馬連二頭軸の買い方。軸馬の選び方。相手ヒモ馬は何頭がいい?馬連軸2頭ながしは儲かるか
馬連二頭軸の買い方について
▼本日は、馬連二頭軸について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬連二頭軸では、軸は人気馬にする方が、うまく行きやすい」
「相手ヒモ馬は、4~9番人気あたりから、3~4頭選ぶイメージ」
「したがって、買い目点数は、6~8点くらいになる」
「2頭の軸馬は、脚質を逆にすると、回収率が上がりやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼本日は、ややトリッキーな買い方、馬連の二頭軸についてです。
通常、馬連の場合は、1頭軸が基本です。
それを2頭軸にするからには、それなりの理由がなければなりません。
▼単純に、「当てたいから馬連二頭軸だ!」ということをやってしまうと、合成オッズが下がり、長期回収率も下がります。
あるいは、トリガミになるリスクも高くなります。
▼馬連二頭軸にする場合の条件を考えてみます↓
・相手ヒモ馬を3~4頭まで絞り込めるレース
・ガチガチの本命サイドで決まらないレース
・ヒモ荒れが濃厚なレース
はい。
このような条件のレースに限っては、馬連二頭軸が有効に作用します。
▼まず、相手ヒモ馬を3~4頭まで絞り込めるレース。
馬連二頭軸の場合、ヒモ馬を多くしすぎると、買い目点数が増えてしまい、回収が難しくなります。
なので、相手ヒモ馬を3~4頭まで絞り込み、総買い目点数を6~8点に調整していくと、うまく行きやすいです。
▼馬連二頭軸の場合、必然的に一頭軸よりも買い目点数が多くなります。
したがって、ある程度「荒れるレース」に絞っていくことで、回収率の低下を防ぎつつ、的中率もアップさせていくという戦略になります。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼馬連二頭軸の買い方についての考察を続けます。
ここでは、軸馬にする馬の選び方について考えてみます。
▼馬連二頭軸における軸馬のチョイスは、脚質が重要なポイントになります。
考え方としては、
・軸馬の2頭が同時に連対しないこと
・軸馬のどちらかがコケても、どちらかがカバーできること
このような形にすることが重要です。
▼そう考えると、「軸馬の脚質を逆にする」という買い方が有効になってくる。
簡単に言えば、片方の軸馬を先行馬にしたなら、もう片方は差し馬にする。
このようなバランスにすることによって、両方同時に連対することを避けつつ、どちらかがコケても、もう片方でカバーできるようにするわけです。
▼競馬のレースの決着傾向は、展開にかなり左右されます。
前残りの流れだと、先行した馬がまとめて入ってくる。
前潰れの流れだと、差し馬がまとめて入ってくる。
このような決着傾向を利用して、馬連二頭軸が最大限に機能するように、馬券構成を調整していくわけです。
▼基本的に、逃げ馬が粘る流れでは、追い込み馬は来ないことが多い。
逆に、追い込み馬が差してくる流れでは、逃げ馬は潰れることが多いわけです。
▼馬連二頭軸では、2頭の軸馬が同時に来てしまうと、ほぼトリガミになります。
なので、2頭同時に来ないようなレースを選んでいかなければならないわけです。
▼ちなみに、「2頭の軸馬同士の馬連」を購入するかどうかは、難しいところです。
的中してもほぼトリガミ。
このような馬連を購入すべきかどうか。
▼単純な回収率だけを考えるなら、購入しないほうがいいです。
その1点の馬連の回収率は、おそらく100%を超える事は無いからです。
▼ただ、単純な回収率だけでは決められないのが競馬の難しいところ。
なぜなら、トリガミであっても払戻金があれば、資金の減少を緩やかにすることができるからです。
▼これはいわゆる、「押さえ馬券」
本線ではないけれど、念のため押さえておく馬券ですね。
押さえ馬券の役割は、資金の減少を防ぐことです。
▼完全に不的中になってしまうと、そのレースに賭けたお金はゼロになってしまいます。
これが続くと、どんどん資金が減少していき、うまく資金を転がしていくことができなくなります。
▼これは馬連二頭軸に限った話ではありません。
三連複でも何でも、どこまで買い目点数を絞り込むかは重要な戦略になってきます。
▼買い目点数を絞れば絞るほど、的中した時の爆発力は増します。
均等買いの回収率で見れば、買い目を絞り込んだ方が、回収率は高くなりやすいです。
▼しかし、馬券というのは均等買いだけではない。
すべてのレースを購入する必要はないし、自信がないレースは見送ったり、賭け金を少なくすることもできるわけです。
▼そう考えると、勝負レースでは、押さえ馬券で資金の減少を防いでおくことも大切なのです。
資金の減少幅が少なければ、次のレースで勝負することもできる。
しかし資金がなければ、勝負したくてもできないという状況になってしまうわけです。
▼そう考えると、馬連二頭軸で、2頭の軸馬同士の組み合わせを押さえておくことも、まあアリなのかなと。
この部分は必須項目ではありませんが、細かい部分まで考えていくと、積み重なって長期回収率に影響してくると思います。
▼馬券というのは、細かい作業の積み重ねです。
1レースで見ると微々たるものでも、100レース積み重なると収支に大きな影響を与えるんですね。
▼▼ではここで、少し具体的なレースを見てみましょう。
【エリザベス女王杯2020年】
1着 ラッキーライラック(1番人気)
2着 サラキア(5番人気)
馬連2290円
はい。
このレースは、馬連二頭軸が機能しやすいレースだったと思います。
▼まず、軸馬は人気馬から選ぶ。
1頭目は、1番人気のラッキーライラックで良い。単勝3.3倍で狙い頃。
2頭目はお好みですが、ラヴズオンリーユーかノームコア。
脚質を逆にするという観点から考えると、ラヴズオンリーユーかなと思います。
▼ラッキーライラックとラヴズオンリーユーの二頭軸として、次はヒモを探します。
ヒモは、先ほども少し書いたとおり、4~9番人気から3~4頭を選ぶイメージにすると、うまく行きやすいと思います。
▼ここはシンプルに、前走で強い競馬を見せた、センテリュオ・サラキア・ソフトフルートを選択。
二頭軸にぶつける形で、馬連6点買いですね。
かなりシンプルな馬券構成ですが、これで簡単に馬連2290円が的中します。
▼3着が、クビ差でラヴズオンリーユーなので、一歩間違うと、軸馬同士の決着になっていました。
先ほども書きましたが、軸馬同士の馬連を買うかどうかは、判断が難しいところです。
1点増えるだけなので、押さえておくのもアリですね。
馬券では、押さえ馬券を増やすと回収率が下がるんですが、1点だけならOKでしょう。
▼ちなみに、このエリザベス女王杯は、フルゲート18頭の牝馬限定戦。
1番人気のラッキーライラックは、単勝3倍超え。
例年とは違い、京都コースではなく、阪神コースでの開催。
このようなレース条件から、ある程度の波乱を見込めるレースでした。
馬連二頭軸の場合、一頭軸より買い目点数が増えるケースが多いので、ガチガチで決まりそうなレースは不向きです。
▼毎回このような中穴狙いが機能するわけではありませんが、しっかり目的意識を持ってレースを選んでいくと、長期的な回収率を100%以上にすることは難しくありません。
どんな買い方でもそうなんですが、「その買い方にマッチしたレースを選ぶ」ことが、成功への道になります。
▼▼では、次のケーススタディーを見てみましょう。
【マーチステークス2021年】
1着 レピアーウィット(6番人気)
2着 ヒストリーメイカー(2番人気)
3着 メモリーコウ(3番人気)
馬連8320円
はい。
このレースは、馬連二頭軸で、83倍という高配当を的中できたレースでした。
馬連の83倍は、なかなか的中することはできないので、ここで少し検証してみましょう。
▼まず、1番人気はアメリカンシード。
ダートに替わってから3連勝で、そのタイム差は、1.1秒 0.9秒 0.8秒と、怪物級の強さを見せていました。
ルメール騎手も、中京競馬場の高松宮記念には騎乗せず、中山競馬場のアメリカンシードを選択。
その結果、単勝1.4倍と圧倒的に支持されることになりました。
▼ただ、アメリカンシードは3勝クラスからの昇級戦で、ダートではオープンと3勝クラスのレベル差が大きいので、オッズほどの信頼感はなかった。
しかもここは、ハンデ重賞のマーチステークス。
ハンデ戦という事は、人気馬が惨敗するケースもあり得るということになります。
▼ちなみにハンデ戦というのは、別定戦と違い、各馬の斤量に差がつけられているレースです。
弱い馬の斤量は軽く、強い馬の斤量を重くすることで、レースが荒れるように作られているわけです。
なのでハンデ戦では、あまり断然人気馬を信頼できないということになります。
▼とは言え、アメリカンシードの強さは認めるところなので、ここは馬連二頭軸が最適ということになります。
1番人気のアメリカンシードを、1頭目の軸馬にします。
2頭目の軸馬は、地方競馬のG1、東京大賞典で0.1秒差の4着に突っ込んだ、2番人気のヒストリーメイカーとします。
▼次に、相手ヒモ馬ですが、先ほども書いた通り、4~9番人気から3~4頭選ぶ形にします。
まず、リステッド競争で安定的な成績を収めている、4番人気のハヤヤッコ。
次に、前年のマーチステークスで3着に追い込んだ、6番人気のレピアーウィット。
最後に、昨年のマーチステークスの王者、8番人気のスワーヴアラミス。
この3頭を相手ヒモ馬とし、馬連二頭軸・6点買いの馬券を構成します。
▼このレースは、メンバーの力関係がわかりやすく、馬券構成も迷わずに済むレースでした。
断然の1番人気アメリカンシードが来てしまうと、ガチガチ決着でしたが、やはりダート戦の重賞レースは層が厚く、昇級戦ではなかなか通用しませんね。
結果は、断然人気のアメリカンシードが14着に惨敗し、6番人気のレピアーウィットが粘り込み。
2着に、もう1頭の軸馬、ヒストリーメイカーが入って、馬連は8320円の高配当となりました。
▼もしこれが、別定戦だったら、ガチガチ決着だったかもしれません。
馬連二頭軸では、ある程度、荒れるレースを選ぶことが重要なため、ハンデ戦の16頭立て、しかもG1・高松宮記念の裏ということで、このマーチステークスは、波乱が見込めるレースだったと言えます。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【スワンステークス2021年】
1着 ダノンファンタジー(1番人気)
2着 サウンドキアラ(5番人気)
3着 ホウオウアマゾン(3番人気)
馬連2520円
はい。
このレースは、各馬の能力が拮抗しており、混戦模様のレースでした。
混戦レースでは、中穴決着になる確率が高いので、このレースも馬連二頭軸に適したレースだったと言えます。
▼オッズ断層をチェックしてみましょう。
3.7
3.9
6.7
7.3
9.8
12.6
20.5
25.2
このレースの単勝オッズを人気順に並べると、このような感じになります。
▼まず、 2番人気と3番人気の間に、オッズの断層があります。
したがって、軸馬にする2頭は、1番人気と2番人気でOKということになります。
オッズ断層がある場合は、能力差がはっきりしているケースが多いからです。
軸馬は、1番人気のダノンファンタジーと、2番人気のルークズネストに決定します。
▼次に、相手ヒモ馬ですが、これもオッズ断層をチェックしてみると、6番人気と7番人気の間に、オッズ断層があることがわかります。
よって、ここもシンプルに、ヒモは6番人気までに絞り込みます。
もっと裁量を入れてもいいんですが、今日の記事は、「馬連二頭軸の買い方」の解説なので、競馬初心者さんでもわかるように、シンプルな構成で考えてみたいと思います。
▼ということで、馬券構成は下記の通りになります。
軸
1番人気ダノンファンタジー
2番人気ルークズネスト
相手ヒモ馬
4~6番人気
馬連二頭軸(6点買い)
このような感じですね。
▼ちなみに、3番人気のホウオウアマゾンを外したのは、本命サイド同士の組み合わせになってしまうからです。
軸馬を1番人気と2番人気にしているので、ヒモを3番人気にしてしまうと、本命サイドを購入してしまうことになる。
本命サイドの馬券は、的中率は高いんですが、合成オッズが低くなるので、どうしても回収率が上がりません。
なので基本的には、人気馬同士の組み合わせは、押さえに回すか、買わずに来たらあきらめる、というスタンスになります。
▼結果は、1番人気のダノンファンタジーが勝ち、2着に5番人気のサウンドキアラ。
綺麗にオッズ断層の範囲内で決まり、馬連は2520円と、まずまずの好配当になりました。
6点買いなので、レース回収率は420%で、ちょうどいい感じの的中となったわけです。
このレースのポイントは、オッズ断層で、2頭の軸馬とヒモを簡単に決定できることですね。
オッズの断層については、意識して見ていくようにすると、的中率と回収率が上がりやすくなると思います。
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▼本日は、馬連二頭軸について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬連二頭軸では、軸は人気馬にする方が、うまく行きやすい」
「相手ヒモ馬は、4~9番人気あたりから、3~4頭選ぶイメージ」
「したがって、買い目点数は、6~8点くらいになる」
「2頭の軸馬は、脚質を逆にすると、回収率が上がりやすい印象」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼本日は、ややトリッキーな買い方、馬連の二頭軸についてです。
通常、馬連の場合は、1頭軸が基本です。
それを2頭軸にするからには、それなりの理由がなければなりません。
▼単純に、「当てたいから馬連二頭軸だ!」ということをやってしまうと、合成オッズが下がり、長期回収率も下がります。
あるいは、トリガミになるリスクも高くなります。
▼馬連二頭軸にする場合の条件を考えてみます↓
・相手ヒモ馬を3~4頭まで絞り込めるレース
・ガチガチの本命サイドで決まらないレース
・ヒモ荒れが濃厚なレース
はい。
このような条件のレースに限っては、馬連二頭軸が有効に作用します。
▼まず、相手ヒモ馬を3~4頭まで絞り込めるレース。
馬連二頭軸の場合、ヒモ馬を多くしすぎると、買い目点数が増えてしまい、回収が難しくなります。
なので、相手ヒモ馬を3~4頭まで絞り込み、総買い目点数を6~8点に調整していくと、うまく行きやすいです。
▼馬連二頭軸の場合、必然的に一頭軸よりも買い目点数が多くなります。
したがって、ある程度「荒れるレース」に絞っていくことで、回収率の低下を防ぎつつ、的中率もアップさせていくという戦略になります。
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馬連二頭軸における軸馬の選び方
▼馬連二頭軸の買い方についての考察を続けます。
ここでは、軸馬にする馬の選び方について考えてみます。
▼馬連二頭軸における軸馬のチョイスは、脚質が重要なポイントになります。
考え方としては、
・軸馬の2頭が同時に連対しないこと
・軸馬のどちらかがコケても、どちらかがカバーできること
このような形にすることが重要です。
▼そう考えると、「軸馬の脚質を逆にする」という買い方が有効になってくる。
簡単に言えば、片方の軸馬を先行馬にしたなら、もう片方は差し馬にする。
このようなバランスにすることによって、両方同時に連対することを避けつつ、どちらかがコケても、もう片方でカバーできるようにするわけです。
▼競馬のレースの決着傾向は、展開にかなり左右されます。
前残りの流れだと、先行した馬がまとめて入ってくる。
前潰れの流れだと、差し馬がまとめて入ってくる。
このような決着傾向を利用して、馬連二頭軸が最大限に機能するように、馬券構成を調整していくわけです。
▼基本的に、逃げ馬が粘る流れでは、追い込み馬は来ないことが多い。
逆に、追い込み馬が差してくる流れでは、逃げ馬は潰れることが多いわけです。
▼馬連二頭軸では、2頭の軸馬が同時に来てしまうと、ほぼトリガミになります。
なので、2頭同時に来ないようなレースを選んでいかなければならないわけです。
▼ちなみに、「2頭の軸馬同士の馬連」を購入するかどうかは、難しいところです。
的中してもほぼトリガミ。
このような馬連を購入すべきかどうか。
▼単純な回収率だけを考えるなら、購入しないほうがいいです。
その1点の馬連の回収率は、おそらく100%を超える事は無いからです。
▼ただ、単純な回収率だけでは決められないのが競馬の難しいところ。
なぜなら、トリガミであっても払戻金があれば、資金の減少を緩やかにすることができるからです。
▼これはいわゆる、「押さえ馬券」
本線ではないけれど、念のため押さえておく馬券ですね。
押さえ馬券の役割は、資金の減少を防ぐことです。
▼完全に不的中になってしまうと、そのレースに賭けたお金はゼロになってしまいます。
これが続くと、どんどん資金が減少していき、うまく資金を転がしていくことができなくなります。
▼これは馬連二頭軸に限った話ではありません。
三連複でも何でも、どこまで買い目点数を絞り込むかは重要な戦略になってきます。
▼買い目点数を絞れば絞るほど、的中した時の爆発力は増します。
均等買いの回収率で見れば、買い目を絞り込んだ方が、回収率は高くなりやすいです。
▼しかし、馬券というのは均等買いだけではない。
すべてのレースを購入する必要はないし、自信がないレースは見送ったり、賭け金を少なくすることもできるわけです。
▼そう考えると、勝負レースでは、押さえ馬券で資金の減少を防いでおくことも大切なのです。
資金の減少幅が少なければ、次のレースで勝負することもできる。
しかし資金がなければ、勝負したくてもできないという状況になってしまうわけです。
▼そう考えると、馬連二頭軸で、2頭の軸馬同士の組み合わせを押さえておくことも、まあアリなのかなと。
この部分は必須項目ではありませんが、細かい部分まで考えていくと、積み重なって長期回収率に影響してくると思います。
▼馬券というのは、細かい作業の積み重ねです。
1レースで見ると微々たるものでも、100レース積み重なると収支に大きな影響を与えるんですね。
▼▼ではここで、少し具体的なレースを見てみましょう。
【エリザベス女王杯2020年】
1着 ラッキーライラック(1番人気)
2着 サラキア(5番人気)
馬連2290円
はい。
このレースは、馬連二頭軸が機能しやすいレースだったと思います。
▼まず、軸馬は人気馬から選ぶ。
1頭目は、1番人気のラッキーライラックで良い。単勝3.3倍で狙い頃。
2頭目はお好みですが、ラヴズオンリーユーかノームコア。
脚質を逆にするという観点から考えると、ラヴズオンリーユーかなと思います。
▼ラッキーライラックとラヴズオンリーユーの二頭軸として、次はヒモを探します。
ヒモは、先ほども少し書いたとおり、4~9番人気から3~4頭を選ぶイメージにすると、うまく行きやすいと思います。
▼ここはシンプルに、前走で強い競馬を見せた、センテリュオ・サラキア・ソフトフルートを選択。
二頭軸にぶつける形で、馬連6点買いですね。
かなりシンプルな馬券構成ですが、これで簡単に馬連2290円が的中します。
▼3着が、クビ差でラヴズオンリーユーなので、一歩間違うと、軸馬同士の決着になっていました。
先ほども書きましたが、軸馬同士の馬連を買うかどうかは、判断が難しいところです。
1点増えるだけなので、押さえておくのもアリですね。
馬券では、押さえ馬券を増やすと回収率が下がるんですが、1点だけならOKでしょう。
▼ちなみに、このエリザベス女王杯は、フルゲート18頭の牝馬限定戦。
1番人気のラッキーライラックは、単勝3倍超え。
例年とは違い、京都コースではなく、阪神コースでの開催。
このようなレース条件から、ある程度の波乱を見込めるレースでした。
馬連二頭軸の場合、一頭軸より買い目点数が増えるケースが多いので、ガチガチで決まりそうなレースは不向きです。
▼毎回このような中穴狙いが機能するわけではありませんが、しっかり目的意識を持ってレースを選んでいくと、長期的な回収率を100%以上にすることは難しくありません。
どんな買い方でもそうなんですが、「その買い方にマッチしたレースを選ぶ」ことが、成功への道になります。
▼▼では、次のケーススタディーを見てみましょう。
【マーチステークス2021年】
1着 レピアーウィット(6番人気)
2着 ヒストリーメイカー(2番人気)
3着 メモリーコウ(3番人気)
馬連8320円
はい。
このレースは、馬連二頭軸で、83倍という高配当を的中できたレースでした。
馬連の83倍は、なかなか的中することはできないので、ここで少し検証してみましょう。
▼まず、1番人気はアメリカンシード。
ダートに替わってから3連勝で、そのタイム差は、1.1秒 0.9秒 0.8秒と、怪物級の強さを見せていました。
ルメール騎手も、中京競馬場の高松宮記念には騎乗せず、中山競馬場のアメリカンシードを選択。
その結果、単勝1.4倍と圧倒的に支持されることになりました。
▼ただ、アメリカンシードは3勝クラスからの昇級戦で、ダートではオープンと3勝クラスのレベル差が大きいので、オッズほどの信頼感はなかった。
しかもここは、ハンデ重賞のマーチステークス。
ハンデ戦という事は、人気馬が惨敗するケースもあり得るということになります。
▼ちなみにハンデ戦というのは、別定戦と違い、各馬の斤量に差がつけられているレースです。
弱い馬の斤量は軽く、強い馬の斤量を重くすることで、レースが荒れるように作られているわけです。
なのでハンデ戦では、あまり断然人気馬を信頼できないということになります。
▼とは言え、アメリカンシードの強さは認めるところなので、ここは馬連二頭軸が最適ということになります。
1番人気のアメリカンシードを、1頭目の軸馬にします。
2頭目の軸馬は、地方競馬のG1、東京大賞典で0.1秒差の4着に突っ込んだ、2番人気のヒストリーメイカーとします。
▼次に、相手ヒモ馬ですが、先ほども書いた通り、4~9番人気から3~4頭選ぶ形にします。
まず、リステッド競争で安定的な成績を収めている、4番人気のハヤヤッコ。
次に、前年のマーチステークスで3着に追い込んだ、6番人気のレピアーウィット。
最後に、昨年のマーチステークスの王者、8番人気のスワーヴアラミス。
この3頭を相手ヒモ馬とし、馬連二頭軸・6点買いの馬券を構成します。
▼このレースは、メンバーの力関係がわかりやすく、馬券構成も迷わずに済むレースでした。
断然の1番人気アメリカンシードが来てしまうと、ガチガチ決着でしたが、やはりダート戦の重賞レースは層が厚く、昇級戦ではなかなか通用しませんね。
結果は、断然人気のアメリカンシードが14着に惨敗し、6番人気のレピアーウィットが粘り込み。
2着に、もう1頭の軸馬、ヒストリーメイカーが入って、馬連は8320円の高配当となりました。
▼もしこれが、別定戦だったら、ガチガチ決着だったかもしれません。
馬連二頭軸では、ある程度、荒れるレースを選ぶことが重要なため、ハンデ戦の16頭立て、しかもG1・高松宮記念の裏ということで、このマーチステークスは、波乱が見込めるレースだったと言えます。
▼▼では次のケーススタディーを見てみましょう。
【スワンステークス2021年】
1着 ダノンファンタジー(1番人気)
2着 サウンドキアラ(5番人気)
3着 ホウオウアマゾン(3番人気)
馬連2520円
はい。
このレースは、各馬の能力が拮抗しており、混戦模様のレースでした。
混戦レースでは、中穴決着になる確率が高いので、このレースも馬連二頭軸に適したレースだったと言えます。
▼オッズ断層をチェックしてみましょう。
3.7
3.9
6.7
7.3
9.8
12.6
20.5
25.2
このレースの単勝オッズを人気順に並べると、このような感じになります。
▼まず、 2番人気と3番人気の間に、オッズの断層があります。
したがって、軸馬にする2頭は、1番人気と2番人気でOKということになります。
オッズ断層がある場合は、能力差がはっきりしているケースが多いからです。
軸馬は、1番人気のダノンファンタジーと、2番人気のルークズネストに決定します。
▼次に、相手ヒモ馬ですが、これもオッズ断層をチェックしてみると、6番人気と7番人気の間に、オッズ断層があることがわかります。
よって、ここもシンプルに、ヒモは6番人気までに絞り込みます。
もっと裁量を入れてもいいんですが、今日の記事は、「馬連二頭軸の買い方」の解説なので、競馬初心者さんでもわかるように、シンプルな構成で考えてみたいと思います。
▼ということで、馬券構成は下記の通りになります。
軸
1番人気ダノンファンタジー
2番人気ルークズネスト
相手ヒモ馬
4~6番人気
馬連二頭軸(6点買い)
このような感じですね。
▼ちなみに、3番人気のホウオウアマゾンを外したのは、本命サイド同士の組み合わせになってしまうからです。
軸馬を1番人気と2番人気にしているので、ヒモを3番人気にしてしまうと、本命サイドを購入してしまうことになる。
本命サイドの馬券は、的中率は高いんですが、合成オッズが低くなるので、どうしても回収率が上がりません。
なので基本的には、人気馬同士の組み合わせは、押さえに回すか、買わずに来たらあきらめる、というスタンスになります。
▼結果は、1番人気のダノンファンタジーが勝ち、2着に5番人気のサウンドキアラ。
綺麗にオッズ断層の範囲内で決まり、馬連は2520円と、まずまずの好配当になりました。
6点買いなので、レース回収率は420%で、ちょうどいい感じの的中となったわけです。
このレースのポイントは、オッズ断層で、2頭の軸馬とヒモを簡単に決定できることですね。
オッズの断層については、意識して見ていくようにすると、的中率と回収率が上がりやすくなると思います。
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