三連単と三連複はどっちがいい?違いは何か。オススメの買い方。三連系馬券の特徴
三連単と三連複の違い
▼本日は、三連単と三連複はどっちがいいか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「最大のポイントは資金力。お金に余裕がある人は三連単、お金に余裕がない人は三連複が良い」
「三連単で長期的に勝負するなら、最低でも50万円は必要。三連複なら6分の1の8万円くらいでOK(ドローダウン対策)」
「単勝期待値が高い馬がわかっている場合は、三連単の1着固定が有効」
「単勝期待値が低く、複勝期待値が高い馬がわかっている場合は、三連単の2~3着固定が有効」
「安定的に勝つなら三連複、一発高配当で大儲けを狙うなら三連単」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼三連単と三連複は、どちらも三連系の馬券です。
一見すると、何が違うかわかりませんが、実は大きく違います。
・三連複⇒ 1~3着を順不同で当てる
・三連単⇒ 1~3着を順番通りに当てる
まずはこれが絶対のルールね。
▼「三連単ながし」の場合、軸馬を1.2.3着のどれかに固定する必要があります。
それに対して、「三連複ながし」は、軸馬が1~3着のどれでも的中となる。
▼そう考えると、
・軸馬が、3着以内に来る可能性が高いレース⇒ 三連複
・軸馬が、1着に来る可能性が高いレース⇒ 三連単
という感じの選択になります。
▼三連単と三連複はどっちがいい?
これは上述の通り、そのレースによって違ってきます。
軸馬の、複勝期待値が高いのか?
軸馬の、単勝期待値が高いのか?
これによって、三連単と三連複をチョイスしていくことになるわけです。
▼「勝ちやすさ」では、どちらも大差ない。
どちらも同じ買い目を作ることができるからね。
ただ、三連単は買い目点数が多く、資金力が必要なので、お金がない人は三連複がいいでしょうね。
▼ちなみに私ブエナも、三連複がメインです。
三連単の方が回収率は高くなりやすいんですが、的中率が低くなるので、三連複の方が収支は安定すると思います。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼三連単と三連複はどっちがいいか?についての考察を続けます。
三連単の魅力は何と言っても「高配当」
100円が、100万円になることも珍しくありません。
▼ただ、そうは言っても、三連単を100円しか買わないということはあり得ない。
三連単を購入する場合、1レースで1万円くらい買うことになります。
なので実際は、1万円が100万円になるというようなイメージですね。
▼さらに深く考えると、「的中を引くまでのコスト」という考え方もあります。
1レースに1万円突っ込んでも、なかなか的中しないのが三連単。
100万円の的中を引くまでに、100万円使っていたら、「100万円が100万円になっただけ」ということになります。
▼このように、三連単は高配当の魅力がありますが、賭け金が多くなるので、ハイリスクハイリターンです。
先ほども書いたように、1レース1万円で購入しても、100レース外せば100万円の資金が必要になるわけです。
これが三連単の最大のデメリットと言えます。
▼三連単は、6頭ボックスでも120点。つまり1万2,000円かかります。
それに対して三連複は、6頭ボックスで20点。わずか2,000円で勝負できるわけです。
▼もちろん的中時の配当が全然違うので、単純な賭け金だけを比較してもあまり意味はありません。
ただ、三連複は買い目点数が少ないので、「掛け金に強弱をつけることができる」わけです。
いわゆる資金配分ですね。
▼「この買い目は、自信があるから厚め」「この買い目は、押さえだから薄め」
というように、三連複は賭け金に強弱をつけることができるのがメリットです。
▼三連単だと、買い目点数が多すぎるので、賭け金に強弱をつけてしまうと、さらに賭け金が膨れ上がってしまう。
上述したような6頭ボックス120点は、100円で購入すれば1万2,000円ですが、ここに資金の強弱をつけると、さらに賭け金が増えてしまうわけですね。
▼次に、三連単の馬券構成について。
三連単は、1~3着を自由自在に構成することが可能です。
つまり、「この馬は勝ち切れないから2着固定」というようなことができるわけです。
▼三連複だと、2着固定という概念はありません。
三連複は、「1~3着以内」というルールだからですね。
ここが、3連単と3連複の大きな違いになります。
▼上述の通り「勝ち切れない人気馬」がわかっているレース。
このようなレースでは、三連単の2着固定・3着固定が威力を発揮します。
データ的な側面から言うと、「単勝回収率は低いが、複勝回収率が高い人気馬」
このような馬がいるレースは、三連単で勝負することで回収率を引き上げることが可能なわけです。
▼もちろん、「複勝回収率が高い人気馬」が分かっていれば、三連複で勝負することも可能です。
ただこの場合、「1着固定」の馬券も内包されていることに注意です。
三連複というのは、「1着固定・2着固定・3着固定」すべてを購入しているのと同じだからです。
▼と言う事は、単勝回収率が低い馬を、三連複で購入した場合、どうしても無駄が発生してしまうわけです。
細かい話ですが、競馬の場合、長期的な馬券収支を考えていくことになるので、小さなことの積み重ねが、大きな回収率の差につながっていくんですね。
これが、勝ち組と負け組の差だったりするわけです。
▼▼では次に、三連単と三連複の必要資金の違いについて。
三連単と三連複では、最初に用意しておくべき必要資金の額が全然違います。
なぜかというと、総買い目点数が全然違うからです。
▼総買い目点数を比較してみましょう。18頭立ての場合です。
三連単⇒4896点
三連複⇒816点
はい。
三連単と三連複は、実に6倍の買い目点数の差があります。
▼と言う事は、三連単と三連複を同じ的中率にするためには、6倍の資金が必要になるわけです。
冒頭でも少し書きましたが、三連単の場合、連敗リスクを加味すると、50万円くらいは資金が必要になると考えられます。
それに対して、三連複なら、その6分の1の8万円くらいあれば、連敗リスクに対応できることになります。
▼連敗リスクというのは、文字通り、連敗したときに減少する資金のマイナス分です。
例えば、三連単6頭ボックスは120点なので、100円づつ購入しても、1万2,000円必要です。
そして、この買い目が10連敗すれば、マイナス12万円。
三連単の合成オッズを考えると、10連敗は十分に可能性があります。
例えばこの時点で、最初の資金を10万円しか用意していなかったら、資金ショートで破綻してしまいます。
▼しかし、最初に50万円用意しておけば、12万円マイナスになっても、まだ38万円残っている。
これくらいの資金力があれば、次の好調期まで乗り切れるわけです。
馬券には必ず波があるので、このようなドローダウンを計算に入れながら、最初の資金を設定する必要があるわけです。
▼最初に用意できる資金が50万円もない人は、三連単ではなく、三連複の方がいいと思われます。
前述したように、三連複なら買い目点数は6分の1なので、8万円も用意できれば、連敗に対応できると考えられます。
なので、三連単と三連複はどっちがいいかで迷ったら、自分の資金力と相談することが重要です。
▼▼そもそも、三連単と三連複はどっちがいいの?と、迷う人は、どちらかが勝ちやすいはずだ!と思っているわけですね。
しかしながら、基本的に、三連単と三連複はどっちも同じようなものです。
違うのは、「三連単は、三連複をバラバラに分解したもの」という点ですね。
▼先ほども少し書きましたが、三連複というのは、「三連単マルチ」と同じ意味合いなわけです。
例えば、
①三連複軸1頭ながし。相手5頭(10点買い)
②三連単軸1頭ながしマルチ。相手5頭(60点買い)
この2つの買い方は、ほぼ同じ意味合いになるわけですね。
▼なので、上記2つの買い方は、長期的には似たような回収率になります。
何百レースもこなしていくと、確率が収束され、期待回収率に近づいていくからです。
▼ただ、短期的には、全然違う回収率になります。
それは、②の三連単が、入り方によって配当が大きく違ってくるからです。
簡単に言えば、三連単は1~2着に人気薄が入ると、配当が跳ね上がるシステムになっています。
▼なので、人気馬が勝つ可能性が高いレースでは、三連単マルチよりも、三連複の方が利益を出しやすくなります。
逆に、人気馬が2~3着に負けそうなレースでは、三連単マルチで高配当を狙うのが有効と言えるわけです。
▼ここで注意点ですが、「人気馬が勝つ可能性が高いレース」というのは、断然の1番人気馬がいるレースではない、と言うことです。
私が言う「人気馬が強いレース」と言うのは、人気馬の期待値が高いレースであり、人気馬のオッズが低いレースではないということ。
ここを勘違いしてしまうと、三連単では確実に負けます。
▼競馬には、「断然の1番人気馬がいるレース」が、頻繁に出現します。
そして、このようなレースでは、その断然の1番人気馬を「1着固定」にした三連単が、めちゃくちゃ売れるわけです。
なぜかと言うと、多くの競馬ファンは、断然の1番人気馬が勝つ確率が高いと考えているからです。
▼その結果、「断然の1番人気馬を、1着固定にした三連単」は、期待値が低くなりやすいわけです。
もちろん的中率は高めになりますが、回収率がついてこないケースが非常に多い。
つまり、単勝1倍台などの過剰人気馬を、三連単の1着固定にしてしまうと、長期的にはお金が減ってしまうわけです。
▼この場合、その断然人気馬を3連単の「2着固定」にするだけで、回収率が上がりやすくなります。
あるいは、3連複の軸にしてもいいですね。
このような着順指定を考えることができる人は、三連複よりも三連単の方が勝ちやすいと言えるでしょう。
▼▼では次に、三連単と三連複はどっちがいいか?について、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【京都大賞典2021年】
1着 マカヒキ(9番人気)
2着 アリストテレス(1番人気)
3着 キセキ(4番人気)
三連複18940円
三連単180510円
はい。
このレースは、三連複でも三連単でも、どちらでも高いレース回収率を出すことができたレースですが、事前の情報を集めると、三連単の方がお得であることがわかるレースでした。
▼このレースの最大のポイントは、「人気馬がイマイチ信頼できない」という部分です。
三連複でも三連単でも、基本は人気馬を軸馬にするわけですが、その軸馬が信頼できないという事は、人気馬が2~3着に負ける可能性が高いということになります。
上述した通り、人気馬が2~3着に負けるレースと大体わかっているなら、三連複よりも、三連単の2~3着固定が有効になるというわけです。
もしくは、三連単マルチですね。
▼ここでの馬券構成は、当ブログでもよく推奨している、「三連単6頭ボックス(120点)」で考えてみたいと思います。
三連単6頭ボックスの構成は、
1~3番人気から2頭選ぶ
4~9番人気から3頭選ぶ
10番人気以下から1頭選ぶ
という取捨選択方式にします。
▼まず、1~3番人気から2頭選ぶ。
ここは特に難しいことはなく、3番人気のアイアンバローズに重賞実績がなかったので、この馬を切ります。
残りの、1番人気のアリストテレスと、2番人気のヒートオンビートを、三連単ボックスに入れます。
▼次に、4~9番人気から3頭選ぶ。
ここは消去法で簡単に選択できます。
8番人気のダンビュライトは、もう2年ほど連対しておらず、ピークは過ぎている感じなので、切ります。
7番人気のヒュミドールは、ローカル重賞レースなら何とか通用しますが、中央場所の重賞レースでは、なかなか馬券圏内までは来ないので、ここは切ります。
6番人気のモズベッロは、実績馬ですが、今回は調教状態があまりにも悪すぎたので、これも切ります。
残った4.5.9番人気を、三連単のボックスに入れます。
▼次に、10番人気以下から1頭選ぶ。
ここは、重賞レースでもそこそこいいレースをしてきた、11番人気のディアマンミノルを入れます。
これで馬選択は完了ということになります。
1.2.4.5.9.11番人気の、三連単6頭ボックスです。
シンプルで、難しい事は何もないですね。
▼結果は、9番人気ー1番人気ー4番人気と入り、三連単は180510円の18万馬券となりました。
120点買いだったので、レース回収率は、1504%ということになります。
このレースは、三連複ボックスで買っても、もちろん的中でしたが、この場合は、20点で18940円なので、レース回収率は947%。
1着が人気薄だった分、三連単の方がお得だったということになります。
最初の段階で、「人気馬が2~3着に負けそうなレース条件だな」と感じた時は、三連複よりも、三連単の方が回収率が高くなるケースが多いですね。
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▼本日は、三連単と三連複はどっちがいいか?について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「最大のポイントは資金力。お金に余裕がある人は三連単、お金に余裕がない人は三連複が良い」
「三連単で長期的に勝負するなら、最低でも50万円は必要。三連複なら6分の1の8万円くらいでOK(ドローダウン対策)」
「単勝期待値が高い馬がわかっている場合は、三連単の1着固定が有効」
「単勝期待値が低く、複勝期待値が高い馬がわかっている場合は、三連単の2~3着固定が有効」
「安定的に勝つなら三連複、一発高配当で大儲けを狙うなら三連単」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼三連単と三連複は、どちらも三連系の馬券です。
一見すると、何が違うかわかりませんが、実は大きく違います。
・三連複⇒ 1~3着を順不同で当てる
・三連単⇒ 1~3着を順番通りに当てる
まずはこれが絶対のルールね。
▼「三連単ながし」の場合、軸馬を1.2.3着のどれかに固定する必要があります。
それに対して、「三連複ながし」は、軸馬が1~3着のどれでも的中となる。
▼そう考えると、
・軸馬が、3着以内に来る可能性が高いレース⇒ 三連複
・軸馬が、1着に来る可能性が高いレース⇒ 三連単
という感じの選択になります。
▼三連単と三連複はどっちがいい?
これは上述の通り、そのレースによって違ってきます。
軸馬の、複勝期待値が高いのか?
軸馬の、単勝期待値が高いのか?
これによって、三連単と三連複をチョイスしていくことになるわけです。
▼「勝ちやすさ」では、どちらも大差ない。
どちらも同じ買い目を作ることができるからね。
ただ、三連単は買い目点数が多く、資金力が必要なので、お金がない人は三連複がいいでしょうね。
▼ちなみに私ブエナも、三連複がメインです。
三連単の方が回収率は高くなりやすいんですが、的中率が低くなるので、三連複の方が収支は安定すると思います。
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三連単のメリットとデメリット
▼三連単と三連複はどっちがいいか?についての考察を続けます。
三連単の魅力は何と言っても「高配当」
100円が、100万円になることも珍しくありません。
▼ただ、そうは言っても、三連単を100円しか買わないということはあり得ない。
三連単を購入する場合、1レースで1万円くらい買うことになります。
なので実際は、1万円が100万円になるというようなイメージですね。
▼さらに深く考えると、「的中を引くまでのコスト」という考え方もあります。
1レースに1万円突っ込んでも、なかなか的中しないのが三連単。
100万円の的中を引くまでに、100万円使っていたら、「100万円が100万円になっただけ」ということになります。
▼このように、三連単は高配当の魅力がありますが、賭け金が多くなるので、ハイリスクハイリターンです。
先ほども書いたように、1レース1万円で購入しても、100レース外せば100万円の資金が必要になるわけです。
これが三連単の最大のデメリットと言えます。
▼三連単は、6頭ボックスでも120点。つまり1万2,000円かかります。
それに対して三連複は、6頭ボックスで20点。わずか2,000円で勝負できるわけです。
▼もちろん的中時の配当が全然違うので、単純な賭け金だけを比較してもあまり意味はありません。
ただ、三連複は買い目点数が少ないので、「掛け金に強弱をつけることができる」わけです。
いわゆる資金配分ですね。
▼「この買い目は、自信があるから厚め」「この買い目は、押さえだから薄め」
というように、三連複は賭け金に強弱をつけることができるのがメリットです。
▼三連単だと、買い目点数が多すぎるので、賭け金に強弱をつけてしまうと、さらに賭け金が膨れ上がってしまう。
上述したような6頭ボックス120点は、100円で購入すれば1万2,000円ですが、ここに資金の強弱をつけると、さらに賭け金が増えてしまうわけですね。
▼次に、三連単の馬券構成について。
三連単は、1~3着を自由自在に構成することが可能です。
つまり、「この馬は勝ち切れないから2着固定」というようなことができるわけです。
▼三連複だと、2着固定という概念はありません。
三連複は、「1~3着以内」というルールだからですね。
ここが、3連単と3連複の大きな違いになります。
▼上述の通り「勝ち切れない人気馬」がわかっているレース。
このようなレースでは、三連単の2着固定・3着固定が威力を発揮します。
データ的な側面から言うと、「単勝回収率は低いが、複勝回収率が高い人気馬」
このような馬がいるレースは、三連単で勝負することで回収率を引き上げることが可能なわけです。
▼もちろん、「複勝回収率が高い人気馬」が分かっていれば、三連複で勝負することも可能です。
ただこの場合、「1着固定」の馬券も内包されていることに注意です。
三連複というのは、「1着固定・2着固定・3着固定」すべてを購入しているのと同じだからです。
▼と言う事は、単勝回収率が低い馬を、三連複で購入した場合、どうしても無駄が発生してしまうわけです。
細かい話ですが、競馬の場合、長期的な馬券収支を考えていくことになるので、小さなことの積み重ねが、大きな回収率の差につながっていくんですね。
これが、勝ち組と負け組の差だったりするわけです。
▼▼では次に、三連単と三連複の必要資金の違いについて。
三連単と三連複では、最初に用意しておくべき必要資金の額が全然違います。
なぜかというと、総買い目点数が全然違うからです。
▼総買い目点数を比較してみましょう。18頭立ての場合です。
三連単⇒4896点
三連複⇒816点
はい。
三連単と三連複は、実に6倍の買い目点数の差があります。
▼と言う事は、三連単と三連複を同じ的中率にするためには、6倍の資金が必要になるわけです。
冒頭でも少し書きましたが、三連単の場合、連敗リスクを加味すると、50万円くらいは資金が必要になると考えられます。
それに対して、三連複なら、その6分の1の8万円くらいあれば、連敗リスクに対応できることになります。
▼連敗リスクというのは、文字通り、連敗したときに減少する資金のマイナス分です。
例えば、三連単6頭ボックスは120点なので、100円づつ購入しても、1万2,000円必要です。
そして、この買い目が10連敗すれば、マイナス12万円。
三連単の合成オッズを考えると、10連敗は十分に可能性があります。
例えばこの時点で、最初の資金を10万円しか用意していなかったら、資金ショートで破綻してしまいます。
▼しかし、最初に50万円用意しておけば、12万円マイナスになっても、まだ38万円残っている。
これくらいの資金力があれば、次の好調期まで乗り切れるわけです。
馬券には必ず波があるので、このようなドローダウンを計算に入れながら、最初の資金を設定する必要があるわけです。
▼最初に用意できる資金が50万円もない人は、三連単ではなく、三連複の方がいいと思われます。
前述したように、三連複なら買い目点数は6分の1なので、8万円も用意できれば、連敗に対応できると考えられます。
なので、三連単と三連複はどっちがいいかで迷ったら、自分の資金力と相談することが重要です。
▼▼そもそも、三連単と三連複はどっちがいいの?と、迷う人は、どちらかが勝ちやすいはずだ!と思っているわけですね。
しかしながら、基本的に、三連単と三連複はどっちも同じようなものです。
違うのは、「三連単は、三連複をバラバラに分解したもの」という点ですね。
▼先ほども少し書きましたが、三連複というのは、「三連単マルチ」と同じ意味合いなわけです。
例えば、
①三連複軸1頭ながし。相手5頭(10点買い)
②三連単軸1頭ながしマルチ。相手5頭(60点買い)
この2つの買い方は、ほぼ同じ意味合いになるわけですね。
▼なので、上記2つの買い方は、長期的には似たような回収率になります。
何百レースもこなしていくと、確率が収束され、期待回収率に近づいていくからです。
▼ただ、短期的には、全然違う回収率になります。
それは、②の三連単が、入り方によって配当が大きく違ってくるからです。
簡単に言えば、三連単は1~2着に人気薄が入ると、配当が跳ね上がるシステムになっています。
▼なので、人気馬が勝つ可能性が高いレースでは、三連単マルチよりも、三連複の方が利益を出しやすくなります。
逆に、人気馬が2~3着に負けそうなレースでは、三連単マルチで高配当を狙うのが有効と言えるわけです。
▼ここで注意点ですが、「人気馬が勝つ可能性が高いレース」というのは、断然の1番人気馬がいるレースではない、と言うことです。
私が言う「人気馬が強いレース」と言うのは、人気馬の期待値が高いレースであり、人気馬のオッズが低いレースではないということ。
ここを勘違いしてしまうと、三連単では確実に負けます。
▼競馬には、「断然の1番人気馬がいるレース」が、頻繁に出現します。
そして、このようなレースでは、その断然の1番人気馬を「1着固定」にした三連単が、めちゃくちゃ売れるわけです。
なぜかと言うと、多くの競馬ファンは、断然の1番人気馬が勝つ確率が高いと考えているからです。
▼その結果、「断然の1番人気馬を、1着固定にした三連単」は、期待値が低くなりやすいわけです。
もちろん的中率は高めになりますが、回収率がついてこないケースが非常に多い。
つまり、単勝1倍台などの過剰人気馬を、三連単の1着固定にしてしまうと、長期的にはお金が減ってしまうわけです。
▼この場合、その断然人気馬を3連単の「2着固定」にするだけで、回収率が上がりやすくなります。
あるいは、3連複の軸にしてもいいですね。
このような着順指定を考えることができる人は、三連複よりも三連単の方が勝ちやすいと言えるでしょう。
▼▼では次に、三連単と三連複はどっちがいいか?について、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【京都大賞典2021年】
1着 マカヒキ(9番人気)
2着 アリストテレス(1番人気)
3着 キセキ(4番人気)
三連複18940円
三連単180510円
はい。
このレースは、三連複でも三連単でも、どちらでも高いレース回収率を出すことができたレースですが、事前の情報を集めると、三連単の方がお得であることがわかるレースでした。
▼このレースの最大のポイントは、「人気馬がイマイチ信頼できない」という部分です。
三連複でも三連単でも、基本は人気馬を軸馬にするわけですが、その軸馬が信頼できないという事は、人気馬が2~3着に負ける可能性が高いということになります。
上述した通り、人気馬が2~3着に負けるレースと大体わかっているなら、三連複よりも、三連単の2~3着固定が有効になるというわけです。
もしくは、三連単マルチですね。
▼ここでの馬券構成は、当ブログでもよく推奨している、「三連単6頭ボックス(120点)」で考えてみたいと思います。
三連単6頭ボックスの構成は、
1~3番人気から2頭選ぶ
4~9番人気から3頭選ぶ
10番人気以下から1頭選ぶ
という取捨選択方式にします。
▼まず、1~3番人気から2頭選ぶ。
ここは特に難しいことはなく、3番人気のアイアンバローズに重賞実績がなかったので、この馬を切ります。
残りの、1番人気のアリストテレスと、2番人気のヒートオンビートを、三連単ボックスに入れます。
▼次に、4~9番人気から3頭選ぶ。
ここは消去法で簡単に選択できます。
8番人気のダンビュライトは、もう2年ほど連対しておらず、ピークは過ぎている感じなので、切ります。
7番人気のヒュミドールは、ローカル重賞レースなら何とか通用しますが、中央場所の重賞レースでは、なかなか馬券圏内までは来ないので、ここは切ります。
6番人気のモズベッロは、実績馬ですが、今回は調教状態があまりにも悪すぎたので、これも切ります。
残った4.5.9番人気を、三連単のボックスに入れます。
▼次に、10番人気以下から1頭選ぶ。
ここは、重賞レースでもそこそこいいレースをしてきた、11番人気のディアマンミノルを入れます。
これで馬選択は完了ということになります。
1.2.4.5.9.11番人気の、三連単6頭ボックスです。
シンプルで、難しい事は何もないですね。
▼結果は、9番人気ー1番人気ー4番人気と入り、三連単は180510円の18万馬券となりました。
120点買いだったので、レース回収率は、1504%ということになります。
このレースは、三連複ボックスで買っても、もちろん的中でしたが、この場合は、20点で18940円なので、レース回収率は947%。
1着が人気薄だった分、三連単の方がお得だったということになります。
最初の段階で、「人気馬が2~3着に負けそうなレース条件だな」と感じた時は、三連複よりも、三連単の方が回収率が高くなるケースが多いですね。
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