一番上手い騎手、一番儲かる騎手は誰か?騎手で馬券を買う。重賞レースの騎手回収率
誰が一番うまい騎手なのか?ジョッキーデータと特徴・得意条件
▼本日は、一番上手い騎手・一番儲かる騎手について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼まず、私ブエナが2010年までさかのぼって、全騎手のデータ(2010年~2018年2月)を見ていて感じたこと↓
・まず、一番上手い騎手は、ルメール騎手(現時点では)
・次に、上手い騎手は、Mデムーロ騎手(←ただし近年はスランプ)・福永騎手・川田騎手(JRA所属に限定した場合)
・JRA以外の外国人騎手で上手いと感じるのは、ムーア騎手・モレイラ騎手・デットーリ騎手。
・単勝の平均回収率が90%を超えているのは、田辺騎手・Mデムーロ騎手・秋山騎手・藤岡佑介騎手・古川騎手・松田大作騎手・松若風馬騎手、このあたり。(騎乗数が少ない騎手は除外)
・複勝の平均回収率が85%を超えている(軸向き)なのは、福永騎手・川田騎手・北村友一騎手・松田大作騎手・Cデムーロ騎手・Rムーア騎手、このあたり。(騎乗数が少ない騎手は除外)
・リーディング上位騎手で、勝率が最も高いのはルメール騎手。次がMデムーロ騎手。やはりこの2人は勝負強い印象。
・日本人騎手で勝率が高いのは、福永祐一・川田将雅・戸崎圭太。
・「連対率」で見ても、ルメールとMデムーロがやはり差をつけている。かなり優秀。それぞれ36%と33%
・「複勝率(3着以内率)」でも、ルメールとMデムーロが素晴らしい成績。それぞれ48%と44%。日本人騎手では、福永祐一が優秀な3着内率を誇る感じ。39%くらい。
・重賞レースで単勝回収率が高い騎手は、Mデムーロ。単勝回収率164%は衝撃的な数字。
・でも実は、重賞レースでMデムーロより単勝回収率が高い日本人騎手がいる。⇒田辺裕信騎手。単勝回収率196%は驚異的。
・重賞レースで、上記2人以外で儲かる騎手は、ルメール・ムーア・石橋脩・高田潤(障害ジャンプレース)・Cデムーロ・酒井学・北村友一、このあたり。すべて単勝回収率100%越えの素晴らしい成績。
・武豊騎手は、最も有名な騎手だが、単勝回収率66%・複勝回収率77%(2016~2021年)と、馬券的には儲からない。
・藤田菜七子騎手も、アイドル騎手だが、単勝回収率41%・複勝回収率48%(2016~2021年)と、全く儲からない。
はい。
私ブエナの観点でデータを眺めていると、このような印象を受けました。
では、具体的に見ていきたいと思います。
▼上記で見てきたデータは、ブエナ調べで(2010年~2018年2月)という期間限定での数字ですが、基本的な傾向は、まだしばらく変わらない気がする。
重賞レースだけ買う人も多いと思うので、まずは重賞レースで考えてみましょう。
▼重賞レースを騎手で考える場合、まずはシンプルに、
「Mデムーロとルメール」
やはり今も昔も、この2人が中心になると私ブエナは考えます。
データ的な裏付けを見ても、重賞レースではやっぱりこの2人が儲かる感じ。
▼特に、Mデムーロは重賞レースで勝負強く、単勝回収率はなんと164%
複勝回収率も98%となっており、重賞レースでMデムーロを外してしまうと、それだけで回収率が下がってしまう状況です。
重賞レースで勝負する場合は、Mデムーロは馬券に組み込んでおいた方が良い感じ。
特に、「G1」では、単勝回収率が242%と恐ろしいことになっているので、G1のMデムーロは特に要注意かと。
▼Mデムーロとルメール以外でも、儲かる騎手はいます。
日本人代表としては、「田辺騎手」
当ブログでも何度も登場していますが、彼もまた勝負強い。
▼田辺裕信騎手。重賞レースでの単勝回収率は、なんとなんと196%
人気薄の大穴を勝たせる傾向にあり、一発で回収率を引き上げるタイプの騎手ですね。
重賞レースでは、2ケタ人気の超人気薄をバンバン馬券圏内に持ってきてしまう。
中穴狙いの私ブエナは、田辺騎手に何度も馬券を邪魔されています。
もちろん、おいしい思いもしていますが。
▼重賞レースでの田辺騎手は、確かに儲かる。
ただ、ひとつの傾向として、
「重賞レースの田辺騎手は、人気馬での安定感に欠けるような気がする」わけ。
▼私の印象ですが、田辺騎手は、中穴~大穴サイドで一発高配当を狙える騎手。
その半面、1~3番人気で取りこぼすことが多い印象(重賞レース)
1~3番人気の単勝回収率91%に対し、複勝回収率は73%しかない。
重賞レースの田辺騎手の弱点を挙げるとしたら、このような「人気馬での安定感がないこと」かもしれない。
▼まあ最近は、田辺騎手はかなり腕を上げてきているので、その辺も少しずつ改善されてきているような気はします。
ただ、基本的には田辺騎手は、穴で狙う方が儲かると、私ブエナは感じるわけです。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼一番儲かる騎手についての考察を続けます。
ここでは重賞レースに絞って分析してみます。
重賞レースで活躍する、儲かる騎手は、Mデムーロ騎手。
2010年~2018年10月までで、単勝回収率153%・複勝回収率98%という、驚異的な回収率になっています。
▼ミルコ・デムーロ騎手は、重賞レースでは毎年のように単勝回収率が100%を超えてきます。これはすごい。
ただ、2018年は若干の揺り戻しがあり、単勝回収率88%にとどまっています。それでも優秀ですが。
▼Mデムーロ騎手の次に、重賞レースで儲かる騎手は、ルメール騎手ですね。
単勝回収率121%・複勝回収率97%と、Mデムーロ騎手には見劣りしますが、素晴らしい成績になっています。
ルメール騎手の場合、Mデムーロ騎手より、ムラがない。調子の波が小さいです。
つまり、安定しているので、馬券勝負しやすい傾向にあります。
▼2018年に関しては、単勝回収率168%・複勝回収率108%となっており、Mデムーロ騎手を圧倒しています。
アーモンドアイでの3冠も、印象に残っていますね。
常に落ち着いており、ラフプレーも少ない、うまい騎手ですね。
▼日本人騎手で、重賞レースで活躍しているのは、田辺騎手。
単勝回収率180%・複勝回収率90%と、素晴らしい成績になっています。
ただ、彼の場合、大穴で一発高回収!というパターンが多いので、非常に波が荒いです。
2017年は単勝回収率26%、2018年は単勝回収率44%という感じで、一発の魅力はあるんですが、なかなか狙いにくい騎手ではありますね。
▼ではここから、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
(データ範囲:2015~2020年)
【全体回収率優秀者】
福永騎手⇒単勝回収率90%
藤岡佑介騎手⇒単勝回収率101%
松若騎手⇒単勝回収率91%
丸山騎手⇒単勝回収率111%
秋山騎手⇒単勝回収率92%
【重賞レース回収率優秀者】
ルメール騎手⇒単勝回収率116%
Mデムーロ騎手⇒単勝回収率114%
田辺騎手⇒単勝回収率129%
浜中騎手⇒単勝回収率105%
吉田隼人騎手⇒単勝回収率110%
レーン騎手⇒単勝回収率199%
はい。
2015年からの5年間で、単勝回収率が優秀な騎手は、上記の通りになります。
▼まず、全体の回収率で見ていくと、福永騎手の単勝回収率90%が素晴らしいですね。
福永騎手は、あまり上手い騎手として見られていない傾向にありますが、常に安定感抜群であり、技術のある騎手だと思います。
「福永ヘタ!」と言われることが多い中で、当ブログでは一貫して、福永騎手は儲けやすい騎手だと書いてきました。
▼リーディング上位の騎手で、全レースの単勝回収率が90%にもなるのは、この集計期間では福永騎手だけです。
ちなみに、有名な騎手の全体単勝回収率も集計してみましょう↓
ルメール騎手⇒単勝回収率79%
戸崎騎手⇒単勝回収率72%
Mデムーロ騎手⇒単勝回収率81%
川田騎手⇒単勝回収率80%
武豊騎手⇒単勝回収率67%
はい。
こんな感じになります。
トップジョッキーでも、平均的な単勝回収率は、これくらいになるということです。
福永騎手が優秀であることがわかりますね。
▼ただこれは、2015年からの5年間という、限定された範囲での成績です。
騎手データというのは、非常に流動性が強く、儲かる騎手が永久に儲かるわけではありません。
めちゃくちゃ回収率が高い騎手でも、10年後には、全然儲からない騎手になっていたりする。岩田騎手とかね。
だから騎手で買うのは、難しいんですね。
競馬のすべてのデータの中で、騎手データは、最も変動が激しく、長期的な展望が立てづらいデータになります。
▼全体回収率の話に戻りましょう。
福永騎手の次に、全体の回収率が高いのは、藤岡佑介騎手。
単勝回収率101%と、プラス収支になっています。
勝利数は、福永騎手の半分以下ですが、単勝回収率は非常に優秀。
これは、あまり人気のない馬で勝つ、ということです。
▼福永騎手の単勝平均575円に対し、藤岡佑介騎手は、単勝平均1030円になります。
つまり藤岡佑介騎手は、福永騎手よりも、人気薄で勝っているということになります。
▼藤岡佑介騎手の場合、単勝回収率は101%とかなり優秀ですが、複勝回収率は77%しかありません。
一発を狙って勝ちに行く騎乗をする騎手、と考えられます。
そう考えると、藤岡佑介騎手を狙う場合は、安定的に馬券圏内に来ることを期待するより、単穴として、単勝や1着固定で狙っていく方が、回収率は上げやすくなると考えられます。
▼では次に、若手のホープ松若騎手。
単勝回収率は91%と優秀です。
騎乗している馬の平均人気は、7.5番人気なので、あまり強い馬に乗っていません。
なので、勝った時の単勝平均は、1317円と藤岡佑介騎手よりさらに穴傾向。
人気薄を勝たせる騎乗ができるのが、松若風馬騎手と言えます。
▼あとは、丸山元気騎手。
単勝回収率111%は、このデータ範囲で、勝ち星上位ジョッキーの中では、一番ですね。
丸山騎手も、あまり強い馬には乗っておらず、騎乗馬の平均人気は、7.3番人気。
勝った時の単勝平均は、1518円と、やはり穴傾向になっています。
▼▼では次に、多くの人が馬券購入する「特別戦」の騎手データを見てみましょう。
特別戦というのは、レース名がついているレースで、第9レース~第11レースに多く組まれます。
【特別戦で単勝回収率が高い騎手】2016~2021年
田辺騎手⇒単勝回収率95%
吉田隼人騎手⇒単勝回収率105%
藤岡佑介騎手⇒単勝回収率100%
丸山騎手⇒単勝回収率130%
秋山騎手⇒単勝回収率114%
鮫島克駿騎手⇒単勝回収率111%
酒井学騎手⇒単勝回収率121%
はい。
特別戦で単勝もしくは、馬単・三連単の1着固定を購入して、儲けやすい騎手は上記の通りです。
▼どのような印象を持ったでしょうか?
比較的、地味めの騎手が多い印象ですね。
単勝回収率というのは、人気のない馬で勝つことによって上がりやすくなります。
そのため、トップジョッキーだとどうしても人気馬に騎乗するケースが多いので、なかなか単勝回収率が上がらなくなるわけです。
例えば、トップジョッキーの特別戦の単勝回収率を見てみましょう。
ルメール騎手⇒単勝回収率82%
川田騎手⇒単勝回収率83%
Mデムーロ騎手⇒単勝回収率81%
戸崎騎手⇒単勝回収率68%
福永騎手⇒単勝回収率71%
武豊騎手⇒単勝回収率63%
はい。
このように、超有名騎手になると、人気馬に騎乗する回数が多くなるので、単勝回収率は80%前後に収束しやすくなるわけです。
そう考えると、単勝馬券で利益を出すためには、ある程度、マイナーな騎手を狙っていくことが重要です。
▼では次に、特別戦の複勝回収率が高い騎手を列挙してみましょう。
【特別戦で複勝回収率が高い騎手】
川田騎手⇒複勝回収率90%
北村友一騎手⇒複勝回収率85%
石橋脩騎手⇒複勝回収率85%
秋山騎手⇒複勝回収率86%
鮫島克駿騎手⇒複勝回収率86%
酒井学騎手⇒複勝回収率101%
はい。
複勝回収率というのは、複勝を買い続けた時の回収率なので、単勝よりもオッズが低く、回収率は上がりにくくなります。
その中で、複勝回収率85%以上あれば、安定的に3着以内に持ってきているということなので、三連複やワイドの軸に最適な騎手となります。
こちらも少し無名な騎手が揃いましたが、トップジョッキーの川田騎手は、複勝回収率90%でランクイン。
これはかなり優秀な成績で、特別戦では、川田騎手を軸にしていくと、回収率が上がりやすくなるということになります。
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▼まず、私ブエナが2010年までさかのぼって、全騎手のデータ(2010年~2018年2月)を見ていて感じたこと↓
・まず、一番上手い騎手は、ルメール騎手(現時点では)
・次に、上手い騎手は、Mデムーロ騎手(←ただし近年はスランプ)・福永騎手・川田騎手(JRA所属に限定した場合)
・JRA以外の外国人騎手で上手いと感じるのは、ムーア騎手・モレイラ騎手・デットーリ騎手。
・単勝の平均回収率が90%を超えているのは、田辺騎手・Mデムーロ騎手・秋山騎手・藤岡佑介騎手・古川騎手・松田大作騎手・松若風馬騎手、このあたり。(騎乗数が少ない騎手は除外)
・複勝の平均回収率が85%を超えている(軸向き)なのは、福永騎手・川田騎手・北村友一騎手・松田大作騎手・Cデムーロ騎手・Rムーア騎手、このあたり。(騎乗数が少ない騎手は除外)
・リーディング上位騎手で、勝率が最も高いのはルメール騎手。次がMデムーロ騎手。やはりこの2人は勝負強い印象。
・日本人騎手で勝率が高いのは、福永祐一・川田将雅・戸崎圭太。
・「連対率」で見ても、ルメールとMデムーロがやはり差をつけている。かなり優秀。それぞれ36%と33%
・「複勝率(3着以内率)」でも、ルメールとMデムーロが素晴らしい成績。それぞれ48%と44%。日本人騎手では、福永祐一が優秀な3着内率を誇る感じ。39%くらい。
・重賞レースで単勝回収率が高い騎手は、Mデムーロ。単勝回収率164%は衝撃的な数字。
・でも実は、重賞レースでMデムーロより単勝回収率が高い日本人騎手がいる。⇒田辺裕信騎手。単勝回収率196%は驚異的。
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はい。
私ブエナの観点でデータを眺めていると、このような印象を受けました。
では、具体的に見ていきたいと思います。
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「Mデムーロとルメール」
やはり今も昔も、この2人が中心になると私ブエナは考えます。
データ的な裏付けを見ても、重賞レースではやっぱりこの2人が儲かる感じ。
▼特に、Mデムーロは重賞レースで勝負強く、単勝回収率はなんと164%
複勝回収率も98%となっており、重賞レースでMデムーロを外してしまうと、それだけで回収率が下がってしまう状況です。
重賞レースで勝負する場合は、Mデムーロは馬券に組み込んでおいた方が良い感じ。
特に、「G1」では、単勝回収率が242%と恐ろしいことになっているので、G1のMデムーロは特に要注意かと。
▼Mデムーロとルメール以外でも、儲かる騎手はいます。
日本人代表としては、「田辺騎手」
当ブログでも何度も登場していますが、彼もまた勝負強い。
▼田辺裕信騎手。重賞レースでの単勝回収率は、なんとなんと196%
人気薄の大穴を勝たせる傾向にあり、一発で回収率を引き上げるタイプの騎手ですね。
重賞レースでは、2ケタ人気の超人気薄をバンバン馬券圏内に持ってきてしまう。
中穴狙いの私ブエナは、田辺騎手に何度も馬券を邪魔されています。
もちろん、おいしい思いもしていますが。
▼重賞レースでの田辺騎手は、確かに儲かる。
ただ、ひとつの傾向として、
「重賞レースの田辺騎手は、人気馬での安定感に欠けるような気がする」わけ。
▼私の印象ですが、田辺騎手は、中穴~大穴サイドで一発高配当を狙える騎手。
その半面、1~3番人気で取りこぼすことが多い印象(重賞レース)
1~3番人気の単勝回収率91%に対し、複勝回収率は73%しかない。
重賞レースの田辺騎手の弱点を挙げるとしたら、このような「人気馬での安定感がないこと」かもしれない。
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重賞レースでも、やっぱりルメール騎手とMデムーロ騎手が上手い
▼一番儲かる騎手についての考察を続けます。
ここでは重賞レースに絞って分析してみます。
重賞レースで活躍する、儲かる騎手は、Mデムーロ騎手。
2010年~2018年10月までで、単勝回収率153%・複勝回収率98%という、驚異的な回収率になっています。
▼ミルコ・デムーロ騎手は、重賞レースでは毎年のように単勝回収率が100%を超えてきます。これはすごい。
ただ、2018年は若干の揺り戻しがあり、単勝回収率88%にとどまっています。それでも優秀ですが。
▼Mデムーロ騎手の次に、重賞レースで儲かる騎手は、ルメール騎手ですね。
単勝回収率121%・複勝回収率97%と、Mデムーロ騎手には見劣りしますが、素晴らしい成績になっています。
ルメール騎手の場合、Mデムーロ騎手より、ムラがない。調子の波が小さいです。
つまり、安定しているので、馬券勝負しやすい傾向にあります。
▼2018年に関しては、単勝回収率168%・複勝回収率108%となっており、Mデムーロ騎手を圧倒しています。
アーモンドアイでの3冠も、印象に残っていますね。
常に落ち着いており、ラフプレーも少ない、うまい騎手ですね。
▼日本人騎手で、重賞レースで活躍しているのは、田辺騎手。
単勝回収率180%・複勝回収率90%と、素晴らしい成績になっています。
ただ、彼の場合、大穴で一発高回収!というパターンが多いので、非常に波が荒いです。
2017年は単勝回収率26%、2018年は単勝回収率44%という感じで、一発の魅力はあるんですが、なかなか狙いにくい騎手ではありますね。
▼ではここから、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
(データ範囲:2015~2020年)
【全体回収率優秀者】
福永騎手⇒単勝回収率90%
藤岡佑介騎手⇒単勝回収率101%
松若騎手⇒単勝回収率91%
丸山騎手⇒単勝回収率111%
秋山騎手⇒単勝回収率92%
【重賞レース回収率優秀者】
ルメール騎手⇒単勝回収率116%
Mデムーロ騎手⇒単勝回収率114%
田辺騎手⇒単勝回収率129%
浜中騎手⇒単勝回収率105%
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はい。
2015年からの5年間で、単勝回収率が優秀な騎手は、上記の通りになります。
▼まず、全体の回収率で見ていくと、福永騎手の単勝回収率90%が素晴らしいですね。
福永騎手は、あまり上手い騎手として見られていない傾向にありますが、常に安定感抜群であり、技術のある騎手だと思います。
「福永ヘタ!」と言われることが多い中で、当ブログでは一貫して、福永騎手は儲けやすい騎手だと書いてきました。
▼リーディング上位の騎手で、全レースの単勝回収率が90%にもなるのは、この集計期間では福永騎手だけです。
ちなみに、有名な騎手の全体単勝回収率も集計してみましょう↓
ルメール騎手⇒単勝回収率79%
戸崎騎手⇒単勝回収率72%
Mデムーロ騎手⇒単勝回収率81%
川田騎手⇒単勝回収率80%
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はい。
こんな感じになります。
トップジョッキーでも、平均的な単勝回収率は、これくらいになるということです。
福永騎手が優秀であることがわかりますね。
▼ただこれは、2015年からの5年間という、限定された範囲での成績です。
騎手データというのは、非常に流動性が強く、儲かる騎手が永久に儲かるわけではありません。
めちゃくちゃ回収率が高い騎手でも、10年後には、全然儲からない騎手になっていたりする。岩田騎手とかね。
だから騎手で買うのは、難しいんですね。
競馬のすべてのデータの中で、騎手データは、最も変動が激しく、長期的な展望が立てづらいデータになります。
▼全体回収率の話に戻りましょう。
福永騎手の次に、全体の回収率が高いのは、藤岡佑介騎手。
単勝回収率101%と、プラス収支になっています。
勝利数は、福永騎手の半分以下ですが、単勝回収率は非常に優秀。
これは、あまり人気のない馬で勝つ、ということです。
▼福永騎手の単勝平均575円に対し、藤岡佑介騎手は、単勝平均1030円になります。
つまり藤岡佑介騎手は、福永騎手よりも、人気薄で勝っているということになります。
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一発を狙って勝ちに行く騎乗をする騎手、と考えられます。
そう考えると、藤岡佑介騎手を狙う場合は、安定的に馬券圏内に来ることを期待するより、単穴として、単勝や1着固定で狙っていく方が、回収率は上げやすくなると考えられます。
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単勝回収率は91%と優秀です。
騎乗している馬の平均人気は、7.5番人気なので、あまり強い馬に乗っていません。
なので、勝った時の単勝平均は、1317円と藤岡佑介騎手よりさらに穴傾向。
人気薄を勝たせる騎乗ができるのが、松若風馬騎手と言えます。
▼あとは、丸山元気騎手。
単勝回収率111%は、このデータ範囲で、勝ち星上位ジョッキーの中では、一番ですね。
丸山騎手も、あまり強い馬には乗っておらず、騎乗馬の平均人気は、7.3番人気。
勝った時の単勝平均は、1518円と、やはり穴傾向になっています。
▼▼では次に、多くの人が馬券購入する「特別戦」の騎手データを見てみましょう。
特別戦というのは、レース名がついているレースで、第9レース~第11レースに多く組まれます。
【特別戦で単勝回収率が高い騎手】2016~2021年
田辺騎手⇒単勝回収率95%
吉田隼人騎手⇒単勝回収率105%
藤岡佑介騎手⇒単勝回収率100%
丸山騎手⇒単勝回収率130%
秋山騎手⇒単勝回収率114%
鮫島克駿騎手⇒単勝回収率111%
酒井学騎手⇒単勝回収率121%
はい。
特別戦で単勝もしくは、馬単・三連単の1着固定を購入して、儲けやすい騎手は上記の通りです。
▼どのような印象を持ったでしょうか?
比較的、地味めの騎手が多い印象ですね。
単勝回収率というのは、人気のない馬で勝つことによって上がりやすくなります。
そのため、トップジョッキーだとどうしても人気馬に騎乗するケースが多いので、なかなか単勝回収率が上がらなくなるわけです。
例えば、トップジョッキーの特別戦の単勝回収率を見てみましょう。
ルメール騎手⇒単勝回収率82%
川田騎手⇒単勝回収率83%
Mデムーロ騎手⇒単勝回収率81%
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はい。
このように、超有名騎手になると、人気馬に騎乗する回数が多くなるので、単勝回収率は80%前後に収束しやすくなるわけです。
そう考えると、単勝馬券で利益を出すためには、ある程度、マイナーな騎手を狙っていくことが重要です。
▼では次に、特別戦の複勝回収率が高い騎手を列挙してみましょう。
【特別戦で複勝回収率が高い騎手】
川田騎手⇒複勝回収率90%
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石橋脩騎手⇒複勝回収率85%
秋山騎手⇒複勝回収率86%
鮫島克駿騎手⇒複勝回収率86%
酒井学騎手⇒複勝回収率101%
はい。
複勝回収率というのは、複勝を買い続けた時の回収率なので、単勝よりもオッズが低く、回収率は上がりにくくなります。
その中で、複勝回収率85%以上あれば、安定的に3着以内に持ってきているということなので、三連複やワイドの軸に最適な騎手となります。
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