松山弘平騎手のデータ傾向と回収率~成績からの狙い目と買い方

松山弘平(まつやまこうへい)ジョッキーデータと特徴

▼本日は、松山騎手のデータと狙い方・買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。



▼まず、私が2010年までさかのぼって、松山騎手のデータ(2010年~2017年)を見ていて感じたこと↓


・平均単勝回収率は79%と、ごく普通

・平均的に見ると、特に儲かる騎手という感じはしない

・ただこれは、乗っている馬が弱いというのも一因であり、下手ではない印象

・狙いどころとしては、5~7番人気の中穴ゾーンの回収率が高めな印象(単勝回収率90%)

・特別戦の回収率69%、重賞レースは29%と、特に大舞台に強い感じはしない

・ただし、重賞レースで1~3番人気なら、高い回収率を誇る(単勝回収率136%・複勝回収率118%)

・「3歳限定の500万下条件」は、なぜか回収率が高い。単勝回収率117%・複勝回収率108%。この条件は、松山騎手の狙い目

・競馬場別にみると、中山競馬場と福島競馬場が良い。小回りコースが得意な印象。彼が初めてG1を勝った皐月賞も中山。

・競争番号で見ると、朝の第1レースの回収率が妙に高い。単勝回収率190%・複勝回収率102%。朝イチの松山弘平は儲かるかも。



はい。
私ブエナの観点でデータを眺めていると、このような印象を受けました。

では、具体的に見ていきたいと思います。



▼まずは2010年からのすべての成績を見てみます。


松山弘平騎手データ(2010~2017)
6125レース騎乗

勝率6.9%
連対率14.2%
複勝率20.9%

単勝回収率79%
複勝回収率76%


はい。

では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。



▼松山弘平騎手。

2017年の皐月賞を、9番人気のアルアインで制し、いきなりクラシックジョッキーになる。

それまでにも、ミッキーアイルやドリームバレンチノで、2着までは来ていたので、ようやく勝ったかという印象です。



▼松山騎手は、2010年から見ていっても、G1勝利はこの皐月賞だけ。

G2は、2016年のマイラーズカップ、クルーガーで1着。それだけ。

まだまだ大きなレースでは勝てていませんが、乗っている馬が弱いから仕方がない。

G1~G2の戦績を見ていても、人気と同じくらいの着順には持ってきている。

あまりにも弱い馬は無理ですが、5番人気くらいの馬なら、掲示板には載せてくる可能性が高い騎手という印象です。



▼松山弘平騎手の回収率がいまいち高くない原因は、まず乗っている馬が弱いから。

2桁人気などの弱い馬にばかり乗っていると、いつも惨敗することになるので必然的に回収率が下がります。

これは下手とは違う。

どんな騎手でも、2桁人気の馬にばかり乗っていると、回収率は低くなるんです。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼なので、松山騎手ももうちょっと馬質が上がると、さらに回収率は上がると思われます。

例えば、松山騎手の重賞レースの単勝回収率は29%しかありませんが、ここから「1~3番人気」に限定すると、

単勝回収率136%
複勝回収率118%

と、一気に上昇するわけです。



▼つまり松山騎手は、強い馬にさえ乗れば、重賞レースでも儲かる騎手であると言える。

松山騎手が、重賞レースで1~4番人気くらいの馬に乗っているときは、積極的に狙ってもいいくらいの回収率になっています。



▼その反面、重賞レースで人気のない馬に騎乗しているときは、あまり目立たない。

というか、かなり回収率は低くなります。

「人気のない馬で一発狙ってやろう!」というタイプの性格ではないのかもしれません。

インタビューなど聞いていても、性格の優しい感じが伝わってきます。

ただ、人気薄でも2~3着に持ってくることは多いので、ヒモならそこそこ狙える感じ。



▼あと、「3歳限定の500万下条件」

松山騎手の狙い目になっています。

単勝回収率117%・複勝回収率108%

素晴らしい回収率。

この条件で、松山騎手が1~10番人気なら、積極的に馬券に組み込みたいところ。

11番人気以下は、無視でも良いかと。

ただ、 2014年までと比べると、やや回収率が下降してきているので、またこの条件で復活してもらえると、馬券的にも助かるところですね。

ブエナが使っている競馬サイトを公開

▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。

私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、

やっぱり⇒『マツリダ予想』です。




松山騎手は、2~3番人気馬で好成績

▼松山騎手のデータについての考察を続けます。

ここでは重賞レースに絞って分析してみます。


松山騎手
重賞レース
2010~2018.9


単勝回収率28%
複勝回収率49%



はい。
この数字だと、松山騎手を重賞レースで狙うのはちょっと厳しい感じもします。



▼年度別データを見ても、一発大穴を空ける感じでもなく、平均的に回収率が低い。

ただこれは、先ほども書いたとおり、乗っている馬が弱すぎるからです。



▼騎手によっては、超人気薄で回収率を上げるタイプの騎手もいます。

田辺騎手などはそのタイプでしょうか。

でも、松山騎手はそのタイプでは無い。

彼の場合は、「強い馬の能力を引き出す騎乗」が得意なのかなという印象を受けます。
(あくまで私ブエナの見解です)



▼特に、松山騎手が得意としている形が、「2~3番人気馬で、1番人気を負かす」という状況。

松山騎手の、2~3番人気馬での回収率は、単勝回収率160%・複勝回収率128%と、素晴らしい数字になっています。



▼最近の例で言えば、 2018年のラジニケ(第67回ラジオNIKKEI賞)

断然人気のフィエールマン(のちのG1馬)を、メイショウテッコンで完封しています。

この時、メイショウテッコンは2番人気でした。



▼あるいは、 2018年のNZT(第36回ニュージーランドトロフィー)

1番人気のケイアイノーテック(のちのG1馬)を、ここもまた、2番人気のカツジで負かす騎乗を見せました。



▼このように、松山騎手はなぜか1番人気より、2~3番人気の方が回収率が高くなる傾向にあります。

今後どのように変化していくかわかりませんが、現状ではそのような傾向。

なので、明確な1番人気が存在しており、松山騎手が2~3番人気馬に騎乗していたら、松山騎手からの馬券を考えてみても面白いかもしれません。



▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。


松山騎手データ】2015~2020年

全レース⇒単勝回収率82%・複勝回収率81%

重賞レース⇒単勝回収率48%・複勝回収率57%

平場⇒単勝回収率84%・複勝回収率79%

特別戦⇒単勝回収率79%・複勝回収率84%

ハンデ戦⇒単勝回収率86%・複勝回収率86%

牝馬限定戦⇒単勝回収率84%・複勝回収率73%

1~2番人気⇒単勝回収率91%・複勝回収率85%



はい。
データ期間を更新してみました。



▼まず、全レースの平均回収率は、単勝回収率82%・複勝回収率81%という感じで、まずまず優秀な部類に入ります。

前回の集計期間より、回収率がアップしているので、騎乗技術が向上して来ているのかもしれません。



▼重賞レースの回収率は、単勝回収率48%・複勝回収率57%で、相変わらず低いです。

ただこれも、先ほど書いたとおり、上位人気に絞りこめば、一気に回収率が上がります。


松山騎手。重賞レースで1~3番人気⇒単勝回収率157%・複勝回収率117%

はい。素晴らしい成績ですね。



▼2020年には、デアリングタクトとのコンビでクラシックロードを席巻。

あるいは、サウンドキアラとのコンビで、京都金杯・京都牝馬ステークス・阪神牝馬ステークスと重賞3連勝など、上位人気馬で重賞レースに騎乗したときは、素晴らしい集中力を見せます。



▼「強い馬で結果を出す」というのが、一流騎手の条件なので、松山騎手は次世代のトップジョッキーになる可能性を秘めています。

ルメール騎手が年齢的に厳しくなってくれば、松山騎手がトップになる可能性もあると思います。



▼次に、平場は、単勝回収率84%・複勝回収率79%で、これも悪くない数字です。

特別戦は、単勝回収率79%・複勝回収率84%で、こちらもまずまず。

松山騎手は、どんなレースでもムラなく能力を発揮してくる傾向ですね。



▼次に、ハンデ戦は、単勝回収率86%・複勝回収率86%で、優秀な部類に入ります。

ハンデ戦というのは、各馬の能力差が小さいレースなので、ハンデ戦で回収率が高いということは、騎乗技術が高いと言える。

松山騎手も、ハンデ戦での回収率が高めなので、技術があると言えます。



▼あとは、1~2番人気での成績が、単勝回収率91%・複勝回収率85%と優秀です。

やはり松山騎手の特徴として、「強い馬の能力を引き出す技術がある」と考えられます。

1番人気での成績も、単勝回収率89%・複勝回収率88%と優秀です。

なので、松山騎手が人気馬に騎乗しているときは、軸にして、そこからの流し馬券を考えていくと、回収率が上げやすくなると思います。



▼もちろん、松山騎手が穴を開けるケースもあるんですが、回収率的には、松山騎手の穴馬はそれほど回収率は高くなりません。

具体的なデータを見てみると、


10~18番人気⇒単勝回収率67%・複勝回収率70%

1~7番人気⇒単勝回収率92%・複勝回収率85%


という感じで、その差は歴然です。



▼では次に、松山騎手が重賞レースで人気馬に騎乗した時に、私の馬券が的中したレースを考えてみましょう。

まず、2020年の桜花賞。

このレースは、1番人気のレシステンシアが能力上位であり、軸はこれでよかったんですが、2番人気が松山騎手のデアリングタクトだった。

人気の松山騎手ということで、こちらも軸馬候補になる。

結果的に、どちらから流しても的中だったわけですが、3着に9番人気のスマイルカナが入り、三連複は万馬券となりました。

このレースは、人気の松山騎手を信頼すれば、比較的簡単に万馬券が的中できたレースと言えます。

レシステンシアとの三連複軸2頭にすれば、さらに回収率は上がりますね。



▼▼では次に、松山騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。


松山騎手。クラス別データ】2016~2020年。4402レース分析

新馬⇒単勝回収率64%・複勝回収率80%
未勝利⇒単勝回収率89%・複勝回収率82%
1勝クラス⇒単勝回収率97%・複勝回収率81%
2勝クラス⇒単勝回収率68%・複勝回収率88%
3勝クラス⇒単勝回収率105%・複勝回収率81%
オープン特別⇒単勝回収率110%・複勝回収率86%
リステッド競走⇒単勝回収率70%・複勝回収率96%
G3⇒単勝回収率64%・複勝回収率48%
G2⇒単勝回収率35%・複勝回収率85%
G1⇒単勝回収率51%・複勝回収率83%
重賞トータル⇒単勝回収率53%・複勝回収率66%

牝馬限定戦⇒単勝回収率74%・複勝回収率70%
ハンデ戦⇒単勝回収率86%・複勝回収率80%

平場⇒単勝回収率88%・複勝回収率81%
特別戦⇒単勝回収率79%・複勝回収率83%



はい。
過去5年間の、松山騎手のクラス別成績は上記のようになります。



▼このデータから松山騎手の狙い目を考えてみると、まず、オープン特別とリステッド競走の回収率が高いです。

オープン特別の単勝回収率は110%とプラス収支。

リステッド競走の単勝回収率は70%と平凡ですが、複勝回収率が96%と優秀な数字になっています。

リステッド競走を含む、オープン特別では、松山騎手を積極的に馬券に組み入れていきたいところです。



▼次に、重賞レースの成績ですが、単勝回収率53%・複勝回収率66%と回収率は低めになっています。

デアリングタクトで無敗の牝馬3冠を達成したり、有馬記念で11番人気のサラキアを2着に持ってきたりしているので目立ちますが、松山騎手は重賞レースでの回収率は低めです。



▼これはなぜかと言うと、松山騎手は重賞レースで4番人気以下での回収率が低いからです。

松山騎手。重賞レース4~18番人気

単勝回収率28%・複勝回収率55%

はい。
このように、重賞レースで人気薄だとあまり期待できないのが松山騎手です。



▼それに対して、重賞レースで1~3番人気の時は、非常に高い回収率を誇ります。

松山騎手。重賞レース1~3番人気

単勝回収率163%・複勝回収率110%

はい。
驚異的な数字になっています。

このことから、松山騎手が重賞レースで人気馬に騎乗していたら、無理に逆らわず、そこから流す馬券を構成すると、回収率が高くなりやすいと言えるわけです。


馬券収支が向上するサイトランキング

馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
  ↓
このユニークなサイトです。


その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
  ↓
無料だけど使える競馬情報ランキング