岩田康誠の狙い目・買い方~回収率データ。天才騎手は儲かる?儲からない?
岩田騎手のデータ傾向
▼『岩田康誠騎手の、具体的な狙い目やデータは、ありますか?』
というご質問をいただいたので、本日は、岩田康誠データについて書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「岩田騎手は、2014年まではかなり儲かる騎手だったが、2015年からはスランプで、現在はあまり儲からない騎手になっている印象」
「岩田康誠は、G1での勝負強さが売りだが、これも2015年からは不調になってしまっている印象」
「2016年は重賞レース0勝でドン底。ただ2017年からは、人気薄を2~3着に持ってきたりして、複勝回収率はプラスゾーンで推移。復活の兆しか」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼岩田騎手は、G1に限定すれば、かなり儲かる騎手だと思う。
ただし、「2014年までは。」
上述の通り、2015年からは極度のスランプに陥っており、G1の回収率もひどいものになっています。
▼原因は本人にしかわからない部分だと思いますが、何度も重なった他の騎手の落馬に関わるバッシングは、岩田騎手のメンタルに強いプレッシャーをかけたのではないかと推察します。
ヒールのイメージがある岩田騎手ですが、かなり辛かったと思う。
▼そんなわけで、2016年の岩田騎手。G1で馬券になった回数0回です。
重賞レース勝利も、なんと0勝。
あれだけG1で活躍していた騎手が、これほど変わってしまうのは驚きです。そして残念です。
このまましぼんでしまうのか、復活するのか、どちらになるかはわかりませんが、ここからのデータは岩田騎手が好調だった時期のものも含んでいます。
今は不調期でも、得意条件は念のため押さえておいた方が良いかと思います。
▼では行きます。
天才、岩田康誠騎手については、以前にも記事にしましたが、具体的なデータは書いていなかったので、今回は具体的な数字を出してみたいと思います。
データは、2012年からの3年分です。
(集計 2,656レース)
【岩田康誠 全レース単勝回収率】
単勝回収率 70%
はい。
岩田騎手は、中央競馬でもトップレベルの、非常に腕のある騎手ですが、単勝をすべて買っていくと、回収率はこの程度になります。
腕があるのはみんな知っているので、やはり過剰人気になりやすいですね。
岩田康誠を買う時は、「回収率の高いポイント」に、絞っていかなければなりません。
【岩田康誠 コース別の単勝回収率】
東京 97%
新潟 115%
左回りの、大きい競馬場では、かなりの信頼感があります。
大きい競馬場は、差しや追い込みが決まりやすい印象がありますが、実は大きい競馬場ほど、大外を回すとロスが大きくなるので、インから馬群をさばく技術が必要になるわけですね。
岩田騎手は、インを突く技術が高い印象です。
【岩田康誠 G1 単勝回収率】
G1 156%
岩田康誠のG1レースでの単勝回収率は、まさに驚異的。
ここ一番での勝負強さには脱帽です。
その一方で、重賞レース以外の成績は平凡だったりするので、波が激しい騎手とも言えますね。
ちなみに、G2とG3の単勝回収率はそれほど高くもないので、G1限定で狙っていくという買い方もありですね。
それと上述した通り、これは2014年までの数字で底上げしているわけで、2015年以降の岩田騎手は、G1ではほとんど活躍できていない感じです。
【岩田康誠 東京の重賞レース 単勝回収率】
東京重賞 195%
G2とG3はイマイチと書きましたが、東京コースは別です。
驚異的な好成績。
東京の重賞レースでは、岩田康誠は押さえておいた方がいいですね。
ちなみに、岩田騎手の東京のG1レースの単勝回収率は、「266%」です。すごいですね。
その一方で、中山などの小回りでは勝ち切れない感じです。
【岩田康誠 中山重賞レース単勝回収率】
中山重賞 40%
(複勝回収率 98%)
中山では、単勝回収率はかなり低いものの、複勝回収率はかなり高い。
小回りでは、2~3着が多いということになります。
【岩田康誠 51.5~53キロ 単勝回収率】
軽量 103%
蛇足ですが、岩田康誠の軽量馬は、回収率が高い傾向にあります。
ハンデ戦では、一応、警戒した方がいいかもしれません。
▼さて、ここまでは2012年からのデータを見てきました。
2015年の競馬も終わったので、過去5年間分の岩田康誠のデータを、まとめてチェックしてみたいと思います。
【岩田康誠データ】 2010~2015
5205レース分析
◆平均
勝率13.1%
単勝回収率69%
◆重賞レース
勝率14.0%
単勝回収率93%
◆平場
勝率12.9%
単勝回収率67%
◆G1レース
勝率14.8%
単勝回収率144%
◆重賞レース以外(特別戦も含む)
勝率13.0%
単勝回収率67%
はい。
岩田康誠の傾向としては、前回の戸崎圭太と似ていて、「大舞台に強い」
それはいいとして、岩田康誠の場合は、「重賞レースで狙う」という感じの騎手ですね。
(あくまで私ブエナの意見です)
2010~2015の話ですが、
「岩田康誠は重賞レース以外では、儲けにくい」というのが、私ブエナの印象です。
▼戸崎圭太騎手の場合は、重賞レース以外でも、「特別戦」なら、なかなかの回収率を期待できた。
しかし、岩田康誠騎手の場合は、特別戦でも回収率が上がってこない。
重賞レースになると、急に回収率が上がってくる、というタイプの騎手。
これらは全て、私ブエナの印象ですが、私の馬券構成では、
「岩田康誠は、重賞レースで狙う」
というのが、マイルールになっています。
▼ちなみに、岩田の重賞レース狙いなら、
「東京・京都・札幌」
の回収率が高い傾向にあります。
▼ここ一番での勝負に行く姿勢は、本当にすごい騎手です。
が、賞金が低いレースや、重賞レース以外では、なかなかそのミラクル騎乗を見せてもらえないのが、岩田の最大のデメリット(馬券を買う上での)だと、私は感じています。
▼ということで本日は、岩田康誠騎手のデータについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
岩田騎手は、勝率・連対率・複勝率ともに、JRAでもトップレベルでした。
ただ、「ムラがある」
重賞レース以外では、あまり本気の騎乗を見せてくれないことが多い。
だから岩田康誠を買うときは、ピンポイントで「儲かる部分」を購入するのが良いかと思います。
儲かる部分と儲からない部分がはっきりしている騎手なので、比較的狙いやすいタイプだと私は感じます。
▼ひとつ気がかりなのは、2015年の夏には、重賞レースで大暴れしていた岩田康誠が、2015年の秋は、重賞レースをひとつも勝てなかったこと。
1番人気馬に何度も乗っているのに、2着まで。
穴も開けていない。
これは少し寂しかったです。
年齢的には、まだまだいけると思います。
今後も、重賞レースでは注目していきたい騎手です。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼岩田騎手についての考察を続けます。
冒頭でも書きましたが、2015年からの岩田騎手のスランプは深刻なものがあります。
かつての思い切った騎乗も見られないし、回収率も大きく下がってしまっている。
2016年のデータを見ると、とても買えない騎手になってしまっています。
【2016年 岩田騎手データ】 842レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 44%
複勝回収率 66%
はい。
これでは安心して馬券購入できない。
全盛期は、苦手な平場を合わせても、86%だった回収率が、半分になってしまっています。
【2016年 岩田騎手G1】 14レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 0%
複勝回収率 0%
はい。
2016年のG1では、一度も馬券になっていない。
ただ、乗った馬が弱かったというのもあります。
成績が出せないから、良い馬も回ってこなくなり、悪循環となってしまう状態。
▼また、かつての岩田騎手なら、人気薄でも強引に持ってくることが多々あった。
でも今はそれもなく、上述した2016年のG1では、掲示板にも一度も載っていません。
まだ42歳なので、メンタルを立て直して、ラフプレーをすることなく、スーパープレーを見せて欲しいと思います。
▼さて、ここまで書いてきたように、2016年の岩田騎手はドン底だった。
重賞レース未勝利。
2015年には、重賞レース13勝だったのに、2016年は0勝。
ここまで一気に勝ち星が減る騎手というのも珍しい。
▼豪放磊落な岩田騎手。
彼ほどのメンタルを持っていても、周囲からのバッシング1つで、ここまで変わってしまう。
競馬の騎手というのは、本当に繊細な部分が大切な仕事なのだなと。
▼ただ、ドン底の岩田騎手も、2017年から少しずつ復活してきている感じもします。
2017年は、9月までで重賞レース6勝。
単勝回収率は61%といまいちですが、複勝回収率は129%と素晴らしい数字。
インを突く、かつての騎乗も蘇ってきており、復活の気配も見えます。
▼部分的に見ていくと、「ダート重賞レース」で、中穴~大穴を演出することが増えてきた印象。
それと、1番人気でしっかりと勝ちきることが増えてきています。
私ブエナの見解ですが、1番人気で勝つことは、関係者の信頼につながる。
人気薄で勝つより、人気馬で勝つ方が、のちの騎乗依頼が増えてくると思うわけです。
そういう意味では、岩田騎手は上昇気流なのかなと思います。
▼では、さらにデータを更新します。
2018年の1月から8月までの成績。
岩田騎手
単勝回収率69%
複勝回収率76%
はい。
可もなく不可もなく、ごく普通の成績です。
最悪のスランプからは抜け出してきている印象ですね。
▼ただ、2018年度も重賞レースでは、あまり活躍できていない感じ。
重賞では、単勝回収率32%・複勝回収率65%です。
かつての勝負強さは、まだまだ復活していませんね。
▼ちなみに、この2018年の重賞レースで勝ったのは、どちらもレインボーライン。
同じ馬でしか活躍できていないのは、あまり良い傾向とは言えない印象。
色々な馬で、色々なビッグレースを勝てば、関係者の目にも留まりやすいので好循環が生まれます。
でも1頭だけで重賞レースを何度か勝っても、あまり次に繋がってこない感じです。
▼それでも、岩田騎手に久々のG1勝利をプレゼントしたレインボーライン。
残念ながら、レース後に故障してしまいましたが、この天皇賞春での走りはとても感動的でした。
個人的には、馬券も押さえでなんとか的中。
岩田騎手の復活と、ダブルで嬉しい天皇賞春となったわけです。
▼ではさらに、集計期間を更新してデータ分析してみましょう。
【岩田騎手データ】2017~2020年。2712レース分析
単勝回収率64%
複勝回収率77%
はい。
全レース合計の回収率は上記の通りです。
ではここから、使えそうなデータを拾っていきます。
【岩田騎手データ】2017~2020年
中山競馬場⇒複勝回収率107%
新潟競馬場⇒複勝回収率100%
重賞レース⇒単勝回収率43%・複勝回収率89%
重賞レース1~5番人気⇒単勝回収率106%・複勝回収率89%
重賞レース11~15番人気⇒単勝回収率0%・複勝回収率144%
はい。
中山競馬場と新潟競馬場での複勝回収率が突出しています。
この2つの競馬場では、人気薄を2~3着に持ってくることが多いということ。
岩田騎手の中山と新潟は、人気薄をヒモで押さえておくと、高配当が引っかかりやすいです。
▼重賞レースの成績は、相変わらず単勝回収率が低く、43%しかありません。
重賞レースで岩田騎手の単勝馬券は、ちょっと狙いにくいところです。
しかしその一方、重賞レースでの複勝回収率は89%と高く、三連複やワイドのヒモで狙うと、回収率を上げやすい感じになっています。
▼それから、岩田騎手を重賞レースで狙う場合のポイントとして、1~5番人気での回収率の高さが挙げられます。
重賞レース1~5番人気の単勝回収率は、106%とプラス収支。
岩田騎手が重賞レースで1~5番人気の時に、単勝を買っておくと、プラスになりやすいということです。
▼特に、1番人気の単勝回収率は、135%と非常に優秀。
騎乗成績にムラのある岩田騎手は、重賞レースで強い馬に乗っているときに本気を出してくる傾向にあるので、人気馬に騎乗しているときは要注意ですね。
▼それから、真逆の傾向として、重賞レースで11~15番人気の時に、複勝回収率が144%もあります。
岩田騎手が重賞レースで大穴馬に騎乗しているときは、2~3着狙いで来るケースが多いということです。
重賞レースで岩田騎手が2ケタ人気の時は、少額で押さえておくと、万馬券ゲットのチャンスが広がると思います。
▼逆に言うと、上述したようなデータ範囲「以外の」部分では、岩田騎手は儲からない。
例えば、6番人気以下の単勝。これは0勝です。
なので、岩田騎手を重賞レースで狙う場合は、やはり1~5番人気の有力馬で狙っていくのが効率的です。
横山典弘騎手や武豊騎手もそうですが、トップジョッキーが歳を取ると、すべてのレースに全力で騎乗する体力はないので、人気馬の時に本気で騎乗してくるケースが多いですね。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング
▼『岩田康誠騎手の、具体的な狙い目やデータは、ありますか?』
というご質問をいただいたので、本日は、岩田康誠データについて書いてみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「岩田騎手は、2014年まではかなり儲かる騎手だったが、2015年からはスランプで、現在はあまり儲からない騎手になっている印象」
「岩田康誠は、G1での勝負強さが売りだが、これも2015年からは不調になってしまっている印象」
「2016年は重賞レース0勝でドン底。ただ2017年からは、人気薄を2~3着に持ってきたりして、複勝回収率はプラスゾーンで推移。復活の兆しか」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼岩田騎手は、G1に限定すれば、かなり儲かる騎手だと思う。
ただし、「2014年までは。」
上述の通り、2015年からは極度のスランプに陥っており、G1の回収率もひどいものになっています。
▼原因は本人にしかわからない部分だと思いますが、何度も重なった他の騎手の落馬に関わるバッシングは、岩田騎手のメンタルに強いプレッシャーをかけたのではないかと推察します。
ヒールのイメージがある岩田騎手ですが、かなり辛かったと思う。
▼そんなわけで、2016年の岩田騎手。G1で馬券になった回数0回です。
重賞レース勝利も、なんと0勝。
あれだけG1で活躍していた騎手が、これほど変わってしまうのは驚きです。そして残念です。
このまましぼんでしまうのか、復活するのか、どちらになるかはわかりませんが、ここからのデータは岩田騎手が好調だった時期のものも含んでいます。
今は不調期でも、得意条件は念のため押さえておいた方が良いかと思います。
▼では行きます。
天才、岩田康誠騎手については、以前にも記事にしましたが、具体的なデータは書いていなかったので、今回は具体的な数字を出してみたいと思います。
データは、2012年からの3年分です。
(集計 2,656レース)
【岩田康誠 全レース単勝回収率】
単勝回収率 70%
はい。
岩田騎手は、中央競馬でもトップレベルの、非常に腕のある騎手ですが、単勝をすべて買っていくと、回収率はこの程度になります。
腕があるのはみんな知っているので、やはり過剰人気になりやすいですね。
岩田康誠を買う時は、「回収率の高いポイント」に、絞っていかなければなりません。
【岩田康誠 コース別の単勝回収率】
東京 97%
新潟 115%
左回りの、大きい競馬場では、かなりの信頼感があります。
大きい競馬場は、差しや追い込みが決まりやすい印象がありますが、実は大きい競馬場ほど、大外を回すとロスが大きくなるので、インから馬群をさばく技術が必要になるわけですね。
岩田騎手は、インを突く技術が高い印象です。
【岩田康誠 G1 単勝回収率】
G1 156%
岩田康誠のG1レースでの単勝回収率は、まさに驚異的。
ここ一番での勝負強さには脱帽です。
その一方で、重賞レース以外の成績は平凡だったりするので、波が激しい騎手とも言えますね。
ちなみに、G2とG3の単勝回収率はそれほど高くもないので、G1限定で狙っていくという買い方もありですね。
それと上述した通り、これは2014年までの数字で底上げしているわけで、2015年以降の岩田騎手は、G1ではほとんど活躍できていない感じです。
【岩田康誠 東京の重賞レース 単勝回収率】
東京重賞 195%
G2とG3はイマイチと書きましたが、東京コースは別です。
驚異的な好成績。
東京の重賞レースでは、岩田康誠は押さえておいた方がいいですね。
ちなみに、岩田騎手の東京のG1レースの単勝回収率は、「266%」です。すごいですね。
その一方で、中山などの小回りでは勝ち切れない感じです。
【岩田康誠 中山重賞レース単勝回収率】
中山重賞 40%
(複勝回収率 98%)
中山では、単勝回収率はかなり低いものの、複勝回収率はかなり高い。
小回りでは、2~3着が多いということになります。
【岩田康誠 51.5~53キロ 単勝回収率】
軽量 103%
蛇足ですが、岩田康誠の軽量馬は、回収率が高い傾向にあります。
ハンデ戦では、一応、警戒した方がいいかもしれません。
▼さて、ここまでは2012年からのデータを見てきました。
2015年の競馬も終わったので、過去5年間分の岩田康誠のデータを、まとめてチェックしてみたいと思います。
【岩田康誠データ】 2010~2015
5205レース分析
◆平均
勝率13.1%
単勝回収率69%
◆重賞レース
勝率14.0%
単勝回収率93%
◆平場
勝率12.9%
単勝回収率67%
◆G1レース
勝率14.8%
単勝回収率144%
◆重賞レース以外(特別戦も含む)
勝率13.0%
単勝回収率67%
はい。
岩田康誠の傾向としては、前回の戸崎圭太と似ていて、「大舞台に強い」
それはいいとして、岩田康誠の場合は、「重賞レースで狙う」という感じの騎手ですね。
(あくまで私ブエナの意見です)
2010~2015の話ですが、
「岩田康誠は重賞レース以外では、儲けにくい」というのが、私ブエナの印象です。
▼戸崎圭太騎手の場合は、重賞レース以外でも、「特別戦」なら、なかなかの回収率を期待できた。
しかし、岩田康誠騎手の場合は、特別戦でも回収率が上がってこない。
重賞レースになると、急に回収率が上がってくる、というタイプの騎手。
これらは全て、私ブエナの印象ですが、私の馬券構成では、
「岩田康誠は、重賞レースで狙う」
というのが、マイルールになっています。
▼ちなみに、岩田の重賞レース狙いなら、
「東京・京都・札幌」
の回収率が高い傾向にあります。
▼ここ一番での勝負に行く姿勢は、本当にすごい騎手です。
が、賞金が低いレースや、重賞レース以外では、なかなかそのミラクル騎乗を見せてもらえないのが、岩田の最大のデメリット(馬券を買う上での)だと、私は感じています。
▼ということで本日は、岩田康誠騎手のデータについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
岩田騎手は、勝率・連対率・複勝率ともに、JRAでもトップレベルでした。
ただ、「ムラがある」
重賞レース以外では、あまり本気の騎乗を見せてくれないことが多い。
だから岩田康誠を買うときは、ピンポイントで「儲かる部分」を購入するのが良いかと思います。
儲かる部分と儲からない部分がはっきりしている騎手なので、比較的狙いやすいタイプだと私は感じます。
▼ひとつ気がかりなのは、2015年の夏には、重賞レースで大暴れしていた岩田康誠が、2015年の秋は、重賞レースをひとつも勝てなかったこと。
1番人気馬に何度も乗っているのに、2着まで。
穴も開けていない。
これは少し寂しかったです。
年齢的には、まだまだいけると思います。
今後も、重賞レースでは注目していきたい騎手です。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
2016年以降の岩田騎手の苦悩データ
▼岩田騎手についての考察を続けます。
冒頭でも書きましたが、2015年からの岩田騎手のスランプは深刻なものがあります。
かつての思い切った騎乗も見られないし、回収率も大きく下がってしまっている。
2016年のデータを見ると、とても買えない騎手になってしまっています。
【2016年 岩田騎手データ】 842レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 44%
複勝回収率 66%
はい。
これでは安心して馬券購入できない。
全盛期は、苦手な平場を合わせても、86%だった回収率が、半分になってしまっています。
【2016年 岩田騎手G1】 14レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 0%
複勝回収率 0%
はい。
2016年のG1では、一度も馬券になっていない。
ただ、乗った馬が弱かったというのもあります。
成績が出せないから、良い馬も回ってこなくなり、悪循環となってしまう状態。
▼また、かつての岩田騎手なら、人気薄でも強引に持ってくることが多々あった。
でも今はそれもなく、上述した2016年のG1では、掲示板にも一度も載っていません。
まだ42歳なので、メンタルを立て直して、ラフプレーをすることなく、スーパープレーを見せて欲しいと思います。
▼さて、ここまで書いてきたように、2016年の岩田騎手はドン底だった。
重賞レース未勝利。
2015年には、重賞レース13勝だったのに、2016年は0勝。
ここまで一気に勝ち星が減る騎手というのも珍しい。
▼豪放磊落な岩田騎手。
彼ほどのメンタルを持っていても、周囲からのバッシング1つで、ここまで変わってしまう。
競馬の騎手というのは、本当に繊細な部分が大切な仕事なのだなと。
▼ただ、ドン底の岩田騎手も、2017年から少しずつ復活してきている感じもします。
2017年は、9月までで重賞レース6勝。
単勝回収率は61%といまいちですが、複勝回収率は129%と素晴らしい数字。
インを突く、かつての騎乗も蘇ってきており、復活の気配も見えます。
▼部分的に見ていくと、「ダート重賞レース」で、中穴~大穴を演出することが増えてきた印象。
それと、1番人気でしっかりと勝ちきることが増えてきています。
私ブエナの見解ですが、1番人気で勝つことは、関係者の信頼につながる。
人気薄で勝つより、人気馬で勝つ方が、のちの騎乗依頼が増えてくると思うわけです。
そういう意味では、岩田騎手は上昇気流なのかなと思います。
▼では、さらにデータを更新します。
2018年の1月から8月までの成績。
岩田騎手
単勝回収率69%
複勝回収率76%
はい。
可もなく不可もなく、ごく普通の成績です。
最悪のスランプからは抜け出してきている印象ですね。
▼ただ、2018年度も重賞レースでは、あまり活躍できていない感じ。
重賞では、単勝回収率32%・複勝回収率65%です。
かつての勝負強さは、まだまだ復活していませんね。
▼ちなみに、この2018年の重賞レースで勝ったのは、どちらもレインボーライン。
同じ馬でしか活躍できていないのは、あまり良い傾向とは言えない印象。
色々な馬で、色々なビッグレースを勝てば、関係者の目にも留まりやすいので好循環が生まれます。
でも1頭だけで重賞レースを何度か勝っても、あまり次に繋がってこない感じです。
▼それでも、岩田騎手に久々のG1勝利をプレゼントしたレインボーライン。
残念ながら、レース後に故障してしまいましたが、この天皇賞春での走りはとても感動的でした。
個人的には、馬券も押さえでなんとか的中。
岩田騎手の復活と、ダブルで嬉しい天皇賞春となったわけです。
▼ではさらに、集計期間を更新してデータ分析してみましょう。
【岩田騎手データ】2017~2020年。2712レース分析
単勝回収率64%
複勝回収率77%
はい。
全レース合計の回収率は上記の通りです。
ではここから、使えそうなデータを拾っていきます。
【岩田騎手データ】2017~2020年
中山競馬場⇒複勝回収率107%
新潟競馬場⇒複勝回収率100%
重賞レース⇒単勝回収率43%・複勝回収率89%
重賞レース1~5番人気⇒単勝回収率106%・複勝回収率89%
重賞レース11~15番人気⇒単勝回収率0%・複勝回収率144%
はい。
中山競馬場と新潟競馬場での複勝回収率が突出しています。
この2つの競馬場では、人気薄を2~3着に持ってくることが多いということ。
岩田騎手の中山と新潟は、人気薄をヒモで押さえておくと、高配当が引っかかりやすいです。
▼重賞レースの成績は、相変わらず単勝回収率が低く、43%しかありません。
重賞レースで岩田騎手の単勝馬券は、ちょっと狙いにくいところです。
しかしその一方、重賞レースでの複勝回収率は89%と高く、三連複やワイドのヒモで狙うと、回収率を上げやすい感じになっています。
▼それから、岩田騎手を重賞レースで狙う場合のポイントとして、1~5番人気での回収率の高さが挙げられます。
重賞レース1~5番人気の単勝回収率は、106%とプラス収支。
岩田騎手が重賞レースで1~5番人気の時に、単勝を買っておくと、プラスになりやすいということです。
▼特に、1番人気の単勝回収率は、135%と非常に優秀。
騎乗成績にムラのある岩田騎手は、重賞レースで強い馬に乗っているときに本気を出してくる傾向にあるので、人気馬に騎乗しているときは要注意ですね。
▼それから、真逆の傾向として、重賞レースで11~15番人気の時に、複勝回収率が144%もあります。
岩田騎手が重賞レースで大穴馬に騎乗しているときは、2~3着狙いで来るケースが多いということです。
重賞レースで岩田騎手が2ケタ人気の時は、少額で押さえておくと、万馬券ゲットのチャンスが広がると思います。
▼逆に言うと、上述したようなデータ範囲「以外の」部分では、岩田騎手は儲からない。
例えば、6番人気以下の単勝。これは0勝です。
なので、岩田騎手を重賞レースで狙う場合は、やはり1~5番人気の有力馬で狙っていくのが効率的です。
横山典弘騎手や武豊騎手もそうですが、トップジョッキーが歳を取ると、すべてのレースに全力で騎乗する体力はないので、人気馬の時に本気で騎乗してくるケースが多いですね。
馬券収支が向上するサイトランキング
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング