逆の傾向にあるように感じる」
「すなわち、京都コースは内枠有利。そして逃げ・先行馬有利という印象」
「あと、京都の重賞レースでは、1番人気の期待値が妙に低い気がする」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず、分析するデータ期間は、「2007年~2016年3月」までの、約10年とします。
前回の阪神競馬場と同じ期間で分析します。
【京都競馬場データ】
◆京都の重賞レース
178レース分析
1番人気
単勝回収率47%
(芝54% ダート18%)
はい。
重賞レースでの、京都競馬場の「1番人気」の回収率の低さは、ちょっと異常値に近いです。
▼京都コースは、直線は平坦ですが、3コーナーから「登って下って」という形態の、トリッキーなコースです。
直線が平坦なので、前残りも多く、1番人気の信頼度が低いコースとなっています(重賞レース)
前回の「阪神競馬場」も、人気馬の信頼度が低めでしたが、「1番人気の回収率の悪さ」は、京都競馬場の方がはるかに上ですね。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼例えば、
「京都の芝重賞レースで、1番人気の馬が外枠だったら、期待値はかなり低くなる」
傾向にあります。
あくまでも、2007年からの傾向なので、ここから変わるのか、今後も注目していきたいと思います。
▼1番人気の信頼度が低いということは、その分、他の馬の期待値が上がっている、ということになります。
そう考えると、京都の芝重賞では、1番人気「以外の」馬から買う方が、回収率を上げやすいとも言えるかと。
(的中率はかなり下がりますが。 )
◆京都の重賞レース
2~3番人気
356頭分析
単勝回収率97%
(芝95% ダート100%)
はい。
京都の重賞レースでは、1番人気がコケて、2~3番人気が勝つ。
そのようなパターンが多いことが、このデータから見て取れます。
▼京都コースのG1で言えば、
「2012年の春天。断然の1番人気のオルフェーヴルがコケて、大荒れ」
「2013年の春天。断然の1番人気のゴールドシップがコケて、2番人気のフェノーメノ優勝」
「2014年の春天。断然の1番人気のキズナがコケて、波乱」
春の天皇賞データばかりになってしまいましたが、京都コースの重賞レースでは、1番人気がコケることが多い印象。
▼ちなみに私ブエナが、京都競馬場の重賞レースを買うときは、
「2~4番人気で軸を探し、相手は2~9番人気の中から期待値が高い馬を選ぶ」
という感じの、オーソドックスな戦略で馬券購入することが多いです。
こんなオーソドックスな買い方でも、上述したような「データの裏付け」があるので、なかなかの回収率になったりするわけです。
ただし先ほども書いたとおり、1番人気を切る馬券構成は、的中率が大きく下がるので、連敗は織り込んでおく必要があります。
▼あと、京都競馬場の馬券の買い方で、ポイントとなるのが、
「京都芝のレースは、内枠有利になりやすい」
という部分です。
▼前回の阪神競馬場では、「枠順の有利不利があまりない」と書きましたが、京都競馬場では、枠順の有利不利があると思う。
要するに、
「京都の重賞レースは、内枠有利になることが多い」
と思うわけ。
(ブエナ調べ)
◆京都の芝重賞レース
1枠1番
177頭分析
単勝回収率154%
はい。
154%ということは、
「京都の芝重賞レースでは、1枠1番を買っとけば、回収率が上がる」
と言ってもいいのか?
▼でも、ここには1つ問題があって、
「2012年、春天のビートブラック(14番人気)が、回収率を上げてしまっている」
なので、あまり盲目的には信じない方がいいかもしれません。
でも、京都の芝重賞レースで内枠が有利なのは、おおむね間違いないかと思われます。
▼もちろん、これはあくまでもデータ傾向なので、「確率が偏った時期」は、内枠の馬が惨敗し続けることもあります。
ただ、長期的に考えると、「京都の芝重賞レースでの内枠」は、単勝回収率・複勝回収率ともに高くなりやすい。
なのでやっぱり、「京都は、内枠有利な競馬場である」「内枠を狙えば、回収率を上げやすくなる」のかなと。
▼実際に私ブエナは、京都競馬場の芝のレースでは、内枠を狙うことが多いです。
京都競馬場の方が、阪神競馬場よりも私の回収率は、少し高いです。
個人的には、狙いやすい競馬場だと思う。
▼ただ、上述のように、1番人気が信頼できないコースなので、
「本命党の人は、京都競馬場の重賞レースは、あまり向かないかも」と思います。
本命党ということは、1番人気から馬券購入することが多いと思うからです。
本命党で、1番人気から絞って買う人は、東京か中山の重賞レースの方が、回収率を上げやすい印象。
(※東京・中山の重賞レースは、阪神・京都より、人気馬の信頼度が高いと思う。データ的にも。)
▼ちなみに、京都の芝重賞レースの1枠1番は、2016年で3月まででも、
・日経新春杯のレーヴミストラル
・シルクロードSのダンスディレクター
と、すでに2勝しています。
そしてどちらも「2番人気」でした。ここでも1番人気は勝てず。
奇しくも、データ通りです。
▼ということで本日は、京都競馬場の馬券の買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
私なりにまとめると、
「京都競馬場の芝のレースは、1番人気の信頼度が低い」
「内枠が有利になりやすい」
「特に、ハイレベルな芝のレースになるほど、内枠が有利になりやすい」
「具体的に言えば、1~8番枠くらいが有利かと」
「1~8番枠に、2~4番人気馬がいれば、軸馬としての期待値が高くなりやすいので、その辺を狙う」
これはあくまでも私ブエナの考えですが、私の場合は、京都競馬場ではこのように考えることが多いです。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。

▼京都コースの傾向についての考察を続けます。
重賞レースを買う人が多いと思うので、ここでは重賞レースの話をしてみます。
▼京都の重賞レースでは、「1~5番人気馬が、1枠1番」なら、私ブエナは何も考えずに軸にすることが多いです。
この条件は、長期的にはかなり期待値の高い条件であり、内枠有利の京都コースならではの狙い目となります。
▼例えば、 2016年で言えば、天皇賞春。
ここは、2頭で軸を迷うレースでした。
17 ゴールドアクター
1 キタサンブラック
競馬ファンの間でも意見が分かれたレースで、迷った方も多かったと思います。
▼ただ、ここまで書いてきた通り、データ傾向から考えると、この2016年の天皇賞春の軸馬は、「1枠1番」という京都では美味しすぎる枠順を引いたキタサンブラックがベターということになります。
結果は、最内から逃げたキタサンブラックが1着。ゴールドアクターは外枠が響いて惨敗となりました。
▼まあこれは結果論ですが、このようなケースは多々あります。
もちろん、同様のケースで外枠の馬が勝って、内枠の馬が惨敗することもある。
でも、長期的な回収率で考えると、京都の重賞レースでは、1枠1番の人気馬は狙い目だと思うわけです。
この傾向は、京都競馬場が改修でもされない限りは、今後も続いていくと思われます。
▼例えば、2010年~2017年10月までの、京都の「芝」重賞レース。
ここで、
「1~3番人気かつ、1番枠」
の馬は、軸馬として最適であることがデータからわかります。
↓
複勝回収率117%
なのですね。
▼つまり、京都の重賞レースで、1~3番人気が1番枠だったら、三連複の軸にすればいい。
(あくまで私ブエナの買い方です)
それだけでおそらく、回収率は100%を超えるわけです。
(ヒモを変に絞りすぎなければ)
▼実際、私も京都競馬場の重賞レースでは、そのような馬券構成にすることが多いです。
ただ、京都競馬場の重賞レースの場合、ヒモに超人気薄が突っ込んでくることが多く、これが非常にやっかい。
私は中穴狙いなので、大穴馬が突っ込んでくるとお手上げです。
▼ただ、上述した通り、京都競馬場では「1~3番人気が内枠」だったら、ほとんどの場合に期待値が高くなるので、ある程度のヒモ抜けを許容しても長期回収率は高くなると思います。
複勝でもプラスゾーンまで行くなら、手堅くワイドで狙っても、それ以上の回収率にはなると思うわけ。
▼競馬の面白いところは、このような「馬券種をズラす」という手が使えること。
単勝回収率が高いからといって、単勝で勝負しなければならないわけではない。
単勝回収率が高いなら、馬単や三連単の1着固定でも、利益は出るわけです。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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