Mデムーロとルメールの単勝回収率は?デムルメの単勝馬券で儲かるか?利益を出す狙い目
Mデムーロとルメールの単勝回収率は?
▼本日は、Mデムーロとルメールの単勝馬券について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「重賞レースでは、ルメール騎手の単勝回収率が圧倒的に高い」
「重賞レースの予想の中心は、ルメール騎手ということになる」
「Mデムーロ騎手も、以前は重賞レースの回収率が高かったが、近年はスランプで回収率が下がっている」
「騎手の回収率は一定ではなく、常に変動しているので、流れを読むことが重要」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼2015年にJRAの騎手になってから、今や競馬予想に欠かすことができなくなった二人。
Mデムーロとルメール。
本日は、この二人の単勝馬券の成績について考えてみたい。
▼まず、ルメール↓
【ルメール(重賞レース 2016~2018)】 単勝回収率111%・複勝回収率92%
はい。
3年間の重賞レースの単勝回収率が、100%を超えています。
これはとてつもない数字ですね。
▼では次に、Mデムーロ↓
【Mデムーロ(重賞レース 2016~2018)】 単勝回収率110%・複勝回収率93%
はい。
この3年間の集計結果では、ルメールとMデムーロは、ほぼ同じくらいの回収率になっています。
▼どちらも恐ろしい数字になっている。
重賞レースでは、この2人を抜きにして競馬予想するのは無謀。
それくらいの好成績になっています。
▼要するに、2016年から2018年の3年間の重賞レースで、ルメールとMデムーロの単勝馬券をひたすら購入していけば、回収率は110%になったということです。
こんなシンプルな戦略で3年間の回収率がプラスになるんですから、この2人の大舞台での信頼度はかなり高いと言えます。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼Mデムーロとルメールの単勝についての考察を続けます。
ここでは、さらに詳細な2人の単勝の成績について考えてみたいと思います。
▼ルメールの重賞レースでの回収率は上述の通りです。
ここからさらに分析してみます。
集計期間は先ほどと同じ、2016年から2018年です。
【ルメール。芝重賞レース】 単勝回収率122%・複勝回収率93%
はい。
ルメール騎手の場合、芝重賞レースに絞り込むと、回収率が10%以上も上がります。
▼これは逆に言えば、ルメールはダートの重賞レースの回収率が低いということでもある。
【ルメール。ダート重賞レース】 単勝回収率41%・複勝回収率87%
はい。
この数字を見ればわかるように、複勝回収率は悪くない。
でも勝ち切れないわけです。
▼ルメールをダートで買うときは、2着が多いことを想定して購入した方が良い。
なので、単勝馬券や、三連単・馬単の1着固定は不向き。
それよりも、馬連や2着固定の方が、回収率は上げやすくなります。
▼それからこんなデータも↓
【ルメール。1番人気。重賞レース】 単勝回収率78%・複勝回収率86%
はい。
これも決して悪い数字ではないんですが、トータルの単勝回収率が111%であることを勘案すると、ちょっと物足りないですね。
ルメールは、1番人気だと、やや勝ち切れない傾向にある。
▼その代わり、4~9番人気での成績は抜群です。
【ルメール。4~9番人気。重賞レース】 単勝回収率210%・複勝回収率99%
はい。
かなりの高回収率になっています。
ルメールが重賞レースで中穴馬に乗っていたら、とりあえずヒモには入れておくと、回収率が上がりやすくなるかと思います。
▼では次に、Mデムーロ騎手の詳細な成績を見てみます。
【Mデムーロ。ダート重賞レース】 単勝回収率229%・複勝回収率131%
はい。
ルメール騎手と違って、Mデムーロ騎手は、ダートでの回収率が素晴らしいことになっています。
▼逆に、芝のレースでは↓
【Mデムーロ。芝重賞レース】 単勝回収率98%・複勝回収率90%
はい。
まぁ、単勝回収率98%は十分素晴らしい成績なんですが、ダートよりは芝の方が、やや回収率が下がる感じですね。
▼では次に、こんなデータ↓
【Mデムーロ。牝馬。重賞レース】 単勝回収率75%・複勝回収率82%
はい。
Mデムーロは、重賞レースで牝馬に騎乗すると、牡馬より回収率がかなり低くなります。
Mデムーロは、ルメールより激しい騎乗が多いので、繊細な牝馬より、頑丈な牡馬の方が成績が良くなるのかもしれません。
▼このように、騎手のデータを見ていくと、それぞれの騎手によって、クセがあることがわかります。
これらの特徴を頭に入れておくと、それだけで年間の回収率は上がってくると思います。
▼ここまで見てきた通り、Mデムーロとルメールの単勝は、儲かることがわかります。
他の騎手データを見ていくと、単勝回収率70%くらいが普通なので、これが100%を超えているというのは、かなりすごいことですね。
▼なので、重賞レースでは、Mデムーロとルメールの単勝は、かなり期待値が高いと言える。
あるいは、重賞レースで三連単や馬単の1着固定を狙うなら、Mデムーロとルメールを1着づけにするのも効果的です。
▼この2人がJRAの所属になって、明らかに馬券の傾向が変わってきました。
この2人が高い回収率を記録している代わりに、今まで回収率が高かった騎手の数字が悪くなっています。
そう考えると、重賞レースでは、まだまだこの2人を中心とした馬券構成にしておくのが、回収率向上のポイントになりそうです。
▼▼では次に、データ期間を更新して見てみましょう。
先ほども少し書いた通り、騎手のデータというのは変動していくものなので、期間を区切って分析していくのが有効です。
【ルメール騎手。重賞レースデータ。2018~2020年】
単勝回収率110%
複勝回収率86%
【Mデムーロ騎手。重賞レースデータ。2018~2020年】
単勝回収率63%
複勝回収率66%
はい。
データ範囲を2~3年ズラしただけですが、大きく傾向が変わっています。
▼まず、ルメール騎手については、ほとんど変動はありません。
複勝回収率がやや下がっていますが、まだ優秀な部類でしょう。
単勝回収率は110%と、ここでも驚異的な数字になっています。
このデータ範囲においても、重賞レースではルメール騎手を中心に馬券を構成していくと、回収率が上がりやすくなることがわかります。
▼次に、Mデムーロ騎手ですが、こちらは対照的に、単勝回収率63%・複勝回収率66%と、暴落しています。
この重賞レースでの回収率の低さは、リーディング下位の騎手と同程度と言えます。
▼冒頭でも触れましたが、Mデムーロ騎手は、かつては重賞レースではめちゃくちゃ回収率が高い騎手でした。
しかし、2019年からスランプに突入しており、回収率を大きく下げてしまっています。
2019年の単勝回収率は、たったの17%でした。複勝回収率は40%です。これはひどいですね。
▼Mデムーロ騎手の2020年の重賞レースは、単勝回収率77%・複勝回収率66%と、少し巻き返していますが、それでもかつての数字と比べると、見る影もありません。
現状では、Mデムーロ騎手は重賞レースでは狙えない騎手になっています。
ここまで大きく下がってしまう騎手は、珍しいですね。
かつての岩田康誠騎手も、このような下がり方をしていました。
なんとか復活のきっかけをつかんで、また迫力のある騎乗を見せて欲しいと思います。
▼▼では次に、また別の角度から、ルメール騎手とMデムーロ騎手のデータを見てみましょう。
【ルメール騎手。重賞レース。年度別回収率】
2015年⇒単勝回収率172%・複勝回収率99%
2016年⇒単勝回収率70%・複勝回収率96%
2017年⇒単勝回収率126%・複勝回収率79%
2018年⇒単勝回収率145%・複勝回収率101%
2019年⇒単勝回収率98%・複勝回収率79%
2020年⇒単勝回収率82%・複勝回収率79%
2021年⇒単勝回収率94%・複勝回収率79%(上半期まで)
はい。
ルメール騎手の重賞レースの回収率を、年度別に並べると、上記のようになります。
▼ルメール騎手は、重賞レースでは安定して回収率が高く、重賞レースでルメール騎手を外して馬券を購入すると、痛い目を見ることがわかります。
ただ、上記の数字を見てもらえればわかるように、年々、回収率は下降傾向にあります。
これはなぜか?ルメール騎手は下手になったのか?
▼そうではありません。ルメール騎手の技術は健在です。
なぜ回収率が下がるのかというと、「過剰人気になってしまうから」です。
ルメール騎手の回収率が年々下がっていくのは、年々オッズが下がっているからです。
例えば、2015年の平均オッズは、単勝15.7倍でした。
このルメール騎手の単勝オッズは、年々下がっており、2021年では、平均単勝4.9倍まで下降しています。
ここまでオッズが下がってしまうと、どんなに上手い騎手でも、プラス回収率にするのは難しいです。
▼その証拠に、ルメール騎手の「連対率」や「勝率」は、下がっていません。
つまり、「今までと同じくらいの強さの馬に乗っているのに、オッズは今までよりも低い」という状況になっているわけです。
これはいわゆる「過剰人気」という状態であり、ルメール騎手は、近年は過剰人気の影響で、回収率が上げにくい騎手になってきていると言えます。
▼オッズだけでなく、「人気」で見ても、ルメール騎手が過剰人気になっていることがわかります。
2015年では、騎乗馬の平均人気は、4.8番人気でした。
それが、2021年には、2.2番人気になってしまっています。
ルメール騎手が重賞レースで騎乗する馬の人気は、平均で2.2番人気なんですよ?
これはもう、「ルメール騎手が乗れば、どんな馬でも人気になってしまう」と言っても過言ではありません。
この流れが、今後どう変わっていくかわかりませんが、現時点では、ルメール騎手は過剰人気の影響により、儲からない騎手になりつつある、と言えます。
▼▼では次に、Mデムーロ騎手のデータを見てみましょう。
【Mデムーロ騎手。重賞レース。年度別回収率】
2015年⇒単勝回収率227%・複勝回収率109%
2016年⇒単勝回収率107%・複勝回収率98%
2017年⇒単勝回収率140%・複勝回収率100%
2018年⇒単勝回収率94%・複勝回収率90%
2019年⇒単勝回収率17%・複勝回収率40%
2020年⇒単勝回収率76%・複勝回収率65%
2021年⇒単勝回収率169%・複勝回収率81%
はい。
ミルコデムーロ騎手の重賞レースの回収率を、年度別に並べると、上記のようになります。
▼先ほども少し書きましたが、Mデムーロ騎手は、好不調の波が激しい騎手です。
例えば、上記期間では、2015年~2018年までの4年間の回収率は素晴らしく、めちゃくちゃ儲かる騎手でした。
しかしそれが、2019年になると一変します。
単勝回収率はわずか17%。複勝回収率も40%まで低下してしまいます。
この変動幅は衝撃的ですね。
2018年までのデータを見て、「Mデムーロ騎手は、めっちゃ儲かるやん!」と、2019年から大勝負した競馬ファンは、かなりの損失を被ってしまったと推測されます。
▼なぜこのようなことが起こるのか?
Mデムーロ騎手は、急に下手になったのか?
これを検証するために、「平均オッズ」をチェックしてみましょう。
Mデムーロ騎手。平均オッズ
2015年⇒11.8倍
2016年⇒7.5倍
2017年⇒5.6倍
2018年⇒5.6倍
2019年⇒15.2倍
2020年⇒21.2倍
2021年⇒19.6倍
はい。
平均オッズの推移を眺めていくと、2019年から、急に騎乗馬の質が下がっていることがわかります。
つまり、「Mデムーロ騎手は、2019年から、乗る馬が弱くなったので、活躍できなくなった」と考えることができるわけです。
▼競馬の場合、どんなに騎手が一流でも、馬が弱ければ勝てません。
「馬7騎手3」と言われますが、騎手の影響力は、30%程度と考えられます。
なので、Mデムーロ騎手が2019年から活躍できなくなった理由は、騎乗馬が弱くなったから。
Mデムーロ騎手が、急に下手になったというわけではないと言うことです。
▼その証拠に、2019年と2020年は、スランプだったMデムーロ騎手ですが、2021年には単勝回収率169%と、復活しています。
まあこれは、2021年9月の新潟記念で、マイネルファンロンを12番人気で勝たせた影響が大きいので、まだ完全復活とは言えません。
ただ、馬が弱いなりに、工夫して騎乗している姿は誰が見てもわかりますし、勝率や連対率などの数字も、改善してきています。
Mデムーロ騎手は、この勢いでスランプから抜け出して、またかつての高回収率な騎手に戻ってほしいものですね。
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▼本日は、Mデムーロとルメールの単勝馬券について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「重賞レースでは、ルメール騎手の単勝回収率が圧倒的に高い」
「重賞レースの予想の中心は、ルメール騎手ということになる」
「Mデムーロ騎手も、以前は重賞レースの回収率が高かったが、近年はスランプで回収率が下がっている」
「騎手の回収率は一定ではなく、常に変動しているので、流れを読むことが重要」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼2015年にJRAの騎手になってから、今や競馬予想に欠かすことができなくなった二人。
Mデムーロとルメール。
本日は、この二人の単勝馬券の成績について考えてみたい。
▼まず、ルメール↓
【ルメール(重賞レース 2016~2018)】 単勝回収率111%・複勝回収率92%
はい。
3年間の重賞レースの単勝回収率が、100%を超えています。
これはとてつもない数字ですね。
▼では次に、Mデムーロ↓
【Mデムーロ(重賞レース 2016~2018)】 単勝回収率110%・複勝回収率93%
はい。
この3年間の集計結果では、ルメールとMデムーロは、ほぼ同じくらいの回収率になっています。
▼どちらも恐ろしい数字になっている。
重賞レースでは、この2人を抜きにして競馬予想するのは無謀。
それくらいの好成績になっています。
▼要するに、2016年から2018年の3年間の重賞レースで、ルメールとMデムーロの単勝馬券をひたすら購入していけば、回収率は110%になったということです。
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Mデムーロとルメール、単勝の狙い目
▼Mデムーロとルメールの単勝についての考察を続けます。
ここでは、さらに詳細な2人の単勝の成績について考えてみたいと思います。
▼ルメールの重賞レースでの回収率は上述の通りです。
ここからさらに分析してみます。
集計期間は先ほどと同じ、2016年から2018年です。
【ルメール。芝重賞レース】 単勝回収率122%・複勝回収率93%
はい。
ルメール騎手の場合、芝重賞レースに絞り込むと、回収率が10%以上も上がります。
▼これは逆に言えば、ルメールはダートの重賞レースの回収率が低いということでもある。
【ルメール。ダート重賞レース】 単勝回収率41%・複勝回収率87%
はい。
この数字を見ればわかるように、複勝回収率は悪くない。
でも勝ち切れないわけです。
▼ルメールをダートで買うときは、2着が多いことを想定して購入した方が良い。
なので、単勝馬券や、三連単・馬単の1着固定は不向き。
それよりも、馬連や2着固定の方が、回収率は上げやすくなります。
▼それからこんなデータも↓
【ルメール。1番人気。重賞レース】 単勝回収率78%・複勝回収率86%
はい。
これも決して悪い数字ではないんですが、トータルの単勝回収率が111%であることを勘案すると、ちょっと物足りないですね。
ルメールは、1番人気だと、やや勝ち切れない傾向にある。
▼その代わり、4~9番人気での成績は抜群です。
【ルメール。4~9番人気。重賞レース】 単勝回収率210%・複勝回収率99%
はい。
かなりの高回収率になっています。
ルメールが重賞レースで中穴馬に乗っていたら、とりあえずヒモには入れておくと、回収率が上がりやすくなるかと思います。
▼では次に、Mデムーロ騎手の詳細な成績を見てみます。
【Mデムーロ。ダート重賞レース】 単勝回収率229%・複勝回収率131%
はい。
ルメール騎手と違って、Mデムーロ騎手は、ダートでの回収率が素晴らしいことになっています。
▼逆に、芝のレースでは↓
【Mデムーロ。芝重賞レース】 単勝回収率98%・複勝回収率90%
はい。
まぁ、単勝回収率98%は十分素晴らしい成績なんですが、ダートよりは芝の方が、やや回収率が下がる感じですね。
▼では次に、こんなデータ↓
【Mデムーロ。牝馬。重賞レース】 単勝回収率75%・複勝回収率82%
はい。
Mデムーロは、重賞レースで牝馬に騎乗すると、牡馬より回収率がかなり低くなります。
Mデムーロは、ルメールより激しい騎乗が多いので、繊細な牝馬より、頑丈な牡馬の方が成績が良くなるのかもしれません。
▼このように、騎手のデータを見ていくと、それぞれの騎手によって、クセがあることがわかります。
これらの特徴を頭に入れておくと、それだけで年間の回収率は上がってくると思います。
▼ここまで見てきた通り、Mデムーロとルメールの単勝は、儲かることがわかります。
他の騎手データを見ていくと、単勝回収率70%くらいが普通なので、これが100%を超えているというのは、かなりすごいことですね。
▼なので、重賞レースでは、Mデムーロとルメールの単勝は、かなり期待値が高いと言える。
あるいは、重賞レースで三連単や馬単の1着固定を狙うなら、Mデムーロとルメールを1着づけにするのも効果的です。
▼この2人がJRAの所属になって、明らかに馬券の傾向が変わってきました。
この2人が高い回収率を記録している代わりに、今まで回収率が高かった騎手の数字が悪くなっています。
そう考えると、重賞レースでは、まだまだこの2人を中心とした馬券構成にしておくのが、回収率向上のポイントになりそうです。
▼▼では次に、データ期間を更新して見てみましょう。
先ほども少し書いた通り、騎手のデータというのは変動していくものなので、期間を区切って分析していくのが有効です。
【ルメール騎手。重賞レースデータ。2018~2020年】
単勝回収率110%
複勝回収率86%
【Mデムーロ騎手。重賞レースデータ。2018~2020年】
単勝回収率63%
複勝回収率66%
はい。
データ範囲を2~3年ズラしただけですが、大きく傾向が変わっています。
▼まず、ルメール騎手については、ほとんど変動はありません。
複勝回収率がやや下がっていますが、まだ優秀な部類でしょう。
単勝回収率は110%と、ここでも驚異的な数字になっています。
このデータ範囲においても、重賞レースではルメール騎手を中心に馬券を構成していくと、回収率が上がりやすくなることがわかります。
▼次に、Mデムーロ騎手ですが、こちらは対照的に、単勝回収率63%・複勝回収率66%と、暴落しています。
この重賞レースでの回収率の低さは、リーディング下位の騎手と同程度と言えます。
▼冒頭でも触れましたが、Mデムーロ騎手は、かつては重賞レースではめちゃくちゃ回収率が高い騎手でした。
しかし、2019年からスランプに突入しており、回収率を大きく下げてしまっています。
2019年の単勝回収率は、たったの17%でした。複勝回収率は40%です。これはひどいですね。
▼Mデムーロ騎手の2020年の重賞レースは、単勝回収率77%・複勝回収率66%と、少し巻き返していますが、それでもかつての数字と比べると、見る影もありません。
現状では、Mデムーロ騎手は重賞レースでは狙えない騎手になっています。
ここまで大きく下がってしまう騎手は、珍しいですね。
かつての岩田康誠騎手も、このような下がり方をしていました。
なんとか復活のきっかけをつかんで、また迫力のある騎乗を見せて欲しいと思います。
▼▼では次に、また別の角度から、ルメール騎手とMデムーロ騎手のデータを見てみましょう。
【ルメール騎手。重賞レース。年度別回収率】
2015年⇒単勝回収率172%・複勝回収率99%
2016年⇒単勝回収率70%・複勝回収率96%
2017年⇒単勝回収率126%・複勝回収率79%
2018年⇒単勝回収率145%・複勝回収率101%
2019年⇒単勝回収率98%・複勝回収率79%
2020年⇒単勝回収率82%・複勝回収率79%
2021年⇒単勝回収率94%・複勝回収率79%(上半期まで)
はい。
ルメール騎手の重賞レースの回収率を、年度別に並べると、上記のようになります。
▼ルメール騎手は、重賞レースでは安定して回収率が高く、重賞レースでルメール騎手を外して馬券を購入すると、痛い目を見ることがわかります。
ただ、上記の数字を見てもらえればわかるように、年々、回収率は下降傾向にあります。
これはなぜか?ルメール騎手は下手になったのか?
▼そうではありません。ルメール騎手の技術は健在です。
なぜ回収率が下がるのかというと、「過剰人気になってしまうから」です。
ルメール騎手の回収率が年々下がっていくのは、年々オッズが下がっているからです。
例えば、2015年の平均オッズは、単勝15.7倍でした。
このルメール騎手の単勝オッズは、年々下がっており、2021年では、平均単勝4.9倍まで下降しています。
ここまでオッズが下がってしまうと、どんなに上手い騎手でも、プラス回収率にするのは難しいです。
▼その証拠に、ルメール騎手の「連対率」や「勝率」は、下がっていません。
つまり、「今までと同じくらいの強さの馬に乗っているのに、オッズは今までよりも低い」という状況になっているわけです。
これはいわゆる「過剰人気」という状態であり、ルメール騎手は、近年は過剰人気の影響で、回収率が上げにくい騎手になってきていると言えます。
▼オッズだけでなく、「人気」で見ても、ルメール騎手が過剰人気になっていることがわかります。
2015年では、騎乗馬の平均人気は、4.8番人気でした。
それが、2021年には、2.2番人気になってしまっています。
ルメール騎手が重賞レースで騎乗する馬の人気は、平均で2.2番人気なんですよ?
これはもう、「ルメール騎手が乗れば、どんな馬でも人気になってしまう」と言っても過言ではありません。
この流れが、今後どう変わっていくかわかりませんが、現時点では、ルメール騎手は過剰人気の影響により、儲からない騎手になりつつある、と言えます。
▼▼では次に、Mデムーロ騎手のデータを見てみましょう。
【Mデムーロ騎手。重賞レース。年度別回収率】
2015年⇒単勝回収率227%・複勝回収率109%
2016年⇒単勝回収率107%・複勝回収率98%
2017年⇒単勝回収率140%・複勝回収率100%
2018年⇒単勝回収率94%・複勝回収率90%
2019年⇒単勝回収率17%・複勝回収率40%
2020年⇒単勝回収率76%・複勝回収率65%
2021年⇒単勝回収率169%・複勝回収率81%
はい。
ミルコデムーロ騎手の重賞レースの回収率を、年度別に並べると、上記のようになります。
▼先ほども少し書きましたが、Mデムーロ騎手は、好不調の波が激しい騎手です。
例えば、上記期間では、2015年~2018年までの4年間の回収率は素晴らしく、めちゃくちゃ儲かる騎手でした。
しかしそれが、2019年になると一変します。
単勝回収率はわずか17%。複勝回収率も40%まで低下してしまいます。
この変動幅は衝撃的ですね。
2018年までのデータを見て、「Mデムーロ騎手は、めっちゃ儲かるやん!」と、2019年から大勝負した競馬ファンは、かなりの損失を被ってしまったと推測されます。
▼なぜこのようなことが起こるのか?
Mデムーロ騎手は、急に下手になったのか?
これを検証するために、「平均オッズ」をチェックしてみましょう。
Mデムーロ騎手。平均オッズ
2015年⇒11.8倍
2016年⇒7.5倍
2017年⇒5.6倍
2018年⇒5.6倍
2019年⇒15.2倍
2020年⇒21.2倍
2021年⇒19.6倍
はい。
平均オッズの推移を眺めていくと、2019年から、急に騎乗馬の質が下がっていることがわかります。
つまり、「Mデムーロ騎手は、2019年から、乗る馬が弱くなったので、活躍できなくなった」と考えることができるわけです。
▼競馬の場合、どんなに騎手が一流でも、馬が弱ければ勝てません。
「馬7騎手3」と言われますが、騎手の影響力は、30%程度と考えられます。
なので、Mデムーロ騎手が2019年から活躍できなくなった理由は、騎乗馬が弱くなったから。
Mデムーロ騎手が、急に下手になったというわけではないと言うことです。
▼その証拠に、2019年と2020年は、スランプだったMデムーロ騎手ですが、2021年には単勝回収率169%と、復活しています。
まあこれは、2021年9月の新潟記念で、マイネルファンロンを12番人気で勝たせた影響が大きいので、まだ完全復活とは言えません。
ただ、馬が弱いなりに、工夫して騎乗している姿は誰が見てもわかりますし、勝率や連対率などの数字も、改善してきています。
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