津村明秀騎手のデータ傾向と回収率~成績からの狙い目と買い方
津村明秀(つむらあきひで)ジョッキーデータと特徴
▼本日は、津村騎手のデータと狙い方・買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼まず、私が2010年までさかのぼって、津村騎手のデータ(2010年~2017年)を見ていて感じたこと↓
・平均単勝回収率は65%と、やや低め
・これは、大穴での激走が少ないことが一因かと。
・一方で、1~3番人気での単勝回収率は85%と、上位人気馬なら優秀な数字となる
・人気別に見ると、上述の通り1~3番人気で期待値が高い。その反面、中穴~大穴では特に目立たない印象(悪くはないが)
・クラス別に見ると、G3での複勝回収率が123%と素晴らしい数字。津村騎手のG3では、人気薄の激走に注意
・G1~G2では、全く用無しという状況。騎乗している馬が弱いので仕方ないか。ただ2019年頃からは、2~3着が増加し、三連複やワイドで狙えるようになってきた
・競馬場別に見ると、東京競馬場の複勝回収率が96%で、ここは狙い目。東京競馬場での人気薄の2~3着に注意
・あと、密かに小倉競馬場も得意なのか、複勝回収率118%となっている。小倉でも人気薄の2~3着に注意
・年度別に見ると、勝ち星は徐々に増えてきている。今後に期待の騎手
はい。
私ブエナの観点でデータを眺めていると、このような印象を受けました。
では、具体的に見ていきたいと思います。
▼まずは2010年からの、すべての成績を見てみます。
津村明秀騎手データ(2010年~2017年)
4174レース騎乗
勝率5.5%
連対率11.4%
複勝率18.5%
単勝回収率65%
複勝回収率82%
はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。
▼津村明秀騎手。
G1では、カフジテイクでのフェブラリーステークス3着くらいしか思いつかない感じで、まだ知名度は低い印象。
そんな津村騎手。
馬券では儲かるのか?
▼私ブエナの印象では、
「津村騎手は、2~3着が多い印象。なので1着固定で狙っていくより、三連複やワイドで2~3着の穴を想定していく方が、回収率は上げやすい気がする」
という感じ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼まず、平均単勝回収率は65%なので、これは低い部類。
この回収率では、馬券的にはちょっと厳しい。
ただ、津村騎手の場合、「複勝回収率が82%」なのですね。
▼これはつまり、「勝ちに行く」より「安定的に2~3着に持ってくる」
という傾向にあるのかなと。
そうであるならば、それを前提にして馬券を構成すればいい。
▼まあこのような傾向になってしまうのは、津村騎手の騎乗している馬が弱いから、というのもあります。
馬が弱いと勝つのは難しいので、2~3着狙いにせざるを得ないからです。
▼現に、津村騎手は1~3番人気に騎乗すれば、単勝回収率85%と優秀な数字。
1~3番人気の回収率で見れば、トップジョッキーと遜色のない成績になっています。
▼4~8番人気の中穴でも、回収率はまずまず普通。
という事は、津村騎手の単勝回収率を下げているのは、「大穴ゾーン」ということになる。
大穴馬で2~3着狙いをする騎手だから、どうしてもトータルの単勝回収率は低くなってしまうのかなと。
▼特に、最近は外国人騎手の進出によって、若手騎手の騎乗馬が奪われている状況が続いています。
このような状況になると、若手騎手はどうしても大穴馬に騎乗することが多くなってしまう。
で、大穴馬で2~3着狙いをするので、単勝回収率が下がる、という感じかと。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼上述の通り、津村騎手は人気馬に騎乗すればしっかり結果を出しているので、もっと騎乗馬の質が上がれば、単勝回収率も上がるはずなんです。
しかしながら、現在の競馬界の状況を考えると、なかなか騎乗馬を集めるのは難しい。
▼なので私たち競馬ファンは、そのような競馬界の状況と、津村騎手の性格を勘案しながら、最適な馬券構成を組む。
それによって、回収率は上がりやすくなっていくと、私ブエナは思うわけ。
▼さて、そんな津村騎手。
狙い目としては、「G3」「オープン特別」あたりは良いですね。
大舞台でも堂々と騎乗できるタイプで、G3の複勝回収率は123%と、かなり好成績です。
▼津村騎手は、G3で頻繁に人気薄を2~3着に持ってくるので、「人気薄のヒモ」としてマークしておくと、穴馬券も取りやすいかと思います。
あと、東京競馬場で人気薄を2~3着に持ってくることが多いので、府中の穴騎手としても要注意ですね。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼津村騎手のデータについての考察を続けます。
ここでは重賞レースに絞って分析してみます。
津村騎手
重賞レース
2010~2018.10
単勝回収率51%
複勝回収率84%
はい。
重賞レースに絞り込んでも、やっぱり単勝回収率が低く、複勝回収率が高いというバランスになります。
▼先ほども書きましたが、これは騎乗している馬が弱いからです。
重賞レースでは、リーディング上位の有力騎手に上位人気馬が依頼されていきます。
津村騎手のレベルだと、どうしても中穴~大穴馬の騎乗依頼が増えてしまうわけですね。
▼中穴馬~大穴馬を、重賞レースで1着にするのは大変です。
力が劣る馬を、自分より強い馬に先着させるわけですから、なかなかできることではない。
なので、中穴馬~大穴馬への騎乗が多い騎手は、どうしても着拾いの競馬が多くなってしまうわけです。
▼この結果、若手騎手の重賞レースでの回収率はなかなか上がらないということになる。
単勝回収率はもちろん、複勝回収率もなかなか上がらない騎手が多いわけです。
そして、そのようなデータを見て、また陣営は上位人気馬を依頼しなくなる。
現在の若手騎手の悪循環ですね。
▼ただそんな中でも、津村騎手はよく頑張っていると思う。
例えば、重賞レースで1~4番人気に騎乗した時の成績は、
単勝回収率231%・複勝回収率133%
こんなに素晴らしい成績なんです。
▼津村騎手は、強い馬にさえ乗れば活躍できる騎手であると、私ブエナは思っています。
外国人騎手の騎乗技術が高いのはわかりますが、調教師の先生も昔のように、騎手を育てるという感覚で乗せてあげてほしいと思うわけです。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【津村明秀騎手データ】2015~2020年
全レース⇒単勝回収率65%・複勝回収率80%
重賞レース⇒単勝回収率48%・複勝回収率77%
平場⇒単勝回収率63%・複勝回収率83%
特別戦⇒単勝回収率69%・複勝回収率72%
ハンデ戦⇒単勝回収率137%・複勝回収率76%
牝馬限定戦⇒単勝回収率59%・複勝回収率77%
1~2番人気⇒単勝回収率66%・複勝回収率80%
1~3番人気⇒単勝回収率70%・複勝回収率79%
▼まず、全レースの回収率は、単勝回収率65%・複勝回収率80%という感じで、前回の集計期間と同じくらいの数字ですね。
相変わらず、単勝回収率が低く、複勝回収率が高いというバランスになっています。
津村騎手は2~3着が多く、どうしてもこのような回収率のバランスになってしまいますね。
▼では次に、重賞レースのデータを見ていきましょう。
単勝回収率48%・複勝回収率77%ですね。
これだけ見ると、重賞レースで津村騎手を狙うのは厳しいという印象ですが、ここから詳細にフィルタリングしていくと、狙い目も見えてきます。
【津村騎手。重賞レースデータ】
1~2番人気⇒単勝回収率55%・複勝回収率90%
1~3番人気⇒単勝回収率55%・複勝回収率90%
4~12番人気⇒単勝回収率64%・複勝回収率102%
はい。
津村騎手の重賞レースの回収率を、人気別に集計してみました。
▼まず、このデータ期間では、単勝回収率はやはり低いままです。
なので、重賞レースで津村騎手の単勝や1着固定を狙うのは、控えめにした方が良いと考えられます。
勝ち切れないタイプですね。
▼それに対して、1~3番人気の上位人気だった時、複勝回収率は90%もあります。
これは、トップジョッキーと比較しても遜色のない回収率になります。
したがって、津村騎手が重賞レースで1~3番人気だったら、その馬を軸にした三連複やワイドが有効になるわけです。
複勝回収率が高いという事は、三連複やワイドの回収率が高くなるからですね。
▼逆に、馬単や三連単の1着固定は、回収率が低くなってしまいます。
単勝回収率や複勝回収率のデータは、このように馬券種の選択をする上でも、役に立つわけですね。
▼では次に、津村騎手が重賞レースで、中穴馬に騎乗した時の成績を見てみましょう。
・津村騎手。重賞レース4~12番人気⇒単勝回収率64%・複勝回収率102%
はい。
ここも相変わらず、単勝回収率は低いわけですが、複勝回収率はなんとプラスになっています。
▼このデータから分かる事は、「津村騎手は、4~12番人気あたりの穴馬を、2~3着に持ってくる技術が高い」ということになります。
例えば、2019年のオークス。
12番人気だったカレンブーケドールで、あわやのクビ差2着。
あの騎乗は素晴らしかったですね。
でも、やっぱり勝ち切れないところが、津村騎手らしいところでもありました。
▼カレンブーケドールとのコンビで活躍している津村騎手ですが、このオークス2着の後、
紫苑ステークス3着
秋華賞2着
ジャパンカップ2着
京都記念2着
という感じで、見事なまでに2~3着が続いています。
大体、人気以上の着順には持ってきているので、津村騎手が下手だった訳では無い。
むしろ、他の騎手だったら惨敗していたレースもあった印象です。
▼このように津村騎手は、技術はあるんですが、勝ち切れない特徴があるので、それが彼を地味な騎手のイメージにしてしまっています。
ただ、地味なイメージがあるということは、過剰人気にならないということなので、馬券的にはおいしいケースが多くなると思うわけです。
津村騎手の2~3着狙いは、頭に入れておいて損はないと思います。
▼▼では次に、津村騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。
【津村騎手。クラス別データ】2016~2020年。3159レース分析
新馬⇒単勝回収率78%・複勝回収率81%
未勝利⇒単勝回収率66%・複勝回収率84%
1勝クラス⇒単勝回収率52%・複勝回収率76%
2勝クラス⇒単勝回収率74%・複勝回収率63%
3勝クラス⇒単勝回収率89%・複勝回収率69%
オープン特別⇒単勝回収率83%・複勝回収率52%
リステッド競走⇒単勝回収率28%・複勝回収率69%
G3⇒単勝回収率68%・複勝回収率64%
G2⇒単勝回収率0%・複勝回収率105%
G1⇒単勝回収率0%・複勝回収率106%
重賞トータル⇒単勝回収率45%・複勝回収率77%
牝馬限定戦⇒単勝回収率62%・複勝回収率74%
ハンデ戦⇒単勝回収率146%・複勝回収率76%
2歳3歳限定戦の1勝クラス⇒単勝回収率20%・複勝回収率63%
平場⇒単勝回収率60%・複勝回収率80%
特別戦⇒単勝回収率74%・複勝回収率69%
はい。
過去5年間の、津村騎手のクラス別成績は上記のようになります。
▼このデータから津村騎手の狙い目を考えてみると、まず、G1とG2の2~3着が非常に多く、なんとどちらも複勝回収率はプラスになっています。
先ほどから書いていますが、やはり津村騎手は2~3着が多い騎手なので、三連複やワイドで購入する場合は、津村騎手を入れておくことで回収率が底上げされます。
▼その反面、G1とG2では、勝ち星はゼロ。
勝ち切れないのは相変わらずで、それが津村騎手の個性になっています。
これを頭に入れておけば、余計な馬券を買うことなく、回収率を高めていくことができると思います。
▼重賞レースでの人気別の回収率も見てみましょう。
【津村騎手。重賞レース1~5番人気】
単勝回収率55%・複勝回収率111%
はい。
津村騎手が重賞レースで人気馬に騎乗した場合、複勝回収率は111%と素晴らしい成績になっています。
成績の内訳は、【2-10-2-14】で、相変わらず勝ち切れませんが、安定感は抜群です。
津村騎手が重賞レースで1~5番人気なら、複勝率は50%もあるので、三連複の軸としてもヒモとしても、どちらでも回収率が高くなりやすいと思います。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
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▼本日は、津村騎手のデータと狙い方・買い方について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
▼まず、私が2010年までさかのぼって、津村騎手のデータ(2010年~2017年)を見ていて感じたこと↓
・平均単勝回収率は65%と、やや低め
・これは、大穴での激走が少ないことが一因かと。
・一方で、1~3番人気での単勝回収率は85%と、上位人気馬なら優秀な数字となる
・人気別に見ると、上述の通り1~3番人気で期待値が高い。その反面、中穴~大穴では特に目立たない印象(悪くはないが)
・クラス別に見ると、G3での複勝回収率が123%と素晴らしい数字。津村騎手のG3では、人気薄の激走に注意
・G1~G2では、全く用無しという状況。騎乗している馬が弱いので仕方ないか。ただ2019年頃からは、2~3着が増加し、三連複やワイドで狙えるようになってきた
・競馬場別に見ると、東京競馬場の複勝回収率が96%で、ここは狙い目。東京競馬場での人気薄の2~3着に注意
・あと、密かに小倉競馬場も得意なのか、複勝回収率118%となっている。小倉でも人気薄の2~3着に注意
・年度別に見ると、勝ち星は徐々に増えてきている。今後に期待の騎手
はい。
私ブエナの観点でデータを眺めていると、このような印象を受けました。
では、具体的に見ていきたいと思います。
▼まずは2010年からの、すべての成績を見てみます。
津村明秀騎手データ(2010年~2017年)
4174レース騎乗
勝率5.5%
連対率11.4%
複勝率18.5%
単勝回収率65%
複勝回収率82%
はい。
では、ここから馬券に使えそうなデータを抽出・分析してみたいと思います。
▼津村明秀騎手。
G1では、カフジテイクでのフェブラリーステークス3着くらいしか思いつかない感じで、まだ知名度は低い印象。
そんな津村騎手。
馬券では儲かるのか?
▼私ブエナの印象では、
「津村騎手は、2~3着が多い印象。なので1着固定で狙っていくより、三連複やワイドで2~3着の穴を想定していく方が、回収率は上げやすい気がする」
という感じ。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼まず、平均単勝回収率は65%なので、これは低い部類。
この回収率では、馬券的にはちょっと厳しい。
ただ、津村騎手の場合、「複勝回収率が82%」なのですね。
▼これはつまり、「勝ちに行く」より「安定的に2~3着に持ってくる」
という傾向にあるのかなと。
そうであるならば、それを前提にして馬券を構成すればいい。
▼まあこのような傾向になってしまうのは、津村騎手の騎乗している馬が弱いから、というのもあります。
馬が弱いと勝つのは難しいので、2~3着狙いにせざるを得ないからです。
▼現に、津村騎手は1~3番人気に騎乗すれば、単勝回収率85%と優秀な数字。
1~3番人気の回収率で見れば、トップジョッキーと遜色のない成績になっています。
▼4~8番人気の中穴でも、回収率はまずまず普通。
という事は、津村騎手の単勝回収率を下げているのは、「大穴ゾーン」ということになる。
大穴馬で2~3着狙いをする騎手だから、どうしてもトータルの単勝回収率は低くなってしまうのかなと。
▼特に、最近は外国人騎手の進出によって、若手騎手の騎乗馬が奪われている状況が続いています。
このような状況になると、若手騎手はどうしても大穴馬に騎乗することが多くなってしまう。
で、大穴馬で2~3着狙いをするので、単勝回収率が下がる、という感じかと。
(あくまで私ブエナの見解です)
▼上述の通り、津村騎手は人気馬に騎乗すればしっかり結果を出しているので、もっと騎乗馬の質が上がれば、単勝回収率も上がるはずなんです。
しかしながら、現在の競馬界の状況を考えると、なかなか騎乗馬を集めるのは難しい。
▼なので私たち競馬ファンは、そのような競馬界の状況と、津村騎手の性格を勘案しながら、最適な馬券構成を組む。
それによって、回収率は上がりやすくなっていくと、私ブエナは思うわけ。
▼さて、そんな津村騎手。
狙い目としては、「G3」「オープン特別」あたりは良いですね。
大舞台でも堂々と騎乗できるタイプで、G3の複勝回収率は123%と、かなり好成績です。
▼津村騎手は、G3で頻繁に人気薄を2~3着に持ってくるので、「人気薄のヒモ」としてマークしておくと、穴馬券も取りやすいかと思います。
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やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
津村騎手は、重賞レースで上位人気になれば、すばらしい成績なんだよ
▼津村騎手のデータについての考察を続けます。
ここでは重賞レースに絞って分析してみます。
津村騎手
重賞レース
2010~2018.10
単勝回収率51%
複勝回収率84%
はい。
重賞レースに絞り込んでも、やっぱり単勝回収率が低く、複勝回収率が高いというバランスになります。
▼先ほども書きましたが、これは騎乗している馬が弱いからです。
重賞レースでは、リーディング上位の有力騎手に上位人気馬が依頼されていきます。
津村騎手のレベルだと、どうしても中穴~大穴馬の騎乗依頼が増えてしまうわけですね。
▼中穴馬~大穴馬を、重賞レースで1着にするのは大変です。
力が劣る馬を、自分より強い馬に先着させるわけですから、なかなかできることではない。
なので、中穴馬~大穴馬への騎乗が多い騎手は、どうしても着拾いの競馬が多くなってしまうわけです。
▼この結果、若手騎手の重賞レースでの回収率はなかなか上がらないということになる。
単勝回収率はもちろん、複勝回収率もなかなか上がらない騎手が多いわけです。
そして、そのようなデータを見て、また陣営は上位人気馬を依頼しなくなる。
現在の若手騎手の悪循環ですね。
▼ただそんな中でも、津村騎手はよく頑張っていると思う。
例えば、重賞レースで1~4番人気に騎乗した時の成績は、
単勝回収率231%・複勝回収率133%
こんなに素晴らしい成績なんです。
▼津村騎手は、強い馬にさえ乗れば活躍できる騎手であると、私ブエナは思っています。
外国人騎手の騎乗技術が高いのはわかりますが、調教師の先生も昔のように、騎手を育てるという感覚で乗せてあげてほしいと思うわけです。
▼では次に、さらにデータ期間を更新して分析してみましょう。
【津村明秀騎手データ】2015~2020年
全レース⇒単勝回収率65%・複勝回収率80%
重賞レース⇒単勝回収率48%・複勝回収率77%
平場⇒単勝回収率63%・複勝回収率83%
特別戦⇒単勝回収率69%・複勝回収率72%
ハンデ戦⇒単勝回収率137%・複勝回収率76%
牝馬限定戦⇒単勝回収率59%・複勝回収率77%
1~2番人気⇒単勝回収率66%・複勝回収率80%
1~3番人気⇒単勝回収率70%・複勝回収率79%
▼まず、全レースの回収率は、単勝回収率65%・複勝回収率80%という感じで、前回の集計期間と同じくらいの数字ですね。
相変わらず、単勝回収率が低く、複勝回収率が高いというバランスになっています。
津村騎手は2~3着が多く、どうしてもこのような回収率のバランスになってしまいますね。
▼では次に、重賞レースのデータを見ていきましょう。
単勝回収率48%・複勝回収率77%ですね。
これだけ見ると、重賞レースで津村騎手を狙うのは厳しいという印象ですが、ここから詳細にフィルタリングしていくと、狙い目も見えてきます。
【津村騎手。重賞レースデータ】
1~2番人気⇒単勝回収率55%・複勝回収率90%
1~3番人気⇒単勝回収率55%・複勝回収率90%
4~12番人気⇒単勝回収率64%・複勝回収率102%
はい。
津村騎手の重賞レースの回収率を、人気別に集計してみました。
▼まず、このデータ期間では、単勝回収率はやはり低いままです。
なので、重賞レースで津村騎手の単勝や1着固定を狙うのは、控えめにした方が良いと考えられます。
勝ち切れないタイプですね。
▼それに対して、1~3番人気の上位人気だった時、複勝回収率は90%もあります。
これは、トップジョッキーと比較しても遜色のない回収率になります。
したがって、津村騎手が重賞レースで1~3番人気だったら、その馬を軸にした三連複やワイドが有効になるわけです。
複勝回収率が高いという事は、三連複やワイドの回収率が高くなるからですね。
▼逆に、馬単や三連単の1着固定は、回収率が低くなってしまいます。
単勝回収率や複勝回収率のデータは、このように馬券種の選択をする上でも、役に立つわけですね。
▼では次に、津村騎手が重賞レースで、中穴馬に騎乗した時の成績を見てみましょう。
・津村騎手。重賞レース4~12番人気⇒単勝回収率64%・複勝回収率102%
はい。
ここも相変わらず、単勝回収率は低いわけですが、複勝回収率はなんとプラスになっています。
▼このデータから分かる事は、「津村騎手は、4~12番人気あたりの穴馬を、2~3着に持ってくる技術が高い」ということになります。
例えば、2019年のオークス。
12番人気だったカレンブーケドールで、あわやのクビ差2着。
あの騎乗は素晴らしかったですね。
でも、やっぱり勝ち切れないところが、津村騎手らしいところでもありました。
▼カレンブーケドールとのコンビで活躍している津村騎手ですが、このオークス2着の後、
紫苑ステークス3着
秋華賞2着
ジャパンカップ2着
京都記念2着
という感じで、見事なまでに2~3着が続いています。
大体、人気以上の着順には持ってきているので、津村騎手が下手だった訳では無い。
むしろ、他の騎手だったら惨敗していたレースもあった印象です。
▼このように津村騎手は、技術はあるんですが、勝ち切れない特徴があるので、それが彼を地味な騎手のイメージにしてしまっています。
ただ、地味なイメージがあるということは、過剰人気にならないということなので、馬券的にはおいしいケースが多くなると思うわけです。
津村騎手の2~3着狙いは、頭に入れておいて損はないと思います。
▼▼では次に、津村騎手の過去5年間のクラス別成績を見てみます。
【津村騎手。クラス別データ】2016~2020年。3159レース分析
新馬⇒単勝回収率78%・複勝回収率81%
未勝利⇒単勝回収率66%・複勝回収率84%
1勝クラス⇒単勝回収率52%・複勝回収率76%
2勝クラス⇒単勝回収率74%・複勝回収率63%
3勝クラス⇒単勝回収率89%・複勝回収率69%
オープン特別⇒単勝回収率83%・複勝回収率52%
リステッド競走⇒単勝回収率28%・複勝回収率69%
G3⇒単勝回収率68%・複勝回収率64%
G2⇒単勝回収率0%・複勝回収率105%
G1⇒単勝回収率0%・複勝回収率106%
重賞トータル⇒単勝回収率45%・複勝回収率77%
牝馬限定戦⇒単勝回収率62%・複勝回収率74%
ハンデ戦⇒単勝回収率146%・複勝回収率76%
2歳3歳限定戦の1勝クラス⇒単勝回収率20%・複勝回収率63%
平場⇒単勝回収率60%・複勝回収率80%
特別戦⇒単勝回収率74%・複勝回収率69%
はい。
過去5年間の、津村騎手のクラス別成績は上記のようになります。
▼このデータから津村騎手の狙い目を考えてみると、まず、G1とG2の2~3着が非常に多く、なんとどちらも複勝回収率はプラスになっています。
先ほどから書いていますが、やはり津村騎手は2~3着が多い騎手なので、三連複やワイドで購入する場合は、津村騎手を入れておくことで回収率が底上げされます。
▼その反面、G1とG2では、勝ち星はゼロ。
勝ち切れないのは相変わらずで、それが津村騎手の個性になっています。
これを頭に入れておけば、余計な馬券を買うことなく、回収率を高めていくことができると思います。
▼重賞レースでの人気別の回収率も見てみましょう。
【津村騎手。重賞レース1~5番人気】
単勝回収率55%・複勝回収率111%
はい。
津村騎手が重賞レースで人気馬に騎乗した場合、複勝回収率は111%と素晴らしい成績になっています。
成績の内訳は、【2-10-2-14】で、相変わらず勝ち切れませんが、安定感は抜群です。
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