武豊データ~ヘタ?うまい?溜め殺し。追えないが折り合いがつく。不振不調から復活&復調
【武豊はヘタ?うまい?】
私(ブエナ)の経験則で書けば、
「武豊騎手は、逃げ・先行馬なら上手いと思う」
「逆に、差す競馬だと、脚を余したり前が詰まったりすることが多い印象」
「そしてなんと言っても、武豊騎手は過剰人気になることが多いので、馬券的にはあまり儲からない騎手だと感じる」
「ただ、2017年からの重賞レースでの回収率は素晴らしく、儲かる騎手になってきている」
ではこの件について、私なりに考察してみたい。
▼競馬といえば武豊。
と言っても過言では無いほどのカリスマジョッキー。それが武豊。レジェンド武豊。
20年前くらいは、もはや武豊に逆らうと馬券は当たらないというくらいの、武豊帝国でした。
ちょうど彼が、スペシャルウィークでダービーを制覇した頃は、武豊帝国の全盛期だったと感じます。
▼しかしその後、アドマイヤの馬主との確執や、社台との確執によって、徐々に武豊のリズムは崩れていく。
一時期は「武豊はもう終わった」などと言われたりもして、もう引退するのではないか、とささやかれることもありました。
▼しかし、そこはさすがカリスマ武豊。
また少しずつ、往年のミラクル騎乗が蘇ってきました。
スランプだった時は、彼は他のジョッキーに影響を受けすぎていたように思います。
▼あくまでも私の見た感じの印象ですが、岩田康誠や、ウチパクなど、地方のトップジョッキーが中央競馬に移籍して活躍すればするほど、生え抜きのJRAのジョッキーは比較された。
特に、ナンバーワンジョッキーであった武豊は、地方のジョッキーと比較され続けました。
▼その結果、武豊は本来の自分のスタイルを見失っていたように感じました。
武豊の騎乗スタイルは、本来、折り合いをつけて馬の脚を溜め、4コーナーをロスなく回って、直線で末脚を爆発させるというスタイルです。
彼が、縦横無尽に大活躍した時期というのは、ちょうど「サンデーサイレンス産駒」が大活躍していたその時期と重なります。
▼武豊の追い込みのスタイルは、サンデーサイレンス産駒の瞬発力に、ピッタリ合う騎乗スタイルだった。
そして、サンデーサイレンスの死亡により、サンデーサイレンス産駒が減少していくのと合わせるように、武豊は不調期間に突入していったようにも感じられます。
▼それと、これもあくまでも私ブエナの個人的な印象ですが、
「ディープインパクト」
との出会いが、武豊のリズムを狂わせたような印象も受けます。
▼伝説のスーパーホース、ディープインパクト。
ディープインパクトに乗っている時の武豊は、とても楽しそうで、輝いていた。
ですが、ディープインパクトがあまりにも強すぎたが故に、武豊の騎乗に、わずかな感覚のズレのようなものが生じていたのではないか?
と、騎手でもない私は、競馬中継を見ながら、歯がゆい思いをしていたものでした。
▼いろいろな偶然が重なって、武豊のスランプは続いたわけですが、2013年度以降を見ると、武豊は以前よりも腕が上がっている様な印象を受けます。
今、武豊の乗っている馬は、以前よりもクオリティが低い。つまり弱い馬に乗っているわけです。
それでも2013年度からは、素晴らしい騎乗を何度も見せている。
一時期は「武豊だからタメ殺しだろう」などと言われていました。
が、今年の武豊の騎乗を見る限りでは、常に馬券対象として考慮しなければならないジョッキーとして復活しているように思えます。
▼ただ、武豊がうまいのは間違いないのですが、馬券的にはちょっと難しい部分もある。
彼はあまりにも知名度がありすぎて、オッズが過剰人気になりがちなんですね。
特に、重賞レースやG1レースなどでは、武豊というだけで、今でも馬券が売れまくってしまいます。
菊花賞の、マジェスティハーツなどは完全に武豊人気によって、2番人気まで支持されましたが惨敗。
あれは武豊の責任ではなく、過剰人気ですね。
▼武豊がうまいか下手かと聞かれれば、私はうまいと思う。
ただ、馬券として儲かるか?と聞かれれば、これは微妙。
その理由は、先ほども書いたように、武豊という知名度がすごすぎて過剰人気になるからです。
(※特に、競馬初心者さんが多く参戦してくる G1レースなどでは、その傾向が顕著です)
▼それから、武豊の特徴として、剛腕というタイプではないため、岩田や内田のように「追える」タイプではないですね。
「武豊は追えない」と言われますが、確かにそれはあるような気がする。
ですがそれ以上に、武豊は折り合いをつけるのがうまく、爆発的な末脚を引き出すことができる。
キズナでのダービー制覇などは、まさに武豊という感じの好騎乗でした。
▼さて、それでは具体的な武豊のデータも見てみましょう。
【武豊データ】
2010~2015
3597レース分析
武豊 単勝回収率66%
はい。
武豊の平均単勝回収率は、66%。
やはりかなり低い数字となっています。
レジェンドであるが故に、常に過剰人気になってしまう。
ここが武豊を馬券で狙う際の、最も難しい部分になります。
【武豊 G2~G3】 単勝回収率90%
【武豊 G1】 単勝回収率29%
はい。
これはあくまでも、2010~2015の5年間のデータですが、武豊は、G2~G3では素晴らしい回収率ですが、G1になると回収率が急落しています。
岩田康誠と対照的ですね。
▼先ほども書きましたが、武豊はネームバリューがとてつもなく、普段競馬をやらない人でも、その名前を知っている。
なので、G1だと「武豊だから来るでしょ!」みたいなライトな競馬ファンが武豊の馬券を買ってしまうため、どうしても回収率が下がりやすくなるような気がします。
▼G1の武豊は、馬券的にはあまり美味しくない。
G1では、武豊より、戸崎圭太・Mデムーロ・ルメールあたりの方が儲けやすいと思います。
(あくまでも私ブエナの個人的な狙い方です)
▼というわけで本日は、武豊のデータについて書いてみました。
ファンとアンチが多く、好き嫌いが分かれる武豊ジョッキーですが、やはり一番「華」がある騎手だと思います。
武豊が活躍すると競馬界全体が盛り上がり、馬券の売り上げもアップするというのは間違いないですね。
いろいろ書きましたが、私も武豊は大好きな騎手です。
(馬券は別として)
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼武豊のデータについての考察を続けます。
2010年からの、特別戦のデータを見てみましょう。
【武豊データ。特別戦】 2010~2016.10
1562レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 77%
複勝回収率 78%
はい。
ごく普通です。
武豊は、腕はあってもどうしても過剰人気になりやすいので、買いどころを絞り込んでいかないと、利益になりません。
▼武豊1600万条件 単勝回収率 106%
複勝回収率 93%
はい。
なぜか武豊は、準オープンだと一番成績が良かったりします。
▼武豊。前走で先行した馬 単勝回収率 104%
複勝回収率 85%
はい。
前走で先行した馬に乗ると、非常に成績が良いです。
上述の通り、武豊騎手は、あまり腕力がないタイプなので、先行して抜け出す形の方が回収率は上がりやすい印象です。
ちなみに、前走で逃げた馬も回収率がよく、単勝回収率 95%です。
武豊は追い込みのイメージですが、馬券で狙う場合は、「先行馬の武豊」の方が、私ブエナは期待値が高いと感じます。
▼武豊&池江泰寿厩舎 単勝回収率 143%
複勝回収率 97%
はい。
武豊と厩舎の関係でみると、過去5年の特別戦では、池江泰寿厩舎との組み合わせが、期待値が高い。
重賞レースでは、あまり目立ちませんが、トーセンスターダムなど特別戦で活躍している印象です。
ちなみにこの2人は同級生であり、幼なじみらしい。
▼武豊。芝ダート
芝
単勝回収率 86%
ダート
単勝回収率 53%
はい。
芝とダートでは、やはり芝の方が成績がよくなる傾向にあります。
剛腕ではないので、スピードとタイミングで勝負する芝のレースの方が、武豊向きだと感じます。
▼(つづき)
さて、年が変わったので、2017年の前半までの武豊データを見てみます。
【武豊。2017年7月まで】
単勝回収率 57%
複勝回収率 73%
はい。
やや低め、といった感じの回収率。
先ほどから書いている通り、武豊は過剰人気になりやすいので、これは仕方ない。
ではもう少し絞り込んでみます。
【武豊。重賞レース2017前半】
単勝回収率 90%
複勝回収率 121%
素晴らしいですね。
2017年の武豊は、6~7月の重賞レースで絶不調になっていますが、1~4月はかなりの高回収率でした。
▼キタサンブラックでのG1連勝を筆頭に、安定した騎乗。
外国人騎手の、Mデムーロとルメールに馬を持っていかれている中で、この成績はかなり優秀だと思います。
▼最近は、「武豊は下手。買わない」などと言っている人も多いようですが、この成績を見ていると、武豊を馬券から外してしまうと、重賞レースではかなり回収率が下がることがわかります。
ただ上述したように、6月から不調なので、今後どのような傾向になるかわかりませんが。
▼キタサンブラックの凱旋門賞が消えてしまい、おそらく精神的にもモチベーションダウンしていると思われます。
アスリートの世界なので、メンタル面はかなり影響があるはず。
2017年の後半も狙える騎手となるかどうか?
今後も見極めていきたいと思います。
▼(続き)
また少し月日が流れたので、最新の武豊情報を掲載してみます。
【武豊。重賞レース2017年~2018年5月まで】
単勝回収率 110%
複勝回収率 108%
はい。
見事な成績です。完全復活ですね。
▼特に、「G3」では、単勝回収率202%・複勝回収率127%と素晴らしい成績になっています。
つまり、「キタサンブラックがいたから、高回収率だったわけではない」ということ。
▼2017年からの1年半、武豊騎手は様々な馬で重賞レースを勝っています。
これは本当に素晴らしい成績だと思います。
Mデムーロとルメールがたくさんの馬を持っていってしまったにもかかわらず、単複どちらもプラス。
今はむしろ、デムルメよりも、武豊の方が儲かる時代なのかもしれない。
▼マイナスポイントとしては、G2~G1でのビッグレースで、単勝回収率が低いこと。
G1は、単勝回収率34%
G2は、単勝回収率43%
なので、大きなレースではやっぱり上述した外国人騎手の方が、回収率が高い状況です。
▼また、脚質的には、やはり逃げ・先行馬での回収率が圧倒的に高い。
このような状況を勘案して、今のところ武豊の馬券を重賞レースで買うとしたら、
「G3」「逃げ・先行馬」
この辺で狙っていくと、利益を出しやすい印象ですね。
▼ではここで、さらに武豊騎手のデータを最新に更新してみましょう。
【武豊データ。重賞レース。2017~2020.3】
単勝回収率79%・複勝回収率93%
はい。
単勝回収率は標準的ですが、複勝回収率は93%と非常に優秀です。
複勝回収率が93%あれば、武豊騎手を軸にした三連複やワイドで、簡単に利益を出すことができます。
▼では次のデータ。
芝重賞レース⇒単勝回収率83%・複勝回収率97%
ダート重賞レース⇒単勝回収率54%・複勝回収率63%
はい。
この傾向も以前から引き続きのものですが、武豊騎手は、ダートより芝のレースの方が回収率が高くなりやすいです。
パワー型の騎手ではないので、ダートより芝の方がタイミングで勝負できるからですね。
▼では次のデータ。
1番人気⇒単勝回収率65%・複勝回収率85%
2番人気⇒単勝回収率75%・複勝回収率61%
3番人気⇒単勝回収率184%・複勝回収率114%
はい。
重賞レースでの武豊騎手は、1~2番人気だと普通ですが、3番人気だと、なぜかやたら回収率が高いです。
例えば、2019年の菊花賞。ワールドプレミアは3番人気で1着。
2019年の日経賞。メイショウテッコンも3番人気で1着など、なぜか3番人気で活躍することの多い武豊。
武豊が重賞レースで3番人気なら、軸候補として考えておいて良いでしょう。
▼ちなみに、上述した2019年の菊花賞は、私も馬券を的中したレースです。
このレースは、1番人気が断然人気のヴェロックス。
ただ、重賞レースでは勝ちきれず、2~3着ばかりの馬。
京都3000mが合うかどうかも微妙。
この不安要素で断然人気なら、ちょっと軸にはできない感じでした。
▼そこで、軸は少しずらして、2番人気のニシノデイジーか、3番人気のワールドプレミアということになるわけです。
2番人気のニシノデイジーは、いつも5着前後に来るタイプですが、菊花賞で勝ち負けできるほどの能力かというと、少し疑問。
ルメール人気で2番人気になっている感じでした。
▼ということで、軸は消去法で3番人気のワールドプレミア。
ワールドプレミアは、武豊騎手も半信半疑だったように、めちゃくちゃ強いという感じでは無い。
ただ、ここまでのデータを見てみると、軸としては最もマシ、という感じでした。
▼軸ワールドプレミアで、三連複と馬連流し。
相手は、いつも通りの中穴狙い。
結果は、2着に中穴、8番人気のサトノルークスが突っ込んできて、馬連4680円・三連複3070円と、まずまずの配当になりました。
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「武豊騎手は、逃げ・先行馬なら上手いと思う」
「逆に、差す競馬だと、脚を余したり前が詰まったりすることが多い印象」
「そしてなんと言っても、武豊騎手は過剰人気になることが多いので、馬券的にはあまり儲からない騎手だと感じる」
「ただ、2017年からの重賞レースでの回収率は素晴らしく、儲かる騎手になってきている」
ではこの件について、私なりに考察してみたい。
▼競馬といえば武豊。
と言っても過言では無いほどのカリスマジョッキー。それが武豊。レジェンド武豊。
20年前くらいは、もはや武豊に逆らうと馬券は当たらないというくらいの、武豊帝国でした。
ちょうど彼が、スペシャルウィークでダービーを制覇した頃は、武豊帝国の全盛期だったと感じます。
▼しかしその後、アドマイヤの馬主との確執や、社台との確執によって、徐々に武豊のリズムは崩れていく。
一時期は「武豊はもう終わった」などと言われたりもして、もう引退するのではないか、とささやかれることもありました。
▼しかし、そこはさすがカリスマ武豊。
また少しずつ、往年のミラクル騎乗が蘇ってきました。
スランプだった時は、彼は他のジョッキーに影響を受けすぎていたように思います。
▼あくまでも私の見た感じの印象ですが、岩田康誠や、ウチパクなど、地方のトップジョッキーが中央競馬に移籍して活躍すればするほど、生え抜きのJRAのジョッキーは比較された。
特に、ナンバーワンジョッキーであった武豊は、地方のジョッキーと比較され続けました。
▼その結果、武豊は本来の自分のスタイルを見失っていたように感じました。
武豊の騎乗スタイルは、本来、折り合いをつけて馬の脚を溜め、4コーナーをロスなく回って、直線で末脚を爆発させるというスタイルです。
彼が、縦横無尽に大活躍した時期というのは、ちょうど「サンデーサイレンス産駒」が大活躍していたその時期と重なります。
▼武豊の追い込みのスタイルは、サンデーサイレンス産駒の瞬発力に、ピッタリ合う騎乗スタイルだった。
そして、サンデーサイレンスの死亡により、サンデーサイレンス産駒が減少していくのと合わせるように、武豊は不調期間に突入していったようにも感じられます。
▼それと、これもあくまでも私ブエナの個人的な印象ですが、
「ディープインパクト」
との出会いが、武豊のリズムを狂わせたような印象も受けます。
▼伝説のスーパーホース、ディープインパクト。
ディープインパクトに乗っている時の武豊は、とても楽しそうで、輝いていた。
ですが、ディープインパクトがあまりにも強すぎたが故に、武豊の騎乗に、わずかな感覚のズレのようなものが生じていたのではないか?
と、騎手でもない私は、競馬中継を見ながら、歯がゆい思いをしていたものでした。
▼いろいろな偶然が重なって、武豊のスランプは続いたわけですが、2013年度以降を見ると、武豊は以前よりも腕が上がっている様な印象を受けます。
今、武豊の乗っている馬は、以前よりもクオリティが低い。つまり弱い馬に乗っているわけです。
それでも2013年度からは、素晴らしい騎乗を何度も見せている。
一時期は「武豊だからタメ殺しだろう」などと言われていました。
が、今年の武豊の騎乗を見る限りでは、常に馬券対象として考慮しなければならないジョッキーとして復活しているように思えます。
▼ただ、武豊がうまいのは間違いないのですが、馬券的にはちょっと難しい部分もある。
彼はあまりにも知名度がありすぎて、オッズが過剰人気になりがちなんですね。
特に、重賞レースやG1レースなどでは、武豊というだけで、今でも馬券が売れまくってしまいます。
菊花賞の、マジェスティハーツなどは完全に武豊人気によって、2番人気まで支持されましたが惨敗。
あれは武豊の責任ではなく、過剰人気ですね。
▼武豊がうまいか下手かと聞かれれば、私はうまいと思う。
ただ、馬券として儲かるか?と聞かれれば、これは微妙。
その理由は、先ほども書いたように、武豊という知名度がすごすぎて過剰人気になるからです。
(※特に、競馬初心者さんが多く参戦してくる G1レースなどでは、その傾向が顕著です)
▼それから、武豊の特徴として、剛腕というタイプではないため、岩田や内田のように「追える」タイプではないですね。
「武豊は追えない」と言われますが、確かにそれはあるような気がする。
ですがそれ以上に、武豊は折り合いをつけるのがうまく、爆発的な末脚を引き出すことができる。
キズナでのダービー制覇などは、まさに武豊という感じの好騎乗でした。
▼さて、それでは具体的な武豊のデータも見てみましょう。
【武豊データ】
2010~2015
3597レース分析
武豊 単勝回収率66%
はい。
武豊の平均単勝回収率は、66%。
やはりかなり低い数字となっています。
レジェンドであるが故に、常に過剰人気になってしまう。
ここが武豊を馬券で狙う際の、最も難しい部分になります。
【武豊 G2~G3】 単勝回収率90%
【武豊 G1】 単勝回収率29%
はい。
これはあくまでも、2010~2015の5年間のデータですが、武豊は、G2~G3では素晴らしい回収率ですが、G1になると回収率が急落しています。
岩田康誠と対照的ですね。
▼先ほども書きましたが、武豊はネームバリューがとてつもなく、普段競馬をやらない人でも、その名前を知っている。
なので、G1だと「武豊だから来るでしょ!」みたいなライトな競馬ファンが武豊の馬券を買ってしまうため、どうしても回収率が下がりやすくなるような気がします。
▼G1の武豊は、馬券的にはあまり美味しくない。
G1では、武豊より、戸崎圭太・Mデムーロ・ルメールあたりの方が儲けやすいと思います。
(あくまでも私ブエナの個人的な狙い方です)
▼というわけで本日は、武豊のデータについて書いてみました。
ファンとアンチが多く、好き嫌いが分かれる武豊ジョッキーですが、やはり一番「華」がある騎手だと思います。
武豊が活躍すると競馬界全体が盛り上がり、馬券の売り上げもアップするというのは間違いないですね。
いろいろ書きましたが、私も武豊は大好きな騎手です。
(馬券は別として)
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▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
武豊の傾向データ。狙い目
▼武豊のデータについての考察を続けます。
2010年からの、特別戦のデータを見てみましょう。
【武豊データ。特別戦】 2010~2016.10
1562レース分析(ブエナ調べ)
単勝回収率 77%
複勝回収率 78%
はい。
ごく普通です。
武豊は、腕はあってもどうしても過剰人気になりやすいので、買いどころを絞り込んでいかないと、利益になりません。
▼武豊1600万条件 単勝回収率 106%
複勝回収率 93%
はい。
なぜか武豊は、準オープンだと一番成績が良かったりします。
▼武豊。前走で先行した馬 単勝回収率 104%
複勝回収率 85%
はい。
前走で先行した馬に乗ると、非常に成績が良いです。
上述の通り、武豊騎手は、あまり腕力がないタイプなので、先行して抜け出す形の方が回収率は上がりやすい印象です。
ちなみに、前走で逃げた馬も回収率がよく、単勝回収率 95%です。
武豊は追い込みのイメージですが、馬券で狙う場合は、「先行馬の武豊」の方が、私ブエナは期待値が高いと感じます。
▼武豊&池江泰寿厩舎 単勝回収率 143%
複勝回収率 97%
はい。
武豊と厩舎の関係でみると、過去5年の特別戦では、池江泰寿厩舎との組み合わせが、期待値が高い。
重賞レースでは、あまり目立ちませんが、トーセンスターダムなど特別戦で活躍している印象です。
ちなみにこの2人は同級生であり、幼なじみらしい。
▼武豊。芝ダート
芝
単勝回収率 86%
ダート
単勝回収率 53%
はい。
芝とダートでは、やはり芝の方が成績がよくなる傾向にあります。
剛腕ではないので、スピードとタイミングで勝負する芝のレースの方が、武豊向きだと感じます。
▼(つづき)
さて、年が変わったので、2017年の前半までの武豊データを見てみます。
【武豊。2017年7月まで】
単勝回収率 57%
複勝回収率 73%
はい。
やや低め、といった感じの回収率。
先ほどから書いている通り、武豊は過剰人気になりやすいので、これは仕方ない。
ではもう少し絞り込んでみます。
【武豊。重賞レース2017前半】
単勝回収率 90%
複勝回収率 121%
素晴らしいですね。
2017年の武豊は、6~7月の重賞レースで絶不調になっていますが、1~4月はかなりの高回収率でした。
▼キタサンブラックでのG1連勝を筆頭に、安定した騎乗。
外国人騎手の、Mデムーロとルメールに馬を持っていかれている中で、この成績はかなり優秀だと思います。
▼最近は、「武豊は下手。買わない」などと言っている人も多いようですが、この成績を見ていると、武豊を馬券から外してしまうと、重賞レースではかなり回収率が下がることがわかります。
ただ上述したように、6月から不調なので、今後どのような傾向になるかわかりませんが。
▼キタサンブラックの凱旋門賞が消えてしまい、おそらく精神的にもモチベーションダウンしていると思われます。
アスリートの世界なので、メンタル面はかなり影響があるはず。
2017年の後半も狙える騎手となるかどうか?
今後も見極めていきたいと思います。
▼(続き)
また少し月日が流れたので、最新の武豊情報を掲載してみます。
【武豊。重賞レース2017年~2018年5月まで】
単勝回収率 110%
複勝回収率 108%
はい。
見事な成績です。完全復活ですね。
▼特に、「G3」では、単勝回収率202%・複勝回収率127%と素晴らしい成績になっています。
つまり、「キタサンブラックがいたから、高回収率だったわけではない」ということ。
▼2017年からの1年半、武豊騎手は様々な馬で重賞レースを勝っています。
これは本当に素晴らしい成績だと思います。
Mデムーロとルメールがたくさんの馬を持っていってしまったにもかかわらず、単複どちらもプラス。
今はむしろ、デムルメよりも、武豊の方が儲かる時代なのかもしれない。
▼マイナスポイントとしては、G2~G1でのビッグレースで、単勝回収率が低いこと。
G1は、単勝回収率34%
G2は、単勝回収率43%
なので、大きなレースではやっぱり上述した外国人騎手の方が、回収率が高い状況です。
▼また、脚質的には、やはり逃げ・先行馬での回収率が圧倒的に高い。
このような状況を勘案して、今のところ武豊の馬券を重賞レースで買うとしたら、
「G3」「逃げ・先行馬」
この辺で狙っていくと、利益を出しやすい印象ですね。
▼ではここで、さらに武豊騎手のデータを最新に更新してみましょう。
【武豊データ。重賞レース。2017~2020.3】
単勝回収率79%・複勝回収率93%
はい。
単勝回収率は標準的ですが、複勝回収率は93%と非常に優秀です。
複勝回収率が93%あれば、武豊騎手を軸にした三連複やワイドで、簡単に利益を出すことができます。
▼では次のデータ。
芝重賞レース⇒単勝回収率83%・複勝回収率97%
ダート重賞レース⇒単勝回収率54%・複勝回収率63%
はい。
この傾向も以前から引き続きのものですが、武豊騎手は、ダートより芝のレースの方が回収率が高くなりやすいです。
パワー型の騎手ではないので、ダートより芝の方がタイミングで勝負できるからですね。
▼では次のデータ。
1番人気⇒単勝回収率65%・複勝回収率85%
2番人気⇒単勝回収率75%・複勝回収率61%
3番人気⇒単勝回収率184%・複勝回収率114%
はい。
重賞レースでの武豊騎手は、1~2番人気だと普通ですが、3番人気だと、なぜかやたら回収率が高いです。
例えば、2019年の菊花賞。ワールドプレミアは3番人気で1着。
2019年の日経賞。メイショウテッコンも3番人気で1着など、なぜか3番人気で活躍することの多い武豊。
武豊が重賞レースで3番人気なら、軸候補として考えておいて良いでしょう。
▼ちなみに、上述した2019年の菊花賞は、私も馬券を的中したレースです。
このレースは、1番人気が断然人気のヴェロックス。
ただ、重賞レースでは勝ちきれず、2~3着ばかりの馬。
京都3000mが合うかどうかも微妙。
この不安要素で断然人気なら、ちょっと軸にはできない感じでした。
▼そこで、軸は少しずらして、2番人気のニシノデイジーか、3番人気のワールドプレミアということになるわけです。
2番人気のニシノデイジーは、いつも5着前後に来るタイプですが、菊花賞で勝ち負けできるほどの能力かというと、少し疑問。
ルメール人気で2番人気になっている感じでした。
▼ということで、軸は消去法で3番人気のワールドプレミア。
ワールドプレミアは、武豊騎手も半信半疑だったように、めちゃくちゃ強いという感じでは無い。
ただ、ここまでのデータを見てみると、軸としては最もマシ、という感じでした。
▼軸ワールドプレミアで、三連複と馬連流し。
相手は、いつも通りの中穴狙い。
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