総流しの買い方~馬券は全頭流しで儲かるか?回収率とデータ
総流しの買い方
▼『競馬で総流しするとしたら、どういう買い方がいいんでしょうか?』
というご質問をいただいたので、本日は、総流しについて、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「私が総流しを仕掛ける時の条件は、①期待値の高い軸馬がいるレース ②荒れそうなレース。この2つがポイントだと思う」
「尚、総流しの軸馬は、人気馬から選ぶと回収効率が良くなる(マツリダ予想より引用)」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず「総流し」というのは、1頭の馬から「他のすべての馬」に流す馬券の買い方です。
例えば、18頭立てのレースで、1番人気から「馬連」で総流しするとしたら、
軸 1番人気
相手 2~18番人気(17頭)
買い目点数 17点
という感じになります。
【総流しのメリット】
・考えることが少なくてすむ(①軸馬と、②レース選びだけ考えればOK)
・ヒモに超人気薄が入ってきたときに、1発好配当の魅力が生まれる
【総流しのデメリット】
・期待値の低い馬まで買ってしまう
・買い目が多いので、回収率が上がりにくい
・トリガミが頻発する(当たってもマイナスの馬券)
・軸馬の回収率が、普通の買い方以上に重要になる
はい。
それでは総流しについて、さらに詳しく掘り下げてみましょう。
▼私ブエナは個人的には、あまり総流しはしません。
理由は上述のように、「無駄な馬まで購入してしまうから」です。
競馬というのは、例えば1つのレースに18頭いたとしても、その18頭には、「期待値の高い馬」と「期待値が低い馬」が存在するわけです。
馬券で、長期回収率をプラス収支にするためには、できるだけ「期待値の高い馬」をピンポイントで狙っていくのが有効だと思うわけ。
▼その点で総流しは、期待値の高い馬も低い馬も、ごっちゃにして購入することになる。
だから、長期回収率が、なかなか上がってこないケースが多いと思うわけです。
(あくまで私ブエナの認識です)
▼総流しで利益を出すためのポイントは、
「軸馬の期待値が高いこと」
「ヒモ荒れしそうなレース選び」
この2つがポイントになります。
(マツリダ予想より引用)
▼まず、総流しにおける「軸馬の期待値」を考える場合に、
「軸馬は人気馬でよいと思う」
よくありがちなのは、「人気薄から総流しして、一攫千金狙い!」というやり方ですが、これはあまり効率がよくない印象です。
運が良ければ一攫千金もありますが、同じ買い方で買い続ける限り、その利益は飲まれ、大きくマイナスになると思われます。
▼総流しするなら、軸馬は人気馬の方が、長期回収率は高くなりやすい気がする。
逆に、人気薄から総流しを続けると、お金は減る一方。
ということになりやすい。
(ブエナ経験談)
▼例えば、
「芝の特別戦で、1番人気から総流しすれば、平均回収率は80%以上」
でも
「芝の特別戦で、2ケタ人気馬から総流しすれば、平均回収率は50%以下」
と、なりやすいわけです。
(※2010~2016.3 実際のデータ)
▼なので、私ブエナの考えでは、
「総流しするなら、軸馬は1~3番人気」
が良いと考えています。
軸馬を人気サイドにすれば、30~40%くらいの的中率にできるし、収支も安定しますね。
▼ここだけの話でぶっちゃければ、
「総流しの場合、軸馬が人気薄になるほど、長期回収率は下がっていく」
という傾向にあるかと。
(ブエナ調べ)
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
4156レース対象
1番人気から総流し(馬連)
回収率 82%
2番人気から総流し
回収率 75%
3番人気から総流し
回収率 70%
4番人気から総流し
回収率 69%
はい。
見事に回収率が下がっていきます。
▼この点から考えても、
「総流しは、1番人気ながしでも、いいのかも」と思います。
その代わり、「レース選びに命をかける」わけですね。
▼単純に、1番人気から総流ししても、上述の通り、回収率は80%ちょっとくらいにしかならない。
これではお金が減る一方だ。
だから、「レースを選ぶ」必要があるわけ。
▼まず「レースの頭数」
総流しというのは、ヒモ荒れを狙うわけですから、荒れそうなレースを選ばないとダメ。
なので必然的に「多頭数」のレースをチョイスすることになる。
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
1番人気から総流し(16頭以上)
回収率 89%
はい。
さっきより頭数を増やした分、回収率がかなり上がりましたね。
▼次に「どの競馬場を選ぶか?」
ローカル競馬場は、難解なレースが多く、しかも配当が乗りにくいので、中央4大競馬場に絞ってみます。
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
1番人気から総流し
(16頭以上)
(中央場所)
回収率 95%
はい。
いい感じになってきましたね。
▼では次に「レース条件」
ヒモ荒れを狙うなら、やはりハンデ戦。
調べてみましょう。
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
1番人気から総流し
(16頭以上)
(中央場所)
(ハンデ戦)
回収率 117%
はい。
まぁまぁ狙える感じになってきたのではないでしょうか。
総流しで馬券購入する場合は、このように、
「ヒモ荒れしそうなレースを徹底的に選ぶ」
というのが、勝つための道になると、私ブエナは考えます。
▼ということで本日は、総流しの買い方について、私の独断と偏見で書いてみました。
基本的に私は、総流しはあまり使いませんが、上述のような特殊な条件、ヒモ荒れしやすい条件の場合は、手広く総流しすることもあります。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼総流しについての考察を続けます。
上述したように、「芝のハンデ戦」で、人気馬から総流しを仕掛ければ、まずまずの回収率になります。
単純に1番人気から総流しにしてもいいんですが、さらに回収率を上げるためには、「1番人気馬の期待値」を考えていくことが重要です。
▼総流しするための1番人気の期待値分析は、通常のレースと同じです。
芝のレースなので、できるだけ内枠の方がいいし、騎手もルメール・戸崎・福永あたりだと回収率が上がりやすい。
重賞レースなら、Mデムーロもいいですね。
▼また、ハンデ戦を狙うなら、斤量は重い方が回収率が上がりやすい。
同じ1番人気でも、斤量が軽い1番人気だと、連対率が下がる傾向にあります。
なので、ハンデ戦の1番人気を狙うなら、ある程度の斤量を背負っている馬の方が過剰人気にならず、回収率を上げやすくなる印象です。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼総流しするなら、軸馬の期待値が高い方が、長期回収率は高くなる。
とは言え、荒れそうなレースなら、それほど軸馬を気にしなくてもいいわけですが、荒れそうなレースでなおかつ、1番人気の期待値が高い場合、長期回収率はさらに上がりやすくなります。
▼私ブエナの場合、もし1番人気馬が期待値的にあまり良くない場合は、2番人気からの総流しを仕掛けることもあります。
この場合は、軸が2番人気になるので、的中率は下がります。
しかしながら、 1番人気の期待値が低いため、回収率は高目を期待できる。
▼平均的には、1番人気も2番人気も回収率に大差はありませんが、「1番人気の期待値が低いレース」では、2番人気からの流し馬券は、通常よりかなり回収率が高くなる印象。
これは総流しにおいても使える考え方だと、私ブエナは思うわけです。
▼総流しでも勝てる
総流しと言うと、「節操がない」「格好悪い」といったイメージがあります。
が、ここまで見てきたとおり、ロジカルに総流しを考え、しっかりとした戦略で仕掛けるなら、十分に使える作戦であると思う。
中途半端に、「軸馬から3点流し」みたいなオーソドックスな馬券構成より作戦がシンプルな分、安定的に回収率を上げることができたりする。
▼馬券の買い方は、あなたが思う以上に自由です。
多くの人は、多点買いを好まず、少点数で的中させる事を理想としているようですが、このような固定観念に囚われていると、なかなか回収率は上がらない気がする。
▼総流しも同じで、多点買いだから避ける人が多いわけです。
が、まともに予想して大きくマイナスしている人は、むしろ荒れそうなレースを狙って総流しを仕掛けた方が、年間回収率は良くなる印象です。
▼総流しは、レース選びが重要
総流しが失敗するのは、「少頭数」とか「固い重賞レース」を参戦対象とするからです。
競馬ファンは極端でシンプルな戦略を好むので、「総流し派」は、固いレースだろうと少頭数だろうと、かたくなに総流ししてしまうんですね。
これが敗因です。
逆に言えば、「臨機応変にレースを選んで総流し」できれば、総流しだけで年間収支をプラスにすることも可能だと思うわけです。
▼総流しでは、人気薄を軸にしない方がよい
さて、ここまで「人気馬を軸にして総流し」という前提で話を進めてきました。
大穴党の人は、「人気薄から総流しして、ビッグな配当を手にしたい!」と思うかもしれませんね。
ではなぜ、人気薄から総流しをしないほうがいいのか?
▼あくまでも私ブエナの考えですが、人気薄の馬というのは、単純に長期回収率が低くなりやすいと思うからです。
先ほども少し書きましたが、総流しの対象とする場合、軸馬の人気が低くなればなるほど、回収率も下がっていく傾向にあります。
イメージ的には、1番人気からの総流しが最も長期回収率が高くなりやすく、18番人気からの総流しが最も長期回収率が低くなりやすいというようなイメージになります。私の考えですが。
▼この理由としては2つありまして、まず人気薄は控除される額が多い気がすること。
JRAの控除率は、すべての平均で25%程度ですが、必ず25%控除されるわけではないと思うわけ。
人気馬に比べて、人気薄の馬券が的中した時の方が、控除される額が多いように感じるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼では次に、軸馬の人気別の総流し成績を見てみましょう。
【総流しデータ。芝の重賞レース。中央4場】2010~2020年
1番人気から総流し⇒回収率82%
5番人気から総流し⇒回収率63%
10番人気から総流し⇒回収率43%
16番人気から総流し⇒回収率25%
はい。
分かりやすいデータ傾向になりました。
総流しの場合、軸馬を人気薄にすればするほど、回収率が下がっていくのがわかります。
▼ここまで書いてきたとおり、総流しする場合は、1番人気を軸馬にするのがベター。
それが最も回収率を高めやすいわけです。
1番人気を軸にした総流しは、平均的中率が約50%になります。
1番人気馬の連対率が約50%なので、馬連総流しの的中率も50%になるというわけです。
▼1番人気を軸にした総流しは、回収率が82%になっています。
ここから、「ハンデ戦」だけを抜き出すとどうなるか?
回収率は、93%まで上昇します。
なぜかというと、ハンデ戦はヒモ荒れしやすく、「1番人気と大穴の馬連」が出現しやすいからです。
▼ではここからさらにデータを分解してみます。
【1番人気から総流し。ハンデ戦。16頭以上】
回収率99%
はい。
1番人気から総流しを仕掛ける場合、「ハンデ戦」と「多頭数」を意識するだけで、さらに回収率が上がります。
回収率99%なら、軸にする1番人気馬を精査することで、プラス収支まで持っていくことが可能になります。
▼多頭数のハンデ戦で総流しをするデメリットは、的中率が少し下がることですね。
この場合は、1番人気から総流しを仕掛けても、的中率は43%程度までになります。
1番人気からの総流しの平均的中率が50%だったことを考えると、7%ほど的中率が下がってしまいます。
▼これは、多頭数のハンデ戦では、ヒモ荒れしやすい代わりに、1番人気の信頼度まで下がってしまうからですね。
つまり、多頭数のハンデ戦では、1番人気馬の連対率が下がるため、馬連総流しの的中率も下がってしまうわけです。
▼尚、「別定戦の16頭以上」で、1番人気からの総流しを仕掛けた場合は、的中率46%・回収率81%となります。
この場合は、的中率はまずまずですが、回収率が上がりません。
別定戦の場合、ヒモ荒れしにくいので、トリガミが多くなってしまい、回収率が上がりにくいわけです。
なので、やはり総流しで狙う場合は、「ヒモ荒れしやすいレース」を選んでいくことが、回収率を上げるためには重要になってくるわけです。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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▼『競馬で総流しするとしたら、どういう買い方がいいんでしょうか?』
というご質問をいただいたので、本日は、総流しについて、私(ブエナ)の独断と偏見で、考察してみたいと思います。
▼私(ブエナ)の経験則で書けば、
「私が総流しを仕掛ける時の条件は、①期待値の高い軸馬がいるレース ②荒れそうなレース。この2つがポイントだと思う」
「尚、総流しの軸馬は、人気馬から選ぶと回収効率が良くなる(マツリダ予想より引用)」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼まず「総流し」というのは、1頭の馬から「他のすべての馬」に流す馬券の買い方です。
例えば、18頭立てのレースで、1番人気から「馬連」で総流しするとしたら、
軸 1番人気
相手 2~18番人気(17頭)
買い目点数 17点
という感じになります。
【総流しのメリット】
・考えることが少なくてすむ(①軸馬と、②レース選びだけ考えればOK)
・ヒモに超人気薄が入ってきたときに、1発好配当の魅力が生まれる
【総流しのデメリット】
・期待値の低い馬まで買ってしまう
・買い目が多いので、回収率が上がりにくい
・トリガミが頻発する(当たってもマイナスの馬券)
・軸馬の回収率が、普通の買い方以上に重要になる
はい。
それでは総流しについて、さらに詳しく掘り下げてみましょう。
▼私ブエナは個人的には、あまり総流しはしません。
理由は上述のように、「無駄な馬まで購入してしまうから」です。
競馬というのは、例えば1つのレースに18頭いたとしても、その18頭には、「期待値の高い馬」と「期待値が低い馬」が存在するわけです。
馬券で、長期回収率をプラス収支にするためには、できるだけ「期待値の高い馬」をピンポイントで狙っていくのが有効だと思うわけ。
▼その点で総流しは、期待値の高い馬も低い馬も、ごっちゃにして購入することになる。
だから、長期回収率が、なかなか上がってこないケースが多いと思うわけです。
(あくまで私ブエナの認識です)
▼総流しで利益を出すためのポイントは、
「軸馬の期待値が高いこと」
「ヒモ荒れしそうなレース選び」
この2つがポイントになります。
(マツリダ予想より引用)
▼まず、総流しにおける「軸馬の期待値」を考える場合に、
「軸馬は人気馬でよいと思う」
よくありがちなのは、「人気薄から総流しして、一攫千金狙い!」というやり方ですが、これはあまり効率がよくない印象です。
運が良ければ一攫千金もありますが、同じ買い方で買い続ける限り、その利益は飲まれ、大きくマイナスになると思われます。
▼総流しするなら、軸馬は人気馬の方が、長期回収率は高くなりやすい気がする。
逆に、人気薄から総流しを続けると、お金は減る一方。
ということになりやすい。
(ブエナ経験談)
▼例えば、
「芝の特別戦で、1番人気から総流しすれば、平均回収率は80%以上」
でも
「芝の特別戦で、2ケタ人気馬から総流しすれば、平均回収率は50%以下」
と、なりやすいわけです。
(※2010~2016.3 実際のデータ)
▼なので、私ブエナの考えでは、
「総流しするなら、軸馬は1~3番人気」
が良いと考えています。
軸馬を人気サイドにすれば、30~40%くらいの的中率にできるし、収支も安定しますね。
▼ここだけの話でぶっちゃければ、
「総流しの場合、軸馬が人気薄になるほど、長期回収率は下がっていく」
という傾向にあるかと。
(ブエナ調べ)
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
4156レース対象
1番人気から総流し(馬連)
回収率 82%
2番人気から総流し
回収率 75%
3番人気から総流し
回収率 70%
4番人気から総流し
回収率 69%
はい。
見事に回収率が下がっていきます。
▼この点から考えても、
「総流しは、1番人気ながしでも、いいのかも」と思います。
その代わり、「レース選びに命をかける」わけですね。
▼単純に、1番人気から総流ししても、上述の通り、回収率は80%ちょっとくらいにしかならない。
これではお金が減る一方だ。
だから、「レースを選ぶ」必要があるわけ。
▼まず「レースの頭数」
総流しというのは、ヒモ荒れを狙うわけですから、荒れそうなレースを選ばないとダメ。
なので必然的に「多頭数」のレースをチョイスすることになる。
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
1番人気から総流し(16頭以上)
回収率 89%
はい。
さっきより頭数を増やした分、回収率がかなり上がりましたね。
▼次に「どの競馬場を選ぶか?」
ローカル競馬場は、難解なレースが多く、しかも配当が乗りにくいので、中央4大競馬場に絞ってみます。
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
1番人気から総流し
(16頭以上)
(中央場所)
回収率 95%
はい。
いい感じになってきましたね。
▼では次に「レース条件」
ヒモ荒れを狙うなら、やはりハンデ戦。
調べてみましょう。
◆総流しデータ(芝の特別戦)
2010~2016.3
1番人気から総流し
(16頭以上)
(中央場所)
(ハンデ戦)
回収率 117%
はい。
まぁまぁ狙える感じになってきたのではないでしょうか。
総流しで馬券購入する場合は、このように、
「ヒモ荒れしそうなレースを徹底的に選ぶ」
というのが、勝つための道になると、私ブエナは考えます。
▼ということで本日は、総流しの買い方について、私の独断と偏見で書いてみました。
基本的に私は、総流しはあまり使いませんが、上述のような特殊な条件、ヒモ荒れしやすい条件の場合は、手広く総流しすることもあります。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
総流しの軸馬を考える
▼総流しについての考察を続けます。
上述したように、「芝のハンデ戦」で、人気馬から総流しを仕掛ければ、まずまずの回収率になります。
単純に1番人気から総流しにしてもいいんですが、さらに回収率を上げるためには、「1番人気馬の期待値」を考えていくことが重要です。
▼総流しするための1番人気の期待値分析は、通常のレースと同じです。
芝のレースなので、できるだけ内枠の方がいいし、騎手もルメール・戸崎・福永あたりだと回収率が上がりやすい。
重賞レースなら、Mデムーロもいいですね。
▼また、ハンデ戦を狙うなら、斤量は重い方が回収率が上がりやすい。
同じ1番人気でも、斤量が軽い1番人気だと、連対率が下がる傾向にあります。
なので、ハンデ戦の1番人気を狙うなら、ある程度の斤量を背負っている馬の方が過剰人気にならず、回収率を上げやすくなる印象です。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼総流しするなら、軸馬の期待値が高い方が、長期回収率は高くなる。
とは言え、荒れそうなレースなら、それほど軸馬を気にしなくてもいいわけですが、荒れそうなレースでなおかつ、1番人気の期待値が高い場合、長期回収率はさらに上がりやすくなります。
▼私ブエナの場合、もし1番人気馬が期待値的にあまり良くない場合は、2番人気からの総流しを仕掛けることもあります。
この場合は、軸が2番人気になるので、的中率は下がります。
しかしながら、 1番人気の期待値が低いため、回収率は高目を期待できる。
▼平均的には、1番人気も2番人気も回収率に大差はありませんが、「1番人気の期待値が低いレース」では、2番人気からの流し馬券は、通常よりかなり回収率が高くなる印象。
これは総流しにおいても使える考え方だと、私ブエナは思うわけです。
▼総流しでも勝てる
総流しと言うと、「節操がない」「格好悪い」といったイメージがあります。
が、ここまで見てきたとおり、ロジカルに総流しを考え、しっかりとした戦略で仕掛けるなら、十分に使える作戦であると思う。
中途半端に、「軸馬から3点流し」みたいなオーソドックスな馬券構成より作戦がシンプルな分、安定的に回収率を上げることができたりする。
▼馬券の買い方は、あなたが思う以上に自由です。
多くの人は、多点買いを好まず、少点数で的中させる事を理想としているようですが、このような固定観念に囚われていると、なかなか回収率は上がらない気がする。
▼総流しも同じで、多点買いだから避ける人が多いわけです。
が、まともに予想して大きくマイナスしている人は、むしろ荒れそうなレースを狙って総流しを仕掛けた方が、年間回収率は良くなる印象です。
▼総流しは、レース選びが重要
総流しが失敗するのは、「少頭数」とか「固い重賞レース」を参戦対象とするからです。
競馬ファンは極端でシンプルな戦略を好むので、「総流し派」は、固いレースだろうと少頭数だろうと、かたくなに総流ししてしまうんですね。
これが敗因です。
逆に言えば、「臨機応変にレースを選んで総流し」できれば、総流しだけで年間収支をプラスにすることも可能だと思うわけです。
▼総流しでは、人気薄を軸にしない方がよい
さて、ここまで「人気馬を軸にして総流し」という前提で話を進めてきました。
大穴党の人は、「人気薄から総流しして、ビッグな配当を手にしたい!」と思うかもしれませんね。
ではなぜ、人気薄から総流しをしないほうがいいのか?
▼あくまでも私ブエナの考えですが、人気薄の馬というのは、単純に長期回収率が低くなりやすいと思うからです。
先ほども少し書きましたが、総流しの対象とする場合、軸馬の人気が低くなればなるほど、回収率も下がっていく傾向にあります。
イメージ的には、1番人気からの総流しが最も長期回収率が高くなりやすく、18番人気からの総流しが最も長期回収率が低くなりやすいというようなイメージになります。私の考えですが。
▼この理由としては2つありまして、まず人気薄は控除される額が多い気がすること。
JRAの控除率は、すべての平均で25%程度ですが、必ず25%控除されるわけではないと思うわけ。
人気馬に比べて、人気薄の馬券が的中した時の方が、控除される額が多いように感じるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼では次に、軸馬の人気別の総流し成績を見てみましょう。
【総流しデータ。芝の重賞レース。中央4場】2010~2020年
1番人気から総流し⇒回収率82%
5番人気から総流し⇒回収率63%
10番人気から総流し⇒回収率43%
16番人気から総流し⇒回収率25%
はい。
分かりやすいデータ傾向になりました。
総流しの場合、軸馬を人気薄にすればするほど、回収率が下がっていくのがわかります。
▼ここまで書いてきたとおり、総流しする場合は、1番人気を軸馬にするのがベター。
それが最も回収率を高めやすいわけです。
1番人気を軸にした総流しは、平均的中率が約50%になります。
1番人気馬の連対率が約50%なので、馬連総流しの的中率も50%になるというわけです。
▼1番人気を軸にした総流しは、回収率が82%になっています。
ここから、「ハンデ戦」だけを抜き出すとどうなるか?
回収率は、93%まで上昇します。
なぜかというと、ハンデ戦はヒモ荒れしやすく、「1番人気と大穴の馬連」が出現しやすいからです。
▼ではここからさらにデータを分解してみます。
【1番人気から総流し。ハンデ戦。16頭以上】
回収率99%
はい。
1番人気から総流しを仕掛ける場合、「ハンデ戦」と「多頭数」を意識するだけで、さらに回収率が上がります。
回収率99%なら、軸にする1番人気馬を精査することで、プラス収支まで持っていくことが可能になります。
▼多頭数のハンデ戦で総流しをするデメリットは、的中率が少し下がることですね。
この場合は、1番人気から総流しを仕掛けても、的中率は43%程度までになります。
1番人気からの総流しの平均的中率が50%だったことを考えると、7%ほど的中率が下がってしまいます。
▼これは、多頭数のハンデ戦では、ヒモ荒れしやすい代わりに、1番人気の信頼度まで下がってしまうからですね。
つまり、多頭数のハンデ戦では、1番人気馬の連対率が下がるため、馬連総流しの的中率も下がってしまうわけです。
▼尚、「別定戦の16頭以上」で、1番人気からの総流しを仕掛けた場合は、的中率46%・回収率81%となります。
この場合は、的中率はまずまずですが、回収率が上がりません。
別定戦の場合、ヒモ荒れしにくいので、トリガミが多くなってしまい、回収率が上がりにくいわけです。
なので、やはり総流しで狙う場合は、「ヒモ荒れしやすいレース」を選んでいくことが、回収率を上げるためには重要になってくるわけです。
馬券収支が向上するサイトランキング
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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