クリストフ・ルメールの騎手データと回収率。狙い目は?

ルメール騎手の買い方。データ傾向と回収率

▼『ルメールは儲かりますか?』

というシンプルなご質問をいただいたので、本日は、クリストフ・ルメールの騎手データと回収率について、私の独断と偏見で書いてみたいと思います。

ルメール

▼私(ブエナ)の経験則で書けば、

「ルメールは、芝のレースでは、軸として最も信頼できる騎手の1人だと思う」

「特に、芝の中長距離では信頼度が上がる印象」

「ただ、ダートだとそれほどでもなく、まあ普通」

「重賞レースでは、芝でもダートでもかなり回収率は高い。重賞のルメールは要注意」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼Mデムーロと共に、2015年の春から、「日本競馬で初めての外国人騎手」としてデビューしたのが、

クリストフ・ルメール騎手

です。



▼本来であれば、ミルコ・デムーロと同じ日にデビューする予定でしたが、

「調整ルーム内でのツイッター使用事件」

により、デビューする前に、いきなり「30日間の騎乗停止処分」


これにより、

「ミルコ・デムーロは、2015年の3月デビュー」

「クリストフ・ルメールは、2015年の4月デビュー」

と、なってしまいました。

破天荒ですね。



▼さて、そんなクリストフ・ルメールの、中央競馬におけるデータを見てみましょう。


【ルメール データ】※ブエナ調べ
データ期間=2010~2016.1
1367レース分析


◆全レース
単勝回収率 82%

◆芝
単勝回収率91%

◆ダート
単勝回収率71%

◆特別戦
単勝回収率95%

◆平場
単勝回収率75%

◆重賞レース
単勝回収率123%

◆OP特別
単勝回収率116%

◆未勝利~1000万条件
単勝回収率73%

◆G1
単勝回収率25%




はい。ブエナ調べでは、こんな感じ。

では、1つずつ検証してみましょう。



▼全レースの回収率を見ると「82%」

Mデムーロが、「95%」だったので、少し見劣りする印象。

ただ、Mデムーロもそうですが、外国人騎手は「ダート」はあまり回収率が高くない傾向なので、得意な条件に絞っていくと、ルメール騎手の優秀さがわかります。



▼特に、「ルメールは、重賞レースの回収率が高い

G2・G3までなら、「単勝回収率171%」

驚異的です。



▼ただ、「ルメールは、2010年からのデータでは、G1では、単勝回収率が低い

これが、単なる誤差なのか、それともルメールは意外と大舞台に弱いのか。


MデムーロのG1単勝回収率が、「304%」なので、最近の6年くらいは、G1ではルメールより、Mデムーロが圧倒的に活躍している印象です。



▼2010年から2015年までで、ルメールはG1を「2勝」だけ。

メジャーエンブレムと、ベルシャザールのみ。


もっと活躍している印象なので、これは意外。

単勝回収率25%、複勝回収率77%

ごく普通ですね。


G1で、ルメールはあまり儲からないのか?

ここから傾向が変わるかどうか、今後も調査を続行していきたいと思います。



▼さてそれでは、「ルメールが得意な条件」は、どこなのか?

私ブエナの独断と偏見で、突っ込んで調べてみます。


◆ルメール。芝の特別戦。1800m以上
単勝回収率135%
複勝回収率94%



はい。
ズバリ、ルメールは、この条件が狙い目かと。


要するに、「ルメールは、芝(特別戦)の中長距離で狙う

私ブエナの狙い方としては、こんな感じです。

結構ベタな狙い方ですが、意外と儲かります。


ちなみに、「芝(特別戦)の中長距離」は、マツリダ予想の主戦場でもあるので、ルメール騎手はマツリダ予想とも相性が良いかと思います。



▼Mデムーロもそうですが、ヨーロッパの騎手は「芝」のスペシャリストが多いので、ハイレベルな芝のレースで狙っていくと、回収率を上げやすい印象。

一方で、ミルコデムーロやルメールは、ダートでもそのネームバリューから人気になってしまいますが、ダートはあまり儲からない印象です。



◆ルメール。ダートの平場
単勝回収率69%
複勝回収率89%



はい。
まぁ普通ですね。

アタマで狙うには、ダメな部類かも。

ルメールは、ダートでも過剰人気になってしまうので、馬券的には、私はあまり積極的に狙いません。

芝で狙う方が、明らかに儲かるような気がする。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼好調時のMデムーロと比較すると、どうしても見劣りしてしまいますが、ルメールは現在、最も回収率を上げやすい騎手の一人だと思います。

ただ、Mデムーロの時にも書きましたが、

「JRAの所属になって、今まで通りの回収率を維持できるか?」

ここが最大のポイントになりますね。



▼今までは、ピンチヒッターとして、「代打騎乗」だった。

「最強の助っ人ガイジン」的な。


だから、先のことは考えず、ただ勝ちに行けばよかった。

でもこれからは、調教師の指示もあるし、馬を育てながら騎乗しなければならないし、馬主も口出ししてくるでしょう。

その中で、今までと同じ回収率を維持することは、容易ではない。



▼アンカツや戸崎圭太騎手などの地方騎手も同じですが、

「JRAの所属になると、騎手の傾向が変わることがある」

と思うわけ。

なので、ミルコとルメールに関しては、今後も最新データを見ながら、傾向を探っていきたいと思います。



▼ということで本日は、ルメール騎手のデータと回収率について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。

まとめると、

ルメールは、芝の中距離以上で狙う

私の場合は、常にこのイメージです。


ルメールがダートで来ることももちろんありますが、長い目で見ればルメールは、ダートより芝の方が儲かるように思います。

ご参考まで。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




中央に移籍してからのルメール騎手の成績

▼ルメール騎手のデータ傾向についての考察を続けます。

先ほども書きましたが、私ブエナがルメールを狙う時は、「芝の中長距離」が多いです。

例えば、データでみると、


【ルメール重賞レース】 2015~2016
芝1800以上

単勝回収率 115%
複勝回収率 100%


はい。
ルメールが中央競馬の騎手になった2015年から、芝の中長距離の重賞で彼の単勝を買い続ければ、回収率115%でした。

これだけでプラスです。



▼また、複勝回収率100%も素晴らしいです。

複勝回収率100%だと、複勝馬券を買ってもプラマイゼロで儲かりませんが、「軸」として使えば、かなり儲かります。


つまり、複勝回収率が高い騎手は、複勝馬券ではなく、三連複やワイドで狙えばいいわけです。
(マツリダ予想より引用)



馬券種をズラすという戦略
複勝で回収率が100%もあるなら、三連複なら余裕で100%を超えます。

もちろん、「レース選び」と「ヒモ選定」をしっかりできることが前提となりますが。


これさえできれば、あとは複勝回収率が高い騎手から、三連複ながしを購入すればいいだけ。

私ブエナの場合は、このような三連複の戦略で回収率を底上げしています。



▼ルメールやMデムーロや戸崎など、トップジョッキーの場合、平場のレースより重賞レースや特別戦の方が回収率が上がりやすくなる印象。

手を抜いているわけではないと思いますが、レベルの低いレースでは、あまり騎手の腕が問われないのではないか、と。

重賞レースなど、ハイレベルなレースになればなるほど、わずかな差で着順が変わる。

だからこそ重賞レースでは、ルメールやデムーロや戸崎などの、一流騎手の回収率が高くなるのではないかと、私ブエナは思うわけです。



▼さて、ルメール騎手で私が実際に馬券を当てたレースも検証してみます。

上述した通り、私がルメールを狙うのは「芝の中長距離」

特に、芝2000mは、ルメールの勝率が高い印象。



▼例えば、2017年の秋華賞。京都の芝2000m


1着 ディアドラ(3番人気)
2着 リスグラシュー(4番人気)
3着 モズカッチャン(5番人気)



はい。
勝ったディアドラは、桜花賞・オークスでは3着にも入れなかった馬で、今回は岩田騎手からの乗り替わりでした。

私の感覚では、この秋華賞のメンバーでは、ディアドラはやや格下だと思っていたので、中穴で狙えると考えていました。

が、意外と人気になってしまい、最終的には3番人気。

最近の競馬ファンは、本当に馬券が上手です。



▼このレースも、私はいつも通り三連複で勝負して、31.8倍的中。

ちょっと本命サイド寄りだったので、クリーンヒットとはいかず、まあまあの利益でした。



▼このレースは、1番人気が横山典弘騎手。2番人気が岩田騎手。

でも2人とも惨敗してしまい、結果的に、ルメール・武豊・Mデムーロの3人で決まったレースでした。

私はフォーメーションの複数軸で的中でしたが、もっとシンプルに、「芝2000mで回収率の高いルメールとMデムーロの2頭軸」でも良かった感じでした。



▼さて、ここでまた、最新のルメール騎手のデータを見てみましょう。

ルメール騎手データ
重賞レース
2015.4.1~2018.9.17


単勝回収率120%
複勝回収率92%


はい。
ルメールがJRAの騎手になってからの、重賞レースの成績はこんな感じです。

文句のつけようのない高回収率ですね。



▼こうなってくると、重賞レースではルメールから馬券購入しておけば、回収率が上がってしまう状態です。

上記4年間を年度別に見ても、毎年のように安定して回収率が高いことが分かります。



▼特に、ルメールの重賞レースでの「複勝回収率」の高さは非常に優秀。

先ほども少し書きましたが、複勝回収率で100%近くあるなら、三連複やワイドの軸にすると利益を出しやすいわけです。

私ブエナは、三連複で勝負することが多いので、重賞レースのルメールは、とても頼りになります。



▼ただ、上記のデータの中で、「ダート」はやっぱりあまり回収率が高くない。

ダートは、単勝回収率28%・複勝回収率75%と、平凡なんですね。

やっぱりルメール狙いの基本は、芝のレースかなという印象です。



▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。


ルメール騎手データ。全般】2015~2020年

単勝回収率79%
複勝回収率83%



はい。
ルメール騎手の5年間のすべてのレースの回収率は上記の通りです。

いくらルメール騎手でも、すべてのレースの回収率が高いわけではないことがわかります。

どんな騎手でも、その騎手の得意条件に絞って馬券購入しないと、利益は出ません。



ルメール騎手データ。重賞レース】2015~2020年

重賞レース⇒単勝回収率117%

G1⇒単勝回収率100%

G2⇒単勝回収率166%

G3⇒単勝回収率95%



はい。
競馬で最も賞金が高い、重賞レース。

この重賞レースでのルメール騎手は、非常に高い回収率を誇ります。

5年間で単勝回収率117%は、かなり優秀な部類ですね。



▼重賞レースでの単勝回収率は117%ですが、複勝回収率は89%と下がります。

ルメール騎手は、重賞レースで勝ちに行く騎乗をすることが多く、特に単系馬券では要注意ですね。

まあ、複勝回収率89%も優秀なので、三連複やワイドの軸としても使えます。



ルメール騎手データ。その他】2015~2020年

ダート⇒単勝回収率73%

平場⇒単勝回収率77%

特別戦⇒単勝回収率83%



はい。
先ほども少し書きましたが、ルメール騎手は、ダートではそれほど回収率が高くありません。

ダートでの平均回収率は73%と低め。

これを重賞レースに絞り込んでも、単勝回収率は77%しかないので、ルメール騎手を単勝で狙うなら、やはりダートより芝ですね。

ただ、ダート重賞レースでの複勝回収率は92%もあるので、ダート重賞レースでは、ルメール騎手の2~3着に要注意です。



▼次に、平場の回収率ですが、単勝回収率77%と、これも低めになっています。

平場では、騎手の腕よりも、馬の強さで結果が決まることが多いので、どうしても平場の回収率は低くなりがちですね。

それに対して、特別戦では、単勝回収率83%とややアップします。

これは、ルメール騎手の得意な重賞レースが入っている影響もありますね。



ルメール騎手。重賞レース人気別データ】2015~2020年

1番人気⇒単勝回収率75%

2番人気⇒単勝回収率74%

3番人気⇒単勝回収率95%

4~12番人気⇒単勝回収率229%



はい。
ルメール騎手は、重賞レースでいつも人気になるので、人気馬で強い騎手のイメージがありますが、意外と人気薄での成績が良いです。

ルメール騎手が、重賞レースで4~12番人気の時、単勝馬券を購入すれば、5年間で回収率が200%以上になっています。

ルメール騎手が重賞レースで4~12番人気なら、狙い目ですね。


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