馬連流しの買い方。馬連で流し馬券を購入する時のポイント。軸1頭・軸2頭ながしのコツ
馬連流しの買い方
▼本日は、馬連流しについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬連流しの買い方のポイントは、まず、軸は人気馬、相手ヒモ馬は人気薄、の形にすると良い」
「馬連流しの買い目点数は、5~8点くらいが良い」
「馬連1~3点流しは、合成オッズが高くなるので、的中した時の破壊力は増すが、的中率が大きく下がるので、資金の回転効率が悪い」
「軸馬は、先行馬がベター」
「断然人気馬は軸馬に向かない」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼「馬連流し」という買い方は、競馬で最もスタンダードな買い方になります。
初心者さんからベテランさんまで、幅広く購入されている買い方ですね。
▼シンプルであるがゆえに奥が深い。それが馬連流し。
では馬連流しのオススメの買い方を少し挙げてみましょう。
・馬連ながし。相手8頭(8点)
・馬連ながし。相手5頭(5点)
・馬連軸2頭ながし。相手4頭(8点)
はい。
これらの買い方は、私ブエナが実践してみて、利益を出しやすいと感じた買い方です。
▼まず、馬連8頭ながし。
広めに流すことによって、的中率を上げつつ、コンスタントに穴馬券を拾います。
コツとしては、軸馬を人気馬にして、相手を中穴馬にすると、回収率が上がりやすくなります。
▼次に、馬連5頭ながし。
先ほどよりも3頭減らすことによって、合成オッズを上げて、長期回収率を引き上げます。
これも先ほどと同じように、人気馬から中穴馬にぶつける形にすると、回収率が上がりやすい印象です。
▼次に、馬連軸2頭ながし。
これはちょっと特殊な買い方になります。
2頭からの馬連ながしというスタイルで、相手ヒモ馬を4頭程度まで絞り込めるレースで有効な形になります。
レース選びが成功すれば、的中率は最も高くなります。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼馬連流しの買い方についての考察を続けます。
ここでは軸馬の決め方について考えてみます。
▼面白い軸馬の決め方として、「逃げ馬を軸馬にする」というものがあります。
基本的に、逃げ馬というのは安定しないので、軸馬には向かないです。
ただ、ある条件の時に、逃げ馬を軸馬にすると、回収率が上がりやすくなります。
▼ある条件というのは、
・その逃げ馬が断然人気ではない
・他の有力馬が追い込み馬
・開幕週もしくは、コース替わり
・騎手の乗り替わり
はい。
このような条件の時、逃げ馬を軸馬にすると、非常に回収率が高くなる傾向にあります。
▼まず、逃げ馬を軸にするときは、断然人気では無いことが条件になります。
断然人気の逃げ馬は、厳しいマークに遭い、マイペースで走ることができません。
なので、基本的に断然人気の逃げ馬は、軸馬としての期待値が高くなりにくいわけです。
▼なので逃げ馬を狙うときには、人気の盲点になっているときに狙うことになります。
「人気薄の逃げ馬の単勝」というのは、回収率を上げやすい条件です。
ただ、本日のテーマは馬連ながしなので、人気薄を軸にする方向では考えません。
▼馬連流しで、逃げ馬を軸馬にするときは、1~3番人気で、かつ断然人気ではない時。
例えば、他に断然の1番人気馬がいる時の、2~3番人気の逃げ馬などは、期待値が高くなりやすいわけです。
▼特に、その断然人気馬が差し・追い込み馬だった時。
この場合は、2~3番人気の逃げ馬は、マークが緩くなり、非常に走りやすくなります。
多くの人は、断然人気馬からの流し馬券を購入するので、2~3番人気の逃げ馬からの馬連は、配当が高くなりやすいです。
その結果、回収率も高くなりやすいということになります。
▼このように、同じ能力の逃げ馬であっても、人気の割合や、脚質構成によって、好走確率は大きく変わるわけです。
私はいつも、オッズを見ることを推奨しています。
オッズを見ないで、単純にタイムなどで競争馬の能力を計算することはできるんですが、上述の通り、同じ能力であってもオッズが変われば好走確率は変わる。
だから、単純に競走馬の能力を数値化するだけでは意味がないと思うわけです。
▼逃げ馬の話に戻ります。
「馬場状態」も、逃げ馬には重要なファクターになります。
特に、競馬場が変わった時の開幕週。
これは逃げ馬にとっては絶好の馬場状態。
通常は、逃げ馬をあまり軸馬にはしないものですが、開幕週では、積極的に逃げ馬を軸にしていくと、回収率が上がりやすくなります。
▼あるいは、「コース替わり」
競馬では、良好な芝の状態をキープするために、Aコース・Bコース・Cコースと、コースが変わっていきます。
特に、仮柵が外れてAコースに戻る時は、グリーンベルトが出現し、逃げ馬の好走確率が高くなります。
▼このような逃げ馬の特徴を頭に入れながら、同時に、冒頭での馬連ながしの買い方を意識する。
この組み合わせによって、長期回収率はどんどん上がっていきます。
▼単純に、何も考えずに自分の目に付いた馬から馬連流しを購入していても、いつまでたっても馬券収支はプラスになりません。
なぜかというと、そこに期待値判断が入っていないからです。
▼馬連流しに限らず、長期での馬券収支をプラスにするためには、オッズ以上の的中率が必要になるわけです。
控除率を超えて、オッズ以上の的中率を叩き出すためには、それぞれのレースの特性を考え、そこにマッチした馬を探していくことが重要なんですね。
▼▼ここまで、逃げ馬を軸馬にする形について、書いてきました。
ただ、基本的に軸馬は、「先行馬」がベターです。
競馬において、最も期待値が高くなりやすい、儲けやすいのは、先行馬だからです。
▼なぜ先行馬が最も儲かるのか?
それは、競馬がトラック競技ではなく、集団で走る競技だからです。
競馬はマラソンのように、全馬が集団で走ります。
そのため、後方にいる馬は、前にいる馬に邪魔されて、能力を発揮できないケースがあるわけです。
▼これは、位置取りが後ろになればなるほど、顕著になります。
当たり前の話ですが、先頭を走れば、不利を受けることはない。
しかし、最後方から進めば、最も不利を受けやすくなるわけです。
▼したがって、馬連流しの軸馬は、先行馬が良い、ということになるわけですね。
5レースや10レースでは、その差は認識できないかもしれませんが、50レース100レースになってくると、明らかにわかります。
後方から進む馬より、先行馬の方が儲けやすいということが分かってきます。
▼ということで、馬連の軸馬は、前に行ける馬がベターです。
そして、人気馬を選ぶことです。
馬連の軸馬は、人気馬にしないと、的中率が大きく下がってしまい、長期的な資金の回転効率が悪くなるからです。
▼人気馬というのは、1~3番人気が目安ですね。
馬連では、1~3番人気から軸馬を選び、相手は4~9番人気から選ぶ。
いつも書いていますが、これが基本形だと思います。
▼そこで1つ注意点があります。
「断然人気馬を、軸馬にしないこと」です。
断然人気馬というのは、単勝2.5倍以下くらいの馬ですね。
このような断然人気馬は、非常に連対率が高く、馬連の軸にすると、かなり的中率が上がります。
では、なぜ軸馬にしないのか?
▼それは、断然人気馬が過剰人気になりやすいからです。
単勝1倍台などの断然人気馬は、競馬新聞やスポーツ新聞にも◎がずらりと並び、競馬ファンがついつい馬券を購入したくなります。
その結果、断然人気馬からの馬連は、過剰人気になってしまい、オッズが下がり、儲からない馬券になってしまうわけです。
▼▼嘘だと思うなら、実際に断然人気馬を軸にして馬連を購入するシミュレーションをしてみてください。
実際に馬券購入する必要はありません。馬券を購入したつもりで、収支だけつけてみるとわかります。
断然人気馬からの馬連では、長期的には、利益を出す事はほぼ不可能であることが分かると思います。
▼多くの競馬ファンは、馬券を的中させたいが故に、強い馬を軸にしたがります。
その結果、断然人気馬の馬券は、さらに過剰人気になり、どんどん利益を出しにくくなるわけです。
▼なので、馬連の軸馬は、単勝3倍以上の1番人気馬か、2~3番人気馬が適していると言えます。
ただ、「どう考えても断然の1番人気が強いレース」もあります。
この場合は、その断然の1番人気馬から、買い目を絞って購入するか、あるいはレースそのものを見送ってしまうという判断が必要になります。
基本的には、断然人気馬がいるレースはケン(見)するのが、長期回収率を高めるためには有効であると考えられます。
▼では次に、「相手ヒモ馬の選び方」について考察してみましょう。
ここまで書いてきた通り、馬連ながしの軸馬は、基本的には1~3番人気から選ぶことになります。
そして、軸を人気馬にした場合は、相手ヒモ馬は、中穴馬にするのが望ましいです。
▼なぜかと言うと、軸を人気馬にして、ヒモも人気馬にしてしまうと、人気馬同士の組み合わせを購入することになってしまい、本命サイドにぶち込む形になるからです。
当ブログではいつも書いていますが、馬券では、本命サイドに突っ込むと利益を出しにくいという特徴があります。
なぜかというと、本命サイドの馬券は、オッズが低く、オッズに歪みが生じにくいため、なかなか馬連控除率の22.5%を越えていかないからです。
▼したがって、馬券で利益を出すためには、ある程度の穴を狙って行かなければならない。
そう考えると、軸を人気馬にした場合は、ヒモは中穴にするのが、バランスという点では良いということになるわけです。
▼中穴馬というのは、大体4~9番人気くらいの馬ですね。
10番人気以下の馬は、来れば大穴ですが、連対率はかなり低くなるので、積極的に狙う必要はないと考えられます。
なので、馬連ながしの基本形としては、「2番人気ー4~9番人気(6点買い)」というような形になるわけです。
もちろんレース選びは必要ですが、このような人気バランスの馬連流しにすれば、プラス回収にしやすくなるわけですね。
▼▼では次に、具体的なケーススタディーについて見てみましょう。
【アルテミスステークス2021年】
1着 サークルオブライフ(7番人気)
2着 ベルクレスタ(2番人気)
3着 シゲルイワイザケ(8番人気)
馬連4870円
はい。
このレースは、ここまで解説してきた通りの、オーソドックスな馬連流しで、4870円の好配当を的中できたレースでした。
▼馬連流しで狙う場合は、まず軸馬を決めます。
軸馬は、先ほどから書いている通り、1~3番人気から1頭を選ぶのが基本になります。
このレースの人気馬は、
1番人気フォラブリューテ
2番人気ベルクレスタ
3番人気ロムネヤ
という感じで、この中から馬連の軸馬を1頭選ぶことになります。
▼まず、1番人気のフォラブリューテは、単勝2.1倍の断然人気。
上述した通り、馬連の軸馬を決める場合は、できるだけ断然人気の馬は避けたい。
なぜなら、断然人気の馬は、常に過剰人気になる確率が高く、合成オッズが低くなってしまい、プラス収支にするのが難しいからです。
断然人気の馬を軸馬にすれば、もちろん的中率は高くなるんですが、長期的な収支をプラスにするのが難しい。
なので、このレースの断然人気馬、フォラブリューテはヒモに回します。
▼次に、3番人気のロムネヤ。
この馬は、前走のデビュー戦を、逃げて0.0秒差でやっとこ勝った馬。
内容も、スローペースの前残りで、強い競馬だったとは言い難い。
しかも前走は中山コース。今回は東京です。
このような点から、ロムネヤは軸にはしにくいと判断できるので、この馬もヒモに回します。
▼最後に、2番人気のベルクレスタ。
この馬は、デビュー戦こそ2着に負けてしまいましたが、勝ったセリフォスは、その後、新潟2歳ステークスを勝つほどの馬。
ベルクレスタは、キャリア2戦という点も有利な材料になるので、馬連の軸馬は、この馬となります。
▼軸馬が決まれば、あとは相手ヒモ馬です。
ヒモは、先ほども書きましたが、4~9番人気馬が中心になります。
ただ、この2021年のアルテミスステークスは、出走頭数が11頭と少なかったので、ヒモは少し絞り込むことができます。
オッズ断層を見ると、8番人気と9番人気の間に、オッズの断層があることがわかります。
この点から、ヒモは8番人気までで決まる確率が高い。
したがって、馬券構成は下記の通りになります。
軸
2番人気ベルクレスタ
相手ヒモ馬
1~8番人気(7点買い)
馬連軸1頭ながし
このような形ですね。
▼結果は、軸馬のベルクレスタが2着に粘り、7番人気のサークルオブライフが差し切り。
配当は、4870円の好配当になりました。
このレースのポイントは、断然人気のフォラブリューテをヒモに回すことと、オッズ断層からヒモを8番人気まで絞り込むことですね。
この2点にだけ気付くことができれば、簡単に好配当を的中できるレースでした。
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▼本日は、馬連流しについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬連流しの買い方のポイントは、まず、軸は人気馬、相手ヒモ馬は人気薄、の形にすると良い」
「馬連流しの買い目点数は、5~8点くらいが良い」
「馬連1~3点流しは、合成オッズが高くなるので、的中した時の破壊力は増すが、的中率が大きく下がるので、資金の回転効率が悪い」
「軸馬は、先行馬がベター」
「断然人気馬は軸馬に向かない」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼「馬連流し」という買い方は、競馬で最もスタンダードな買い方になります。
初心者さんからベテランさんまで、幅広く購入されている買い方ですね。
▼シンプルであるがゆえに奥が深い。それが馬連流し。
では馬連流しのオススメの買い方を少し挙げてみましょう。
・馬連ながし。相手8頭(8点)
・馬連ながし。相手5頭(5点)
・馬連軸2頭ながし。相手4頭(8点)
はい。
これらの買い方は、私ブエナが実践してみて、利益を出しやすいと感じた買い方です。
▼まず、馬連8頭ながし。
広めに流すことによって、的中率を上げつつ、コンスタントに穴馬券を拾います。
コツとしては、軸馬を人気馬にして、相手を中穴馬にすると、回収率が上がりやすくなります。
▼次に、馬連5頭ながし。
先ほどよりも3頭減らすことによって、合成オッズを上げて、長期回収率を引き上げます。
これも先ほどと同じように、人気馬から中穴馬にぶつける形にすると、回収率が上がりやすい印象です。
▼次に、馬連軸2頭ながし。
これはちょっと特殊な買い方になります。
2頭からの馬連ながしというスタイルで、相手ヒモ馬を4頭程度まで絞り込めるレースで有効な形になります。
レース選びが成功すれば、的中率は最も高くなります。
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
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逃げ馬を馬連の軸にする条件
▼馬連流しの買い方についての考察を続けます。
ここでは軸馬の決め方について考えてみます。
▼面白い軸馬の決め方として、「逃げ馬を軸馬にする」というものがあります。
基本的に、逃げ馬というのは安定しないので、軸馬には向かないです。
ただ、ある条件の時に、逃げ馬を軸馬にすると、回収率が上がりやすくなります。
▼ある条件というのは、
・その逃げ馬が断然人気ではない
・他の有力馬が追い込み馬
・開幕週もしくは、コース替わり
・騎手の乗り替わり
はい。
このような条件の時、逃げ馬を軸馬にすると、非常に回収率が高くなる傾向にあります。
▼まず、逃げ馬を軸にするときは、断然人気では無いことが条件になります。
断然人気の逃げ馬は、厳しいマークに遭い、マイペースで走ることができません。
なので、基本的に断然人気の逃げ馬は、軸馬としての期待値が高くなりにくいわけです。
▼なので逃げ馬を狙うときには、人気の盲点になっているときに狙うことになります。
「人気薄の逃げ馬の単勝」というのは、回収率を上げやすい条件です。
ただ、本日のテーマは馬連ながしなので、人気薄を軸にする方向では考えません。
▼馬連流しで、逃げ馬を軸馬にするときは、1~3番人気で、かつ断然人気ではない時。
例えば、他に断然の1番人気馬がいる時の、2~3番人気の逃げ馬などは、期待値が高くなりやすいわけです。
▼特に、その断然人気馬が差し・追い込み馬だった時。
この場合は、2~3番人気の逃げ馬は、マークが緩くなり、非常に走りやすくなります。
多くの人は、断然人気馬からの流し馬券を購入するので、2~3番人気の逃げ馬からの馬連は、配当が高くなりやすいです。
その結果、回収率も高くなりやすいということになります。
▼このように、同じ能力の逃げ馬であっても、人気の割合や、脚質構成によって、好走確率は大きく変わるわけです。
私はいつも、オッズを見ることを推奨しています。
オッズを見ないで、単純にタイムなどで競争馬の能力を計算することはできるんですが、上述の通り、同じ能力であってもオッズが変われば好走確率は変わる。
だから、単純に競走馬の能力を数値化するだけでは意味がないと思うわけです。
▼逃げ馬の話に戻ります。
「馬場状態」も、逃げ馬には重要なファクターになります。
特に、競馬場が変わった時の開幕週。
これは逃げ馬にとっては絶好の馬場状態。
通常は、逃げ馬をあまり軸馬にはしないものですが、開幕週では、積極的に逃げ馬を軸にしていくと、回収率が上がりやすくなります。
▼あるいは、「コース替わり」
競馬では、良好な芝の状態をキープするために、Aコース・Bコース・Cコースと、コースが変わっていきます。
特に、仮柵が外れてAコースに戻る時は、グリーンベルトが出現し、逃げ馬の好走確率が高くなります。
▼このような逃げ馬の特徴を頭に入れながら、同時に、冒頭での馬連ながしの買い方を意識する。
この組み合わせによって、長期回収率はどんどん上がっていきます。
▼単純に、何も考えずに自分の目に付いた馬から馬連流しを購入していても、いつまでたっても馬券収支はプラスになりません。
なぜかというと、そこに期待値判断が入っていないからです。
▼馬連流しに限らず、長期での馬券収支をプラスにするためには、オッズ以上の的中率が必要になるわけです。
控除率を超えて、オッズ以上の的中率を叩き出すためには、それぞれのレースの特性を考え、そこにマッチした馬を探していくことが重要なんですね。
▼▼ここまで、逃げ馬を軸馬にする形について、書いてきました。
ただ、基本的に軸馬は、「先行馬」がベターです。
競馬において、最も期待値が高くなりやすい、儲けやすいのは、先行馬だからです。
▼なぜ先行馬が最も儲かるのか?
それは、競馬がトラック競技ではなく、集団で走る競技だからです。
競馬はマラソンのように、全馬が集団で走ります。
そのため、後方にいる馬は、前にいる馬に邪魔されて、能力を発揮できないケースがあるわけです。
▼これは、位置取りが後ろになればなるほど、顕著になります。
当たり前の話ですが、先頭を走れば、不利を受けることはない。
しかし、最後方から進めば、最も不利を受けやすくなるわけです。
▼したがって、馬連流しの軸馬は、先行馬が良い、ということになるわけですね。
5レースや10レースでは、その差は認識できないかもしれませんが、50レース100レースになってくると、明らかにわかります。
後方から進む馬より、先行馬の方が儲けやすいということが分かってきます。
▼ということで、馬連の軸馬は、前に行ける馬がベターです。
そして、人気馬を選ぶことです。
馬連の軸馬は、人気馬にしないと、的中率が大きく下がってしまい、長期的な資金の回転効率が悪くなるからです。
▼人気馬というのは、1~3番人気が目安ですね。
馬連では、1~3番人気から軸馬を選び、相手は4~9番人気から選ぶ。
いつも書いていますが、これが基本形だと思います。
▼そこで1つ注意点があります。
「断然人気馬を、軸馬にしないこと」です。
断然人気馬というのは、単勝2.5倍以下くらいの馬ですね。
このような断然人気馬は、非常に連対率が高く、馬連の軸にすると、かなり的中率が上がります。
では、なぜ軸馬にしないのか?
▼それは、断然人気馬が過剰人気になりやすいからです。
単勝1倍台などの断然人気馬は、競馬新聞やスポーツ新聞にも◎がずらりと並び、競馬ファンがついつい馬券を購入したくなります。
その結果、断然人気馬からの馬連は、過剰人気になってしまい、オッズが下がり、儲からない馬券になってしまうわけです。
▼▼嘘だと思うなら、実際に断然人気馬を軸にして馬連を購入するシミュレーションをしてみてください。
実際に馬券購入する必要はありません。馬券を購入したつもりで、収支だけつけてみるとわかります。
断然人気馬からの馬連では、長期的には、利益を出す事はほぼ不可能であることが分かると思います。
▼多くの競馬ファンは、馬券を的中させたいが故に、強い馬を軸にしたがります。
その結果、断然人気馬の馬券は、さらに過剰人気になり、どんどん利益を出しにくくなるわけです。
▼なので、馬連の軸馬は、単勝3倍以上の1番人気馬か、2~3番人気馬が適していると言えます。
ただ、「どう考えても断然の1番人気が強いレース」もあります。
この場合は、その断然の1番人気馬から、買い目を絞って購入するか、あるいはレースそのものを見送ってしまうという判断が必要になります。
基本的には、断然人気馬がいるレースはケン(見)するのが、長期回収率を高めるためには有効であると考えられます。
▼では次に、「相手ヒモ馬の選び方」について考察してみましょう。
ここまで書いてきた通り、馬連ながしの軸馬は、基本的には1~3番人気から選ぶことになります。
そして、軸を人気馬にした場合は、相手ヒモ馬は、中穴馬にするのが望ましいです。
▼なぜかと言うと、軸を人気馬にして、ヒモも人気馬にしてしまうと、人気馬同士の組み合わせを購入することになってしまい、本命サイドにぶち込む形になるからです。
当ブログではいつも書いていますが、馬券では、本命サイドに突っ込むと利益を出しにくいという特徴があります。
なぜかというと、本命サイドの馬券は、オッズが低く、オッズに歪みが生じにくいため、なかなか馬連控除率の22.5%を越えていかないからです。
▼したがって、馬券で利益を出すためには、ある程度の穴を狙って行かなければならない。
そう考えると、軸を人気馬にした場合は、ヒモは中穴にするのが、バランスという点では良いということになるわけです。
▼中穴馬というのは、大体4~9番人気くらいの馬ですね。
10番人気以下の馬は、来れば大穴ですが、連対率はかなり低くなるので、積極的に狙う必要はないと考えられます。
なので、馬連ながしの基本形としては、「2番人気ー4~9番人気(6点買い)」というような形になるわけです。
もちろんレース選びは必要ですが、このような人気バランスの馬連流しにすれば、プラス回収にしやすくなるわけですね。
▼▼では次に、具体的なケーススタディーについて見てみましょう。
【アルテミスステークス2021年】
1着 サークルオブライフ(7番人気)
2着 ベルクレスタ(2番人気)
3着 シゲルイワイザケ(8番人気)
馬連4870円
はい。
このレースは、ここまで解説してきた通りの、オーソドックスな馬連流しで、4870円の好配当を的中できたレースでした。
▼馬連流しで狙う場合は、まず軸馬を決めます。
軸馬は、先ほどから書いている通り、1~3番人気から1頭を選ぶのが基本になります。
このレースの人気馬は、
1番人気フォラブリューテ
2番人気ベルクレスタ
3番人気ロムネヤ
という感じで、この中から馬連の軸馬を1頭選ぶことになります。
▼まず、1番人気のフォラブリューテは、単勝2.1倍の断然人気。
上述した通り、馬連の軸馬を決める場合は、できるだけ断然人気の馬は避けたい。
なぜなら、断然人気の馬は、常に過剰人気になる確率が高く、合成オッズが低くなってしまい、プラス収支にするのが難しいからです。
断然人気の馬を軸馬にすれば、もちろん的中率は高くなるんですが、長期的な収支をプラスにするのが難しい。
なので、このレースの断然人気馬、フォラブリューテはヒモに回します。
▼次に、3番人気のロムネヤ。
この馬は、前走のデビュー戦を、逃げて0.0秒差でやっとこ勝った馬。
内容も、スローペースの前残りで、強い競馬だったとは言い難い。
しかも前走は中山コース。今回は東京です。
このような点から、ロムネヤは軸にはしにくいと判断できるので、この馬もヒモに回します。
▼最後に、2番人気のベルクレスタ。
この馬は、デビュー戦こそ2着に負けてしまいましたが、勝ったセリフォスは、その後、新潟2歳ステークスを勝つほどの馬。
ベルクレスタは、キャリア2戦という点も有利な材料になるので、馬連の軸馬は、この馬となります。
▼軸馬が決まれば、あとは相手ヒモ馬です。
ヒモは、先ほども書きましたが、4~9番人気馬が中心になります。
ただ、この2021年のアルテミスステークスは、出走頭数が11頭と少なかったので、ヒモは少し絞り込むことができます。
オッズ断層を見ると、8番人気と9番人気の間に、オッズの断層があることがわかります。
この点から、ヒモは8番人気までで決まる確率が高い。
したがって、馬券構成は下記の通りになります。
軸
2番人気ベルクレスタ
相手ヒモ馬
1~8番人気(7点買い)
馬連軸1頭ながし
このような形ですね。
▼結果は、軸馬のベルクレスタが2着に粘り、7番人気のサークルオブライフが差し切り。
配当は、4870円の好配当になりました。
このレースのポイントは、断然人気のフォラブリューテをヒモに回すことと、オッズ断層からヒモを8番人気まで絞り込むことですね。
この2点にだけ気付くことができれば、簡単に好配当を的中できるレースでした。
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馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
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