内田博幸騎手のデータ傾向と回収率~成績からの狙い目と買い方

内田博幸(うちだひろゆき・ウチパク)ジョッキーデータと特徴

▼本日は、内田騎手のデータと狙い方・買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。



▼まず、私が2010年までさかのぼって、内田騎手のデータ(2010年~2017年)を見ていて感じたこと↓


・内田騎手は身体能力が非常に高く、騎乗技術も高い印象だが、平均単勝回収率は66%とやや低め

・回収率を下げている要因は、9番人気以下の超人気薄での勝率の低さか(勝率1.3%、単勝回収率44%)

・上位人気馬だと平均的な回収率だが、それでも高回収率とは言えない

・クラス別に見ても、狙えそうな条件は特にない

・重賞レースの単勝回収率は67%と、やや低め

・得意な競馬場も特にない印象

・距離で見ると、1400mのレースでなぜか回収率が高い。芝でもダートでも内田騎手の1400mは要注意(単勝回収率93%)

・内田騎手は、重馬場が得意な印象があるが、回収率的には悪い。むしろ良馬場の方が回収率は高い



はい。
データを眺めていると、このような印象を受けました。

では、具体的に見ていきたいと思います。



▼まずは2010年からのすべての成績を見てみます。


内田騎手データ(2010~2017)
6257レース騎乗

勝率11.3%
連対率21.0%
複勝率30.7%

単勝回収率66%
複勝回収率72%


はい。

では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。



▼内田博幸騎手。

地方からJRAに移籍してきた騎手ですね。

内田騎手は、身体能力が非常に高く、「バク宙」がものすごく美しいです。

体つきも筋骨隆々で、見るからにアスリートという感じですね。



▼そんなフィジカルの内田騎手なので、競馬のレースでも、騎乗フォームは迫力があります。

「剛腕」という言葉が似合う感じ。

2009年にはリーディングジョッキーにまで登り詰めており、現在でも勝ち星は毎年多いです。



▼では、そんな内田騎手、回収率はどうなのか?儲かる騎手なのか?

これに関しては、私ブエナの印象ですが、あまり儲かる騎手では無い印象。

勝ち星が多いのは、「乗り鞍」が多いというのが主要因であり、同じくらいの勝ち星の騎手と比べると、内田騎手は勝率が低いです。



▼例えば、 2017年の内田騎手。

リーディング上位で素晴らしい成績ですが、同じくらいの順位の騎手と「勝率」を比べてみると・・・


福永祐一 15.9%
内田博幸 9.6%
川田将雅 14.8%


はい。
このような感じで、勝率が低いのが分かります。



▼これは、よく言えば、「勝てる見込みのない馬でも断らず、しっかりと騎乗している」とも言えます。

超人気薄の馬は、騎乗しても勝てる見込みがないので、内田騎手くらいのベテランになると、体力的にも断ることが多い。

そこを断らずに、どんな馬でもしっかりと騎乗してくるあたりは、内田騎手の人柄の良さが出ている印象です。



▼とは言え、超人気薄の馬というのは、とにかく回収率が上がりにくい。

当ブログではいつも書いていますが、大穴馬というのは、宝くじ感覚で購入する人が多いので、平均回収率が下がりやすい印象です。

また、平均控除率を考えても、大穴馬は控除の幅が広いので、回収率が上がりにくい印象。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼そのような点から、内田騎手は回収率が低くなってしまうのもあるんですが、それだけでもないような気がする。

というのも、前回紹介した「田辺裕信騎手」などは、超人気薄でも高い回収率を誇るからです。
  ↓
田辺裕信騎手のデータ傾向と回収率



▼また、「内田騎手の上位人気」に絞り込んでデータ分析したとしても、それほど高い回収率にはならない。

例えば、


【内田騎手1~5番人気】
単勝回収率73%
複勝回収率76%


はい。
ごくごく平凡。

良くもなく悪くもなく。

内田騎手の身体能力と騎乗技術を考えると、私ブエナは物足りなく感じます。



▼そんな内田騎手ですが、不思議な得意条件として、

「1400m」があります。

なぜか1400mだけ、回収率が高い。


【内田騎手 1400m】
909レース騎乗
単勝回収率93%


はい。素晴らしいですね。

ここからさらに絞り込んでみます。


【内田騎手 1400m②】
4番人気以下
単勝回収率104%


はい。
一気にプラス回収となります。

これは芝でもダートでも、プラスになっています。

なぜ1400mなのかわかりませんが、内田騎手は1400mで4番人気以下だと、穴馬券に貢献してくることが多いと、私ブエナは思うわけです。

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内田騎手は、ダート重賞と芝重賞2000m以上が高回収率

▼内田騎手のデータについての考察を続けます。

ここでは重賞レースに絞って分析してみます。


内田騎手
重賞レースデータ
2010~2018.9


単勝回収率73%
複勝回収率66%



はい。
ごく平均的な数字になります。

てはここから絞り込みを進めてみましょう。



▼まず目立つ数値としては、「ダート重賞レース」です。

内田騎手のダート重賞レース。単勝回収率は110%と素晴らしい成績になっています。

さすが地方競馬出身の騎手だけあって、豪腕ですね。

ダート重賞レースの内田騎手は、要注意だと思います。



▼それに対して、「芝の重賞レース」

これは単勝回収率67%と低めになっています。

でも、芝のレースでも絞り込みをしていくと、狙い目が見えてきたりする。



▼例えば、

内田騎手
芝重賞レース

芝2000m
単勝回収率124%

芝2400m
単勝回収率115%

芝2500m
単勝回収率132%



はい。
素晴らしい数字になっています。

内田騎手を芝重賞レースで狙う場合は、2,000メートル以上の長い距離で狙うと、回収率を上げやすい印象です。



▼逆に、芝の1200mでは、今のところ未勝利。単勝回収率0%です。

芝の短距離重賞レースは、あまり得意では無い様子。

ダート重賞レースの場合は、短距離でも回収率は高くなっています。



▼人気別にみると、1~3番人気でのデータは、単勝回収率59%・複勝回収率72%と、低めですね。

人気馬に乗って高回収率を記録すると、乗り馬の質も上がり、さらに活躍できるんですが、内田騎手は人気馬での安定感が課題になりそうな気もします。



▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。


内田騎手データ】2015~2020年

全レース⇒単勝回収率68%・複勝回収率68%

重賞レース⇒単勝回収率68%・複勝回収率44%

平場⇒単勝回収率67%・複勝回収率70%

特別戦⇒単勝回収率70%・複勝回収率62%

ハンデ戦⇒単勝回収率75%・複勝回収率71%

牝馬限定戦⇒単勝回収率56%・複勝回収率49%

G3⇒単勝回収率94%・複勝回収率63%



はい。
データ期間を更新してみました。



▼全体の回収率は、単勝回収率・複勝回収率ともに68%です。

これは平均的か、やや平均より下くらいでしょうか。

ではここから、詳細に絞り込みをしてみたいと思います。



▼まず、重賞レースの回収率は、単勝回収率68%・複勝回収率44%で、低めになっています。

重賞レースでは、内田騎手を積極的に狙っていくよりは、別の回収率が高い騎手を狙う方が、利益に直結してくると思います。

ただ、重賞レースの「G3」だけは、単勝回収率94%と非常に優秀になっています。

内田騎手の回収率データの中で、最も数値が高いものの一つが、G3ですね。



▼2020年には、

エプソムカップ。ダイワキャグニー。単勝2210円
ラジオNIKKEI賞。バビット。単勝2020円
七夕賞。クレッシェンドラヴ。740円

と、ポンポンと3つの重賞レース(G3)を制覇して、回収率を底上げしました。



▼ただ、単勝回収率の94%に対して、複勝回収率は63%しかないので、内田騎手のG3でも、安定感はないです。

単穴として、単勝や1着固定で狙っていくタイプですね。

ちなみに、G1とG2では、複勝回収率は20%くらいしかないので、G1とG2で内田騎手を狙っていく理由はあまりない感じです。



▼内田騎手のG1と言えば、2018年のフェブラリーステークス、ノンコノユメでの優勝が記憶に新しいところです。

内田騎手は、目立つ騎手なので、回収率は低いんですが、上手いイメージがあるんですよね。

重賞レースをよく見ている人ほど、内田騎手にポジティブなイメージを持っている気がします。

ですが、ここまで書いてきたとおり、回収率で考えてみると内田騎手は良くないので、イメージだけで馬券購入しないことが重要ですね。



▼では次に、平場の回収率。

単勝回収率67%・複勝回収率70%と、平凡な数字になっています。

また、特別戦も、単勝回収率70%・複勝回収率62%と平凡。

クラス別の分析では、特に狙い目は見当たりません。



▼次に、ハンデ戦ですが、単勝回収率75%・複勝回収率71%と、やや回収率は上昇します。

内田騎手は、比較的ハンデ戦を得意としている印象ですが、それでも高い回収率とは言えない感じ。

牝馬限定戦に関しても、単勝回収率56%・複勝回収率49%と低いです。



▼では次に、距離別の狙い目を考えてみましょう。

ダート1400m⇒単勝回収率107%・複勝回収率102%

はい。
素晴らしい成績ですね。

先ほども少し書きましたが、内田騎手の最大の狙い目は、ダート1400mかもしれない。

5年間のデータ範囲で、386レース騎乗して、上記の回収率ですから、単純な誤差とは言い切れないと思います。

内田騎手は、ダート1400mが得意と考えても良いのかなと思うわけです。



▼内田騎手のダート1400mを狙う場合は、「未勝利」「2勝クラス」「3勝クラス」「オープン特別」で狙っていくと、回収率が上がりやすくなります。

1勝クラスでは、騎乗回数は多くなっているわけですが、なぜかここだけ回収率が低いので、狙いづらい感じになっています。



▼▼では次に、内田騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。


内田騎手。クラス別データ】2016~2020年。4183レース分析

新馬⇒単勝回収率67%・複勝回収率58%
未勝利⇒単勝回収率73%・複勝回収率66%
1勝クラス⇒単勝回収率66%・複勝回収率68%
2勝クラス⇒単勝回収率54%・複勝回収率66%
3勝クラス⇒単勝回収率61%・複勝回収率66%
オープン特別⇒単勝回収率56%・複勝回収率57%
リステッド競走⇒単勝回収率54%・複勝回収率56%
G3⇒単勝回収率78%・複勝回収率56%
G2⇒単勝回収率62%・複勝回収率38%
G1⇒単勝回収率23%・複勝回収率15%
重賞トータル⇒単勝回収率62%・複勝回収率42%

牝馬限定戦⇒単勝回収率57%・複勝回収率56%
ハンデ戦⇒単勝回収率86%・複勝回収率72%

平場⇒単勝回収率66%・複勝回収率66%
特別戦⇒単勝回収率65%・複勝回収率58%



はい。
過去5年間の、内田騎手のクラス別成績は上記のようになります。



▼このデータから内田騎手の狙い目を考えてみると、まずハンデ戦の単勝回収率が86%と、まずまずの成績になっています。

ただ、複勝回収率は72%しかないので、特にハンデ戦が得意という感じではなさそうです。



▼それ以外の部分で成績を眺めてみても、特に狙えそうな条件がありません。

これだけ有名な騎手だと、どこかに狙い目があるのが普通なんですが、内田騎手には狙い目が見当たらない。

安定的に、回収率65%位をキープしています。



▼これだけでは、内田騎手を買う材料がないので、さらに深堀りしてみましょう。

まず、1番人気の成績を見てみます。

内田騎手・1番人気⇒単勝回収率81%・複勝回収率88%


はい。いいですね。

特に、複勝回収率の88%がいいです。

これくらいの回収率があれば、「内田騎手が1番人気の時、ワイドか三連複の軸にする」ことで、プラス収支が狙えます。



▼ちなみに、重賞レースで1番人気になったのは、5回ですが、その内訳も見てみます。

【1-1-0-3】
単勝回収率78%
複勝回収率56%

はい。
内田騎手は、1番人気での回収率が高い騎手ですが、重賞レースだと平凡な成績なので、重賞レース以外の1番人気を狙う方が効率的かと思います。

1番人気なら、新馬戦・未勝利戦からオープン特別まで、安定的に複勝回収率90%くらいを維持しているので、「内田騎手は、重賞レース以外の1番人気を狙う」というイメージで馬券構成すると、回収率が上がりやすいと思います。


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