三連複は当たらない?三連複の的中率を上げる方法。当てたい時のコツ・何点買うか?

三連複は当たらないのか?

▼本日は、三連複は当たらないかについて、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。


「三連複が当たらないのは、単に合成オッズが高すぎるだけ」

「つまり、買い目点数が少なすぎるか、高配当を狙いすぎている」

「三連複は、20~30点くらいの買い目点数が、標準的かと」

「合成オッズを同じにすれば、三連複も馬連も単勝も、同じような的中率になるはず」

「軸馬を人気薄にしてしまうと、的中率が大きく下がるので、三連複の軸馬は基本、人気馬にする」



ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。



▼三連単の次に、競馬ファンに人気がある馬券種「三連複

何を隠そう、この私ブエナも三連複のファンです。



▼しかし、よく耳にするのが、「三連複は当たらない!」という声です。

なぜこのような声がよく聞こえてくるのでしょうか?



▼これは私の考えではシンプルで、

買い目点数が少なすぎるから」だと思いますよ。

合成オッズを同じくらいにすれば、馬連も三連複も、的中率は同じくらいになるわけですから。



▼三連複が当たらない!と言っている人は、馬連やワイドの感覚で、三連複も購入してしまっている人が多いです。

つまり、買い目点数が少なすぎるんですね。

馬連なら5~10点買いでも十分ですが、三連複で5~10点だと、合成オッズが高くなりすぎてしまい、的中率が大きく下がります。



▼何点買うか?については、馬券種によって違ってくるわけです。

買い目点数は、難しい馬券ほど、多くしなければならない。

単勝よりも馬連。馬連よりも三連複の方が、買い目点数は多くなるわけです。

ちなみに三連複の場合、買い目点数は、20~30点買いくらいが平均的かと。



▼それともう一つの理由は、「高配当を狙いすぎ

三連複には、馬連よりも一発の魅力があるので、ついつい高配当を狙ってしまいます。

その結果、これも合成オッズの上昇を招くことになり、的中率が大きく下がるわけですね。

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三連複の軸馬は、どうやって決めるか?

▼三連複は当たらないか?についての考察を続けます。

三連複の的中率が下がる理由として、「軸馬を人気薄にしている」というのもあります。



▼三連複の軸馬は、基本的には人気馬をセットした方が良いかと思います。

そして、相手ヒモ馬に、人気薄をセットする形。

マツリダ予想の中穴狙いですが、この形がバランスよく的中率を維持できると思います。



▼三連複が当たらないと言っている人は、この軸馬を人気薄にしてしまっている。

例えば、

8番人気ー1.3.5.7.9番人気

三連複で、このような流し馬券を構成するわけです。

これだと、的中率は大きく下がり、ほとんど当たらないことになってしまいます。



▼そもそも、8番人気の複勝率は15%くらいしかないので、そこからの流し馬券を構成するということは、その時点で、最大的中率は15%になってしまうわけです。

しかも、上述した例では、相手馬を5頭に絞り込んでいるので、的中率はさらに下がります。



▼さらに、ヒモ馬の人気も中穴馬が多いので、最大的中率の15%から、さらに大きく的中率は下がることになります。

的中率5%くらいでしょうか。

100レース購入して、95レース外れるわけです。

これでは、「三連複は当たらない!」と嘆くのも頷ける。



▼ちなみにこの軸馬を、1番人気に変更すると、どうなるか?

1番人気の平均複勝率は、約60%くらい。

と言う事は、最大的中率が15%から60%まで、一気に跳ね上がることになります。



▼1番人気からの三連複なんて、おもしろくない?

いえいえ、ヒモ馬を中穴馬~大穴馬にすれば、三連複でも2~5万馬券は普通に取れるんですよ。

10万馬券はちょっと難しいですが、私たちが馬券を買う目的は、大きな配当を取る事では無い。

トータル回収率をプラスにして、利益を出すことなんです。



▼そう考えると、軸馬をわざわざ人気薄にする必要もないのかなと。

効率よく手元の資金を増やしていくためには、回収率だけでなく、的中率も重要になります。

ある程度の的中率がないと、うまく資金が転がっていかず、なかなかお金が増えないからです。



▼それに、あまりにも的中率が低いと、本日のテーマのように、「三連複は当たらない!つまらない!」ということになってしまいます。

競馬は利益を出すと同時に、楽しむことも大切な目的だと思う。

楽しくない競馬なら、お仕事でもしてた方がマシ。



▼なので、適度に楽しめる的中率をキープしつつ、上手に回収できるように合成オッズを調整していくことが、三連複では重要だと思うわけです。

3連複が当たらないのではなく、私たちがわざわざ当たらない馬券構成にしているから、当たらないんですね。



▼これは三連単でも同じなんですが、人間はどうも少点数で馬券を買いたがる習性があるようです。

必要最小限の資金で一攫千金を狙いたい!という欲望。

その結果、不必要に合成オッズが上がってしまい、全然的中しなくなるわけです。



一攫千金を狙うことと、的中率を上げる事は、相反する。

的中率を上げようと思えば、大きな万馬券を取ることはできなくなる。

高配当を狙えば、どうしても的中率は下がる。

馬券は、このようなバランスになっているわけです。



▼そう考えると、三連複の的中率も、常に狙うオッズゾーンの範囲に依存していると言える。

3連複が当たらなくて悩んでいる人は、少し狙うオッズゾーンを下げてみると、簡単に的中率が上がると思います。



▼▼では、具体的なデータも見てみましょう。


重賞レース。三連複1番人気ながし。相手2~9番人気(28点買い)
2015~2020年

的中率50%
回収率73%

最高配当33630円
平均配当4054円



はい。
当たらないと思われがちな三連複ですが、簡単に的中率50%を出しています。



▼この買い方は、単純に重賞レースで、1番人気を軸馬とし、2~9番人気の8頭に流しただけです。

少頭数のレースも含まれているので、トリガミも多いですが、合成オッズを下げれば、三連複でも簡単に的中することがわかります。



▼この数字を見ればわかるように、「三連複が当たらない!」というのは、単純に買い目点数が少なすぎるだけと言うことになります。

なので、三連複を当てたければ、20~30点くらい購入すればいいんですね。

かつ、軸馬は人気馬にすることです。



▼ためしに、軸馬を人気薄にしてみましょう。


重賞レース。三連複9番人気ながし。相手1~8番人気(28点買い)
2015~2020年

的中率7%
回収率54%

最高配当140380円
平均配当20296円



はい。
先程は、軸馬が1番人気でしたが、今回は軸馬を9番人気にしてみました。



▼的中率は50%から、一気に7%まで下降しています。

的中率7%という事は、100レース購入して93レース外れる。

これだとほとんど当たらないと言う感じになってしまいます。



▼平均配当は、約2万円と、大穴狙いになります。

トリガミはなくなりますが、回収率は54%と、かなり低くなってしまいます。

当ブログではいつも書いていますが、大穴狙いというのは、基本的には回収率が低く出やすいです。

なので、三連複を購入する場合でも、軸馬を人気薄にしてしまうと、的中率・回収率ともに大きく下落してしまうわけです。

したがって、三連複の軸馬は、人気馬にするのがオススメです。



▼▼では次に、三連複のボックス買いについてのデータを見てみましょう。


重賞レース。三連複1~6番人気ボックス(20点買い)
2016~2021年

的中率44%
回収率63%

最高配当19730円
平均配当2928円



はい。
重賞レースにおいて、三連複で1~6番人気を買い続けた時の成績は上記の通りになります。



▼まず、的中率は44%と非常に優秀。

三連複でも、1~6番人気ボックスにすれば、簡単に的中できることがわかります。

この辺のデータを見ていくと、なぜ三連複が当たらないのかが分かってくると思います。



▼ただ、このボックス買いは、的中率は44%あるんですが、回収率が63%しかありません。

当ブログでいつも書いているように、人気サイドのボックス馬券というのは、的中率は高いんですが、回収率がなかなか上がってこないわけです。

これは、馬連や他の馬券種でも同じです。

ボックス買いで利益を出すためには、本命サイドだけでなく、中穴馬や大穴馬も入れていかなければならないわけです。



▼1~6番人気ボックスだと、的中はするんですが、平均配当が2928円しかないので、トリガミ連発になってしまいます。

トリガミというのは、馬券が当たっても収支がマイナスになる状態です。

このようなトリガミが多ければ多いほど、回収率は下がっていきます。



▼では次に、先ほどとは逆に、人気薄の三連複ボックスのデータを見てみましょう。


重賞レース。三連複7~12番人気ボックス(20点買い)
2016~2021年

的中率0.6%
回収率45%

最高配当212750円
平均配当141982円



はい。
先ほどは、1~6番人気の三連複ボックスでしたが、今度は、7~12番人気の三連複ボックスのデータです。



▼平均配当は、なんと14万円超!一攫千金の夢がありますね。

2000円の賭け金で、的中すればほぼ10万円超えの配当が期待できるわけです。

これはまさにギャンブルの魅力であり、このような高配当の魅力にとりつかれて、大穴馬券を買い続ける人は、後を絶ちません。



▼「当たれば大儲けなんだから、いいじゃないか!」と思いますか?

では、7~12番人気の三連複ボックスの「回収率」を見てください。

なんと回収率45%です。

重賞レースを702レース購入して、その賭け金が、半分も回収できていないわけです。

確かに、平均配当14万円は魅力ですが、トータルで考えると、大穴ボックスは明らかに回収率が低くなる。



▼しかも、的中率はたったの0.6%しかありません。

702レース購入して、4レースしか当たらないわけです。

702レースのうち、698レースが外れるんですよ?

これではメンタルが持ちません。

このことから、三連複は当たらない!と思っている人は、少し馬券を人気サイドにシフトさせると良いことがわかるわけです。



▼▼ここまで見てきた通り、三連複の的中率は、狙う人気や合成オッズに依存します。

三連複が当たらないのではなく、合成オッズが高すぎるから当たらないのです。

例えば、単勝馬券の総買い目点数は、最大で18通りです。

これが三連複になると、総買い目点数は、最大で816通りにまで膨れ上がります。

実に、45倍以上も違うわけですね。



▼なので単純に考えると、三連複は単勝の45倍難しい馬券ということになる。

ただこれは、同じ買い目点数で考えた場合です。

競馬では、多点買いできるので、多点買いすれば三連複が単勝より難しいということにはならない。

三連複でも、単勝の45倍の買い目点数にすれば、単純的中率は同じになるということになります。



▼これは、三連複に限らず、すべての馬券種で共通のルールになります。

馬券の的中率は、合成オッズで決まる

これを頭に入れておけば、「ああ!三連複は当たらない!違う馬券種にしよう!」と嘆くこともなくなります。



▼的中率を安定させるためには、難しい馬券種ほど、買い目点数を増やせばよい。

言い換えると、総買い目点数が多い馬券種ほど、購入買い目点数を増やせばいいわけです。

これは何をしているかというと、要するに、合成オッズを下げているわけです。

合成オッズとは、馬券が的中した時の、平均払戻倍率のことです。

例えば、1万円分の馬券を購入して、的中した時に平均で3万円になったとすれば、合成オッズは約3倍ということになります。



▼この合成オッズを高くすればするほど、馬券は当たらなくなります。

三連複は、総買い目点数が最大で816通りと多いため、合成オッズが高くなりやすいです。

だからこそ、三連複は当たらないと感じてしまうんですね。



▼ざっくり言えば、「単勝の1点買い」と「三連複の45点買い」が、同じくらいの的中率になるわけです。

でも多くの競馬ファンは、単勝1点買いはするけれど、三連複を45点も買わない。

だから合成オッズが上がってしまい、三連複が当たらなくなるんですね。

買い目点数を増やせば、三連複でも三連単でも、普通に当たるようになりますよ。


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