競馬初心者の馬単の買い方。ビギナーの馬単馬券構成の仕方。買い目のコツとポイント

競馬初心者の馬単の買い方

▼本日は、初心者さんの馬単について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「馬単は、馬連よりも難易度が高いが、コツを掴めば馬連より利益を出しやすい馬券種」

「馬単の基本は、1着固定流し。2着の相手ヒモ馬は、5頭くらいに流す形」

「馬単マルチ(裏表)や、馬単ボックスは、期待値的な裏付けがなく、初心者さん向きではないので非推奨」

「1着固定にする軸馬は、単勝期待値の高い馬を選ぶと、利益を出しやすい」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼馬単は、1着と2着を順番通りに当てる馬券です。

馬連は、1着と2着を順不同で当てる馬券なので、馬単の方が難易度が高いということになります。

初心者さんには、最初は馬連の方が適していますが、コツさえ掴めば、馬単の方が利益を出しやすくなります。



▼その理由としては、まず馬単は馬連の倍の買い目点数があること。

馬連が最大で153通りの買い目点数なのに対し、馬単は最大で306通りの買い目点数があります。

馬券というのは、買い目点数が多くなればなるほど、「オッズの歪み」が生じやすくなり、利益を出しやすくなります。

その点から、馬連よりも買い目点数が多い馬単は、利益を出しやすい馬券種と言えるわけです。



▼ただ、馬連から馬単にスイッチしたからと言って、それだけで簡単に利益が出るわけではありません。

馬単の基本を踏まえた上で、馬券構成しなければ、利益どころか損失が出ることもあります。

そこで本日は、競馬初心者さんでも利益が出せるような馬単の買い方について、考えてみたいと思います。



▼まず、馬単の馬券構成の基本ですが、「馬単1着固定流し」がオーソドックスなスタイルになります。

馬連の場合は、「馬連軸1頭流し」が基本形でしたが、馬単は1着固定が基本。

馬連は、軸馬が1~2着に来て「連対」すれば、的中条件を満たしましたが、馬単1着固定の場合は、軸馬が勝たないと的中条件を満たしません。

この部分で、馬単の方が的中率が低く、難しい馬券種であると言えるわけです。



▼したがって、馬単の場合は、軸馬が1着に来やすい条件で、馬を探していくことになります。

これはいわゆる、「単勝期待値が高い馬」「単勝回収率が高い馬」ということになります。



▼競馬には、単勝期待値が高い馬と、複勝期待値が高い馬が存在しています。

前者は1着になりやすい馬。後者は2~3着になりやすい馬。

前者は単勝期待値が高いので、単勝や馬単・三連単の1着固定で有効な軸馬になります。

後者は複勝期待値が高いので、複勝馬券や馬連・三連複で有効な軸馬になる。

このように、馬券種によって、選ぶべき軸馬が違ってくるので、まずはそこが第一のポイントになりますね。


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競馬初心者さんの馬単、具体的な買い方とコツ

▼先程は、「馬単1着固定の軸馬は、単勝期待値が高い馬を選ぶ」と書きました。

ここでは、具体的にどのような馬が単勝期待値が高いのか、考えてみたいと思います。



▼単勝期待値、単勝回収率が高い馬の条件を、簡単に列挙してみます。


単勝期待値が高い馬の条件

・逃げ馬/先行馬
・芝のレースで内枠の馬(ダートは外枠)
・トップジョッキー騎乗馬
・調教の動きが良い馬
・前走で人気になっていた馬
・前走で不利があった馬
・前走1着馬



はい。
この辺の条件に該当する馬は、単勝回収率が高くなりやすい馬、つまり馬単の1着固定軸に適している馬ということになります。



▼まず、「逃げ馬/先行馬

競馬においては、逃げ馬と先行馬は、単勝期待値が高い馬の代表になります。

競馬の魅力は、「最初は後ろにいるけど、ゴール前で逆転する!」という追い込みの競馬ですが、データ的には、追い込み馬は期待値が低く、儲けにくい馬ということになります。

それに対して、前に行ける逃げ馬と先行馬は、1着になる率(勝率)が高く、単勝期待値が高い馬と言えるわけです。



▼したがって、馬単1着固定を狙う場合、1着欄に固定する馬は、逃げ馬や先行馬から選ぶと、的中率と回収率が高くなりやすいです。

競馬ファンは、差し馬や追い込み馬を好みますが、回収率や期待値を考えると、差し馬より先行馬を選んだ方が、利益は出しやすいですね。



▼では次に、「内枠の馬

これは、芝のレースの話です。

競馬には、芝のレースと、ダートのレースがあります。

芝は芝の上を走るレースで、ダートは砂の上を走るレースですね。



▼芝のレースの場合、枠順が内枠の馬の方が、単勝期待値が高くなりやすいです。

競馬のレースは、円形のコースを周回するスタイルになるので、最短距離を走れる内枠の方が有利なんですね。

ほぼすべての芝コースにおいて、外枠の馬より、内枠の馬の方が、勝率・連対率・複勝率は上になっています。

回収率も、内枠の馬の方が高くなりやすいです。

したがって、馬単1着固定の軸馬を決める場合は、迷ったら内枠の馬を選択していくことによって、的中率と回収率が上がりやすくなるわけですね。



▼▼注意点として、これはあくまでも「芝のレース」での話となります。

上述したように、競馬には、芝のレースと、ダートのレースがあり、それらの馬場によって有利な枠順は変わってくるわけです。

芝のレースは内枠が有利になりやすいわけですが、ダートレースは真逆の傾向になります。



▼つまり、ダートレースでは外枠が有利になりやすい

ダートは、砂の上を走る競走なので、内枠だと、前の馬が蹴り上げた砂が顔にかかってしまい、馬が走る気をなくしてしまいます。

全く気にしない馬もいますが、多くの馬は、顔に砂がかかるのを嫌がるので、ダートでは内枠が不利になりやすいわけです。



▼なので、ダートレースで馬単を購入する場合は、「外枠の馬を1着固定にする」のが基本になります。

逆に、芝のレースでは、「内枠の馬を1着固定にする」のが基本です。

枠順で狙う場合、芝とダートでは狙い方が正反対になるので、これは頭に入れておくと良いでしょう。



▼では次に、「トップジョッキー騎乗馬

トップジョッキーが騎乗する馬は、単勝期待値が高くなりやすく、馬単の1着固定に向いています

トップジョッキーだから必ず上手いというわけではありませんが、トップジョッキーに依頼する馬というのは、馬のコンディションが良いケースが多い。

トップジョッキーに、調子が悪い馬を依頼してしまうと、もうその厩舎の馬に乗ってくれなくなるリスクがあるので、調教師もトップジョッキーに依頼する場合は、調子の良い馬を用意するケースが多いわけです。



▼したがって、トップジョッキーが騎乗する馬は、勝率や連対率が高くなりやすい。

単勝期待値も高くなりやすいので、トップジョッキー騎乗馬を馬単の1着固定にしていくと、回収率が上がりやすくなります。

馬単の軸選定に迷ったら、聞いたことがない騎手よりも、有名な騎手を軸にした方が、馬券収支は良くなりやすいわけですね。



▼ただ、「馬単の相手ヒモ馬を選ぶ場合」は、トップジョッキーばかり選ばない方が良いです。

馬単のヒモは、人気薄を拾うのが回収率をアップさせる秘訣なので、むしろあまり聞いたことがない騎手をヒモに入れていった方が、高配当が的中する確率が高くなります。

トップジョッキーを狙うのは、あくまでも軸馬を決める時であり、ヒモを選ぶ時は、できるだけマイナーな騎手を選んだ方が儲かりやすいですね。



▼▼では次に、「調教の動きが良い馬

調教の動きが良い馬は、単勝回収率が高くなりやすく、馬単の1着固定軸に向いています。

調教とは、練習試合のようなもので、この調教の動きが良い馬は、調子が良いということになります。

調子が良ければレースで能力を発揮することができるので、勝つ確率が上がり、単勝回収率も上がりやすくなるわけです。



▼なので、できるだけ調教の動きが良い馬を1着固定にした方がいいわけですが、競馬初心者さんが調教の動きを見て、良いか悪いか判断するのはかなり難しいです。

ですから、初心者さんのうちは、調教の動きを判断する時は、専門家の意見を参考にするのが良いかと思います。

競馬新聞やスポーツ新聞の調教評価を見る。

あるいは、ネット上の調教評価を見る。

これらの情報の中で、調教の動きが良い馬をメモしておき、その馬を馬単の軸にすると、回収率が上がりやすくなります。



▼ただ問題は、その専門家によって、調教を見る能力が違うという点です。

ある専門家はA馬が絶好調と判断した。しかし別の専門家はA馬は調子が悪いと判断している。

このような事は頻繁に起こります。

なので、調教の情報を参考にする場合は、最初は何人かを同時に参考にし、データを取っていく。

そして、「この専門家は信頼できるな」と感じる人を作っていくことが重要ですね。



▼では次に、「前走で人気になっていた馬

前走で人気になっていた馬は、勝率が高くなりやすく、馬単の1着固定軸にすると、利益を出しやすくなります。

前走の人気は、競馬新聞を見れば全て書かれています。

「もう終わったレースの人気なんか見てもしょうがないじゃん」→競馬初心者さんはこのように考える人が多いんですが、これはもったいない発想です。



▼前走の人気は、今走の好走確率に影響を与えます。

このことを知っている競馬ファンはあまり多くありません。

なので、「前走の人気」をチェックするだけで、あなたは他の競馬ファンより有利な立場に立つことができるわけです。



▼簡単に言えば、「前走で1~2番人気だった馬は、今走で走る確率が高い」ということになります。

必ず走るわけではないですが、前走1番人気の馬と、前走10番人気の馬では、前者の方が好走確率が高くなりやすいわけですね。

人気というのは、基本的に馬の能力を指し示しているので、前走で人気だった馬というのは、今走でも能力上位の可能性が高く、期待値が高くなりやすいというわけです。


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