ワイド総流しの買い方。ワイド全流しと複勝どっちが儲かるか?軸馬の決め方とレースの選び方
ワイド総流しの買い方
▼本日は、ワイド総流しについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「ワイド総流しの買い方のポイントは2つだけ。①荒れそうなレースを選ぶ ②複勝期待値の高い軸馬を選ぶ」
「ワイド総流しの軸馬は、1~3番人気から選ぶと、的中率と回収率が安定しやすい」
「ワイドの大穴は、期待値が低くなりやすいので、ワイド総流しの軸馬は、人気薄にしない方がよさげ」
「荒れそうなレースの基本は、多頭数・午後のレース・ローカル開催・ハンデ戦、など」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼ワイド馬券は、買い目点数を絞り込んで購入するのが基本です。
ですが、変則的な買い方として、ワイド総流しというものがあります。
▼ワイド総流しというのは、1頭の軸馬から、他のすべての馬にワイドで流す買い方です。
軸馬が3着以内に入れば、確実に2点的中のダブル的中となります。
▼お気づきの方も多いと思いますが、ワイド総流しは、「複勝」と同じ意味になります。
複勝馬券をバラバラにした馬券がワイド総流し、というイメージになりますね。
▼では、ワイド総流しと複勝は、どちらがお得なのか?
これに関しては、基本的には複勝の方が、回収率は高くなりやすい印象です。
複勝馬券の還元率は80%で、ワイドの還元率は77.5%
普通に比較すると、明らかに複勝の方がお得になります。
▼ただ、ワイド総流しにもメリットはある。
それは、「ヒモ荒れ濃厚なレースなら、複勝よりワイド総流しの方が期待値が高くなる」という点です。
▼ワイド総流しの場合、ヒモ馬の入り方によって、配当が大きく変わってきます。
なので、ヒモが本命サイドで決まりそうなら複勝。
逆に、ヒモが荒れそうならワイド総流し。
という感じで、臨機応変に対応すると、回収率が高くなりやすいですね。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
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やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼ワイド総流しの買い方についての考察を続けます。
ここでは、具体的なワイド総流しの買い方について考えてみます。
▼ワイドで総流しを仕掛ける場合、まず軸馬をどうやって選ぶかが、最大のポイントになります。
私ブエナのおすすめとしては、ワイド総流しの軸馬は、1~3番人気から選ぶと良いかと思います。
▼ワイドの場合、ついつい高配当を狙って、人気薄からの総流しを狙いがちなんですが、人気薄からの総流しワイドは、回収率がなかなか上がらない印象です。
ワイドで大振りしてくる競馬ファンが多いので、どうしても期待値が下がりやすくなってしまうのかもしれません。
▼なので、回収期待値を考えると、ワイド総流しの軸馬は1~3番人気馬から選択する。
選び方としては、当然、複勝回収率が高くなりそうな馬を選ぶことになります。
▼上述の通り、ワイド総流しは複勝と同じなので、複勝回収率が高い馬は、ワイド総流しの軸馬にしても期待値が高くなるわけです。
ですので、軸馬の好ましい特徴としては、「安定的に2~3着に来る馬」ということになります。
▼競走馬にはそれぞれ様々な特徴があり、「勝ち切れる馬」「勝ち切れない馬」「安定している馬」「安定していない馬」と、色々なタイプがいます。
この中で、ワイド総流しに向いているタイプは、「勝ち切れない馬で、安定している馬」です。
▼ワイドの軸馬ですから、3着以内が必須。
そしてもう一つのポイントとして、
「1着じゃなくてもいい」「連対しなくてもいい」「3着でいい」
このような特徴が、ワイド総流しの軸馬には有効なわけです。
▼通常、馬連で勝負する場合は、軸馬は必ず連対しなければなりません。
また、馬単や三連単の1着固定で勝負するなら、軸馬は必ず1着でなければなりません。
なので、このような馬券で勝負するときは、「勝ち切れる馬」を選ばなければならない。
▼それに対して、ワイド総流しの場合は、1着でなくてもいい。
むしろ、1着になりにくいタイプで、安定的に3着に来るタイプの方が良いわけです。
▼なぜかというと、1着になりやすい馬、勝ち切れる馬というのは、その反面、惨敗するリスクがあるからです。
例えば、逃げ馬や極端な先行馬。
このようなタイプは勝ち切りやすい。単勝期待値が高くなりやすいタイプです。
その代わり、少しでもリズムが崩れると惨敗してしまいやすい。
なので、このタイプは馬単や三連単の1着固定には向くが、ワイド総流しの軸馬には向かないということになる。
▼ということで、ワイド総流しの軸馬を決めるときは、安定的に3着以内に来る馬を選ぶこと。
脚質的には、差し馬が安定しやすいかと思います。
▼それから、重要なのがレース選び。
先ほども少し書きましたが、ワイド総流しで勝負するからには、「ヒモ荒れ」が絶対条件になります。
ヒモが固いなら、ワイド総流しではなく、複勝を買うべき。
▼なので、「ヒモ荒れしそうなレース」を探して、そのレースの1~3番人気から軸馬を決める。
これがワイド総流しの基本的な戦略になるかと思います。私ブエナの考えですが。
▼ヒモ荒れしそうなレースの条件としては、まず「午後のレース」
午前中のレースは、比較的堅く収まることが多く、総流しには向かないと思うわけ。
午後のレースから、できるだけ頭数が多いレースを選択する。
出走頭数は多ければ多いほど、ヒモ荒れしやすくなるからです。
▼▼出走頭数については、頭数が多くなればなるほど、紛れが多くなり、波乱の要素が増えます。
したがって、ワイド総流しを狙う場合は、「多頭数のレース」を狙っていくと、回収率が上がりやすくなります。
▼逆に、出走頭数が少ないレースは、人気馬の信頼度が高くなるため、ヒモ荒れの確率が下がります。
このような少頭数のレースで、ワイド総流しを狙うと、トリガミ連発で回収率が下がってしまうので、やはりワイド総流しでは、出走頭数が多いレースを選んだほうがよいでしょう。
▼次に、荒れそうなレースの条件として、「ローカル開催」が挙げられます。
ローカル開催というのは、中央開催以外の競馬場で行われるレースです。
中央開催というのは、東京・中山・京都・阪神の4場です。
これ以外の、例えば、福島競馬場や小倉競馬場などのレースが、ローカル開催になります。
▼このローカル開催のレースは、中央開催と比べて、ヒモ荒れしやすくなります。
ローカル開催に集まってくる馬や騎手は、ぶっちゃければ、中央開催で通用しないタイプということになります。
騎手や馬は、一流なら中央開催に出てくる。
なので、ローカル開催(裏開催)に集まってくる馬というのは、2~3流馬が多くなるわけです。
▼2~3流馬が多くなれば、レースは荒れる確率が高くなる。
なので、ワイド総流しを狙う場合は、ローカル開催は1つの狙い目となります。
▼では次に、荒れるレースの条件として、「ハンデ戦」を考えてみましょう。
中央競馬には、斤量が同じレースである別定戦と、能力に応じて斤量が変化するハンデ戦があります。
ハンデ戦というのは、強い馬には重い斤量を、弱い馬には軽い斤量を与えることで、各馬の能力が同じくらいになるように調整するレースです。
▼なぜこのような調整を行うかというと、レースが荒れて、高配当が出るようにするためです。
JRAは、いつも堅いレースばかりだと、ギャンブルとしての魅力がなくなるので、高配当を演出するために、ハンデ戦を組むわけですね。
したがって、ハンデ戦はヒモ荒れしやすくなるので、ワイド総流しに適していると言えます。
▼▼では次に、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【フローラステークス2021年】
1着 クールキャット(5番人気)
2着 スライリー(14番人気)
3着 ユーバーレーベン(2番人気)
ワイド740円・4750円
はい。
このレースは、多頭数の17頭立て、牝馬限定戦、1番人気の単勝オッズ3.3倍と、波乱の要素が満載のレースでした。
▼したがって、このようなレース条件では、ワイドの総流しを狙うことができます。
レース選びは決まったので、あとは軸馬だけ決定すれば、買い目は決まることになります。
▼軸馬は、先ほども少し書いたように、1~3番人気のいずれかの馬、ということになります。
1~3番人気馬のうち、安定的に3着以内に入ってきそうな馬。
「重賞実績がある馬」「差し馬」「内枠の馬」などが狙い目になります。
▼まず、1番人気のオヌールですが、2連勝中とは言え、まだ1勝クラスを勝ったばかり。
しかも阪神コースでの2連勝で、今回は初めての左回り。
騎手もテン乗りと、不確定要素が揃っていました。
このようなタイプは、1着固定で狙っていくならまだいいんですが、ワイド総流しで、安定的に3着以内を狙うには不向き。
従って、オヌールはワイド総流しの軸には向かないということになります。
▼次に、3番人気のパープルレディー。
この馬も、2連勝中ですが、1勝クラスを勝ったばかりで、重賞レースは初めて。
左回りに実績がありますが、重賞レースで通用するかどうかは未知数なので、この手のタイプも、ワイドの軸には向かない。
体も小さく、軸向きではないので、これも見送り。
▼最後に、2番人気のユーバーレーベン。
阪神ジュベナイルフィリーズで3着の実績があり、前走のフラワーカップも3着。
安定的に上位に来る、差し馬であり、しかも内枠。
こういうタイプがワイドの総流しにはピッタリということになります。
騎手も、阪神JFで3着に持ってきた、Mデムーロ騎手で、軸馬としての条件は揃いました。
▼ということで、この2021年のフローラステークスは、下記のような馬券構成になります。
ワイド総流し
軸ユーバーレーベン(2番人気)
相手ヒモ馬(総流し16頭)
という感じですね。
▼結果は、軸馬のユーバーレーベンが、予想通り勝ち切れず、3着。
1着が5人気のクールキャットで、2着が14番人気のスライリーとなり、ワイドは総流しなので当然ダブル的中。
配当は、740円+4750円=5490円
16点買いなので、レース回収率は343%となりました。
このレースの最大のポイントは、2番人気のユーバーレーベンに、軸馬としての要素が揃っていたことですね。
そこを見抜くことができれば、ワイド総流しで、簡単に利益を出すことができるレースだったと思います。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【富士ステークス2021年】
1着 ソングライン(1番人気)
2着 サトノウィザード(9番人気)
3着 タイムトゥヘヴン(10番人気)
ワイド1300円・1720円
はい。
このレースも、ワイド総流し向きのレースで、簡単にダブル的中できたレースでした。
▼まずレース特性ですが、出走頭数は17頭と多く、1番人気の単勝オッズは3.9倍と、見るからに波乱になりそうなレース条件。
軸さえ間違えなければ、ヒモ荒れダブル的中が期待できるレースです。
軸は上述した通り、1~3番人気から1頭を選びます。
▼まず、3番人気のロータスランドは、前走で重賞の関屋記念を制覇。
ただこのレースは、先行馬有利の展開だったので、盲目的に能力を信頼することはできない。
前々走の中京記念は5着に負けており、展開次第では、今回も馬群に沈む可能性があると見て、この馬は見送り。
惨敗しやすい先行脚質というのも、ワイド総流しの軸には向かないですね。
▼次に、2番人気のダノンザキッド。
無敗の3連勝で、2歳G1・ホープフルステークスを制した逸材。
ただ、皐月賞は1番人気に支持されながらも、15着に惨敗。その後、故障。
今回は、休み明けの復帰戦で、古馬と戦うのも初めて。
あまりにも不確定要素が多く、安定したワイドの軸馬とはとても言えないので、この馬も見送ります。
▼最後に、1番人気のソングライン。
3歳のNHKマイルカップ2着の実績馬。
前走の関屋記念は3着に負けましたが、古馬初対戦で展開不向きだったことを考えると、内容は悪くない。
末脚堅実で、安定的に3着以内に来るタイプなので、ワイド総流しの軸に向いている馬と言えます。
したがって、この馬を軸とした、ワイド総流しを仕掛けていきます。
▼馬券構成は下記の通りです。
軸
1番人気ソングライン
相手ヒモ馬
総流し(16頭)
ワイド総流し
という感じですね。
▼結果は、軸馬のソングラインが中団から安定的に伸びて、1着。
2着に9番人気のサトノウィザード、3着に10番人気のタイムトゥヘヴンが入り、ワイドは1300円と1720円のダブル的中となりました。
合計3020円で、16点買いなので、レース回収率は188%。
やや低めですが、ワイド総流しという買い方自体が、回収率を高めにくい買い方なので、これくらいで良しとします。
▼このレースのポイントは、17頭立ての多頭数だったこと。
1番人気の単勝オッズが3.9倍と混戦模様だったこと。
この2点から、ヒモ荒れが予想されるレースであり、そこに気付くことができれば、ワイドダブル的中が簡単に取れたレースだったわけですね
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「ワイド総流しの買い方のポイントは2つだけ。①荒れそうなレースを選ぶ ②複勝期待値の高い軸馬を選ぶ」
「ワイド総流しの軸馬は、1~3番人気から選ぶと、的中率と回収率が安定しやすい」
「ワイドの大穴は、期待値が低くなりやすいので、ワイド総流しの軸馬は、人気薄にしない方がよさげ」
「荒れそうなレースの基本は、多頭数・午後のレース・ローカル開催・ハンデ戦、など」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼ワイド馬券は、買い目点数を絞り込んで購入するのが基本です。
ですが、変則的な買い方として、ワイド総流しというものがあります。
▼ワイド総流しというのは、1頭の軸馬から、他のすべての馬にワイドで流す買い方です。
軸馬が3着以内に入れば、確実に2点的中のダブル的中となります。
▼お気づきの方も多いと思いますが、ワイド総流しは、「複勝」と同じ意味になります。
複勝馬券をバラバラにした馬券がワイド総流し、というイメージになりますね。
▼では、ワイド総流しと複勝は、どちらがお得なのか?
これに関しては、基本的には複勝の方が、回収率は高くなりやすい印象です。
複勝馬券の還元率は80%で、ワイドの還元率は77.5%
普通に比較すると、明らかに複勝の方がお得になります。
▼ただ、ワイド総流しにもメリットはある。
それは、「ヒモ荒れ濃厚なレースなら、複勝よりワイド総流しの方が期待値が高くなる」という点です。
▼ワイド総流しの場合、ヒモ馬の入り方によって、配当が大きく変わってきます。
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ワイド総流しにおける軸馬の決め方
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ここでは、具体的なワイド総流しの買い方について考えてみます。
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ワイドで大振りしてくる競馬ファンが多いので、どうしても期待値が下がりやすくなってしまうのかもしれません。
▼なので、回収期待値を考えると、ワイド総流しの軸馬は1~3番人気馬から選択する。
選び方としては、当然、複勝回収率が高くなりそうな馬を選ぶことになります。
▼上述の通り、ワイド総流しは複勝と同じなので、複勝回収率が高い馬は、ワイド総流しの軸馬にしても期待値が高くなるわけです。
ですので、軸馬の好ましい特徴としては、「安定的に2~3着に来る馬」ということになります。
▼競走馬にはそれぞれ様々な特徴があり、「勝ち切れる馬」「勝ち切れない馬」「安定している馬」「安定していない馬」と、色々なタイプがいます。
この中で、ワイド総流しに向いているタイプは、「勝ち切れない馬で、安定している馬」です。
▼ワイドの軸馬ですから、3着以内が必須。
そしてもう一つのポイントとして、
「1着じゃなくてもいい」「連対しなくてもいい」「3着でいい」
このような特徴が、ワイド総流しの軸馬には有効なわけです。
▼通常、馬連で勝負する場合は、軸馬は必ず連対しなければなりません。
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なので、このような馬券で勝負するときは、「勝ち切れる馬」を選ばなければならない。
▼それに対して、ワイド総流しの場合は、1着でなくてもいい。
むしろ、1着になりにくいタイプで、安定的に3着に来るタイプの方が良いわけです。
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例えば、逃げ馬や極端な先行馬。
このようなタイプは勝ち切りやすい。単勝期待値が高くなりやすいタイプです。
その代わり、少しでもリズムが崩れると惨敗してしまいやすい。
なので、このタイプは馬単や三連単の1着固定には向くが、ワイド総流しの軸馬には向かないということになる。
▼ということで、ワイド総流しの軸馬を決めるときは、安定的に3着以内に来る馬を選ぶこと。
脚質的には、差し馬が安定しやすいかと思います。
▼それから、重要なのがレース選び。
先ほども少し書きましたが、ワイド総流しで勝負するからには、「ヒモ荒れ」が絶対条件になります。
ヒモが固いなら、ワイド総流しではなく、複勝を買うべき。
▼なので、「ヒモ荒れしそうなレース」を探して、そのレースの1~3番人気から軸馬を決める。
これがワイド総流しの基本的な戦略になるかと思います。私ブエナの考えですが。
▼ヒモ荒れしそうなレースの条件としては、まず「午後のレース」
午前中のレースは、比較的堅く収まることが多く、総流しには向かないと思うわけ。
午後のレースから、できるだけ頭数が多いレースを選択する。
出走頭数は多ければ多いほど、ヒモ荒れしやすくなるからです。
▼▼出走頭数については、頭数が多くなればなるほど、紛れが多くなり、波乱の要素が増えます。
したがって、ワイド総流しを狙う場合は、「多頭数のレース」を狙っていくと、回収率が上がりやすくなります。
▼逆に、出走頭数が少ないレースは、人気馬の信頼度が高くなるため、ヒモ荒れの確率が下がります。
このような少頭数のレースで、ワイド総流しを狙うと、トリガミ連発で回収率が下がってしまうので、やはりワイド総流しでは、出走頭数が多いレースを選んだほうがよいでしょう。
▼次に、荒れそうなレースの条件として、「ローカル開催」が挙げられます。
ローカル開催というのは、中央開催以外の競馬場で行われるレースです。
中央開催というのは、東京・中山・京都・阪神の4場です。
これ以外の、例えば、福島競馬場や小倉競馬場などのレースが、ローカル開催になります。
▼このローカル開催のレースは、中央開催と比べて、ヒモ荒れしやすくなります。
ローカル開催に集まってくる馬や騎手は、ぶっちゃければ、中央開催で通用しないタイプということになります。
騎手や馬は、一流なら中央開催に出てくる。
なので、ローカル開催(裏開催)に集まってくる馬というのは、2~3流馬が多くなるわけです。
▼2~3流馬が多くなれば、レースは荒れる確率が高くなる。
なので、ワイド総流しを狙う場合は、ローカル開催は1つの狙い目となります。
▼では次に、荒れるレースの条件として、「ハンデ戦」を考えてみましょう。
中央競馬には、斤量が同じレースである別定戦と、能力に応じて斤量が変化するハンデ戦があります。
ハンデ戦というのは、強い馬には重い斤量を、弱い馬には軽い斤量を与えることで、各馬の能力が同じくらいになるように調整するレースです。
▼なぜこのような調整を行うかというと、レースが荒れて、高配当が出るようにするためです。
JRAは、いつも堅いレースばかりだと、ギャンブルとしての魅力がなくなるので、高配当を演出するために、ハンデ戦を組むわけですね。
したがって、ハンデ戦はヒモ荒れしやすくなるので、ワイド総流しに適していると言えます。
▼▼では次に、具体的なケーススタディーを見てみましょう。
【フローラステークス2021年】
1着 クールキャット(5番人気)
2着 スライリー(14番人気)
3着 ユーバーレーベン(2番人気)
ワイド740円・4750円
はい。
このレースは、多頭数の17頭立て、牝馬限定戦、1番人気の単勝オッズ3.3倍と、波乱の要素が満載のレースでした。
▼したがって、このようなレース条件では、ワイドの総流しを狙うことができます。
レース選びは決まったので、あとは軸馬だけ決定すれば、買い目は決まることになります。
▼軸馬は、先ほども少し書いたように、1~3番人気のいずれかの馬、ということになります。
1~3番人気馬のうち、安定的に3着以内に入ってきそうな馬。
「重賞実績がある馬」「差し馬」「内枠の馬」などが狙い目になります。
▼まず、1番人気のオヌールですが、2連勝中とは言え、まだ1勝クラスを勝ったばかり。
しかも阪神コースでの2連勝で、今回は初めての左回り。
騎手もテン乗りと、不確定要素が揃っていました。
このようなタイプは、1着固定で狙っていくならまだいいんですが、ワイド総流しで、安定的に3着以内を狙うには不向き。
従って、オヌールはワイド総流しの軸には向かないということになります。
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この馬も、2連勝中ですが、1勝クラスを勝ったばかりで、重賞レースは初めて。
左回りに実績がありますが、重賞レースで通用するかどうかは未知数なので、この手のタイプも、ワイドの軸には向かない。
体も小さく、軸向きではないので、これも見送り。
▼最後に、2番人気のユーバーレーベン。
阪神ジュベナイルフィリーズで3着の実績があり、前走のフラワーカップも3着。
安定的に上位に来る、差し馬であり、しかも内枠。
こういうタイプがワイドの総流しにはピッタリということになります。
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ワイド総流し
軸ユーバーレーベン(2番人気)
相手ヒモ馬(総流し16頭)
という感じですね。
▼結果は、軸馬のユーバーレーベンが、予想通り勝ち切れず、3着。
1着が5人気のクールキャットで、2着が14番人気のスライリーとなり、ワイドは総流しなので当然ダブル的中。
配当は、740円+4750円=5490円
16点買いなので、レース回収率は343%となりました。
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そこを見抜くことができれば、ワイド総流しで、簡単に利益を出すことができるレースだったと思います。
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1着 ソングライン(1番人気)
2着 サトノウィザード(9番人気)
3着 タイムトゥヘヴン(10番人気)
ワイド1300円・1720円
はい。
このレースも、ワイド総流し向きのレースで、簡単にダブル的中できたレースでした。
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軸さえ間違えなければ、ヒモ荒れダブル的中が期待できるレースです。
軸は上述した通り、1~3番人気から1頭を選びます。
▼まず、3番人気のロータスランドは、前走で重賞の関屋記念を制覇。
ただこのレースは、先行馬有利の展開だったので、盲目的に能力を信頼することはできない。
前々走の中京記念は5着に負けており、展開次第では、今回も馬群に沈む可能性があると見て、この馬は見送り。
惨敗しやすい先行脚質というのも、ワイド総流しの軸には向かないですね。
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ただ、皐月賞は1番人気に支持されながらも、15着に惨敗。その後、故障。
今回は、休み明けの復帰戦で、古馬と戦うのも初めて。
あまりにも不確定要素が多く、安定したワイドの軸馬とはとても言えないので、この馬も見送ります。
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3歳のNHKマイルカップ2着の実績馬。
前走の関屋記念は3着に負けましたが、古馬初対戦で展開不向きだったことを考えると、内容は悪くない。
末脚堅実で、安定的に3着以内に来るタイプなので、ワイド総流しの軸に向いている馬と言えます。
したがって、この馬を軸とした、ワイド総流しを仕掛けていきます。
▼馬券構成は下記の通りです。
軸
1番人気ソングライン
相手ヒモ馬
総流し(16頭)
ワイド総流し
という感じですね。
▼結果は、軸馬のソングラインが中団から安定的に伸びて、1着。
2着に9番人気のサトノウィザード、3着に10番人気のタイムトゥヘヴンが入り、ワイドは1300円と1720円のダブル的中となりました。
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