競馬 開幕週とは?必勝法・攻略法~馬券の買い方。内枠逃げ先行馬有利
【開幕週の馬券の買い方は?】
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「開幕週とは、その競馬場の開催が始まった初週のこと」
「開幕週の芝のレースは、セオリー通り、内枠・先行を中心に考えていくスタンスでいいと思う」
「ただし、開幕週の内枠・先行は、過剰人気になりやすいので、オッズに注意」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼競馬には、「開幕週」というものが存在します。
開幕週というのは、競馬場が入れ替わったときに、最初に行われる週の開催を、開幕週と言います。
▼競馬では、1つの競馬場を使っている間に、使われていない競馬場の馬場状態を修繕・整備調整します。
例えば、東京競馬場を使っているときには、中山競馬場の芝を修繕したりするわけですね。
ですから、開幕週の芝というのは修繕されたばかりなので、すごくきれいなわけです。
荒れた馬場ではないということ。
▼さて、開幕週で、芝が綺麗だとどうなるのか?
常識的に考えると当然、インコースが有利になる印象。
(芝のレースの場合)
開幕週はインコースが有利。なぜならインコースもアウトコースも同じ条件だとしたら、インコースを走った方が最短距離で走れるからです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼これは特に、小回りの競馬場で顕著に現れる現象で、中山競馬場や、北海道や、ローカルの競馬場だと、明らかに開幕週はインコースを走った馬が有利になる印象。
また、東京や阪神など、直線が長くダイナミックな競馬場であっても、やはり開幕週はインコースが有利になる印象です。
▼ですから、開幕週の馬券の買い方としては、インコースを走れる馬、つまり内枠の馬か、逃げ・先行馬が有利ということになりやすい気がする。
とにかく開幕週は、インコースを走った馬が有利なので、逃げ馬が多少ハイペースでかっ飛ばしても、そのまま粘ってしまう傾向が強いと思うわけ。
▼ですから、開幕週で軸馬を決めるときには、内枠の馬か、先行できる馬を選ぶのが基本になるかと。
これはあくまでも私ブエナの考え方ですが、このようなシンプルな考え方でも、私の開幕週の馬券収支はプラスになっています。
▼私の場合は、開幕週ではまず、土曜日に芝の状態をチェックして、日曜日から本格的に馬券を購入し始めることが多いです。
こういう細かい努力が報われやすいのが、開幕週の芝と言えます。
まあ基本的には、開幕週の芝のレースは、内枠を狙うだけで勝てることが多い印象です。
(もちろん裏目に出ることもあります。あくまで長期的な話。)
▼開幕週の馬券で注意すべき点は、いくら内枠の馬だったとしても、逃げ馬だったとしても、それがすでにオッズに過剰に反映されている場合。
この場合は、内枠でも、利益の出る馬ではない場合がある。
▼ちょっとややこしい言い方になってしまいましたが、具体的に言えば、開幕週で先行有利の芝状態。
自分が本命にしようと思っている馬が、単勝1倍台だったとしたら、私はその馬を本命にはしません。
なぜならその馬はすでに、他のみんなが目をつけてしまっている馬だから。
▼私ブエナが、このブログでいつも言っている通り、他の人と同じ馬を狙っていては、競馬では勝てません。
ですから私は、開幕週で逃げ馬有利であっても、その馬が断然人気であれば押さえに回して、別の馬を本命にすることが多いです。
開幕週に限らない話ですが、この感覚がつかめてくれば、競馬で利益を積み重ねることは難しくないということがわかると思う。
▼蛇足ですが、上述したような「開幕週はインコース有利。先行馬有利」という傾向は、ハイレベルなレースになるほど顕著になります。
例えば、
「開幕週の重賞レース」と、
「開幕週の午前中の平場レース」
この2つを比較した場合、重賞レースの方が、開幕週のインコース有利がはっきりと出やすい、と思うわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼これは私の経験と感覚ですが、午前中のレースなどレベルの低いレースでは、馬の能力に差があるため、あまり馬場状態などの影響が強く出ない。
逆に、重賞レースなどハイレベルなレースでは、各馬の調教状態や能力が拮抗しているため、ほんのわずかな馬場状態の有利不利が、はっきりと出てしまうような気がします。
なので、開幕週の時は、特に重賞レースや特別戦などのハイレベルなレース、賞金の高いレースで、「インコース狙い」をしていくと、回収率を上げやすいと思うのね。
(ブエナ経験談)
▼ということで本日は、競馬の開幕週の狙い方について書いてみました。
基本的に、芝のレースはインコース有利になりやすいですが、開幕週の、特にハイレベルなレースだとその傾向は顕著になるような気がします。
そのあたりを馬券に反映させることで、長期的な回収率を向上させることが可能になります。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼開幕週の狙い方についての考察を続けます。
先程、「小回りコースや、ローカル競馬場の開幕週は、内枠有利&先行有利が顕著である」と書きました。
小回りの競馬場はカーブがきついので、内外の馬場状態が同じであれば、圧倒的に内枠有利となります。
▼ただ、そんなに簡単ではない部分もある。
小回りコースの開幕週だと、内枠の馬や、先行馬が「過剰人気」になることが多いわけです。
夏競馬などでは特に顕著なんですが、小回りコースの開幕週は、内枠というだけで人気になってしまう印象。
【開幕週データ】 2013~2016.10
特別戦
318レース分析(ブエナ調べ)
1~8番枠
勝率8%
単勝回収率77%
平均オッズ41倍
9~18番枠
勝率6%
単勝回収率73%
平均オッズ54倍
はい。
開幕週では、明らかに内枠の馬の方が勝率がいい。
しかし、回収率で見ると、ほとんど差はない。
これは、「平均オッズ」を見るとわかるように、内枠の馬が過剰人気になるからです。
▼当ブログではいつも書いている通り、競馬というのは変動オッズなので、いかに他の人が目をつけていない馬を探すか?
ここがポイントになります。
なので、すでにみんなが気づいているロジックなら、そこに優位性は無いわけです。
▼開幕週に関しても、内枠・先行有利というのは、すでにみんな分かっている。
なので、「開幕週だから内枠狙い!」ということをやっても、的中率は上がっても、回収率はほとんど上がらない気がするわけ。
▼これに関しては、「中山1,600メートル」や「新潟の直線1,000メートル」で、さらに顕著な傾向があります。
中山のマイル戦は、内枠絶対有利。
新潟の直線は、外枠絶対有利。
これは多くの人が知っている。
多くの人が知っているということは、そこに優位性はない。
中山のマイル戦では、内枠の穴馬が過剰人気になり、穴馬ではなくなることも多いです。
新潟の直線レースでも同じ。外枠の穴馬に過剰な投票が入り、穴馬ではなくなってしまうことも多々ある。
▼余談ですが、開幕週の場合、若い馬よりも、5~6歳のベテランの馬が穴をあけることが多かったりする印象です。
【開幕週の5~6歳】 前掲条件
単勝回収率 107%
複勝回収率 96%
はい。
競馬の場合、通常は若い馬の方が回収率が高くなりやすいです。
しかし、開幕週はなぜか、若い馬よりも、5~6歳馬が激走することが多いような。
(あくまで私ブエナの見解とデータです)
▼若い馬は、下の馬場が多少荒れていても、若いパワーでなんとかなるけど、オッサン馬は、きれいな芝の方が走りやすいんでしょうか。
真偽は定かではありませんが、ブエナ調べのデータでは、そのような傾向があるわけです。
▼あるいは、若い馬は馬場状態が良すぎるとグリップが良くなるので、「かかり気味」になりやすくなるのかも?
「かかる馬は、少し雨が降って重馬場になると激走する」と感じますが、これは逆に言うこともできるのではないか?
▼つまり、開幕週の良馬場は走りやすいが故に、若い馬はかかり気味になる。
その反面、5~6歳馬は落ち着いているので、折り合いがつきやすく、開幕週での回収率が上がるのかも?
などと仮説を立てて色々考えてみるのも、競馬の魅力ですね。
▼ここまで書いてきたとおり、開幕週の芝のレースでは、内枠の馬か先行馬が好走しやすくなる印象。
ただ、私ブエナが思うに、内枠の馬と先行馬が好走しやすいのは、何も開幕週に限ったことではないと思うわけ。
▼「内枠の馬と先行馬」は、大体どんな条件でも期待値が高くなりやすい気がする。
特に内枠に関しては、ハイレベルなレースになるほど重要になると思う。
キタサンブラックが内枠ばかりでズルイ!みたいな論調がありましたが、それくらいハイレベルなレースでは枠順が大切なわけです。
▼まぁ、これは開幕週とは関係ないんですが、基本的に競馬は内枠の馬と先行馬に要注意と。
開幕週だと、その傾向がさらに顕著になると。
▼と言いつつ、私ブエナは開幕週だからといって、それほど大きく狙いを変える事はないです。
それは、上述した通り、「私はもともと、内枠の馬と先行馬を重視するから」
だから開幕週でも、大体似たような予想になるわけです。
▼基本的に、開幕週と最終週は荒れやすい。
開幕週は、馬場状態が良すぎて、「人気薄の前残り」が発生したりするからね。
逆に最終週は、馬場が荒れてしまって有力馬が能力を発揮できず、思わぬ大穴が激走したりする。
▼なので、穴狙いの人は開幕週や最終週で賭け金を上げていくと、長期回収率は高くなるかもしれない。
穴狙いの人は、「平均配当が高くなりやすい条件」を徹底的に探して、そこでだけ勝負すればいい。
「データ的に、明らかに堅いレース」で、穴党の人が勝負すれば、回収率が下がるのは明白だからです。
▼そういう意味では、開幕週で「人気薄の前残り」を狙っていくのは、理にかなっている。
ただ問題は、上述した通り、開幕週が前残りになりやすい事を、多くの競馬ファンがすでに知っていることです。
▼開幕週では、逃げ馬・先行馬のオッズが過剰に下がる傾向にある。
なので、開幕週だからと言って、闇雲に逃げ馬・先行馬を狙っても、先ほど見たデータのようにうまくいかない。
つまり、的中率は上がるけど、回収率は上がらないという微妙な状況になるわけです。
▼この問題をクリアにするためには、やはり「発走直前のオッズ」を見る必要がある。
そして、自分の中に「基準となるオッズ」を持つ必要がある。
その2つをすり合わせてみて、発走直前のオッズがおいしいと判断すれば、勝負。
このような地道な努力を積み重ねることによって、年間プラス収支への道が開けてくると思います。
▼ではここで、具体的な開幕週のレースについて見てみましょう。
【チャレンジカップ2019年】1日目
1着 ロードマイウェイ(2番人気)4番
2着 トリオンフ(8番人気)7番
3着 ブレステイキング(3番人気)1番
はい。
このレースは、私が三連複を的中したレースです。
▼ここでは、開幕戦の重賞レースということで、シンプルに内枠と先行馬を狙いました。
まず、軸馬は、1枠1番で先行馬のブレステイキング。
鞍上もライアン・ムーア騎手ということで、前残りに期待。
▼あとは、先行馬を5頭ほど選んで、三連複流し。10点買いです。
たったこれだけのシンプルな戦略で、三連複の配当は8830円もついてしまうんですね。
▼実際の位置取りは、私が想定したものとは少し違いましたが、先行馬狙いで結果オーライという感じ。
上位に来た馬も内枠の馬で、やはり開幕週の内枠・先行馬狙いは、常に有効ですね。
▼では次の開幕戦の重賞レースを見てみましょう。
【中山金杯2019年】
1着 ウインブライト(3番人気)
2着 ステイフーリッシュ(7番人気)
3着 タニノフランケル(9番人気)1番
はい。
ここは、穴狙いのワイドで3630円を引っ掛けたレースです。
▼このレースは、中心馬不在で、狙いどころが難しいレースでした。
狙えるとしたら、開幕週の1枠1番、そして逃げ馬のタニノフランケル。
9番人気と大穴だったので、三連複はやめておいて、上位人気馬とのワイドを狙いました。
▼買い方としては、
「タニノフランケル⇒1~3番人気のワイド」
という非常にシンプルな買い方。
当ブログではいつも書いていますが、大穴馬からのワイド馬券は、1~3番人気に流すのが効率的です。
▼結果、タニノフランケルが3着に逃げ粘ってくれて、ワイドは36倍。
3点買いだったので、レース回収率は、1200%になりました。
どうでしょう?開幕週の逃げ・先行馬は、儲かりますよね。
▼この中山金杯は、最後は鼻差・クビ差の大接戦で、結果的にタニノフランケルが3着に粘りましたが、ギリギリでした。
ここは、ワイドで勝負したわけですが、あとから考えてみると三連複でも取れていた気がします。
タニノフランケルの軸はそのままとして、相手は1~7番人気。
このようなシンプルな三連複流しでも、21点買いで、三連複42070円ですから、簡単に高配当をゲットできたことになります。
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「開幕週とは、その競馬場の開催が始まった初週のこと」
「開幕週の芝のレースは、セオリー通り、内枠・先行を中心に考えていくスタンスでいいと思う」
「ただし、開幕週の内枠・先行は、過剰人気になりやすいので、オッズに注意」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼競馬には、「開幕週」というものが存在します。
開幕週というのは、競馬場が入れ替わったときに、最初に行われる週の開催を、開幕週と言います。
▼競馬では、1つの競馬場を使っている間に、使われていない競馬場の馬場状態を修繕・整備調整します。
例えば、東京競馬場を使っているときには、中山競馬場の芝を修繕したりするわけですね。
ですから、開幕週の芝というのは修繕されたばかりなので、すごくきれいなわけです。
荒れた馬場ではないということ。
▼さて、開幕週で、芝が綺麗だとどうなるのか?
常識的に考えると当然、インコースが有利になる印象。
(芝のレースの場合)
開幕週はインコースが有利。なぜならインコースもアウトコースも同じ条件だとしたら、インコースを走った方が最短距離で走れるからです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼これは特に、小回りの競馬場で顕著に現れる現象で、中山競馬場や、北海道や、ローカルの競馬場だと、明らかに開幕週はインコースを走った馬が有利になる印象。
また、東京や阪神など、直線が長くダイナミックな競馬場であっても、やはり開幕週はインコースが有利になる印象です。
▼ですから、開幕週の馬券の買い方としては、インコースを走れる馬、つまり内枠の馬か、逃げ・先行馬が有利ということになりやすい気がする。
とにかく開幕週は、インコースを走った馬が有利なので、逃げ馬が多少ハイペースでかっ飛ばしても、そのまま粘ってしまう傾向が強いと思うわけ。
▼ですから、開幕週で軸馬を決めるときには、内枠の馬か、先行できる馬を選ぶのが基本になるかと。
これはあくまでも私ブエナの考え方ですが、このようなシンプルな考え方でも、私の開幕週の馬券収支はプラスになっています。
▼私の場合は、開幕週ではまず、土曜日に芝の状態をチェックして、日曜日から本格的に馬券を購入し始めることが多いです。
こういう細かい努力が報われやすいのが、開幕週の芝と言えます。
まあ基本的には、開幕週の芝のレースは、内枠を狙うだけで勝てることが多い印象です。
(もちろん裏目に出ることもあります。あくまで長期的な話。)
▼開幕週の馬券で注意すべき点は、いくら内枠の馬だったとしても、逃げ馬だったとしても、それがすでにオッズに過剰に反映されている場合。
この場合は、内枠でも、利益の出る馬ではない場合がある。
▼ちょっとややこしい言い方になってしまいましたが、具体的に言えば、開幕週で先行有利の芝状態。
自分が本命にしようと思っている馬が、単勝1倍台だったとしたら、私はその馬を本命にはしません。
なぜならその馬はすでに、他のみんなが目をつけてしまっている馬だから。
▼私ブエナが、このブログでいつも言っている通り、他の人と同じ馬を狙っていては、競馬では勝てません。
ですから私は、開幕週で逃げ馬有利であっても、その馬が断然人気であれば押さえに回して、別の馬を本命にすることが多いです。
開幕週に限らない話ですが、この感覚がつかめてくれば、競馬で利益を積み重ねることは難しくないということがわかると思う。
▼蛇足ですが、上述したような「開幕週はインコース有利。先行馬有利」という傾向は、ハイレベルなレースになるほど顕著になります。
例えば、
「開幕週の重賞レース」と、
「開幕週の午前中の平場レース」
この2つを比較した場合、重賞レースの方が、開幕週のインコース有利がはっきりと出やすい、と思うわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼これは私の経験と感覚ですが、午前中のレースなどレベルの低いレースでは、馬の能力に差があるため、あまり馬場状態などの影響が強く出ない。
逆に、重賞レースなどハイレベルなレースでは、各馬の調教状態や能力が拮抗しているため、ほんのわずかな馬場状態の有利不利が、はっきりと出てしまうような気がします。
なので、開幕週の時は、特に重賞レースや特別戦などのハイレベルなレース、賞金の高いレースで、「インコース狙い」をしていくと、回収率を上げやすいと思うのね。
(ブエナ経験談)
▼ということで本日は、競馬の開幕週の狙い方について書いてみました。
基本的に、芝のレースはインコース有利になりやすいですが、開幕週の、特にハイレベルなレースだとその傾向は顕著になるような気がします。
そのあたりを馬券に反映させることで、長期的な回収率を向上させることが可能になります。
ご参考まで。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
開幕週の内枠・先行は過剰人気になる?
▼開幕週の狙い方についての考察を続けます。
先程、「小回りコースや、ローカル競馬場の開幕週は、内枠有利&先行有利が顕著である」と書きました。
小回りの競馬場はカーブがきついので、内外の馬場状態が同じであれば、圧倒的に内枠有利となります。
▼ただ、そんなに簡単ではない部分もある。
小回りコースの開幕週だと、内枠の馬や、先行馬が「過剰人気」になることが多いわけです。
夏競馬などでは特に顕著なんですが、小回りコースの開幕週は、内枠というだけで人気になってしまう印象。
【開幕週データ】 2013~2016.10
特別戦
318レース分析(ブエナ調べ)
1~8番枠
勝率8%
単勝回収率77%
平均オッズ41倍
9~18番枠
勝率6%
単勝回収率73%
平均オッズ54倍
はい。
開幕週では、明らかに内枠の馬の方が勝率がいい。
しかし、回収率で見ると、ほとんど差はない。
これは、「平均オッズ」を見るとわかるように、内枠の馬が過剰人気になるからです。
▼当ブログではいつも書いている通り、競馬というのは変動オッズなので、いかに他の人が目をつけていない馬を探すか?
ここがポイントになります。
なので、すでにみんなが気づいているロジックなら、そこに優位性は無いわけです。
▼開幕週に関しても、内枠・先行有利というのは、すでにみんな分かっている。
なので、「開幕週だから内枠狙い!」ということをやっても、的中率は上がっても、回収率はほとんど上がらない気がするわけ。
▼これに関しては、「中山1,600メートル」や「新潟の直線1,000メートル」で、さらに顕著な傾向があります。
中山のマイル戦は、内枠絶対有利。
新潟の直線は、外枠絶対有利。
これは多くの人が知っている。
多くの人が知っているということは、そこに優位性はない。
中山のマイル戦では、内枠の穴馬が過剰人気になり、穴馬ではなくなることも多いです。
新潟の直線レースでも同じ。外枠の穴馬に過剰な投票が入り、穴馬ではなくなってしまうことも多々ある。
▼余談ですが、開幕週の場合、若い馬よりも、5~6歳のベテランの馬が穴をあけることが多かったりする印象です。
【開幕週の5~6歳】 前掲条件
単勝回収率 107%
複勝回収率 96%
はい。
競馬の場合、通常は若い馬の方が回収率が高くなりやすいです。
しかし、開幕週はなぜか、若い馬よりも、5~6歳馬が激走することが多いような。
(あくまで私ブエナの見解とデータです)
▼若い馬は、下の馬場が多少荒れていても、若いパワーでなんとかなるけど、オッサン馬は、きれいな芝の方が走りやすいんでしょうか。
真偽は定かではありませんが、ブエナ調べのデータでは、そのような傾向があるわけです。
▼あるいは、若い馬は馬場状態が良すぎるとグリップが良くなるので、「かかり気味」になりやすくなるのかも?
「かかる馬は、少し雨が降って重馬場になると激走する」と感じますが、これは逆に言うこともできるのではないか?
▼つまり、開幕週の良馬場は走りやすいが故に、若い馬はかかり気味になる。
その反面、5~6歳馬は落ち着いているので、折り合いがつきやすく、開幕週での回収率が上がるのかも?
などと仮説を立てて色々考えてみるのも、競馬の魅力ですね。
▼ここまで書いてきたとおり、開幕週の芝のレースでは、内枠の馬か先行馬が好走しやすくなる印象。
ただ、私ブエナが思うに、内枠の馬と先行馬が好走しやすいのは、何も開幕週に限ったことではないと思うわけ。
▼「内枠の馬と先行馬」は、大体どんな条件でも期待値が高くなりやすい気がする。
特に内枠に関しては、ハイレベルなレースになるほど重要になると思う。
キタサンブラックが内枠ばかりでズルイ!みたいな論調がありましたが、それくらいハイレベルなレースでは枠順が大切なわけです。
▼まぁ、これは開幕週とは関係ないんですが、基本的に競馬は内枠の馬と先行馬に要注意と。
開幕週だと、その傾向がさらに顕著になると。
▼と言いつつ、私ブエナは開幕週だからといって、それほど大きく狙いを変える事はないです。
それは、上述した通り、「私はもともと、内枠の馬と先行馬を重視するから」
だから開幕週でも、大体似たような予想になるわけです。
▼基本的に、開幕週と最終週は荒れやすい。
開幕週は、馬場状態が良すぎて、「人気薄の前残り」が発生したりするからね。
逆に最終週は、馬場が荒れてしまって有力馬が能力を発揮できず、思わぬ大穴が激走したりする。
▼なので、穴狙いの人は開幕週や最終週で賭け金を上げていくと、長期回収率は高くなるかもしれない。
穴狙いの人は、「平均配当が高くなりやすい条件」を徹底的に探して、そこでだけ勝負すればいい。
「データ的に、明らかに堅いレース」で、穴党の人が勝負すれば、回収率が下がるのは明白だからです。
▼そういう意味では、開幕週で「人気薄の前残り」を狙っていくのは、理にかなっている。
ただ問題は、上述した通り、開幕週が前残りになりやすい事を、多くの競馬ファンがすでに知っていることです。
▼開幕週では、逃げ馬・先行馬のオッズが過剰に下がる傾向にある。
なので、開幕週だからと言って、闇雲に逃げ馬・先行馬を狙っても、先ほど見たデータのようにうまくいかない。
つまり、的中率は上がるけど、回収率は上がらないという微妙な状況になるわけです。
▼この問題をクリアにするためには、やはり「発走直前のオッズ」を見る必要がある。
そして、自分の中に「基準となるオッズ」を持つ必要がある。
その2つをすり合わせてみて、発走直前のオッズがおいしいと判断すれば、勝負。
このような地道な努力を積み重ねることによって、年間プラス収支への道が開けてくると思います。
▼ではここで、具体的な開幕週のレースについて見てみましょう。
【チャレンジカップ2019年】1日目
1着 ロードマイウェイ(2番人気)4番
2着 トリオンフ(8番人気)7番
3着 ブレステイキング(3番人気)1番
はい。
このレースは、私が三連複を的中したレースです。
▼ここでは、開幕戦の重賞レースということで、シンプルに内枠と先行馬を狙いました。
まず、軸馬は、1枠1番で先行馬のブレステイキング。
鞍上もライアン・ムーア騎手ということで、前残りに期待。
▼あとは、先行馬を5頭ほど選んで、三連複流し。10点買いです。
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上位に来た馬も内枠の馬で、やはり開幕週の内枠・先行馬狙いは、常に有効ですね。
▼では次の開幕戦の重賞レースを見てみましょう。
【中山金杯2019年】
1着 ウインブライト(3番人気)
2着 ステイフーリッシュ(7番人気)
3着 タニノフランケル(9番人気)1番
はい。
ここは、穴狙いのワイドで3630円を引っ掛けたレースです。
▼このレースは、中心馬不在で、狙いどころが難しいレースでした。
狙えるとしたら、開幕週の1枠1番、そして逃げ馬のタニノフランケル。
9番人気と大穴だったので、三連複はやめておいて、上位人気馬とのワイドを狙いました。
▼買い方としては、
「タニノフランケル⇒1~3番人気のワイド」
という非常にシンプルな買い方。
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▼結果、タニノフランケルが3着に逃げ粘ってくれて、ワイドは36倍。
3点買いだったので、レース回収率は、1200%になりました。
どうでしょう?開幕週の逃げ・先行馬は、儲かりますよね。
▼この中山金杯は、最後は鼻差・クビ差の大接戦で、結果的にタニノフランケルが3着に粘りましたが、ギリギリでした。
ここは、ワイドで勝負したわけですが、あとから考えてみると三連複でも取れていた気がします。
タニノフランケルの軸はそのままとして、相手は1~7番人気。
このようなシンプルな三連複流しでも、21点買いで、三連複42070円ですから、簡単に高配当をゲットできたことになります。
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