三連単二頭軸の買い方。三連単軸2頭との違い。2頭軸からの流し馬券はどう買うか

三連単二頭軸の買い方

▼本日は、三連単・2頭軸について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「まず、三連単二頭軸と、三連単軸2頭は、似て非なるもの」

「三連単二頭軸とは、二頭の軸から、それぞれ流す三連単」

「三連単軸2頭とは、2頭同時に3着以内に来れば的中の三連単(マルチの場合)」

「三連単二頭軸でオススメの買い方は、三連単2頭軸。相手8頭(2-8-8)112点」

「三連単軸2頭でオススメの買い方は、三連単軸2頭。相手8頭マルチ(48点)」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼本日は、三連単の2頭軸についてです。

2頭軸というのは、軸馬を2頭「別々に」セットする買い方です。

ちなみに、「軸2頭」というのは、2頭の軸馬が同時に馬券圏内に入れば的中の買い方です。ややこしいですね。

尚、この認識は、あくまでも私ブエナの認識です。



▼この記事を読んでいるあなたが、どちらの2頭軸を求めているか分からないので、念のため両方書いてみます。

2頭軸でオススメの買い方


・三連単2頭軸。相手8頭(2-8-8)112点




はい。
1着馬を2頭セットする形の2頭軸。相手ヒモ馬は8頭です。



▼この買い方を採用するレースは、2頭強い馬がいるレースですね。

2頭が強いが、どちらが勝つか読み切れない。

そんな場合に、1着固定馬を2頭軸にして、両方に対応できるようにするわけです。



▼では次に、「軸2頭」のケースも考えてみます。


・三連単軸2頭。相手8頭(1-1-8)8点

・三連単軸2頭。相手8頭マルチ(48点)




はい。
こちらは、2頭の軸馬が、両方同時に来た時に的中する買い方。

マルチにしない場合は、1着2着は完全固定です。

これも先ほどと同じように、2頭強い馬がいる時の買い方ですが、こちらの場合は、1頭が明らかに期待値が高い場合に利用します。

三連単の中で、最も買い目点数が少なくなる買い方なので、資金力がない人にオススメです。

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三連単二頭軸と、三連単軸二頭の買い方の違い

▼三連単二頭軸についての考察を続けます。

先ほどは、1着固定について書いてみました。

ここでは、「三連単2頭軸マルチ」を考えてみたいと思います。



▼「三連単2頭軸マルチ

つまり、軸馬を2頭セットして、その軸馬のどちらかが1~3着に入れば的中という買い方。

三連複に近い考え方になります。


・三連単2頭軸マルチ。相手5頭(120点)


はい。
買い目点数は、1頭軸・相手5頭マルチ(60点)の2倍になります。



▼この買い方は、ヒモ馬が5頭程度まで絞り込めるレースで、軸を2頭で迷う時に有効ですね。

三連複の2頭軸でも意味的には同じなんですが、人気馬が2~3着に負けることを想定できる場合は、三連単の方がはるかに回収率が高くなります。

能力バランス的には、7~8頭が横並びの能力のレース。

このようなパワーバランスの時に、人気馬2頭をそれぞれ軸にして、残りの5頭をヒモにした三連単マルチを採用、ということになります。



▼この買い方は、相手馬を5頭しか選べない割に、買い目点数が120点と多くなります。

なので、レース選びがかなり重要になってくるわけです。

適当にレースを選んでしまうと、ヒモ抜けの確率が高くなり、120点という買い目点数を回収できなくなります。



▼レース選びのポイントとしては、まず上述した通り、ヒモ馬が5頭までで収まる確率が高いレース。

オッズ断層を利用するなどして、ヒモ馬の精度を高めます。

ヒモ抜けさえしなければ、あとは2頭軸マルチなので、かなり高い的中率になります。



▼レース選びではさらに、ハンデ戦や裏開催を避けることも重要です。

お好みではありますが、基本的にはハンデ戦や裏開催は、ヒモ抜けのリスクが高くなります。

マルチの場合、二頭軸にしてもヒモが来ないと、長期回収率はどうしても低くなってしまうわけです。



▼ちなみに裏開催というのは、中央開催の裏側の開催。

例えば、関東では中山。関西では阪神。裏開催が新潟。

というような感じで、中央開催の裏側の開催が裏開催です。



▼強い馬や、リーディング上位の騎手は、中央開催に集まります。

そして、中央開催では勝負にならない馬や、騎乗馬が集まらない騎手が、裏開催に回るわけです。



▼つまりは、2軍3軍のような位置づけの馬や騎手が、裏開催に回るケースが多い。

必然的に全体のレベルが下がり、レースは荒れやすくなるわけです。

このようなレースで三連単マルチを振り回してしまうと、的中率が大きく下がり、買い目点数の多さをカバーできなくなるわけですね。



▼では次に、「三連単軸2頭。相手8頭(1-1-8)8点」についても考えてみましょう。

こちらは、1着馬と2着馬を完全に固定してしまう買い方です。

シンプルで、買い目点数が少ないのがメリットですね。



▼この場合は、買い目点数が少ないので、的中率が下がっても大丈夫です。

根気は必要になりますが、期待値の高い馬を選ぶことさえできれば、長期的にはプラス収支になります。



▼まず1番のポイントは、1着馬に単勝回収率の高い馬をセットすることです。

三連単の1着固定ですから、当然、想定単勝回収率の高い馬をセットしないと、長期回収率は上がってこないわけですね。



▼やってしまいがちなミスは、「断然人気の馬を1着固定にしてしまうこと」です。

これは、的中率は高くなるんですが、同じ買い方をする競馬ファンが多いので、オッズが下がり、なかなか回収率が上がってきません。

断然人気の馬を固定するなら、2着固定の方が、期待値的な旨味はあるのかなと思います。



▼▼では次に、私ブエナが個人的に馬券を的中したレースを分析してみたいと思います。


天皇賞秋2020年

1着 アーモンドアイ(1番人気)
2着 フィエールマン(5番人気)
3着 クロノジェネシス(2番人気)


三連単軸2頭ながし。
軸アーモンドアイとクロノジェネシス。
相手3~6番人気の4頭(24点買い)



はい。
2020年の天皇賞秋は、能力バランスがはっきりしており、簡単に的中できるレースでした。



▼まず、軸馬は、アーモンドアイとクロノジェネシス。

オッズ断層がはっきりしており、2強レースの様相を呈していました。

アーモンドアイの1着固定でも良かったんですが、安全策で軸2頭としました。

加えて、アーモンドアイは単勝1.4倍の断然人気だったので、期待値が低いと判断して、軸2頭です。



▼相手ヒモ馬に関しても、オッズ断層が明確で、非常にわかりやすかったです。

3~6番人気までの4頭で、馬連オッズに断層が発生しており、ここまでで決まる可能性が高いレースでした。

従って、ヒモは4頭として、マルチで24点買いです。



▼結果は、アーモンドアイが見事に芝G1を8勝する新記録を達成。

クロノジェネシスもしっかり追い込んで3着。

2着には、5番人気のフィエールマンで、三連単は4130円。

配当は低めでしたが、何も考えずに簡単に的中できた馬券だったので、満足しています。



▼このレースでやってしまいがちなミスは、「三連単アーモンドアイから、ヒモ5頭マルチ(60点)」です。

これは多くの競馬ファンが購入した馬券だと思います。

ただ、配当は4130円なので、完全にトリガミ。

断然人気馬からの三連単マルチは、トリガミ濃厚なので、その場合は、今回のように軸2頭の三連単にするのがベターですね。



▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。


ファルコンステークス2021年

1着 ルークズネスト(3番人気)
2着 グレナディアガーズ(1番人気)
3着 モントライゼ(2番人気)

三連単6600円



はい。
このレースは、「3連単 軸2頭ながしマルチ」で簡単に利益を出せたレースでした。



▼まず、1番人気のグレナディアガーズは、朝日杯フューチュリティステークスで強い勝ち方をしており、軸不動。

しかもレコード決着だったので、距離短縮のここでも問題はないと判断できます。



▼ただ、グレナディアガーズは、単勝1.8倍と過剰人気傾向だったので、この馬を3連単の1着固定にしてしまうと、回収期待値が下がります。

当ブログではいつも書いているように、基本的には断然人気馬は、1着固定にしない方がいいです。

なぜなら、同じような買い方をする競馬ファンが多すぎるからです。



▼中央競馬は、投票に応じてオッズが変動するシステムになっています。

そして、ライバルは他の競馬ファン。

なので、他の競馬ファンと同じ買い方をしていては、いつまでたってもプラス収支にならないわけです。

その代表的な例が、断然人気馬の1着固定、あるいは断然人気馬からの流し(マルチ)、というわけです。



▼したがって、断然人気馬が居る場合は、「三連単軸2頭流し(マルチ)」が有効になります。

軸2頭なら、買い目点数を大幅に削減できるので、期待値の低下を避けることができるからです。



▼ということで、もう1頭、軸馬を探さなければなりません。

ただこのレースにおいては、特に難しいことはなく、2番人気のモントライゼでOKです。

モントライゼは、1200m~1400mで強い競馬を見せており、前走の朝日杯フューチュリティステークスはマイルで惨敗しましたが、距離短縮のここでは、能力上位と判断できます。

鞍上もルメール騎手で、重賞レースでは期待値の高い騎手になります。



▼グレナディアガーズとモントライゼの軸2頭が決まったら、最後にヒモをどこまで伸ばすかを決定します。

オッズ断層をチェックすると、3番人気のルークズネストまでで、断層ができていることがわかります。

この3頭で三連単を構成してもいいんですが、絞りすぎの感じもするので、一応念のため、次の断層である5番人気までを相手ヒモ馬とします。



▼ここまでで馬券構成としては、

三連単 軸2頭ながし(マルチ)


グレナディアガーズ
モントライゼ

相手ヒモ馬
3~5番人気馬(18点買い)



という感じになります。

シンプルな馬券構成ですが、18点で6600円が的中なので、十分な利益になりました。



▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。


福島記念2021年

1着 パンサラッサ(5番人気)
2着 ヒュミドール(6番人気)
3着 アラタ(1番人気)

三連単52260円



はい。
このレースは、「三連単二頭軸」を採用することさえできれば、三連単5万馬券を簡単に的中できたレースでした。

では、アプローチの仕方について、少し具体的に考察してみましょう。



▼まず、福島記念のレースの特徴は、「ローカルハンデ重賞」

中央競馬のレースの中でも、最も難解なレースタイプの1つです。

ローカルハンデ重賞は、かなり難しくなっているので、競馬初心者さんは、基本的には見送るのが良いかと思います。

ただ、2021年の福島記念の場合は、狙える条件が揃っていたので、三連単マルチで勝負できるレースになります。



▼ローカルハンデ重賞で、波乱が予想されるので、三連単は「軸2頭」ではなく、「2頭軸」を選択します。

2頭軸は、2頭の軸馬の両方から流し馬券を仕掛ける購入方法で、どちらかの軸が3着以内に入れば、高い確率で的中できる買い方になります。



▼では、2頭の軸馬を決定します。

軸馬は、当ブログでいつも書いている通り、1~3番人気の人気馬から選びます。

このレースは、馬連のオッズをチェックしてみると、2番人気と3番人気の間に、オッズ断層があることがわかります。

つまり、1番人気と2番人気の能力が高いということになります。

このレースの場合は、単勝オッズだけ見ていても断層は見えてこないので、馬券構成を考える際は、馬連オッズもチェックしておくことが重要です。

単勝オッズだけでも断層がはっきりわかるケースもありますが、馬連オッズと両方見ておくと万全ですね。



▼1番人気と2番人気の能力が高いと判断できるので、軸の2頭は、1番人気のアラタと、2番人気のココロノトウダイということになります。

この2頭から、三連単で流し馬券を構成します。



▼次に、相手ヒモ馬を絞り込みます。

ヒモは、当ブログでも何度か解説している通り、4~9番人気のゾーンを中心に狙っていきます。

2021年の福島記念の場合、馬連オッズの断層が、8番人気馬までで切れているので、ヒモはシンプルに、4~8番人気の5頭とします。

馬券構成は、


1番人気・2番人気
ヒモ
4~8番人気(5頭)
三連単2頭軸ながしマルチ(120点買い)


という感じになります。

120点は、多いと感じるかもしれませんが、三連単の合成オッズを考えると普通の点数になります。

これを多いと感じる人は、資金力が不足している可能性があるので、その場合は三連単より、三連複の方がオススメです。



▼ということで結果は、5番人気⇒6番人気⇒1番人気と入り、三連単は52260円の好配当となりました。

馬券構成は極めてシンプルですが、簡単に5万馬券を当てることができます。

このレースのポイントは、「2頭軸」をチョイスすることと、馬連オッズの断層をチェックすることです。

この2点に気づくことができれば、簡単に的中できる馬券だったというわけです。


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