馬券下手を抜け出す方法。馬券上手との違い。なぜ競馬が下手なのか?その原因と理由
馬券下手を抜け出すには?
▼本日は、馬券下手の解決方法について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬券下手を抜け出すには、①長期目線 ②合成オッズを下げない、この2つが重要なポイントになる」
「馬券は、短期での利益を考えれば考えるほど、下手になっていく」
「また、馬券は当てに行くと回収率が下がるので、本命サイドを買うと損をしやすい」
「逆に、馬券は大穴を狙いすぎても回収率が下がるので、中穴狙いがベター」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼世の中には、馬券下手と言われる人々が存在しています。
何を隠そう、この私ブエナも、昔はかなりの馬券下手でした。
▼馬券下手の特徴を、私の経験談から書いてみます。
・軸が来ない時に、ヒモが来る
・やっと軸が来たと思ったら、ヒモが来ない
・常に裏目に出る
・ボックスにしたらトリガミ
・2頭軸にしたら、1頭来ない
・1頭軸にしたらトリガミ
・当てに行くとトリガミ
はい。
心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
昔の私は、ずっとこんな感じでした。
▼そんな私ブエナでも、今ではずっと年間プラス収支です。
という事は、馬券下手は努力で改善できるということになります。
▼馬券下手を抜け出すためのポイントとして、私が思うのは2つ。
①長期目線で考えること
②合成オッズを下げないこと
この2つを意識していくと、上述したような馬券下手の状態から抜け出しやすくなります。
▼まず、馬券でもかなり重要な要素である、長期目線。
馬券は、長い目で見て、トータルで勝てばいいのです。
なので、短期的な裏目や、軸ズレなどは気にしなくていい。
これらは気にすればするほど、さらに裏目地獄にハマるからです。
▼もう一つは、合成オッズ。
これはつまり、本命サイドを買いすぎないということ。
本命サイドを買いすぎるから、トリガミになるんです。
当てに行かないこと。
競馬の勝ち組になるためには、的中率は15~35%くらいで十分なんですね。
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
▼馬券下手を抜け出す方法についての考察を続けます。
馬券下手は、初心者さんだけでなく、競馬歴何十年のベテランさんにも多いです。
馬券収支において、実は競馬歴というのはあまり関係なかったりする。
▼囲碁や将棋であれば、長くやっている人の方が強いです。
しかし競馬においては、長くやっている人が儲けている訳では無い。
競馬歴30年以上でも、トリガミを連発している人は、よく見かけるわけです。
▼私は、こんなブログを運営しているくらいですから、いろいろな人の馬券の買い方を見る機会があります。
馬券上手な人もいれば、馬券下手な人もいる。
馬券下手な人は、考え方の視野が狭い傾向にあります。
▼つまり、馬券下手な人は、目の前の1レースを当てることに必死になりすぎている。
当てたくて仕方がないわけです。
しかし、競馬というゲームは意地悪で、当てたい!と思えば思うほど、裏目に出やすくなります。
▼当てよう当てようとすると、必然的に合成オッズが下がります。
つまり、本命サイドを買いすぎてしまう。
本命サイドを購入すれば、的中率は確かに上がる。
しかし、トリガミが増えて、回収率が下がるわけです。
▼私の知人の馬券下手な人は、馬連6頭ボックスがメイン戦略です。
馬連6頭ボックス自体は、確かに少し買い目点数は多いですが、致命的に悪いと言う訳では無い。
この人が馬券下手なのは、box馬券に組み入れる馬の人気が適正でないことなのです。
▼馬連6頭ボックスで、「1.2.3.4.5.8番人気ボックス」みたいな馬券構成にしてしまっているんですね。
これでは、人気馬を上から順番に購入しているのと同じです。
このようなbox馬券の組み方だと、合成オッズが低すぎて、トリガミ連発。
まさに馬券下手な買い方といえます。
▼馬連6頭ボックスにするなら、「1.2.5.6.8.10番人気ボックス」これくらいの方が良いかと思います。
かつ、レースをしっかり選ぶこと。
Box馬券では、普通の買い方よりも、レース選びの重要性が増します。
▼上記のような買い方で行くなら、まず1.2番人気の期待値が高いレース。
そして、多頭数のレースが望ましいということになります。
少頭数のレースだと、ガチガチの固い配当になってしまい、馬連6頭ボックスでは回収できないからです。
▼また違う例も見てみましょう。
馬券下手な買い方、その2。
馬連3頭ボックス。
これは先ほどよりも、買い目点数を絞り込んでいますが、こちらも本命サイドを購入しすぎて、馬券下手になっている例です。
▼馬連3頭ボックスで、1.2.3番人気のボックス買い。
これは誰しも、やったことがあるのではないでしょうか。
私の経験では、この買い方はある程度の的中率はありますが、プラス収支まで持っていくのが極めて難しい買い方だと感じます。
▼1.2.3番人気のボックスでは、オッズの歪みを突くことができない。
1.2.3番人気馬が、すべて過小評価されているレースというのは、まず存在しないからです。
▼これをやるくらいなら、1.2.3番人気の中で、過小評価されている馬がいるレースを探して、その馬の単勝か複勝でも購入した方が、プラス収支になる可能性は高いと思います。
この辺の判断が、馬券下手と馬券上手の差になってくるのかなと思うわけです。
▼▼では、次の例。
馬券下手な買い方、その3。
馬連大穴5頭ボックス。
▼これは例えば、「馬連10~14番人気のボックス」みたいなやつですね。
基本的にこの買い方をする人は、あまり競馬予想には興味がなく、競馬のギャンブル性に惹かれている部分があります。
▼宝くじを買うような感覚で馬券を買う人が、このような大穴ボックスに手を出す傾向にある。
でも、このような買い方で、長期的に利益を出し続ける事は、私の経験では、かなり難しいと言わざるを得ない。
▼馬連5頭ボックスですから、1レースに最低1000円づつ賭けていくことになる。
これを年間で100レース購入すれば、年間の投資額は10万円になります。
この10万円、果たしてどれくらい回収できるのか?
▼私の感覚で言えば、10万円のうち4万円くらいの回収になるかと思います。
回収率40%ですね。
大穴サイドの場合、本命サイドよりも回収率が下がりやすくなるので、このような厳しい回収率になりやすい印象です。
▼このような大穴サイドのボックス買いの場合、かなり厳密にレースを選んでも、なかなか年間プラス収支にするのが難しいです。
私もやったことがありますが、基本回収率が低いので、レース選びで底上げしてもなかなかプラスまで行かないんですね。
▼このような大穴ボックスで購入する場合、当然、荒れそうなレースを選ぶことになります。
ハンデ戦。牝馬限定戦。フルゲート18頭。裏開催。ローカル開催。
このあたりですね。
▼ただ、これだけ荒れそうなレースの条件を詰め込んでも、やっぱり人気馬はそれなりに来てしまう。
大穴ボックスの場合、連対馬の両方ともが大穴でなければならない。
でも、このようなケースは非常に稀です。
▼確かに、レース条件を荒れるレース限定にすれば、10番人気以下の馬が連対する確率は上がります。
なので、それ自体は間違いでは無いんですが、例えば、
「せっかく10番人気が2着に来たのに、1着は1番人気だった」
というケースがかなり多かった印象です。
▼なので、このような大穴同士のボックス買いも、馬券下手な人の特徴かなという感じ。
これをやるなら、大穴馬だけで馬券を構成せず、「中穴馬と大穴馬」とか「人気馬と大穴馬」という感じで、少しバランスを変えるのが良いかと思います。
▼▼ではここで、大穴狙いの具体的なデータを見てみましょう。
【重賞レース。10~14番人気・馬連ボックス】2015~2020年
717レース分析
的中数4レース
的中率0.6%
回収率54%
はい。
過去6年弱の重賞レースで、10~14番人気の大穴ボックスを買い続けると、上記のような成績になります。
▼まず、購入レース数は、717レース。
1年あたり120レース強になります。
このうち、大穴ボックスが的中する確率は、わずか0.6%。
717レース購入して、4レースしか的中しないわけです。
6年間買い続けて、4回しか当たらない。
これはまさに、馬券下手な買い方の代表例と言えます。
▼的中率が0.6%でも、回収率がプラスならいいんですが、大穴ボックスでは、回収率は54%にしかなりません。
しかもこれは、新型コロナの影響で無観客大荒れの、第56回CBC賞を含めた回収率です。
2020年のCBC賞は、馬連13万馬券が飛び出しており、この特大馬券の的中を含めても、回収率が54%ということです。
いかに大穴ボックスが効率が悪いか、というのがわかります。
▼では次に、同じデータ範囲で、本命サイドの馬券を購入した場合の回収率を見てみましょう。
【重賞レース。1~3番人気・馬連ボックス】2015~2020年
796レース分析
的中数223レース
的中率28%
回収率81%
はい。
先程の大穴ボックスと比較すると、大幅に成績が改善されています。
▼的中率は28%で、回収率は81%ですから、普通の競馬ファンの成績よりも優秀と言えます。
自己流で適当に馬券を購入するくらいなら、重賞レースで1~3番人気ボックスを購入した方が、的中率と回収率は高くなるわけです。
▼ただ、このような本命サイドの馬券も、馬券下手と言えます。
なぜかと言うと、本命サイドの馬券では、回収率80%前後までは到達しても、そこから100%を超えることが難しいからです。
馬券は結局のところ、回収率100%を超えないと、利益は出ません。
そう考えると、1~3番人気ボックスは、ある程度の回収率までは行くんですが、「少しずつ負けていく」という状態になってしまいがちなんですね。
▼▼さてここまで、馬券下手な買い方について考察してきました。
では次に、馬券下手を抜け出す方法について、考えてみたいと思います。
【馬券下手を抜け出す方法】
・中穴を狙う
・人気馬(1~3番人気)と、人気薄(4~9番人気)を組み合わせる
・自分が狙う配当が出そうなレースを選ぶ
・過小評価されている馬を探す
・過剰人気の馬を軽視する
・合成オッズ3倍前後で狙う
はい。
馬券下手を抜け出すために、有効な要素を列挙してみました。
では、1つずつ解説してみます。
▼まず、「中穴を狙う」
馬券には、本命サイド・中穴サイド・大穴サイドと、大きく分けて3つのエリアがあります。
この中で、馬券上手な人がよく狙っているゾーンは、中穴サイドかなという印象です。
▼本命サイドは、的中率は高いが、合成オッズが低くなりやすいので、なかなか回収率が100%を超えない。
大穴サイドは、一発高配当の魅力はありますが、的中率が極端に低く、安定的なプラス収支を狙えない。
そう考えると、この中間である中穴サイドが、最も安定的に回収率を高めることができると考えられます。
▼では次に、「人気馬と人気薄を組み合わせる」
単勝と複勝以外は、馬と馬との組み合わせで馬券が構成されます。
その組み合わせのパターンは、
・人気馬と人気馬
・人気馬と人気薄
・人気薄と人気薄
という3パターンが考えられます。
▼これも先ほどと同じように、人気馬と人気馬の組み合わせは、本命サイドになるので、合成オッズが低くなりやすく、なかなか回収率が100%を超えません。
逆に、人気薄と人気薄の組み合わせは、大穴サイドになり、的中率が大きく下がってしまうため、馬券収支が不安定になります。
そこでここも、人気馬と人気薄を組み合わせることによって、中穴サイドを狙うのが効率的な馬券の買い方と言えます。
▼では次に、「自分が狙う配当が出そうなレースを選ぶ」
これはレース選びという意味ですね。
多くの競馬ファンは、「その週の重賞レースを買う」という思考回路になっています。
しかしこれでは、レース選びをしていることにならず、そのレースに合わせて臨機応変に買い方を切り替えなければならないため、難易度が上がってしまいます。
▼そこで、馬券下手を抜け出すために、レース選びという概念を取り入れます。
つまり、自分が狙うオッズが出現しそうなレースを選ぶわけです。
最初は意味不明かもしれませんが、慣れてくれば比較的簡単にできるようになります。
これができるようになれば、回収率は一気に上がります。
まずは、「その週の重賞レースだけを購入する」という思考回路から抜け出すことが重要ですね。
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング
▼本日は、馬券下手の解決方法について、私ブエナの独断と偏見で書いてみたいと思います。
「馬券下手を抜け出すには、①長期目線 ②合成オッズを下げない、この2つが重要なポイントになる」
「馬券は、短期での利益を考えれば考えるほど、下手になっていく」
「また、馬券は当てに行くと回収率が下がるので、本命サイドを買うと損をしやすい」
「逆に、馬券は大穴を狙いすぎても回収率が下がるので、中穴狙いがベター」
ではこの件について、私なりに考察してみたいと思います。
▼世の中には、馬券下手と言われる人々が存在しています。
何を隠そう、この私ブエナも、昔はかなりの馬券下手でした。
▼馬券下手の特徴を、私の経験談から書いてみます。
・軸が来ない時に、ヒモが来る
・やっと軸が来たと思ったら、ヒモが来ない
・常に裏目に出る
・ボックスにしたらトリガミ
・2頭軸にしたら、1頭来ない
・1頭軸にしたらトリガミ
・当てに行くとトリガミ
はい。
心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
昔の私は、ずっとこんな感じでした。
▼そんな私ブエナでも、今ではずっと年間プラス収支です。
という事は、馬券下手は努力で改善できるということになります。
▼馬券下手を抜け出すためのポイントとして、私が思うのは2つ。
①長期目線で考えること
②合成オッズを下げないこと
この2つを意識していくと、上述したような馬券下手の状態から抜け出しやすくなります。
▼まず、馬券でもかなり重要な要素である、長期目線。
馬券は、長い目で見て、トータルで勝てばいいのです。
なので、短期的な裏目や、軸ズレなどは気にしなくていい。
これらは気にすればするほど、さらに裏目地獄にハマるからです。
▼もう一つは、合成オッズ。
これはつまり、本命サイドを買いすぎないということ。
本命サイドを買いすぎるから、トリガミになるんです。
当てに行かないこと。
競馬の勝ち組になるためには、的中率は15~35%くらいで十分なんですね。
ブエナが使っている競馬サイトを公開
▼競馬で勝つためには、馬券知識を増やすしかない。
私(ブエナ)が、馬券知識を増やすために学んだサイトは、
やっぱり⇒『マツリダ予想』です。
馬券下手の改善方法と具体例
▼馬券下手を抜け出す方法についての考察を続けます。
馬券下手は、初心者さんだけでなく、競馬歴何十年のベテランさんにも多いです。
馬券収支において、実は競馬歴というのはあまり関係なかったりする。
▼囲碁や将棋であれば、長くやっている人の方が強いです。
しかし競馬においては、長くやっている人が儲けている訳では無い。
競馬歴30年以上でも、トリガミを連発している人は、よく見かけるわけです。
▼私は、こんなブログを運営しているくらいですから、いろいろな人の馬券の買い方を見る機会があります。
馬券上手な人もいれば、馬券下手な人もいる。
馬券下手な人は、考え方の視野が狭い傾向にあります。
▼つまり、馬券下手な人は、目の前の1レースを当てることに必死になりすぎている。
当てたくて仕方がないわけです。
しかし、競馬というゲームは意地悪で、当てたい!と思えば思うほど、裏目に出やすくなります。
▼当てよう当てようとすると、必然的に合成オッズが下がります。
つまり、本命サイドを買いすぎてしまう。
本命サイドを購入すれば、的中率は確かに上がる。
しかし、トリガミが増えて、回収率が下がるわけです。
▼私の知人の馬券下手な人は、馬連6頭ボックスがメイン戦略です。
馬連6頭ボックス自体は、確かに少し買い目点数は多いですが、致命的に悪いと言う訳では無い。
この人が馬券下手なのは、box馬券に組み入れる馬の人気が適正でないことなのです。
▼馬連6頭ボックスで、「1.2.3.4.5.8番人気ボックス」みたいな馬券構成にしてしまっているんですね。
これでは、人気馬を上から順番に購入しているのと同じです。
このようなbox馬券の組み方だと、合成オッズが低すぎて、トリガミ連発。
まさに馬券下手な買い方といえます。
▼馬連6頭ボックスにするなら、「1.2.5.6.8.10番人気ボックス」これくらいの方が良いかと思います。
かつ、レースをしっかり選ぶこと。
Box馬券では、普通の買い方よりも、レース選びの重要性が増します。
▼上記のような買い方で行くなら、まず1.2番人気の期待値が高いレース。
そして、多頭数のレースが望ましいということになります。
少頭数のレースだと、ガチガチの固い配当になってしまい、馬連6頭ボックスでは回収できないからです。
▼また違う例も見てみましょう。
馬券下手な買い方、その2。
馬連3頭ボックス。
これは先ほどよりも、買い目点数を絞り込んでいますが、こちらも本命サイドを購入しすぎて、馬券下手になっている例です。
▼馬連3頭ボックスで、1.2.3番人気のボックス買い。
これは誰しも、やったことがあるのではないでしょうか。
私の経験では、この買い方はある程度の的中率はありますが、プラス収支まで持っていくのが極めて難しい買い方だと感じます。
▼1.2.3番人気のボックスでは、オッズの歪みを突くことができない。
1.2.3番人気馬が、すべて過小評価されているレースというのは、まず存在しないからです。
▼これをやるくらいなら、1.2.3番人気の中で、過小評価されている馬がいるレースを探して、その馬の単勝か複勝でも購入した方が、プラス収支になる可能性は高いと思います。
この辺の判断が、馬券下手と馬券上手の差になってくるのかなと思うわけです。
▼▼では、次の例。
馬券下手な買い方、その3。
馬連大穴5頭ボックス。
▼これは例えば、「馬連10~14番人気のボックス」みたいなやつですね。
基本的にこの買い方をする人は、あまり競馬予想には興味がなく、競馬のギャンブル性に惹かれている部分があります。
▼宝くじを買うような感覚で馬券を買う人が、このような大穴ボックスに手を出す傾向にある。
でも、このような買い方で、長期的に利益を出し続ける事は、私の経験では、かなり難しいと言わざるを得ない。
▼馬連5頭ボックスですから、1レースに最低1000円づつ賭けていくことになる。
これを年間で100レース購入すれば、年間の投資額は10万円になります。
この10万円、果たしてどれくらい回収できるのか?
▼私の感覚で言えば、10万円のうち4万円くらいの回収になるかと思います。
回収率40%ですね。
大穴サイドの場合、本命サイドよりも回収率が下がりやすくなるので、このような厳しい回収率になりやすい印象です。
▼このような大穴サイドのボックス買いの場合、かなり厳密にレースを選んでも、なかなか年間プラス収支にするのが難しいです。
私もやったことがありますが、基本回収率が低いので、レース選びで底上げしてもなかなかプラスまで行かないんですね。
▼このような大穴ボックスで購入する場合、当然、荒れそうなレースを選ぶことになります。
ハンデ戦。牝馬限定戦。フルゲート18頭。裏開催。ローカル開催。
このあたりですね。
▼ただ、これだけ荒れそうなレースの条件を詰め込んでも、やっぱり人気馬はそれなりに来てしまう。
大穴ボックスの場合、連対馬の両方ともが大穴でなければならない。
でも、このようなケースは非常に稀です。
▼確かに、レース条件を荒れるレース限定にすれば、10番人気以下の馬が連対する確率は上がります。
なので、それ自体は間違いでは無いんですが、例えば、
「せっかく10番人気が2着に来たのに、1着は1番人気だった」
というケースがかなり多かった印象です。
▼なので、このような大穴同士のボックス買いも、馬券下手な人の特徴かなという感じ。
これをやるなら、大穴馬だけで馬券を構成せず、「中穴馬と大穴馬」とか「人気馬と大穴馬」という感じで、少しバランスを変えるのが良いかと思います。
▼▼ではここで、大穴狙いの具体的なデータを見てみましょう。
【重賞レース。10~14番人気・馬連ボックス】2015~2020年
717レース分析
的中数4レース
的中率0.6%
回収率54%
はい。
過去6年弱の重賞レースで、10~14番人気の大穴ボックスを買い続けると、上記のような成績になります。
▼まず、購入レース数は、717レース。
1年あたり120レース強になります。
このうち、大穴ボックスが的中する確率は、わずか0.6%。
717レース購入して、4レースしか的中しないわけです。
6年間買い続けて、4回しか当たらない。
これはまさに、馬券下手な買い方の代表例と言えます。
▼的中率が0.6%でも、回収率がプラスならいいんですが、大穴ボックスでは、回収率は54%にしかなりません。
しかもこれは、新型コロナの影響で無観客大荒れの、第56回CBC賞を含めた回収率です。
2020年のCBC賞は、馬連13万馬券が飛び出しており、この特大馬券の的中を含めても、回収率が54%ということです。
いかに大穴ボックスが効率が悪いか、というのがわかります。
▼では次に、同じデータ範囲で、本命サイドの馬券を購入した場合の回収率を見てみましょう。
【重賞レース。1~3番人気・馬連ボックス】2015~2020年
796レース分析
的中数223レース
的中率28%
回収率81%
はい。
先程の大穴ボックスと比較すると、大幅に成績が改善されています。
▼的中率は28%で、回収率は81%ですから、普通の競馬ファンの成績よりも優秀と言えます。
自己流で適当に馬券を購入するくらいなら、重賞レースで1~3番人気ボックスを購入した方が、的中率と回収率は高くなるわけです。
▼ただ、このような本命サイドの馬券も、馬券下手と言えます。
なぜかと言うと、本命サイドの馬券では、回収率80%前後までは到達しても、そこから100%を超えることが難しいからです。
馬券は結局のところ、回収率100%を超えないと、利益は出ません。
そう考えると、1~3番人気ボックスは、ある程度の回収率までは行くんですが、「少しずつ負けていく」という状態になってしまいがちなんですね。
▼▼さてここまで、馬券下手な買い方について考察してきました。
では次に、馬券下手を抜け出す方法について、考えてみたいと思います。
【馬券下手を抜け出す方法】
・中穴を狙う
・人気馬(1~3番人気)と、人気薄(4~9番人気)を組み合わせる
・自分が狙う配当が出そうなレースを選ぶ
・過小評価されている馬を探す
・過剰人気の馬を軽視する
・合成オッズ3倍前後で狙う
はい。
馬券下手を抜け出すために、有効な要素を列挙してみました。
では、1つずつ解説してみます。
▼まず、「中穴を狙う」
馬券には、本命サイド・中穴サイド・大穴サイドと、大きく分けて3つのエリアがあります。
この中で、馬券上手な人がよく狙っているゾーンは、中穴サイドかなという印象です。
▼本命サイドは、的中率は高いが、合成オッズが低くなりやすいので、なかなか回収率が100%を超えない。
大穴サイドは、一発高配当の魅力はありますが、的中率が極端に低く、安定的なプラス収支を狙えない。
そう考えると、この中間である中穴サイドが、最も安定的に回収率を高めることができると考えられます。
▼では次に、「人気馬と人気薄を組み合わせる」
単勝と複勝以外は、馬と馬との組み合わせで馬券が構成されます。
その組み合わせのパターンは、
・人気馬と人気馬
・人気馬と人気薄
・人気薄と人気薄
という3パターンが考えられます。
▼これも先ほどと同じように、人気馬と人気馬の組み合わせは、本命サイドになるので、合成オッズが低くなりやすく、なかなか回収率が100%を超えません。
逆に、人気薄と人気薄の組み合わせは、大穴サイドになり、的中率が大きく下がってしまうため、馬券収支が不安定になります。
そこでここも、人気馬と人気薄を組み合わせることによって、中穴サイドを狙うのが効率的な馬券の買い方と言えます。
▼では次に、「自分が狙う配当が出そうなレースを選ぶ」
これはレース選びという意味ですね。
多くの競馬ファンは、「その週の重賞レースを買う」という思考回路になっています。
しかしこれでは、レース選びをしていることにならず、そのレースに合わせて臨機応変に買い方を切り替えなければならないため、難易度が上がってしまいます。
▼そこで、馬券下手を抜け出すために、レース選びという概念を取り入れます。
つまり、自分が狙うオッズが出現しそうなレースを選ぶわけです。
最初は意味不明かもしれませんが、慣れてくれば比較的簡単にできるようになります。
これができるようになれば、回収率は一気に上がります。
まずは、「その週の重賞レースだけを購入する」という思考回路から抜け出すことが重要ですね。
馬券収支が向上するサイトランキング
馬券で勝つには、馬券知識を増やすしかない。
ちなみに、私(ブエナ)が馬券知識を学んだのは、
↓
このユニークなサイトです。
その他、馬券に役立つ情報ランキングは、こちらにまとめました。
↓
無料だけど使える競馬情報ランキング