短距離で強い血統・長距離で強い血統~なぜ血統だけでは勝てないか?回収率。特徴
血統だけで勝てるか?
▼「競馬は血統のゲームなので、血統を勉強していますが、なかなか勝てません」
というご質問をいただいたので、本日は、血統と馬券について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「短距離血統と言えば、サクラバクシンオー。確かに短距離では最多勝利だが、有名すぎて期待値は高くない印象」
「特に、1200m重賞でサクラバクシンオー産駒は人気になりがちだが、回収率は意外と低いと感じる」
「1200m重賞で最近、回収率が高いのは、ディープインパクト産駒・アドマイヤムーン産駒」
「逆に、長距離血統を考える場合は、ディープインパクト産駒の期待値が低いことがポイントになると思う」
「2500m以上の長距離では、ディープインパクト産駒の勝率が低くなるので、その分、ステイゴールドやハーツクライの産駒が狙い目になる印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼具体的なデータを見る前に、血統データの注意点を、少しだけ書いてみたいと思います。
競馬はブラッドスポーツ。つまり、血統のゲームであり、ご質問者さんの意図はよくわかります。
人間でも馬でも、DNA・遺伝子による「適性」は、厳然と存在するものであり、血統がレース結果に及ぼす影響は、多大なものがあります。
▼そのような前提条件を踏まえた上で、私はあえて「血統で馬券は買わない」というスタイルです。
正確に言えば、「血統だけでは判断しない」
なぜなら、多くの場合、「血統すら、既にオッズに組み込まれているから」です。
(あくまで私ブエナの意見です)
▼当ブログで、一貫して語っているように、どんなに優位性があるロジックであっても、
「そのロジックが、すでにオッズに組み込まれていたら無意味」
だと思う。
私たちの目的は、馬券を当てることではなく、馬券で利益を出すことです。
利益を出すためには、「他の人が買う馬券の裏をかく必要がある」わけです。
(マツリダ予想より引用)
▼さて、それでは具体的なデータも見てみましょう。
【芝1200mデータ】 中央特別戦
2010~2016
4241頭分析(ブエナ調べ)
サクラバクシンオー産駒
単勝回収率 81%
複勝回収率 61%
はい。
スプリント戦では、サクラバクシンオー産駒が最多勝です。
これは誰でも知っている。
ただ、その回収率は、あまり高くない印象。
▼上記のデータから、さらに「重賞レース」に絞り込んでいくと、
サクラバクシンオー産駒
1200m重賞レース
単勝回収率 36%
複勝回収率 42%
はい。
これは厳しい。
サクラバクシンオー産駒は、短距離戦では圧倒的に強いイメージですが、それはすでにオッズに反映されている印象です。
▼サクラバクシンオー産駒は、短距離戦では確かに強い。
ただ、過剰人気になるので、あまり儲からないとも言える。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼まあ重賞レースに関しては、サンプル数が少ないのであまり確信はありません。
が、短距離戦の期待値を考えるなら、サクラバクシンオー産駒より、クロフネ産駒やアドマイヤムーン産駒を、私ブエナは狙っていくことが多いです。
▼次に、長距離戦の血統データも見てみます。
【芝2500m以上データ】 中央特別戦
2010~2016
1515頭分析(ブエナ調べ)
ディープインパクト産駒
単勝回収率 54%
複勝回収率 64%
はい。
長距離戦では、ディープインパクト産駒の取捨がポイントになってくると思う。
1600~2000mくらいでのディープインパクト産駒の信頼度はかなり高いですが、2500mを超えてくると、上述したように期待値が下がってくる印象です。
▼それに対して、
キングカメハメハ産駒
単勝回収率 316%
ネオユニヴァース産駒
単勝回収率 101%
このように、ディープインパクト産駒の期待値が下がる分、おいしい種牡馬が生まれてくるのも、長距離戦の特徴かなと思います。
▼大切な事は、単純にその距離で強い種牡馬を狙うのではなく、過剰人気や過小評価を織り込んだ期待値分析を併用すること。
どんなにその距離で強い血統であっても、オッズが過剰人気なら、絶対に利益を出すことはできないと思うからです。
▼ということで本日は、血統で回収率を上昇させる方法について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
血統データで回収率を上昇させるためには、血統だけを見るのではなく、「血統を詳細に分析してみる」という作業が必要になると思います。
確かに、データとして、
「この条件は、この種牡馬が強い」というのはあるんですが、それをさらに細かく分析していくと、
「この条件は、この種牡馬が強いが、その中での特定の条件では弱い」というケースが、出てくるわけです。
▼それと大切な事は、「なるべく他の人が注目していないデータを使うこと」
先ほど、例に出したような、「芝の1200メートルで強い種牡馬」とか、そんなベタな調べ方では、あまり優位性がないと思うわけです。
上述したように、「そこからもう一歩、踏み込む」ことで、回収率が上がるようになってくる。
▼長期的に勝ち続けたいなら、データはなるべく細かく、他の人が注目しない部分に注目する。
これが、血統で勝ち続けるための1つのポイントになるのではないかと、私ブエナは考えています。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼血統で馬券を当てる事は、それほど難しくありません。
有料の競馬ソフトなどを使うことで、その条件で儲かる馬を簡単に調べることができます。
▼例えば、「過去3年 芝1200メートル」
100レース以上のサンプル数に絞った場合、単勝を買い続けて儲かる種牡馬は、
デュランダル
アドマイヤジャパン
ファルブラヴ
フレンチデピュティ
このあたり。
この4頭は、芝1200メートルで単勝を買い続ければ、回収率150%以上になるわけです。
(注:ハイレベルなクラスに限定していくと、儲かる種牡馬は全然違ってきますが。)
▼しかし、私ブエナはこのような馬券の買い方はほとんどしません。
それはなぜか?
「簡単に調べられるデータは、簡単にその優位性を失うから」です。
▼つまり、データとして高回収率が判明した時点で、みんなそれを狙うわけです。
その結果、少しずつオッズが下がっていき、少しずつ儲からなくなっていくケースが多いと、私ブエナは感じます。
▼ちなみに、長距離のデータも見てみましょう。
芝2400メートル以上のレースで、回収率が高い種牡馬は、
オペラハウス
キングカメハメハ
この2つは、芝の2400メートル以上のレースで、単勝馬券を買い続ければ、回収率200%を超えるわけです。
▼しかし、それはあくまでも、「過去3年間の話」
この先の未来を保証している訳ではない。
だから私は、血統データ「だけ」では、馬券は買わないということです。
▼「血統だけでは馬券は買わない」というのは、
「血統データをさらに深く分析して、期待値を推察する」
という意味です。
当ブログでいつも書いている通り、「馬券は、期待値の高い部分だけを狙わないと、なかなか長期回収率をプラスにできない」と、思うわけです。
血統データも同様で、「この条件はこの種牡馬」みたいな単純な考え方ではなく、もう1歩踏み込んでみると、長期回収率を向上させることができるような気がします。
▼では、具体的なデータを、もう一度見てみましょう。
今回は、先ほどと少し変えて、「特別戦」に絞ってみます。
【血統データ(長距離)】 2010~2015
特別戦
630レース分析
◆芝2200以上
キングカメハメハ産駒
単勝回収率151%
グラスワンダー産駒
単勝回収率238%
ダイワメジャー産駒
単勝回収率242%
はい。
今回は、「特別戦」に絞っているため、「ハイレベルな長距離戦で、期待値が高い馬」というイメージで、抽出できていると思います。
逆に、「低レベルな長距離戦で強い種牡馬」も、存在するわけで、実際に馬券を構成する時は、レースレベルと血統データを融合させた方が、長期回収率は上げやすいと、私ブエナは考えています。
【血統データ(短距離)】 2010~2015
特別戦
744レース分析
◆芝1200m
ネオユニヴァース産駒
単勝回収率191%
ルールオブロー産駒
単勝回収率668%
キングヘイロー産駒
単勝回収率115%
はい。
上記のデータは、「ハイレベルな短距離戦で期待値が高い種牡馬」というイメージですね。
私が考える「期待値」とは、「人気薄でも激走しやすい馬」という感じで認識しています。
(あくまで私ブエナの意見です)
▼人気で堅実に走る馬は、「軸馬」としては使えますが、回収率を上げるためには、やはり「人気薄での期待値」が、必要不可欠だと私は考えています。
上述したデータでは、「レベルの高い長距離戦」と「レベルの低い長距離戦」で、狙える種牡馬が違ってくることを分析してみましたが、同様のケースが、あちこちで散見されるわけです。
▼では次に、短距離で強い血統も見てみます。
2007年から、2017年9月までの10年間。
1200mの重賞レース限定です。
サクラバクシンオー産駒
複勝回収率54%
クロフネ産駒
複勝回収率133%
はい。
過去10年の「1200mの重賞レース」
ここではあえて、「複勝回収率」に注目してみました。
▼勝ち星では、サクラバクシンオー産駒の方が多い。
しかし複勝回収率では、クロフネ産駒の圧勝。
これはオッズ的な過剰人気に加えて、大舞台での勝負根性という面も出ている印象です。
▼サンプル数はあまり多くありませんが、これだけを見ても、
「1200mの重賞レースで、軸にするならクロフネ産駒」かなと。
▼単純な勝利数だけで見れば、「やっぱり短距離はサクラバクシンオー産駒だ!」という結論になるわけですが、回収率を見ると、答えは全然違ってくる。
複勝回収率は、三連系の軸には重要な数値です。
これが133%というのは、非常に優秀。
過去10年。1200mの重賞レースでクロフネ産駒から三連複を購入すれば、回収率が高くなっていたということになります。
▼さて、ここまで血統データについて、いろいろと見てきました。
種牡馬に関して、いつも調べていて思うのが、「サンプル数不足になりやすい」という部分です。
(マツリダ予想より引用)
▼サンプル数不足、つまりデータとして有効な「n数」が確保しにくいわけです。
競馬における種牡馬というのは、かなりの数、存在しています。
なので例えば、「芝1200m重賞レース」のデータを調べたとする。
2015年~2018年8月までで調べてみても、最多勝がディープインパクト産駒の7勝です。
全部で44レースしかないので仕方ない部分があります。
▼1つでも勝っている種牡馬が、25頭しかいない。
これでは、ほとんどデータとしての有効性がありません。
たった1勝で、単勝回収率1470%のシスターミニスター産駒を見ても、それがデータとして有効なのか、単なる偶然なのかがわからないわけです。
▼血統からのアプローチの最大の弱点が、この「サンプル数不足」だと、私ブエナは考えています。
例えば、先程の「芝1200m重賞レース」では、ディープインパクト産駒の単勝回収率は135%なんですが、これはアレスバローズの2勝で一気に回収率を引き上げている部分があるんですね。
だからデータとして有効かどうかが判断できないわけです。
▼短距離で強い血統・長距離で強い血統
では次に、本日のテーマに戻って、距離別に強い血統を考えてみましょう。
【重賞レース1200~1400m】2010~2020年
ディープインパクト産駒⇒勝率11%・単勝回収率81%
サクラバクシンオー産駒⇒勝率6%・単勝回収率65%
ダイワメジャー産駒⇒勝率7%・単勝回収率80%
キングカメハメハ産駒⇒勝率8%・単勝回収率58%
アドマイヤムーン産駒⇒勝率9%・単勝回収率73%
クロフネ産駒⇒勝率8%・単勝回収率50%
はい。
過去10年間の短距離の重賞レースで、勝ち星が多い種牡馬は上記の通りです。
▼まずはディープインパクト産駒。
どんな距離でも安定して能力を発揮できる血統。
短距離戦でも最も勝ち星が多く、回収率も、単勝回収率81%・複勝回収率82%と安定感抜群です。
勝率・連対率・複勝率を見てもトップなので、短距離戦での馬券の軸は、ディープインパクト産駒が有力でしょう。
▼次に勝ち星が多いのが、サクラバクシンオー産駒。
スピード抜群の血統で、短距離といえばサクラバクシンオー産駒というイメージがある。
ただ、勝ち星は多いんですが、回収率が低い。
単勝回収率65%・複勝回収率56%と、儲からない感じになっています。
サクラバクシンオー産駒は、軽快なスピードはあるんですが、大舞台での勝負根性という面では、少し足りない印象。
出走頭数が一番多いので、勝ち星は多くなっていますが、勝率は低く、短距離重賞で儲かるかと言われると、少し疑問です。
▼次に勝ち星が多いのが、ダイワメジャー産駒。
ダイワメジャー産駒は、短距離戦では期待値が高いですね。
単勝回収率80%・複勝回収率87%と、ディープインパクト産駒を上回る回収率を残しています。
勝率は7%と平凡ですが、単勝の平均配当は、1152円とかなり高く、人気薄で狙っていくと面白い血統になっています。
短距離重賞レースでは、軸をディープインパクト産駒にして、ヒモでダイワメジャー産駒を狙っていくと、好配当が引っかかりやすい印象です。
▼具体的な例を見てみましょう。
2019年の阪神カップ。
ここは、1400メートルの短距離重賞レースで、勝ったのは、1番人気のディープインパクト産駒グランアレグリア。
そして3着に、10番人気のダイワメジャー産駒、メイショウショウブが入りました。
ここは、先ほど書いたように、ディープインパクト産駒とダイワメジャー産駒の組み合わせで、高配当が取れたレースになっています。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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▼「競馬は血統のゲームなので、血統を勉強していますが、なかなか勝てません」
というご質問をいただいたので、本日は、血統と馬券について書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「短距離血統と言えば、サクラバクシンオー。確かに短距離では最多勝利だが、有名すぎて期待値は高くない印象」
「特に、1200m重賞でサクラバクシンオー産駒は人気になりがちだが、回収率は意外と低いと感じる」
「1200m重賞で最近、回収率が高いのは、ディープインパクト産駒・アドマイヤムーン産駒」
「逆に、長距離血統を考える場合は、ディープインパクト産駒の期待値が低いことがポイントになると思う」
「2500m以上の長距離では、ディープインパクト産駒の勝率が低くなるので、その分、ステイゴールドやハーツクライの産駒が狙い目になる印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼具体的なデータを見る前に、血統データの注意点を、少しだけ書いてみたいと思います。
競馬はブラッドスポーツ。つまり、血統のゲームであり、ご質問者さんの意図はよくわかります。
人間でも馬でも、DNA・遺伝子による「適性」は、厳然と存在するものであり、血統がレース結果に及ぼす影響は、多大なものがあります。
▼そのような前提条件を踏まえた上で、私はあえて「血統で馬券は買わない」というスタイルです。
正確に言えば、「血統だけでは判断しない」
なぜなら、多くの場合、「血統すら、既にオッズに組み込まれているから」です。
(あくまで私ブエナの意見です)
▼当ブログで、一貫して語っているように、どんなに優位性があるロジックであっても、
「そのロジックが、すでにオッズに組み込まれていたら無意味」
だと思う。
私たちの目的は、馬券を当てることではなく、馬券で利益を出すことです。
利益を出すためには、「他の人が買う馬券の裏をかく必要がある」わけです。
(マツリダ予想より引用)
▼さて、それでは具体的なデータも見てみましょう。
【芝1200mデータ】 中央特別戦
2010~2016
4241頭分析(ブエナ調べ)
サクラバクシンオー産駒
単勝回収率 81%
複勝回収率 61%
はい。
スプリント戦では、サクラバクシンオー産駒が最多勝です。
これは誰でも知っている。
ただ、その回収率は、あまり高くない印象。
▼上記のデータから、さらに「重賞レース」に絞り込んでいくと、
サクラバクシンオー産駒
1200m重賞レース
単勝回収率 36%
複勝回収率 42%
はい。
これは厳しい。
サクラバクシンオー産駒は、短距離戦では圧倒的に強いイメージですが、それはすでにオッズに反映されている印象です。
▼サクラバクシンオー産駒は、短距離戦では確かに強い。
ただ、過剰人気になるので、あまり儲からないとも言える。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼まあ重賞レースに関しては、サンプル数が少ないのであまり確信はありません。
が、短距離戦の期待値を考えるなら、サクラバクシンオー産駒より、クロフネ産駒やアドマイヤムーン産駒を、私ブエナは狙っていくことが多いです。
▼次に、長距離戦の血統データも見てみます。
【芝2500m以上データ】 中央特別戦
2010~2016
1515頭分析(ブエナ調べ)
ディープインパクト産駒
単勝回収率 54%
複勝回収率 64%
はい。
長距離戦では、ディープインパクト産駒の取捨がポイントになってくると思う。
1600~2000mくらいでのディープインパクト産駒の信頼度はかなり高いですが、2500mを超えてくると、上述したように期待値が下がってくる印象です。
▼それに対して、
キングカメハメハ産駒
単勝回収率 316%
ネオユニヴァース産駒
単勝回収率 101%
このように、ディープインパクト産駒の期待値が下がる分、おいしい種牡馬が生まれてくるのも、長距離戦の特徴かなと思います。
▼大切な事は、単純にその距離で強い種牡馬を狙うのではなく、過剰人気や過小評価を織り込んだ期待値分析を併用すること。
どんなにその距離で強い血統であっても、オッズが過剰人気なら、絶対に利益を出すことはできないと思うからです。
▼ということで本日は、血統で回収率を上昇させる方法について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
血統データで回収率を上昇させるためには、血統だけを見るのではなく、「血統を詳細に分析してみる」という作業が必要になると思います。
確かに、データとして、
「この条件は、この種牡馬が強い」というのはあるんですが、それをさらに細かく分析していくと、
「この条件は、この種牡馬が強いが、その中での特定の条件では弱い」というケースが、出てくるわけです。
▼それと大切な事は、「なるべく他の人が注目していないデータを使うこと」
先ほど、例に出したような、「芝の1200メートルで強い種牡馬」とか、そんなベタな調べ方では、あまり優位性がないと思うわけです。
上述したように、「そこからもう一歩、踏み込む」ことで、回収率が上がるようになってくる。
▼長期的に勝ち続けたいなら、データはなるべく細かく、他の人が注目しない部分に注目する。
これが、血統で勝ち続けるための1つのポイントになるのではないかと、私ブエナは考えています。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
詳細な血統データと注意点
▼血統で馬券を当てる事は、それほど難しくありません。
有料の競馬ソフトなどを使うことで、その条件で儲かる馬を簡単に調べることができます。
▼例えば、「過去3年 芝1200メートル」
100レース以上のサンプル数に絞った場合、単勝を買い続けて儲かる種牡馬は、
デュランダル
アドマイヤジャパン
ファルブラヴ
フレンチデピュティ
このあたり。
この4頭は、芝1200メートルで単勝を買い続ければ、回収率150%以上になるわけです。
(注:ハイレベルなクラスに限定していくと、儲かる種牡馬は全然違ってきますが。)
▼しかし、私ブエナはこのような馬券の買い方はほとんどしません。
それはなぜか?
「簡単に調べられるデータは、簡単にその優位性を失うから」です。
▼つまり、データとして高回収率が判明した時点で、みんなそれを狙うわけです。
その結果、少しずつオッズが下がっていき、少しずつ儲からなくなっていくケースが多いと、私ブエナは感じます。
▼ちなみに、長距離のデータも見てみましょう。
芝2400メートル以上のレースで、回収率が高い種牡馬は、
オペラハウス
キングカメハメハ
この2つは、芝の2400メートル以上のレースで、単勝馬券を買い続ければ、回収率200%を超えるわけです。
▼しかし、それはあくまでも、「過去3年間の話」
この先の未来を保証している訳ではない。
だから私は、血統データ「だけ」では、馬券は買わないということです。
▼「血統だけでは馬券は買わない」というのは、
「血統データをさらに深く分析して、期待値を推察する」
という意味です。
当ブログでいつも書いている通り、「馬券は、期待値の高い部分だけを狙わないと、なかなか長期回収率をプラスにできない」と、思うわけです。
血統データも同様で、「この条件はこの種牡馬」みたいな単純な考え方ではなく、もう1歩踏み込んでみると、長期回収率を向上させることができるような気がします。
▼では、具体的なデータを、もう一度見てみましょう。
今回は、先ほどと少し変えて、「特別戦」に絞ってみます。
【血統データ(長距離)】 2010~2015
特別戦
630レース分析
◆芝2200以上
キングカメハメハ産駒
単勝回収率151%
グラスワンダー産駒
単勝回収率238%
ダイワメジャー産駒
単勝回収率242%
はい。
今回は、「特別戦」に絞っているため、「ハイレベルな長距離戦で、期待値が高い馬」というイメージで、抽出できていると思います。
逆に、「低レベルな長距離戦で強い種牡馬」も、存在するわけで、実際に馬券を構成する時は、レースレベルと血統データを融合させた方が、長期回収率は上げやすいと、私ブエナは考えています。
【血統データ(短距離)】 2010~2015
特別戦
744レース分析
◆芝1200m
ネオユニヴァース産駒
単勝回収率191%
ルールオブロー産駒
単勝回収率668%
キングヘイロー産駒
単勝回収率115%
はい。
上記のデータは、「ハイレベルな短距離戦で期待値が高い種牡馬」というイメージですね。
私が考える「期待値」とは、「人気薄でも激走しやすい馬」という感じで認識しています。
(あくまで私ブエナの意見です)
▼人気で堅実に走る馬は、「軸馬」としては使えますが、回収率を上げるためには、やはり「人気薄での期待値」が、必要不可欠だと私は考えています。
上述したデータでは、「レベルの高い長距離戦」と「レベルの低い長距離戦」で、狙える種牡馬が違ってくることを分析してみましたが、同様のケースが、あちこちで散見されるわけです。
▼では次に、短距離で強い血統も見てみます。
2007年から、2017年9月までの10年間。
1200mの重賞レース限定です。
サクラバクシンオー産駒
複勝回収率54%
クロフネ産駒
複勝回収率133%
はい。
過去10年の「1200mの重賞レース」
ここではあえて、「複勝回収率」に注目してみました。
▼勝ち星では、サクラバクシンオー産駒の方が多い。
しかし複勝回収率では、クロフネ産駒の圧勝。
これはオッズ的な過剰人気に加えて、大舞台での勝負根性という面も出ている印象です。
▼サンプル数はあまり多くありませんが、これだけを見ても、
「1200mの重賞レースで、軸にするならクロフネ産駒」かなと。
▼単純な勝利数だけで見れば、「やっぱり短距離はサクラバクシンオー産駒だ!」という結論になるわけですが、回収率を見ると、答えは全然違ってくる。
複勝回収率は、三連系の軸には重要な数値です。
これが133%というのは、非常に優秀。
過去10年。1200mの重賞レースでクロフネ産駒から三連複を購入すれば、回収率が高くなっていたということになります。
▼さて、ここまで血統データについて、いろいろと見てきました。
種牡馬に関して、いつも調べていて思うのが、「サンプル数不足になりやすい」という部分です。
(マツリダ予想より引用)
▼サンプル数不足、つまりデータとして有効な「n数」が確保しにくいわけです。
競馬における種牡馬というのは、かなりの数、存在しています。
なので例えば、「芝1200m重賞レース」のデータを調べたとする。
2015年~2018年8月までで調べてみても、最多勝がディープインパクト産駒の7勝です。
全部で44レースしかないので仕方ない部分があります。
▼1つでも勝っている種牡馬が、25頭しかいない。
これでは、ほとんどデータとしての有効性がありません。
たった1勝で、単勝回収率1470%のシスターミニスター産駒を見ても、それがデータとして有効なのか、単なる偶然なのかがわからないわけです。
▼血統からのアプローチの最大の弱点が、この「サンプル数不足」だと、私ブエナは考えています。
例えば、先程の「芝1200m重賞レース」では、ディープインパクト産駒の単勝回収率は135%なんですが、これはアレスバローズの2勝で一気に回収率を引き上げている部分があるんですね。
だからデータとして有効かどうかが判断できないわけです。
▼短距離で強い血統・長距離で強い血統
では次に、本日のテーマに戻って、距離別に強い血統を考えてみましょう。
【重賞レース1200~1400m】2010~2020年
ディープインパクト産駒⇒勝率11%・単勝回収率81%
サクラバクシンオー産駒⇒勝率6%・単勝回収率65%
ダイワメジャー産駒⇒勝率7%・単勝回収率80%
キングカメハメハ産駒⇒勝率8%・単勝回収率58%
アドマイヤムーン産駒⇒勝率9%・単勝回収率73%
クロフネ産駒⇒勝率8%・単勝回収率50%
はい。
過去10年間の短距離の重賞レースで、勝ち星が多い種牡馬は上記の通りです。
▼まずはディープインパクト産駒。
どんな距離でも安定して能力を発揮できる血統。
短距離戦でも最も勝ち星が多く、回収率も、単勝回収率81%・複勝回収率82%と安定感抜群です。
勝率・連対率・複勝率を見てもトップなので、短距離戦での馬券の軸は、ディープインパクト産駒が有力でしょう。
▼次に勝ち星が多いのが、サクラバクシンオー産駒。
スピード抜群の血統で、短距離といえばサクラバクシンオー産駒というイメージがある。
ただ、勝ち星は多いんですが、回収率が低い。
単勝回収率65%・複勝回収率56%と、儲からない感じになっています。
サクラバクシンオー産駒は、軽快なスピードはあるんですが、大舞台での勝負根性という面では、少し足りない印象。
出走頭数が一番多いので、勝ち星は多くなっていますが、勝率は低く、短距離重賞で儲かるかと言われると、少し疑問です。
▼次に勝ち星が多いのが、ダイワメジャー産駒。
ダイワメジャー産駒は、短距離戦では期待値が高いですね。
単勝回収率80%・複勝回収率87%と、ディープインパクト産駒を上回る回収率を残しています。
勝率は7%と平凡ですが、単勝の平均配当は、1152円とかなり高く、人気薄で狙っていくと面白い血統になっています。
短距離重賞レースでは、軸をディープインパクト産駒にして、ヒモでダイワメジャー産駒を狙っていくと、好配当が引っかかりやすい印象です。
▼具体的な例を見てみましょう。
2019年の阪神カップ。
ここは、1400メートルの短距離重賞レースで、勝ったのは、1番人気のディープインパクト産駒グランアレグリア。
そして3着に、10番人気のダイワメジャー産駒、メイショウショウブが入りました。
ここは、先ほど書いたように、ディープインパクト産駒とダイワメジャー産駒の組み合わせで、高配当が取れたレースになっています。
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