競馬 昇級戦・降級戦の狙い方~昇級馬はこない?降級馬は強い?馬券の買い方。クラス編成
昇級馬・降級馬はどう狙うか?
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「ギリギリの接戦で勝ち上がってきた昇級馬は、あまり期待値が高くないと思う」
「また、上のクラスでも通用していた降級馬は、過剰人気になるので、これもあまり期待値が高くないと感じる」
「よって狙い目は、楽に勝ち上がってきた昇級馬と、上のクラスでギリギリ掲示板に載れなかった馬。このあたりかなと」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼中央競馬では「クラス分け」という制度によって、競走馬が分類されています。
大雑把に言えば、新馬、未勝利、500万下(1勝クラス)、1000万下(2勝クラス)、1600万下(3勝クラス)、オープン、といった分け方ですね。
レースに勝つと競走馬は賞金を稼ぎ、このクラスが上がっていきます。
▼「昇級馬」というのは、前走で下のクラスで勝って、今回、上のクラスに上がったばかりの馬です。
「降級馬」というのはその逆で、もともと自分がいたクラスよりも下のクラスで走ることになった馬ですね。
クラス編成によって、このようなことが起こるわけです。
(※)降級制度は、厳密に言えば廃止されましたが、格上挑戦の場合、オープンからの降級は現存なので、このまま話を進めます。
▼さて、それでは昇級馬と降級馬は、それぞれどのように馬券で狙っていけばいいのか?
基本的に「昇級馬」というのは、今までよりも上のレベルの先輩達と一緒に走るわけですから、これはかなり不利と言えます。
「昇級初戦」という言い方をしますが、いきなり格上の先輩達と走るのは、人間でもなかなか大変です。
▼なので、私ブエナの場合は、「昇級馬」が人気になっているときは、基本的には疑うことが多いです。
逆に、「昇級馬」でも、人気がないのであれば、それほどアラ探しをする必要はなく、私は普通に狙います。
競馬というのは全て、「好走確率とオッズ」のバランスによって回収率が決まります。
ですから、その一環として、馬券で勝つには「人気馬を切る」という作業も必要になってきます。
そのためのファクターとして「昇級馬を切る」というやり方もあると思うわけです。
▼とは言っても、厩舎によっては「昇級馬」でもしっかりと走らせてくる場合もある。
藤沢厩舎などはその代表例ですね。
最近は他の厩舎でも増えましたが、藤沢厩舎では「複数の馬で追い切りを行う」ということをやっています。
これによって、自分よりも格上の馬に慣れることができるわけですね。
(※藤沢厩舎は最近、回収率的にはあまり狙えない厩舎になっていますが。)
ですから「昇級馬」は、人気になると怪しい部分はありますが、厩舎によっては信頼できる場合もあるということです。
▼逆に「降級馬」というのは、今まで自分が走っていた相手よりも、1つレベルの低い相手と走ることになります。
今までよりも相手が弱くなるので、「降級馬」は、かなり馬券圏内に入ってくる確率が高くなります。
ですので、「降級馬」が、あまり人気がないときは絶好の狙い目となります。
▼ただ、「降級馬」が強いということは、ほとんどの競馬ファンは分かっていますから、どうしても過剰人気になります。
いくら「降級馬」が強いといっても、過剰に馬券が売れてしまうと、もはやその降級馬は「儲からない馬」となってしまうわけです。
(※その馬の強さと、儲かる馬かどうかは全く別問題です。マツリダ予想より引用)
▼さて、それでは具体的に、昇級馬と降級馬の狙い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみます。
まず昇級馬ですが、
「前走をギリギリで勝ち上がってきた昇級馬は、評価を割引きする」
私ブエナの場合は、基本的にはこのように考えています。
▼同じ昇級馬でも、「期待値の高い昇級馬」と「期待値の低い昇級馬」がいると思うわけ。
その判断材料の1つとして、「下のクラスからの勝ち上がり方」を私は見ています。
要するに、「昇級馬は格下だが、余裕で勝ってきた昇級馬なら、上のクラスでも即通用する可能性が高い」
と感じます。
▼あくまでも私の考え方ですが、昇級馬を見る時、余裕で勝ち上がってきた馬は評価アップ。
ギリギリで勝ち上がってきた馬は評価ダウン。
私ブエナの場合は、こんな感じで昇級馬をざっくりと判定して、馬券を構成していきます。
もちろん、ギリギリで勝ち上がってきた昇級馬でも、強い馬はたくさんいます。
が、長期的に見ると、期待値という面ではそのようなタイプの昇級馬は、あまり美味しくないので、私の場合は少し評価を下げる感じです。
▼では次に、降級馬の狙い方について。
上述したように、降級馬は上のクラスで走っていた先輩ですから、クラスが下がると相手関係が楽になり、好走確率が上がります。
そもそも、降級馬ということは、「そのクラスは、すでに一度勝っている馬」ですからね。有力です。
▼ただここで、要注意ポイントが1つあります。
それが、
「過剰人気」です。
▼降級馬は、上のクラスで走っていた馬であり、すでにそのクラスを勝っている実績馬である。
このことは、競馬ファンならみんなわかっている。
だから過剰人気になる。
その結果、「降級馬は強いが、過剰人気の影響で儲からない」ということになってしまうケースも、非常に多いと私は感じます。
▼なので、私が降級馬を狙う時は、「上のクラスであまり活躍していなかった降級馬」を狙うことが多いです。
上のクラスであまり活躍できていなかった馬は、降級しても、それほど過剰人気にならないため、狙い目となるケースが多いわけです。
(マツリダ予想より引用)
▼逆に、「上のクラスでも、バリバリ活躍していた馬が、降級してきた!」
この場合は、多くの競馬ファンが馬券を購入してしまうため、過剰人気になり、「儲からない降級馬」となってしまうことも多いわけです。
(※ただしこの場合、「好走確率」は、もちろん高くなります)
▼ということで本日は、昇級馬と降級馬について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
ざっくりと言えば、「昇級馬は弱く、降級馬は強い」
ということになるわけですが、それらは全て「オッズ」との兼ね合い、ということになります。
▼実戦的に言うなら
「やたら人気になっている昇級馬は切る」
「あまり人気がない降級馬は狙う」
というのが基本になるかと。
競馬はあくまでも「期待値」がすべてだからです。
ご参考まで。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やはり⇒『マツリダ予想』です。
▼昇級戦・降級戦の狙い方についての考察を続けます。
具体的なデータも見てみましょう。
【昇級馬データ】 2010~2016.10
特別戦
1391レース分析(ブエナ調べ)
ローカル含む
平均
勝率9%
単勝回収率 74%
池江泰寿厩舎
勝率23%
単勝回収率 106%
堀宣行厩舎
勝率21%
単勝回収率 100%
はい。
昇級馬の平均の勝率が9%のところ、この2つの厩舎は、驚異の20%オーバー。
言い換えると、池江厩舎と堀厩舎は連勝させることが多い厩舎とも言える。
▼上述したように、基本的に昇級馬は格下なので、上のクラスでは即通用しにくい部分がありますが、厩舎によってはこれくらいの差が出てしまうわけです。
これは、その厩舎に強い馬がいるか?という部分にも影響されている気がします。
その厩舎に強い馬がいると、その強い馬のオーラで、周りの馬も好影響を受けることが多いように思います。
人間の組織でもそうですね。
【降級馬データ】 2010~2016.10
特別戦
495レース分析(ブエナ調べ)
ローカル含む
平均
勝率11%
単勝回収率 68%
友道康夫厩舎
勝率32%
単勝回収率 175%
角居勝彦厩舎
勝率25%
単勝回収率 99%
はい。
降級馬になると、昇級馬とは傾向が随分変わってきます。
昇級馬で成績が良かった、池江厩舎と堀厩舎は、降級馬になると、回収率が大きく下がります。
これはおそらく、先ほども書いた「過剰人気」の影響かと思われます。
池江厩舎と堀厩舎の馬が、上のクラスから降級してきた場合、目立つので過剰人気になり、回収率が下がるのではないかと。
▼友道康夫厩舎の、降級馬で勝率32%は素晴らしい成績です。
ただ、上記のデータを見ても分かるように、降級馬は好走率は高いが、回収率は低くなりがちである。
上のクラスから降級してきた馬は、どうしても過剰人気の影響を強く受けるので、慎重に狙って行かないと、的中率は上がっても回収率は下がる、という事になりやすいので要注意です。
▼さて、昇級馬の話に戻ります。
先ほど私は、「昇級馬は、ギリギリで勝ち上がってきた場合、上のクラスで通用しないことが多い」というニュアンスで書きました。
ただ、ここにはちょっと注意点があります。
▼それは、「あまりにも圧勝で勝ち上がってきた馬は、目立ちすぎて過剰人気になる」という部分です。
例えば、5馬身差で勝ち上がってきた馬。
このようなタイプの馬は、競馬新聞でも「1着 0.6差」みたいな感じで記載され、とても目立つわけです。
という事は?
▼そうです。
馬券というのは、目立つ馬に手を出せば火傷する。
目立つ馬というのは、みんなが手を出したくなる。
だから能力以上に馬券が売れてしまい、オッズが下がって儲からなくなるわけです。
▼これは、芝のレースで特に注意しなければならない印象です。
ダートのレースの場合は、圧勝で勝ち上がってきた馬は、上のクラスでも勝てることが多い。
しかしながら、芝のレースの場合、連勝するのは難しい。
それなのに、「前走圧勝」というだけで過剰人気になるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼下のクラスを楽勝で勝ち上がってきた馬は、確かに能力が高く、上のクラスでも通用する可能性が高い。
ただしそれは、的中率が高いだけで、回収率が上がるわけでは無いということなんですね。
▼要するに、「前走を圧勝で勝ち上がってきた昇級馬は、強いが過剰人気になり、儲からない」
ということになりやすい。
能力以上に馬券が売れてしまうわけです。
▼馬券利益というのは、能力とオッズのバランスによって、そのプラスマイナスが決まります。
そう考えると、圧勝で勝ち上がってきた馬は、利益を出しにくいケースが多いわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼この現象は特に、そのレースに出てくる他の馬の着順がイマイチの時に、顕著になります。
現級の馬たちの前走が、5着6着など、今ひとつさえない場合、下のクラスから上がってきた馬の「前走1着」という表示は、とても輝いて見えるわけです。
ここにさらに「前走圧勝」というファクターが加わると、過剰人気確定です。
▼「活きの良さ」というのは、競馬に限らず、どんなジャンルでも魅力的に見えるものです。
テレビのタレントなどでも、いつも同じメンバーでは見飽きてしまう。
それと同じで、現級でイマイチな馬ばかりのレースは、昇級馬が過剰人気になってしまうと思うわけです。
▼では、最新の昇級馬データを見てみましょう。
【昇級戦】2015~2020年。中央場所・特別戦・芝のレース
勝率10%
連対率20%
複勝率39%
単勝回収率70%
複勝回収率76%
はい。
昇級馬の馬券を、単純に購入し続けると、上記のような成績になります。
▼まず、単勝回収率は70%
これはやや低めですね。
やはり昇級馬は、単純に狙っても利益を出すことはできず、ピンポイントで狙う必要があることがわかります。
▼ではここから、期待値の高い昇級馬の傾向を探ってみましょう。
【上記条件の昇級馬】
タイム差0.0秒⇒単勝回収率58%
タイム差0.1~0.2秒⇒単勝回収率91%
タイム差0.3秒以上⇒単勝回収率74%
はい。
ここでは、タイム差に着目してみました。
▼まず、「タイム差0.0秒」
これは、「ギリギリで勝ち上がってきた馬」という意味です。
この場合の単勝回収率は、58%まで下がってしまいます。
先ほど私が書いたように、やはりギリギリで勝ち上がってきた馬というのは、期待値が低く、利益を出しにくいことがわかります。
▼それに対して、「タイム差0.1~0.2秒」
この場合は、単勝回収率が91%もあります。
タイム差0.1~0.2秒というのは、適度に楽に勝ち上がってきた馬ということになります。
この場合、余力を残して勝ち上がっているので、上のクラスでも即通用するケースが多いわけです。
▼最後に、「タイム差0.3秒以上」
この場合の単勝回収率は、74%になります。
昇級馬全体の単勝回収率の平均が70%なので、それよりは上なんですが、思ったより回収率が伸びてこないのが分かります。
▼タイム差0.3秒以上ということは、「圧勝して来た馬」
下のクラスで圧勝してきた馬なのに、なぜ回収率はあまり高くないのか?
▼これこそがまさに、先ほど私が書いた、「過剰人気の影響」ということになります。
その証拠に、連対率で並てみると、よくわかります。
【上記条件の昇級馬】
タイム差0.0秒⇒連対率17%
タイム差0.1~0.2秒⇒連対率24%
タイム差0.3秒以上⇒連対率30%
はい。
このように、連対率で見ると、前走で圧勝した馬ほど、連対率が高いのが分かります。
▼ではなぜ、前走で圧勝した馬は連対率が高いのに、回収率が低いのでしょうか?
それは、「過剰人気になるから」です。
要するに、「前走で圧勝した馬は、目立つので、馬券が売れすぎてしまう」
その結果、オッズが下がって、回収率も下がってしまうんですね。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
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私(ブエナ)の経験則で書けば、
「ギリギリの接戦で勝ち上がってきた昇級馬は、あまり期待値が高くないと思う」
「また、上のクラスでも通用していた降級馬は、過剰人気になるので、これもあまり期待値が高くないと感じる」
「よって狙い目は、楽に勝ち上がってきた昇級馬と、上のクラスでギリギリ掲示板に載れなかった馬。このあたりかなと」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼中央競馬では「クラス分け」という制度によって、競走馬が分類されています。
大雑把に言えば、新馬、未勝利、500万下(1勝クラス)、1000万下(2勝クラス)、1600万下(3勝クラス)、オープン、といった分け方ですね。
レースに勝つと競走馬は賞金を稼ぎ、このクラスが上がっていきます。
▼「昇級馬」というのは、前走で下のクラスで勝って、今回、上のクラスに上がったばかりの馬です。
「降級馬」というのはその逆で、もともと自分がいたクラスよりも下のクラスで走ることになった馬ですね。
クラス編成によって、このようなことが起こるわけです。
(※)降級制度は、厳密に言えば廃止されましたが、格上挑戦の場合、オープンからの降級は現存なので、このまま話を進めます。
▼さて、それでは昇級馬と降級馬は、それぞれどのように馬券で狙っていけばいいのか?
基本的に「昇級馬」というのは、今までよりも上のレベルの先輩達と一緒に走るわけですから、これはかなり不利と言えます。
「昇級初戦」という言い方をしますが、いきなり格上の先輩達と走るのは、人間でもなかなか大変です。
▼なので、私ブエナの場合は、「昇級馬」が人気になっているときは、基本的には疑うことが多いです。
逆に、「昇級馬」でも、人気がないのであれば、それほどアラ探しをする必要はなく、私は普通に狙います。
競馬というのは全て、「好走確率とオッズ」のバランスによって回収率が決まります。
ですから、その一環として、馬券で勝つには「人気馬を切る」という作業も必要になってきます。
そのためのファクターとして「昇級馬を切る」というやり方もあると思うわけです。
▼とは言っても、厩舎によっては「昇級馬」でもしっかりと走らせてくる場合もある。
藤沢厩舎などはその代表例ですね。
最近は他の厩舎でも増えましたが、藤沢厩舎では「複数の馬で追い切りを行う」ということをやっています。
これによって、自分よりも格上の馬に慣れることができるわけですね。
(※藤沢厩舎は最近、回収率的にはあまり狙えない厩舎になっていますが。)
ですから「昇級馬」は、人気になると怪しい部分はありますが、厩舎によっては信頼できる場合もあるということです。
▼逆に「降級馬」というのは、今まで自分が走っていた相手よりも、1つレベルの低い相手と走ることになります。
今までよりも相手が弱くなるので、「降級馬」は、かなり馬券圏内に入ってくる確率が高くなります。
ですので、「降級馬」が、あまり人気がないときは絶好の狙い目となります。
▼ただ、「降級馬」が強いということは、ほとんどの競馬ファンは分かっていますから、どうしても過剰人気になります。
いくら「降級馬」が強いといっても、過剰に馬券が売れてしまうと、もはやその降級馬は「儲からない馬」となってしまうわけです。
(※その馬の強さと、儲かる馬かどうかは全く別問題です。マツリダ予想より引用)
▼さて、それでは具体的に、昇級馬と降級馬の狙い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみます。
まず昇級馬ですが、
「前走をギリギリで勝ち上がってきた昇級馬は、評価を割引きする」
私ブエナの場合は、基本的にはこのように考えています。
▼同じ昇級馬でも、「期待値の高い昇級馬」と「期待値の低い昇級馬」がいると思うわけ。
その判断材料の1つとして、「下のクラスからの勝ち上がり方」を私は見ています。
要するに、「昇級馬は格下だが、余裕で勝ってきた昇級馬なら、上のクラスでも即通用する可能性が高い」
と感じます。
▼あくまでも私の考え方ですが、昇級馬を見る時、余裕で勝ち上がってきた馬は評価アップ。
ギリギリで勝ち上がってきた馬は評価ダウン。
私ブエナの場合は、こんな感じで昇級馬をざっくりと判定して、馬券を構成していきます。
もちろん、ギリギリで勝ち上がってきた昇級馬でも、強い馬はたくさんいます。
が、長期的に見ると、期待値という面ではそのようなタイプの昇級馬は、あまり美味しくないので、私の場合は少し評価を下げる感じです。
▼では次に、降級馬の狙い方について。
上述したように、降級馬は上のクラスで走っていた先輩ですから、クラスが下がると相手関係が楽になり、好走確率が上がります。
そもそも、降級馬ということは、「そのクラスは、すでに一度勝っている馬」ですからね。有力です。
▼ただここで、要注意ポイントが1つあります。
それが、
「過剰人気」です。
▼降級馬は、上のクラスで走っていた馬であり、すでにそのクラスを勝っている実績馬である。
このことは、競馬ファンならみんなわかっている。
だから過剰人気になる。
その結果、「降級馬は強いが、過剰人気の影響で儲からない」ということになってしまうケースも、非常に多いと私は感じます。
▼なので、私が降級馬を狙う時は、「上のクラスであまり活躍していなかった降級馬」を狙うことが多いです。
上のクラスであまり活躍できていなかった馬は、降級しても、それほど過剰人気にならないため、狙い目となるケースが多いわけです。
(マツリダ予想より引用)
▼逆に、「上のクラスでも、バリバリ活躍していた馬が、降級してきた!」
この場合は、多くの競馬ファンが馬券を購入してしまうため、過剰人気になり、「儲からない降級馬」となってしまうことも多いわけです。
(※ただしこの場合、「好走確率」は、もちろん高くなります)
▼ということで本日は、昇級馬と降級馬について、私ブエナの独断と偏見で書いてみました。
ざっくりと言えば、「昇級馬は弱く、降級馬は強い」
ということになるわけですが、それらは全て「オッズ」との兼ね合い、ということになります。
▼実戦的に言うなら
「やたら人気になっている昇級馬は切る」
「あまり人気がない降級馬は狙う」
というのが基本になるかと。
競馬はあくまでも「期待値」がすべてだからです。
ご参考まで。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やはり⇒『マツリダ予想』です。
昇級馬と降級馬のデータ
▼昇級戦・降級戦の狙い方についての考察を続けます。
具体的なデータも見てみましょう。
【昇級馬データ】 2010~2016.10
特別戦
1391レース分析(ブエナ調べ)
ローカル含む
平均
勝率9%
単勝回収率 74%
池江泰寿厩舎
勝率23%
単勝回収率 106%
堀宣行厩舎
勝率21%
単勝回収率 100%
はい。
昇級馬の平均の勝率が9%のところ、この2つの厩舎は、驚異の20%オーバー。
言い換えると、池江厩舎と堀厩舎は連勝させることが多い厩舎とも言える。
▼上述したように、基本的に昇級馬は格下なので、上のクラスでは即通用しにくい部分がありますが、厩舎によってはこれくらいの差が出てしまうわけです。
これは、その厩舎に強い馬がいるか?という部分にも影響されている気がします。
その厩舎に強い馬がいると、その強い馬のオーラで、周りの馬も好影響を受けることが多いように思います。
人間の組織でもそうですね。
【降級馬データ】 2010~2016.10
特別戦
495レース分析(ブエナ調べ)
ローカル含む
平均
勝率11%
単勝回収率 68%
友道康夫厩舎
勝率32%
単勝回収率 175%
角居勝彦厩舎
勝率25%
単勝回収率 99%
はい。
降級馬になると、昇級馬とは傾向が随分変わってきます。
昇級馬で成績が良かった、池江厩舎と堀厩舎は、降級馬になると、回収率が大きく下がります。
これはおそらく、先ほども書いた「過剰人気」の影響かと思われます。
池江厩舎と堀厩舎の馬が、上のクラスから降級してきた場合、目立つので過剰人気になり、回収率が下がるのではないかと。
▼友道康夫厩舎の、降級馬で勝率32%は素晴らしい成績です。
ただ、上記のデータを見ても分かるように、降級馬は好走率は高いが、回収率は低くなりがちである。
上のクラスから降級してきた馬は、どうしても過剰人気の影響を強く受けるので、慎重に狙って行かないと、的中率は上がっても回収率は下がる、という事になりやすいので要注意です。
▼さて、昇級馬の話に戻ります。
先ほど私は、「昇級馬は、ギリギリで勝ち上がってきた場合、上のクラスで通用しないことが多い」というニュアンスで書きました。
ただ、ここにはちょっと注意点があります。
▼それは、「あまりにも圧勝で勝ち上がってきた馬は、目立ちすぎて過剰人気になる」という部分です。
例えば、5馬身差で勝ち上がってきた馬。
このようなタイプの馬は、競馬新聞でも「1着 0.6差」みたいな感じで記載され、とても目立つわけです。
という事は?
▼そうです。
馬券というのは、目立つ馬に手を出せば火傷する。
目立つ馬というのは、みんなが手を出したくなる。
だから能力以上に馬券が売れてしまい、オッズが下がって儲からなくなるわけです。
▼これは、芝のレースで特に注意しなければならない印象です。
ダートのレースの場合は、圧勝で勝ち上がってきた馬は、上のクラスでも勝てることが多い。
しかしながら、芝のレースの場合、連勝するのは難しい。
それなのに、「前走圧勝」というだけで過剰人気になるわけです。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼下のクラスを楽勝で勝ち上がってきた馬は、確かに能力が高く、上のクラスでも通用する可能性が高い。
ただしそれは、的中率が高いだけで、回収率が上がるわけでは無いということなんですね。
▼要するに、「前走を圧勝で勝ち上がってきた昇級馬は、強いが過剰人気になり、儲からない」
ということになりやすい。
能力以上に馬券が売れてしまうわけです。
▼馬券利益というのは、能力とオッズのバランスによって、そのプラスマイナスが決まります。
そう考えると、圧勝で勝ち上がってきた馬は、利益を出しにくいケースが多いわけ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼この現象は特に、そのレースに出てくる他の馬の着順がイマイチの時に、顕著になります。
現級の馬たちの前走が、5着6着など、今ひとつさえない場合、下のクラスから上がってきた馬の「前走1着」という表示は、とても輝いて見えるわけです。
ここにさらに「前走圧勝」というファクターが加わると、過剰人気確定です。
▼「活きの良さ」というのは、競馬に限らず、どんなジャンルでも魅力的に見えるものです。
テレビのタレントなどでも、いつも同じメンバーでは見飽きてしまう。
それと同じで、現級でイマイチな馬ばかりのレースは、昇級馬が過剰人気になってしまうと思うわけです。
▼では、最新の昇級馬データを見てみましょう。
【昇級戦】2015~2020年。中央場所・特別戦・芝のレース
勝率10%
連対率20%
複勝率39%
単勝回収率70%
複勝回収率76%
はい。
昇級馬の馬券を、単純に購入し続けると、上記のような成績になります。
▼まず、単勝回収率は70%
これはやや低めですね。
やはり昇級馬は、単純に狙っても利益を出すことはできず、ピンポイントで狙う必要があることがわかります。
▼ではここから、期待値の高い昇級馬の傾向を探ってみましょう。
【上記条件の昇級馬】
タイム差0.0秒⇒単勝回収率58%
タイム差0.1~0.2秒⇒単勝回収率91%
タイム差0.3秒以上⇒単勝回収率74%
はい。
ここでは、タイム差に着目してみました。
▼まず、「タイム差0.0秒」
これは、「ギリギリで勝ち上がってきた馬」という意味です。
この場合の単勝回収率は、58%まで下がってしまいます。
先ほど私が書いたように、やはりギリギリで勝ち上がってきた馬というのは、期待値が低く、利益を出しにくいことがわかります。
▼それに対して、「タイム差0.1~0.2秒」
この場合は、単勝回収率が91%もあります。
タイム差0.1~0.2秒というのは、適度に楽に勝ち上がってきた馬ということになります。
この場合、余力を残して勝ち上がっているので、上のクラスでも即通用するケースが多いわけです。
▼最後に、「タイム差0.3秒以上」
この場合の単勝回収率は、74%になります。
昇級馬全体の単勝回収率の平均が70%なので、それよりは上なんですが、思ったより回収率が伸びてこないのが分かります。
▼タイム差0.3秒以上ということは、「圧勝して来た馬」
下のクラスで圧勝してきた馬なのに、なぜ回収率はあまり高くないのか?
▼これこそがまさに、先ほど私が書いた、「過剰人気の影響」ということになります。
その証拠に、連対率で並てみると、よくわかります。
【上記条件の昇級馬】
タイム差0.0秒⇒連対率17%
タイム差0.1~0.2秒⇒連対率24%
タイム差0.3秒以上⇒連対率30%
はい。
このように、連対率で見ると、前走で圧勝した馬ほど、連対率が高いのが分かります。
▼ではなぜ、前走で圧勝した馬は連対率が高いのに、回収率が低いのでしょうか?
それは、「過剰人気になるから」です。
要するに、「前走で圧勝した馬は、目立つので、馬券が売れすぎてしまう」
その結果、オッズが下がって、回収率も下がってしまうんですね。
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